JPH0619211Y2 - 表面実装用電子部品の電極構造 - Google Patents

表面実装用電子部品の電極構造

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JPH0619211Y2
JPH0619211Y2 JP1987187395U JP18739587U JPH0619211Y2 JP H0619211 Y2 JPH0619211 Y2 JP H0619211Y2 JP 1987187395 U JP1987187395 U JP 1987187395U JP 18739587 U JP18739587 U JP 18739587U JP H0619211 Y2 JPH0619211 Y2 JP H0619211Y2
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良明 田中
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東洋通信機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプリント板上に実装される表面実装方式の電子
部品において、プリントパターン電極と接続されるリー
ド部分の周辺構成を簡単化して製造を容易化するととも
に、実装時の設置安定性を向上し、さらにはパッケージ
の接地を容易化した表面実装用電子部品の電極構造に関
する。
(従来技術) 従来からプリント板被装着体上に各種電子部品を実装す
る場合にはプリント板にスルーホールを形成し、このス
ルーホールに電子部品のパッケージ底面から伸びたリー
ド線を挿入して立設する方式が行われているが、スルー
ホールの形成は、プリント板の大型化及び組付け工程の
複雑化という問題に加えて、プリント板の裏面に表面と
は独立した配線を形成することができなくなるという問
題を招いている。
最近の各種電子機器の小型化に伴ってこのような従来の
方式に代り、プリント板表面のパターン配線に対してリ
フロー式ハンダ付けによって電子部品を実装する表面実
装方式の部品が提案実施されている。
第5図(a)は、このような表面実装方式の構造を備えた
電子部品としての水晶振動子のパッケージの内部構造を
示し、この水晶振動子はメタル封止管1とカバー2との
間に画成されるスペース内において金属製サポート3に
よって両端部を支持されて収納保持された水晶振動子基
板4と、メタル封止管1の底面に接着されたセラミック
等の絶縁板5と、メタル封止管1と絶縁板5を貫通する
孔1a、5aと、サポート3下面に一端を接続されると
ともに他端を絶縁板5の孔5a内で終端させたリード線
7と、封止管1の孔1a内に充填されてリード線7を固
定するハーメチック(ガラス封止)8と、絶縁板5の孔
5a内に充填されてリード線先端を固定するハンダ等の
導電性充填材9と、導電性充填材9を介してリード線7
と外部との導通を実現するため絶縁板底面に蒸着、メッ
キ等の手段によって形成された金属膜10(予め孔5a
内壁にまで形成されることもある)とを有する。
第5図(b)はこのような表面実装のための構成を有した
水晶振動子をプリント板11のプリントパターン電極1
1a上にリフロー式ハンダ付けによって接続固定した状
態を示し、絶縁板5底面の金属膜10と、これに対応す
るパターン電極とがリフロー式にハンダ付けされてい
る。
しかしながら、上記のような構成の表面実装用電子部品
は構成部品点数が多いため、構造が複雑となり、製造工
程が複雑化するばかりでなく、ハンダ付けのための必要
面積が増大するという問題を有している。
特開昭59−85123号公報には、金属薄板と突起を
予め一体化した金属端子の該突起を電子部品底部の絶縁
性基板の底面の貫通穴に挿入すると共に、該絶縁性基板
上にリジッドに接着固定した圧電素子に対して、該突起
を間接的に接続した構成が開示されている。しかし、後
述するように本考案はサポートによる支持された圧電素
子を基板上に直接接触させることなく、中空において非
リジッドに支持するようにしたタイプの圧電共振子に関
するものである為、上記金属端子と圧電共振子とが非接
触である上記従来例とは異なっている。
また、従来の表面実装用電子部品は、例えば実開昭58
−120662号公報、実開昭62−49226号公
報、実開昭55−105981号公報、特開昭58−2
02540号公報に記載されているように、電子部品側
に突起を設けてプリント板上における電子部品の位置決
め、スペーサ等の機能を発揮させているが、これらの突
起は位置決め、スペーサ用としての機能以外には何の役
割も果していない。換言すれば、後述するように本考案
では電子部品底面の突起に、アース用の端子としての機
能をも併用せしめることにより、アース用のプリント配
線部分と電子部品とのハンダ付け(接地)を容易化する
ことを可能としており、上記従来例はいずれもそのよう
な効果を発揮するための構成を備えていない。
(考案の目的) 本考案は上記に鑑みてなされたものであり、内部に水晶
振動子基板を備えた表面実装用電子部品を、プリント板
上のアース線に接地する手段として、格別な接地の為の
リード線を引き出してプリント板のスルーホールに挿入
する等の複雑な構成を採用することなく、該電子部品底
面に設置安定化等の為に配置されている。既存の突起を
利用して接地するようにしたので、極めて容易にアース
を行うことができる表面実装用電子部品の電極構造を提
供することを目的としている。また、本考案は接続用電
極部分の構成を簡単化して、製造コスト、製造工程を低
減するばかりでなく、電極を構成するリード電極の先端
により水晶振動子基板(或はSAW共振子)を中空に支
持することにより、自由振動を得易くした電極構造を提
供することを目的としている。
(考案の概要) 上記目的を達成する為、本考案の表面実装用電子部品の
電極構造は、プリント板上に実装される電子部品であっ
て、該電子部品の底面にはリード電極が固定され、該リ
ード電極は電子部品の内部から外部へ貫通する第1のリ
ード片と、該第1のリード片に接続されると共に電子部
品外部に露出した平板状の第2のリード片とから構成さ
れており、前記電子部品の底面には設置安定用の突起が
形成されたものにおいて、 上記電子部品は上記リード電極及び設置安定用突起を備
えたメタル封止管と、該メタル封止管上に固定されたカ
バーとから成り、上記第1のリード片の電子部品内部側
上端部に、支持対象素子を支持するサポートを固定する
と共に、前記設置安定用の突起の少なくとも一部は、導
電性材料から構成されていて、該導電性材料部分を前記
プリント板上のアース用プリント配線に接続することに
よって前記電子部品を接地させるように構成したことを
特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の表面実装用電子部品の電極構造について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図(a)(b)及び(c)は本考案の一実施例の外観構成を
示す正面図、平面図及び底面図、第2図はその縦断面図
を示しており、この表面実装用電子部品の電極構造は例
えば水晶振動子、SAW共振子等の素子に適用可能であ
るが、本実施例においては水晶振動子を一例として説明
する。なお、請求の範囲においては、水晶振動子(基
板)とSAW共振子を含めて支持対象素子と表現する。
この表面実装用の電極構造を備えた水晶振動子20は、
メタル封止管21と、メタル封止管21上に固定された
カバー22と、メタル封止管21とカバー22との間に
画成されるスペース内においてサポート23によって両
端部を支持された水晶振動子基板24と、各サポート2
3の直下位置においてメタル封止管21に貫通形成され
た孔21aと、各サポート23に上端を接続され下端を
孔21aから下方へ突出した断面T字型のリード電極2
5と、孔21a内部からメタル封止管21底面にかけて
配設されてリード電極25を固定するガラス等のハーメ
チック26とを有する。また、メタル封止管21底面の
所定位置には設置安定用の突起30が突設されている。
リード電極25は、第3図(a)のように線或は棒状の第
1のリード片25aと、円盤状の第2のリード片25b
とから成る一体構造品であってもよいし、或は第3図
(b)に示すようにドーナツ型の第2のリード片25bに
第1のリード片25aを貫通させて溶着してもよい。
また、第2のリード片25bは、必ずしも円盤状である
必要はなく、対応関係にあるプリントパターン電極の形
状等に応じて種々変形可能である。
ハーメチック26は、第2図に示すように孔21a内部
から、第2のリード片25bとメタル封止管21との間
にかけて充填する。
設置安定用突起30は、例えば絶縁体によって構成する
ことによって、パッケージが傾いてハンダ付けされた場
合にパターンとの間に不必要な接触が生じることを回避
することができ、また突起30の一部または全部を導電
性物質によって構成することによってアース用のプリン
ト電極に対する接続を容易化することができる。
なお、突起30の形状、配置数、配置位置は第1図に図
示したものに限られる訳ではない。例えば第4図(a)(b)
に夫々示すように円筒形以外の形状のものを適所に配設
しても良い。要するに必要に応じて如何なる位置に如何
なる形状の突起を形成したとしても本発明の範囲内に属
するものである。
以上の構成を有した表面実装用電子部品の電極構造は、
過去のあらゆる表面実装用電子部品に比して、部品数を
少なくしてその電極構造を簡単化することができ、製造
工程を簡素化することができる。このため、製造コスト
を低減することができる。
さらに、必要最低限のハンダ付け面積によってプリント
パターンの電極との接続を実現できるため、接続のため
の作業性を大幅に向上することができる。
また、プリント板に形成されたスルーホールにリード線
を挿入する従来の方式のように、プリント板の大型化及
び組付け工程の複雑化という問題を生じることがない。
更に、スルーホールを形成する必要がないためプリント
板の裏面に表面とは独立した配線を形成することができ
る。
また、設置安定用突起30を配設することにより、プリ
ント板11上に実装する際における安定性を向上させる
ことができる。従って、リード電極25の第2のリード
片25bの底面積が狭いこと等に起因してパッケージが
傾いてハンダ付けされることが防止される。さらに、突
起30の一部を導電性材によって構成することによって
アース用のプリント配線部分とのハンダ付けを容易化す
ることができる。
(考案の効果) 以上のように本考案の表面実装用電子部品の電極構造に
よれば、表面実装用電子部品を、プリント板等の被装着
体上のアース線(パターン)に接地する手段として、格
別な接地の為のリード線を設ける等の複雑な構成を採用
することなく、該電子部品底面に設置安定化等の為に配
置されている既存の突起を利用して接地するようにした
ので、極めて容易にアースを行うことが可能となった。
また、リード電極の一部を電子部品内のスペース内に突
出せしめ、該突出端により支持対象素子(水晶振動子基
板或はSAW共振子)を支持する様にしたので、水晶振
動子基板等の自由振動を妨げることがなくなり、また、
外来の衝撃、振動に対する耐久性を高めることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)及び(c)は本考案の一実施例の外観構成を
示す正面図、平面図及び底面図、第2図はその縦断面
図、第3図(a)及び(b)はリード電極の構成例を示す説明
図、第4図(a)(b)は本発明の変形例の構成説明図、第5
図(a)(b)は従来の表面実装用電子部品の内部構成図及び
実装状態の説明図である。 20……水晶振動子、21……メタル封止管 22……カバー、23……サポート 24……水晶振動子基板、25……リード電極、25a
……第1のリード片、25b……第2のリード片、26
……ハーメチック、30……設置安定用突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント板上に実装される電子部品であっ
    て、該電子部品の底面にはリード電極が固定され、該リ
    ード電極は電子部品の内部から外部へ貫通する第1のリ
    ード片と、該第1のリード片に接続されると共に電子部
    品外部に露出した平板状の第2のリード片とから構成さ
    れており、前記電子部品の底面には設置安定用の突起が
    形成されたれものにおいて、 上記電子部品は上記リード電極及び設置安定用突起を備
    えたメタル封止管と、該メタル封止管上に固定されたカ
    バーとから成り、上記第1のリード片の電子部品内部側
    上端部に、支持対象素子を支持するサポートを固定する
    と共に、 前記設置安定用の突起の少なくとも一部は、導電性材料
    から構成されていて、該導電性材料部分を前記プリント
    板上のアース用プリント配線に接続することによって前
    記電子部品を接地させるように構成したことを特徴とす
    る表面実装用電子部品の電極構造。
JP1987187395U 1987-12-09 1987-12-09 表面実装用電子部品の電極構造 Expired - Lifetime JPH0619211Y2 (ja)

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