JP2537082Y2 - 表面実装型電子部品 - Google Patents

表面実装型電子部品

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JP2537082Y2
JP2537082Y2 JP1992024544U JP2454492U JP2537082Y2 JP 2537082 Y2 JP2537082 Y2 JP 2537082Y2 JP 1992024544 U JP1992024544 U JP 1992024544U JP 2454492 U JP2454492 U JP 2454492U JP 2537082 Y2 JP2537082 Y2 JP 2537082Y2
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insulating plate
lead terminal
metal base
notch
electronic component
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JP1992024544U
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宏嘉 松浦
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Daishinku Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は表面実装型電子部品に関
し、特に圧電振動子や圧電発振器の実装構造に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】電子機器の小型化に伴い、電子部品はその
全高が底くかつプリント配線基板上に高密度に実装され
ることが要求され、しかもその実装は自動機によって行
うことが要求されている。この要求に応えるべく電子部
品を薄型でリードレス化したチップタイプとする動きが
急となっていた。従来、図6、図7、図8に示すよう
に、リード端子41を有する金属ベース2を金属キャッ
プ1で気密封止した電子部品において、前記金属ベース
2の下面に切り欠き311、312を設けた絶縁板31
を設置させ、金属ベース2の底面から突出したリード端
子41の先端部を前記切り欠き311、312に延在す
るように折り曲げた。なおリード端子41はプレス加工
によってアウターリード側を平たくしたものである。ま
た、図9、図10、図11に示すように、リード端子4
を有する金属ベース2を金属キャップ1で気密封止した
電子部品において、前記金属ベース2の下面にリード端
子4が沿うような溝321、322を設け、さらに前記
溝321、322の先端部分にリード端子4が貫通する
ための穴323、324を設けた絶縁板32があり、金
属ベース2の底面から突出したリード端子4を前記穴3
23、324に貫通させて金属ベース2の下面に絶縁板
32を設置し、前記溝321、322に延在するように
折り曲げた。以上の構成で、電子部品の表面実装化をな
していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、切り欠きを有
する絶縁板をベースの下面に設置しリード端子を折り曲
げる構成においては、リード端子加工時に絶縁板の切り
込みの内側にリード端子が入り込み、基板に実装する際
に半田が付かなかったり、半田の付きが甘くなるため、
導電状態が不安定になることがあった。また、絶縁板に
穴をあけリード端子延在用の溝を設けた絶縁板をベース
の下面に設置しリード端子を折り曲げる構成において
は、半田付けする際に発生するフラックスのガス抜けが
悪く、半田付け不良が発生することがあった。そして、
リード端子の間隔に合わせて絶縁板に穴を設けたり、絶
縁板の穴にリード端子を挿入しなければならないなどの
作業精度を要する工程が必要であるため作業上の問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案の表面実装型電子部品は、電気的に独立して
設けられた複数のリード端子を有する金属製のベースが
有り、金属製のキャップで封止した電子部品において、
金属ベースの下面に絶縁板を設置し、絶縁板にはリード
端子が延在する切り欠きを有し、前記切り欠きに電子部
品のリード端子が延在するよう折り曲げて表面実装化し
た表面実装型電子部品において、前記切り欠きの先端部
分の内側にお互いに対向して突起を設けた。
【0005】また、電気的に独立して設けられた複数の
リード端子を有する金属製のベースが有り、金属製のキ
ャップで封止した電子部品において、金属ベースの下面
に絶縁板を設置し、絶縁板にはリード端子が延在する切
り欠きを有し、切り欠きの先端部分の内側にお互いに対
向して設けられた突起が少なくとも突起先端で接続され
た連結部を形成し、前記連結部は絶縁板より上下に薄く
設けた。
【0006】
【作用】金属ベースの下面にリード端子が延在する切り
欠きを有する絶縁板を設置し、前記切り欠きの先端部分
に突起および連結部を設けることによりリード端子を固
定するため、切り欠きがリード付電子部品と絶縁板との
組立を簡素化させることができ、突起および連結部が電
子部品のリード端子を折り曲げる工程での正確な位置決
めとしてリード端子を固定する働きをする。このため突
起および連結部を有した切り欠きを設けることにより、
リード端子付電子部品をきわめて簡単にしかも確実に表
面実装化することができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案について、水晶振動子を例に
し、図面を参照にして説明する。図1は本考案の実施例
を示す斜視図であり、図2は図1の側面図であり、図3
は図1の絶縁板の底面図である。なお、従来の実施例に
おける図面と同種類もしくは同様の部分については、同
番号を付した。金属ベース2の上部には、図示していな
いが、電極形成された水晶振動子が搭載され、導電性接
合材によってリード端子41と電気的、機械的接合がな
されている。 金属ベース2は電気的に独立して設けら
れた複数のリード端子41を有し、金属ベース2の透孔
にガラスを介して気密かつ絶縁して封着されている。そ
して金属ベース2と金属キャップ1を気密封止する。以
上のように構成された水晶振動子に絶縁板33を金属ベ
ース2の下面に設置する。絶縁板33にはリード端子4
1が延在する切り欠き331、332があり、前記切り
欠き331、332の長手方向先端部分に絶縁板より薄
く、かつ厚み方向の中央に突起が設けられている。そし
て水晶振動子の底面から突出したリード端子41の先端
部を突起331A、331Bおよび突起332A、33
2Bに係止させ、前記切り欠き331、332に延在す
るように折り曲げた。なおリード端子41は0.3〜0.5mm
φのリード線をプレス加工によってアウターリード側を
0.4〜0.6mmの幅にして平たくしたものである。
【0008】次に、本考案の他の実施例について、図
4、図5を参照にして説明する。図4は本考案の第二の
実施例を示す側面図であり、図5は図4の絶縁板の底面
図である。金属ベース2の上部には、図示していない
が、電極形成された水晶振動子が搭載され、導電性接合
材によってリード端子41と電気的、機械的接合がなさ
れている。 金属ベース2は電気的に独立して設けられ
た複数のリード端子41を有し、金属ベース2の透孔に
ガラスを介して気密かつ絶縁して封着されている。そし
て金属ベース2と金属キャップ1を気密封止する。以上
のように構成された水晶振動子に絶縁板34を金属ベー
ス2の下面に設置する。絶縁板34にはリード端子41
が延在する切り欠きを有し、切り欠きの先端部分の内側
にお互いに対向して設けられた連結部を形成している。
そして切り欠きに連結部を形成することにより切り抜き
341、342を形成している。前記切り抜き341、
342の長手方向先端部分に絶縁板より薄く、例えば厚
み方向の中央に位置するように凹部341A、341B
および342A、342Bを設けて、連結部343、3
44を形成した。そして水晶振動子の底面から突出した
リード端子41を切り抜き341、342に挿入し、前
記リード端子41の先端部を連結部343、344に係
止させ、前記切り抜き341、342から長手方向先端
部分にある連結部343、344にかけて延在するよう
に折り曲げた。そして、リード端子41は0.3〜0.5mmφ
のリード線をプレス加工によってアウターリード側を0.
4〜0.6mmの幅にして平たくしたものである。尚、本考案
の実施例では、連結部343、344を形成するため
に、凹部341A、341B、および凹部342A、3
42Bを設けたが、底面側の凹部341A、342Aの
みを設けてもよい。
【0009】
【考案の効果】本考案により、次のような効果が得られ
る。 切り欠きの先端部分に突起および連結部を設けること
により、リード端子加工時にリード端子を固定するた
め、絶縁板の切り込みの内側にリード端子が入り込ま
ず、基板に実装する際に半田が確実に付くため、導電状
態が不安定になることがない。 切り欠きを設け先端部分に突起および上下に薄い連結
部を設けた構成であるため、突起間の隙間部分、あるい
は上下に薄い連結部の上下隙間部分において半田付けす
る際に発生するフラックスのガス抜けが良く、半田付け
が確実でしかも半田付けが行いやすい。そして、リード
端子の延在部分が切り欠きであることから絶縁板の表裏
の区別をなくし、絶縁板の取り付け作業が行いやすいた
め作業性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の絶縁板の底面図である。
【図4】本考案の第二の実施例を示す側面図である。
【図5】図4の絶縁板の底面図である。
【図6】従来の実施例を示す斜視図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6の絶縁板の底面図である。
【図9】従来の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図9の絶縁板の底面図である。
【符号の説明】
1 金属キャップ 2 金属ベース 31、32、33、34 絶縁板 311、312、331、332 切り欠き 321、322 溝 323、324 穴 331A、331B、332A、332B 突起 341、342 切り抜き 341A,341B,342A,342B 凹部 343、344 連結部 4、41 リード端子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に独立して設けられた複数のリー
    ド端子を有する金属製のベースが有り、金属製のキャッ
    プで封止した電子部品において、金属ベースの下面に絶
    縁板を設置し、絶縁板にはリード端子が延在する切り欠
    きを有し、前記切り欠きに電子部品のリード端子が延在
    するよう折り曲げて表面実装化した表面実装型電子部品
    において、前記切り欠きの先端部分の内側にお互いに対
    向して突起を設けたことを特徴とする表面実装型電子部
    品。
  2. 【請求項2】 絶縁板は切り欠きの先端部分の内側に連
    結部を形成し、前記連結部は絶縁板より上下に薄く設け
    たことを特徴とする実用新案登録請求項1記載の表面実
    装型電子部品。
JP1992024544U 1992-03-23 1992-03-23 表面実装型電子部品 Expired - Lifetime JP2537082Y2 (ja)

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JP1992024544U JP2537082Y2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 表面実装型電子部品

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JPH0578031U JPH0578031U (ja) 1993-10-22
JP2537082Y2 true JP2537082Y2 (ja) 1997-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60136538U (ja) * 1984-02-21 1985-09-10 株式会社村田製作所 圧電共振子
JPS63125412U (ja) * 1987-02-05 1988-08-16
JPH051146Y2 (ja) * 1987-05-29 1993-01-13
JPH02177711A (ja) * 1988-12-28 1990-07-10 Matsushima Kogyo Co Ltd 圧電振動子
JPH02113431U (ja) * 1989-02-28 1990-09-11

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