JPH051146Y2 - - Google Patents

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JPH051146Y2
JPH051146Y2 JP8125287U JP8125287U JPH051146Y2 JP H051146 Y2 JPH051146 Y2 JP H051146Y2 JP 8125287 U JP8125287 U JP 8125287U JP 8125287 U JP8125287 U JP 8125287U JP H051146 Y2 JPH051146 Y2 JP H051146Y2
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container
airtight container
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piezoelectric vibrator
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動子容器の構造に関し、より詳しく
は容器内に密封収容されている水晶などの圧電振
動子をプリント基板に直接実装固定できるように
した振動子容器の構造に関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、圧電振動子を気密かつ安定に支持す
る振動子容器の構造で、容器底部に取り付けられ
た絶縁支持板に凸状部を設けて圧電振動子の特性
を劣化しないようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、振動子のなかで、特に水晶振動子は安定
した振動特性と、優れた電気的な特性に注目さ
れ、電気通信装置のみならず、家庭用のVTR、
テレビカメラ、時計装置などその応用分野が拡大
されてきている。
ところで、電子回路を構成するプリント基板に
対して高密度実装化が進むと同時に、プリント基
板に固定されている抵抗や、コンデンサ類の電子
部品も、リード線がないチツプ部品が増加してい
る。
このようなチツプ化の傾向は、容器内に封入さ
れている圧電振動子にも波及し、いわゆる表面実
装型の振動素子として開発されている。
第3図はかかる従来例における表面実装型の振
動子容器の構造の一例を示す断面説明図であり、
図中、1は水晶振動子で、金属性の気密容器2の
中に収容されている。
この水晶振動子1は印加電圧をかけるために気
密容器2の中の2本の導電性のリード片3,3に
よつて支持され、そのリード片3,3はそれぞれ
2本の導電性のリードフレーム4,4を固定して
いるガラス製の支持基台5によつて気密容器2内
に支持されるとともに、このリードフレーム4,
4によつて気密容器2の外部と導通可能となつて
いる。
そのためリードフレーム4,4は、この振動子
容器と外部電気回路との接続部となることができ
るものである。
なお、リードフレーム4,4は、前記気密容器
2の下部にガラスの支持基台5及び支持板5aに
よつて固定支持されている。
さらに、前記気密容器2は、その底部を絶縁支
持板6によつて閉塞し、底面がリードフレーム
4,4と同一平面となるように構成されている。
この表面実装型の圧電振動子を外部をプリント
配線基板にはんだ付けするには、プリント配線に
あらかじめフラツクス混入のクリームはんだを塗
布しておき、赤外線などを照射加熱することによ
つてクリームはんだを溶融し、リードフレーム
4,4と配線パターンのはんだ付けが行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記絶縁支持板6には、リードフレ
ーム4,4を引き出すための開孔が設けられてい
るため、この開孔から残留フラツクスFが前記絶
縁支持板6上に容易に入り込み、特に、2本のリ
ードフレーム4,4の間に浸透した残留フラツク
スFが絶縁不良を引き起こし、容器内の圧電振動
子の特性を劣化するという問題点があつた。
本考案は、このような振動子容器の構造におけ
る問題点を解決することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は次のような
振動子容器の構造を提供する。すなわち、本考案
は圧電振動子と、この圧電振動子を収容する気密
容器と、この気密容器内で前記圧電振動子を支持
するリード片と、このリード片を支持し、かつこ
のリード片から気密容器外部に導通可能なリード
フレームと、このリードフレームを気密容器下部
に固定する支持基台と、前記気密容器の底部を絶
縁支持する絶縁支持板とからなる振動子容器の構
造において、前記絶縁支持板は中央部付近上面に
凸状部を設けたことを特徴とする振動子容器の構
造である。
〔作用〕
振動子容器の底部に取り付けられた絶縁支持板
は、中央部に設けられた凸状部によつて空間部分
を縮少しているので、はんだ付け用のフラツクス
が絶縁支持板上部に侵入するのを防止し、水晶振
動子の振動特性を劣化しないようにすることがで
きる。
〔実施例〕
本考案の実施例について、以下図面にしたがつ
て本考案の構成が実際上どのように具体化される
かをその作用とともに説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面説明図で
あり、図中、1は圧電振動子(水晶振動子)で、
金属性の気密容器2の中に収容されている。
気密容器2は支持基台5を支持している中底2
aをそのフランジ2bにおいて圧着のうえスポツ
ト溶接することにより同容器内を気密とし、圧電
振動子1の機能の安定化を図つている。
この圧電振動子1は、印加電圧をかけるための
2本のリード片3,3によつて支持され、そのリ
ード片3,3はそれぞれ2本のリードフレーム
4,4によつて気密容器2内に支持されるととも
に、同リードフレーム4,4によつて気密容器2
の外部に導通可能に構成される。
そのため、リードフレーム4,4は、この振動
子容器と外部電子回路との接続部となるものであ
る。
このリードフレーム4,4は、前記気密容器2
の中底2aの下部に設けたガラス製の支持基台5
によつて固定支持されている。
さらに前記気密容器2は、その底部において絶
縁支持板6によつて閉塞されている。
この絶縁支持板6は、リードフレーム4,4を
平坦な底面で支持し、水晶振動子の実装が容易と
なるようにしたものであるが、本実施例では、そ
の上面中央部付近に支持基台の高さ付近まで隆起
した凸状部6aを設けたので、水晶振動子を基板
に取り付ける際のはんだ付け用のフラツクスF
が、前記凸状部6aによつて侵入を妨げられ、リ
ードフレーム4,4間の絶縁性を良好に保つ作用
をする。
第2図は本考案の一実施例の分解斜視図で、説
明の便宜上、斜め下方から見た状態であらわして
ある。
図中、2は気密容器で、この中に圧電振動子
(図示せず)が密閉支持されている。
この気密容器2の下部周縁には、外側に突出す
るフランジ2bが設けられている。
また、この気密容器2の内側下部にはガラスの
支持基台5があり、この支持基台5の下部には、
空間部2cが構成されている。
また、この支持基台5には導電性の2つのリー
ドフレーム4,4が固定され、このリードフレー
ム4,4は下部途中で互いに外側に向かつて屈曲
している。
図中の気密容器2の下方の6は絶縁支持板で、
この絶縁支持板6上部中央には、その周縁6cに
より内側に絶縁性の凸状部6aが設けられてい
る。
この絶縁支持板6に凸状部6aを設けたことは
本考案の大きな特徴で、この凸状部6aは前記気
密容器2の下部内側の空間部2cに嵌合可能な形
状および大きさに形成されている。
そして、この凸状部6aの上面が高いことか
ら、前記クリーム状のはんだである残留フラツク
スの侵入が阻止され、リードフレーム4,4間の
絶縁状態が良好に保たれる。
また、この凸状部6aを所定の高さにすること
により、この上部の面に接着材Sを塗布すれば、
装着時に第1図のように前記気密容器2の支持基
台5の下面に接着して装着状態を一層強固に、か
つ安定させることができる。
この絶縁支持板6を、気密容器2に装着するに
は、絶縁支持板6の凸状部6aを前記気密容器2
の下部内側空間部2cに押圧嵌合させ、気密容器
2下部の前記フランジ2bは前記絶縁支持板6の
周縁6cに当接させると同時に、前記屈曲したリ
ードフレーム4が絶縁支持板6のリード溝6bに
嵌合することによつて、装着がきわめて容易に行
われる。
この装着状態において、前記リードフレーム4
のリードフレーム下面4aと前記絶縁支持板6の
絶縁支持板下面6dとが同一平面に構成されるの
で、この振動子容器をプリント配線基板などには
んだ付けする際、安定よく、作業が容易にでき
る。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、圧電振動子は気密容器内
に封入され、固定するリードフレームにリード片
を介して支持されるので外部要因から保護されて
安定を保ちつつ、同容器外部と電子回路を構成す
ることができる。
また、絶縁支持板は凸状部を設けて中央上面を
高くしたので、クリーム状の残留フラツクスが侵
入せず、リードフレーム間の絶縁状態を良好に保
ち、圧電振動子の実装後の信頼性を向上させるこ
とができる。
さらに、凸状部の上面は接着材などを用いるこ
とにより、気密容器と絶縁支持板との接着を強固
にすることができる。
そのうえ、凸状部を設けることにより、絶縁支
持板の強度を高めることができるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面説明図、
第2図は同実施例の分解斜視図、第3図は従来例
の断面説明図である。 図中、1は圧電振動子、2は気密容器、3はリ
ード片、4はリードフレーム、5は支持基台、6
は絶縁支持板、6aは凸状部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧電振動子と、この圧電振動子を収容する気密
    容器と、この気密容器内で前記圧電振動子を支持
    するリード片に接続されているリードフレームを
    固定する支持基台と、前記気密容器の底部を形成
    する絶縁支持板とからなる振動子容器の構造にお
    いて、前記絶縁支持板は中央部が前記支持基台の
    近傍に隆起する凸状部とされていることを特徴と
    する振動子容器の構造。
JP8125287U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH051146Y2 (ja)

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JP8125287U JPH051146Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8125287U JPH051146Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63192721U JPS63192721U (ja) 1988-12-12
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JP2537082Y2 (ja) * 1992-03-23 1997-05-28 株式会社大真空 表面実装型電子部品

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