JPH06508848A - キラル1,4−ジオール環状硫酸エステルを経由するキラルホスホラン - Google Patents

キラル1,4−ジオール環状硫酸エステルを経由するキラルホスホラン

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JPH06508848A JP5502264A JP50226492A JPH06508848A JP H06508848 A JPH06508848 A JP H06508848A JP 5502264 A JP5502264 A JP 5502264A JP 50226492 A JP50226492 A JP 50226492A JP H06508848 A JPH06508848 A JP H06508848A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 キシル1,4−ジオール環状硫酸エステルを経由するキラルホスホラン発明の分 野 本発明は、新規なキシル1.4−ジオール環状硫酸エステル、及び新規なキラル ビス(ホスホラン)を含むキラルホスフィンの製造における前駆体としてのそれ らの使用に関する。これらのキラルビス(ホスホラン)のキラル遷移金属錯体は 、エナンチオ選択的反応を実施するための効果的触媒である。
発明の背景 特異な反応性及び高いエナンチオ選択性を示す新規な触媒システムの開発には、 遷移金属のためのキラル配位子の合成が必要とされる。一般に、ある種の最も成 功するキラル配位子は、C2対称軸を有するキレート化ホスフィンであった。
当該技術分野において知られているキラルホスフィンの多くは、リンの上に少な くとも二つのアリール置換基を有し、そしてそれらの置換基はその中心を比較的 電子欠乏(poor)にする。これらのホスフィンを使用する不斉誘導の機構は 、リン中心の上のフェニル基の間の適切な配座関係と結び付けられてきた。
更に最近において、比較的電子過剰なリン中心を有するキラルホスフィンが報告 された。Brunne rら、Journal of Organometal lic Chemistry、328巻、71〜80頁(1987)は、クロロ 、メトキシ又はジメチルアミノ置換基を有する酒石酸から誘導される3、4−二 置換ホスホランを教示している。これらは、マンガン及びロジウムとキレート化 されモしてα−N−アセトアミド桂皮酸の水素化における触媒として使用された 。6.6%の鏡像異性体過剰〜16.8%の鏡像異性体過剰の比較的低い光学収 率の(S)−N−アセチルフェニルアラニンが得られた。
S、 R,Wi 1 s on及びA、Pa5ternakSSynlett。
199〜200頁、1990年4月は、(2R,5R)−1−フェニル−2,5 −ジメチルホスホラン及びエナンチオ選択的スタウジンガー(Stauding er)反応(ホスフィンによるアジドの還元)におけるその使用を記載している 。ここでは、キラル(2R,5R) −1−フェニル−2,5−ジメチルホスホ ランは、触媒としてではな(、化学量論的な反応物として使用されている。
M、J、Burkら、Organometallics、9巻、2653〜26 55頁は、一連の単座及び三座2.5−二置換ホスホランを述べ、そして不斉触 媒作用における配位子としてのそれらの使用を具体的に示している。開示された ホスフィン配位子を担持するロジウム錯体が、製造されそして、不飽和基質のエ ナンチオ選択的水素化のための触媒前駆体としてテストされた。開示されたビス ホスホラン中のリン原子は、2個又は3個の炭素のメチレン橋によって結合され ている。
M、J、Burkら、Angewandte Chemie、英語での国際版、 29巻、1462〜1464頁(1990)は、C3対称を有するトリスホスホ ラン三座配位子を開示している。
1991年4月16日に発行された米国特許第5,008,457号は、不斉触 媒作用における遷移金属配位子として有用な単座、三座及び王座ホスホラン、並 びに上の2つのBurkらの引用文献におけるようなそれらの製造のための方法 を開示している。
数個の参照文献は、環状亜硫酸エステル又は環状硫酸エステルの製造のための種 々の合成のルートを教示している。しかしながら、これらは、開示された反応手 順が対称的なキシル1.4−ジオール誘導された環状亜硫酸エステル又は1,4 −ジオール誘導された環状硫酸エステルを製造するために使用することができる であろうことの開示も示唆も含まない。
Y、Gao及びに、B、5arpless、J、Am、Chem、S且9ユ、上 上旦、7538 (1988)は、幾つかのキシル1,2−ジオールを含む1, 2−ジオールと塩化チオニルとを反応させて5員環環状亜硫酸エステルを生成さ せ、これらをNa1O4及び触媒的RuCl3による酸化によって5員環環状硫 酸エステルに転換することを開示した。
B、M、Kim及びに、B、5arpless、Tetrahedron Le tt、、30.655 (1989)は、更に、1.2−ジオールから誘導され た5員環環状硫酸エステルの製造及び反応性に関して報告している。
米国特許第4.924,007号は、150℃〜250℃での濃硫酸との反応に よる1、2−及び1,3−ジオールからの5及び6員環環状硫酸エステルの製造 のための方法を開示している。
米国特許第4,960,904号は、酸化にょる5及び6員環環状亜硫酸エステ ルからの5及び6員環環状硫酸エステルの製造のための方法を開示している。
英国特許第944,406号は、第一に5及び6員環環状亜硫酸エステルを生成 させるための塩化チオニルとの、そして第二に酸化剤との反応による、1,2− 及び1,3−ジオールからの5及び6員環環状硫酸エステルの製造のための方法 を開示している。
J、Lichtenberger及びJ、HinckySBu l l。
Chim、Soc、Fr、1495 (1961)は、1.4−ブタンジオール からの環状硫酸エステルの合成を述べている。
E、J、Lloyd及びQ、N、PorterSAust、J、Ch見エエ、3 0.569 (1977)は、1.4−ブタンジオール及び2゜5−ヘキサンジ オールからの環状硫酸エステルの合成を述べている。
N、Machinaga及びC,Kobayash 1STetrahedro n Letters、31巻、3637頁(1990)は、非対称的キシル1, 4−ジオール誘導された環状硫酸エステルの合成及び、それからの非対称的キシ ル2,5−二置換ビロリジンの合成を記載している。
高いレベルの立体化学的制御及び、化学量論的なそして触媒的なトランスフォー メーションにおける非対称的誘導を与える遷移金属錯体に対するニーズが依然と して存在する。遷移金属触媒の製造における使用のための高度の鏡像異性体純度 を有するキラル配位子に対する、そしてこのようなキラル配位子の製造のための 効果的合成ルートに対するニーズもまた存在する。
それ故、本発明の目的は、キラルビス(ホスホラン)配位子の製造における使用 のための環状硫酸エステル化合物を提供することである。
本発明の別の目的は、キラルビス(ホスホラン)配位子の製造における使用のた めのビス(第一級ホスフィン)化合物を提供することである。
本発明の別の目的は、特定のビス(第一級ホスフィン)の製造における使用のた めの新規なビス(ホスホナイト)化合物を提供することであ本発明の別の目的は 、遷移金属触媒の製造における使用のための高度の鏡像異性体純度を有するキラ ルホスホラン配位子のどちらかの鏡像異性体を提供することである。
本発明の別の目的は、キラルホスホラン配位子のどちらかの鏡像異性体の製造の ための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、化学量論的なそして触媒的なトランスフォーメーションに おける高いレベルの立体化学的制御及び非対称的誘導を与える遷移金属錯体を提 供することである。
本発明の別の目的は、本発明の遷移金属触媒を使用する水素化方法を提供するこ とである。
発明の要約 本発明は、式I ■ [式中、 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペ ルフルオロアルキル;アリール:置換されたアリール;アラルキル、環置換され たアラルキル又は−CR’ 2(CR’ 2) 、X (CR’ 2)いRo (式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてRoは、H;F;アリール;若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、あるいは 一緒の場合にはRo とR”は、以下に定義するように環を形成し、Xは、0、 S、NR″、PR”、ASR”、SbR“、二価のアリール、二価の縮合したア リール、二価の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮 合した複素環式基であり、R“は、水素;各々約8個までの炭素原子を含むアル キル、フルオロアルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール;置換された アリール:アラルキル;環が置換されたアラルキル:又はCR’2(CR’ 2 )。Z (CR’ 、) 、R’ であり、Zは、OSS、NR’ 、PR’  、AsR’ 又はSbR’ であり、そして R,p’ 及びqは、上で定義されたようであるか、又は−緒の場合にはRo及 びR”は、環を形成する)を含有して成る基であるが、但し、Rがメチルである 時にはこの化合物が高度の鏡像異性体純度を有する]の新規で対称的なキラル環 状硫酸エステルから成る。
本発明は、更に、以下の式va: a の新規なビス(ホスホナイト)化合物から成る。この化合物はフェロセニル−1 ,1゛ −ビス(ジエチルホスホナイト)である。
本発明は、更ニ、式mb、rvb、vb又は■b=Xは、0、S、NR” 、P R” 、AsR” 、SbR” 、二価のアリール、二価の縮合したアリール、 二価の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複 素環式基であり、R”は、水素;各々が約8個までの炭素原子を含むアルキル、 フルオロアルキル若しくはペルフルオロアルキル:アリール;置換されたアリー ル;アラルキル:環が置換されたアラルキル;又はCR’ z(CR’ z)  −Z (CR’ 2) 、R’ であり、Zは、0、S、NR’ 、PR’ 、 AsR’又はSbR”t’あり、そして Roは、H;F;アリール;若しくは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル 、フルオロアルキル若しくはペルフルオロアルキルであり、q及びpは、各々、 1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、又は−緒の場合にはRo とR ”は、環を形成し、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、ア ルコキシ、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニル、置換されたビ ニル、アルキニル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換芳香環炭素の数と 等しい1〜6の整数である]の化合物から成るビス(第一級ホスフィン)がら成 る。
本発明は、更に、式■、mc、IVc、Vc又は■c:■ ■C■0 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペ ルフルオロアルキル:アリール;置換されたアリール;アラAteル: 環fl 換サすタアラルキル又は−CR’!(CR’2) 、X (CR’2)−R。
(式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてRo は、H;F;アリール:若 しくは各々約8までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはRo とR”は、以下に定義するように環を形成し、Xは、0、 S、NR” 、PR” 、AsR” 、SbR”、二価のアリール、二価の縮合 したアリール、二価の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二 価の縮合した複素環式基であり、R”は、水素:各々約8個までの炭素原子を含 むアルキル、フルオロアルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール、置換 されたアリール;アラルキル:環が置換されたアラルキル;又はCR’。
(CR’ り 、Z (CR’ り 、R’ であり、Zは、0、S、NR’  、PR’ 、AsR’ 又はSbR’ であり、そして R’ 、p及びqは、上記に定義したとおりであるか、又は−緒の場合にはRo 及びR”は、環を形成する)であり、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲ ン、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニ ル、置換されたビニル、アルキニル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換 芳香環炭素の数と等しい1〜6の整数である]のキラル配位子から成る。
本発明は、更に、上記の構造及びその他のキラル配位子の製造のための方法であ って、強塩基の存在下でのキラル環状硫酸エステルと適切なジホスフィンとの反 応を含有して成る方法から成る。
本発明は、更に、遷移金属、ランクニド又はアクチニドが上記の構造式■、mc 、IVc、Vc及びVlcのキラル配位子の両方のリン原子に結合している、新 規なキラル触媒から成る。
本発明は、更に、上記のように定義された構造のキラルビス(ホスホラン)配位 子を含む新規な触媒の存在下での水素による不飽和基質のエナンチオ水素化のた めの方法から成る。
発明の詳細な記述 本出願の目的上、”高度の鏡像異性体純度を有する“化合物、又は“高い鏡像異 性体純度の”化合物とは、約90%以上、好ましくは、約95%以上の鏡像異性 体過剰率(eeと略される)の程度まで光学活性を示す化合物を意味する。
鏡像異性体過剰率は、比(%R−%S)/(%R十%S)として定義され、ここ で、%Rは光学的に活性な化合物のサンプル中のR鏡像異性体のパーセントであ りそして%SはS鏡像異性体のパーセントである。
本発明は、式■: ■ [式中、 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル又はペルフ ルオロアルキル、アリール:置換されたアリール:アラルキル、環置換されたア ラルキル又は−CR’2(CR’2) 、X (CR’2)、R’(式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてRoは、H;Fニアリール:若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはRo とR”は、環を形成し、Xは、0、S、NR” 、PR− 、AsR” 、5bR−、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価の6 員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環式基 であり、R”は、水素:各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロア ルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール;置換されたアリール:アラル キル;環が置換されたアラルキル;又はCR’。
(CR’ 2) 、Z (CR’ 2) 、R’ であり、Zは、0.5SNR ’ 、PR’ 、AsR’又はSbR’Tあり、そして R’ 、p及びqは、上記に定義したとおりであるか、又は−緒の場合にはRo 及びR”は、環を形成する)を含有して成る基であるが、但し、Rがメチルであ る時にはこの化合物が高度の鏡像異性体純度を有する]の対称的なキラル環状硫 酸エステルを提供する。
好ましい環状硫酸エステルは、Rがメチル、エチル又はイソプロピルであるもの である。
これらの環状硫酸エステルは、1.4−ジオールから製造されそして高度の鏡像 異性体純度を有するキラル配位子の製造において有用である。
この製造反応の例は機構I中に示される。
1.4−環状硫酸エステル 本発明の環状硫酸エステルは、容易に入手できるキシル1,4−ジオールから製 造される。これらのジオールを塩化チオニルと反応させて、対応する1、4−ジ オール環状亜硫酸エステル(単離しない)を生成させ、これらを引き続いてNa 1O4及び触媒量のRuC1,によって結晶性生成物である式Iの対称的な1. 4−ジオール環状硫酸エステルに酸化する。これらの環状硫酸エステルは、キラ ルホスホラン配位子を製造するための強塩基の存在下での第一級ホスフィンとの 反応において有用である。
本発明は、更に、フェロセニル−1,1′ −ビス(ジエチルホスホナイト)で ある、式va: a の新規なビス(ホスホナイト)化合物から成る。それは、約20°C〜約30℃ の温度で周囲圧力で有機溶媒例えばテトラヒドロフラン中でジエチルクロロホス ファイトをジリチオフェロセンと反応させることによって製造される。この化合 物は、ビス(第一級ホスフィン)の製造において有用である。
本発明ハ、更ニ、式mb、rvbSvb又は■b:Xは、0.5SNR”、PR ”、AsR“、SbR”、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価の6 員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環式基 であり、R“は、水素:各々が約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロ アルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール:置換されたアリール:アラ ルキル:環が置換されたアラルキル;又はCR’z(CR’2) 。
Z (CR″ 2)、R′であり、 Zは、0.5SNR’ 、PR’ 、AsR’ 又はSbR’ であり、p及び qは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、R゛は、H;F; アリール:若しくは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキ ル若しくはペルフルオロアルキルであり、又は−緒の場合にはR′ とR”は、 環を形成し、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキ シ、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニル、置換されたビニル、 アルキニル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換芳香環炭素の数と等しい 1〜6の整数である]のビス(第一級ホスフィン)から成る。
本発明のビス(第一級ホスフィン)は、キラルビス(ホスホラン)配位子を含む リン含有化合物への直接の前駆体として有用である。
ビス(ホスホラン)配位子への概略のルートは、それらの多(が入手できないか 又は知られていないビス(第一級ホスフィン)化合物の使用を含む。これらのビ ス(第一級ホスフィン)は、約20°C〜約30℃の温度で有機溶媒例えばエー テル又はTHF中で、脱金属されたアリール又はアルキル化合物を過剰のジエチ ルクロロホスファイトによって処理することによって製造される。次に、生成す るビス(ジエチルホスホナイト)を、同じ有機溶媒中で水素化アルミニウムリチ ウム/クロロトリメチルシラン(1/1)の混合物と反応させる。ビス(第一級 ホスフィン)の収率は一般的に高い。
特定の例を機構■中に示す。THF中の1,1°−ジリチオフェロセント(4当 量)と反応させて、高収率(95%)で対応する1、1° −ビス(ジエチルホ スホナイト)フェロセンを生成させる。引き続いてこの化合物をTHF溶媒中の 6当量の水素化アルミニウムリチウム及びりooトリメチルンランの1/1混合 物(Kybaら、Organometallics、↓、1877.1983) によって還元して、再び高収率(98%)で1,1° −ジホスフィノフエロセ ンを生成させる。両方の反応とも、N2又はAr雰囲気下でそして約り0℃〜約 30℃の温度で行われる。
本発明は、更に、式■、mc、rVc、Vc及び■c:n mc ■c Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル又はペルフ ルオロアルキル;アリール;置換されたアリール;アラルキル:環置換されたア ラルキル; −CR’2(CR’2) 、X (CR’2) 、R’(式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてRoは、H;F;アリール:若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはRo とR”は、環を形成し、Xは、OlS、NR” 、PR”  、AsR” 、SbR”、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価の 6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環式 基であり、R”は、水素;各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロ アルキル若しくはペルフルオロアルキル;了り−ル;置換されたアリール;アラ ルキル;環が置換されたアラルキル;又はCR’。
(CR’ 2) 、Z (CR’ 2) 、R’ であり、Zは、O,S、NR ’ 、PR’ 、AsR’又はSbR’ であり、そして R’ 、p及びqは、上記に定義したとおりであるか、又は−緒の場合にはRo 及びRoは、環を形成する)であり、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲ ン、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニ ル、置換されたビニル、アルキニル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換 芳香環炭素の数と等しい1〜6の整数である]のキラルヒス(ホスホラン)配位 子から成る。
好ましいキラル配位子は、Rがメチル、エチル又はイソプロピルであり、そして Yが水素であるものである。本明細書中の後の機構■での式■、mc、rVc、 Vc、Vlc及び■のキラル配位子は、触媒として作用する遷移金属錯体の製造 において有用である。
本発明は、更に、構造式、上の眠mc、IVc、Vc、及びVl c 、■、及 びその他のキラル配位子の製造のための方法であって、上の式■[式中、 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル又はペルフ ルオロアルキル:アリール;置換されたアリール;アラルキル:環置換されたア ラルキル又は−CR’ 2(CR’ 2) −X (CR’ 2) −R’(式 中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてRoは、H,F、アリール;若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはRo とR”は、環を形成し、Xは、O,S、NR” 、PR”  、AsR”、SbR”、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価の6 員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環式基 であり、R”は、水素:各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロア ルキル若しくはペルフルオロアルキル:アリール;置換されたアリール;アラル キル:環が置換されたアラルキル;又はCR’2(CR’ 2)。Z (CR’  2)−R’ であり、Zは、O,S、NR’ 、PR’ 、AsR’又はSb R’ であり、そして R’ 、p及びqは、上記に定義したとおりであるが、又は−緒の場合にはRo 及びR”は、環を形成する)である] のキラル環状硫酸エステルとの適切なジホスフィンの反応を含有して成る方法か ら成る。この方法の特定の例を機構■中に示す。
機構■ ■ キラル配位子は、ま′ビス(第一級ホスフィン)又はトリス(第一級ホスフィン )をP−H結合を脱プロトン化することができる強塩基と反応させることによっ て製造される。塩基例えばメチルリチウム、n−ブチルリチウム、フェニルリチ ウム又はリチウムジイソプロピルアミドは、各々の第一級ホスフィン基から1つ のプロトンを除去し、それによってアニオンを作り出すために使用することがで きる。次に、このアニオンを式Iの環状硫酸エステルと反応させて、各々のリン の上に炭素−リン結合を生成させる。次に、もっと強い塩基の添加が各々のリン がら残りのプロトンを除去し、そして引き続いて硫酸エステル基置換による第二 の炭素−リン結合の生成によって複素環式ホスホランを作り出す。この反応は、 約O℃から用いられる溶媒の沸点までの温度で有機溶媒例えばテトラヒドロフラ ン、ジエチルエーテル又はジメトキシエタン中で行われる。約り0℃〜約30℃ での反応が好ましい。不活性雰囲気が必要とされ、窒素又はアルゴンが好ましい 。この反応は周囲圧力で行われる。
本発明の方法における使用のために好ましいのは、高度の鏡像異性体純度を有す る環状硫酸エステルである。また、好ましい方法は、環状硫酸エステル及び生成 する配位子に関するRがメチル、エチル又はイソプロピルである方法である。
更に詳細には、反応機構■におけるように、テトラヒドロフラン中の1.2−ビ ス(ホスフィノ)ベンゼン(Quantum Design。
Inc、、Au5t in、TX;512−258−4174から商業的に入手 できる)の脱プロトン化は、n−ブチルリチウム(2当量)によって達成されて 、ジリチウム1.2−ビス(ホスフィト)ベンゼンを与える。生成するジアニオ ンを、次に、式Iの1.4−ジオール環状硫酸エステル(2当量)のテトラヒド ロフラン溶液と反応させ、引き続いて1時間後にn−ブチルリチウム(2,2〜 2.3当量)の第二の添加を行う。標準的な後処理手順は、良好な収率(80〜 90%)で純粋な生成物である、式■によって示される1、2−ビス(ホスホラ ン)ベンゼンを与える。一般に、この手順によって得られる粗製生成物は分析的 に純粋であり、そして更なる精製ステップ(即ち蒸留)は必要とされない。
商業的に入手できる1、2−ビス(ホスフィノ)エタン(Quantum De sign、Inc、、Au5tin、TX:512−258−4174)を使用 することによって、米国特許第5.008,457号中で前に述べられた、式■ のビス(ホスホラン)エタンもまた、このルート(機構■)によって高収率でそ して純粋な形で容易に製造することができる。述べられた合成は、第一級ホスフ ィン出発物質の入手性によってのみ限定されるように見え、そして他のキラル配 位子例えば式■C1rVc、Vc又はVIcのものの製造に容易に適用すること ができる。
現在興味のあるその他のホスフィンは、式vbの1,1゛ −ビス(ホスホラン )フェロセン及び式mbの2.2′−ビス(ホスホラン)ビナフチルであり、こ れらは両方ともこの合成ルートによって到達できる。
キラルホスホランへのこの新しい合成のアプローチの大きな利点は、実験的な簡 単さ、高い収率及び生成物純度(本質的に鏡像異性体的に純粋な生成物が得られ 、そしてP−Pダイマー又はホスフィンジアステレオマーはかって観察されてい ない)、並びに製造の規模を増すことに対するその従順性である。以前には製造 することが困難であった種々のビス(ホスホラン)をこのルートによって容易に 合成することができる。
本発明は、更に、遷移金属、ランタニド又はアクチニドが上で定義されたような 式■、mc、rVc、VclVIc又は■のキラル配位子の両方のリン原子に結 合している錯体から成る。このような錯体は、キラル配位子を適切な前駆体錯体 と反応させることによって製造される。ここでの使用のために適切な典型的な前 駆体遷移金属錯体は、その他の中でも、式中、CODが1,5−ソクロオクタジ エンでありそしてXがBF4、SbF、、PF、、CF3SO3である[ (C OD)zRhl ”X−1又は式中、CODが前に定義されているようである[ C0DRu (2−メチルアリル)2]を含む。前記製造は、通常は、不活性雰 囲気例えば窒素又はアルゴン下で有機溶媒中で行われる。この反応は、0℃と溶 媒の沸点との間の温度で周囲圧力で行われる。ビス(ホスホラン)を含む、生成 する錯体は、高度の鏡像異性体純度を有しそして、不飽和基質の水素化における 高い鏡像異性体区別性を与える触媒として有用である。
本発明の別の面は、改善が触媒として上で述べたような錯体を使用することを含 有して成る、不飽和基質の水素化のための改善された方法から成る。適切な不飽 和基質は、アセトアミドアクリレート、エノールアセテート例えば1−アセトキ シ−(置換アリール)エチレン、イタコン酸エステル、ケトン、オレフィン、置 換オレフィン、イミン、エノールカルバメート、及びα、β−不飽和カルボン酸 を含む。一般には、反応器に基質及び触媒をそして必要に応じて溶媒を仕込み、 そして水素ガスによって加圧する。水素化はバッチで又は連続的なやり方で実施 することができる。水素取り込みを監視する。反応完了は、ガスクロマトグラフ ィー又は核磁気共鳴によって監視する。
本発明の新しいキラルホスホラン配位子を含む数種のロジウム及びルテニウム錯 体が、製造されそして水素化反応における非常に高いレベルの非対称的誘導を与 えて、高度の鏡像異性体純度を有する水素化された生成物を生成させることが示 された。例えば、100%に近い鏡像異性体過剰率eeが、メチルアセトアミド シナメート、イタコン酸ジメチル、メチルアセトアミドアクリレート及び2−メ チル−2−ブテン酸の水素化において観察された。これらの反応の速度及び触媒 効率(0,1モル%の触媒)は極端に高かった。
以下の実施例は、本発明を例示するが決してそれを限定する意図はないっ 以下の手順を、高度の鏡像異性体純度で、リストされたキラル化合物のどちらか の鏡像異性体を生成させるために使用することができる。
すべての反応及び操作は、窒素で満たされたVacuum Atomspher es Dri−Labグローブボックス中で又は標準的なSch l enkタ イプの技術を使用して実施した。ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル(Et 20)、テトラヒドロフラン(THE)、グリム、ヘキサン及びペンタンは、窒 素下でナトリウムベンゾフエノンケチルから蒸留した。アセトニトリル(CH, CN)及び塩化メチレン(CH2CI2)はCaH2から蒸留した。メタノール (MeOH)はMg (OMe)2から蒸留した。
融点は、窒素下でシールされたキャピラリー中のMel−Temp装置を使用し て測定したが未補正である。HPLC分析は、HP 9000 シリーズ 30 0コンピユーターワークステーシヨンにインターフェイスで接続されたヒユーレ ット バラカード モデル HP 1”090LCを使用して実施した。旋光は 、パーキン エルマー モデル 241MC偏光計を使用して得られた。NMR スペクトルは、Nic。
let NT−360広ロ径(bore)(360MHz ’H,146MHz  ”P)、N1colet NMC−300広口径(300MHz ’H,12 0,5MHz ”P、75.5Mz ”C)及びNicomet QM−300 狭口径(300MHz ’H)分光計で得られた。I3C及び31pのNMR化 学シフトは、それぞれ外部のMe、Si及び85%H3P O4から正のダウン フィールド(down f i e ] d)[そして負のアップフィールド( upf ie Id)]である。IRスペクトルは、N1colet 5DXB  FT−IR分光計で記録された。
元素分析は、0neida Re5earch 5ervices、1nc、、 Whi tesboro、NYSSchwarzkopf MiCroanal ytical Laboratory、Inc、、W。
odside、NY又はPa5cher Microanalytishes  Labor、Remagen−Bandorf (FRG)i、:、よって行わ れた。
ジオール合成において使用されるキシルβ−ヒドロキシエステルの製造は、キラ ルホスフィン配位子BINAP(両方の鏡像異性体がStrem Chemic alsがら商業的に入手できる)を有するルテニウム触媒を使用するβ−ケトエ ステルの非対称的還元を報告した、引用によって本明細書中に組み込まれるNo yoriら、J、Amer、Chem、Sac、 、109.5856 (19 87)に記載されているように実施した。すべてのケトエステルの還元は、Me OH/CH,CI□(300mL/300mL)溶媒混合物中でハステロイスチ ールオートクレーブ容器中で300gのスケールで行われた。反応を、25℃で 48時間一定のH2圧力(1500ps i)で進行せしめた。β−ケトエステ ル基質の完全な転換がすべての場合に観察され、そして生成物は粗製反応混合物 から簡単に蒸留された。Noyoriらの結果と一致して、すべての生成物は〉 99%鏡像異性体的に純粋と測定された。
b)キシルβ−ヒドロキシ酸 水(200mL)及びエタノール(200mL)中の(3R)−メチル3−ヒド ロキシペンタノエート(290g、2.2モル)の混合物を0°Cに冷却した。
この冷たい溶液に、水(IL)の中のKOH(185g、3.3モル)の溶液を 添加した。次にこの反応物を25°Cで48時間撹拌せしめた。生成した溶液を 約500mLに濃縮し、そしてpH=1に達するまで酸性化(濃HCI)した。
沈殿した塩を濾過し、そして濾液を24時間ジエチルエーテル(IL)による連 続的な液/液抽出にかけた。ジエチルエーテルをロートパップ(rotovap )で除去して、無色のオイルとして生成物のβ−ヒドロキシ酸(250g、97 %)を生成させた。この粗製生成物は、次のステップ(コルベカップリング)に おいて使用するために十分に純粋であった。
c)(2R,5R)−2,5−ヘキサンジオール10100Oの被覆された反応 容器に、(3R)−3−ヒドロキシ酪酸(52,0g、0.5モル)、メタノー ル(390mL)及びナトリウムメトキシド(メタノール中の110mLの領  5N溶液、0.055モル)を仕込み、そしてこの混合物(pH−5,38)を 循環浴によって0℃に冷却した。使用された電極の構造は、小さな継ぎ合わせチ ューブの外側の底の回りに巻き付けられたptホイル陽極(20cmつから成り 、そしてこの小さな継ぎ合わせチューブはこれより大きな継ぎ合わせチューブ内 側にこの内側をライニングするptホイル陰極(30cmりを脩えている(平均 電極ギャップ=2.5mm)。30アンペアのDC電源(ヒユーレット パラカ ード モデル No、6269B)を使用して、5アンペアの一定電流(電流密 度 0.25A/cm2)を、56,000クーロン(1,2F1モル)が流れ るまで付加したが、この点てはヒドロキシ酸の完全な転換がガスクロマトグラフ ィーによって示された。反応及びガス放出(Hz及びC02)は、約1.OF1 モルの電流が流れるまで正常に進み、その後では抵抗及び溶液pHが増加するの が観察される。次に、無色の反応混合物をロートパップで濃縮し、そして生成し た固体残渣をEtOAc (500mL)で抽出した。濾過の後で、残る固体を EtOAc (100mL)と共に10時間撹拌し、濾過し、そして合わせたE tOAc抽出物(600mL)を無色固体まで濃縮した。固体を、最小量の暖か いEt20中に溶解し、粗いフリットを通して手早く濾過し、そして濾液を一7 8℃に冷却した。2時間後に、無色の結晶を濾過し、冷たいペンタンで洗浄し、 そして真空中で乾燥した(収量 14.4g、48%)。mp 53〜54°C ;[α]25D=−39,6士領50°(c 1、CHCI 3) ’HNMR (CD2CI2) 6 1. 15 (d、J旧、=6. 2Hz、6H,CH 3) 、 1゜50 (m、4H,CH2)、2.95 (br、2H,OH) 、3.75(m、2H,CH)+ 13CNMR(CD2C12)d 23.6 ,359、 68. 1゜C6HI 402に関する分析計算値・C,60,9 8:H。
1194゜測定値:C,61,12;H,11,64゜d)(2S、5S)−2 ,5−ヘキサンジオールこの化合物を、基質として(3S)−3−ヒドロキシ酪 酸を使用した以外は上のC)において述べたように製造した。[α] ”o=+ 39゜4±0. 5°(c 1、CHCl3)。その他の分光的特性は、上のC )の生成物に関して与えられた特性と同一であった。
e)(2R,5R) −2,5−ヘキサンジオール環状硫酸エステルCC1,( 60mL)中の実施例IC)の(2R,5R)−2,5−ヘキサンジオール(1 0,0g、0.085モル)に、塩化チオニル(7゜75mL、0.106モル )をフリンジによって添加した。次に、生成した茶色がかった溶液を1.5時間 還流した。25℃に冷却した後で、反応物をロートパップで濃縮して茶色のオイ ルを生成させた。次に、オイルをCCl4 (60mL) 、CHsCN (6 0mL) 及UHtO(90mL)の混合物中に溶解し、そしてこの混合物を0 ℃に冷却した。冷たい混合物に、RuCl3三水和物(0,12g50.58ミ リモル)そして引き続いて固体のNa IO4(36,2g、0.169モル) を添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌せしめた。この時点で、Hz0  (400mL)を添加し、そしてこの混合物をジエチルエーテル(4x 200 mL)で抽出し、そして合わせたエーテル抽出物をブライン(2x100mL)  で洗浄した。M g S O4(7)上での乾燥及び5io2のパッドを通し ての濾過(溶解されたRu塩を除去するために重要)の後で、無色の溶液をロー トパップで約20mLに濃縮した。ヘキサン(70mL)の添加及び−10℃へ の冷却は、無色の結晶性固体としての生成物を与えたが、これを、濾過し、冷た いヘキサンで洗浄しそして乾燥した。類似のやり方でのエーテル/ヘキサンから の再結晶は、純粋な無色の結晶性の標題の生成物を生成させたが、これは0℃未 満で最も良く貯蔵される(12.4g、81%)+mp 80’C(分解):[ α] 25o= 32. 4°(c 1、CHCl3) ’HNMR(CDC1 3) δ 1. 32 (d、JHI+=6. 5Hz、6H,CH3) 、1 . 55 (m、2H,CH2) 、2.20 (m、2H,CHz) 、3.  60 (m。
2H,CH);13CNMR(CDCl2)6 22.67.39.53.44 .31 ;HRMS (EI、直接挿入):m/z 181.0551 (M’ +H,CeH+304Sに関して計算された正確な質量:181゜0534)  、137.0284 (M C2H50)。
実施例2 (3S、6S)−3,6−オクタンジオール環状硫酸エステルCCl4 (60 mL)中の実施例1d)の(3S、6S)−3,6−オクタンジオール(15, 0g、0.103モル)に、塩化チオニル(94mL、領 128モル)をシリ ンジによって添加した。次に、生成した茶色がかった溶液を1.5時間還流した 。25℃に冷却した後で、反応物をロートパップで濃縮して茶色のオイルを生成 させた。次に、オイルをCCl4 (90mL) 、CHsCN (90mL) 及びH20(135mL)の混合物中に溶解し、そしてこの混合物を0℃に冷却 した。冷たい混合物に、RuCl3三水和物(0,18g、0687ミリモル) そして引き続いて固体のNa 104 (44,06g、0.206モル)を添 加した。この反応物を25℃で1時間撹拌せしめた。この時点で、H20(50 0mL)を添加し、そしてこの混合物をジエチルエーテル(4x200mL)で 抽出し、そして合わせたエーテル抽出物をブライン(2xlOOmL)で洗浄し た。Mg5O,の上での乾燥及び5iftのパッドを通しての濾過(溶解された Ru塩を除去するために重要)の後で、無色の溶液をロートパップで約20mL に濃縮した。ヘキサン(7OmL)の添加及び−10℃への冷却は、無色の結晶 性固体としての標題の生成物を与えたが、これを、濾過し、冷たいヘキサンで洗 浄しそして乾燥した。類似のやり方でのエーテル/ヘキサンからの再結晶は、純 粋な無色の結晶性の生成物を生成させた(15.1g、71%):mp79.5 〜80.5°C: [α] ”o=+28.6°(c 1、CHCl3)’HN MR(CDCl2) 60. 98 (t、JH1+=7゜2Hz。
6H,C1(3) 、1.5〜1.75 (m、 6H,CH2) 、2.20  (m。
2H,CH2) 、3.35 (m、2H,CH)+ 13CNMR(CDC1 3)δ 1315.3062.36.89.5134゜実施例3 ジメチルオクタン環状硫酸エステル CCl4 (60mL)中の実施例1d)におけるようにして製造された(3S 、6S)−3,6−シヒドロキシー2.7−シメチルオクタン(14,75g、 0.085モル)に、塩化チオニル(7,75mL。
0.106モル)をシリンジによって添加した。次に、生成した薄い黄色の溶液 を1.5時間還流した。25℃に冷却した後で、反応物をロートパップで濃縮し て薄い黄色のオイルを生成させた。次に、オイルをCCl4 (60mL) 、 CH3CN (60mL)及びH20(90mL) (D混合物中に溶解し、そ してこの混合物を0℃に冷却した。冷たい混合物に、RuCl3三水和物(0, 12g、0.58ミリモル)そして引き続いて固体のNa 104 (36,2 g50.169モル)を添加した。
この反応物を25℃で1時間撹拌せしめた。この時点で、H,O(400mL) を添加し、そしてこの混合物をジエチルエーテル(4x200mL)で抽出し、 そして合わせたエーテル抽出物をブライン(2xlOOmL)で洗浄した。Mg SO4の上での乾燥及び5in2のパッドを通しての濾過(溶解されたRu塩を 除去するために重要)の後で、無色の溶液をロートパップで乾燥まで濃縮して、 無色の結晶性物質を生成させた。ヘキサン(25mL)からの再結晶及び−10 ℃への冷却は、無色の結晶性固体としての標題の生成物を与えたが、これを、濾 過し、冷たいヘキサンで洗浄しそして乾燥した(18.14g、90%):mp 92.5〜93.5℃; [αl ”D=−55,0’ (c 1、CHCl3 )’HNMR(CDCI 3) δ 0.97 (d、J、l=6.72Hz。
6H,CHs) 、0.98 (d、JHu=6.66Hz、6H,CHs)、 1、 85 (m、2H,CH2)、1. 90 (m、4H,CH2)、4.  40 (m、2H,CH);I3CNMR(CDCl2)6 17.11.1 8.67.30.01.32.67.89.50゜THF (100mL)中の 1.2=ビス(ホスフィノ)ベンゼン(0゜79g、5.56ミリモル)に、n −BuLi (ヘキサン中の6.95mLの1.6M溶液、2.0当量)をシリ ンジによって滴加した。黄色の溶液を1.5時間撹拌せしめたが、この間にそれ は少し不透明になった。次に、生成した混合物に実施例1e)におけるようにし て製造された(2R,5R)−2,5−ヘキサンジオール環状硫酸エステル(2 ゜03g、11.3ミリモル)のT)IF溶液(10mL)を添加すると、反応 物は脱色した。1時間撹拌した後で、n−BuLi (7,65mLの1.6M ヘキサン溶液、2.2当量)を再びシリンジによって滴加した。最初に、黄色が 現れ、そして次に退色し、そしてゼラチン状沈殿が生成した(撹拌を維持するた めにこの時点で追加のTHFを添加して良い)。添加の終わりごろには、反応物 は黄色に留まった。この混合物を15時間撹拌せしめ、その後でMeOH(3m L)を添加して、あり得る過剰のn−BuLi残留物を抑制した。生成した無色 の混合物を濾過し、そしてゼラチン状沈殿をジエチルエーテルで完全に洗浄した 。濾液を濃縮して固体残渣を生成させ、これをペンタン(50mL)で抽出しそ して濾過した。濾液を10mLに濃縮しそして一10℃に冷却すると、無色の結 晶としての標題の生成物(0,80g)が導かれたが、これを濾過しそして真空 中で乾燥した。濾液の一層の濃縮及び残渣のMeOHからの一10℃での再結晶 は、結晶の第二の収穫(0,53g)を導いたが、これを濾過しそして真空中で 乾燥した。合わせた総収量は1゜33g (78%)であった: [α] ”I l+=476°(c 1、CHCl、)’ HNMR(C5Ds)δ領95 ( ddd、 6H,CHs) 、1゜24 (ddd、6H,CH3) 、1.2 0〜1.35 (m、2 H,CHz)、1、 70 (m、IH,CHz)  、1. 95(m、LH,CHz)、2.45(m、 2H,CH) 、7゜0 5(m、 2H,Ph)、7.25(m、 2H。
Ph):”P NMR(CeD6) δ +2.9 ;宜3CNMR(CeDs )δ 18.65.20.66 (t、Jcp”18.2HzSCH3) 、3 289.34.38 (t、J、、=5.8Hz) 、35.91.36゜49 .128.0.131.49.144.56 :HRMS (El、直接挿入) :m/z 306.1638 (M”、C+aH2sPzに関して計算された正 確な質量:306.1667) 、223.0796 (M CsH4+) 、 192.1064 (M CsH++P)。
THF (100mL)中の1.2−ビス(ホスフィノ)ベンゼン(101g、 7.11ミリモル)に、n−BuLi(ヘキサン中の8.90mLの1.6M溶 液、20当量)をシリンジによって滴加した。黄色の溶液を1.5時間撹拌せし めたが、この間にそれは少し不透明になった。次に、生成した混合物に実施例2 におけるようにして製造された(3S、6S)−3,6−オクタンジオール環状 硫酸エステル(3,0g。
14.4ミリモル)のTHF溶液(10mL)を添加すると、反応物は脱色した 。1時間撹拌した後で、n−BuLi (9,80mLの1.6Mヘキサン溶液 、2.2当量)を再びシリンジによって滴加した。最初に、黄色が現れ、そして 次に退色した。添加の終わりごろには、反応物は黄色に留まった。この混合物を 1.5時間撹拌せしめ、その後でMeOH(3mL)を添加して、あり得る過剰 のn−BuLi残留物を抑制した。生成した無色の混合物を濃縮してゼラチン状 残渣を生成させ、これをペンタン(50mL)で抽出しそして濾過した。濾液の 濃縮は、無色のオイルとしての標題の生成物(2,02g、78%)を与えた。
この粗製生成物は本質的に純粋でありそして何ら更なる精製なしで使用すること ができた。更なる精製が望まれる場合には、生成物を真空中で蒸留して良い [ α] ”、−−265°(c 1、ヘキサン):宜HNMR(CaDa) 60 . 85 (m、6H,CH3) 、0. 80〜0. 90(m、2H,CH 2)、0. 97(t、JlllI=7. 3Hz、6H,CHs)、1、 1 0−1. 40(m、4H,CH2)、1. 50−1. 80 (m、6H, CH2) 、 1. 90 (m、 2H,CH) 、 2 、 00−2.  20 (m。
4H,CH2)、2. 35 (m、2H,CH)、7. 06(m、2H,P h)、7.30m、2H,Ph);”P NMR(CsDs)δ −4゜5 ;  13CNMR(C6D、)δ 13.99.14.11 (d、J、c=4. 1.5Hz) 、25.37.28.80 (t、Jrc=16.56Hz)、 3306.33.37.41.92.42. 34 (t、Jc、=6. 70 Hz) 、127.62.132.25.144.33 :HRMS (EI、 直接挿入):m/z 362.2245 (M’、C22H36P2に関して計 算された正確な質量:362.2292)、293.1570 (M−CsHJ  、251.1.086 (M CsH+s) 、216.1193 (MCI IH+4) 、185.1395 (M C6H17P)。
THF (100mL)中の1.2−ビス(ホスフィノ)エタン(0゜667g 、7.10ミリモル)に、n−BuLi(ヘキサン中)8.90mLの1.6M 溶液、2.0当量)をシリンジによって添加した。薄い黄色の溶液を1.5時間 撹拌せしめた。次に、生成した混合物に実施例2におけるようにして製造された (3S、6S) −3,6−オクタンジオール環状硫酸エステル(3,0g、1 4.4ミリモル)のTHF溶液(10mL)を添加すると、反応物は脱色した。
1時間撹拌した後で、n−BuLi (10,2mLの1.6Mヘキサン溶液、 2.3当量)を再びシリンジによって滴加した。最初に、黄色が現れ、そして次 に退色し、そしてゼラチン状沈殿が生成した(撹拌を維持するためにこの時点て 追加のTHFを添加して良い)。添加の終わりごろには、反応物は薄い黄色に留 まった。この混合物を1.5時間撹拌せしめ、その後でMeOH(3mL)を添 加して、あり得る過剰のn−BuLi残留物を抑制した。生成した無色の混合物 を濃縮してゼラチン状残渣を生成させ、これをペンタン(150mL)で抽出し そして濾過した。濾液の濃縮は、無色のオイルとしての標題の生成物(L 92 g、86%)を与えた。
この粗製生成物は本質的に純粋でありそして何ら更なる精製なしで使用すること ができた。更なる精製が望まれる場合には、生成物を真空中で蒸留して良い:  [α]25n=+320°(c 1、ヘキサン);’HNMR(CsDg) 6 0. 93 (t、JHH=8. 2H2,6H,CH3)、0.95〜1.1 0(m、2H,CH2)、1. 03 (t、JH14=7. 8Hz、6H, CHs) 、1.15〜1.40(m、6H,CH2)、145〜1. 75  (m、12H,CH2) 、1.80 (m、2H1C1])、1、 95 ( m、2H,CH) ; 3宜P NMR(CsDs) 6 5. 9 :”CN MR(CsDe)δ 14.75.15.00.20.32.23.48.29 .46.34.13.34.94.43.08.45゜85 ;HRMS (E I、直接挿入):m/z 314.2289 (M”、Cl6836P2に関し て計算された正確な質量: 314.2292) 、286.1949 (M− C2H4) 、203.1099 (M−CsH+s)、172.1372 ( M−C8HI5P)、144.1037 (C6H17P)THF (75mL )中の1.2−ビス(ホスフィノ)エタン(050g、5.32ミリモル)に、 n−BuLi(ヘキサン中の665mLの1.6M溶液、20当量)をンリンジ によって添加した。薄い黄色の溶液を15時間撹拌せしめた。次に、生成した混 合物に実施例3におけるようにして製造された(3S、6S)−3,6−シヒド ロキシー2.7−ジメチルオクタン環状硫酸エステル(2,53g、10.7ミ リモル)のTHF溶液(]、OmL)を添加すると、反応物は脱色した。
1時間撹拌した後て、n−BuLi (7,64mLの1.6Mへキサン溶液、 2.3当量)を再びシリンジによって滴加した。最初に、黄色が現れ、そして次 に退色し、そしてゼラチン状沈殿が生成した(撹拌を維持するためにこの時点で 追加のTHFを添加して良い)。添加の終わりごろには、反応物は薄い黄色に留 まった。この混合物を1.5時間撹拌せしめ、その後でMeOH(3mL)を添 加して、あり得る過剰のn−BuLi残留物を抑制した。生成した無色の混合物 を濃縮してゼラチン状残渣を生成させ、これをペンタン(150mL)で抽出し そして濾過した。約10mLへの濾液の濃縮及び−10℃への冷却は、無色の結 晶としての標題の生成物を与えたが、これを濾過しそして真空中で乾燥した(1 .45g、74%)。この粗製生成物は分析的に純粋でありそして何ら更なる精 製なして使用することができた。更なる精製が望まれる場合には、無色の結晶を 生成させるために、生成物を一20℃でEt20/MeOHから再結晶して良い 。: [α] 25D=−264±3°(CI、ヘキサン); ’HNMR(C aDs) δ 0. 84 (d、J、、、、=6.4Hz、6H,CH3)、 0. 80〜1. 10(m、2H,CHz)、0、95 (d、 Jllll =6.6Hz、 6H,CHs) 、1.09 (d。
Ju++=6.5Hz、6H,CH3)、1. 10 (d、JH11=6.  5Hz。
6H,CH3)、1.20〜1.45 (m、4H,CH2) 、1.45〜1 、 75 (m、81七 CH,CH2) 、1.80〜2.05 (m、4H 。
CH):”P NkiR(CsD8)δ −10,1;I3CNMR(C6Ds )δ 20.27.20.36.22.24.22.81.23゜21.24. 52.2948.32.84.33.04.50.32.5’2. 19 ;  HRMS (E T、直接挿入):m/z 370.2894(N1゛、C22 II44P2に関して計算された正確な質量:370.2918)、355.2 603 (M CHs) 、342.2634 (M−CzH4)、327.2 336 (M−C3H7) 、231.1241 (M C+aH+J、199 .1611 (M−CI。H2゜Pフラグメント)、172.1387(CI2 8HPフラグメント)。
THF (100mL)中の1.2−ビス(ホスフィノ)ベンゼン(1゜20g 、8.44ミリモル)に、n−BuLi(ヘキサン中の10.6mLの1.6M 溶液、2.0当量)をシリンジによって滴加した。黄色の溶液を1.5時間撹拌 せしめたが、この間にそれは少し不透明になった。次に、生成した混合物に実施 例3におけるようにして製造された(3S、6S)−3,6−シヒドロキシー2 .7−シメチルオクタン環状硫酸エステル(4,Olg、17.0ミリモル)の THF溶液(10mL)を添加すると、反応物は脱色した。1時間撹拌した後で 、n−BuLi(12,15mLの1.6Mヘキサン溶液、2.2当量)を再び シリンジによって滴加した。最初に、黄色が現れ、そして次に退色した。添加の 終わりごろには、反応物は黄色に留まった。この混合物を1.5時間撹拌せしめ 、その後てMeOH(3mL)を添加して、あり得る過剰のn−BuLi残留物 を抑制した。生成した無色の混合物を濃縮してゼラチン状残渣を生成させ、これ をペンタン(150mL)で抽出しそして濾過した。濾液の濃縮は、粘性の無色 のオイルとしての標題の生成物(2,47g、70%)を与えた。この粗製生成 物は本質的に純粋でありそして何ら更なる精製なして使用することができた。所 望の場合には、更なる精製は、真空中での蒸留によって達成することができる: [α] ”o=+59.6±1°(c 1、ヘキサン);’HNMR(CsD6 )60.65 (d、 J、l+=6.4H2,6H,CH3) 、領80〜1 . 10(m、2H,CHz)、1.03 (d、J)LH=6. 6Hz、1 2H,CHs) 、1.10(d、JHH=6.5H2,6H,CH3)、1゜ 20〜1.65 (m、6H,CH2) 、1.65〜2.20 (m、2H。
CH,CHz) 、2. 40 (m、2H,CH) 、7. 00(m、2H ,Ph)、7.40(m、 2H,Ph):”P NMR(CsDs)δ−11 ゜2 ;HRMS (EI、直接挿入):m/z 418.2916 (M”、 C2@H44P2に関して計算された正確な質量:418.2918)、403 .2633 (M CH3) 、375.2351 (M C5Ht) 、27 9゜1535 (M−C+oH+o) 、 247.1485 (M−CIOH 20PTHF (15mL)中のジエチルクロロホスホナイト(8,0g、 0 ゜051モル)に、1.1′ −ジリチオフェロセン(4,0g、 0. 01 3モル)のTHF溶液を滴加した。反応物を25℃で2時間撹拌せしめ、その後 では”P NMR監視は生成物への完全な転換を示した。次に、反応物を真空中 で濃縮し、そして生成したオレンジ色の残渣をペンタンで抽出した。セライトの パッドを通しての濾過の後で、濾液を濃縮すると、暗いオレンジ色のオイルとし ての生成物(5,15g、95%)を与えた:’HNMR(C6D、) δ 1 .05 (t、3H,CH3)、3.75(d、2H,CH2)、4.25 ( s (br)、2H,CpH)、4、 45 (s (br)、2H,CpH)  ; 3鵞P NMR((、+Ds) δ1.1゛−ビス(ホスフィノ)フェロ センTHF (75mL)中の水素化アルミニウムリチウム(1,07g、28 .2ミリモル)の冷たい(−30℃)溶液に、THF (5mL)中のクロロト リメチルシラン(3,06g、28.2ミリモル)の冷たい溶液(−30℃)を 添加し、そしてこの混合物を25°Cで1.5時間撹拌せしめる。生成した混合 物に、THF (10mL)中の実施例9において製造された化合物であるフェ ロセニル−1,1゛ −ビス(ジエチルホスホナイト)(2,0g、4.7ミリ モル)の溶液を添加する。反応物を25℃で6時間撹拌せしめ、その後でTHF  (10mL)中のMeOH(5mL)の溶液をゆっくりと滴加した。1時間撹 拌した後で、反応物を濾過しそして濾液を乾燥まで濃縮した。残渣をジエチルエ ーテル(100mL)で抽出し、濾過し、そしてオレンジ色のオイルに濃縮した 。生成したオイルをペンタン中に溶解し、濾過し、そして濾液を濃縮すると、オ レンジ色のオイルとしての生成物(1,15g、98%)が得られた: ’HN MR(CeDe) δ 3. 36 (t、J、、=202Hz、J、、、、= 3.3Hz、2H,PH) 、3.92(m、2H,CpH)、3.96(m、 2H,CpH)、4.03 (t、JrH=202Hz、JnH=3.3Hz、 2H,PH);”P NMR(CaDs)δ −1455(t、Jpu=202 H2); ”CNMR(CaDg)δ 72.14.7699.77.0 (d 、J、C=15.2Hz)。
1.1° −ビス((2R,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ)フェロセン THF (30mL)中の1,1′−ビス(ホスフィノ)フェロセン(0,2g 、0.8ミリモル)の溶液に、n−BuLi(ヘキサン中の1.0mLの1.6 M溶液、2.0当量)をシリンジによって滴加した。
オレンジ色の溶液を1.5時間撹拌せしめたが、この間にそれは少し不透明にな った。次に、生成した混合物に(3S、6S)−3,6−オクタンジオール環状 硫酸エステル(0,338g、1.6ミリモル)のTHF溶液(10mL)を添 加した。1時間撹拌した後で、n−BuLi(1,15mLの1.6Mへキサン 溶液、2.2当量)を再びシリンジによって滴加した。この混合物を1.5時間 撹拌せしめ、その後でMeOH(3mL)を添加して、あり得る過剰のn−Bu Li残留物を抑制した。生成したオレンジ色の混合物を濃縮してゼラチン状残渣 を生成させ、これをペンタン(150mL)で抽出しそして濾過した。濾液の5 mLへの濃縮及び10時間の一30℃への冷却は、オレンジ色の結晶性固体とし ての生成物を与えたが、これを濾過し、冷たいM e OHで洗浄しそして乾燥 した(0.29g、77%)。この粗製生成物は本質的に純粋でありそして何ら 更なる精製なしで使用することができた。IHNMR(CsD6) δ 0.  88 (m、6H,CH3) 、0. 9〜1゜20(m、 4H,CH2)、 1.11 (t、 Ju1=7.3Hz、 6H,CH3) 、1.20〜1. 40(m、旧−i、 CH2)、1.45〜1.70(m、4H,CH2) 、 1. 70〜1. 90 (m、4H,CH) 、2゜10 (m(br)、2 H,CH)、2.40(m、2H,CH)、3゜90 (m、IH,CpH)、 4.25 (m、2H,CpH)、4.35(m、LH,CpH);”P NM R(CsDs)δ −9,4;”CNMR(CaDs) δ 14.27 (d 、J、c=16.1Hz) 、14゜82 (d、J、C=7.9Hz) 、2 3.76.30.07.30.49.34.03.34.34 (d、J−c= 4.4Hz) 、42.42 (d。
J、C=9.9Hz) 、44.44 (d、JcF=11.9Hz) 、70 ゜88 (d、J、、=5.2Hz) 、71.24.71.96 (d、Jc 、=7.7Hz) 、77.33 (d、JcP=32.8Hz);HRMS  (E■、直接挿入):m/z 470.1976 (M”、CzeH46P2F eに関して計算された正確な質量:470.1955)、359.0485(M  CaH+s) 、328.1046 (M−CsH+sP)。
ビス((2S、5S)−2,5−ジメチルホスホラノ)ベンゼン)]ヘキサン( IQmL)中の[(COD)Ru (2−メチルアリル)2](0,104g、 0.325ミリモル)に、ヘキサ7 (3mL)中の実施例4におけるようにし て製造された1、2−ビス((2S、5S)−2,5−ジメチルホスホラノ)ベ ンゼンを添加し、そしてこの混合物を12時間還流した。冷却の後で、反応物を 乾燥まで濃縮し、そして残渣を最小量のジエチルエーテル(2〜3mL)中に溶 解した。MeOH(IQmL)の添加及び−30°Cへの冷却は、灰色がかった 白の固体としての生成物を与えたが、これを、濾過し、冷たいMeOHで洗浄し 、そして真空中で乾燥した(0.124g、74%)。’HNMR(C6D6) δ 0. 35 (dd、JHl、=6. 9Hz、JP、、=9. 7Hz、 6H。
CH3)、o、70(d、2H)、1. 20 (m、2H) 、1. 30〜 1゜50 (m、6 H,CH2)、1.40 (dd、JIIH=7.4Hz 、JP−=17.2Hz、6H,CH3) 、1.65 (s、2H,CH)  、1.5〜2. 0 (m、4H) 、2. 20 (s、6H,CHs) 、 2. 65(m。
2H,CH,CH2) 、2.75 (s、2H,CH) 、7.05 (m。
2H,Ph) 、7.47 (m、2H,Ph): ”P NMR(CsDe) ビス((2R,5R) −2,5−ジェチルホスホラノ)ベンゼン)]この錆体 は、実施例5におけるようにして製造されたジホスホラン1゜2−ビス((2R ,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ)ベンゼンを使用した以外は、実施例1 2において上で述べたようにして製造した。
−30℃でのジエチルエーテル/メタノールからの生成物の再結晶は、灰色がか った白の固体としての生成物を与えたが、これを、濾過し、冷たいMeOHで洗 浄し、そして真空中で乾燥した。’ HN M R(Ca D a )δ 0.  5 (t、J、□=6.7Hz、6H,CHs) 、0.5〜1゜7(m、1 6H)、1. 45 (t、JHH=7. 4Hz、6H,CH3)、1.65 (s、2H,CH)、1.7〜2.2(m、6H)、2.20(s、 6H,C H3) 、2.40(m、 2H,CH,CHx) 、2.75(s、IH,C H) 、7. 05 (m、2H,Ph) 、7. 50 (m、2H,Ph) ;31p NMR(C6D6)δ 91.8゜((2R,5R)−2,5−ジイ ソプロピルホスホラノ)エタン)]この錯体は、実施例7におけるようにして製 造されたジホスホラン1゜2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソブロピル ホスホラノ)エタンを使用した以外は、実施例12において上で述べたようにし て製造した。−30℃でのジエチルエーテル/メタノールからの生成物の再結晶 は、灰色がかった白の固体としての生成物を与えたが、これを、濾過し、冷たい MeOHで洗浄し、そして真空中で乾燥した。’HNMR(C6Ds) 60.  74 (d、JHH=6. 8Hz、6H,CHs) 、0. 80−1.3 0(m、12H,CH2) 、0.81 (d、Ju、=6.6Hz。
6H,CH3) 、0. 95 (d、JH1+=6. 8Hz、6H,CH3 ) 、0゜98 (d、J−H=6.8H2,6H,CH3) 、1.40 ( br、2H。
CH2) 、1.50〜1.75(m、6H,CH,CH2) 、1.95(m 、2H,CH) 、2.10 (s、6H,CHs) 、2. 15 (s。
2H) 、2.50 (br、4H);”P NMR(CsDg)δ 87゜4 ゜ 2.5−ジエチルホスホラノ)ベンゼン)]“CF 3S O3−25℃のTH F (IQmL)中の[(COD) 2Rh] ”CF35O3−(0,13g 、0.28ミリモル、C0D=1.5−シクロオクタジエン)に、THF (5 mL)中の実施例5におけるようにして製造した1゜2−ヒス(2R,5R)− 2,5−ジェチルホスホラノ)−ベンゼンの溶液を浦和した。溶液は、ホスフィ ン添加すると黄色がらオレンジ色に変わった。反応物を15分間撹拌せしめ、そ して次にEt20(30mL)を溶液にゆっくりと添加してオレンジ色の微結晶 性沈殿を生成させ、これを濾過し、EttOで洗浄し、そして短時間乾燥した。
固体をCH。
C1z (5mL)中に溶解し、濾過し、そしてE t 20 (30mL)を オレンジ色の濾液にゆっくりと添加して、オレンジ色の微結晶性固体としての標 題の生成物(0,112g、56%)を生成させた:’HNMR(CDzClz ) δ 0. 86 (t、Jo++=7. 3Hz、6H,CH,)、1、  02 (t、JHH=7. 3Hz、6H,CH3) 、1. 2〜1. 6( m。
6H,CH2) 、1. 85 (m、4H,CH,CH2) 、2. 20  (m。
2H,CH,CHz) 、2.20〜2.70(m、14H,CH2,CH)、 4.90 (m (br)、2H,C0D−CH) 、5.60 (m (b  r)。
2H,C0D−CH) 、7.70 (m、4H,Ph);”P NMR(CD 2CI 2)δ 69.5 (d、J、−、=148.3Hz)。
この錯体は、ジホスホラン1,2−ビス((2S、5S)−2,5−ジメチルホ スホラノ)ベンゼンを使用した以外は、実施例15において上で述べたやり方と 類似のやり方で製造した。’HNMR(CD2C1□)61、 01 (dd、 JIIH”6. 8Hz、JPl+=15、OHz、6H。
CH3) 、1. 45 (dd、J+III=7. IH2,JPH=18.  2H2゜6H,CH3) 、1. 55 (m、2H,CH2) 、1. 9 5 (m、2H。
CH,CH2) 、2.20〜2.60(m、12H,CH2,CH)、2゜6 5(m、2 比 CH,CH2) 、2. 75 (m、 2H,CH,CH2 ) 、5.05 (br、2H,C0D−CH) 、5.62 (br、2H, C0D CH) 、7. 75 (m、4H,P h) ; ”P NMR(C DzC] z)δ 76.3 (d、JIIh?=148.7H2)。
2.5−ジイソブロピルホスホラノ)ベンゼン)] ”CF3SO3−この錯体 は、ジホスホ・ラン1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロピルホ スホラノ)ベンゼンを使用した以外は、実施例15において上で述べたやり方と 類似のやり方で製造した。’HNMR(CD2C12) δ 0. 72 (d 、JHH=6. 6Hz、6H,CHs)、0、 73 (d、JIIH=6.  7H2,6H,CH3) 、1. 13 (d。
JHH=6. 5H2,6H,CH3) 、1. 14 (d、Jo++=6.  6Hz。
6H,CHs) 、1.60 (m、 4H,CHz) 、1.95 (m、  4H。
CH,CHz) 、2. 15 (m、2H,CHz) 、2. 20〜2.  45(m、6H,CH2,CH) 、2.45〜2.70 (m、8H,CH。
CH2) 、4.95 (br、2H,C0D−CH) 、5.60 (br。
2H,C0D−CH) 、7.65 (m、2H,Ph) 、7.75 (m。
2H,Ph);”P NMR(CD2CL)δ 65. 5 (d、J、h。
=148.5Hz)。
この錯体は、ジホスホラン1.2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロ ピルホスホラノ)エタンを使用した以外は、実施例15において上で述べたやり 方と類似のやり方で製造した。’HNMR(CD2C12) 60. 97 ( d、JllH=6. 6H2,6H,CH3) 、O。
90〜1.20 (m−,2H,CHt) 、1.10 (d、JoM=6.6 Hz、6H,CHs) 、1.15 (d、JHH=6.5H2,6H,CH3 )、1.40 (d、J、I□=6.5Hz、6H,CHs) 、1.30〜1 .50 (m、4H,CH2) 、1.50〜2.00 (m、IOH,CH, CHz)、2.00〜2.60 (m、12H,CH)、4.85 (m(br )、2H,C0D−CH)、5.30 (m(br)、2H,C0D−CH);  ”P NMR(CD2C1り δ 65.2 (d、J++hp=14この錯 体は、実施例15において上で述べたやり方と類似のやり方で製造した。’HN MR(CD2C1り δ 1. 07 (t、JllH=7゜3Hz、6H,C H3) 、1.20〜1.50 (m、8H,CH2) 、1゜50〜2.10  (m、12H,CH,CH2) 、2.15〜2.60(m。
12H,CH,CHz) 、4.85 (m (br)、2H,C0D−CH) 、5.30 (m (br)、2H,C0D−CH) 、7.70 (m、4H 。
Ph):”P NMR(CDzClz)671. 2 (d、JIlbF=14 ドライボックス中で、100mLのFisher−Porterチューブに、基 質の025〜0.35Mのメタノール溶液、無水の脱ガスされたM e OH又 はTHF (20mL)及び触媒前駆体(0,1モル%)を仕込んだ。4回の真 空/ H2サイクルの後で、チューブを30ps igH2(Ma theso n、99.998%)の初期圧力に加圧した。
反応物を、更なる水素の取り込みが観察されなくなるまで20〜25°Cで撹拌 せしめた。特記しない限り、完全な(100%)生成物への転換がGC及びIH NMR分析によって示された。完全な(100%)転換のための反応時間は1〜 2時間であった。反応物を濃縮し、そして残渣を短いSin、カラム(EtOA c/ヘキサン又はE t 20/ペンタン、50150)を通過させて、生成物 を与えた。生成物の絶対立体配置は、光学回転のしるしによって確立した。
鏡像異性体過剰率の測定 リストされる鏡像異性体過剰率は、2〜3の実験から得られた平均値である。鏡 像異性体過剰率は以下のように測定された二N−アセチルフェニルアラニンメチ ルエステル(HPLC,Daicel Chiralcel OJ、1.0mL /min、10%の2−PrOH/ヘキサン)(R)tt 8.9m1n: ( S)tt 11.4m1n);N−メチルエステル(Capillary GC ,Chrompack XE−50−8−Va I 1ne−8−a−フェニル −エチルアミド、155°C等温)(R)tt 10.69m1n、(S)tt  11.21m1n;N−アセチルロイランメチルエステル(Capillar y GC,Chrompack XE−60−3−Valine−3−a−フェ ニル−エチルアミド、160°C等温)(R)tt 16.49m1n、(S) tt 17.48m1n;N−ベンゾイルフェニルアラニンメチルエステル(H PLC,Daicel Chiralcel OJ、1.OmL/min、10 %の2−PrOH/ヘキサ:/) (R) L+ 10. 1m1n; (S) tz 13.4m1n);ジメチル2−メチルスクシネート(CDCl2中での 500MHz’HNMR,キラルシフト試薬(+) −Eu (h f C)  3) 、63.69でのエステルメトキシル共鳴のベースライン分離度は△δ0 .25と観察された;1−アセトキシ−1−フェニルエタン誘導体(Capil lary GCSJ&W Cyc ] odex−B): Ph=C5Hs ( 160℃等温)(S)tt 7゜66m1n1 (R)tz 7.92m1n; Ph=p−FC1lH4(120℃等温)tt 7.89m1n1 tt 8. 15m1n;Ph=m−FCsH4(120℃等温)tt 7.33m1n、t t 7.61m1n;Ph=m−CI C6)(、(130℃等温)tt 12 .44m1n、t。
12.80m1 n ; Ph=p NO*C*H< (CDCIs中での5o oMHz’HNMR,キラルシフト試薬(+) Eu(hfc)s)、δ2゜1 5でのアセトキシメチル共鳴のベースライン分離度は△δ1.2と観察された: 1−アセトキシー1−(1−ナフチル)エタン(NaOMe/ M e OHに よる加水分解によって得られたアルコールでのHPLC。
Daicel Chiralcel OJ、1.0mL/min、10%の2− PrOH/ヘキサン)tt 9.48m1nStt 13.53m1n;エチル O−アセチルラクテート(基準生成物(S)−(−)−〇−アセチルラクテート [α] 。”=−50,6°(C1,0,CHCl3の光学回転との比較によっ て);還元生成物純度を確保するためにIHNMRと合わせて) ;1. 1.  1−トリフルオロ−2−アセトキシプロパン(CDC13中での5ooMH2 IHNMR1キラルシフト試薬(+) −Eu (h f C) 3) 、δ1 .6oでのアセトキシメチル共鳴のベースライン分離度は△δ0.6と観察され た。
絶対立体配置 水素化生成物の絶対立体配置は、立体配置が決められた光学回転のしるしとのそ れの比較によって確立された。以下に引用する化合物を比較のために使用した:  (S)−N−アセチルフェニルアラニンメチルエステル([α] o20=+ 16. 4°(c 2、MeOH); (S)−N−7セチルアラニンメチルエ ステル([α] 、23=−91,7°(c 2、H2O); (S)−N−ア セチルロイシンメチルエステル([α]。17=−42,0°(C3,3、Me OH); (S)−N−ベンゾイル7z−ルアラニンメチルエステル([a]  D”=−45,3°(c 1、MeOH); (R)−ジメチル2−メチルスク シネート([α]。2 S = +5゜11°(純粋な); (S)−1−アセ トキシ−1−フェニルエタン([α]、”=−130,5°(c 3、ベンゼン ); (R)−(+)−1−アセトキシ−1−(p−ニトロフェニル)エタン;  (S)−1−ヒドロキシ−1−(1−ナフチル)エタン([a] D”=−7 8,9°(C5、EtOH):エチル0−アセチルラクテート(認証された製品 である(S)−(−)−0−7セチルラクテート[a] o”=−50,6゜( cl、0、CHCl3)の光学回転との比較によって); (S)−i、1.  1−トリフルオロ−2−アセトキシプロパン([α] D!!=+18.7°( 純粋な)14: メチル(Z)−α−アセトアミドシナメートの非対称的水素化100mLのFi sher−Porterチューブに、メチル(Z)−α−アセトアミドシナメー ト(300mg、1.36ミリモル)、ロジウム触媒である実施例15における ようにして製造された[(COD)Rh (1,2−ビス((2R,5R) − 2,5−ジエチルーホスホラノ)ベンゼ:/)] ”CF3SO3−(1,0m g10.0O136ミリモル)、MeOH(6,0mL)及び撹拌バーを仕込ん だ。密封した後で、次に圧力ヘッドを水素タンク(Matheson、99.9 98%)に接続し、そして4回の真空/ Hzサイクルによってラインから空気 をパージした。反応混合物の上の2回の真空/ H2サイクルの後で、チューブ を30psigのH2の初期圧力に加圧した。反応物を20℃で2時間撹拌せし めたが、その後では更なるH2取り込みは観察されなかった。生成物への完全な 転換はキャピラリーGC(メチルシリコーンカラム)によって指示された。反応 物をロートパップで濃縮し、そして残渣を溶出剤として80%酢酸エチル/ヘキ サンを使用して短いSin、カラム(約6x0.5cm)でクロマトグラフ処理 した。生成物を含む留分をロートパップで濃縮すると、無色の結晶性固体として メチル(R)−N−アセチルフェニルアラニン(270mg、90%)が得られ た。上で述べたようなりaicel Chiralcel OJカラムを使用し てのHPLCによる鏡像異性体過剰率分析は、99%の鏡像異性体純度を示した 。その他の基質を上の手順を使用して水素化したが、得られたデータを表1及び 2中に要約する。
表1 A” 85 64.4 91.4 実施例 19 93 81.2 98・1実施例 18 93 9aJ 96・ 4実施fR16589s、299.0 実施例 15 99 99.Q 99.4実施例 17 117 95.4 96.9 ° サンプルAは、式■[式中、Rは実施例15の方法を使用して[(COD  ) 2 Rh ] ” CF s S O!−によって配位結合されたメチルで ある]の高い鏡像異性体純度の配位子を表す。
表2 エノールアセテートの非対称的水素化 m−CIC6H4実施例 is −−−91+41bp−Fe2O2実施例 1 9−−− 89 (4)bm−Fe4O4実施例 is −−−89<41b1 −ナフチル 実施例 19 −−− 94 ++1−+R11−ナフチル 実施 例 ユ6 −一 93 (−1−(sICO2Et 実施例 16 89 99  (−1−151co2tt 実施例 1s !19 >99 (+1−IRI 。。2゜2 実施例 19 89 >99 +4l−tRl・ リストした値は 、Koenig、に、E、;Bachman、c。
L、;Vineyard、B、D、、J、Org、Chem、 、1980.4 5.2362及び5eike、R,;Pracejus、H,。
J、Mo1.Cat、、1986,37,213中テコれらの基質の接触的非対 称的水素化のために前に報告された最高のeeを示す。
5 絶対立体配置は確立されなかった。
実施例21 2−メチル−2−ブテン酸のルテニウム接触された非対称的水素化2−メチル− 2−ブテン酸の水素化を、初期水素圧力60ps i g (4atm)下で基 質の0.67Mのメタノール溶液中で20〜25℃でFisher−Porte rチューブ中で実施した。触媒は、前駆体錯体[(COD)Ru (2−メチル アリル)2](各々が引用によって本明細書中に組み込まれるLewisら、J 、Chem、Soc、、Da 1ton、1974.951;Powell及び ShawSJ、Chem。
Sac、(A)、1968.159)をジエチルエーテル溶液中の1゜1当量の ホスフィンと反応させることによってその場で製造した。この予価生成された触 媒溶液のアリコートを、次に、2−メチル−2−ブテン酸のメタノール溶液に直 接に添加し、そして次にこの混合物を水素圧力下に置いた。反応物を12時間撹 拌せしめた後では、更なる水素の取り込みは観察されなかった。生成物単離及び 鏡像異性体過剰率測定は、以下に述べるようにして実施した。
ジエチルエーテル(0,5mL)中の[(COD)Ru (2−メチルアリル) 2] (10mgS0.031ミリモル)の溶液に、ジエチルエーテル(領 5 mL)中の1.2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロビルホスホラノ )ベンゼン(15mg、0.035ミリモル)の溶液を添加した。Fisher −Porterチューブに、撹拌バー、)り/−ル(6,0mL) 、2−メチ ル−2−ブテン酸(0,4g、 4゜0ミリモル)、及びジエチルエーテル中の 上で製造されたQ、1mLの触媒溶液を仕込んだ。密封した後で、次に圧力ヘッ ドを水素タンク(Matheson、99.998%)に接続し、そして4回の 真空/ H2サイクルによってラインから空気をパージした。反応混合物の上の 2回の真空/H2サイクルの後で、チューブを60psigのHoの初期圧力に 加圧した。反応物を20℃で12時間撹拌せしめたが、その後では更なるR2取 り込みは観察されなかった。生成物への完全な転換はキャビ−71J−GC(メ チルシリコーンカラム)によって指示された。反応物をロートパップで濃縮し、 そして残渣を塩化メチレン(20mL)中に溶解した。次に、有機層をINN水 酸化ナトl功名溶液1回抽出した。必要な場合には、水性層を濾過した。次に、 水性層を濃HCIでpH=1に酸性化した。生成した混合物をジエチルエーテル (3x 30mL)で抽出し、そして有機層を硫酸マグネシウムの上で乾燥した 。濾過及びロートパップでの濃縮は、無色のオイルとして生成物である(S)− (十) ’−2−メチルブタン酸(0,35g、88%)を与えた。鏡像異性体 過剰率は、認証された(S)−(+)−2−メチルブタン酸([α]。2s=+ 19.9°(c 1、ヘキサン))の光学回転と得られた光学回転の比較によっ て測定した。観察された[α] o”=+18.6°(c 1、ヘキサン)は9 3%の鏡像異性体過剰率eeを示した。他のホスフィンから誘導された触媒を使 用しての2−メチル−2−ブテン酸の水素化を類似の様式で実施した。データを 表3中に要約する。
嚢】一 実施例 4 78% ee (S) 実施例5 Bat ee (R3 実施例 8 93%eeS 補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成5年12月29 日−

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I [式中、 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペ ルフルオロアルキル;アリール;置換されたアリール;アラルキル;環置換され たアラルキル又は−CR′2(CR′2)qX(CR′2)pR′ (式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてR′は、H;F;アリール;若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはR′とR′′は、環を形成し、Xは、O、S、NR′′、PR′ ′、AsR′′、SbR′′、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価 の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環 式基であり、R′′は、水素;各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フル オロアルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール;置換されたアリール; アラルキル;環が置換されたアラルキル;又はCR′2(CR′2)qZ(CR ′2)pR′であり、Zは、O、S、NR′、PR′、AsR′又はSbR′で あり、そして R′、p及びqは、上で定義されたようであるか、又は一緒の場合にはR′及び R′′は、環を形成する)を含有して成る基であるが但し、Rがメチルである時 にはこの化合物が高度の鏡像異性体純度を有する]のキラル環状硫酸エステル。
  2. 2.Rがエチル又はイソプロピルである、請求の範囲1記載の化合物。
  3. 3.高度の鏡像異性体純度を有する、請求の範囲1記載の化合物。
  4. 4.2,5−ヘキサンジオール環状硫酸エステルである、請求の範囲1又は3記 載の化合物。
  5. 5.3,6−オクタンジオール環状硫酸エステルである、請求の範囲1又は3記 載の化合物。
  6. 6.3,6−ジヒドロキシ−2,7−ジメチルオクタン環状硫酸エステルである 、請求の範囲1又は3記載の化合物。
  7. 7.フェロセニル−1,1′−ビス(ジエチルホスホナイト)である化合物。
  8. 8.式IIIb、IVb、Vb又はVIb:▲数式、化学式、表等があります▼ IIIb▲数式、化学式、表等があります▼IVb▲数式、化学式、表等があり ます▼Vb▲数式、化学式、表等があります▼VIb[式中、 Xは、O、S、NR′′、PR′′、AsR′′、SbR′′、二価のアリール 、二価の縮合したアリール、二価の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環 式基、又は二価の縮合した複素環式基であり、R′′は、水素;各々が約8個ま での炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペルフルオロアルキル ;アリール;置換されたアリール;アラルキル;環が置換されたアラルキル;又 はCR′2(CR′2)qZ(CR′2)pR′であり、 Zは、O、S、NR′、PR′、AsR′又はSbR′であり、p及びqは、各 々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、R′は、H;F;アリール ;若しくは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しく はペルフルオロアルキルであり、又は一緒の場合にはR′とR′′は、環を形成 し、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アリ ール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニル、置換されたビニル、アルキニ ル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換芳香環炭素の数と等しい1〜6の 整数である]の化合物から成るビス(第一級ホスフィン)。
  9. 9.1,1′−ビス(ホスフィノ)フェロセンである、請求の範囲8記載の化合 物。
  10. 10.式II、IIIc、IVc、Vc又はVIc:▲数式、化学式、表等があ ります▼II▲数式、化学式、表等があります▼IIIc▲数式、化学式、表等 があります▼IVc▲数式、化学式、表等があります▼Vc▲数式、化学式、表 等があります▼VIc[式中、 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル又はペルフ ルオロアルキル;アリール;置換されたアリール;アラルキル;環置換されたア ラルキル;−CR′2(CR′2)qX(CR′2)pR′(式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてR′は、H;F;アリール;若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはR′とR′′は、環を形成し、Xは、O、S、NR′′、PR′ ′、AsR′′、SbR′′、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価 の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環 式基であり、R′′は、水素;各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フル オロアルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール;置換されたアリール; アラルキル;環が置換されたアラルキル;又はCR′2(CR′2)qZ(CR ′2)pR′であり、Zは、O、S、NR′、PR′、AsR′又はSbR′で あり、そして R′、p及びqは、上記に定義したとおりであるか、又は一緒の場合にはR′及 びR′′は、環を形成する)であり、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲ ン、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニ ル、置換されたビニル、アルキニル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換 芳香環炭素の数と等しい1〜6の整数である]から成るキラル配位子。
  11. 11.Rがメチル、エチル又はイソプロピルであり、そしてYが水素である、請 求の範囲10記載のキラル配位子。
  12. 12.高度の鏡像異性体純度を有する、請求の範囲10記載のキラル配位子。
  13. 13.1,2−ビス(2,5−ジメチルホスホラノ)ベンゼンである、請求の範 囲10記載のキラル配位子。
  14. 14.1,2−ビス(2,5−ジエチルホスホラノ)ベンゼンである、請求の範 囲10記載のキラル配位子。
  15. 15.1,2−ビス(2,5−ジエチルホスホラノ)エタンである、請求の範囲 10記載のキラル配位子。
  16. 16.1,2−ビス(2,5−ジイソプロピルホスホラノ)エタンである、請求 の範囲10記載のキラル配位子。
  17. 17.1,2−ビス(2,5−ジイソプロピルホスホラノ)ベンゼンである、請 求の範囲10記載のキラル配位子。
  18. 18.1,1′−ビス(2,5−ジエチルホスホラノ)フェロセンである、請求 の範囲10記載のキラル配位子。
  19. 19.1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジメチルホスホラノ)ベンゼン 又はその(2S,5S)類似体である、請求の範囲10記載のキラル配位子。
  20. 20.1,2−ビス((2S,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ)ベンゼン 又はその(2S,5S)類似体である、請求の範囲10記載のキラル配位子。
  21. 21.1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ)エタン又 はその(2S,5S)類似体である、請求の範囲10記載のキラル配位子。
  22. 22.1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロピルホスホラノ)エ タン又はその(2S,5S)類似体である、請求の範囲10記載のキラル配位子 。
  23. 23.1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロピルホスホラノ)ベ ンゼン又はその(2S,5S)類似体である、請求の範囲10記載のキラル配位 子。
  24. 24.1,1′−ビス((2R,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ)フェロ セン又はその(2S,5S)類似体である、請求の範囲10記載のキラル配位子 。
  25. 25.式II、IIIc、IVc、Vc、VIc又はVII:▲数式、化学式、 表等があります▼II▲数式、化学式、表等があります▼IIIc▲数式、化学 式、表等があります▼IVc▲数式、化学式、表等があります▼Vc▲数式、化 学式、表等があります▼VIc▲数式、化学式、表等があります▼VII[式中 、 Rは、各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペ ルフルオロアルキル;アリール;置換されたアリール;アラルキル;環置換され たアラルキル又は−CR′2(CR′2)qX(CR′2)pR′ (式中、 q及びpは、各々、1〜約8の範囲の同一の又は異なる整数であり、 Xは、下記に定義されるとおりであり、そしてR′は、H;F;アリール;若し くは各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フルオロアルキル若しくはペル フルオロアルキルであるか、又は 一緒の場合にはR′とR′′は、環を形成し、Xは、O、S、NR′′、PR′ ′、AsR′′、SbR′′、二価のアリール、二価の縮合したアリール、二価 の6員環の複素環式基、二価の5員環の複素環式基、又は二価の縮合した複素環 式基であり、R′′は、水素;各々約8個までの炭素原子を含むアルキル、フル オロアルキル若しくはペルフルオロアルキル;アリール;置換されたアリール; アラルキル;環が置換されたアラルキル;又はCR′2(CR′2)qZ(CR ′2)pR′であり、Zは、O、S、NR′、PR′、AsR′又はSbR′で あり、そして R′、p及びqは、上記に定義したとおりであるか、又は一緒の場合にはR′及 びR′′は、環を形成する)であり、そして各々のYは、独立に、水素、ハロゲ ン、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニ ル、置換されたビニル、アルキニル又はスルホン酸であり、そしてnは、未置換 芳香環炭素の数と等しい1〜6の整数である]のキラル配位子の製造のための方 法であって、ビス(第一級ホスフィン)を強塩基の存在下で式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I [式中、 Rは、上記のように定義されている] の環状硫酸エステル化合物と反応させることを有して成る方法。
  26. 26.溶媒としてのテトラヒドロフラン中で行われる、請求の範囲25記載の方 法。
  27. 27.約20℃〜約30℃で行われる、請求の範囲25記載の方法。
  28. 28.不活性雰囲気中で行われる、請求の範囲25記載の方法。
  29. 29.環状硫酸エステルが高度の鏡像異性体純度を有する、請求の範囲25記載 の方法。
  30. 30.キラル配位子が高度の鏡像異性体純度を有する、請求の範囲25記載の方 法。
  31. 31.Rがメチルである、請求の範囲25記載の方法。
  32. 32.Rがエチルである、請求の範囲25記載の方法。
  33. 33.Rがイソプロピルである、請求の範囲25記載の方法。
  34. 34.請求の範囲10記載の1以上のキラル配位子の両方のリン原子に結合され た1以上の遷移金属、ランタニド又はアクチニドを含有して成る錯体。
  35. 35.高度の鏡像異性体純度を有する、請求の範囲34記載の錯体。
  36. 36.遷移金属がロジウムである、請求の範囲34又は35記載の錯体。
  37. 37.遷移金属がルテニウムである、請求の範囲34又は35記載の錯体。
  38. 38.[(COD)Rh(1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジエチルホ スホラノ)ベンゼン)]+CF3SO3−又はその(2S,5S)類似体である 、請求の範囲35記載の遷移金属錯体。
  39. 39.[(COD)Rh(1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジエチルホ スホラノ)エタン)]+CF3SO3−又はその(2S,5S)類似体である、 請求の範囲35記載の遷移金属錯体。
  40. 40.[(COD)Rh(1,2−ビス((2S,5S)−2,5−ジメチルホ スホラノ)ベンゼン)]+CF3SO3−又はその(2R,5R)類似体である 、請求の範囲35記載の遷移金属錯体。
  41. 41.[(COD)Rh(1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロ ピルホスホラノ)ベンゼン)]+CF3SO3−又はその(2S,5S)類似体 である、請求の範囲35記載の遷移金属錯体。
  42. 42.[(COD)Rh(1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジイソプロ ピルホスホラノ)エタン)]+CF3SO3−又はその(2S,5S)類似体で ある、請求の範囲35記載の遷移金属錯体。
  43. 43.[(2−メチルアリル)2Ru(1,2−ビス((2S,5S)−2,5 −ジメチルホスホラノ)ベンゼン)]である、請求の範囲35記載の遷移金属錯 体。
  44. 44.[(2−メチルアリル)2Ru(1,2−ビス((2R,5R)−2,5 −ジエチルホスホラノ)ベンゼン)]である、請求の範囲35記載の遷移金属錯 体。
  45. 45.[(2−メチルアリル)2Ru(1,2−ビス((2R,5R)−2,5 −ジイソプロピルホスホラノ)エタン)]である、請求の範囲35記載の遷移金 属錯体。
  46. 46.改善が触媒として請求の範囲35記載の錯体の使用を有して成る、不飽和 基質の水素化のための改善された水素化方法。
  47. 47.触媒が高度の鏡像異性体純度を有する、請求の範囲46記載の方法。
  48. 48.高度の鏡像異性体純度を有する水素化された生成物を生成させる、請求の 範囲46記載の方法。
  49. 49.基質が1−アセトキシ−(置換されたアリール)エチレンである、請求の 範囲46記載の方法。
  50. 50.基質がアルキル(Z)−α−N−アシルアミドアクリレートである、請求 の範囲46記載の方法。
  51. 51.基質がメチル(Z)−α−アセトアミドシナメートである、請求の範囲4 6記載の方法。
  52. 52.基質がメチル(Z)−α−アセトアミド−3−イソプロピルアクリレート である、請求の範囲46記載の方法。
  53. 53.基質がメチルアセトアミドアクリレートである、請求の範囲46記載の方 法。
  54. 54.基質がエチル2−アセトキシアクリレートである、請求の範囲46記載の 方法。
  55. 55.基質が1,1,1−トリフルオロ−2−アセトキシ−2−プロペンである 、請求の範囲46記載の方法。
  56. 56.基質が2−メチル−2−ブテン酸である、請求の範囲46記載の方法。
  57. 57.基質が1−アセトキシ−1−フェニルエチレンである、請求の範囲46記 載の方法。
  58. 58.基質が1−アセトキシ−1−(p−ニトロフェニル)エチレンである、請 求の範囲46記載の方法。
  59. 59.基質が1−アセトキシ−1−(p−クロロフェニル)エチレンである、請 求の範囲46記載の方法。
  60. 60.基質が1−アセトキシ−1−(m−クロロフェニル)エチレンである、請 求の範囲46記載の方法。
  61. 61.基質が1−アセトキシ−1−(m−フルオロフェニル)エチレンである、 請求の範囲46記載の方法。
  62. 62.基質が1−アセトキシ−1−(1−ナフチル)エチレンである、請求の範 囲46記載の方法。
  63. 63.触媒が請求の範囲34、35、38、39、40、41、42、43、4 4又は45記載の錯体である、請求の範囲46記載の方法。
  64. 64.基質が2−メチル−2−ブテン酸であり、そして触媒が配位子1,2−ビ ス((2R,5R)−2,5−ジイソプロピルホスホラノ)ベンゼン又はその( 2S,5S)類似体と[(COD)Ru(2−メチルアリル)2]との反応から その場で生成される、請求の範囲46記載の方法。
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