JPH06228156A - α−置換ボロニックエステルおよびその製造方法、ならびにα−置換ボロニック酸 - Google Patents

α−置換ボロニックエステルおよびその製造方法、ならびにα−置換ボロニック酸

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JPH06228156A
JPH06228156A JP5295076A JP29507693A JPH06228156A JP H06228156 A JPH06228156 A JP H06228156A JP 5295076 A JP5295076 A JP 5295076A JP 29507693 A JP29507693 A JP 29507693A JP H06228156 A JPH06228156 A JP H06228156A
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JP5295076A
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English (en)
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Said M A Elgendy
サイド・モハメッド・アンワール・エルジェンディ
John J Deadman
ジョン・ジョゼフ・デッドマン
Geeta Patel
ジータ・パテル
Donovan St Claire Green
ドノバン・セント・クレア・グリーン
Jehan A Baban
ジェハン・アンワール・ババン
Vijay V Kakkar
ビジャイ・ビル・カカール
Goran K Claeson
ゴラン・カルル・クレソン
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Thrombosis Research Institute
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Thrombosis Research Institute
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/025Boronic and borinic acid compounds

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 安定なα−置換ボロニックエステルの製法の
提供。 【構成】 置換アルケンを二置換ボランと反応させて得
られる、式 具体的には、例えば(+)ピナンジオール−1−ブロモ
プロパンボロネートで示されるα−置換ボロニックエス
テルおよびその製造方法、ならびに前記α−ボロニック
エステルを加水分解して得られるα−置換ボロニック酸
およびその製造方法。 【効果】 安定なα−置換ボロニックエステルが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボロニックエステル
(boronic ester)の合成に関する。より詳細には、α
−置換ボロニックエステルの合成に関する。
【0002】
【従来の技術】α−ハロボロニックエステルのごときα
−置換ボロニックエステルは、種々の有機合成において
有望かつ有用な中間体である。それらは、エス・エルジ
ェンディー(S.Elgendy),ジェイ・ディードマン(J.D
eadman),ジー・パテル(G.Patel),ディー・グリー
ン(D.Green),エヌ・チノ(N.Chino),シー・グッド
ウィン(C.Goodwin),エム・エフ・スカリー(M.F.Scu
lly),ブイ・ブイ・カッカー(V.V.Kakker)およびジ
ー・クラエソン(G.Claeson),テトラヘドロン・レタ
ーズ(Tetrahedron Lett.),第33巻、4209〜4
212頁(1992年)記載のごとく、α−アミノボロ
ニックエステル合成において特に価値がある。これらの
化合物は、例えば国際公開WO92/07869号に記
載のごとく、ペプチド合成にも有用である。
【0003】α−ハロボロニックエステルの利用につい
てのレビューは、ディー・エス・マテソン(D.S.Mattes
on),ケミカル・レビューズ(Chem. Rev.),第89
巻,1535〜1551頁(1989年)にある。
【0004】今までのところ、文献には、エイチ・シー
・ブラウン(H.C.Brown)およびアール・エル・シャー
プ(R.L.Sharp),ジャーナル・オブ・アメリカン・ケ
ミカル・ソサエティー(J.Am.Chem.Soc.),第90巻,
2915頁(1968年)記載のごとく、水素ホウ素化
を経るα−ハロボロニックエステルの直接合成について
は2種の方法が報告されているだけである。
【0005】1つ目の方法は、米国特許第309367
4号(ダブリュ・エイチ・シェヒター(W.H.Schechte
r)開示のごとく、(MeO)2BHをE−1,2−ジクロ
ロエテンと反応させることにより、(MeO)2BCHC
lCH2Clを合成するものである。しかしながら、加
水分解により得られた生成物には、ホウ酸が混入してい
た。ホウ酸は、腐食性で除去が困難であり、それゆえ、
以後の利用、特にペプチド合成における該調製されたエ
ステルの利用価値を減じる。
【0006】2つ目の方法は、ディー・ジェイ・パスト
(D.J.Pasto),ジェイ・ヒックマン(J.Hickman)ティ
ー−シー・チェン(T-C.Cheng),ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサエティー(J.Am.Chem.So
c.),第90巻,6259〜6260頁(1968年)
記載のごとく、α−ハロ−ボロニック酸(boronic aci
d)の合成に用いる別法であって、1−クロロ−2−メ
チルプロペンを当量のホウ素で水素ホウ素化してから加
水分解し、(1−クロロ−2−メチルプロピル)ボロニ
ック酸を得るものである。しかしながら、該水素ホウ素
化混合物を室温でTHF中に数時間放置した場合あるい
は過剰のBH3を添加した場合には、中間体α−置換ボ
ランが転移してイソブチルクロロボランになる。これら
の反応を、以下の反応経路に示す。
【0007】
【化5】
【0008】EP−A−0212708号には、アルケ
ンおよびアルキン類のごとき種々の炭化水素の水素ホウ
素化(カテコールボランによる)に有用な、ロジウムま
たはルテニウムを含有する特殊な触媒が記載されてい
る。しかしながら、この開示は、未置換不飽和化合物の
水素ホウ素化に限定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来の合成法の欠点を解消または少なくとも改善するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、α−置換ボ
ロニックエステルの新規合成経路を見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、1の態様において、
下式で示される化合物の合成法を提供する。
【0012】
【化6】
【0013】該合成法は、下式で示される置換アルケン
を、さらに下式で示される2置換ボランと反応させるこ
とからなる。
【0014】
【化7】
【0015】
【化8】
【0016】ここに、 (i)R1およびR2は、同一または相異なり、各々独立し
て、(a)-(CH2)n1、(b)-(CH2)nArG1、(c)-(C
2)n2Ar、(ここで、G1は、水素、ハロゲン、ア
ミノ、アミジノ、イミダゾール、グアニジノまたはイソ
チオウレイド基であり、G2は、アミノ、アミジノ、イ
ミダゾール、グアニジノまたはイソチオウレイド残基か
ら誘導される結合基であり、上記(a)、(b)および(c)の
いずれか1つまたはすべてにおけるnは0〜5の整数、
好ましくは0または1〜4の整数であり、Arは、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、ナフチル、チオナフチル、
キノリル、クロメニル、インドリル基、あるいは、これ
らのいずれかに対応する全体または一部が(特に、存在
する場合には、複素環残基中で)飽和された基であり、
前記の基のいずれも、所望により、C1−C3アルキルお
よびC1−C3アルコキシ基から選択される8個以下、好
ましくは5個以下、可能ならば3個以下の基で置換され
ていてもよく、また、所望により、スルホニル基を介し
てGに結合していてもよい)、(d)C3−C9アルキル、
および(e)C5−C10アリールまたはアルキルアリール、
(ここで、該アルキル、アリールまたはアルキルアリー
ル基のいずれも、所望により、-OHおよびC1−C4
ルコキシ基から選択される3個以下の基で置換されてい
てもよい)、からなる群のいずれかから選択されるか、
あるいは、R1およびR2は前記と同意義であるが、一緒
に結合して環状構造を形成しており、 (ii)Xはハロゲン、好ましくは塩素、臭素、ヨウ素もし
くはフッ素、または他の核置換種であり、 (iii)Yは水素またはアルキル基、好ましくはC1-C4
ルキル基であり、 (iv)Q1およびQ2は、同一または相異なり、各々独立し
て、ハロゲン、-OZ1、および-NZ12(ここで、Z1
およびZ2は、同一または相異なり、各々独立して、C1
-C10アルキル、C5もしくはC6アリールまたはC6−C
10アルキルアリールから選択される)からなる群から選
択されるか、あるいは、Q1およびQ2は一緒になってカ
テコール、ピナコール、ピナンジオールのごときジオー
ルあるいはエタンジチオールのごときジチオールの残基
を表す。
【0017】上記製造法のある具体例においては、R1
およびR2は、該アルケンの2位で該ボランの位置特異
的付加が起こるよう、両方が脱離基でない場合に、同一
であってもよい。従って、かかる具体例においては、R
1またはR2が−(CH2)nGでGがハロゲンまたは所望に
より他の脱離基であってもよい場合、nは0ではない。
ある具体例においては、基Q1およびQ2としては、二置
換ボランが非加水分解性ボランとなるようなものが好ま
しいかもしれない。例えば、Q1およびQ2が一緒にカテ
コールまたはピナンジオール残基であるような場合に上
記の可能性がある。上記反応は、所望ならば、不活性溶
媒、好ましくは有機溶媒、例えばヘキサン、THF、ベ
ンゼン、トルエン、種々のエーテル類および当該分野で
公知の他の同様の溶媒よりなる媒質中で行ってもよい
が、いずれの付加的な溶媒の不存在下であっても容易に
行えうこともできる。
【0018】一般に、該反応は、上昇させた温度、例え
ば約40〜約120℃の範囲、より好ましくは約60℃
〜約110℃、さらにより好ましくは約80℃で容易に
起こる。反応時間は、所望の生成収量を得るのに要する
時間を選択でき、これは他の反応パラメーター、例えば
温度に依存するかもしれない。しかし、例えば数時間
(例えば24から48時間あるいはそれ以上)の反応時
間が典型的であるかもしれない。一般則としては、反応
温度および持続時間は、反応物または生成物が何ら分解
しないかまたは実質的に何ら分解しないようなものであ
るべきである。該反応は、反応速度をより速くするため
に反応混合物に、超音波を照射しながら行うと有利に行
うことができる。
【0019】本発明の製造法の別の具体例においては、
上記EP−A−0212708号(この文献の開示は出
典明示により本明細書の一部とする)に開示されている
方法に従い、これに記載されている特別のロジウムまた
はルテニウムをベースとした触媒を使用することにより
上記反応は容易に行うことができる。
【0020】典型的には、かかる触媒反応においては、
上記で定義された該置換アルケンを有機溶媒中(例えば
上記のもの)、好ましくは室温(例えば、15〜25℃
(約0℃〜40℃の温度が可能である))で、該触媒の
存在下でカテコールボランと反応させる。該触媒は以下
の式のいずれかの錯体である。 (i)RhCl(CO)x[E(C65)3]3-x [式中、Eはヒ素またはリン、およびxは0または1] (ii)[RhCl(アルケン)2]2 (iii)[(C65)3P]3 Ru(Co)ClHまたは (iv)[(C65)3P]3 RuCl2
【0021】上記のとおり、上記製造法により製造され
るα−置換ボロニックエステルは、例えば、他のホウ素
含有化合物(例えば、α−アミノボロニックエステル)
の製造における中間体として有用である。該エステルは
また、例えば上記WO92/07869号(この開示を
出典明示により本明細書の一部とする)に開示されてい
るものを包含するペプチドの合成に有用である。特に、
本発明に従い該α−置換ボロニックエステルから誘導さ
れる特に有用な中間体は、α−置換ボロニック酸であ
る。従って、本発明の第2の態様においては、本発明
は、(i)本発明の第一の態様に従いα−置換ボロニッ
クエステルを製造し、(ii)工程(i)の生成物を加水分
解して式:
【化9】 [式中、R1、R2、XおよびYは上記と同意義である]で
表されるα−置換ボロニック酸を得ることよりなるα−
置換ボロニック酸の製造方法を提供する。
【0022】
【実施例】以下、実施例を示して本発明をさらに詳しく
説明する。 方法A−1−ハロ−1−アルケンの水素ホウ素化(触媒
なし) 実験方法 当該分野で公知の、ホウ素試薬の通常の取り扱い方法に
従った。空気および水に敏感な化合物の生成を含む反応
は、三方トラップを経由して真空ポンプに接続されたガ
ラスラインを通りシリンダーから直接入るアルゴンまた
は窒素の静圧下で行った。有機ホウ素化合物のこれらの
反応に使用する試薬の製造および精製はよく知られてい
る技術に従って行った。すべてのガラス容器、シリンジ
および針は、140℃で数時間オーブン乾燥した。ガラ
ス容器は、熱いうちに組み立て、セラムキャップを付け
た入口を通して挿入された皮下注射針を経由して導入さ
れる乾燥窒素またはアルゴンの気流下で冷却した。出口
は不活性油気泡器で保護した。液体の取り扱いは、シリ
ンジおよび両末端針(double-ended needle)技術を用
い、不活性雰囲気下で行った。熱いうちに、シリンジを
組み立て、針を取り付け、ついで組み立て単位として冷
却した。特に明示しない限り、室温未満での反応のため
の器具は、セプタムキャップ付きフラスコおよび外部マ
グネティック・スターラーを経由して反応混合物を撹拌
できる被覆マグネティック・フォロアーよりなる。反応
中の容器内の圧力の変化を考慮して、アルゴンラインへ
の放出針をキャップを通じて挿入した。昇温時の反応の
ための器具は二首丸底フラスコよりなり、一方の首には
セプタムキャップ付きトラップアダプターを付け、他の
首には窒素ブリードを備えたセプタムキャップ付き還流
冷却器を付けた。
【0023】調製例 カテコールボラン(6g、50ミリモル)を1−ハロ−
1−アルケン(50ミリモル)に滴下した。反応混合物
をアルゴン下、還流下で加熱し、プロトンNMRでのオ
レフィンプロトンの消失により反応を追跡した。90−
120℃/0.05mmHgで蒸留することにより、α−ハ
ロボロニックエステルを59−83%の収率で得た。
【0024】(+)ピナンジオール1−ハロアルカンボ
ロニックエステルをTHF中(+)ピナンジオールの溶
液に1当量のカテコールボロニックエステルを加えるこ
とにより調製した。
【0025】反応混合物を室温で2時間撹拌させた。溶
媒を真空下で除去し、残留物をシリカゲルのカラム(2
30−400メッシュ)で精製した。ヘキサンで溶出
し、所望の生成物を無色油状として85−90%収率で
得る。
【0026】実施例1 (+)ピナンジオール−1−ブロモプロパンボロネート カテコールボラン(50ミリモル)を80℃で1−ブロ
モ−1−プロペンに滴下した。反応混合物を窒素下で2
4時間還流後、生じた粗生成物をTHF(20ml)中
(+)ピナンジオール(50ミリモル、8.5g)の溶液
で処理し、反応混合物を更に2時間、窒素下室温で撹拌
した。
【0027】溶媒を真空下で除去し、生じた粗生成物を
シリカゲルのカラム(230−400メッシュ)上にの
せ、ヘキサンで溶出して所望の生成物を無色油状として
76%収率で得た。
【0028】
【化10】
【0029】m/z 302(M+H); δB 31.13; δH 4.34−4.39(1H,m,H−2),3.27
−3.35(1H,m,H−1'),2.31−2.45
(1H,m,H−3),2.16−2.3(1H,m,H
−7),2.09(1H,t,J=5Hz,H−6),
1.91−2.09(2H,H,H−2'),1.81−
1.91(1H,m,H−4),1.69−1.8(1
H,m,H−3),1.41(3H,s,H−10),
1.29(3H,s,H−9),1.1(3H,t,J=
7Hz,H−3'),0.8−1.01(1H,m,H−
7),0.85(3H,s,H−8); δC 86.38(C−1),78.3(C−2),51.
2(C−6),39.48(C−4),38.22(C−
5),35.3(C−3),28.37(C−10),2
7.6(C−2'),26.9(C−9),26.2(C−
7),23.94(C−8),13.41(C−3')
【0030】実施例2 (+)ピナンジオール−1−ブロモ2−メチルプロパン
ボロネート カテコール−1−ブロモ2−メチルプロパンボロネート
をカテコールボランを1当量の1−ブロモ−2−メチル
プロペンと共に80℃で4時間還流することにより調製
した。反応混合物を120℃/1mmHgで蒸留することに
より、カテコールボロニックエステル生成物を82%収
率で得た。
【0031】標記化合物をTHF中(+)ピナンジオー
ルの溶液に1当量のカテコールボロニックエステルを加
えることにより調製した。反応混合物を室温で2時間撹
拌させた。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルのカラム
で精製し、ヘキサンで溶出して標記化合物を無色油状と
して80%全収率で得た。
【0032】
【化11】
【0033】カテコール1−ブロモ−2−メチルプロピ
ルボロネート m/z 256(M+H); δB 32.79; δH 7.02−7.28(4H,m,Ph),3.65
(1H,d,J=7.2Hz,H−1'),2.09−2.
35(1H,m,H−2'),1.11−1.19(6
H,q,H−3'およびH−4'); δC 147.89(C−1),123.16(C−2),
112.85(C−3),31.7(C−2'),21.3
8(C−3'およびC−4')
【0034】
【化12】
【0035】(+)ピナンジオール1−ブロモ−2−メ
チルプロピルボロネート m/z 316(M+H); δB 31.02; δH 4.34−4.39(1H,m,H−2),3.41
(1H,dd,J=8Hzおよび1.3Hz,H−
1'),2.23−2.24(1H,m,H−2'),2.
17−2.3(1H,m,H−3),2.06−2.15
(1H,m,H−7),2.05(1H,t,J=5H
z,H−6),1.88−1.99(1H,m,H−
4),1.55−1.8(1H,m,H−3),1.4
(3H,s,H−10),1.2(3H,s,H−
9),1.03−1.11(6H,m,H−3'およびH
−4'),0.9−1.1(1H,m,H−7),0.85
(3H,s,H−8); δC 86.38(C−1),78.3(C−2),51.
27(C−6),39.57(C−4),38.3(C−
5),35.44(C−3),31.62(C−2'),
28.44(C−10),27.01(C−9),26.
2(C−7),24.02(C−8),21.52(C−
4'),21.26(C−3')
【0036】実施例3 (+)ピナンジオール−1−ブロモ2−フェニルエタン
ボロネート カテコール−1−ブロモ−2−フェニルエタンボロネー
トをカテコールボランおよび1当量のα−ブロモスチレ
ンに50℃−60℃で2時間、超音波を照射することに
より調製し、次に、反応混合物を60℃で18時間撹拌
させた。
【0037】THF中(+)ピナンジオール(1当量)
の溶液を室温で加え、反応混合物を更に2時間撹拌し
た。溶媒を除去し、未反応出発物質を40℃/0.05m
mHgで蒸留して除去した。残留物をシリカゲルのカラム
上にのせ、ヘキサンで溶出して、所望の生成物を無色油
状として59%収率で得た。
【0038】
【化13】
【0039】m/z 302(M+NH4); δB 31.80; δH 7.02−7.42(5H,m,Ph),4.19−
4.31(1H,m,H−2),3.47−3.56(1
H,m,H−1'),3.1−3.32(2H,m,H−
2'),2.2−2.35(1H,m,H−3),2.05
−2.2(1H,m,H−7),2.12(1H,t,
J=5Hz,H−6),1.71−1.95(1H,m,
H−4),1.7−1.75(1H,m,H−3),1.
32(3H,s,H−10),1.24(3H,s,H
−9),0.95−1.04(1H,m,H−7),0.
78(3H,s,H−8); δC 139.1(C−3'),129.17(C−5'),
128.24(C−4'),126.08(C−6'),8
6.45(C−1),78.32(C−2),51.23
(C−6),40.67(C−2'),39.23(C−
4),38.21(C−5),35.16(C−3),2
8.27(C−10),27.09(C−9),26.3
7(C−7),23.96(C−8)
【0040】実施例4 (+)ピナンジオール 1,3−ジクロロプロピルボロネー
ト 出発アルケンとして1,3−ジクロロプロペンを使用
し、24時間還流し続けた以外は、実施例1〜3の記載
と同様の方法によって標記生成物を製造して、所望の生
成物を収率79%で得た。
【0041】
【化14】
【0042】m/z 308(M+H);δB 31.44;
δH 4.2−4.39(1H,m,H−2)、3.71−3.7
7(2H,m,H−3')、3.54(1H,t,J=6Hz,H
−1')、2.35−2.41(1H,m,H−3)、2.25
−2.32(2H,m,H−2')、2.2−2.25(1H,
m,H−7)、2.08(1H,t,J=5Hz,H−6)、1.
93−1.99(1H,m,H−4)、1.91−1.93(1
H,m,H−3)、1.42(3H,s,H−10)、1.3(3
H,s,H−9)、1.01−1.22(1H,m,H−7)、
0.84(3H,s,H−8);δc 87.05(C−1)、7
8.74(C−2)、51.31(C−6)、42.12(C−
3')、39.37(C−4)、38.27(C−5)、36.
55(C−2')、35.23(C−3)、28.40(C−1
0)、27.04(C−9)、26.5(C−7)、23.94
(C−8)。
【0043】実施例5 (+)ピナンジオール 1−クロロ−2−メチルプロピル
ボロネート 出発アルケンとして1−クロロ−2−メチルプロペンを
使用し、18時間還流し続けた以外は、実施例2を繰り
返した。最終の標記生成物を収率66%で得た。
【0044】実施例6 (+)ピナンジオール 1,3−ジブロモプロピルボロネー
ト 出発アルケンとして1,3−ジブロモプロペンを使用
し、8時間だけ還流し続けた以外は、実施例4を繰り返
した。最終の標記生成物を収率76%で得た。
【0045】方法B − カテコールボランによる1−ハ
ロ−1−アルケンの触媒水素ホウ素化 製造 方法Aの製造におけると同様の実験方法を使用し、以下
の反応式にしたがって、該反応法を行った。
【0046】
【化15】
【0047】空気に敏感な物質を扱うための慣用の技術
を使用して、ウイルキンソン触媒(各実施例について、
下記「表1」に示すように0.05〜0.5%モル当量)
の存在下、ベンゼン(5ml)中の適切な1−ハロ−1−ア
ルケン(3mmol)にカテコールボラン(45mmol、5.4
g)を滴下し、該混合物を、各実施例について下記「表
1」に示す時間、還流した。該反応混合物を室温で撹拌
し、反応が完了するまで、1H nmr分析からのオレフ
ィンプロトンの消失によってモニターした。蒸留によっ
て(真空下でクーゲルロール蒸留装置を使用して)、各実
施例について下記「表1」に示す定量的な収率で、所望
の生成物を単離した。
【0048】実施例7〜14 実施例1〜6と同様の出発物質を使用し、前記製造方法
によって、下記式:
【化16】 [式中、R1、R2およびXは、下記「表1」に示す]で
示される化合物を製造した。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明により、従来の合成法の欠点が解
消または改善された、安定なα−置換ボロニックエステ
ルの製法が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 サイド・モハメッド・アンワール・エルジ ェンディ イギリス、イングランド、エヌ1・0エイ チイー、ロンドン、バーンズバリー・エス テイト、コーベット・ハウス17番 (72)発明者 ジョン・ジョゼフ・デッドマン イギリス、イングランド、エスエム2・5 ティエフ、サリー、サットン、アルビオ ン・ロード26ビー番 (72)発明者 ジータ・パテル イギリス、イングランド、エスダブリュー 11・6ピーゼット、ロンドン、ブラムフィ ールド・ロード99番 (72)発明者 ドノバン・セント・クレア・グリーン イギリス、イングランド、エスイー5・7 イーダブリュー、ロンドン、キャンバーウ ェル、サザンプトン・ウェイ137番 (72)発明者 ジェハン・アンワール・ババン イギリス、イングランド、エスイー24・0 ディジェイ、ロンドン、ブラントウッド・ ロード50番 (72)発明者 ビジャイ・ビル・カカール イギリス、イングランド、ビーアール1・ 2エヌゼット、ケント、ビックリー、アス ペン・コプス6番 (72)発明者 ゴラン・カルル・クレソン アメリカ合衆国01002マサチューセッツ州 ペルハム、バッファム・ロード25番

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、(i)R1およびR2は、同一または相異なり、各
    々独立して、 (a)-(CH2)n1、 (b)-(CH2)nArG1、 (c)-(CH2)n2Ar、 (ここで、G1は、水素、ハロゲン、アミノ、アミジ
    ノ、イミダゾール、グアニジノまたはイソチオウレイド
    基であり、G2は、アミノ、アミジノ、イミダゾール、
    グアニジノまたはイソチオウレイド残基から誘導される
    連結基であり、上記(a)、(b)または(c)のいずれか1つ
    またはすべてにおけるnは0〜5の整数、好ましくは0
    または1〜4の整数であり、Arは、フェニル、チエニ
    ル、ピリジル、ナフチル、チオナフチル、キノリル、ク
    ロメニル、インドリル基、あるいは、これらのいずれか
    に対応する全体または一部が飽和された基であり、前記
    の基のいずれも、所望により、C1-C3アルキルおよび
    1-C3アルコキシ基から選択される8個以下の基で置
    換されていてもよく、また、所望により、スルホニル基
    を介してGに結合していてもよい)、 (d)C3-C9アルキル、および (e)C5-C10アリールまたはアルキルアリール、 (ここで、該アルキル、アリールまたはアルキルアリー
    ル基のいずれも、所望により、-OHおよびC1-C4アル
    コキシ基から選択される3個以下の基で置換されていて
    もよい)、からなる群のいずれかから選択されるか、あ
    るいは、R1およびR2は前記と同意義であるが、一緒に
    結合して環状構造を形成しており、 (ii)Xはハロゲン、好ましくは塩素、臭素、ヨウ素もし
    くはフッ素、または他の核置換種であり、 (iii)Yは水素またはアルキル基、好ましくはC1-C4
    ルキル基であり、 (iv)Q1およびQ2は、同一または相異なり、各々独立し
    て、ハロゲン、-OZ1および-NZ12(ここで、Z1
    よびZ2は、同一または相異なり、各々独立して、C1-
    10アルキル、C5もしくはC6アリールまたはC6-C10
    アルキルアリール基から選択される)からなる群から選
    択されるか、あるいは、Q1およびQ2は一緒になってジ
    オールまたはジチオールの残基を表す]で示される化合
    物を製造する方法であって、 式II: 【化2】 [式中、R1、R2、XおよびYは前記と同意義]で示さ
    れる置換アルケンを、式III: 【化3】 [式中、Q1およびQ2は前記と同意義]で示される二置
    換ボランと反応させることを特徴とする式Iの化合物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 アルケンを示す式IIにおいて、R1また
    はR2が-(CH2)nGであり、Gがハロゲンまたは所望に
    より他のある脱離基であってもよいが、nが0ではない
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 二置換ボランが非加水分解性である請求
    項1または2のいずれか1項に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 Q1およびQ2の定義において、ジオール
    が、カテコール、ピナコールおよびピナンジオールから
    選択される請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 反応が不活性溶媒中で行われる請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 反応が不活性溶媒の不存在下で行われる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 反応が反応物および生成物の分解を実質
    上惹起しない温度で行われる請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 反応温度が40〜120℃の範囲内であ
    る請求項7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 反応温度が60〜110℃の範囲内であ
    る請求項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 反応が超音波の照射下で行われる請求
    項1〜9のいずれか1項に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の製造方法によって製造されたα-置換ボロニックエス
    テル。
  12. 【請求項12】 式IV: 【化4】 [式中、(i)R1およびR2は、同一または相異なり、各
    々独立して、 (a)-(CH2)n1、 (b)-(CH2)nArG1、 (c)-(CH2)n2Ar、 (ここで、G1は、水素、ハロゲン、アミノ、アミジ
    ノ、イミダゾール、グアニジノまたはイソチオウレイド
    基であり、G2は、アミノ、アミジノ、イミダゾール、
    グアニジノまたはイソチオウレイド残基から誘導される
    連結基であり、上記(a)、(b)または(c)のいずれか1つ
    またはすべてにおけるnは0〜5の整数、好ましくは0
    または1〜4の整数であり、Arは、フェニル、チエニ
    ル、ピリジル、ナフチル、チオナフチル、キノリル、ク
    ロメニル、インドリル基、あるいは、これらのいずれか
    に対応する全体または一部が飽和された基であり、前記
    の基のいずれかは、所望により、C1-C3アルキルおよ
    びC1-C3アルコキシ基から選択される8個以下の基で
    置換されており、また、所望により、スルホニル基を介
    してGに結合している)、 (d)C3-C9アルキル、および (e)C5-C10アリールまたはアルキルアリール、 (ここで、該アルキル、アリールまたはアルキルアリー
    ル基のいずれも、所望により、-OHおよびC1-C4アル
    コキシ基から選択される3個以下の基で置換されていて
    もよい)、からなる群のいずれかから選択されるか、あ
    るいは、R1およびR2は前記と同意義であるが、一緒に
    結合して環状構造を形成しており、 (ii)Xはハロゲン、好ましくは塩素、臭素、ヨウ素もし
    くはフッ素、または他の核置換種であり、 (iii)Yは水素またはアルキル基、好ましくはC1-C4
    ルキル基である]で示されるα-置換ボロニック酸を製
    造する方法であって、 (1)請求項1〜10のいずれか1項に記載の製造方法に
    従って、α-置換ボロニックエステルを製造し、 (2)工程(1)の生成物を加水分解して前記α-置換ボロニ
    ック酸を生成させることを特徴とするα-置換ボロニッ
    ク酸の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の製造方法によって製
    造されたα-置換ボロニック酸。
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