JPH06504490A - 手持ち工作機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 手持ち式１作機械 本発明は、手持ち式１作機械、特に手動案内可能なアングル研削機械であって、 機械ケーシングを有しており、該機械ケーシングが電気的な駆動装置を受容する モータケーシング、モータケーシングの端面に配置されていて工具のための突出 する駆動スピンドルを備えた伝動ヘッド、並びにモータケーシングの他方の端部 に配置されていて電気的な駆動装置の接続及び遮断のためのスイッチ条片を備え た取っ手に分割されており、回動可能なケーシング部分の伝動ヘッド若しくは取 っ手がモータケーシングに対して相対的にモータケーシングの縦軸線を中心とし て回動可能に構成されており、回動可能なケーシング部分の、異なる少なくとも ２つの回転位置での固定のための手動操作可能な固定装置を有している形式のも のに関する。

手持ち式１作機械、特に手動案内可能なアングル研削機械は、今日電気的な駆動 装置のための接続遮断スイッチを備えており、接続遮断スイッチがスイッチ条片 を介して作動される。スイッチ条片は取っ手下側に位置していて、取っ手を掴む 際に少なくとも１つの指によって作動され、機械を用いた作業中は作動されて維 持される。取っ手の人間工学的な形状、例えば横断面形状及び装置軸線に対する 傾斜角度は機械の唯一の作業位置にとってのみ最適である。

幾つかの手持ち式１作機械は複数の作業位置で異なる作業過程のために用いられ る。例えばアングル研削機械は研削若しくは研磨のほかに、例えば石材プレート の切断のための切断作業にも用いられる。前述の最適な作業位置は、通常は研磨 作業位置であり、この位置ではといし車が下側を向いていて、すなわちスイッチ 条片に対してほぼ平行に位置している。これに対して切断作業においては、アン グル研削機械は縦軸線を中心として９０°左側へ若しくは右側へ回動させられ、 その結果、といし車が工作物に対してほぼ垂直に位置する。このような回動によ り、取っ手がスイッチ条片と一緒につかもうとする手に対して不都合な位置を占 める。機械が左側に回動させられ、かつ取っ手が右手でつかまれると、スイッチ 条片は指球内に位置することになる。機械が右側へ回動させられて、右手でつか まれると、スイッチ条片が親指でのみ操作されて、保持される。両方の場合、ス イッチ条片の確実かつ疲れのない保持は不可能である。さらに、危険な場合には 、接続禁止及び接続ロックの状態を考慮して迅速に十分に反応及び遮断できない 。

このような欠点を避けるために、すでに冒頭で述べた形式の手持ち式１作機械に おいては、取っ手のケーシング部分若しくは伝動ヘッドのケーシング部分がモー タケーシングに回動可能に保持されていて、かつその都度人間工学的に有利な作 業姿勢のための規定された回動位置で固定装置によって固定されるようになりで いる。

このような形式のすでに提案されている手持ち式１作機械（ドイツ連邦共和国特 許出願第Ｐ４０２２６８．９号明細書）においては、取っ手若しくは伝動へ・ソ ドの回動性が、回動可能なケーシング部分のシェル状のケーシングに半径方向に 突出するつばを備え、つばをモータケ−ソングの環状溝内に係合させることによ って得られる。手動操作可能な固定装置は、回動可能なケーシング部分をモータ ケーシングに係止するための係止装置、及び回動可能なケーシング部分をモータ ケーシングに緊定するための締め付は装置を有している。この場合、係止装置は モータケーシング内で互いに所定の回動角度だけずらされた少なくとも２つの係 上溝、及び回動可能なケーシング部分のシェルケーシング内で旋回可能な係止突 起を有しており、係止突起が形状接続的にその都度一方の係止溝内に係合するよ うになっている。締め付は装置は、シェルケーシングの突出するつばの縦スリッ トに対して横方向に延びる緊定ねじを有しており、緊定ねじが緊定レバーを用い てねじ孔内にねじ込み可能であって、シェルケーシングの縦スリットの両側に形 成されたケーシング区分を縦スリットの幅の減少の下で互いに接近する方向に運 動させるようになっている。係止装置に加えて付加的な締め付は装置は、一方で はモータケーシングに対する回動可能なケーシング部分の容易な回動運動性を保 証しておき、かつ他方では手持ち式１作機械を用いた作業に際してモータケーシ ングと回動可能なケーシング部分との異なる相対位置で常にこれらのケーシング 部分の固い結合を生せしめることを必要とする。

発明の利点 これに対して、請求項１に記載の特徴を備える本発明に基づ（手持ち式１作機械 は次のような利点を有しており、すなわち、モータケーシングに対する回動可能 なケーシング部分の良好な回動案内が得られ、一方では容易に機能し、かつ他方 では機械ケーシングと回動可能なケーシング部分との間の長手方向での相対運動 を確実に阻止する。これによって係止装置に加えての付加的な締め付は装置が省 略される。回動可能なケーシング部分の容易な回動運動性にも拘わらず、各係止 位置で形状安定な機械ケーシングが得られ、このような機械ケーシングは容易に 取り扱われる。締め付は装置の省略により、手持ち式１作機械が構造的に簡単に なり、このことはわずかな製造コストに表れている別の請求項に記載の構成によ り、請求項１に記載の手持ち式１作機械の有利な改善が可能である。

本発明の有利な実施態様では、固定装置が、モータケーシングに形成されて互い に所定の回動角度だけずらされた少なくとも２つのリップ対、及び十字形回転部 材に旋回可能に保持された係止突起を有しており、リップ対の半径方向に延びる リップが互いに平行な間隔を置いて配置されており、係止突起が各リップ対のそ れぞれリップ間に側方の形状接続で係合するようになっている。係止突起は、回 動可能なケーシング部分から突出する手動操作可能な係止レバーに固（結合され ている。

回動可能なケーシング部分を取っ手によって構成し、取っ手にスイッチ条片を間 隔を置いて被う湾曲部分を設けである手持ち式１作機械においては、有利には係 止レバーが横断面をほぼＵ字形に構成されていて、係止位置で湾曲部分に湾曲部 分の、スイッチ条片に向いた側から係合している。固定装置の解除に際しては、 係止レバーがスイッチ条片の方向へ旋回して、使用者のつかみ手のための、スイ ッチ条片と湾曲部分との間の通し開口をブロックし、その結果、使用者がひとり でに固定装置の係止されていない状態に気付く。

次に本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。

第１図は、手動案内される電気的なアングル研削機の側面図、第２図は、第１図 のアングル研削機の取っ手の部分的に破断した拡大図、第３図は、第２図の■− ■線に沿った断面図である。

実施例の説明 一般的な電動の手持ち式１作機械の実施例として第１図に側面を示す手動案内可 能な電動のアングル研削機は機械ケーシング１０を存しており、機械ケーシング がモータケーシング１１、該モータケーシンング１１の一方のケーシンング端部 に配置されていてかっといし車１４のための突出する駆動スピンドル１３を備え た伝動ヘッド１２及び、モータケーシンング１１の他方のケーシンング端部に配 置された取っ手１５に分割されており、取っ手がモータケーシンング１１にモー タケーシンングの縦軸線を中心として所定の回動範囲にわたって回動可能に構成 されている。取っ手１５は、アングル研削機による作業に際して手でつかまれる 柄１６、及び柄に一体に付けられた湾曲部分１７から成っており、湾曲部分は柄 １６の下側を通し開口１８の残された状態で取り囲んでいて、アングル研削機に よる作業に際して柄１６をつかむ指を下側から保護するように被っている。柄１ ６の、湾曲部分１７に向いた下側からスイッチ片１９が通し開口１８内に突出し ており、スイッチ片は電動駆動モータの接続及び遮断を行うようになっており、 電動駆動モータはモータケーシング１１内に配置されている。伝動ヘッド１２は モータケーシング１１に不動に結合されているのに対して、モータケーシング１ １に対して回動可能な取り手１５はモータケーシング１１に配置された固定装置 ２０を用いて異なる３つの回動位置で固定されるようになっている。モータケー シング１１と取っ手１５との第１図に示す相対位置では、アングル研削機は水平 前後研削のために用いられる。この相対位置ではといし＄１４はスイッチ片工９ に対してほぼ平行に位置している。この研削位置から取っ手１５若しくはモータ ケーシング１１を９０度、左側若しくは右側へ回動させることによって、アング ル研削機は分離作業過程のために準備される。アングル研削機の作業位置におい ては第１図で取っ手１５がその位置を維持しており、モータケーシング１１が伝 動ヘッド１２と一緒に９０度回動させられており、といし車１４が第１図に破線 で示す位置を占めていて、スイッチ条片１９に対してほぼ垂直に向けられている 。

固定装置２０、若しくはモータケーシング１１への取っ手１５の回動可能な保持 部の詳細は第２図及び第３図に示しである。モータケーシング１１に中央の支承 ビン２１が一体に射出成形されており、支承ビンにおいてピン区分２２が自由端 部に向かって直径を減少させられており、支承ビン２１からピン区分２２への移 行部にリング肩部２３が形成されている。ピン区分２２を含めた支承ビン２１は モータケーシング１１と同じようにプラスチックから成っていて、モータケーシ ングに射出過程時に同時に一緒に一体成形されている。支承ビン２１のピン区分 ２２に、リングつば２５を備えた十字形回転部材２４が回転可能及び軸線方向移 動不能に受容されている。リングつば２５が軸線方向で滑りプレート２６を介し て支承ビン２１のリング肩部２３に支えられていて、緊定プレート２７によって 軸線方向に移動不能に保持されている。緊定プレート２７はねじ２８を用いてピ ン区分２２の自由な端面にねじ固定されており、この場合、緊定プレート２７と 十字形回転部材２４のリングつば２５の端面との間に皿ばね２９がはめ込まれて いる。十字形回転部材２５はプラスチックから製造されていて、２つのケーシン グシェル１５１及び１５２から成る取り手１５に両方のケーシングシェル１５１ ．１５２を同時に結合する２つのねじ３０．３１によってねじ固定されている。

はこりの入らないようにカバーするために、両方のケーシングシェル１５１．１ ５２が半径方向の突起部３２で以てモータケーシング１１に形成された環状溝３ ３内に係合している。

固定装置２０が、モータケーシングに一体成形されていて互いに９０度の回動角 度だけずらされた３つのリップ対３４．３５．３６を有しており、リップ対のリ ップは互いに平行な間隔で配置されていて、半径方向に延びている。第３図には 、リップ対３５．３６のリップ３５１，３５２及び３６１，３６２が見られ、第 ２図にはもっばらリップ対３４のリップ３４１のみが見られる。さらに固定装置 ２０に、十字形回転部材２４に旋回可能に保持された係止突起３７が配属されて おり、係止突起の軸線方向の幅がリップ対３４−３６のリップ間の内法間隔に相 応しており、その結果、係止突起がリップ対３４−３６間に旋回させられ、側方 で形状接続される。係止突起３７は、手動で旋回可能な係止レバー３８に一体的 に結合されており、係止レバーが切欠き３９によって両方のケーシングシェル１ ５１．１５２間、及び取っ手１５の通し開口１８内に突入している。係止レバー ３８は、横断面でほぼＵ字形に構成されていて、かつ係止突起３７を１つのリッ プ対３４．−３６のリップ間に形状係合させる係止位置で湾曲部分１７を湾曲部 分の、スイッチ片１９に向いた側から被っている。固定装置２０の解離に際し、 係止レバー３８が第１図及び第２図の矢印方向に旋回させられ、取っ手１５の通 し開口１８内に突入する（第２図の係止レバー３８の破線での図示）。これによ って、通し開口１８がつかみに対して閉鎖され、使用者が固定装置の２０の解離 をひとりでに気付く。リップ対３４．３５．３６間に、十字形回転部材２４の回 転位置でこれに対して同軸的に延びるリングセグメント４０、若しくは４１が配 ！されており、係止位置から外側へ旋回させられている係止突起３７が、取っ手 １５、若しくはモータケーシング１１の回動に際してわずかな間隔で該リングセ グメント４０．４１に沿って案内され、戻されないようになっている。これによ って、係止レバー３８を所定の係止位置の外側で取っ手１５の湾曲部分１７上へ 旋回させ、ひいては係止突起３７の回動をリップ対３４−３６の前でロックする ことが避けられる。

取っ手１５の回動運動可能性を制限するために、かつ取っ手１５の９０″″の回 動位置の同時に自動的な調節のために支承ビン２１に半径方向外側へ突出するス トッパ突起４２（第３図）を配置してあり、かつリングつば２５に１８０°にわ たって延びるリング状の切欠き４３が設けられており、該切欠き内にストッパ突 起４２が突入している。この場合にリング状の切欠き４３は、切欠き４３の半径 方向の両方の制限面４４若しくは４５がストッパ突起４２に当接した場合に、十 字形回転部材２４に回動可能に保持された係止突起３７がモータケーシング１１ のリップ対３５．３６の１つと自動的に合致するように配置されている。リップ 対３４−３６は同時にモータケーシング１１における中央の支承ビン２１の支え に役立つ。支承ビン２１は軸線方向の貫通切欠き４６を有しており、該貫通切欠 きを通して電気的な接続ケーブル４７がスイッチ条片１９によって操作可能な接 続遮断スイッチから駆動モータへ案内されている。

国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　シャール、　ギュンタードイツ連邦共和国　Ｄ−７０２２ライ ンフエルデンーエヒターデインゲン（ムスベルク）　アステルンヴエーク　２０ （７２）発明者　シュチープラー、　マンフレートーヴイルヘルム ドイツ連邦共和国　Ｄ　−７０２２ラインフエルデンーエヒターデインゲン　２ 　クリストフシュトラーセ　４５ （７２）発明者　アイヒャー、　ベルンハルトドイツ連邦共和国　Ｄ−７０２４ フィルダーシュタット　４　ウーフヴエーク　９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．手持ち式工作機械、特に手動案内可能なアングル研削機械であって、機械ケ ーシングを有しており、該機械ケーシングが電気的な駆動装置を受容するモータ ケーシング、モータケーシングの端面に配置されていて工具のための突出する駆 動スピンドルを備えた伝動ヘッド、並びにモータケーシングの他方の端部に配置 されていて電気的な駆動装置の接続及び遮断のためのスイッチ条片を備えた取っ 手に分割されており、回動可能なケーシング部分の伝動ヘッド若しくは取っ手が モータケーシングに対して相対的にモータケーシングの縦軸線を中心として回動 可能に構成されており、回動可能なケーシング部分の、異なる少なくとも２つの 回動位置での固定のための手動操作可能な固定装置を有している形式のものにお いて、モータケーシング（１０）に中央の支承ピン（２１）を形成してあり、支 承ピンに十字形回転部材（２４）を軸線方向移動不能及び回転可能に受容してあ り、十字形回転部材（２４）が回動可能なケーシング部分（１５）に固く結合さ れており、固定装置（２０）がモータケーシング（１１）と十字形回転部材（２ ４）との間の形状係合的な係止を行うようになっていることを特徴とする手持ち 式工作機械。 ２．固定装置（２０）がモータケーシング（１０）に形成されて互いに所定の回 動角度だけずらされた少なくとも２つのリップ対（３４，３５，３６）、及び十 字形回転部材（２４）に旋回可能に保持された係止突起（３７）を有しており、 リップ対のリップ（３４１，３５１，３５２，３６１，３６２）が互いに平行な 間隔で配置されて半径方向に延びており、係止突起が各リップ対（３４，３５， ３６）のそれぞれリップ（３４１，３５１，３５２，３６１，３６２）間に側方 の形状接続で係合するようになっていて、かつ回動可能なケーシング部分（１５ ）から突出する手動操作可能な係止レバー（３８）に固く結合されている請求項 １記載の機械。 ３．少なくとも２つのリップ対（３４，３５，３６）間に十字形回転部材（２４ ）の回転方向へ延びるリングセグメント（４０，４１）が配置されており、係止 位置から外側へ旋回させられた係止突起（３７）が回動可能なケーシング部分（ １５）の回動に際してわずかな間隔でリングセグメント（４０，４１）に沿って 案内されて戻り旋回運動を阻止されるようになっている請求項２記載の機械。 ４．回動可能なケーシング部分が取っ手（１５）であり、取っ手が間隔を置いて スイッチ条片（１９）を被う湾曲部分（１７）を有しており、係止レバー（３８ ）が横断面をほぼＵ字形に構成されていて、係止位置で湾曲部分（１７）に湾曲 部分の、スイッチ条片（１９）に向いた側から係合している請求項２又は３記載 の機械。 ５．十字形回転部材（２４）が支承ビン（２１，２２）にリングつば（２５）で 以て取り付けられており、リングつばが滑りプレート（２６）を介して支承ピン （２２）の肩部（２３）に軸線方向で支えられており、支承ビン（２１）の自由 端面に緊定プレート（２７）が固定されており、皿ばね（２９）が緊定プレート （２７）と十字形回転部材（２４）のリングつば（２５）との間に支えられてい る請求項１から４のいずれか１項記載の機械。 ６．支承ピン（２１）に半径方向で突出するストッパ突起（４２）が配置されて おり、リングつば（２５）がリング状の切欠き（４３）を有しており、該切欠き 内にストッパ突起（４２）が突入しており、切欠き（４３）の半径方向の両方の 制限面（４４，４５）とストッパ突起（４２）との当接に際して、十字形回転部 材（２４）に旅回可能に保持された係止突起（３７）がモータケーシング（１１ ）の１つのりツプ対（３５，３６）と該リップ対のリップ間内へ旋回するために 合致するようになっている請求項１から５のいずれか１項記載の機械。 ７．支承ピン（２１）がスイッチ条片（１９）のための接続ケーブル（４７）の 通し案内のための軸線方向の貫通切欠き（４６）を有している請求項１から６の いずれか１項記載の機械。