JPH06502784A - 吸入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸入装置 本発明は吸入装置に関する。ドイツ特許公開公報Ｄ８３５３５５６１号には、微 粉薬物を入れた供給チャンバと、一方の位置で供給チャンバから吸入すべき医薬 物質の一回分を受入れ、そして、もう一方の位置で一回分を排出するｌ又はそれ より多くの外周凹部（投与チャンバ）を有する回転可能な投与手段の形態の手動 計量手段と、自刃吸入のため吸入装置のハウジングの側面に形成されたマウスピ ースと、排出された一回分の医薬物質を吸気流中に分散させるための空気チャネ ルと、ハウジングに設けられた少なくとも１つ空気取入口を備えた推進剤無しの 吸入装置が説明されている。

この公知の吸入装置では、マウスピースは、その軸線が計量手段の軸線と平行に 延びるように配置されている。吸入装置の空気チャネルは、投与室の高さでキャ ビティを形成することによって、計量手段の下に、空気取入口が位置するハウジ ングの反対側に、案内されている。もし、計量手段の回転により、医薬物質が入 った凹部（投与室）がマウスピースの空気チャネルに対向すると、供給室から排 出される前にあった一回分の粉薬は、重力により、或いは、所望なら、振動機構 により、投与室から空気チャネルのキャビティの中に落ち、そこから、能動的な 吸入により患者の肺の中に吸入される。空気チャネルは、乱流により空気と医薬 物質との混合を促進するようになっている絞り領域を備える。

この公知の吸入装置は、２つの重大な欠点を有する。一方では、吸入すべき粉薬 を計量し、そして、計量室を空にするときの正確さが十分でないことであり、一 方では、呼吸空気の中で粉薬の信頼できる確かな分散を保証できないことである 。この公知の装置を適切に取扱うためには、両手が必要である。投与室を空にし 、粉を全てマウスピースから出すことが保証されていない。

本発明の目的は、上記の推進剤無しの吸入装置を前提とし、吸入すべき一回分が 高い正確さで再現でき、呼吸気の中への医薬物質の完全な分散が達成される、吸 入装置を構成することである。

この目的は、本発明によれば、次の特徴によって達成される。即ち、マウスピー スの主軸線と計量手段の軸線とが７０°乃至１１０°の範囲内の角度、好ましく は、９０°をなしている。空気チャネルが計量手段の高さで、供給室の出口から オフセｙトさせられて、計量手段の外周まで直接導かれている。空気取入口が、 マウスピースの取付は領域に形成され、空気チャネルのオリフィス領域で計量手 段の外周まで延びている。

従って、本発明の推進剤無しの吸入装置では、空気取入口は、吸入行程の初めに 直ちに、空気が、計量手段の医薬物質で満たされた計量室に直接導かれ、そして 、計量室が流入する空気により強く洗い流されるように、又、空気ダクトの通路 はそのように選択されている。従って、吸込んだ空気は、計量室をきれいに吹（ 。計量室とマウスピースのオリフィスとの間の空気通路が比較的短いので、患者 は、吹き飛ばされた一回分の薬物を、はぼ完全に受け入れる。従って、実際に吸 入される一回分の薬物は、本発明の推進剤無しの吸入装置で高いレベル、即ち、 正確さで再現され、又、空気流への医薬物質の完全な分散も達成される。

実施例の特徴では、計量手段は固定中空円筒ボディに収容され、この固定中空円 筒ボディは、投与室の幅に対応し、且つ、投与室の角距離に従って計量手段の円 周上で間隔を隔てた凹部を備え、この凹部は、一方の側では、供給室の領域に置 かれ、他方の側では、マウスピースの空気チャネルと空気取入口が円筒ボディが 排出している領域に置かれている。

このような実施例は、一方での供給室からの吸入すべき一回分の薬の受入れと、 他方での吸入すべき一回分の薬のマウスピースの空気チャネルへの排出との間に 反動の無い明確な分離を作る。

マウスピースと関連した凹部と、マウスピースの空気チャネルの壁部分との間に 、取り入れられた空気を計量手段の外周に直接通すための開口が設けられている のが好ましい。ギャップがノズルのように成形されたときには、ギヤ・ツブの正 面に位置決めされた投与室を吹いてきれいにするための特に強い空気噴射が、生 じゃ・ 吸入用の治療調合剤は、しばしば、−緒になって凝塊物を形成する微粉医薬物質 と微細な補助物質とからなる（ドイツ特許公開公報ＤＢ−Ａ−１７９２２０７） 。しかしながら、凝塊物は、調合剤が均一に微粉化した粒子だけからなっていて もできる。

医薬物質の個々の粒だけが、患者の肺の奥深くの領域に達すべきである。従って 、すでに装置のマウスピースの中で、補助物質と医薬物質粒子との分離及び凝塊 物の分解（分散）とが行われるべきである。この目的のため、できるだけ高い剪 断力を凝塊物に作用させ、かくして互いに付着している粒子が分散するのを助け る。

そこで、実施例のもう一つの特徴によれば、マウスピースの空気チャネルの断面 形状が高い剪断力を発生するようになっている。

これは、例えば、マウスピース内の空気チャネルが実質的に一定の断面領域を有 していれば、達成できる。

本発明の他の特徴及び利点は、図面に示す例の説明から明らかになるであろう。

第１図は、本発明による吸入装置のｌ実施例の長手方向の断面図であり、第２図 は、装置の部品の他の変形に関連した第１図による吸入装置の構造体の分解図で あり、 第３図は、吸入装置の計量手段の変形例の断面図であり、第４図は、吸入装置の 計量手段のもう一つの変形例の断面図である。

第１図は、供給室ｌを備えた推進剤無しの吸入装置を示し、この供給室ｌには、 吸入すべき微粉医薬物質の成る供給量が満たされる。一般に、３００回分の服用 量まで十分である量が計測される。

供給室は長方形の断面を有しく第２図）、蓋１ａが底に向がってテーパ状になっ ている。長い延長カバー２が、供給室ｌの上に置かれる。

供給室の円錐部１ｃの端に手動計量手段があり、この計量手段は、投与室を呼ば れる５つの外周凹部４を備える。第１図に示す計量手段の位置において、上側の 投与室１ａは、供給室ｌからの一回分の薬物でちょうど満たされたところであり 、一方、先に満たされていた投与室１ｂは、排出の準備ができている。

吸入装置の一方の側面にマウスピース５が形成され、このマウスピースを通して 医薬物質が自刃で吸入され、このマウスピースは、投与室４ｂから吸気流に排出 された一回分の薬の分散用の空気チャネル６を有している。図示の例では、マウ スピース５の主軸線２１は、計量手段３の軸線と約９０°の角度を成している。

しかしながら、本発明の実施例は、決してこの形態に制限されるものでない。約 ７００から１１０°の角度を、同様になしてもよい。従って、この例の上記空気 チャネルの長手方向軸線は、計量手段の長手方向軸線に対して垂直である。計量 手段の近傍に、空気チャネルが、計量手段の高さで、その外周まで直接導かれて いる。第１図に示す位置によれば、かくして、空気チャネルは、計量手段、ここ では、投与チャネル４ｂに直接対向している。

計量手段は固定中空円筒ボディ７に収容され、この固定中空円筒ボディ７は、投 与室４の幅に対応し、且つ、投与装置４ａ、４ｂの角距離だけ円周上で離れて設 けられた凹部を有し、この凹部は、一方の側では、供給室の円錐部分１ｃの領域 に置かれ、他方の側では、マウスピース５の空気チャネル６が排出する領域に置 かれている。

マウスピースが取付けられている領域に、空気取入口８が設けられている。取り 入れられた空気は、マウスピースに面した中空円筒ボディの凹部とマウスピース の隔壁５ａの間の開ロアｂに導かれる。この開口から、空気は、噴射のように投 与室４ｂに直接達し、その中に入っている粉を、少しも残すことな（、マウスピ ース５の空気室６の中に吹き飛ばす。上記の空気供給量ロアｂを、強く整列した 空気の流れを造るノズルのように成形するのが好ましい。

第２図には、第１図による吸入装置の構造が、分解図で明らかにされている。

カバー２が、その機能については更に後述するフラップ２ａと一緒に、供給室１ とその蓋１ａとを覆うようになっている。前記蓋は、供給室の上縁を閉じる。

供給室Ｉと中空円筒ボディ７との間は、一体的に連結され、中空円筒ボディは、 投与室４を備えた計量手段３を取付けるようになっている。装置の後壁９は、供 給室と一緒に成形され、空気取入口８を備えた壁５ｂと空気チャネル６と装置の 底面５ｃとを含むマウスピース５　（第１図）を収容するアタッチメント７ａも 同様に一緒に成形される。

投与室４に加えて、計量手段３は歯３ａを有し、この歯３ａは、フラップ２ａと 係合し、このフラップ２ａは投与室４間及びボディ７の凹部（第１図）間の外周 距離に対応して段階的に回転が行えるようにする。計量手段の戻り止め駆動装置 （ｄｅｔｅｎｔｄｒｉｖｅ）が、自動的に、−側面で計量手段を供給室の出口と 、他側面でマウスピースの空気チャネルと整列させる。かくして、投与室の好ま しい装填と排出とが確保される。更に、供給室ｌは戻り止めノーズｌｂを有し、 この戻り止めノーズは、ラチェント回転に類似する回転が一方向でしか出来ない ように供給装置の凹部即ちノツチ３ｂと係合している１、かくして、普通の推進 剤式計量投与吸入器と同じように、この装置を作動させることができる。

投与装置３と円筒形ボディ７との間の摩擦を減じるため、異なった形状、寸法の スロット７ｃを形成することができる。

マウスピースをカバーｌＯで閉じることができ、このカバーは空気取入口８に嵌 合し、これを実質的に閉じて、装置の間違いないシーリングを行う、止めノーズ １１を備える。更に、意図されない作動が防止される。

もう一つの実施例では、カバーｌＯは、マウスピースを引き離せるが、装置から 完全に外せないようにマウスピースに、或いは、装置に連結されている。

第１図による実施例のもう一つの形態では、医薬物質用の供給室ｌの蓋１ａは、 医薬物質を湿度から保護するためのシリカゲル、或いは、他の乾燥剤を、例えば 充填した室を含んでもよい。

更に、振動機構を備えてもよく、この振動機構により、装置が作動しているとき 、医薬物質が揺すられ、それぞれの供給室が均一な装填を受ける。この振動機構 は、例えば、其自体が公知の方法のラチェット機構により形成することができる 。供給室１、或いは、カバー２が、切り込を有してもよく、この切り込は、これ らの部品が互いに相対的に動いたとき振動を引き起こす。

計量手段の駆動装置の設計のために、当業者はいくつかの可能性を利用する。

最も簡単な場合、この設計は、エアゾール装置の投与装置に対応して、具体化さ れる。駆動装置は、ノブにより手動で回転させられるようになっているのが好ま しい。

戻り止め駆動装置及び”切れ目”に関しても又、他の実施例が想定できる。

吸入装置は、装置から複数回の一回分が排出されるのを防止する装置を有するの が好ましい。

供給室ｌの円錐部１ｃで開口は、投与装置の低摩擦力及びバレルがひっかかりの 無い容易な回転を可能にするように形作られている。

供給室内の供給レベルの視覚的監視のため、供給室を普通の透明材料で製造する のが好ましい。カバー２の中には、細長い溝、或いは、窓を設けてもよく、所望 なら、これに標点を付けてもよいっこれらの標点は、供給レベル即ち、残りの投 与数をを表す。

本発明によつ推進剤無しの吸入装置は、投与数計側装置を備えても良く、ここで 、計測行程は、計量手段の回転から、例えば、数字付けされた歯車装置を介して 、或いは、色帯によって得られる。

第３図及び第４図は、計量手段３の変形例の断面を示す。図３では、計量手段３ の投与室４は、底領域が平らにされ、上述の実施例の投与室に比して浅（されて いる。

第４図の計量手段３の投与室４は三角形の断面を示し、矢印Ａで示す回転方向と 関連して成形されている。

更に、マウスピース５の軸線２１は、第１図に示すように、供給室ｌの軸線に垂 直である必要はない。軸線２０と２１との間の角度がほぼ、９０°から１３０° の範囲にあるとき、よい結果が得られた。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） ５．５．３１陽 平成　年　月　日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．微粉の医薬物質を入れた供給室と、一方の位置で供給室から一回分の吸入す べき医薬物質を受入れ、そして、もう一方の位置でこの一回分の医薬物質を排出 するような１又はそれより多くの外周凹部（投与室（４））を有する回転可能な 計量ドラムの形態の手動計量手段（３）と、自力吸入のため吸入装置のハウジン グの側面に形成されたマウスピース（５）と、排出された一回分の薬物を吸気流 に分散するための空気チャネル（６）と、ハウジングに設けられた少なくとも１ つ空気取入口（８）とを備えた推進剤無しの吸入装置であって、マウスピース（ ５）の主軸線（２１）と計量手段（３）の軸線とが７０°から１１０°の範囲内 の角度、好ましくは９０°の角度を成しており、空気チャネル（６）が、供給室 の出口からオフセットさせられて、計量手段（３）の高さで、計量手段の外周ま で直接導かれており、空気取入口（８）がマウスピース（５）の取付け領域内に 形成され、且つ、空気チャネル（７）のオリフィス領域で計量手段（３）の外周 まで延びていること、を特徴とする吸入装置。 ２．計量手段（３）が固定中空円筒ボディ（７）に受け入れられ、該固定中空円 筒ボディ（７）は、計量手段上の投与室の角距離に従って円周上で離して設けら れた投与室（４）の幅に対応する凹部を有し、前記凹部は、供給室（１）の領域 の一方の側面と、マウスピース（５）の空気チャネル（６）と空気取入口（８） が円筒ボディ（了）に連結している領域の他の側面に位置していること、を特徴 とする請求の範囲１による吸入装置。 ３．マウスピース（５）と関連した凹部と、マウスピースの壁部分（５ａ）との 間に、開口（７ｂ）が、取入れられた空気を計量手段の外周に直接通すために形 成されていることを、特徴とする請求の範囲２による吸入装置。 ４．開口（７ｂ）がノズルの形態に成形されていることを、特徴とする請求の範 囲３による吸入装置。 ５．マウスピース（５）の空気チャネル（６）の断面の形状、或いは、領域が実 質的に一定であることを、特徴とする請求の範囲１乃至４の内の１による吸入装 置。 ６．マウスピース（５）用のカバー（１０）が設けられ、該カバーは空気取入口 （８）に嵌合する止め要素（１１）を有していることを、特徴とする請求の範囲 １乃至５の内の１による吸入装置。 ７．供給室（１）が、蓋（１ａ）で閉じられ、該蓋は、その内側に乾燥剤を入れ る室を有することを、特徴とする請求の範囲１乃至６の内の１による吸入装置。 ８．供給室（１）上にカバー（２）を取付けたことを、特徴とする請求の範囲１ 乃至７の内の１による吸入装置。 ９．粉砕した医薬物質の備えを振動させるために手動振動機構が設けられている ことを、特徴とする請求の範囲１乃至８の内の１に記載された吸入装置。 １０．供給室（１）のカバー（２）に切り込が設けられ、壁に対するる供給室の 運動により、振動が発生することを、特徴とする請求の範囲８又は９による吸入 装置。 １１．計量手段（３）用の手動回転駆動装置が、投与室の円周方向の距離に対応 したステップ長の計量手段の段階的な回転だけを許容するステッピング機構を有 すること、を特徴とする請求の範囲１乃至１０の内の１による吸入装置。 １２．医薬物質の供給レベルを視覚的に監視する装置が設けられていること、を 特徴とする請求の範囲１乃至１１の内の１による吸入装置。 １３．供給室（１）が透明材料からできており、供給室用カバー（２）が細長い 溝を備えていること、を特徴とする請求の範囲８乃至１２の内の１による吸入装 置。 １４．排出された一回分の数を知るための計数装置が設けられていること、を特 徴とする請求の範囲１乃至１３の内の１による吸入装置。 １５．マウスピース（５）の主軸線（２１）と供給室（１）の主軸線（２０）と が９０°から１３０°の範囲の角度を成すこと、を特徴とする請求の範囲１乃至 １４の内の１による吸入装置。