JPH0649068Y2 - 二重床装置 - Google Patents

二重床装置

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Publication number
JPH0649068Y2
JPH0649068Y2 JP1988136324U JP13632488U JPH0649068Y2 JP H0649068 Y2 JPH0649068 Y2 JP H0649068Y2 JP 1988136324 U JP1988136324 U JP 1988136324U JP 13632488 U JP13632488 U JP 13632488U JP H0649068 Y2 JPH0649068 Y2 JP H0649068Y2
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JP
Japan
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rail
floor
groove
floor panel
section
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Application number
JP1988136324U
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JPH0257219U (ja
Inventor
滋 前田
俊一 高松
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床基盤上に適宜隙間を隔てて多数枚の床パネ
ルを敷設して成る二重床装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、オフイスにおいては、コード類を美麗に処理する
ため、その床を、コンクリート製等の床基盤上に適宜空
間を隔てて多数枚の床パネルを敷設して成る二重床に構
成し、この二重床における床パネル下方の空間内にコー
ド類を這わせるようにすることが行われている。
その場合、床パネルを支持する手段として、先行技術と
しての実公昭56-31643号公報には、断面凸形のレール
を、アジャスターボルトを備えた支持板にて支持し、こ
のレールの左右段部にて相隣接した床パネルの側縁を支
持し、更に、レールの上面に開口溝を全長にわたって延
びるように形成することにより、レール内にコード類を
出し入れできるようにした構成が記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この構成によると、レールを高さ調節することによって
多数枚の床パネルの高さを一斉に調節できること、及
び、床パネルはレールの段部で位置決めされることによ
り、床パネルの敷設作業の能率を向上することができ、
また、レールの内部をコードの収納部として利用するこ
とができるので、敷設後にも配線作業を容易にできる利
点を有する。
しかし、かかる利点を有する反面、レールが断面凸形
で、その上面に開口溝を形成した形態であるため、床パ
ネルの荷重は、レールのうちその底板から立ち上がった
下部の垂直部で支持することになり、このため、レール
における下部に垂直部が曲がり変形しやすくて、床パネ
ルの支持強度が低いと言う問題があり、これを回避する
にはレールの板厚を厚くしなければならない。
また、レールを支持する脚体は平板状であるため、脚体
とレールとの間の位置決めが面倒で、床パネルの敷設作
業の能率向上がいまだ不十分であった。
更に、レールの上面における開口溝を挟んだ両側にレー
ルの端縁が延びているため、コードの出し入れに際し
て、このレールの端縁で人が手を擦りむきやすいと言う
点も問題であった。
本考案は、前記利点を損なうことなく、これら各問題を
解消した二重床装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、床パネルを支持する
ためのレールを断面略下向き開口コ字状に形成し、該レ
ールにおける上面のうち左右長手側縁の間の部位に、配
線用の溝条を全長にわたって延びるように凹み形成し、
前記レールを、断面上向き開口コ字状の略中空状の脚体
に、当該レールの左右内側面及び上面板のうち少なくと
も前記溝条を挟んだ両側の部位が密着するように被嵌
し、該脚体に高さ調節用のアジャスターボルトを螺合す
る一方、前記レールの上面のうち前記溝条を挟んだ両側
の部位に、相隣接した床パネルの側縁を、当該両床パネ
ルの側縁間に適宜間隔の隙間が空くようにして載置し、
更に、前記レールにおける溝条の内側面箇所には、当該
溝条の内側面と床パネルの側面とに当接する位置決め片
を設ける構成にした。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、レールを高さ調節することによ
って多数の床パネルを一斉に高さ調節できること、及
び、位置決め片によって床パネルの位置決めを迅速に行
うことができること、並びに、レールを脚体に単に嵌め
込むだけでそれらレールと脚体との位置合わせをワンタ
ッチ的に行うことができることとの三者の相乗作用によ
り、床パネルの敷設作業を能率良く行うことができる。
また、コードをレールにおける上面の溝条内に這わせる
ことできるので、配線作業の容易性が損なわれることも
ない。
更に、床パネルの上面板を脚体で直接に支持し、このレ
ールの上面板で床パネルを支持したこと、及び、レール
が全体として断面コ字状でしかも溝条が形成されている
ことによるリブ効果によってその剛性が格段に向上する
こと、並びに、レールで脚体を抱持した状態になってい
て、レールと脚体との変形が互いに抑制されることとの
三者の相乗作用により、レールの板厚を厚くすることな
く床パネルの支持強度を格段に向上することができる。
加えて、レールは断面略下向き開口のコ字状であって、
コードを溝条に出し入れするに際してレールの左右両端
縁に人の手が触れることはないから、配線作業の安全性
も向上できるのである。
従って本考案によると、配線作業の容易性を損なうこと
なく、床パネルの敷設作業の能率を向上できると共に、
レールの板厚を厚くすることなく床パネルの支持共同を
向上することができ、しかも、配線作業の安全性も向上
できる効果を有する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において符号1は平面視矩形の床パネルを、符号2は
断面略下向き開口のコ字状に形成したレールを、符号3
は前記レール2が被嵌するよう断面上向き開口コ字状の
中空状に形成した脚体を各々示し、前記脚体3は、床基
盤5に接地するアジャスターボルト4が螺合している。
前記床パネル1は、薄箱状の支持枠6内に不燃性材料か
ら成るハニカム部材等の軽量高剛性の補強体7を接着す
ると共に、該補強体7の上面に金属板製天板8張設した
構造になっており、前記天板8の四周側縁を下向きに折
り曲げて側板9を形成し、該側板9の中途高さ部位を外
向き折曲したコ字状に折り返すことにより、その四周側
に段部10を形成している。
前記レール2の上面のうち幅方向に沿った中央部には、
配線用の溝条11が全長にわたって延びるように凹み形成
されており、該溝条11を挟んだ左右両側の部位に、レー
ル2の両側に配置した左右床パネル1の側縁を載置する
一方、前記溝条11の底面には、少なくとも前記床パネル
1の長辺寸法の間隔で長孔12を穿設し、該長孔12の穿設
箇所を脚体3にて支持している。
このとき、脚体3を4枚の床パネル1の連接部に配置す
ることにより、4枚の床パネル1のコーナー部が脚体3
と平面視で重なるようにすると共に、アジャスターボル
ト4を、4枚の床パネル1の連接部に形成した隙間から
回転操作できるようにしている。
そして、前記レール2における溝条11のうち前記長孔12
を穿設した部位には、溝条11に密嵌する断面上向きコ字
状の位置決め部材13を、その左右両位置決め片15がレー
ル2の上面から上向きに突出するようにして固着又は嵌
着し、該位置決め部材13の位置決め片15にて床パネル1
の位置を規制すると共に、左右隣接した床パネル1の段
部10の下方間にコード16が挿通自在な隙間17が形成され
るようにしている。また、位置決め部材13の底板には、
レール2の長孔12と連通する長孔14が穿設されている。
なお、前記位置決め部材13は、前記レール2における溝
状11内のうち長孔12を穿設していない箇所に設けても良
い。
また、前記位置決め片15は、実施例のようにレール2と
別部材で構成しても良いが、レール2の上面板若しくは
溝状11の立ち上り部を切り起こして形成しても良い。
互いに隣接した床パネル1の側面と段部10で挟まれた部
位には、断面下向きコ字状の目地部材18を装着してい
る。
前記目地部材18は、当該目地部材18に上方から挿入した
ビス20を、相隣接した床パネル1の段部10間に脱落不能
に装着したナット19にねじ込むことにより、相隣接した
床パネル1の段部10に固定されている。
前記ナット19は、左右床パネル1の段部10間に嵌挿する
軸部19aの上端に落下阻止板19bを、軸部19aの下端には
底板19cをそれぞれ連接すると共に、底板19cの左右側縁
に、床パネル1の段部10側面に当接する回り止め用凸部
19dを形成した形態になっており、左右床パネル1を敷
設してから予め段部10間に挿入するようにしている。
前記床パネル1の上面にはカーペット等の表装体21を張
設又は載置し、床パネル1の敷設後において、相隣接し
た表装体21の側縁が互いに隙間なく密着するようにして
いる。
以上の構成において、多数の床パネル1が1本のレール
2にて支持されるから、各レール2を順次高さ調節する
ことにより、多数の床パネル1を迅速且つ正確に高さ調
節できる一方、床基盤5上に這わせたコード16は一旦レ
ール2の溝条11内に這わせて、この溝条11から左右床パ
ネル1の間の隙間17を通して上方に引出すことができる
から、床パネル1をレール2にて支持した場合であって
も、配線作業を容易に行うことができる。
そして、床パネル1は位置決め片15に支持枠体6の側面
を当接させることにより、迅速且つ正確に位置決めする
ことができると共に、予めコード16を溝条11内に這わせ
た状態で床パネル1を敷設できるから、床パネル1の敷
設作業を簡単に行うことができるのであり、また、溝条
11がレール2上面に形成されているから、床パネル1を
敷設した後においても、一々床パネル1を取出すことな
く簡単にコード16を床パネル1上方に引出すことができ
る。更に、溝条11は床パネル1の下方に位置しているか
ら、床パネル1を敷設するに際して、溝条11内のコード
16が床パネル1の縁部で傷付けられることもない。
また、レール2が断面コ字状でしかもレール2に溝条11
を形成したこととのリブ効果によってレール2の剛性が
格段に向上すること、及び、脚体3の上面板とレール2
の上面板と床パネル1との三者が直接に重なった状態に
なっていること、並びに、レール2で脚体4が抱持され
た状態になっていて互いに変形が抑制されることの三者
の相乗作用により、レール2を厚肉化しなくても床パネ
ル1の支持強度を格段に向上できのである。
更に、レール2は断面下向き開口コ字状であって、その
左右両端縁が下端に位置しているから、配線作業に際し
てレールの左右端縁で人が怪我することもないのであ
る。
なお、符号22は間仕切を示し、該間仕切22は、逆T字状
の支持脚23を左右支柱24に嵌挿することによって自立さ
せている。この場合、前記支持脚23における断面下向き
開口コ字状の水平杆25を左右床パネル間の隙間に挿入し
て、この水平杆25を、前記ナット19を利用して左右床パ
ネル1における段部10に螺着しており、このようにする
と、水平杆25が床パネル1上面から突出することを防止
できるので、人が水平杆25につまづいたりする不都合を
確実に防止することができると共に、間仕切22の安定性
も格段に向上できる。
この場合、支持脚23における垂直杆26は水平杆25に対し
て高さ調節自在に構成しても良いし、また、垂直杆26を
回転自在に構成することにより、間仕切22が平面視で床
パネル1の側縁と傾斜状に交差した姿勢で配設できるよ
うにしても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は分解斜視図、第
2図は目地部材を取外した状態での床パネル連接部の平
面図、第3図は第2図のIII-III視拡大断面図、第4図
は第1図のIV-IV視拡大断面図、第5図は目地部材固定
用ナットの斜視図、第6図は間仕切の取付け状態を示す
分解斜視図である。 1……床パネル、2……レール、3……脚体、4……ア
ジャスターボルト、5……床基盤、6……支持枠、10…
…段部、11……配線用溝条、13……位置決め部材、15…
…位置決め片、16……コード、18……目地部材、22……
間仕切。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床パネルを支持するためのレールを断面略
    下向き開口コ字状に形成し、該レールにおける上面のう
    ち左右長手側縁の間の部位に、配線用の溝条を全長にわ
    たてっ延びるように凹み形成し、前記レールを、断面上
    向き開口コ字状の略中空状の脚体に、当該レールの左右
    内側面及び上面板のうち少なくとも前記溝条を挟んだ両
    側の部位が密着するように被嵌し、前記脚体に高さ調節
    用のアジャスターボルトを螺合する一方、前記レールの
    上面のうち前記溝条を挟んだ両側の部位に、相隣接した
    床パネルの側縁を、当該両床パネルの側縁間に適宜間隔
    の隙間が空くようにして載置し、更に、前記レールにお
    ける溝条の内側面箇所には、当該溝条の内側面と床パネ
    ルの側面とに当接する位置決め片を設けたことを特徴と
    する二重床装置。
JP1988136324U 1988-10-19 1988-10-19 二重床装置 Expired - Lifetime JPH0649068Y2 (ja)

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JP1988136324U JPH0649068Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 二重床装置

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JP1988136324U JPH0649068Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 二重床装置

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JPH0257219U JPH0257219U (ja) 1990-04-25
JPH0649068Y2 true JPH0649068Y2 (ja) 1994-12-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631643U (ja) * 1979-08-18 1981-03-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5631643U (ja) * 1979-08-18 1981-03-27

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JPH0257219U (ja) 1990-04-25

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