JPH0648961Y2 - 立体化型フィルタ - Google Patents
立体化型フィルタInfo
- Publication number
- JPH0648961Y2 JPH0648961Y2 JP1989051795U JP5179589U JPH0648961Y2 JP H0648961 Y2 JPH0648961 Y2 JP H0648961Y2 JP 1989051795 U JP1989051795 U JP 1989051795U JP 5179589 U JP5179589 U JP 5179589U JP H0648961 Y2 JPH0648961 Y2 JP H0648961Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- case
- pattern
- conductive case
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguides (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は高周波回路等において使用されるフィルタに関
する。
する。
（従来の技術） 高周波回路等において使用されるストリップライン型ロ
ーパスフィルタは、通常第６図に示す如く、２枚の誘電
体基板（テフロン基板）101、102の間にストリップライ
ンによるフィルタパターン103を挟み、更にその全体を
導電ケース104にて包み込み、前記フィルタパターン103
の入出力端を前記導電ケース104外に引き出す入力端子1
05と、106とを備えている。
ーパスフィルタは、通常第６図に示す如く、２枚の誘電
体基板（テフロン基板）101、102の間にストリップライ
ンによるフィルタパターン103を挟み、更にその全体を
導電ケース104にて包み込み、前記フィルタパターン103
の入出力端を前記導電ケース104外に引き出す入力端子1
05と、106とを備えている。
しかしながらこのようなストリップラインローパスフィ
ルタは第７図に示す如くインダクタンスＬとキャパシタ
ンスＣとを平面的に交互に接続してフィルタパターン10
3を形成している関係上、全体の平面寸法を小さくする
ことができないという問題があった。
ルタは第７図に示す如くインダクタンスＬとキャパシタ
ンスＣとを平面的に交互に接続してフィルタパターン10
3を形成している関係上、全体の平面寸法を小さくする
ことができないという問題があった。
（考案の目的） 本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであって、全
体の平面寸法を小さくすることができ、これによって全
体の小型化を達成することができる立体化型フィルタを
提供することを目的としている。
体の平面寸法を小さくすることができ、これによって全
体の小型化を達成することができる立体化型フィルタを
提供することを目的としている。
（考案の概要） 上記の目的を達成する為、本考案による立体化型フィル
タにおいては以下の如き構成をとる。
タにおいては以下の如き構成をとる。
即ち、片面にフィルタパターンが形成された一つの基板
から成るストリップライン型フィルタを折り曲げ、且つ
折り曲げられた部分を互いに重ね合わせて立体化して導
電ケース内に収納し、該折り曲げられた部分の間に該導
電ケースの内壁から延びるアース用の羽部を介挿して該
フィルタパターンのアース面としたこと、可撓性を有し
た誘電体シート中にストリップパターンを形成したフレ
キシブルストリップパターンフィルタを、断面がクラン
ク状空間をもつ導電ケースの該空間に収納する如く封じ
たことを特徴としている。
から成るストリップライン型フィルタを折り曲げ、且つ
折り曲げられた部分を互いに重ね合わせて立体化して導
電ケース内に収納し、該折り曲げられた部分の間に該導
電ケースの内壁から延びるアース用の羽部を介挿して該
フィルタパターンのアース面としたこと、可撓性を有し
た誘電体シート中にストリップパターンを形成したフレ
キシブルストリップパターンフィルタを、断面がクラン
ク状空間をもつ導電ケースの該空間に収納する如く封じ
たことを特徴としている。
（考案の実施例） 以下、本考案を図面に示した実施例に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第１図（ａ）及び（ｂ）は本考案による立体化型フィル
タの一実施例を示す外観図及び断面図である。
タの一実施例を示す外観図及び断面図である。
この図に示す立体化型フィルタは誘導体基板となる２枚
のテフロン基板１、２と、これらの間に形成されるフィ
ルタパターン３と、このフィルタパターン３に対するア
ース面となる導電ケース４と、前記フィルタパターン３
の入出力端を前記導電ケース４外に引き出す入力端子５
と、出力端子６とを備えている。
のテフロン基板１、２と、これらの間に形成されるフィ
ルタパターン３と、このフィルタパターン３に対するア
ース面となる導電ケース４と、前記フィルタパターン３
の入出力端を前記導電ケース４外に引き出す入力端子５
と、出力端子６とを備えている。
前記各テフロン基板１、２は幾重にも折り重ねて導電ケ
ース４内に収納しており、これらの接合面には第２図に
示すようなフィルタパターン３を形成している。
ース４内に収納しており、これらの接合面には第２図に
示すようなフィルタパターン３を形成している。
また、前記導電ケース４は矩形状のケース本体７と、こ
のケース本体７の内面から羽部９が突出するように形成
された断面を有する。
のケース本体７の内面から羽部９が突出するように形成
された断面を有する。
第２図は第１図のフィルタパターンの具体例を示す斜視
図であり、このテフロン基板１上に他のテフロン基板２
を積層した状態で上記ケース４内に折り曲げた状態で収
納される。このようにテフロン基板１、２をケース４内
に収納した状態で、前記各テフロン基板１、２であって
ストリップパターンのない部分を貫通するようにスルー
ホール（又は導電性のピン）８を形成し、これをケース
７に接続することによって相互に前記複数の羽部９を接
続し、各羽部９がフィルタパターン３のアース面として
機能するように構成している。
図であり、このテフロン基板１上に他のテフロン基板２
を積層した状態で上記ケース４内に折り曲げた状態で収
納される。このようにテフロン基板１、２をケース４内
に収納した状態で、前記各テフロン基板１、２であって
ストリップパターンのない部分を貫通するようにスルー
ホール（又は導電性のピン）８を形成し、これをケース
７に接続することによって相互に前記複数の羽部９を接
続し、各羽部９がフィルタパターン３のアース面として
機能するように構成している。
このようにこの実施例においては、各テフロン基板１、
２を幾重にも折り重ねて導電ケース４内に収納するよう
にしたので、全体の平面寸法を小さくすることができ、
これによって全体の小型化を達成することができる。
２を幾重にも折り重ねて導電ケース４内に収納するよう
にしたので、全体の平面寸法を小さくすることができ、
これによって全体の小型化を達成することができる。
また上述した実施例においては、スルーホール（又は導
電性のピン）８によって各羽部９を相互に接続するよう
にしているので、各羽部９のアースポテンシャルをほぼ
同一にすることができ、これによって良好なフィルタ特
性を確保することができる。
電性のピン）８によって各羽部９を相互に接続するよう
にしているので、各羽部９のアースポテンシャルをほぼ
同一にすることができ、これによって良好なフィルタ特
性を確保することができる。
尚、第１図に示した構造を実現するためには、ケースと
して第３図（ａ）（ｂ）に示す断面をもった２片を互い
に組合わせてもよく、特に（ｂ）では夫々同一形状のも
のを互いに180°回転して組合わせれば良いから加工す
べき種類が少なくて済む。
して第３図（ａ）（ｂ）に示す断面をもった２片を互い
に組合わせてもよく、特に（ｂ）では夫々同一形状のも
のを互いに180°回転して組合わせれば良いから加工す
べき種類が少なくて済む。
更には、収納するストリップパターンフィルタ部におい
ても、第４図に示す如く、フレキシブルプリント板にて
ストリップパターンを形成し、これを折曲せしめて例え
ば、前記第３図に示したケースにて密封することも可能
である。
ても、第４図に示す如く、フレキシブルプリント板にて
ストリップパターンを形成し、これを折曲せしめて例え
ば、前記第３図に示したケースにて密封することも可能
である。
尚、このときのケース内面角部及び羽部先端部を第５図
に示すように曲面として、前記フレキシブルプリント板
の折曲面が該ケース内部の面と互いに密接するように構
成すればケースをアースとして利用する際、ストリップ
フィルタの特性を安定化する上で効果がある。
に示すように曲面として、前記フレキシブルプリント板
の折曲面が該ケース内部の面と互いに密接するように構
成すればケースをアースとして利用する際、ストリップ
フィルタの特性を安定化する上で効果がある。
更には、内部フィルタ部の誘電体をプラスチック等の熱
可撓性物質とし、平面状に形成したストリップパターン
フィルタを、収納ケースの空所形状に合致するよう加熱
成型したうえで、前記ケースに嵌着してもよい。また、
これらストリップパターンフィルタの外両面全域にアル
ミ、銅等のアースパターンが形成されている場合には、
前記ケース内部の羽部を不要として、単なる矩形容器と
することも可能であろう。
可撓性物質とし、平面状に形成したストリップパターン
フィルタを、収納ケースの空所形状に合致するよう加熱
成型したうえで、前記ケースに嵌着してもよい。また、
これらストリップパターンフィルタの外両面全域にアル
ミ、銅等のアースパターンが形成されている場合には、
前記ケース内部の羽部を不要として、単なる矩形容器と
することも可能であろう。
また上述した実施例においては、ローパスフィルタを例
にとって本考案を説明したが、バンドパスフィルタやハ
イパスフィルタに対して本考案を適用してもよい。
にとって本考案を説明したが、バンドパスフィルタやハ
イパスフィルタに対して本考案を適用してもよい。
（考案の効果） 以上説明したように本考案によれば、全体の平面寸法を
小さくすることができ、これによって全体の小型化を達
成することができる。
小さくすることができ、これによって全体の小型化を達
成することができる。
第１図（ａ）及び（ｂ）は本考案による立体化型フィル
タの一実施例を示す外観図及び断面図、第２図は第１図
に示すフィルタパターンの一例を示す斜視図、第３図
（ａ）（ｂ）は本考案の構成要素であるケースの分解構
成説明図、第４図は本考案の変形実施例の説明図、第５
図は変形実施例の断面図、第６図は従来からあるストリ
ップラインローパスフィルタの一例を示す断面図、第７
図は第６図に示すフィルタパターンの一例を示す斜視図
である。 １、２…基板（テフロン基板）、３…フィルタパター
ン、７…ケース（ケース本体）、９…アース面（羽
部）。
タの一実施例を示す外観図及び断面図、第２図は第１図
に示すフィルタパターンの一例を示す斜視図、第３図
（ａ）（ｂ）は本考案の構成要素であるケースの分解構
成説明図、第４図は本考案の変形実施例の説明図、第５
図は変形実施例の断面図、第６図は従来からあるストリ
ップラインローパスフィルタの一例を示す断面図、第７
図は第６図に示すフィルタパターンの一例を示す斜視図
である。 １、２…基板（テフロン基板）、３…フィルタパター
ン、７…ケース（ケース本体）、９…アース面（羽
部）。
Claims (2)
- 【請求項１】片面にフィルタパターンが形成された一つ
の基板から成るストリップライン型フィルタを折り曲
げ、且つ折り曲げられた部分を互いに重ね合わせて立体
化して導電ケース内に収納し、該折り曲げられた部分の
間に該導電ケースの内壁から延びるアース用の羽部を介
挿して該フィルタパターンのアース面としたことを特徴
とする立体化型フィルタ。 - 【請求項２】可撓性を有した誘電体シート中にストリッ
プパターンを形成したフレキシブルストリップパターン
フィルタを、断面がクランク状空間をもつ導電ケースの
該空間に収納する如く封じたことを特徴とする立体化型
フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989051795U JPH0648961Y2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 立体化型フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989051795U JPH0648961Y2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 立体化型フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02143802U JPH02143802U (ja) | 1990-12-06 |
| JPH0648961Y2 true JPH0648961Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31571540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989051795U Expired - Lifetime JPH0648961Y2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 立体化型フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648961Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4959220B2 (ja) * | 2006-05-10 | 2012-06-20 | 富士通コンポーネント株式会社 | 平面アンテナ装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01297901A (ja) * | 1988-05-25 | 1989-12-01 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 誘電体フィルタ |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP1989051795U patent/JPH0648961Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02143802U (ja) | 1990-12-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |