JPH0666570B2 - マイクロストリツプ共振器 - Google Patents
マイクロストリツプ共振器Info
- Publication number
- JPH0666570B2 JPH0666570B2 JP13174385A JP13174385A JPH0666570B2 JP H0666570 B2 JPH0666570 B2 JP H0666570B2 JP 13174385 A JP13174385 A JP 13174385A JP 13174385 A JP13174385 A JP 13174385A JP H0666570 B2 JPH0666570 B2 JP H0666570B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- resonator
- dielectric
- microstrip
- microstrip resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は誘電体を使った共振器に係り、特にマイクロ波
帯のフィルタや発振器に好適なマイクロストリップ共振
器に関する。
帯のフィルタや発振器に好適なマイクロストリップ共振
器に関する。
従来のマイクロストリップ共振器は、特開昭59−107603
号に記載のように直方体状誘電体の対向する２つの面に
導体を配し、一方の導体を接地してマイクロストリップ
線路とする共振器であった。この共振器はマイクロスト
リップ線路より成る共振器についてのみブロック化した
ものでこの共振器とこの共振器が用いられる回路との接
続については十分には配慮されていない。
号に記載のように直方体状誘電体の対向する２つの面に
導体を配し、一方の導体を接地してマイクロストリップ
線路とする共振器であった。この共振器はマイクロスト
リップ線路より成る共振器についてのみブロック化した
ものでこの共振器とこの共振器が用いられる回路との接
続については十分には配慮されていない。
本発明の目的は従来のブロック化したマイクロストリッ
プ共振器の問題点を解決し、マイクロストリップ共振器
が用いられる回路との接続をも考慮したマイクロストリ
ップ共振器ブロックを提供することにある。
プ共振器の問題点を解決し、マイクロストリップ共振器
が用いられる回路との接続をも考慮したマイクロストリ
ップ共振器ブロックを提供することにある。
〔発明の概要〕 マイクロストリップ共振器を構成するストリップ導体と
の間に静電容量を持つコンデンサを同一のマイクロスト
リップ共振器ブロックに組み込む。
の間に静電容量を持つコンデンサを同一のマイクロスト
リップ共振器ブロックに組み込む。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。第１
図はマイクロストリップ共振器の平面図（ａ）と側面図
（ｂ）を示したものである。同図において、１は直方体
状の誘電体,2,3,4は導体,5は間隙である。導体３が接地
に接続された場合、導体３と対向する導体４はマイクロ
ストリップ線路を形成し、その線路長は導体３と同じ長
さとなり、導体２および導体２と対向する導体４の部分
で誘電体１を介したコンデンサを形成することになる。
このマイクロストリップ共振器は第２図に示した様な等
価回路で表わされる。接地端子６は導体２に相当し、７
は導体４、誘電体１、導体２、導体３および間隙５によ
るコンデンサ,8は導体３と同じ線路長を有し、導体3,導
体４および誘電体から成るマイクロストリップ線路で、
導体３の大きさ、誘電率，導体３と導体４の間隔で決る
実効誘電率にしたがって１／２波長相当の周波数で共振
する共振器となる。導体２と反対側の端面の導体３と導
体４を接続した場合には１／４波長相当の周波数で共振
する共振器となる。
図はマイクロストリップ共振器の平面図（ａ）と側面図
（ｂ）を示したものである。同図において、１は直方体
状の誘電体,2,3,4は導体,5は間隙である。導体３が接地
に接続された場合、導体３と対向する導体４はマイクロ
ストリップ線路を形成し、その線路長は導体３と同じ長
さとなり、導体２および導体２と対向する導体４の部分
で誘電体１を介したコンデンサを形成することになる。
このマイクロストリップ共振器は第２図に示した様な等
価回路で表わされる。接地端子６は導体２に相当し、７
は導体４、誘電体１、導体２、導体３および間隙５によ
るコンデンサ,8は導体３と同じ線路長を有し、導体3,導
体４および誘電体から成るマイクロストリップ線路で、
導体３の大きさ、誘電率，導体３と導体４の間隔で決る
実効誘電率にしたがって１／２波長相当の周波数で共振
する共振器となる。導体２と反対側の端面の導体３と導
体４を接続した場合には１／４波長相当の周波数で共振
する共振器となる。
第３図は第１図の実施例を利用してバンドパスフィルタ
を構成したもので（ａ）は平面図，（ｂ）は側面図であ
る。同図において第１図と同一の作用を成すもの同一の
符号を付し説明は省略する。18は誘電体基板,9,10は信
号入力あるいは出力線路,11,12は接地導体,13は間隙,14
は第１図のマイクロストリップ共振器である。誘電体基
板18の両面に接地導体11,12を配し、入力線路９および
出力線路10を配してマイクロストリップ回路基板を形成
し、該基板上に先述のマイクロストリップ共振器14を図
の様に互に平行、各々の導体２が入力線路９あるいは出
力線路10に接続され、導体３が接地導体11と接続される
様にし、間隙13で形成されるコンデンサとともに、特開
昭56−43801号に記載のバンドパスフィルタと等価の特
性を有するフィルタを構成することが出来る。この場
合、電気的特性が良好で高価な誘電体基板を第１図に示
す大きさに制限して使用することができてコスト低減に
効果的であるとともに取り付けにおいても有利である。
を構成したもので（ａ）は平面図，（ｂ）は側面図であ
る。同図において第１図と同一の作用を成すもの同一の
符号を付し説明は省略する。18は誘電体基板,9,10は信
号入力あるいは出力線路,11,12は接地導体,13は間隙,14
は第１図のマイクロストリップ共振器である。誘電体基
板18の両面に接地導体11,12を配し、入力線路９および
出力線路10を配してマイクロストリップ回路基板を形成
し、該基板上に先述のマイクロストリップ共振器14を図
の様に互に平行、各々の導体２が入力線路９あるいは出
力線路10に接続され、導体３が接地導体11と接続される
様にし、間隙13で形成されるコンデンサとともに、特開
昭56−43801号に記載のバンドパスフィルタと等価の特
性を有するフィルタを構成することが出来る。この場
合、電気的特性が良好で高価な誘電体基板を第１図に示
す大きさに制限して使用することができてコスト低減に
効果的であるとともに取り付けにおいても有利である。
第１図に示した共振器の誘電体の誘電率温度係数を任意
に選択することにより共振特性安定度を任意に設定でき
るので温度補償に効果的であるとともに誘電率を選定す
ることにより任意の形状にでき、これが取り付けて使用
される回路基板面積の有効利用ができることは言うまで
もない。
に選択することにより共振特性安定度を任意に設定でき
るので温度補償に効果的であるとともに誘電率を選定す
ることにより任意の形状にでき、これが取り付けて使用
される回路基板面積の有効利用ができることは言うまで
もない。
第１図に示した様なマイクロストリップ共振器は量産効
果を考えて、より広い面積の誘電体基板に導体を配した
ものを切り出して使うのが効果的であるが、導体と誘電
体を同時に切り出した場合その切り出した端面において
導体の剥離や導体および誘電体の欠け等のために共振特
性に劣化が生じ易い。そこで、第４図に示す様な別の実
施例を示す。
果を考えて、より広い面積の誘電体基板に導体を配した
ものを切り出して使うのが効果的であるが、導体と誘電
体を同時に切り出した場合その切り出した端面において
導体の剥離や導体および誘電体の欠け等のために共振特
性に劣化が生じ易い。そこで、第４図に示す様な別の実
施例を示す。
第４図はマイクロストリップ共振器の平面図（ａ）およ
び側面図（ｂ）を示したものである。１は直方体状誘電
体,14,15,16は導体,17は間隙である。動作については第
１図のマイクロストリップ共振器と同一で、異なるとこ
ろは14,15,16の各導体を誘電体１の端面より一定の距離
を置いて配したもので、これによって、端における誘電
体の欠けによる導体の欠損を少なくする。
び側面図（ｂ）を示したものである。１は直方体状誘電
体,14,15,16は導体,17は間隙である。動作については第
１図のマイクロストリップ共振器と同一で、異なるとこ
ろは14,15,16の各導体を誘電体１の端面より一定の距離
を置いて配したもので、これによって、端における誘電
体の欠けによる導体の欠損を少なくする。
本発明によれば、高価な誘電体基板を有効に活用するこ
とができ、さら、本発明の共振器が取り付けられる回路
基板とは異なる材質の誘電体で共振器を形成することが
できるため、回路の小形，安定化，低コスト化に効果的
である。
とができ、さら、本発明の共振器が取り付けられる回路
基板とは異なる材質の誘電体で共振器を形成することが
できるため、回路の小形，安定化，低コスト化に効果的
である。
第１図（ａ），（ｂ）は本発明の実施例を示すマイクロ
ストリップ共振器の平面図と側断面図、第２図は本発明
の共振器の等価回路図、第３図（ａ），（ｂ）は本発明
の共振器を使ったバンドパスフィルタの構成を示す平面
図と側断面図、第４図（ａ），（ｂ）は本発明の他の実
施例を示すマイクロストリップ共振器の平面図および側
断面図である。 １……誘電体、18……誘電体基板、2,3,4……導体、9,1
0……入出力線路、11,12……接地導体、14……共振器、
14,15,16……導体、５……間隙、17……間隙。
ストリップ共振器の平面図と側断面図、第２図は本発明
の共振器の等価回路図、第３図（ａ），（ｂ）は本発明
の共振器を使ったバンドパスフィルタの構成を示す平面
図と側断面図、第４図（ａ），（ｂ）は本発明の他の実
施例を示すマイクロストリップ共振器の平面図および側
断面図である。 １……誘電体、18……誘電体基板、2,3,4……導体、9,1
0……入出力線路、11,12……接地導体、14……共振器、
14,15,16……導体、５……間隙、17……間隙。
Claims (2)
- 【請求項１】直方体状の誘電体と、誘電体の第１の面に
配置された共振導体と、誘電体の第１の面と対向する第
２の面上に形成される間隙によって互に分離され、第２
の面上に配置された接続導体および接地導体とから成る
ことを特徴とするマイクロストリップ共振器。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載のマイクロスト
リップ共振器において、共振導体、接続導体および接地
導体が誘電体の第１および第２の面の周辺部より一定距
離を置いて第１および第２の面上に配置されていること
を特徴とするマイクロストリップ共振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13174385A JPH0666570B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | マイクロストリツプ共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13174385A JPH0666570B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | マイクロストリツプ共振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61290801A JPS61290801A (ja) | 1986-12-20 |
| JPH0666570B2 true JPH0666570B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=15065149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13174385A Expired - Lifetime JPH0666570B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | マイクロストリツプ共振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666570B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6455703U (ja) * | 1987-10-01 | 1989-04-06 | ||
| JPH02130103U (ja) * | 1988-11-16 | 1990-10-26 |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP13174385A patent/JPH0666570B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61290801A (ja) | 1986-12-20 |
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