JPH0716122B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JPH0716122B2 JPH0716122B2 JP15923889A JP15923889A JPH0716122B2 JP H0716122 B2 JPH0716122 B2 JP H0716122B2 JP 15923889 A JP15923889 A JP 15923889A JP 15923889 A JP15923889 A JP 15923889A JP H0716122 B2 JPH0716122 B2 JP H0716122B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- dielectric
- electrode
- electrodes
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の誘電体共振器をコンデンサ結合してバ
ンドパス特性を得るようにした誘電体フィルタに関す
る。
ンドパス特性を得るようにした誘電体フィルタに関す
る。
従来の技術 上述のバンドパスフィルタにおいて、例えば3段からな
るものとしては第6図に示すような回路で構成され、ア
ースした3つの誘電体共振器11のうちの1つに直列に接
続した直列共振用コンデンサC5と、他の2つの誘電体共
振器11に、夫々2つ接続した状態となるように計4つの
結合用コンデンサC1〜C4が接続されている。
るものとしては第6図に示すような回路で構成され、ア
ースした3つの誘電体共振器11のうちの1つに直列に接
続した直列共振用コンデンサC5と、他の2つの誘電体共
振器11に、夫々2つ接続した状態となるように計4つの
結合用コンデンサC1〜C4が接続されている。
第7図は、第6図におけるフィルタの組立構造を示す。
このフィルタは、基板14の上面に形成した5つの電極15
a〜15eの各電極間で結合用コンデンサC1〜C4を構成し、
中央の電極15cに、誘電体共振器11の内導体11bに取付け
た直列共振用コンデンサを兼ねる端子ピン16を接続し、
隣りの電極15b,15dに、誘電体共振器11の内導体11bに取
付けた端子17を接続している。この端子17は、第8図に
示すように内導体11bに取付ける基端側をほぼ円筒形に
なし、先端側を舌片となしてある。なお、両端の電極15
a,15eには入出力用の図示しない端子が接続される。
このフィルタは、基板14の上面に形成した5つの電極15
a〜15eの各電極間で結合用コンデンサC1〜C4を構成し、
中央の電極15cに、誘電体共振器11の内導体11bに取付け
た直列共振用コンデンサを兼ねる端子ピン16を接続し、
隣りの電極15b,15dに、誘電体共振器11の内導体11bに取
付けた端子17を接続している。この端子17は、第8図に
示すように内導体11bに取付ける基端側をほぼ円筒形に
なし、先端側を舌片となしてある。なお、両端の電極15
a,15eには入出力用の図示しない端子が接続される。
上記端子ピン16は、第9図に示すように金属ピン16aの
一端側を樹脂製の取付治具16b内に挿入したものであ
り、この状態のものを誘電体共振器11の内導体11bに、
金属ピン16aの一端側から挿着して、金属ピン16aと内導
体11bとの間で直列共振用コンデンサが構成されてい
る。このコンデンサは、第10図に示すように通過帯域の
端の特性を、破線の状態から実線のように極Aを形成す
ることにより先鋭とする、つまり有極化するものであ
る。
一端側を樹脂製の取付治具16b内に挿入したものであ
り、この状態のものを誘電体共振器11の内導体11bに、
金属ピン16aの一端側から挿着して、金属ピン16aと内導
体11bとの間で直列共振用コンデンサが構成されてい
る。このコンデンサは、第10図に示すように通過帯域の
端の特性を、破線の状態から実線のように極Aを形成す
ることにより先鋭とする、つまり有極化するものであ
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した端子ピン16により直列共振用コ
ンデンサの容量を確保した場合には、金属ピン16aと内
導体11bとの間が樹脂であるため、温度により容量が大
きく変化して周波数特性がばらつくという問題点があっ
た。
ンデンサの容量を確保した場合には、金属ピン16aと内
導体11bとの間が樹脂であるため、温度により容量が大
きく変化して周波数特性がばらつくという問題点があっ
た。
なお、この問題を解決すべく第11図に示すように、基板
14に結合用コンデンサを構成する電極15cと隣合うよう
に電極15fを形成して、両電極15cと15fとの間で有極化
のための直列共振用コンデンサC5を生ぜしめ、電極15f
に、誘電体共振器11の内導体11bに取付けた端子17を接
続することが考えられるが、この場合には電極15fの面
積が小さいので大きな容量が得られず、また、電極面積
を増やして大きな容量を得ようとすると基板を大きくす
る必要があり、大型化するという難点があった。
14に結合用コンデンサを構成する電極15cと隣合うよう
に電極15fを形成して、両電極15cと15fとの間で有極化
のための直列共振用コンデンサC5を生ぜしめ、電極15f
に、誘電体共振器11の内導体11bに取付けた端子17を接
続することが考えられるが、この場合には電極15fの面
積が小さいので大きな容量が得られず、また、電極面積
を増やして大きな容量を得ようとすると基板を大きくす
る必要があり、大型化するという難点があった。
本発明はかかる課題を解決すべくなされたものであり、
周波数特性が安定した小型かつ安価な誘電体フィルタを
提供することを目的とする。
周波数特性が安定した小型かつ安価な誘電体フィルタを
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、複数の結合用コンデンサが直列に接続され、
隣合う結合用コンデンサ間のうち少なくとも1箇所が、
直列共振コンデンサと誘電体共振器の直列回路を介して
アースされ、他の箇所が誘電体共振器を介してアースさ
れた誘電体フィルタにおいて、前記結合用コンデンサが
基板に形成した電極間で構成され、かつ、直列共振コン
デンサが結合用コンデンサを構成する前記電極と対向し
て構成されたことを特徴とする。
隣合う結合用コンデンサ間のうち少なくとも1箇所が、
直列共振コンデンサと誘電体共振器の直列回路を介して
アースされ、他の箇所が誘電体共振器を介してアースさ
れた誘電体フィルタにおいて、前記結合用コンデンサが
基板に形成した電極間で構成され、かつ、直列共振コン
デンサが結合用コンデンサを構成する前記電極と対向し
て構成されたことを特徴とする。
作用 本発明にあっては、直列共振用コンデンサが基板に形成
した対向電極にて形成されているので、このコンテンサ
容量が温度に依存することがなく、また、隣合うように
電極を形成した場合よりも容量が大きくなると共に基板
の小さいものが使用できる。
した対向電極にて形成されているので、このコンテンサ
容量が温度に依存することがなく、また、隣合うように
電極を形成した場合よりも容量が大きくなると共に基板
の小さいものが使用できる。
実施例 第1図は本発明に係る誘電体フィルタを示す斜視図、第
2図の(a),(b)は本発明の要部を示す平面図と底
面図、第3図は第2図における側面図である。図中1
は、例えば誘電体等からなる基板であり、基板1の表面
1aには5つの電極2a〜2eが形成され、これら電極間にて
結合用コンデンサC1〜C4が構成されている。中央の電極
2cと対向する裏面1b側の位置には、電極3が形成されて
おり、この電極3と前記中央の電極2cからなる対向電極
は、その間に誘電体等からなる基板1が介在しているの
で直列共振用コンデンサC5を構成する。
2図の(a),(b)は本発明の要部を示す平面図と底
面図、第3図は第2図における側面図である。図中1
は、例えば誘電体等からなる基板であり、基板1の表面
1aには5つの電極2a〜2eが形成され、これら電極間にて
結合用コンデンサC1〜C4が構成されている。中央の電極
2cと対向する裏面1b側の位置には、電極3が形成されて
おり、この電極3と前記中央の電極2cからなる対向電極
は、その間に誘電体等からなる基板1が介在しているの
で直列共振用コンデンサC5を構成する。
上記対向電極のうち基板1の裏面1b側にある電極3に
は、外導体4aがアースされた誘電体共振器4の内導体4b
に取付けた端子5が接続され、この誘電体共振器4を接
続した電極3と反対面側で隣合う電極2bと2dにも、外導
体6a,8aがアースされた誘電体共振器6,8の内導体6b,8b
に取付けた端子7,9が接続されている。
は、外導体4aがアースされた誘電体共振器4の内導体4b
に取付けた端子5が接続され、この誘電体共振器4を接
続した電極3と反対面側で隣合う電極2bと2dにも、外導
体6a,8aがアースされた誘電体共振器6,8の内導体6b,8b
に取付けた端子7,9が接続されている。
なお、上記実施例では直列共振用コンデンサC5と誘電体
共振器4との接続を、裏面1b側の電極3に端子5を接続
することにより行っているが、本発明はこれに限らず、
表面1a側の電極2cに端子5を接続するようにしても実施
できる。
共振器4との接続を、裏面1b側の電極3に端子5を接続
することにより行っているが、本発明はこれに限らず、
表面1a側の電極2cに端子5を接続するようにしても実施
できる。
また、本発明は3段からなる誘電体フィルタに限らず、
2段または4段以上からなる誘電体フィルタに対しても
適用できることは勿論である。
2段または4段以上からなる誘電体フィルタに対しても
適用できることは勿論である。
更に、上記実施例では誘電体共振器と直列に直列共振用
コンデンサを1箇所でけ設けた構成のものに適用してあ
るが、本発明はこれに限らず、第4図に示すように2箇
所に直列共振用コンデンサC6,C7を設けた誘電体フィル
タや3箇所以上に設けたものにも適用できる。この場合
の電極については、直列共振用コンデンサを2箇所に設
けた誘電体フィルタを例に挙げて説明すると、第5図に
示すように、基板1の表面1aに結合用コンデンサを構成
する電極2を6つ形成し、そのうち該当する電極2と対
向するようにして基板1の裏面1bに電極3を形成する。
これにより、対向する電極2と3との間で、C6,C7が構
成される。
コンデンサを1箇所でけ設けた構成のものに適用してあ
るが、本発明はこれに限らず、第4図に示すように2箇
所に直列共振用コンデンサC6,C7を設けた誘電体フィル
タや3箇所以上に設けたものにも適用できる。この場合
の電極については、直列共振用コンデンサを2箇所に設
けた誘電体フィルタを例に挙げて説明すると、第5図に
示すように、基板1の表面1aに結合用コンデンサを構成
する電極2を6つ形成し、そのうち該当する電極2と対
向するようにして基板1の裏面1bに電極3を形成する。
これにより、対向する電極2と3との間で、C6,C7が構
成される。
そして、更に上記説明では1つ1つが分離された誘電体
共振器を使用しているが、誘電体共振器としてはこれに
限らず、1つのブロックに複数の内導体を備えた構成の
ものを用いてもよい。
共振器を使用しているが、誘電体共振器としてはこれに
限らず、1つのブロックに複数の内導体を備えた構成の
ものを用いてもよい。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による場合には、直列共振用コ
ンデンサが基板に形成した対向電極にて形成されている
ので、温度による容量変化を抑制でき周波数特性を安定
化させ得、また基板の片面に隣合うように形成した電極
による場合よりも大きな容量にすることができ、更に両
面に電極を形成しているため小さい基板でもよく小型化
が図れ、コスト的に安価にできる。
ンデンサが基板に形成した対向電極にて形成されている
ので、温度による容量変化を抑制でき周波数特性を安定
化させ得、また基板の片面に隣合うように形成した電極
による場合よりも大きな容量にすることができ、更に両
面に電極を形成しているため小さい基板でもよく小型化
が図れ、コスト的に安価にできる。
これに加えて、一つの基板に全てのコンデンサを構成で
きるため生産性がよく、また結合回路を1つのブロック
として扱えるため作業性がよいという効果がある。
きるため生産性がよく、また結合回路を1つのブロック
として扱えるため作業性がよいという効果がある。
第1図は本発明に係る誘電体フィルタを示す斜視図、第
2図の(a),(b)は本発明の要部を示す平面図と底
面図、第3図は第2図における側面図、第4図は本発明
の要部における他の実施例を示す等価回路図、第5図は
その構造を示す側面図、第6図は有極化した3段からな
る誘電体フィルタの等価回路図、第7図は従来の誘電体
フィルタを示す斜視図、第8図はそれに用いた端子を示
す斜視図、第9図はそれに用いた端子ピンを示す断面
図、第10図は有極化の内容を説明するための図、第11図
は他の従来例を示す斜視図である。 1…基板、1a…表面、1b…裏面、2,2a〜2e,3…電極、4,
6,8…誘電体共振器。
2図の(a),(b)は本発明の要部を示す平面図と底
面図、第3図は第2図における側面図、第4図は本発明
の要部における他の実施例を示す等価回路図、第5図は
その構造を示す側面図、第6図は有極化した3段からな
る誘電体フィルタの等価回路図、第7図は従来の誘電体
フィルタを示す斜視図、第8図はそれに用いた端子を示
す斜視図、第9図はそれに用いた端子ピンを示す断面
図、第10図は有極化の内容を説明するための図、第11図
は他の従来例を示す斜視図である。 1…基板、1a…表面、1b…裏面、2,2a〜2e,3…電極、4,
6,8…誘電体共振器。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の結合用コンデンサが直列に接続さ
れ、隣合う結合用コンデンサ間のうち少なくとも1箇所
が、直列共振コンデンサと誘電体共振器の直列回路を介
してアースされ、他の箇所が誘電体共振器を介してアー
スされた誘電体フィルタにおいて、 前記結合用コンデンサが基板に形成した電極間で構成さ
れ、かつ、直列共振コンデンサが結合用コンデンサを構
成する前記電極と対向して構成されたことを特徴とする
誘電体フィルタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15923889A JPH0716122B2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 誘電体フィルタ |
GB9013793A GB2234399B (en) | 1989-06-21 | 1990-06-20 | Dielectric filter |
US07/541,625 US5079528A (en) | 1989-06-21 | 1990-06-21 | Dielectric filter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15923889A JPH0716122B2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 誘電体フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0324801A JPH0324801A (ja) | 1991-02-01 |
JPH0716122B2 true JPH0716122B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=15689365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15923889A Expired - Lifetime JPH0716122B2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716122B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0756921B2 (ja) * | 1989-06-22 | 1995-06-14 | 株式会社村田製作所 | 誘電体フィルタ |
JP2561607Y2 (ja) * | 1993-02-20 | 1998-02-04 | ティーディーケイ株式会社 | 誘電体帯域阻止フィルタ |
-
1989
- 1989-06-21 JP JP15923889A patent/JPH0716122B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324801A (ja) | 1991-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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