JP2503450Y2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2503450Y2
JP2503450Y2 JP1989141441U JP14144189U JP2503450Y2 JP 2503450 Y2 JP2503450 Y2 JP 2503450Y2 JP 1989141441 U JP1989141441 U JP 1989141441U JP 14144189 U JP14144189 U JP 14144189U JP 2503450 Y2 JP2503450 Y2 JP 2503450Y2
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康雄 山田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、誘電体フィルタに関する。
(従来の技術) 誘電体フィルタとして第4図の電気的等価回路図で示
されるものがある。高周波信号は入力端子INに与えられ
てから出力端子OUTから出力されるまでの間にこの誘電
体フィルタで所定のフィルタ作用を受ける。
この誘電体フィルタは高周波信号のフィルタのためつ
ぎの回路構成を有している。
第1ないし第5のコンデサC1〜C5が入力端子INから出
力端子OUTまでの間にこの順序で互いに直列に接続され
ている。第1,第4の誘電体同軸共振器DR1,DR4はそれぞ
れ第1,第2コンデンサC1,C2の接続部S1と接地部Gとの
間、および第4,第5のコンデンサC4,C5の接続部S4と接
地部Gとの間に挿入されている。第2の誘電体同軸共振
器DR2と第3の誘電体同軸共振器DR3とはそれぞれ第6,第
7のコンデサC6,C7を介して第1,第3のコンデンサC1,C3
の接続部S2と接地部Gとの間および第3,第4のコンデン
サC3,C4の接続部S3と接地部Gとの間にそれぞれ挿入さ
れている。
このような電気的回路構成の誘電体フィルタの作用は
周知であるからその作用の説明は省略する。
ところで、上記誘電体フィルタの機械的な構造として
従来、第5図(a)(b)および第6図に示すように構
成されたものがある。
この従来の誘電体フィルタは、結合基板CSと、第1な
いし第8の各容量電極CE1〜CE8と、第1ないし第4の各
誘電体同軸共振器DR1〜DR4の各結合端子T1〜T4とを備え
たものである。
結合基板CSは、誘電体で構成されており、かつ一方向
(図で左右方向)に長手となる矩形板状に形成されてい
る。複数の容量電極CE1〜CE8は、結合基板CSの面上にお
いてその一端側から他端側にかけて設けられている。各
容量電極CE1〜CE8においては、第4図の第1のコンデン
サC1の容量を第1,第2の容量電極CE1,CE2間で、第2の
コンデンサC2の容量を第2,第3の容量電極CE2,CE3間
で、第3のコンデンサC3の容量を第3,第4の容量電極CE
3,CE4間で、第4のコンデンサC4の容量を第4,第5の容
量電極CE4,CE5間で、第5のコンデンサC5の容量を第5,
第6の容量電極CE5,CE6間でそれぞれ形成し、かつ、第
6のコンデンサC6の容量を第3,第7の容量電極CE3,CE7
間で、第7のコンデンサC7の容量を第4,第8の容量電極
CE4,CE8間でそれぞれ形成している。
複数の誘電体同軸共振器DR1〜DR4は、それぞれ両端面
にかけて所定の内径を有する貫通孔H1〜H4がそれぞれ形
成されているとともに、その貫通孔H1〜H4それぞれの内
周面に内導体(図示していない)が形成されてなり、か
つ結合基板CSの側面に対して一端面が対向した状態で前
記一方向に沿って互いに整列並置されている。複数の結
合端子T1〜T4は、それの一端側の基部T1a〜T4aが円筒状
に形成されており、かつその円筒状方向にスリットが形
成されている。また、各結合端子T1〜T4は、それの他端
側の先端部T1b〜T4bがピン状に形成されている。そし
て、その結合端子T1〜T4の基部T1a〜T4aは第6図に示さ
れる方向から各誘電体同軸共振器DR1〜DR4の貫通孔H1〜
H4に一端面側から嵌合固定されている。各結合端子T1〜
T4の他端側のピン状先端部T1b〜T4bは、それの基部T1a
〜T4aが上記のように嵌合固定された状態で結合基板CS
の面上の各容量電極CE1〜CE8上に向けて突出されてい
る。
そして、各結合端子T1〜T4のピン状先端部T1b〜T4b
は、その突出状態において結合基板CS面上の第2,第5,第
7および第8の各容量電極CE2,CE5,CE7,CE8に半田付け
されている。ここで、第4図の各コンデンサはそれと同
一の符号でもって第5図に示されてある各容量電極間の
容量に対応している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、結合基板CS上の各容量電極CE1〜CE8は、第
4図のコンデンサの容量に対応した大きさと形状とを有
している。そして、上記構成を有する従来の誘電体フィ
ルタにおいては、各結合端子T1〜T4のピン状先端部T1b
〜T4bのそれぞれの結合基板CSに対する突出高さが互い
に一致させられているために、その容量電極CE1〜CE8の
すべてが結合基板CSの面上に平面的に設けられた構造と
なっている。
このように各容量電極CE1〜CE8を結合基板CSの面上に
平面的に設けた場合では、必然的に結合基板CSの一方の
面上における各容量電極CE1〜CE8の平面的な形成個数が
この例では8個となってしまって、広い面積の面を持つ
構成、つまり結合基板CSとしてサイズの大きなものが必
要となり、結果的にはこの結合基板CSを使用する誘電体
フィルタのサイズが大形化してしまうという不具合があ
る。
したがって、本考案においては、電気的な等価回路で
あらわされる例えば第4図のようなコンデンサの個数に
対する結合基板の一方の面上に形成される容量電極の平
面的な形成個数を減少可能にして、結果的に結合基板の
サイズの小形化を可能とし、これにより誘電体フィルタ
のサイズの小形化が図れるようにすることを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) このような目的を達成するために、本考案の誘電体フ
ィルタにおいては、結合基板、複数の容量電極、複数の
誘電体同軸共振器、および複数の結合端子を備えたもの
であって、前記結合基板は、誘電体で構成されており、
かつ一方向に長手となる矩形板状に形成されており、前
記複数の容量電極は、前記結合基板の面上においてその
一端側から他端側にかけて設けられており、前記複数の
誘電体同軸共振器は、それぞれ両端面にかけて所定の内
径を有する貫通孔が形成されているとともに、その貫通
孔それぞれの内周面に内導体が形成されてなり、かつ前
記結合基板の側面に対して一端面が対向した状態で前記
一方向に沿って互いに整列並置されており、前記複数の
結合端子は、それの一端側の基部が前記各誘電体同軸共
振器の貫通孔に嵌合固定されており、かつそれの他端側
のピン状先端部が前記結合基板の面上の各容量電極上に
向けて突出されてなる誘電体フィルタにおいて、 前記各結合端子のうち、一部の結合端子のピン状先端
部が、前記結合基板の面に一致した高さで前記容量電極
上に向けて突出されており、残余のピン状先端部は、前
記結合基板の面に対して前記誘電体同軸共振器の貫通孔
の直径と略同じ高さでもって前記容量電極上に向けて突
出され、この残余のピン状先端部とそのピン状先端部に
対向する位置にある前記容量電極との間には、両者にそ
れぞれ接触する状態で誘電体が介在されていることを特
徴としている。
(作用) 各誘電体同軸共振器それぞれの貫通孔に一端側基部が
嵌合固定されている各結合端子のうち、一部の結合端子
については、それぞれのピン状先端部(第1のピン状先
端部という)が、前記結合基板の面に一致した高さで前
記容量電極上に向けて突出されており、残余の結合端子
については、それぞれのピン状先端部(第2のピン状先
端部という)が、前記結合基板の面に対して前記誘電体
同軸共振器の貫通孔の直径と略同じ高さでもって前記容
量電極上に向けて突出され、この残余のピン状先端部と
そのピン状先端部に対向する位置にある前記容量電極と
の間には、両者にそれぞれ接触する状態で誘電体が介在
されている。したがって、第1のピン状先端部を結合基
板の容量電極(第1の容量電極)に半田付けし、その第
1のピン状先端部と第2のピン状先端部との間にその誘
電体を介在させて第4図の第6,第7のコンデンサの容量
を持たせることで、結合基板には第6、第7のコンデン
サ形成のための第5図(b)に示すような第7,第8の容
量電極を結合基板上に設ける必要がなくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例に係る誘電体フィルタの
斜視図であり、第2図は第1図の誘電体同軸共振器の一
端面からみた正面図であり、第3図(a)は第1図の結
合基板の正面図であり、第3図(b)は第1図の結合基
板の平面図である。これらの図において、従来例に係る
第5図および第6図と同一ないしは相当する部分、部品
には同一の符号を付し、その同一の符号に係る部分、部
品についてのここでの詳しい説明は省略する。また、本
第1実施例の誘電体フィルタは電気的には従来例のそれ
と同様に第4図の回路構成を有している。
第1実施例の誘電体フィルタにおいては、各結合端子
T1〜T4のうち、一部の結合端子として第1,第4の結合端
子T1,T4それぞれのピン状先端部T1b,T4bが、結合基板CS
の面に一致した高さで第2,第5の容量電極CE2,CE5上に
向けて突出されている。また、各結合端子T1〜T4のう
ち、残余の結合端子として第2,第3の結合端子T2,T3そ
れぞれのピン状先端部T2b,T3bが、結合基板CSの面に対
して前記高さとは異なり、結合基板CSの面に対して誘電
体同軸共振器DR2,3の貫通孔H2,3の直径と略同じ高さで
もって容量電極上に向けて突出されるようにしているの
で、いずれの結合端子も曲げ加工の手間を削減すること
ができる。第3,第4の容量電極CE3,CE4上に向けて突出
されている。
結合基板CSには第1ないし第6までの容量電極CE1〜C
E6が設けられているが、第7,第8の容量電極CE7,CE8は
省略されている。そして、第3,第4の容量電極CE3,CE4
上のそれぞれには、第6,第7のコンデンサC6,C7の容量
に対応した厚みを持ちかつ両面に電極が設けられた誘電
体DD,DDが設けられている。各誘電体DD,DDの電極上に第
2,第3の結合端子T2,T3それぞれのピン状先端部T2b,T3b
が半田付けされている。
このような構成の誘電体フィルタにおいては、第2,第
3のピン状先端部T2b,T3bと結合基板CSの第3,第4の容
量電極CE3,CE4との間にある誘電体DD,DDにより第4図に
おける第6,第7のコンデンサC6,C7が形成されるため
に、従来のように第6,第7のコンデンサC6,C7の形成の
ために結合基板CS上に平面的に設けられていた第7,第8
の容量電極CE7,CE8が不要化することで、結合基板CSの
サイズを小形にすることができる。
(考案の効果) 以上説明したことから明らかなように本考案によれ
ば、結合基板の一方の面上に形成される容量電極の平面
的な形成個数を減少可能にして、結果的に結合基板のサ
イズの小形化を可能とし、これにより誘電体フィルタの
サイズの小形化が図れるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、第1図は
誘電体フィルタの斜視図、第2図は第1図の誘電体同軸
共振器の一端面からみた正面図、第3図(a)(b)は
それぞれ第1図の結合基板の側面図と平面図である。 第4図は誘電体フィルタの電気的等価回路図である。 第5図および第6図は従来例に係り、第5図(a)は誘
電体フィルタの正面図、第5図(b)は同誘電体フィル
タの平面図、第6図は誘電体同軸共振器の貫通孔への結
合端子の一端側基部の嵌合固定の説明に供する誘電体同
軸共振器と結合端子との斜視図である。 CS……結合基板、CE1〜CE8……容量電極、DR1〜DR4……
誘電体同軸共振器、T1〜T4……結合端子。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】結合基板、複数の容量電極、複数の誘電体
    同軸共振器、および複数の結合端子を備えたものであっ
    て、 前記結合基板は、誘電体で構成されており、かつ一方向
    に長手となる矩形板状に形成されており、 前記複数の容量電極は、前記結合基板の面上においてそ
    の一端側から他端側にかけて設けられており、 前記複数の誘電体同軸共振器は、それぞれ両端面にかけ
    て所定の内径を有する貫通孔が形成されているととも
    に、その貫通孔それぞれの内周面に内導体が形成されて
    なり、かつ前記結合基板の側面に対して一端面が対向し
    た状態で前記一方向に沿って互いに整列配置されてお
    り、 前記複数の結合端子は、それの一端側の基部が前記各誘
    電体同軸共振器の貫通孔に嵌合固定されており、かつそ
    れの他端側のピン状先端部が前記結合基板の面上の各容
    量電極に向けて突出されてなる誘電体フィルタにおい
    て、 前記各結合端子のうち、一部の結合端子のピン状先端部
    が、前記結合基板の面に一致した高さで前記容量電極上
    に向けて突出されており、 残余のピン状先端部は、前記結合基板の面に対して前記
    誘電体同軸共振器の貫通孔の直径と略同じ高さでもって
    前記容量電極上に向けて突出され、 この残余のピン状先端部とそのピン状先端部に対向する
    位置にある前記容量電極との間には、両者にそれぞれ接
    触する状態で誘電体が介在されている、 ことを特徴とする誘電体フィルタ。
JP1989141441U 1989-12-06 1989-12-06 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JP2503450Y2 (ja)

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