JPH054321Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054321Y2 JPH054321Y2 JP1986181210U JP18121086U JPH054321Y2 JP H054321 Y2 JPH054321 Y2 JP H054321Y2 JP 1986181210 U JP1986181210 U JP 1986181210U JP 18121086 U JP18121086 U JP 18121086U JP H054321 Y2 JPH054321 Y2 JP H054321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- dielectric
- case
- resonant
- inner conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 28
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 13
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 13
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 13
- 229920002799 BoPET Polymers 0.000 description 2
- 239000005041 Mylar™ Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は誘電体フイルタの構造に係るもので、
特に三個の共振ユニツトを具えた誘電体ブロツク
を用いた誘電体フイルタの入出力結合容量及び周
波数調整のための容量を得るための構造に関する
ものである。
特に三個の共振ユニツトを具えた誘電体ブロツク
を用いた誘電体フイルタの入出力結合容量及び周
波数調整のための容量を得るための構造に関する
ものである。
同軸形の誘電体共振器を複数個用いてそれぞれ
を容量で結合する誘電体フイルタが各種用いられ
ている。また誘電体共振器を誘電体ブロツクに一
体化したものも小型のフイルタとして各方面で利
用されるようになつている。これは電磁結合と容
量結合を利用してフイルタを構成するもので、誘
電体ブロツクの貫通孔内に内導体を形成するとと
もに表面に外導体を形成している。
を容量で結合する誘電体フイルタが各種用いられ
ている。また誘電体共振器を誘電体ブロツクに一
体化したものも小型のフイルタとして各方面で利
用されるようになつている。これは電磁結合と容
量結合を利用してフイルタを構成するもので、誘
電体ブロツクの貫通孔内に内導体を形成するとと
もに表面に外導体を形成している。
入力端子及び出力端子と内導体の間には入出力
結合容量を得ることが必要であり、そのための構
造も各種提案されている。実開昭58−54102号公
報には誘電体材料を被覆した導線を入出力ピンと
して用いることが示されている。他の手段として
は誘電体ブロツクに形成された孔に導体を充填し
て内導体との間で容量を形成するものもあり、実
開昭60−98902号公報などに示されている。
結合容量を得ることが必要であり、そのための構
造も各種提案されている。実開昭58−54102号公
報には誘電体材料を被覆した導線を入出力ピンと
して用いることが示されている。他の手段として
は誘電体ブロツクに形成された孔に導体を充填し
て内導体との間で容量を形成するものもあり、実
開昭60−98902号公報などに示されている。
このような誘電体ブロツクに三個以上の共振ユ
ニツトを形成して多段のフイルタとする場合には
共振周波数の調整が必要となる。これは、入出力
端部と中間部では結合状態が変わるので共振周波
数が異なるようになるためである。これを調整す
る方法として実開昭60−98902号公報に示された
ように各ユニツトの寸法を変えたり、特開昭60−
254802号公報に示された開放端に電極を形成する
ものなどがある。
ニツトを形成して多段のフイルタとする場合には
共振周波数の調整が必要となる。これは、入出力
端部と中間部では結合状態が変わるので共振周波
数が異なるようになるためである。これを調整す
る方法として実開昭60−98902号公報に示された
ように各ユニツトの寸法を変えたり、特開昭60−
254802号公報に示された開放端に電極を形成する
ものなどがある。
上記のような入出力結合容量や周波数調整のた
めの容量はできるだけ簡単でしかも調整も容易な
構造で得られることが望まれる。従来の構造では
誘電体ブロツクの加工(研磨、メツキ等の電極形
成)が必要となつたり、特別の部品を用いること
によつていた。
めの容量はできるだけ簡単でしかも調整も容易な
構造で得られることが望まれる。従来の構造では
誘電体ブロツクの加工(研磨、メツキ等の電極形
成)が必要となつたり、特別の部品を用いること
によつていた。
したがつて、組立等の工数も増加するとともに
歩留の面でも問題があつた。
歩留の面でも問題があつた。
本考案は上記のような問題を解決して組立、調
整、接続等が容易な誘電体フイルタを得ることを
目的とする。
整、接続等が容易な誘電体フイルタを得ることを
目的とする。
特に、入出力の結合構造と中間ユニツトの共振
周波数の調整構造を改良して、少ない部品点数で
済ませるとともに、容量の調整を容易にすること
を目的とする。
周波数の調整構造を改良して、少ない部品点数で
済ませるとともに、容量の調整を容易にすること
を目的とする。
本考案は入出力の結合と共振周波数の調整のた
めの容量を同じ構造で共通の部品を用いて行うこ
とにより上記の目的を達成するものである。
めの容量を同じ構造で共通の部品を用いて行うこ
とにより上記の目的を達成するものである。
三個の共振ユニツトを備えた誘電体ブロツクを
ケースに収納した誘電体フイルタにおいて、両端
の共振ユニツトの内導体と、端部に面積が広くさ
れた平坦部を有し、それらの平坦部がケースに支
持された入出力端子ピンとが、開放端面側で絶縁
シートを介して対向して配置されて入出力結合容
量を得るとともに、中間の共振ユニツトの内導体
と、前記端子ピンと同じ形状でケースに支持され
るとともに接地されたピンとが、開放端面側で前
記絶縁シートを介して対向して配置されて接地容
量を得ることに特徴を有するものである。
ケースに収納した誘電体フイルタにおいて、両端
の共振ユニツトの内導体と、端部に面積が広くさ
れた平坦部を有し、それらの平坦部がケースに支
持された入出力端子ピンとが、開放端面側で絶縁
シートを介して対向して配置されて入出力結合容
量を得るとともに、中間の共振ユニツトの内導体
と、前記端子ピンと同じ形状でケースに支持され
るとともに接地されたピンとが、開放端面側で前
記絶縁シートを介して対向して配置されて接地容
量を得ることに特徴を有するものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
説明する。
第1図は本考案の実施例を示す正面断面図であ
り、第2図はその等価回路である。この考案では
三素子の誘電体ブロツクを用いている。
り、第2図はその等価回路である。この考案では
三素子の誘電体ブロツクを用いている。
誘電体ブロツクの三個の共振ユニツト11,1
2,13は誘電体ブロツクに形成された貫通孔内
の表面に形成された内導体21,22,23と誘
電体ブロツクの開放端を除く表面に形成された外
導体24で構成されている。共振ユニツト11,
13は入出力段であり、共振ユニツト12は中間
のユニツトである。
2,13は誘電体ブロツクに形成された貫通孔内
の表面に形成された内導体21,22,23と誘
電体ブロツクの開放端を除く表面に形成された外
導体24で構成されている。共振ユニツト11,
13は入出力段であり、共振ユニツト12は中間
のユニツトである。
入出力段の共振ユニツト11,13は入出力端
子との間に結合容量を得ることが必要である。そ
のため、この例では、貫通孔内の内導体の開放端
側が導体で充填されて開放端に導体の平面が現れ
るようにしてあり、これと入出力端子ピン31,
32の端部に形成された平坦面とが対向するよう
にしている。それらの間にはマイラーフイルム等
の絶縁シートを配置してある。これによつて、内
導体と端子ピンとの間隔が一定に保たれて所定の
容量が得られる。
子との間に結合容量を得ることが必要である。そ
のため、この例では、貫通孔内の内導体の開放端
側が導体で充填されて開放端に導体の平面が現れ
るようにしてあり、これと入出力端子ピン31,
32の端部に形成された平坦面とが対向するよう
にしている。それらの間にはマイラーフイルム等
の絶縁シートを配置してある。これによつて、内
導体と端子ピンとの間隔が一定に保たれて所定の
容量が得られる。
マイラーフイルム等の絶縁シート25の種類、
厚さを変えると入出力結合容量を変えることがで
きる。したがつて、所定の容量が得られるように
シートを選択すると良い。
厚さを変えると入出力結合容量を変えることがで
きる。したがつて、所定の容量が得られるように
シートを選択すると良い。
中間の共振ユニツト12では通常共振周波数が
高くなるので、これを下げる必要がある。そのた
めこの例では入出力段と同じような構造を用い、
共振ユニツト12の内導体22の開放端側に導体
を充填し、絶縁シート25を介してアースピン3
3の端部の平坦面と対向させている。これによつ
て第2図に示すコンデンサ40が形成されたこと
になる。
高くなるので、これを下げる必要がある。そのた
めこの例では入出力段と同じような構造を用い、
共振ユニツト12の内導体22の開放端側に導体
を充填し、絶縁シート25を介してアースピン3
3の端部の平坦面と対向させている。これによつ
て第2図に示すコンデンサ40が形成されたこと
になる。
この例ではアース端子33を直接接地している
が共振ユニツト12の内導体22と対向する導体
と他のアースピン(34など)と接続してもよ
い。あるいは、外導体24と導通させてもよい。
また、ケース26の底面に設けたシールド板に接
続することもできる。
が共振ユニツト12の内導体22と対向する導体
と他のアースピン(34など)と接続してもよ
い。あるいは、外導体24と導通させてもよい。
また、ケース26の底面に設けたシールド板に接
続することもできる。
入出力段と中間段に形成する容量は必ずしも等
しくないので、入出力端子ピンとアースピンの平
坦面の面積を変えて容量を変えることができる。
なお、内導体とピンとの容量は開放端面に引き出
した電極とピンの平坦面で得るようにすることも
できる。
しくないので、入出力端子ピンとアースピンの平
坦面の面積を変えて容量を変えることができる。
なお、内導体とピンとの容量は開放端面に引き出
した電極とピンの平坦面で得るようにすることも
できる。
入出力端子ピンとアースピンは組立前にケース
26の底面に植設しておき、ケース26に誘電体
ブロツクが収納されて内導体21,22,23と
対向するようになる。その後外導体24とアース
ピン34が接続されて誘電体フイルタが完成す
る。必要な場合には外導体の一部を研磨したりし
て調整を行う。
26の底面に植設しておき、ケース26に誘電体
ブロツクが収納されて内導体21,22,23と
対向するようになる。その後外導体24とアース
ピン34が接続されて誘電体フイルタが完成す
る。必要な場合には外導体の一部を研磨したりし
て調整を行う。
本考案によれば、入出力結合容量が簡単な構造
で少ない部品点数で得られる。また、その調整も
容易である。
で少ない部品点数で得られる。また、その調整も
容易である。
また、中間段の共振ユニツトの共振周波数調整
も入出力段と同じ構造によつて実現できる。
も入出力段と同じ構造によつて実現できる。
しかも、誘電体ブロツクの開放端面を研磨する
だけであり、この面に形成した電極のトリミング
なども不要である。
だけであり、この面に形成した電極のトリミング
なども不要である。
したがつて、部品点数が最少に抑えられるとと
もに組立が容易となつてコスト面でも多くの利点
がある。さらに、特性的にも安定した誘電体フイ
ルタが得られる。
もに組立が容易となつてコスト面でも多くの利点
がある。さらに、特性的にも安定した誘電体フイ
ルタが得られる。
第1図は本考案の実施例を示す正面断面図、第
2図はその等価回路図である。 11〜13……共振ユニツト、21〜23……
内導体、24……外導体、25……絶縁シート、
26……ケース、31,32……入出力端子ピ
ン、33,34……アースピン。
2図はその等価回路図である。 11〜13……共振ユニツト、21〜23……
内導体、24……外導体、25……絶縁シート、
26……ケース、31,32……入出力端子ピ
ン、33,34……アースピン。
Claims (1)
- 三個の共振ユニツトを備えた誘電体ブロツクを
ケースに収納した誘電体フイルタにおいて、両端
の共振ユニツトの内導体と、端部に面積が広くさ
れた平坦部を有し、それらの平坦部がケースに支
持された入出力端子ピンとが、開放端面側で絶縁
シートを介して対向して配置されて入出力結合容
量を得るとともに、中間の共振ユニツトの内導体
と、前記端子ピンと同じ形状でケースに支持され
るとともに接地されたピンとが、開放端面側で前
記絶縁シートを介して対向して配置されて接地容
量を得ることを特徴とする誘電体フイルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986181210U JPH054321Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986181210U JPH054321Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6385903U JPS6385903U (ja) | 1988-06-04 |
JPH054321Y2 true JPH054321Y2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=31125870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986181210U Expired - Lifetime JPH054321Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054321Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61189702A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フイルタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60167403U (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-07 | ティーディーケイ株式会社 | 誘電体フイルタ |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP1986181210U patent/JPH054321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61189702A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フイルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6385903U (ja) | 1988-06-04 |
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