JPH0339936Y2 - - Google Patents
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- JPH0339936Y2 JPH0339936Y2 JP1634286U JP1634286U JPH0339936Y2 JP H0339936 Y2 JPH0339936 Y2 JP H0339936Y2 JP 1634286 U JP1634286 U JP 1634286U JP 1634286 U JP1634286 U JP 1634286U JP H0339936 Y2 JPH0339936 Y2 JP H0339936Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitance
- frequency filter
- high frequency
- tuning circuit
- capacitive elements
- Prior art date
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- Expired
Links
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- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は、極めて小さい容量を含む高周波フ
イルタに関するものであり、特にこの微小容量と
して、例えば中継端子のような誘電体の両端面に
電極の形成された容量素子の容量と、この容量素
子２個を所定の間隔で配置することにより上記容
量素子相互間に形成された容量との直列接続によ
り形成された合成容量を使用した高周波フイルタ
に関する。
イルタに関するものであり、特にこの微小容量と
して、例えば中継端子のような誘電体の両端面に
電極の形成された容量素子の容量と、この容量素
子２個を所定の間隔で配置することにより上記容
量素子相互間に形成された容量との直列接続によ
り形成された合成容量を使用した高周波フイルタ
に関する。
〈従来技術〉
従来の高周波フイルタ、例えばTV信号の
UHF帯の単チヤンネル（6MHz）バンドパス高周
波フイルタとしては例えば第２図ａ、第３図ａに
示すような構造のものが使用されていた。第２図
ａの高周波フイルタについて言えば、１１は空心
コイル、１２はセラミツク・コンデンサで、両者
によつて入力同調回路１３が形成されている。入
力同調回路１３の一端は例えばセラミツク・コン
デンサ１４によつて接地され、他端は中継端子１
５の上側電極１６に半田付けして接続されてい
る。中継端子１５は例えばセラミツク誘電体１７
の両端に例えば銀電極１６，１８を蒸着して形成
されており、下側電極１８はプリント基板のアー
ス・ラインまたはシヤーシに半田付けされてい
る。入力同調回路１３の一端は中継端子１５に半
田付けして接続された例えばセラミツク・コンデ
ンサ１９を介して入力端子１に接続されている。
２３は出力同調回路で、入力同調回路と同様に空
心コイル２１とセラミツク・コンデンサ２２とか
らなり、出力同調回路２３の一端はセラミツク・
コンデンサ２４によつて接地され、他端は中継端
子２５の上側電極２６に接続されている。中継端
子２５の下側電極２８は接地されている。出力同
調回路２３の一端はセラミツク・コンデンサ２９
を介して出力端子２に接続されている。入力同調
回路１３と出力同調回路２３は中継端子１５，２
５にそれぞれ半田付けされた絶縁被覆された導線
３，４を適当に接近して配置または撚り合わせる
ことにより、両者間に形成された微小キヤパシタ
ンスにより容量結合されている。
UHF帯の単チヤンネル（6MHz）バンドパス高周
波フイルタとしては例えば第２図ａ、第３図ａに
示すような構造のものが使用されていた。第２図
ａの高周波フイルタについて言えば、１１は空心
コイル、１２はセラミツク・コンデンサで、両者
によつて入力同調回路１３が形成されている。入
力同調回路１３の一端は例えばセラミツク・コン
デンサ１４によつて接地され、他端は中継端子１
５の上側電極１６に半田付けして接続されてい
る。中継端子１５は例えばセラミツク誘電体１７
の両端に例えば銀電極１６，１８を蒸着して形成
されており、下側電極１８はプリント基板のアー
ス・ラインまたはシヤーシに半田付けされてい
る。入力同調回路１３の一端は中継端子１５に半
田付けして接続された例えばセラミツク・コンデ
ンサ１９を介して入力端子１に接続されている。
２３は出力同調回路で、入力同調回路と同様に空
心コイル２１とセラミツク・コンデンサ２２とか
らなり、出力同調回路２３の一端はセラミツク・
コンデンサ２４によつて接地され、他端は中継端
子２５の上側電極２６に接続されている。中継端
子２５の下側電極２８は接地されている。出力同
調回路２３の一端はセラミツク・コンデンサ２９
を介して出力端子２に接続されている。入力同調
回路１３と出力同調回路２３は中継端子１５，２
５にそれぞれ半田付けされた絶縁被覆された導線
３，４を適当に接近して配置または撚り合わせる
ことにより、両者間に形成された微小キヤパシタ
ンスにより容量結合されている。
第２図ｂは第２図ａの等価回路で、同じ回路素
子には同じ参照符号が付されている。入力同調回
路１３と出力同調回路２３とは第２図ａの導線３
と４との間に形成された微小容量Ｃにより結合さ
れている。
子には同じ参照符号が付されている。入力同調回
路１３と出力同調回路２３とは第２図ａの導線３
と４との間に形成された微小容量Ｃにより結合さ
れている。
第３図ａの高周波フイルタは、入力同調回路１
３と出力同調回路２３とは直列接続されたセラミ
ツク・コンデンサ６，７と、両コンデンサの接続
点８とアースとの間に接続されたセラミツク・コ
ンデンサ９とからなつている。第３図ｂは第３図
ａの等価回路である。
３と出力同調回路２３とは直列接続されたセラミ
ツク・コンデンサ６，７と、両コンデンサの接続
点８とアースとの間に接続されたセラミツク・コ
ンデンサ９とからなつている。第３図ｂは第３図
ａの等価回路である。
〈考案が解決しようとする問題点〉
第２図の高周波フイルタは、容量Ｃが導線３と
４とにより形成されているため少しの振動や衝撃
でも容量値が変化し、また容量値の調整が極めて
困難であるという欠点がある。
４とにより形成されているため少しの振動や衝撃
でも容量値が変化し、また容量値の調整が極めて
困難であるという欠点がある。
第３図の高周波フイルタは、セラミツク・コン
デンサ６，７，９の合成容量により等価的に比較
的安定した微小容量が作られているが、コンデン
サ９の一端がアースに結合されているため、通過
帯域損失が大きく、狭帯域バンドパスフイルタと
しては不向きである。
デンサ６，７，９の合成容量により等価的に比較
的安定した微小容量が作られているが、コンデン
サ９の一端がアースに結合されているため、通過
帯域損失が大きく、狭帯域バンドパスフイルタと
しては不向きである。
〈問題点を解決するための手段〉
この考案による高周波フイルタは、複数のLC
同調回路間を結合する微小容量を、例えば中継端
子のような誘電体の両端面に各々電極の形成され
た容量素子自体の容量と、この容量素子を２個上
記電極が所定の間隔で対向するように配置するこ
とにより容量素子相互間に形成された容量との直
列接続により形成して構成されている。
同調回路間を結合する微小容量を、例えば中継端
子のような誘電体の両端面に各々電極の形成され
た容量素子自体の容量と、この容量素子を２個上
記電極が所定の間隔で対向するように配置するこ
とにより容量素子相互間に形成された容量との直
列接続により形成して構成されている。
〈作用〉
この考案による高周波フイルタでは、複数の
LC同調回路間を結合している微小容量値が２つ
の容量素子相互間の電極間距離を適当に調整する
ことにより、正確に所定値に設定される。
LC同調回路間を結合している微小容量値が２つ
の容量素子相互間の電極間距離を適当に調整する
ことにより、正確に所定値に設定される。
〈実施例〉
第１図はこの考案による高周波フイルタの一実
施例で、第２図、第３図と同様にこの考案をTV
信号のUHF帯の単チヤンネル・バンド・パス高
周波フイルタに適用したものである。第２図、第
３図の従来の高周波フイルタと同じ構成素子につ
いては同じ番号を付してその説明を省略する。入
力側同調回路１３と出力側同調回路２３とを結合
する微小容量として、図示のように例えばセラミ
ツク誘電体４１，３１の両端面に例えば銀電極４
２，３２を蒸着して構成された容量素子４０，３
０を中継端子１５，２５の上側電極１６，２６に
それぞれ半田付け４３，３３して所望の間隔ｄを
もつて対向配置して形成されたものが使用されて
いる。上記容量素子としては１５，２５のような
中継端子をそのまゝ流用することができる。第１
図ｂに示すように、上記微小容量は、容量素子４
０，３０自体の容量値C1，C3と、容量素子相互
間の容量値C2との直列合成容量値１／（１／C1＋ １／C2＋１／C3）となる。容量素子４０と３０との間 の間隔ｄを適当に設定することにより上記合成容
量値が調整される。
施例で、第２図、第３図と同様にこの考案をTV
信号のUHF帯の単チヤンネル・バンド・パス高
周波フイルタに適用したものである。第２図、第
３図の従来の高周波フイルタと同じ構成素子につ
いては同じ番号を付してその説明を省略する。入
力側同調回路１３と出力側同調回路２３とを結合
する微小容量として、図示のように例えばセラミ
ツク誘電体４１，３１の両端面に例えば銀電極４
２，３２を蒸着して構成された容量素子４０，３
０を中継端子１５，２５の上側電極１６，２６に
それぞれ半田付け４３，３３して所望の間隔ｄを
もつて対向配置して形成されたものが使用されて
いる。上記容量素子としては１５，２５のような
中継端子をそのまゝ流用することができる。第１
図ｂに示すように、上記微小容量は、容量素子４
０，３０自体の容量値C1，C3と、容量素子相互
間の容量値C2との直列合成容量値１／（１／C1＋ １／C2＋１／C3）となる。容量素子４０と３０との間 の間隔ｄを適当に設定することにより上記合成容
量値が調整される。
上記の実施例では入力端子１及び出力端子２間
に設けたLC同調回路は２個としたが、３個以上
としてもよい。その場合も各LC同調回路間を上
記の実施例と同様な容量素子を用いて結合しても
よい。
に設けたLC同調回路は２個としたが、３個以上
としてもよい。その場合も各LC同調回路間を上
記の実施例と同様な容量素子を用いて結合しても
よい。
〈効果〉
この考案によれば、容量素子４０，３０相互間
の距離を調整して得られた所望の値をもつた微小
容量は微動や多少の衝撃が加わつても変化せず極
めて安定しており、また容量値の調整も上記容量
素子相互間の距離により容易に行なうことができ
る。また、微小容量を得るためにすべてアース点
から浮いた容量が使用されているから、通過帯域
損失が少なく、特性の揃つた安定した狭帯域バン
ドパス特性を得ることができる。よつて、この考
案の高周波フイルタは、隣接チヤンネルの防害波
を極力防止する必要のあるTV信号１チヤンネル
分の狭帯域バンドパス・フイルタに適用して極め
て有効である。
の距離を調整して得られた所望の値をもつた微小
容量は微動や多少の衝撃が加わつても変化せず極
めて安定しており、また容量値の調整も上記容量
素子相互間の距離により容易に行なうことができ
る。また、微小容量を得るためにすべてアース点
から浮いた容量が使用されているから、通過帯域
損失が少なく、特性の揃つた安定した狭帯域バン
ドパス特性を得ることができる。よつて、この考
案の高周波フイルタは、隣接チヤンネルの防害波
を極力防止する必要のあるTV信号１チヤンネル
分の狭帯域バンドパス・フイルタに適用して極め
て有効である。
第１図ａはこの考案による高周波フイルタの一
実施例を示す実態配線図、第１図ｂは第１図ａの
高周波フイルタの等価回路図、第２図ａは従来の
高周波フイルタの一例を示す実態配線図、第２図
ｂは第２図ａの高周波フイルタの等価回路図、第
３図ａは従来の高周波フイルタの他の例を示す実
態配線図、第３図ｂは第３図ａの高周波フイルタ
の等価回路図である。 １……信号入力端子、２……信号出力端子、４
０，３０……容量素子、４１，３１……誘電体、
４２，３２……電極。
実施例を示す実態配線図、第１図ｂは第１図ａの
高周波フイルタの等価回路図、第２図ａは従来の
高周波フイルタの一例を示す実態配線図、第２図
ｂは第２図ａの高周波フイルタの等価回路図、第
３図ａは従来の高周波フイルタの他の例を示す実
態配線図、第３図ｂは第３図ａの高周波フイルタ
の等価回路図である。 １……信号入力端子、２……信号出力端子、４
０，３０……容量素子、４１，３１……誘電体、
４２，３２……電極。
Claims (1)
- 信号入力端子と信号出力端子との間に配置され
たLC同調回路を結合する微小容量として、誘電
体の両端面に各々電極の形成された容量素子の容
量と、この容量素子を２個上記電極が所定の間隔
で対向するように配置することにより上記容量素
子相互間に形成された容量との直列接続により形
成された合成容量を使用した高周波フイルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1634286U JPH0339936Y2 (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1634286U JPH0339936Y2 (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62129822U JPS62129822U (ja) | 1987-08-17 |
| JPH0339936Y2 true JPH0339936Y2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=30808113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1634286U Expired JPH0339936Y2 (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0339936Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9667216B2 (en) * | 2015-08-12 | 2017-05-30 | Shure Acquisition Holdings, Inc. | Wideband tunable combiner system |
-
1986
- 1986-02-06 JP JP1634286U patent/JPH0339936Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62129822U (ja) | 1987-08-17 |
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