JPH0648514A - ハニカム状棚設備の棚搬送機及びこれを用いた作業方法 - Google Patents

ハニカム状棚設備の棚搬送機及びこれを用いた作業方法

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JPH0648514A
JPH0648514A JP5096400A JP9640093A JPH0648514A JP H0648514 A JPH0648514 A JP H0648514A JP 5096400 A JP5096400 A JP 5096400A JP 9640093 A JP9640093 A JP 9640093A JP H0648514 A JPH0648514 A JP H0648514A
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JP
Japan
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shelf
cassette
honeycomb
carrier
shelves
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Application number
JP5096400A
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English (en)
Inventor
Dieter Spath
ディーター・シュパート
Armin Stolzer
アルミン・シュトルツァー
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Keuro Maschinenbau GmbH and Co KG
Original Assignee
Keuro Maschinenbau GmbH and Co KG
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00—Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02—Storage devices
    • B65G1/04—Storage devices mechanical
    • B65G1/0442—Storage devices mechanical for elongated articles
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/07—Floor-to-roof stacking devices, e.g. "stacker cranes", "retrievers"

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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】 ハニカム状の棚２から取り出されたカセット
４を載置する載置台３１、カセット４から取り出した保
管材３４を保持する保持装置３３、及び作業スペース４
４を有するステージ１４が棚搬送機５に固定されてい
る。保管材３４を収納しているカセット４を、棚２から
引き出し又は棚２に戻すための出入搬送手段１６を備え
る昇降装置１５と、昇降装置１５と載置台３１との間で
昇降する交換装置２３が設けられ、出入搬送手段１６の
搬送方向を横断する方向にカセット４を搬送する横搬送
手段１８、２９、３０、３２が、昇降装置１５、交換装
置２３、及び載置台３１にそれぞれ備えられている。カ
セット４は、横搬送手段１８、２９、３０、３２によっ
て昇降装置１５と載置台３１との間で、交換装置２３を
介して双方向に移載される。 【効果】 作業時間が短縮されると共にステージの移動
のためのエネルギー消費が低減され、さらに作業者の安
全確保が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハニカム状の棚に保管
された保管材を組合わせて注文品とする作業に使用され
る、前記棚の前面に沿って移動する棚搬送機であって、
載置台及び作業スペースを有するステージと、前記保管
材を収納しているカセットを前記棚から取り出して前記
載置台へ移載すると共に用済みのカセットを前記載置台
から前記棚へ戻すための移送手段と、前記カセットから
取り出した保管材を保持させるために前記載置台の隣に
設けられた保持装置とを備えるハニカム状棚設備の棚搬
送機に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来の棚搬送機では、ハニカム
状の棚から所望の保管材を収納しているカセットを取り
出すために、そのカセットが収納されている位置までス
テージが移動する。つまりステージはハニカム状の棚の
全域にわたって水平方向及び垂直方向に移動する。
【０００３】そして、所望のカセットが適当な移送手段
によって棚からステージの載置台に移載され、ステージ
上の作業者は、所望の保管材をそのカセットから取り出
して載置台の隣に配設された保持装置に移載する。その
後、用済みのカセットは移送手段によって再び棚に戻さ
れる。取り出された保管材は束ねられ、棚搬送機の適当
な移動により搬出場所に運ばれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の棚搬送機で
は、常に１個のカセット（その中に収納された保管材）
のみが取り扱われるので、作業に時間がかかるという欠
点がある。又、カセットから取り出された保管材を組み
合わせた後、搬出場所まで運ばなければならないことか
ら無駄な時間が生ずる。
【０００５】さらに、ステージを水平方向のみならず垂
直方向にも移動させるために、大きなエネルギーを消費
すると共に、ステージ上の作業者の安全確保のためによ
り多くの安全対策が必要となる。実際、ステージが上昇
するときに上方に少なくとも人の高さの空間が必要とさ
れるので、ステージが倉庫内において移動可能な上限位
置は、天井から上記空間だけ下がった位置に制限される
ことになる。
【０００６】本発明は、以上のような実情に鑑みて為さ
れたものであって、その目的は、前記棚搬送機を改善し
て、保管材を組合わせて注文品とする作業にかかる時間
を短縮すると共にステージの移動のためのエネルギー消
費を低減し、併せて作業者の安全確保を容易にすること
にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によるハニカム状
棚設備の棚搬送機の特徴構成は、前記ステージが棚搬送
機に固定され、前記移送手段が、前記カセットを、前記
棚から引き出し又は棚に戻すための出入搬送手段を備え
て昇降する昇降装置と、前記昇降装置と前記載置台との
間で昇降する交換装置と、前記出入搬送手段の搬送方向
を横断する方向に前記カセットを搬送するために前記昇
降装置、前記交換装置、及び前記載置台にそれぞれ備え
られた横搬送手段とから成り、前記カセットが前記横搬
送手段によって前記昇降装置と前記載置台との間で、前
記交換装置を介して双方向に移載されることにある。
【０００８】前記交換装置は、上下に重なるように間隔
を置いて配設された２つの荷受台を備え、それぞれの荷
受台が前記横搬送手段を備えていることが好ましい。他
の好ましい実施態様については、作用と共に後述する。
【０００９】又、以上のような棚搬送機を用いて行う、
棚に保管された保管材を組合わせて注文品とするための
本発明の作業方法は、用済みのカセットを前記棚に戻す
際に、その棚の複数の区画のうちの、次に取り出される
カセットが収納されている区画の近くの空き区画に戻す
ことを特徴とする。即ち、カセットを取り出した元の区
画とは何ら関係がない上記の空き区画に戻すのである。
これにより、棚搬送機の水平移動距離及び昇降装置の上
下移動距離が最小限に抑えられる。
【００１０】
【作用】上記特徴構成によれば、ステージそのものは棚
搬送機に固定されて昇降しない。棚搬送機が水平移動す
れば、ステージも共に水平移動するだけである。従っ
て、ステージをできるだけ下方に位置させることができ
るので、ステージ上の作業者の安全確保が容易となる。
又、ステージを昇降させない分だけエネルギーが節約さ
れる。
【００１１】更に、棚と載置台との間におけるカセット
交換に要する時間を短縮できる。なぜなら、カセットを
棚から引き出し又は棚に戻すための出入搬送手段を備え
る昇降装置、及び、その昇降装置と載置台との間で昇降
する交換装置がカセット交換のための移載動作を分担
し、それぞれが連係しながらも、同時に処理可能な独立
した移載動作を平行して行うからである。例えば、昇降
装置の出入搬送手段にて棚から取り出されたカセットが
横搬送手段にて交換装置の荷受台に移載される。次に交
換装置が移動し、その横搬送手段にてカセットをステー
ジの載置台に移載するが、この間に昇降装置は棚搬送機
の水平移動と協働して次に取り出すカセットが収納され
ている棚の区画まで移動し、そのカセットを取り出す動
作を行うことができる。
【００１２】又、交換装置が２つの荷受台を備えること
により、例えば用済みになったカセットを載置台から昇
降装置へ戻す動作と、次のカセットを昇降装置から載置
台へ移載する動作とを効率よく短時間で行うことができ
る。
【００１３】ステージ上の作業者は、載置台に置かれた
最初のカセットから所望の保管材を取り出し、保持装置
に移載する。この間に交換装置は２番目のカセットを昇
降装置から受け取る。２番目のカセットは、交換装置の
二つの荷受台のうちの第１の荷受台に移載される。その
後、交換装置はステージの載置台の高さまで移動し、用
済みとなった最初のカセットを載置台から第２の（空
の）荷受台に受け取る。交換装置は、さらに少し移動し
て、２番目のカセットを空になった載置台に移載する。
その間に昇降装置が交換装置の第２の荷受台の高さまで
移動して最初のカセットを交換装置から受け取る。その
カセットは、棚搬送機の水平移動と昇降装置の上下移動
との協働により、棚の所定の空き区画の前面まで搬送さ
れ、出入搬送手段にてその区画に収納されることにな
る。
【００１４】以下に、他の好ましい実施態様とその作用
について説明する。ハニカム状の棚が、通路を隔てて対
向する一対の棚である場合、棚搬送機がその通路を床面
に沿って移動するときに一対の棚の前面に沿って移動す
る一対の垂直支持部材を棚搬送機に設け、前記昇降装置
を一対の垂直支持部材に沿って昇降するように構成する
ことができる。この場合、一対の垂直支持部材の間隔を
カセットの長さより長くする。もちろん通路の幅はさら
に広い必要がある。又、交換装置も一対の垂直支持部材
に沿って昇降するように構成すればよい。
【００１５】昇降装置に備えられた出入搬送手段の搬送
作用面（カセットの底面を支持する面）と、横搬送手段
の搬送作用面との上下関係が切り換えられる構造、即
ち、一方が他方より上になったり下になったりする構造
を有することが好ましい。これにより、カセットの棚か
らの取り出し又は棚への収納と、交換装置との間での移
載（横搬送）との切り換えが円滑になる。例えば、横搬
送手段の搬送作用面を昇降可能にした場合、出入搬送手
段を作動させるときは横搬送手段の搬送作用面を出入搬
送手段の搬送作用面より下降させ、一方、横搬送手段を
作動させるときはその搬送作用面を出入搬送手段の搬送
作用面より上昇させる。
【００１６】出入搬送手段が、カセットの前端部を保持
するための掛け金を備えていることが好ましい。これに
より、カセットの前端部をしっかりと保持した状態で棚
から取り出し、又は棚に戻すことができる。
【００１７】保持装置は、取り出された保管材を保持す
るための凹状の断面、例えばＵ字状又はＶ字状の断面を
備えていることが好ましい。さらに、作業スペース側へ
斜め上方に傾斜している第１受け面と、この第１受け面
の下端側から前記交換装置側へ斜め上方に傾斜している
第２受け面とを備え、この第２受け面が、載置台の横搬
送手段の搬送作用面より下方に移動自在であることが好
ましい。こうような構造により、保持装置上で組み合わ
され束ねられた保管材（注文品）は、第２受け面が下降
し、載置台の横搬送手段が作動するに伴って交換装置へ
移載され、後述のようにして搬出される。第１受け面と
第２受け面は、板部材によって形成できる。又、保持装
置が計量手段を介してステージに支持されていることが
好ましい。組み合わせる保管材の重量を測定し、保管材
を増減して所定の重量とするためである。
【００１８】ステージの上方又は下方に、注文品を搬出
するための、各横搬送手段と同じ搬送方向で、一端部が
前記交換装置の荷受台の端部まで伸びている搬送ライン
が備えられていることが好ましい。組み合わされ束ねら
れた注文物品が載置部から交換装置の荷受台に搬送され
た後、交換装置が搬送ラインの高さまで移動し、注文品
が搬送ラインに移載される。
【００１９】この注文品の搬出のために、棚の外側に、
搬送ラインの高さに対応する高さで、各横搬送手段と同
じ搬送方向の搬送手段を有する保管テーブルが配設され
ていると好都合である。搬送ラインに複数の注文品が溜
まれば、棚搬送機が水平移動して搬送ラインを保管テー
ブルに接続させ、複数の注文品を搬送ラインから保管テ
ーブルに移載する。このようにして、複数の注文品は、
保管テーブルに一時的に置かれ、適当な手段によって搬
出される。
【００２０】又、昇降装置、交換装置、及び載置台に備
えられた各横搬送手段は、隣接するもの同士が面一に並
んだときに、それらの端部が互いにずれて水平方向に重
なるように配設されていることが好ましい。隣接する横
搬送手段の間で、カセットの移載が円滑に行われるよう
にするためである。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、保管材
を組合わせて注文品とする作業にかかる時間を短縮する
と共にステージの移動のためのエネルギー消費を低減
し、併せて作業者の安全確保が容易となった。
【００２２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１から図４に示すように、ハニカム（蜂の巣）
状の棚１、２が通路３を挟んで設置されている。棚１、
２の上下方向及び横方向に仕切られた区画には、カセッ
ト４が収納されている。通路３には、棚１、２の前面、
即ち棚通路側の面に沿って、床に敷設されたレール６、
７上を移動自在な棚搬送機５が設けられている。棚搬送
機５は車輪９、１０を有する車台８を備えている。
【００２３】車台８には、垂直支持部材１２、１３を有
する枠体１１が立設されている。垂直支持部材１２、１
３はハニカム状棚１、２内に収納されたカセット４の前
面のすぐ前を移動する。垂直支持部材１２と垂直支持部
材１３との間隔は、カセットの長さより長い。
【００２４】車台８に、即ち棚搬送機５に固定され、棚
搬送機５と共に水平方向にのみ移動するステージ１４が
設けられている。枠体１１即ち垂直支持部材１２、１３
のステージ１４と反対側には、垂直支持部材１２、１３
に沿って昇降する昇降装置１５が設けられている。この
昇降装置１５は、カセット４を棚１、２から取り出し、
又は棚１、２に戻すための出入搬送手段１６を備えてい
る。この出入搬送手段１６は、カセット４の前端部を保
持するための掛け金１７を備え、例えば循環チェインに
よって通路３を横断する方向にカセット４を搬送する。
カセット４は、掛け金１７にて前端部を保持された状態
で棚１、２から昇降装置１５に引き出される際、図示し
ないガイドレール上を摺動する。
【００２５】昇降装置１５は枠体１１の垂直支持部材１
２、１３の全長にわたって昇降自在である。図３は、一
つの昇降装置１５の３つの位置を例示しており、複数の
昇降装置１５が設けられているわけではない。又、昇降
装置１５は、出入搬送手段１６の搬送方向を横断する方
向にカセット４を搬送するためのチェインコンベヤの形
態をした横搬送手段１８を備えている。棚１、２から昇
降装置１５に引き出されたカセット４は横搬送手段１８
にて枠体１１の方へ平行移動される。
【００２６】横搬送手段１８は、軸１９周りに回動する
ことにより、その搬送作用面（カセット４の底面を支持
する面）が出入搬送手段１６の搬送作用面より上昇し、
又は下降する。即ち、出入搬送手段１６が作動してカセ
ット４を棚１、２から引き出し、又は棚１、２に戻す際
には、横搬送手段１８の搬送作用面が出入搬送手段１６
の搬送作用面より下降し、一方、横搬送手段１８が作動
してカセット４を平行移動する際には、横搬送手段１８
の搬送作用面が出入搬送手段１６の搬送作用面より上昇
する。図２に示すように、横搬送手段１８は昇降装置１
５の長手方向に分散配置された複数のユニットからな
る。
【００２７】昇降装置１５の昇降駆動は駆動ユニット２
０によって行われる。駆動ユニット２０からロープ又は
チェイン２１がスプロケット２２を通って昇降装置１５
まで延びている。
【００２８】昇降装置１５の横（図３及び図４では右
側）において、垂直支持部材１２、１３に沿って昇降す
る交換装置２３が設けられている。その昇降駆動は駆動
ユニット２５によってロープ又はチェイン２６を介して
行われる。交換装置２３は、上下に重なるように間隔を
置いて配置された２つの荷受台２７、２８を備えてい
る。それぞれの荷受台２７、２８には前記の横搬送手段
１８と同様の横搬送手段２９、３０が設けられている。
横搬送手段１８と横搬送手段２９又は３０との協働によ
り、昇降装置１５から交換装置２３（荷受台２７又は２
８）へ、或いは逆方向へカセット４が移載されることに
なる。
【００２９】ステージ１４上に設けられた載置台３１に
も、同様の形態の横搬送手段３２が備えられている。横
搬送手段２９又は３０と横搬送手段３２との協働により
交換装置２３（荷受台２７又は２８）から載置台３１
へ、或いは逆方向にカセット４が移載されることにな
る。
【００３０】ステージ１４の昇降装置１５と反対側の端
部にはコンソール４５が立設され、載置台３１とコンソ
ール４５との間には、作業者用の作業スペース４４が形
成されている。コンソール４５は作業者の落下防止の役
目をも果している。
【００３１】載置台３１の隣に、作業者がカセット４か
ら保管材３４を取り出して移載し、保持させるための保
持装置３３が設けられている。又、この移載作業のため
に、クレーン装置３５が用意されている。保持装置３３
は、作業スペース４４側（図４では右側）へ斜め上方に
傾斜している第１受け面３６と、この第１受け面３６の
下端側から交換装置２３側へ斜め上方に傾斜している第
２受け面３７とを有する。これらによって形成されるＶ
字状の受け面に保管材３４が載せられるが、その底面は
載置台３１の横搬送手段３２の搬送作用面より高い。第
２受け面３７は、軸３８周りに回動して横搬送手段３２
の搬送作用面より下降することができるように構成され
ている。又、保持装置３３は、必要に応じて保管材３４
の必要数量を見積るために、保持する保管材３４の重量
を測定する計量手段５０を介してステージ１４に支持さ
れている。
【００３２】ステージ１４の下方には、水平方向の搬送
ライン３９が設けられ、その一端部が交換装置２３の荷
受台２８、２９の端部まで伸びている。搬送ライン３９
は、横搬送手段２９、３０と同じ搬送方向の搬送手段４
０を備えている。横搬送手段２９又は３０と搬送手段４
０との協働により交換装置２３（荷受台２７又は２８）
から搬送ライン３９へ、保管材３４を組み合わせて注文
品４１としたものが移載されることになる。図３及び図
４において、搬送ライン３９上には注文品４１が示され
ている。
【００３３】図２及び図３に示すように、棚１、２の外
部には搬送手段４０と同じ搬送方向の搬送手段４３を備
える水平な保管テーブル４２が設けられている。保管テ
ーブル４２の高さは搬送ライン３９の高さに合わされて
いる。搬送手段４０と搬送手段４３との協働により搬送
ライン３９から保管テーブル４２へ注文品４１が移載さ
れることになる。
【００３４】尚、図３及び図４では、棚搬送機５の領域
における棚の図示を省略している。これは、棚搬送機５
の構造をわかりやすくするためであって、実際には、棚
搬送機５の後側にも左右に図示されているのと同様のハ
ニカム状の棚が連続して配置されている。
【００３５】以上のような構造の棚搬送機の機能と作業
手順を、図５〜１７に基づいて以下に説明する。これら
の図は図４の要部を簡略化したものである。又、これら
の図においてカセットは対角線を付した四角形で示され
ている。図５に示すように、昇降装置１５の出入搬送手
段１６によって最初のカセット４６が棚１、２から昇降
装置１５上に引き出される。その際、掛け金１７がカセ
ット４６の端部を保持する。
【００３６】次に、図６に示すように、昇降装置１５が
交換装置２３の上側の荷受台２７の位置まで下降する。
昇降装置１５の横搬送手段１８と荷受台２７の横搬送手
段２９が作動して、カセット４６が昇降装置１５から交
換装置２３に移送される。この際、昇降装置１５の横搬
送手段１８が枢支軸１９周りに上方に回動してその搬送
作用面でカセット４６の底面を支持し、出入搬送手段１
６のガイドレールから浮かせる。このようにして、最初
のカセット４６が交換装置２３の上側の荷受台２７まで
移載される。
【００３７】続いて、図７に示すように、交換装置２３
が下降して、その荷受台２７がステージの載置台３１の
高さに合わせられ、横搬送手段２９、３２が作動してカ
セット４６が載置台３１へ移送される。次の図８では、
作業スペース４４の作業者がクレーン装置３５を用いて
保管材３４をカセット４６から取り出し、保持装置３３
に移載する。
【００３８】この間に、図８及び図９に示すように、昇
降装置１５が、２番目のカセット４７を棚から取り出
し、これを前述のようにして交換装置２３の荷受台２７
に移載する。このとき、交換装置２３は、その下側の荷
受台２８が載置台３１の高さに合う位置まで上昇してい
る。そして図１０に示すように、用済みの最初のカセッ
ト４６が横搬送手段３０、３２によって載置台３１から
交換装置２３の下側の荷受台２８に移載される。その
後、図１１に示すように、交換装置２３が２番目のカセ
ット４７を載置台３１に移送すべく下降し、昇降装置１
５が最初のカセット４６を交換装置２３の下側の荷受台
２８から受け取るべく下降する。
【００３９】図１２に示すように、載置台３１上の２番
目のカセット４７から同種の又は異種の保管材３４が取
り出されて保持装置３３に移載される。この作業は、作
業者がクレーン装置３５を用いて行う。同時に、昇降装
置１５が、棚搬送機５の水平移動と協働して最初のカセ
ット４６をハニカム状の棚のうちの所定の区画に戻す。
この所定の区画は、次に取り出される３番目のカセット
の近くの空き区画が選択される。その後、３番目のカセ
ットが昇降装置１５によって取り出され、上述と同様の
手順が繰り返される。
【００４０】即ち、図１３及び図１４に示すように、３
番目のカセット４８は昇降装置１５から交換装置２３の
上側の荷受台２７に移載され、同時に、用済みとなった
２番目のカセット４７が載置台３１から交換装置２３の
下側の荷受台２８に移載される。又、保持装置３３上の
組み合わされた保管材３４は、束ねられた後、第２受け
部３７が回動して下降することにより載置台３１上に放
出される。その後、図１５に示すように、交換装置２３
が静止している間に昇降装置１５が下降してカセット４
７を交換装置２３の下側の荷受台２８から受け取り、続
けて載置台３１上の束ねられた保管材３４が、空になっ
た荷受台２８へ横搬送手段３２によって移載される。
【００４１】次に、図１６に示すように、交換装置２３
が下降して３番目のカセット４８が載置台３１へ移載さ
れる。交換装置２３はさらに下降し、図１７に示すよう
に、束ねられた保管材３４を載置する下側の荷受台２８
が搬送ライン３９に合わせられ、横搬送手段３０が作動
して束ねられた保管材３４、即ち注文品４１が搬送ライ
ン３９に移載される。
【００４２】図１７において、載置台３１上には次の保
管材３４を取り出すための３番目のカセット４８が位置
し、昇降装置１５は２番目のカセット４７を棚に戻して
４番目のカセットを取り出すために移動中である。昇降
装置１５が４番目のカセットを取り出して待機する前
に、交換装置２３は注文品４１を搬送ライン３９に搬出
して上昇し、昇降装置１５から４番目のカセットを受け
取る準備をすることができる。
【００４３】このようにして、冒頭で（「従来の技術」
において）述べた通常のカセット交換に比べて、簡単に
且つ無駄な時間無しに注文品４１を搬送ライン３９に渡
すことができる。保持装置３３は、次の注文品の組み合
わせのために解放されることになる。図３及び図４に示
すように、複数の注文品４１が上述のようにして搬送ラ
イン３９に集められる。そして、前述の保管テーブル４
２が搬送手段４３を用いて注文品４１を移送するので、
棚搬送機５が注文品の搬出ために一々棚の外まで移動す
る必要はない。
【００４４】以上のように、この棚搬送機によれば作業
時間やエネルギーがかなり節約される。作業者はステー
ジと共に水平方向にだけ移動すればよい。注文品の準備
を含めて、順番に処理される保管材及びカセットの交換
作業は広範囲にわたって複合的に行われるので、作業時
間の大幅な短縮が実現され、注文に応じた保管材の組み
合わせ作業が従来より早く処理される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るハニカム状棚設備の側
面図
【図２】ハニカム状棚設備の平面図
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ断面図
【図４】図３の部分拡大図
【図５】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説明
図
【図６】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説明
図
【図７】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説明
図
【図８】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説明
図
【図９】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説明
図
【図１０】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１１】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１２】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１３】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１４】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１５】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１６】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【図１７】本発明の棚搬送機の動作を説明するための説
明図
【符号の説明】
１，２ 棚 ３ 通路 ４ カセット ５ 棚搬送機 １２，１３ 垂直支持部材 １４ ステージ １５ 昇降装置 １６ 出入搬送手段 １７ 掛け金 １８，２９，３０，３２ 横搬送手段 ２３ 交換装置 ２７，２８ 荷受台 ３１ 載置台 ３３ 保持装置 ３４ 保管材 ３６ 第１受け面 ３７ 第２受け面 ３９ 搬送ライン ４１ 注文品 ４２ 保管テーブル ４４ 作業スペース ５０ 計量手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディーター・シュパート ドイツ連邦共和国 7590 オーバーアヘル ン ディヒトミュラーシュトラーセ 11 (72)発明者 アルミン・シュトルツァー ドイツ連邦共和国 7592 レンヒェン イ ム・マイヤース・ビュール ３

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ハニカム状の棚（１、２）に保管された
    保管材（３４）を組合わせて注文品とする作業に使用さ
    れる、前記棚（１、２）の前面に沿って移動する棚搬送
    機（５）であって、載置台（３１）及び作業スペース
    （４４）を有するステージ（１４）と、前記保管材（３
    ４）を収納しているカセット（４）を前記棚（１、２）
    から取り出して前記載置台（３１）へ移載すると共に用
    済みのカセット（４）を前記載置台（３１）から前記棚
    （１、２）へ戻すための移送手段と、前記カセット
    （４）から取り出した保管材（３４）を保持させるため
    に前記載置台（３１）の隣に設けられた保持装置（３
    ３）とを備えるハニカム状棚設備の棚搬送機において、 前記ステージ（１４）が棚搬送機（５）に固定され、 前記移送手段が、前記カセット（４）を、前記棚（１、
    ２）から引き出し又は棚（１、２）に戻すための出入搬
    送手段（１６）を備えて昇降する昇降装置（１５）と、
    前記昇降装置（１５）と前記載置台（３１）との間で昇
    降する交換装置（２３）と、前記出入搬送手段（１６）
    の搬送方向を横断する方向に前記カセット（４）を搬送
    するために前記昇降装置（１５）、前記交換装置（２
    ３）、及び前記載置台（３１）にそれぞれ備えられた横
    搬送手段（１８、２９、３０、３２）とから成り、 前記カセット（４）が前記横搬送手段（１８、２９、３
    ０、３２）によって前記昇降装置（１５）と前記載置台
    （３１）との間で、前記交換装置（２３）を介して双方
    向に移載されることを特徴とするハニカム状棚設備の棚
    搬送機。
  2. 【請求項２】 前記交換装置（２３）が上下に重なるよ
    うに間隔を置いて配設された２つの荷受台（２７、２
    ８）を備え、それぞれの荷受台（２７、２８）が前記横
    搬送手段（２９、３０）を備えている請求項１記載のハ
    ニカム状棚設備の棚搬送機。
  3. 【請求項３】 前記棚（１、２）は、通路（３）を隔て
    て対向する一対の棚（１、２）であり、棚搬送機（５）
    が前記通路（３）を床面に沿って移動するときに前記一
    対の棚（１、２）の前面に沿って移動する一対の垂直支
    持部材（１２、１３）が、前記カセット（４）の長さよ
    り長い間隔で棚搬送機（５）に設けられ、前記昇降装置
    （１５）が前記一対の垂直支持部材（１２、１３）に沿
    って昇降する請求項１記載のハニカム状棚設備の棚搬送
    機。
  4. 【請求項４】 前記交換装置（２３）が前記垂直支持部
    材（１２、１３）に沿って昇降する請求項３記載のハニ
    カム状棚設備の棚搬送機。
  5. 【請求項５】 昇降装置（１５）に備えられた出入搬送
    手段（１６）の搬送作用面と、横搬送手段（１８）の搬
    送作用面との上下関係が切り換えられる請求項１に記載
    のハニカム状棚設備の棚搬送機。
  6. 【請求項６】 前記昇降装置（１５）は前記垂直支持部
    材（１２、１３）の全長にわたって昇降自在である請求
    項３記載のハニカム状棚設備の棚搬送機。
  7. 【請求項７】 前記出入搬送手段（１６）が、前記カセ
    ット（４）の前端部を保持するための掛け金（１７）を
    備えている請求項１記載のハニカム状棚設備の棚搬送
    機。
  8. 【請求項８】 前記保持装置（３３）が取り出された保
    管材（３４）を保持するための凹状の断面を備えている
    請求項１記載のハニカム状棚設備の棚搬送機。
  9. 【請求項９】 前記保持装置（３３）がＵ字状の断面を
    備えている請求項８記載のハニカム状棚設備の棚搬送
    機。
  10. 【請求項１０】 前記保持装置（３３）がＶ字状の断面
    を備えている請求項８記載のハニカム状棚設備の棚搬送
    機。
  11. 【請求項１１】 前記保持装置（３３）は作業スペース
    （４４）側へ斜め上方に傾斜している第１受け面（３
    ６）と、この第１受け面（３６）の下端側から前記交換
    装置（２３）側へ斜め上方に傾斜している第２受け面
    （３７）とを備える請求項９又は１０記載のハニカム状
    棚設備の棚搬送機。
  12. 【請求項１２】 前記第２受け面（３７）が、前記載置
    台（３１）の横搬送手段（３２）の搬送作用面より下方
    に移動自在である請求項１１記載のハニカム状棚設備の
    棚搬送機。
  13. 【請求項１３】 前記第１受け面（３６）と前記第２受
    け面（３７）とが板部材によって形成されている請求項
    １１記載のハニカム状棚設備の棚搬送機。
  14. 【請求項１４】 前記保持装置（３３）が、計量手段
    （５０）を介して前記ステージ（４４）に支持されてい
    る請求項８記載のハニカム状棚設備の棚搬送機。
  15. 【請求項１５】 前記ステージ（４４）の上方又は下方
    に、注文品（４１）を搬出するための、前記横搬送手段
    （１８、２９、３０、３２）と同じ搬送方向で、一端部
    が前記交換装置（２３）の荷受台（２７、２８）の端部
    まで伸びている搬送ライン（３９）が備えられている請
    求項１記載のハニカム状棚設備の棚搬送機。
  16. 【請求項１６】 前記棚（１、２）の外側に、前記搬送
    ライン（３９）の高さに対応する高さで、前記横搬送手
    段（１８、２９、３０、３２）と同じ搬送方向の搬送手
    段（４３）を有する保管テーブル（４２）が配設されて
    いるハニカム状棚設備における請求項１５記載のハニカ
    ム状棚設備の棚搬送機。
  17. 【請求項１７】 前記横搬送手段（１８、２９、３０、
    ３２）は、隣接するもの同士が面一に並んだときに、そ
    れらの端部が互いにずれて水平方向に重なるように配設
    されている請求項１記載のハニカム状棚設備の棚搬送
    機。
  18. 【請求項１８】 ハニカム状の棚（１、２）の前面に沿
    って移動する棚搬送機（５）を用いて前記棚（１、２）
    に保管された保管材（３４）を組合わせて注文品とする
    作業方法であって、前記棚搬送機（５）が、載置台（３
    １）及び作業スペース（４４）を有するステージ（１
    ４）と、前記保管材（３４）を収納しているカセット
    （４）を前記棚（１、２）から取り出して前記載置台
    （３１）へ移載すると共に用済みのカセット（４）を前
    記載置台（３１）から前記棚（１、２）へ戻すための移
    送手段と、前記カセット（４）から取り出した保管材
    （３４）を保持させるために前記載置台（３１）の隣に
    設けられた保持装置（３３）とを備える場合において、 前記用済みのカセット（４）を、前記棚（１、２）の複
    数の区画のうちの、次に取り出されるカセット（４）が
    収納されている区画の近くの空き区画に戻すことを特徴
    とする作業方法。
JP5096400A 1992-04-24 1993-04-23 ハニカム状棚設備の棚搬送機及びこれを用いた作業方法 Pending JPH0648514A (ja)

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