JPH0427842Y2 - - Google Patents

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JPH0427842Y2
JPH0427842Y2 JP1987004541U JP454187U JPH0427842Y2 JP H0427842 Y2 JPH0427842 Y2 JP H0427842Y2 JP 1987004541 U JP1987004541 U JP 1987004541U JP 454187 U JP454187 U JP 454187U JP H0427842 Y2 JPH0427842 Y2 JP H0427842Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器に収納された物品を格納する棚
を具備する物品の取扱い装置、特に棚の後側から
容器に収納された物品を容器単位で連続的に供給
し、棚の前側において容器に収納された物品を容
器内から物品単位で取出す(ピツキングする)よ
うにした物品の取扱い装置に関するものである。
〔従来の技術〕
フリーコンベヤ利用の棚を具備する物品の取扱
い装置に関する従来の技術としては、特開昭59−
182104号公報、実公昭61−41682号公報に記載の
もの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について
説明すると、特開昭59−182104号公報には、複数
列複数段の間口を有する傾斜コンベヤからなる棚
の上流側(後側)に沿つて垂直循環コンベヤ付ク
レーンを走行させ、該クレーンの走行路に沿つて
並設された供給コンベヤによつて供給された荷を
上記棚に収納することが記載されている。
また、実公昭61−41682号公報には、複数列複
数段の間口を有する棚の一部を傾斜コンベヤで形
成し、該傾斜コンベヤの上流側(後側)間口に沿
つて荷出し入れ装置を走行させ、上記棚の端部に
並設された一時荷受台に供給された荷を上記棚に
収納することが記載されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の上記の如きフリーコンベ
ヤ利用の棚を具備する物品の取扱い装置には以下
の如き問題点がある。
即ち、特開昭59−182104号公報においては、容
器に収納された物品を容器単位(梱単位)で連続
的に棚に格納し得るが、上記棚から物品をピツキ
ングするときに、容器に収納された物品を物品単
位(バラ単位)で取出すことについては何等の記
載も示唆もない。
また、実公昭61−41682号公報においては、物
品を容器単位で棚に格納し得るが、連続的には格
納し得ないため、物品の取出し能力が大きいとき
には、物品の補給が間に合わなくなり、物品のピ
ツキング作業中に待時間を生じ、所望のオーダピ
ツキング能力を得ることはできない。又、この公
報に記載の傾斜コンベヤは、1個の荷(容器)を
格納する長さとなつているため、ある品種の荷が
複数個連続的に供給される場合には、その個数分
だけの間口に対して別々に荷が格納されるので、
次の品種の荷が格納されるまでの待時間はより大
きくなり、大量のオーダに対して迅速に物品を供
給し、且つ迅速にピツキングすることはできな
い。
従つて、本考案の目的は、容器に収納された物
品を容器単位で連続的に棚に格納し得ると共に、
容器に収納された物品を物品単位でピツキングし
得るようにし且つ上記物品を物品単位で取り出す
ことによつて、該容器内の物品が少なくなつて
も、後続の容器(物品)のプレツシヤを受けるこ
とがなく、その結果、上記容器が潰れたり、上記
容器に収納された物品に損傷が生じることがない
ようにした新規な物品の取扱い装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、容器に収納された物品を格納する複
数列複数段の間口を有する棚の前方の間口面に上
記物品の取出面を形成し、且つ後方の間口面に沿
つて移動可能な容器格納装置を備えた物品の取扱
い装置において、前端部に容器受け止め台を備え
且つ該容器受け止め台の後部にストツパを設けた
前下りに傾斜するフリーコンベヤによつて上記棚
を構成し、且つ上記ストツパを、後端を下方に傾
斜させた容器載置部と該容器載置部の前端部に一
体的に起立させた容器受止部とで構成すると共
に、上記容器格納装置の移動面に沿つて容器搬入
コンベヤを配設し、且つ上記容器格納装置と容器
搬入コンベヤとを容器移送装置で連繋したことを
特徴とする物品の取扱い装置を提供することによ
つて上記の目的を達成したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の物品の取扱い装置を図面に示す
実施例について説明する。
第1図は本考案の物品の取扱い装置の一実施例
の概略的な平面図を示すもので、同図において、
Aは容器Gに収納された物品を格納する複数列複
数段の間口を有する棚、Bは棚の前方(前側)の
間口面、即ち出庫側の間口面に沿つて設けた搬送
装置、Cは棚Aからピツキングされる物品を収納
するための収納箱Hを複数個毎に団体(搬送単
位)とし搬送単位毎に収納箱Hを搬送装置Bに搬
出する搬送単位形成コンベヤ、Dは搬送単位形成
コンベヤCに収納箱Hを切り出して搬出する切出
コンベヤである。又、Eは棚Aへの容器格納装置
等を備え棚Aの後方(後側)の間口面、即ち入庫
側の間口面に沿つて左右に走行するスタツカーク
レーン、FはスタツカークレーンEの走行面の外
側に配設した容器搬入コンベヤ、F−1,F−
2,F−3は容器搬入コンベヤFへの容器G,
G,……のストレージラインである。
実施例における各部について詳述すると、上記
棚Aは、第2図及び第3図に示す如く、容器(物
品が収納され且つ通常天面が切除されたダンボー
ル箱、プラスチツクコンテナ等の容器)Gを格納
する複数段複数列の間口を有する保管部(所謂流
動棚)1を主体とし、大略、各間口毎に、格納さ
れた容器Gを前方に向けてその自重により移動し
得るように前下りに傾斜するフリーコンベヤ11
を配設すると共に、このフリーコンベヤ11の端
部(前端)に容器受止め台12を配設して構成し
てある。そして、各間口におけるフリーコンベヤ
11は、第2図及び第8図に示す如く、一対のロ
ーラコンベヤで構成してあり、又、容器受止め台
12は、第2図及び第8図に示す如く、複数列の
間口面に沿つて横方向連続させてあり、且つ第3
図及び第4図に示す如く、各段の間口面に対応さ
せて縦方向に複数段設けてある。又、棚Aの前面
には、物品の取出面13を形成してあり、この取
出面13は、複数、即ち実施例の場合3個のゾー
ンα,β,γに分割してある。そして、ゾーン
α,β,γは、この実施例の場合、それぞれ4列
×3段=12個の間口に格納された容器Gからの物
品の取出しを担当するように分けられている。
尚、フリーコンベヤ11の構成には、ローラに代
えてホイールを用いても良い。
而して、棚Aにおいては、第4図、第5図及び
第8図にその詳細を示す如く、上記フリーコンベ
ヤ11と上記容器受止め台12との間にストツパ
14を設けると共に、上記容器受止め台12の荷
受け面121を、上記フリーコンベヤ11の荷受
け面111より下方に且つ該荷受け面111に対
して段差を有するように配設してある。
上記ストツパ14は、容器受止め台12と同様
に、複数列の間口面に沿つて横方向連続させてあ
り、各段の間口面に対応させて縦方向に複数段設
けてある。そして、各ストツパ14は、何れも前
端を下方に傾斜させた容器載置部141と該容器
載置部141の前端部に一体的に起立させた容器
受止部142とで構成してあるが、容器搬送方向
における容器載置部141の長さを上段のストツ
パ14については短くし、下段のストツパ14に
ついては長くすることにより、フリーコンベヤ1
1は一定長さに製作してあるにも拘わらず、容器
受止め台12を下段のもの程、前方に突出するよ
うにずらして配設できるようになしてある。この
ように容器受止め台12をずらして配設すると、
容器G内に収納された物品のピンキングが容易に
なる利点がある。又、各段のストツパ14には、
複数列の間口にそれぞれ対応させて容器取出し具
15(第6図〜第8図参照)を挿入させる挿入孔
143を前方から設けてある。
また、上記容器受止め台12は、第4図に示す
如く、容器G及びその内部に収納された物品の取
出しを容易にするため前下りに傾斜させて配設し
てあり、且つ周囲を枠により囲んで、その荷受け
面121上に取出される容器Gを滑落させない構
造となしてある。そして、容器受止め台12は、
アジヤスターボルト122によりその傾斜角度を
支軸123を支点として調整し得るように支持さ
せてある。又、下段の容器受止め台12には補助
アジヤスターボルト124を設けてある。
また、第6図及び第7図は、上記フリーコンベ
ヤ11から容器受止め台12への容器取出し具1
5を示すもので、この容器取出し具15は、第8
図にも示す如く、後部を上方に向けて湾曲させた
パイプ151の先端部に偏平な容器掬い部152
を連設すると共に、パイプ151と容器掬い部1
52との境界部に支点部153を下方に突出させ
て構成してあり、容器掬い部152は、上記スト
ツパ14の上記挿入孔143に挿入し得るように
形成してある。
また、上記棚Aには、第2図及び第3図に示す
如く、上記保管部1それぞれの間口面毎に正面の
見易い位置に位置させて取出表示器16を配設し
てあり、この取出表示器16は、上記各ゾーン
α,β,γ毎に、更に具体的には上記保管部1の
各間口面毎に、制御装置(図示せず)のピツキン
グ指令に基づいて取出すべき物品の個数を表示す
る表示器161及び該表示をクリアーする完了釦
162を具備している。又、各取出表示器16に
は、この他、取出表示ランプ163を具備させて
あり、ピツキング指令がある場合、即ち上記取出
面13から容器G内の物品を取出す必要がある場
合には、この取出表示ランプ163を点滅させて
作業員に知らせるようになしてある。尚、表示器
161又は完了釦162は各ゾーンα,β,γ毎
に1個又は1箇所に統合しても良い。
また、前記搬送装置Bは、上記棚Aにおける取
出面13に沿つて配設してあり、棚Aの取出面1
3から取出された容器Gに収納された物品をピツ
キング後収納するための収納箱Hを搬送するよう
になしてある。更に詳述すると、搬送装置Bは、
第2図に示す如く、上記各ゾーンα,β,γ毎に
対応して複数個の収納箱Hを搬送又は停止し得る
ように、互いに独立して搬送可能な3個のベルト
コンベヤ2a,2b,2cを直列に接続して構成
してある。即ち、3個のベルトコンベヤ2a,2
b,2cは、それぞれゾーンα,β,γに対応位
置させてあり、各ゾーンα,β,γ毎に対応して
設けられたこれらのベルトコンベヤ2a,2b,
2cの長さ内に納まる複数個の収納箱(実施例の
場合3個)Hを搬送単位(団体)とし、該搬送単
位毎に独立して搬送及び停止するようになしてあ
る。そして、各ベルトコンベヤ2a,2b,2c
それぞれの搬出側には、斯る搬送単位の先頭部を
検出する検出器21(ベルトコンベヤ2cについ
ての検出器は図示せず)を付設してあり、各ベル
トコンベヤ2a,2b,2cは、制御装置からの
ピツキング指令(収納箱Hへの物品の収納の指
令)があつた場合には、そこに付設された検出器
21で該ベルトコンベヤ上の上記搬送単位の先頭
部が検出された時に該搬送単位を停止し、又、ピ
ツキング指令がない場合又はピツキングが完了し
た場合には搬送を継続するか又は起動して下流側
のコンベヤに搬送単位を搬出し、搬送単位が総て
下流のコンベヤに搬出されて検出器21が入光状
態となつた後に停止するが、同時に上流側のコン
ベヤから次の搬送単位を受け入れている場合には
その先頭部を検出器21により検出した時(但
し、ピツキング指令があつた場合のことで、ピツ
キング指令のない場合は搬送単位を総て搬出し終
えた後)停止するように制御されている。例え
ば、ベルトコンベヤ2bの場合について斯る制御
態様を纏めると、その起動又は搬送継続条件は、
上流側のベルトコンベヤ2aが起動状態にあるこ
と、又はベルトコンベヤ2bについてのピツキン
グが完了し且つ下流側のベルトコンベヤ2cがピ
ツキング中でないことであり、停止条件は、ベル
トコンベヤ2bにピツキング指令があつたこと、
又は下流側のベルトコンベヤ2cがピツキング中
であることである。
また、上記搬送装置Bは、第3図に示す如く、
その搬送面を上記取出面13側に向けて傾斜させ
て配設してあり、このように搬送面を傾斜させる
ことにより、搬送装置B上の収納箱Hへの物品の
収納(投入)を容易とし、且つ収納された物品を
収納箱Hの内壁に寄り掛からせて搬送装置Bの起
動停止に伴う加減速により荷崩れが生じないよう
になしてある。又、22は上記搬送装置Bを構成
する上記ベルトコンベヤの駆動モーター、23は
収納箱を案内するガイドホイールである。尚、搬
送装置Bは、上述の如く3個のベルトコンベヤ2
a,2b,2cで構成せずに、ゾーンα,β,γ
に亘る単一のローラコンベヤで構成し、各ゾーン
α,β,γ毎にストツパを配してこのストツパを
オン・オフコントロールしても良い。
また、第2図及び第3図において、24は収納
表示器で、上述の如く各ゾーンα,β,γに対応
して停止する複数個の上記収納箱Hのうちの何れ
の収納箱Hに物品を収納すべきかを表示するもの
で、上記搬送装置Bに沿つて上記各収納箱Hの停
止位置近傍に各ゾーンα,β,γに対応させて3
個毎配設してある。そして、各ゾーンα,β,γ
における3個の収納表示器24は、実施例の場合
更に具体的には、完了釦としての機能も有する照
光式押釦として構成してあり、該当ゾーンにおけ
る前記取出表示器16の取出表示ランプ163の
点滅に対応してその何れか1つが点灯して、取出
面13から取出された物品を3個の収納箱Hのう
ちの何れの収納箱Hに収納するかを表示すると共
に、該当ゾーンにおける該当収納箱Hに対する物
品のピツキングを総て終了した時点で押すことに
より斯る点灯をクリアーして該当ゾーンにおける
次の収納箱Hに対するピツキングに備えるように
なしてあり、且つ誤つて該当ゾーンにおける物品
のピツキングを総て終了しない時点で押しても
(該当ゾーンにおける何れかの取出表示ランプ1
63の点滅している状態)、収納表示器24の点
灯状態がそのまま継続して物品を収納すべき収納
箱Hの表示を継続するようになしてある。尚、収
納表示器24にはこのような完了釦機能を付与せ
ずに、前記取出表示器16の場合と同様に表示を
クリアーする完了釦は別個に設けても良く、しか
もその場合完了釦はゾーン毎に1箇所に統合して
も良い。又、取出表示器16には取出表示ランプ
163が存しなくても良く、その場合には表示器
161を点滅しても良く、又は表示器161を点
滅せずに個数表示の有無に基づきピツキングして
も良い。又、25は各ゾーンα,β,γ毎に配し
た、収納すべき収納箱Hの番号(予め各収納箱H
に番号ラベルを貼着している)を表示する表示器
で、収納表示器24と連動しており、ピツキング
指令(データー)がずれた場合のバツクアツプ確
認用としても用いられる。
また、前記搬送単位形成コンベヤCに収納箱H
を切り出して搬出する前記切出コンベヤDは、第
2図に示す如く、その搬出端に切出ストツパ41
及び切出検出器42を備えたローラコンベヤで構
成してあり、切出すべき収納箱Hが存することを
切出検出器42で検出しながら切出ストツパ41
を下降させることにより加速して収納箱Hを1個
毎搬送単位形成コンベヤCの搬入端に搬入するよ
うになしてある。
また、前記搬送装置Bに収納箱Hを前述の如き
搬送単位として搬出する前記搬送単位形成コンベ
ヤCは、第2図に示す如く、ローラコンベヤでそ
の主体を構成すると共に、その搬入端に、ローラ
間に昇降自在に設けたベルトコンベヤからなる方
向変換機31、収納箱検出機32及び収納箱通過
検出器33を設ける一方、その搬出端に、形成さ
れた搬送単位の先端部を検出する搬送単位検出器
34及び搬送単位を上記搬送装置Bに切り出す切
出ストツパ35を設けて構成してあり、次のよう
に制御され、又切出コンベヤDを制御している。
即ち、切出コンベヤDから切出された収納箱Hが
方向変換機31に移載されて、これを収納箱検出
器32が検出した時点で方向変換機31が下降
し、この下降によつて収納箱Hがローラによつて
搬出側に搬送され、収納箱通過検出器33を収納
箱Hが通過した時点で方向変換機31が上昇して
次の収納箱Hの切出しに備える。収納箱通過検出
器33は、収納箱Hが3個通過した時点で切出コ
ンベヤDの切出しを停止させる。収納箱通過検出
器33を通過した3個の収納箱Hは切出ストツパ
35にその先頭部の収納箱Hが当接した状態で搬
送単位を形成し、ピツキング指令があり、上記搬
送装置Bの最初のゾーンαに対応する上記ベルト
コンベヤ2aが起動した時点で斯る搬送単位がベ
ルトコンベヤ2aに搬出する。切出ストツパ35
は、搬送単位が搬送単位検出器34を通過した時
点で上昇し、次の搬送単位形成に備える。
尚、上記搬送単位は、実施例の場合、前述の如
く3個の収納箱Hで構成してあるが、ゾーンの大
きさ、収納箱Hの大きさ、収納箱Hに収納すべき
物品の大きさ、数等を考慮して、ゾーンに入り得
る個数の収納箱Hの範囲内で種々選択可能であ
る。又、1つの配送先に対して、複数の収納箱H
を割付ける場合には、例えばある搬送単位の第3
番目の収納箱Hと次の搬送単位の第1番目の収納
箱Hとを割付けることもできる。
又、前記取出表示器16による表示は、ゾーン
αにおいては、該ゾーンαにおけるピツキングが
完了し且つ該ゾーンαの上流側の収納箱Hが発進
を開始した時(搬送単位形成コンベヤCが搬送単
位毎の切出しを開始した時)に行われるように制
御してあり、又、ゾーンβにおいては、該ゾーン
βにおけるピツキングが完了し且つ該ゾーンβの
上流側の収納箱Hが発進を開始した時(ベルトコ
ンベヤ2aが起動した時)に行われるように制御
してあり、又、ゾーンγにおいては、該ゾーンγ
におけるピツキングが完了し且つ該ゾーンγの上
流側の収納箱Hが発進を開始した時(ベルトコン
ベヤ2bが起動した時)に行われるように制御し
てある。
また、前記棚Aの後側に設けた前記容器搬入コ
ンベヤFは、それぞれ、第1図、第9図及び第1
0図に示す如く、スタツカークレーンEの走行面
の外側に位置させて、棚Aの中央段の間口近傍の
高さで略水平に配設してある。そして、容器搬入
コンベヤFは、適宜正転、逆転できるように構成
してあり、又、前記ストレージラインF−1,F
−2,F−3から適宜なゲート(図示せず)を介
して供給される容器G,G,……を適宜な位置に
搬入できるようになしてある。
また、前記スタツカークレーンEは、第9図〜
第11図に示す如く、上下のレール50に支持さ
れて棚Aの入庫側の間口に沿つて左右に走行する
クレーン本体5及びこれに容器移載装置としての
容器移載コンベヤ6を介して追随する台車7を主
体とし、容器搬入コンベヤFの容器G,G,……
を、容器移載コンベヤ6及びクレーン本体5の昇
降部51に載置した容器格納装置52により棚A
の任意の間口に供給できるようになしてある。
上記スタツカークレーンEについて更に詳述す
ると、クレーン本体5における駆動装置53によ
り昇降可能な昇降部51上には、容器格納装置5
2の他、容器移載コンベヤ6から容器格納装置5
2に容器G,G,……を移載するローラコンベヤ
54,54,54を直列に載置してある。容器格
納装置52としては、センタリングガイド52′
付きのローラコンベヤからなる供給装置を用いて
ある。容器格納装置52のローラは、斜めに配設
してあり、又、そのセンタリングガイド52′は、
棚Aに供給する容器Gを、その大きさに応じてコ
ンピユータ制御されたパワーシリンダーにより容
器格納装置52のローラコンベヤの中央部にセン
タリングするようになしてある。又、容器格納装
置52に容器移載コンベヤ6から容器Gを移載す
るローラコンベヤ54,54,54は、容器格納
装置52と直交するように設けてあり、その中央
部のローラコンベヤ54には、容器移載コンベヤ
6から供給された容器Gをガイドするためのコン
ベヤ54′を付設してある。又、この他、クレー
ン本体5には、クレーン本体を自走させる走行駆
動装置55、昇降部駆動装置53及び走行駆動装
置55を制御する制御装置56等を具備させてあ
る。
また、上記スタツカークレーンEにおける台車
7の載置部71上には、容器搬入コンベヤFから
容器Gを容器移載コンベヤ6に移載する湾曲させ
た形状のコンベヤ73及びコンベヤ72を容器搬
入コンベヤFの高さと同一高さに位置させて順次
設けてある。そして、コンベヤ73の先端部は、
容器搬入コンベヤFの上面の側縁部に近接させて
位置させてあり、斯かる先端部の一側には、容器
Gを円滑にコンベヤ73に導入する案内コンベヤ
73′を容器搬入コンベヤF上に突出させて設け
てある。
更にまた、上記スタツカークレーンEにおける
容器移載コンベヤ6は、クレーン本体5のローラ
コンベヤ54と台車7のコンベヤ72とを連繋す
るように、その一端をクレーン本体5の昇降部5
1の支点51aに回動自在に支持させ又その他端
を容器搬入コンベヤFと同一高さに位置させて台
車7の載置部71の支点71aに回動自在に支持
させてある。
次に、上述の構成からなる実施例の物品の取扱
い装置を用いて実施するピツキング態様を第1図
〜第8図に基づいて説明する。
棚Aのフリーコンベヤ11上においては、入庫
された複数個の容器Gは、フリーコンベヤ11が
前下りに配設されているため、その最前部の容器
Gをストツパ14に当接させた状態で第8図の右
側のフリーコンベヤ11上に示す如く前詰めされ
ている。この状態では、最前部の容器Gに後続の
容器Gからのラインプレツシヤが加わるが、ここ
では、その内部に収納された物品を取出さない。
従つて、容器Gも潰れず、その内部に収納された
物品にも損傷が生じない。
而して、ゾーンαについてピツキング指令があ
つた場合、ゾーンαに対応するベルトコンベヤ2
aが起動すると同時に3個の収納箱Hからなる搬
送単位が搬送単位形成コンベヤCから前述の如く
切出され、検出器21が搬送単位の先頭部を検出
することにより、ベルトコンベヤ2aが停止して
搬送単位がゾーンαに対応して停止する。この停
止時点においては、前述の如く、棚Aの各間口面
に設けられた取出表示器16における表示器16
1が制御装置からの指令に基づいて該当する間口
面から取出すべき物品の個数を表示しており、且
つゾーンαにおける該当する間口面の取出表示ラ
ンプ163が制御装置の指令に基づいて点滅して
いると共に、ゾーンαにおける3個の収納表示器
24のうちの1個(搬送単位の先頭側の収納箱H
に対するものから順次とするのが好ましい)が制
御装置の指令に基づいて点灯する。従つて、作業
員は、順次点滅している取出表示ランプ163に
対応する物品を表示器161に表示された個数だ
け棚Aの取出面13から取出し完了釦162を押
圧し、点灯している収納表示器24に対応する収
納箱H内に収納し、該収納箱Hに対するピツキン
グが総て完了したとき収納表示器(実施例の場
合、照光式押釦)24を押圧することにより、ゾ
ーンαにおける他の収納表示器24が点灯すると
共に取出表示器16が点灯するので、取出表示器
16と収納表示器24との指示に従つて作業員が
上述の如きピツキング作業を継続すれば良い。
而して、容器Gの内部に収納された物品の上述
のピツキングは、最前部の容器Gを容器受止め台
12上に取出して行う。容器受止め台12への容
器Gの取出しは、第8図に示す如く、容器取出し
具15を用いて行うのが好ましい。即ち、容器掬
い部152をストツパ14の挿入孔143に挿入
し、支点部153を支点としてパイプ151を押
し下げれば、ストツパ14に当接して停止してい
る最前部の容器Gの前部を、容器掬い部152に
より掬い上げることができるため、最前部の容器
Gをストツパ14を乗り越えさせてフリーコンベ
ヤ11上から容器受止め台12上に容易に取出す
ことができる。尚、容器受止め台12の荷受け面
121をフリーコンベヤ11の荷受け面111よ
りも下方且つ該荷受け面111に対して段差を有
するように配設してあるため、支点部153を容
器受止め台12の荷受け面121上に置くと、容
器掬い部152が容器Gの底部と比較的平行に接
し得るので、容器Gの前端底部の隅を容器掬い部
152で損傷することがない。
容器受止め台12上に最前部の容器Gが取出さ
れると、後続の容器G,G,……の先頭の容器G
がストツパ14によつて停止されるため、最前部
の容器Gは、後続の容器G,G,……と切り離さ
れる。従つて、容器受止め台12上に取出された
容器Gには、ラインプレツシヤが加わらないた
め、その内部に収納された物品を1個又は数個ず
つピツキングして、最前部の容器G内部に収納さ
れた物品が減つてきても、最前部の容器Gが潰れ
たり、その内部に収納された物品に損傷が生じる
ことがない。
上述の如くしてゾーンαにおけるピツキングが
総て完了した後収納表示器24を押圧することに
よりベルトコンベヤ2aが起動し、これとともに
ベルトコンベヤ2bも起動して3個の収納箱Hか
らなる搬送単位がゾーンβに搬出される。又、収
納表示器24の押圧によりゾーンα内の取出表示
器16には次のピツキングのための表示がなされ
る。
そして、ゾーンβにおいてもピツキング指令が
あつた場合、上述の場合と同様に搬送単位がゾー
ンβに停止するから、上述の場合と同様にピツキ
ングを行えば良い。ゾーンβ内の取出表示器16
が表示されるタイミングは、ベルトコンベヤ2a
上の収納箱Hが発進を開始するときである。ゾー
ンγについてピツキングが指令があつた場合も同
様である。尚、異なるゾーンにおいて、同一品種
の物品が、異なる収納箱Hに収納される場合があ
ることは云う迄もない。
また、ゾーンαについてピツキング指令がなか
つた場合には、上述の如きゾーンαにおけるピツ
キングは行われずに、搬送単位はゾーンαを通り
越してゾーンβに搬出される。ゾーンβにピツキ
ング指令がなかつた場合には、搬送単位はゾーン
γに搬出され、ゾーンγにピツキング指令がなか
つた場合には、搬送単位は次工程に搬出される。
そしてまた、各ゾーンα,β,γに搬送単位が
割当られ、各ゾーンα,β,γにおいてピツキン
グが行われた場合、下流側のゾーンの搬送単位が
完全に搬出され終わつていなくても、下流側のゾ
ーンにおける搬送単位が発進し始めれば、その上
流側のゾーンでピツキングを終了した搬送単位
は、下流側のゾーンに搬出される。尚、下流側の
ゾーンのピツキング作業が終了していない場合
は、ピツキング作業全体の能率が悪くなるから、
上流側のゾーンの作業員が下流側のゾーンのピツ
キング作業を手伝いに行くのが好ましい。又、下
流側のゾーンのピツキングの能率が良い場合、ピ
ツキングを完了した搬送単位は搬出されて斯る下
流側のゾーンにはピツキングすべき搬送単位がな
くなり、この場合もピツキング作業全体の能率が
悪くなるから、下流側のゾーンの作業員が上流側
のゾーンのピツキング作業を手伝いに行くのが好
ましい。
次に、本考案の物品の取扱い装置による入庫態
様を第1図及び第9図〜第11図に基づいて説明
する。
各ストレージラインF−1,F−2,F−3に
容器G,G,……が品種毎にストレージされた状
態において、何れかのストレージライン、例えば
ストレージラインF−1の容器G,G,……を棚
Aに入庫すべくそのゲートを開けると、開けられ
たストレージラインF−1の容器G,G,……
は、容器搬入コンベヤFによつて棚Aの入庫側の
間口面の正面側に搬送される。棚Aの入庫側の間
口面の正面側には、スタツカークレーンEが、そ
の上下左右に走行可能な容器格納装置52をその
制御装置56の指令に基づいて棚Aの任意の間口
面に位置させて待機しており、容器搬入コンベヤ
Fにより搬送されて来た容器G,G,……は、待
機中のスタツカークレーンEにおける案内コンベ
ヤ73′からコンベヤ73及びコンベヤ72に順
次導入され、容器移載コンベヤ6により昇降部5
1のローラコンベヤ54を経て容器格納装置52
に移載される。容器格納装置52に移載された容
器G,G,……は、センタリングガイド52′に
よりセンタリングされた状態で棚Aの該当する間
口に容器格納装置52によつて供給される。
また、ストレージラインF−1からの容器G,
G,……における最終容器Gがスタツカークレー
ンEに搬入されると、これを確認する検知器によ
り次のストレージラインF−2のゲートが開けら
れ、ストレージラインF−1の容器G,G,……
を追いかけてストレージラインF−2の容器G,
G,……がスタツカークレーンEに供給され、棚
Aへの入庫に備える。
そしてまた、ストレージラインF−1からの容
器G,G,……の棚Aへの供給が完了すると、ス
タツカークレーンEにストレージラインF−2か
らの容器G,G,……が搭載された状態におい
て、容器格納装置52は、スタツカークレーンE
自体の左右方向への走行又はその昇降部51の昇
降により棚Aにおける次に入庫すべき間口に走行
位置し、この間口について、ストレージラインF
−2からの容器G,G,……の供給が行われる。
これと同時に、ストレージラインF−3の容器
G,G,……は、容器搬入コンベヤFにより搬送
されてスタツカークレーンEの案内コンベヤ7
3′の手前に前詰めされ、棚Aへの入庫に備える。
尚、上述の入庫態様においては、スタツカーク
レーンEに次のストレージラインF−2からの容
器G,G,……を搭載した状態において、容器格
納装置52を走行させ、この走行後斯るストレー
ジラインF−2からの容器G,G,……の供給を
行つているが、次のストレージラインF−2から
の容器G,G,……をスタツカークレーンEに搭
載せずに容器搬入コンベヤF上に待機させてお
き、容器格納装置52の走行又は昇降完了後、次
のストレージラインF−2からの容器G,G,…
…をスタツカークレーンEに供給することも制御
設計の変更により行うことができる。この場合、
スタツカークレーンEが容器搬入コンベヤFの上
流側に走行するときは、容器搬入コンベヤFを逆
転し、スタツカークレーンEの走行に合わせて次
のストレージラインF−2からの容器G,G,…
…を容器搬入コンベヤFの上流側に移動させるの
が好ましい。
以上説明した本考案の一実施例における物品の
取扱い装置の利点を列挙すると次の通りである。
・容器Gに収納された物品を容器単位で連続的
に棚に格納できると共に、容器Gに収納された物
品を物品単位でピツキングできる。
・搬送装置Bを制御の容易な特殊構造とし、各
ゾーンに複数個の収納箱Hを配し得るように複数
個の収納箱Hを搬送単位として搬送及び停止でき
るため、ピツキングチヤンスを大幅に増加でき、
装置全体のピツキングを迅速且つ能率良く行うこ
とが可能である。しかも、下流側のゾーン収納箱
Hが搬出され終わつてなくてもそれが搬出のため
発進すれば、上流側のゾーンから収納箱Hを搬出
できるため、待時間を減少させ、且つピツキング
作業がゾーン毎に均等でなくてもそれを均等化に
向けて修正することができ、ピツキングを一層迅
速且つ能率良く行うことができる。
・搬送装置Bの搬送面が棚側に傾斜しているた
め、棚Aから取出された物品を収納箱Hに収納し
易く、且つ物品の形状、大きさが異なつていても
収納箱Hの一内壁に寄るから物品が収納箱H内で
転倒したり荷崩れしたりすることがない上、下流
側のゾーンにおけるピツキング作業を容易に行う
ことができる。
・移動中の収納箱Hは搬送単位化されているの
で、移動中の収納箱Hに対して収納表示器24に
基づき物品を収納しても、又、所定位置に停止し
た収納箱Hに対して物品を収納する場合には停止
位置近傍に収納表示器24があるので、表示され
た収納箱Hと異なる収納箱Hに物品を収納してし
まうことはない。
・容器受止め台12上に最前部の容器Gが取出
されると、後続の容器G,G,……の先頭の容器
Gがストツパ14によつて停止されるため、容器
受止め台12上に取出された容器Gには、ライン
プレツシヤが加わらず、その内部に収納された物
品を1個又は数個ずつピツキングして、最前部の
容器G内部に収納された物品が減つてきても、最
前部の容器Gが潰れたり、その内部に収納された
物品に損傷が生じることがない。
・容器搬入コンベヤFを、スタツカークレーン
Eの走行路上に設置せずに、スタツカークレーン
Eの走行路に並設し、しかも、容器搬入コンベヤ
を棚の中間レベルで設置することができるため、
容器移載コンベヤ6を登り勾配、水平勾配、下り
勾配等に傾斜させて用いることができ、スタツカ
ークレーンEの全長を短くしてデツトスペースを
小さくすることができる。
・容器移載コンベヤ6と容器搬入コンベヤFと
が別体であるため、それぞれを別個に起動、停
止、又は速度制御し、容器Gの入庫を幅広い範囲
で制御することができる。
・棚Aへの物品の入庫は、容器搬入コンベヤF
から送られて来た容器Gをそのまま容器移載コン
ベヤ6で受け、容器格納装置52に移載するだけ
で行うことができる。
・従来は、スタツカークレーンを、通常、ロー
デイングステーシヨン(荷受け渡し場所)と棚の
間口との間で往復させることにより入庫を行つて
いるため、片道は常にスタツカークレーンが空荷
状態で走行することとなり、従つて、効率が悪い
上、スタツカークレーンの往復距離が大きいため
更に時間を浪費していたが、本考案の物品の取扱
い装置においては、スタツカークレーンEの走行
面の側面に常時容器搬入コンベヤFがあり、容器
搬入コンベヤFをローデイングステーシヨン替わ
りに用いることができるため、スタツカークレー
ンEをローデイングステーシヨンと棚の間口との
間で往復させる必要がない。換言すれば、本考案
の物品の取扱い装置においては、容器搬入コンベ
ヤFを移動するローデイングステーシヨンの如く
用い、スタツカークレーンEの移動にも拘わら
ず、例えば品種毎に物品を収納した容器Gをそれ
ぞれスタツカークレーンEの直近まで送り込むこ
とができる。
第12図は、スタツカークレーンEの別の例を
示すもので、この図示のスタツカークレーンE
は、台車7を上方のレール50によつては支持せ
ずに下方のレール50のみ走行する構造となし、
又、クレーン本体5と台車7との間に、容器移載
コンベヤ6とともにリンク機構を構成する連接杆
61をその両端部を回動自在に支持させて連接す
ることによつて、台車7の走行方向への転倒を防
止するようになした以外は、第9図〜第11図に
示すスタツカークレーンEと同様に構成してあ
る。
尚、第12図に関連して、スタツカークレーン
Eのクレーン本体5は、第9図〜第11図のもの
とは異なり、下方のレール50を走行するリフト
付き台車で構成したり、上方のレール50を走行
する吊り下げ式クレーンで構成したりすることも
できる。
第13図〜第15図は、上記の実施例とは異な
る容器移載装置を有する更に別のスタツカークレ
ーンEを用い、容器Gが第1図とは反対方向から
搬入される場合を示すもので、棚Aに沿つて前述
の場合と同様に走行するスタツカークレーンEに
は、所定間隔をおいて荷受部62が串状となつた
トレイ63を垂直方向に循環させる容器移載装置
としての垂直循環コンベヤ6を装置し、又スタツ
カークレーンEの昇降キヤレツジ(昇降部)51
上に容器格納装置としての串状のローラコンベヤ
52を設けると共に該ローラコンベヤ52をトレ
イ63の垂直下降周回路中においてその串状荷受
部62と交叉する状態に配置し、更に上記トレイ
63が下から上に移動する周回路中で且つ容器搬
入コンベヤFと近接した位置でトレイ63の串状
荷受部62と交叉する状態に串状の荷受ステーシ
ヨン57をスタツカークレーンEに固設し、該荷
受ステーシヨン57には容器搬入コンベヤF上の
容器Gを荷受ステーシヨン57上に移載するスク
レツパ58を具備させてある。
従つて、第13図〜第15図に示す装置によれ
ば、容器搬入コンベヤFによつて容器Gは連続的
に流されていくが、格納すべき棚Aの間口面に待
ち受けたスタツカークレーンEのスクレツパ58
によつて容器Gは、スタツカークレーンE側の荷
受ステーシヨン57上に移送され、垂直循環コン
ベヤ6のトレイ63を待つ。トレイ63の串状荷
受部62が串状の荷受ステーシヨン57の下方か
ら串状部分が互いに交叉する状態で上昇してくれ
ば、荷受部62に容器Gが授けられて荷受部62
とともに容器Gは上昇して循環する。一方、昇降
キヤレツジ51上の串状のローラコンベヤ52
は、棚Aの予め格納すべき間口面で容器Gを待ち
受けている。従つて、トレイ63が垂直周回路に
入つて下降してくれば、その途中に設けた串状の
ローラコンベヤ52を交叉して通過するが、その
際、トレイ63の串状荷受部62上の容器Gは、
串状のローラコンベヤ52に授けられ、該ローラ
コンベヤ52によつて棚Aの間口方向に送られ、
棚Aの所定の間口に移載される。このように、第
13図〜第15図に示す装置においても、垂直循
環コンベヤ6を高速で連続循環運転させたまま
で、容器搬入コンベヤFから容器Gを取り込んで
ローラコンベヤ52によつて容器Gを棚に連続的
に格納でき、その搬入速度を大巾に向上させるこ
とができる。
尚、第13図〜第15図に示す装置では、容器
搬入コンベヤFとしてローラコンベヤを使用して
いる。又、これらの図面において、63′はトレ
イ63の支持アーム、63″は該支持アーム6
3′のガイド車輪、64はトレイ63のガイドフ
レーム、65はトレイ63の駆動無端チエーン、
59はローラコンベヤ51′上の容器Gを棚Aへ
送る荷渡部、58′はスクレツパ58のΓ形状伸
縮アームである。
〔考案の効果〕
本考案の物品の取扱い装置によれば、容器に収
納された物品を容器単位で連続的に棚に格納し得
ると共に、容器に収納された物品を物品単位でピ
ツキングし得且つ上記物品を物品単位で取り出す
ことによつて、該容器内の物品が少なくなつて
も、後続の容器(物品)のプレツシヤを受けるこ
とがなく、その結果、上記容器が潰れたり、上記
容器に収納された物品に損傷が生じることがな
く、更に、ストツパの容器載置部が容器の滑りに
対するブレーキとして機能するので、容器が容器
受止部に当つても衝撃が少なく、容器がストツパ
に当接する際にも破損するおそれもないと云う卓
越した実用的効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の物品の取扱い装置の一実施例
の概略を示す平面図、第2図及び第3図はそれぞ
れその棚の出庫側の部分及びその周辺の装置の拡
大平面図及び拡大右側面図、第4図はその棚の出
庫側の部分の拡大縦断面図、第5図はそのストツ
パを抜き出して示す拡大平面図、第6図及び第7
図はそれぞれ容器取出し具の拡大平面図及び拡大
縦断面図、第8図は本考案の一実施例の棚の要部
を容器取出し具の使用態様とともに示す斜視図、
第9図、第10図及び第11図はそれぞれその棚
の入庫側の部分及びその周辺の装置の拡大平面
図、拡大背面図及び拡大左側面図、第12図は本
考案の物品の取扱い装置の別の実施例の第10図
に相当する拡大背面図、第13図及び第14図は
それぞれ本考案の物品の取扱い装置の更に別の実
施例の入庫側の部分及びその周辺の装置の拡大正
面図及び拡大平面図、第15図は第14図の要部
の拡大図である。 A……棚、E……スタツカークレーン、F……
容器搬入コンベヤ、G……容器、6……容器移載
装置、11……フリーコンベヤ、12……容器受
止め台、13……取出面、52……容器格納装
置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器に収納された物品を格納する複数列複数
    段の間口を有する棚の前方の間口面に上記物品
    の取出面を形成し、且つ後方の間口面に沿つて
    移動可能な容器格納装置を備えた物品の取扱い
    装置において、前端部に容器受け止め台を備え
    且つ該容器受け止め台の後部にストツパを設け
    た前下りに傾斜するフリーコンベヤによつて上
    記棚を構成し、且つ上記ストツパを、先端を下
    方に傾斜させた容器載置部と該容器載置部の前
    端部に一体的に起立させた容器受止部とで構成
    すると共に、上記容器格納装置の移動面に沿つ
    て容器搬入コンベヤを配設し、且つ上記容器格
    納装置と容器搬入コンベヤとを容器移送装置で
    連繋したことを特徴とする物品の取扱い装置。 (2) フリーコンベヤがローラコンベヤである、実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の物品の取扱
    い装置。 (3) 容器格納装置が棚の間口面に沿つて左右に走
    行するスタツカークレーンの昇降部に載置され
    ている、実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項記載の物品の取扱い装置。 (4) 容器の取出方向における容器載置部の長さ
    を、下段にいく程長くしてある、実用新案登録
    請求の範囲1項記載の物品の取扱い装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59182104A (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 Seibu Denki Kogyo Kk 垂直循環コンベア付クレ−ンによるピツキング倉庫設備

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