JPH0647517U - トイレブ−ス - Google Patents

トイレブ−ス

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JPH0647517U
JPH0647517U JP9079292U JP9079292U JPH0647517U JP H0647517 U JPH0647517 U JP H0647517U JP 9079292 U JP9079292 U JP 9079292U JP 9079292 U JP9079292 U JP 9079292U JP H0647517 U JPH0647517 U JP H0647517U
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哲一 伊藤
松岡  功
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軽量で組立て施工が容易で、耐汚染性、耐衝
撃性等に優れるトイレブ−スを得る。 【構成】 二枚の厚物化粧板の間に中空芯材と、中空芯
材を囲むように四側周縁部に短冊状の木質系基材とが接
着加工され、縦側面、及び下部に凹部が形成されたサイ
ドパネル11と、サイドパネルと同様に接着加工された
フロントエンドパネル12と、サイドパネルと同様に接
着加工されたドアパネル13と、木質系基材の表裏に厚
物化粧板が直貼り接着加工され、縦側面の一面に一方は
略凹形で他方の一端に突起のあるエッジ材が嵌装され、
下部に凹部が形成されたコ−ナ−エンドパネル14と、
サイドパネルと同様に接着加工され、両縦側面には、一
端に一方は略凹形で他方の一端に突起のあるエッジ材が
嵌装され、下部に凹部が形成されたフロントパネルとを
フラットバ−41及び巾木51を用いて組立て施工して
なるトイレブ−ス。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、組立て式のトイレブ−スに関し、特に、製造工数を要せず、組み立 て施工が容易で、耐汚染性、耐水性、強度等に優れるトイレブ−スに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、組立て式のトイレブ−スがある。この場合、組立て作業を容易とす るために、トイレブ−スを構成する各パネルの芯材を軽くするとともに、パネル の強度を向上させるために、芯材、例えばペ−パ−ハニカム、アルミハニカムの 表裏に薄物の捨て貼り材、例えば合板、パ−ティクルボ−ドなどの木質素材を接 着加工した後、化粧板を接着加工して、意匠を施すのが通例となつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、トイレットブ−スに供せられるパネルの多くは捨て貼り材を用 いるため製造工数を要する上、芯材、木質素材、化粧板による収縮や、組み立て 施工時、及び清掃作業時に生ずる傷、さらには、化粧板の耐水性、強度等を十分 に考慮しなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、かかる状況に鑑み、検討されたもので、トイレブ−スを構成するパ ネルを、(A)二枚の厚物化粧板の間に中空芯材と、該中空芯材を囲むように四 側周縁部に短冊状の木質系基材とが接着加工され、縦側面、及び下部に凹部が形 成されたサイドパネル(11)と、(B)該サイドパネルと同様に接着加工され 、縦側面の一面に一方は略凹形で他方の一端に突起のあるエッジ材が嵌装される とともに、下部に凹部が形成されたフロントエンドパネル(12)と、(C)該 サイドパネルと同様に接着加工され、開閉側端部、及び開閉軸側端部に略凸形の エッジ材が嵌装され、開閉軸側の上下端部にグラビティヒンジが取付けられたド アパネル(13)と、(D)木質系基材の表裏に厚物化粧板が直貼り接着加工さ れ、縦側面の一面に一方は略凹形で他方の一端に突起のあるエッジ材が嵌装され 、下部に凹部が形成されたコ−ナ−エンドパネル(14)と、あるいは、さらに 、(E)該サイドパネルと同様に接着加工され、両縦側面には、一方は略凹形で 他方の一端に突起のあるエッジ材が嵌装されるとともに、下部に凹部が形成され たフロントパネル(15)とをフラットバ−、笠木、あるいは天井ライナ−と 、巾木とを用いて組立て施工することによって前記の課題を解決することができ る。以下、本考案の実施例について、図面に基づいて説明する。
【0005】 本考案に用いる中空芯材(1)は、トイレブ−スを構成するパネルの軽量化を 目的とするもので、厚物化粧板を接着加工する際、破損しない程度のものであれ ばよく、例えば、ペ−パ−コア、ロ−ルコア、アルミハニカム、合成樹脂発泡体 などが例示しうる。
【0006】 厚物化粧板としては、化粧板用の原紙をジアリルフタレ−ト樹脂、メラミン樹 脂、不飽和ポリエステル樹脂、グアナミン樹脂、フェノ−ル樹脂などで変性した 樹脂液で含浸処理し、しかる後、熱圧成形することにより得られる熱硬化性樹脂 化粧板(2)が挙げられる。とりわけ、捨て貼り材を用いないため、圧縮強度、 耐衝撃性、耐殺傷性に優れ、厚みが3mm以上のメラミン樹脂系化粧板や、ジア リルフタレ−ト樹脂系化粧板などが好ましく、市販品としては、例えば、アイカ マ−ベル、アイカセラ−ル、アイカダプレックス(いずれもアイカ工業社製)が 推奨される。
【0007】 中空芯材(1)の四側周縁部を囲むように接着加工される短冊状の木質系基材 (3)としては、合板、パ−ティクルボ−ド、MDF(中密度繊維板)、集成板 、あるいはこれらの複合材などの木質系素材をスライスしたものが適用できる。
【0008】 中空芯材(1)に前述の熱硬化性樹脂化粧板(2)、及び短冊状の木質系基材 (3)を接着加工するには、中空芯材(1)、熱硬化性樹脂化粧板(2)、木質 系基材(3)の三者に適する、従来より公知の接着剤を用いて貼り合わせ加工す ればよく、例えば、水性ビニ−ルウレタン系接着剤、ウレタン系接着剤、ユリア 系接着剤、酢酸ビニ−ル系接着剤、エポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤などが が適用できる。
【0009】 エッジ材(4)としては、塩化ビニ−ル樹脂、ABS樹脂等を押出し成形した もので、形状は、組み付け加工した際に隣合うエッジ材の曲面が略凸形に対して 、一方は略凹形で他方の一端に突起(5a)のあるものが望ましい。これは、ド アパネル(13)においては、閉じた時、外部より見えることを防ぐためのもの である。さらに、エッジ材を嵌装することによって、熱硬化性樹脂化粧板(2) が中空芯材(1)、及び短冊状の木質系基材(3)からの剥離の防止、並びに仕 上がり外観の向上をも兼ねており、これも、本考案のトイレブ−スの重要な構成 要件である。
【0010】 又、前記の塩化ビニ−ル樹脂、ABS樹脂等の合成樹脂製のエッジ材の他にも 、アルミニウム、ステンレス等の金属製のエッジ材を用いてもさしつかえない。
【0011】 ドアパネル(13)は、該サイドパネル(11)と同様に加工され、開閉側端 部、及び開閉軸側端部に略凸型の合成樹脂製のエッジ材(4)が嵌装され、グラ ビティヒンジは、いわゆる自重開閉型となるように、ドアパネル(13)の上下 側面の開閉軸側の端部に上部丁番(21)、及び下部丁番(22)が取付けられ たもので、その構造、機構等については実開昭62−124174号に既に開示 されている通りである。
【0012】 すなわち、上部丁番(21)は、貫通孔(23)を有する板体(24)と円柱 体(25)の付設された略L字形の支持片(26)からなるもので、下部丁番( 22)は、円柱(30)、傾斜状の環体(28)、環体(31)、ならびに略L 字形の支持片(29)からなる部材と、中空部(32)を設けた柱体(27)と 板体(24)からなる嵌合用の部材とを着脱自在に嵌合したものである。
【0013】 ドアパネル(13)を支えるコ−ナ−エンドパネル(14)の芯材は、ペ−パ −コア、アルミニウムハニカム、木質系基材などが挙げられるが、ドアパネル( 13)の開閉にともなう耐久性、強度を考慮すれば、ペ−パ−コア、ロ−ルコア などの中空芯材よりも、合板、パ−ティクルボ−ド、MDF(中密度繊維板)な どの木質系基材を用いるのがより望ましい。
【0014】 さらに、サイドパネル(11)と同様に加工し、開閉側端部に略凸形、及び他 の一端に一方は略凹形で他方の一端に突起(5a)のあるエッジ材(5)を嵌装 したフロントパネル(15)を、フロントエンドパネル(12)、サイドパネル (11)、コ−ナ−エンドパネル(14)とともに用いることにより、複数室の トイレットブ−スを得ることができる。
【0015】 サイドパネル(11)、フロントエンドパネル(12)、コ−ナ−エンドパネ ル(14)、フロントパネル(15)の各パネルを固定するには、上部をフラッ トバ−(41)、例えば金属性フラットバ−、プラスチック性フラットバ−など にビス止めすればよく、下部は、これらの各パネルの下部に形成された凹部にス テンレス巾木(51)等を用いて嵌合し、ステンレス巾木(51)等は下地面に ビス止め固定すればよい。
【0016】 また、グラビティヒンジの取り付け位置を変えることにより、逆開きとしても さしつかえない。
【0017】 さらに、サイドパネル(11)、フロントエンド(12)、コ−ナ−エンドパ ネル(14)、フロントパネル(15)、の上部に凹型を形成し、ステンレス等 の笠木(42)固定、天井ライナ−(43)固定等としてもさしつかえなく、本 考案の応用例として例示しうる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のトイレブ−スは、各パネルが軽量であるとともに、ドアパネルが着脱 自在であるために施工が容易である。また、中空芯材の表裏に捨て貼り材を接着 加工する必要がないため工程の簡素が図れる。
【0019】 表面にメラミン樹脂、ジアリルフタレ−ト樹脂等の熱硬化性樹脂を使用した厚 物化粧板が用いられているため、耐汚染性、耐水性、耐衝撃性、耐殺傷性等の総 合的な品質に優れ、例えば、公共施設、デパ−ト等の使用頻度の高いトイレに難 なく使用できる。
【0020】 また、樹脂含浸紙が積層成形された厚物化粧板であるため、表面層に化粧含浸 紙が使用されれば、各種の色調、意匠は自在に選定できる。
【0021】 さらに、本考案によってなるトイレブ−スは、目地棒にてパネルを接続できる ため、建物の状況に応じて、ブ−ス数を調整することができる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、サイドパネルの構成断面図を示す。
【図2】図2は、本考案のトイレブ−スの概略斜視図を
示す。
【図3】図3は、図2のA−Aに沿う断面図を示す。
【図4】図4は、図2のB−Bに沿う断面図を示す。
【図5】図5は、図2のC−Cに沿う断面図を示す。
【図6】図6は、上部丁番の斜視図を示す。
【図7】図7は、下部丁番の斜視図を示す。
【図8】図8は、下部丁番に使用される部材の正面図を
示す。
【図9】図9は、下部丁番に使用される嵌合用の部材の
正面図。
【図10】図10は、本考案のトイレブ−スの開口部の
構成断面図を示す。
【図11】図11は、サイドパネルの目地部の構成断面
図を示す。
【図12】図12は、上部をステンレス笠木で固定され
た場合の要部拡大図を示す。
【図13】図13は、上部を天井ライナ−で固定された
場合の要部拡大図を示す。
【図14】図14は、本考案のトイレブ−スの概要上面
図を示す。
【図15】図15は、複数室のトイレブ−スの概要上面
図を示す。
【符号の説明】
1 中空芯材 2 熱硬化性樹脂化粧板 3 木質系基材 4 略凸形の塩ビエッジ材 5 略凹形の塩ビエッジ材 5a突起 6 コ−ナ−パネルの凹部 11 サイドパネル 12 フロントエンドパネル 13 ドアパネル 14 コ−ナ−エンドパネル 15 フロントパネル 21 上部丁番 22 下部丁番 23 貫通孔 24 上部丁番用の板体 25 円柱体 26 上部丁番用の略L字型の支持片 27 柱体 28 傾斜状の環体 29 下部丁番用の略L字形の支持片 30 円柱 31 環体 32 中空部 33 下部丁番用の板体 41 フラットバ− 42 ステンレス笠木 43 天井ライナ− 51 ステンレス巾木 61 目地棒 62 合板 71 野縁 72 天井材 73 ビス 74 ビス 75 補強用胴縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(A)〜(D)、又は、(A)〜
    (E)のパネルをフラットバ−、笠木、あるいは天井ラ
    イナ−と、巾木とを用いて、組立て施工してなることを
    特徴とするトイレブ−ス。 (A)二枚の厚物化粧板の間に中空芯材と、該中空芯材
    を囲むように四側周縁部に短冊状の木質系基材とが接着
    加工され、縦側面、及び下部に凹部が形成されたサイド
    パネル(11)と、 (B)該サイドパネルと同様に接着加工され、縦側面の
    一面に一方は略凹形で他方の一端に突起のあるエッジ材
    が嵌装されるとともに、下部に凹部が形成されたフロン
    トエンドパネル(12)と、 (C)該サイドパネルと同様に接着加工され、開閉側端
    部、及び開閉軸側端部に略凸形のエッジ材が嵌装され、
    開閉軸側の上下端部にグラビティヒンジが取付けられた
    ドアパネル(13)と、 (D)木質系基材の表裏に厚物化粧板が直貼り接着加工
    され、縦側面の一面に一方は略凹形で他方の一端に突起
    のあるエッジ材が嵌装され、下部に凹部が形成されたコ
    −ナ−エンドパネル(14)と、 (E)該サイドパネルと同様に接着加工され、両縦側面
    には、一方は略凹形で他方の一端に突起のあるエッジ材
    が嵌装されるとともに、下部に凹部が形成されたフロン
    トパネル(15)。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020002609A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 パネル装置

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