JP3879488B2 - ブースにおける化粧パネルの接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はブース構成部材として用いる型材と化粧パネルとの接続構造に関し、より詳しくはブースを構成する各パネル本体(化粧パネル)の側面に接合される凸部が形成された型材と該型材の凸部の押し込みを可能にする層を芯材層に含む化粧パネルとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パネルを複数枚用いて組み立てるブースは、略凸形のエッジ材が嵌装されたドアパネルと、ドアパネルに対峙し、側面に略凹形で一端に突起のあるエッジ材が嵌装されたフロントエンドパネルと、ドアパネルに隣接するコーナーエンドパネルと、サイドパネルなどから構成されている。
【0003】
芯材層と化粧層とからなる各パネルの本体は、図7に示すようにエッジ材を嵌装する目的や、パネル同志を目地棒を介して連接する目的で側面には凹部が形成されおり、この凹部は芯材の表裏に芯材より幾分大きめの捨て張り材(例えばMDF)と表面材を接着加工することにより形成されている。
【0004】
このような本体側面に凹部のあるパネルを用いてブースを組み立てるには、先ず設置予定場所の寸法を計った後に製造会社に発注し、それからパネル本体を生産し、納品、施工するシステムとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各パネルの本体は側面に凹部を設ける必要性から幾分大きめの捨て張り材や表面材を接着加工しているため、エッジ材を嵌装する際や、目地棒を介して各パネルを連接する際などブースを組み立て施工する際は、慎重に行わないと、捨て張り材や表面材の突き出た部分が破損することがあった。
【0006】
また、各パネルの本体は形状がシンプルなものではないため製造するのに手間と時間を要していた。
【0007】
更に、設置予定場所の寸法が場所毎に異なるため各パネルの本体を在庫することには余りに無駄であり、寸法を計った後それぞれのパネル本体の発注、製造を行うシステムにならざるを得ず、納期がかかり製造会社にとっては施工業者からの迅速な対応という要望には充分応えているものではなかった。
【0008】
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので、ブースを構成する各パネルを部材化して発注から完成までの納期を短縮するとともに、ブースの組み立て作業を容易なものとすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は施工作業性、生産性、納期の問題を解決するにあたり以下のことを特徴とするものである。
すなわち本発明は、
ブースにおける接続用の型材を用いた化粧パネルの接続構造であって、
該型材70は、開口部75を有する凸部71が形成されるとともに底面が延設されて中央付近にはビス孔72が穿設され、該ビス孔72より幾分外方に離れた位置には該凸部71と反対方向に該開口部75に挿入可能な大きさの突出部73が形成されるとともに、該底面の両端部に該凸部71と同一方向に係止部74が形成されており、
該化粧パネルは該型材70の係止部74間の巾とほぼ同等の厚みを有し、木口面には凹部が形成されていない平板状の化粧パネルであり、該型材70が該平板状の化粧パネル9の側面に当接された時、該型材70のビス孔72と対峙する位置に合板が積層され、該型材70の凸部71と対峙する位置にはペーパーロールコア4が積層されたものであり、
更に該型材は化粧パネルの木口面に圧入固定されていることを特徴とするブースにおける化粧パネルの接続構造である。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の型材70の概略斜視図を示し、材質はアルミニウムである。この他、型材70の材質としてはアルミニウムとその合金やエンジニアリングプラスチックス類、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂などの押出成形品、木粉とプラスチックス類の押出成形品などが挙げられ、意匠性、耐久性などを考慮して適宜選択される。尚、本発明の型材70は化粧パネル9の側面に接合されもので、図1中の矢印方向に連続し、実際の形状は細長状である。
【0011】
型材70は開口部を有する凸部71が形成されるとともに該開口部と同一平面上に底面が延設されてビス孔72が穿設され、該ビス孔72より幾分に離れた位置に該凸部71と反対方向に該開口部に挿入可能な大きさの長手方向に沿う突出部73が形成され、該底面の長手方向の端部に該凸部70と同一方向に係止部74が形成されて化粧パネル9の側面に引っかかるものとなっている。
【0012】
型材70をこのような形状とし、ブースを構成するパネル本体(化粧パネル)にペーパーコアや樹脂発泡コアなどの基材を芯材層6の一部として積層させることにより型材70の凸部71をこれらの層に容易に押し込むことができる。更に、該型材70のビス孔72が当接する層には合板5の如き釘保持性が良い基材を積層することによりビス留めできる。
【0013】
化粧パネル9は図2の構成断面図に示されるように平板状であり、合板5の表裏にペーパーコアとしてペーパーロールコア4を、更にこの表裏にMDF3を積層した芯材層6に、化粧層2としてメラミン樹脂化粧板が接着されている。化粧層2としては、メラミン樹脂化粧板の他、ジアリルフタレート樹脂化粧板、ポリエステル化粧合板、塩ビ化粧板、突板化粧板、金属化粧板など通常公知のもので意匠性のあるものであれば特に制約はなく、耐摩耗性、耐汚染性、耐衝撃性、耐水性などの表面物性を考慮して選択すればよい。
【0014】
芯材層6の構成は、ペーパーコアや樹脂発泡コアなど型材70の凸部71を押し込むことが可能な基材と、型材70をビス留めできる基材を有し、それぞれ型材70の凸部71とビス孔72に対応する位置に積層されていれば、他の基材、例えば、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)、合板、アルミニウムハニカムコア、ペーパーコア、合成樹脂発泡体などを幾層にも適宜組み合わせて積層してもよく、強度、耐久性、重量などを考慮して選定される。
【0015】
本発明においては、型材70の凸部71に対峙する位置にペーパーロールコア4が積層されているが、ペーパーコルゲートコア、ペーパーハニカムコアでも支承はなく、セルの形状については特に制約はない。
【0016】
ペーパーコア以外に適用できる樹脂発泡コアとしては、ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ユリアフォームなどが例示され、圧縮強度、弾力性を考慮して適宜選択される。
【0017】
前記の樹脂発泡コアの中でもとりわけ、発泡倍率が5〜25倍のウレタンフォーム、発泡倍率が10〜30倍のポリスチレンフォーム、発泡倍率が5〜30倍のポリプロピレンフォームなどが圧縮強度に優れ、型材70の凸部71を押し込みやすく好ましい。いずれも発泡倍率が下限に満たないと、押し込みにくく、上限を超えると圧縮強度が弱くなり好ましくない。
【0018】
芯材層6と化粧層2との接着は公知の接着剤、例えば、水性ビニ−ルウレタン系接着剤、ウレタン系接着剤、ユリア系接着剤、酢酸ビニ−ル系接着剤、エポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤などを用いればよい。
【0019】
図3は、ドアパネル13、フロントエンドパネル12、コーナーエンドパネル14、サイドパネル11などより構成されるブースの斜視図である。
【0020】
図4は図3中の線A−A線に沿う構成断面図を示し、化粧パネル9の側面に型材70が嵌め込まれ、更にフロントエンドパネル用エッジ材95、ドアパネル用エッジ材96が嵌装されている。
【0021】
図5は図3中のB−B線に沿う構成断面図を示し、サイドパネル11同志を連接する際にも本発明の型材70が用いられている。サイドパネル11の本体にも同様の構成の化粧パネルが用いられている。
【0022】
図6は図3中のC−C線に沿う部分構成断面図を示し、フロントパネル12の上部、下部の側面にも本発明の型材70がビス留めされ、上部にはフラットバー41、下部には巾木51が嵌め込まれている。このようにこの型材はブースを構成する際パネル本体(化粧パネル)の側面に嵌め込み多々あるブース構成材料と接合することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上の如く、ブースを構成する各パネルを主に型材70と化粧パネル9とからなるものとし、化粧パネルを平板状にするとともにペーパーコアや樹脂発泡コアなど型材を押し込むことが可能な基材を含む芯材構成にすることにより、エッジ材を嵌装する目的やパネルを連接する目的で必要とされていた凹部を本発明の型材70にて代用でき、ブースの組み立てが容易にできる。
【0024】
また、この型材70は化粧パネル9の上部、下部にも利用できフラットバー41、巾木51を取り付けることができる。
【0025】
更に、ブースを構成するパネル本体を本発明の如く木口面に凹部のないシンプルな平板状とすることで生産時間の短縮ができる上、突出部分がないため搬送する際や組み付ける際に破損することがなく、施工作業も楽に行える。
【0026】
更にまた、本発明のようにブースを構成する各パネルを型材70と平板状の化粧パネル9に部材化することにより平板状のパネル本体を標準的な寸法で在庫することが可能で、注文があれば直ちに設置予定現場での原寸にあわせて切断して納品することができ、納期的にも大いに利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の型材の概略斜視図。
【図2】 化粧パネルの構成断面図。
【図3】 ブースの斜視図
【図4】 図3中のA−A線に沿う構成断面図。
【図5】 図3中のB−B線に沿う構成断面図。
【図6】 図3中のC−C線に沿う部分構成断面図。
【図7】 従来のブースのパネル本体の構成断面図。
【符号の説明】
2 化粧層
3 MDF
4 ペーパーロールコア
5 合板
6 芯材層
8 ビス
9 化粧パネル
11 サイドパネル
12 フロントエンドパネル
13 ドアパネル
14 コーナーエンドパネル
41 フラットバー
51 巾木
70 型材
71 凸部
72 ビス孔
73 突出部
74 係止部
75 開口部
90 フィラー
95 フロントエンドパネル用エッジ材
96 ドアパネル用エッジ材
99 プラグ

Claims (1)

  1. 接続用の型材を用いたブースにおける化粧パネルの接続構造であって、
    該型材70は、開口部75を有する凸部71が形成されるとともに底面が延設されて中央付近にはビス孔72が穿設され、該ビス孔72より幾分外方に離れた位置には該凸部71と反対方向に該開口部75に挿入可能な大きさの突出部73が形成されるとともに、該底面の両端部に該凸部71と同一方向に係止部74が形成されており、
    該化粧パネルは、化粧層と、ペーパーロールコア4及び合板5を必須積層材料とする芯材層6とからなり、該型材70の係止部74間の巾とほぼ同等の厚みを有し、木口面には凹部が形成されていない平板状の化粧パネルであり、該型材70が該平板状の化粧パネル9の側面に当接された時、該型材70のビス孔72と対峙する位置に合板が積層され、該型材70の凸部71と対峙する位置にはペーパーロールコア4が積層されたものであり、
    更に該型材は化粧パネルの木口面に圧入固定されていることを特徴とするブースにおける化粧パネルの接続構造。
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