JP3550340B2 - 内装建材用パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の内部で使用され、耐水性が要求される場所において使用される内装建材としてのパネルに関し、水回りにて好適に使用できる内装建材用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の内装建材用パネルとして間仕切り用パネル90は、図4に示すように、間隔を空けて設けた表面材となる薄板状で方形のFRPカラー化粧板91を設け、この化粧板91,91同士の間に芯材としての発泡ポリスチレン92を挿入し、発泡ポリスチレン92の端面を覆うための、棒状としたABS発泡押出材93を設けている。そして、FRPカラー化粧板91,91とABS発泡押出材93との端面をさらに覆うための金属製カバー94を設けてなるものである。
【0003】
上記金属製カバー94としては、図5に示すような、断面コ字状の形態のものも提供されていた。
このパネルは、例えばシャワーブースやトイレブースの間仕切り用として使用されている。
しかしながら、このパネル90は、FRPカラー化粧板91,91とABS発泡押出材93とを覆うための金属製カバー94が別途必要となるため、部品点数が多くて生産性が劣る欠点があった。
【0004】
そして、上記金属製カバー94は腐食し易いため、パネル90を湿気の多い場所に設置した場合には錆や腐食が発生して、防水性や外観性が悪くなる。また、別部材として形成していると共に、パネル小口を覆い隠す形態の金属製カバー94であるため、外観の見栄えが悪くなるという問題点がある。さらに、金属製カバー94であるため、角張った形態のものであるため、安全面においても欠点があった。
【0005】
また、製造時においても、金属製カバー94を塗装したり組み立てたりする工程が加わることとなり、製造が複雑でコストアップの要因になるという欠点もあった。
そこで、この発明は、水を使用する施設内で、耐水性が要求される場所において使用され、加工性に優れ、外観的にも見栄えが良い内装建材用パネルを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するため、この発明の内装建材用パネルは、耐水性が要求される場所において使用される内装建材用パネルであって、基材として押出発泡ポリスチレンからなる板状体の内装材を設け、この内装材の小口端面に、内装材と同じ厚みに形成したABS発泡押出材からなる化粧エッジ材を設け、これらの内装材と化粧エッジ材の双方の表裏面のほぼ全体を覆うFRPカラー化粧板からなる外装材を、内装材と化粧エッジ材に対し積層状態で、接着させており、上記外装材と化粧エッジ材からなるパネル小口をアール形状に構成していることを特徴としている。
上記構成の内装建材用パネルは、耐水性が要求される場所において使用される内装建材用パネルであって、基材として押出発泡ポリスチレンからなる板状体の内装材を設け、この内装材の小口端面に、内装材と同じ厚みに形成したABS発泡押出材からなる化粧エッジ材を設け、これらの内装材と化粧エッジ材の双方の表裏面のほぼ全体を覆うFRPカラー化粧板からなる外装材を、内装材と化粧エッジ材に対し積層状態で、接着させているので、各部材を全体として一体的構成とすることができ、従来必要であったカバーが不要となると共に、耐水性が良好である。したがって、シャワーブースやトイレブース等の水を使用する施設のような、耐水性が要求される場所において使用される内装建材用パネルとして好適に設置することができる。
また、上記外装材と化粧エッジ材からなるパネル小口をアール形状に構成しているので、従来の金属製カバーに比べて、より安全性が向上する。
【0008】
したがって、この内装建材用パネルは、シャワーブースやトイレブース等の水を使用する施設におけるパネルとして用いることができるほか、例えば、公共施設等で耐水性が要求される個所や施設におけるパネルとして使用することもでき、従来設置することができなかった場所、用途にも使用することができる効果を奏するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の好適な実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態を示す内装建材用パネルの断面図であり、図2は、このパネルの部分斜視図を示している。
この内装建材用パネル1は、例えば、施設内の間仕切り用パネルとしての例を示したものであり、全体の外形は正面視で長方形とした一般的な形態のもので、表裏面に設けた外装材10,10と、外装材10の内部に設けた内装材20と、内装材20の小口端面の全周に亘って設けた化粧エッジ材30とから構成している。
【0010】
外装材10,10は、薄手の板状体にて構成しており、外装材10よりやや厚手に形成した板状体からなる内装材20の表裏面に貼り合わせて積層状態としている。化粧エッジ材30は、内装材20と同じ厚み形成し、化粧エッジ材30の小口端面の全周に設けており、化粧エッジ材30と内装材20とが一枚の同厚の板状体となるように一体構成となるよう形成している。
そして、上記外装材10,10は、上記内装材20と化粧エッジ材30とを一体形成したものに対し、内装材20と化粧エッジ材30の表裏面のほぼ全体に貼り合わせにて積層状態に設けている。化粧エッジ材30の外側端面は、凸状のアール形状に構成しており、このアール形状部分は外装材10,10の端部より側方にやや突出した状態となっており、この部分は外装材10を貼り付けない形態としている。
【0011】
また、この化粧エッジ材30は、コーナー部を角丸形状にて形成している。
外装材10の材質としては、FRPカラー化粧板(FRP:ガラス繊維強化ポリエステル)からなるものである。内装材20の材質は、押出発泡ポリスチレンからなるものである。化粧エッジ材30の材質は、ABS発泡押出材(ABS:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)からなるものである。
【0012】
上記実施の形態では、外装材10はFRPカラー化粧板、内装材20は押出発泡ポリスチレン、化粧エッジ材30はABS発泡押出材を用いた構成を示している。そして、内装材20と化粧エッジ材30とを接着した状態のものに外装材10,10を強力接着剤を使用して貼り合わせて設けたものである。
図2は、この内装建材用パネル1の斜視図を示しており、従来設けられていた金属製カバーが無いため、外観的にも非常に見栄えの良いパネルを構成することができると共に、パネル1の小口と角部ともアール形状としているため、従来の金属製カバーに比べて、より安全性が向上する。
【0013】
この内装建材用パネル1は、例えば学校やその他の施設のシャワー室、浴室、トイレブース等、水を使用する場所において使用する内装建材として用いることができる他、例えば、公共施設等で耐水性が要求される個所や施設におけるパネルとして使用することができる。
この実施形態の内装建材用パネル1は、内装材20と化粧エッジ材30とを一体化して、その表裏面に外装材10,10を貼り合わせて積層状態に設けているので、従来構造のパネルでは必要とされた金属製カバーが不要となり、金属製カバーに起因する錆の発生を防止することができ、また、金属製カバーを設けることによる外観不良や安全面を改善することができる。
【0014】
図3は、この発明の他の実施の形態を示す内装建材用パネル2の断面図である。
この内装建材用パネル2は、基本的な形態は上記実施の形態のものとほぼ同様であるが、内装材25を2種類の部材から形成した例を示したものである。
この内装建材用パネル2は、外装材10、内装材25、化粧エッジ材30から構成している。外装材10及び化粧エッジ材30は上記実施の形態のものと同様である。そして、内装材25は、芯材26と裏打材27から構成している。
【0015】
内装材25のうち、芯材26は上記の構成の内装材20と同様に構成したものであるが、この芯材26の表裏面側に、芯材26と同じ大きさで、厚みを薄くした薄板状の裏打材27を積層状態に設けている。裏打材27の材質は、耐水合板、FRP平板等を示すことができ、芯材26と裏打材27とが一体となるように形成している。したがって、裏打材27は、その材質を自由に選択することができるもので、強度の強い材料を選択することによって、内装材25は単一部材で構成したものに比べて強度を強くすることができ、従来のパネルでは設置することができなかった場所、用途にも使用することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す内装建材用パネルの断面図である。
【図2】上記内装建材用パネルの部分斜視図である。
【図3】この発明の他の実施形態を示す内装建材用パネルの断面図である。
【図4】従来の内装建材用パネルの断面図である。
【図5】従来の内装建材用パネルの断面図である。
【符号の説明】
1,2 内装建材用パネル
10 外装材
20,25 内装材
26 芯材
27 裏打材
30 化粧エッジ材
Claims (1)
- 耐水性が要求される場所において使用される内装建材用パネルであって、
基材として押出発泡ポリスチレンからなる板状体の内装材を設け、この内装材の小口端面に、内装材と同じ厚みに形成したABS発泡押出材からなる化粧エッジ材を設け、これらの内装材と化粧エッジ材の双方の表裏面のほぼ全体を覆うFRP(FRP:ガラス繊維強化ポリエステル)カラー化粧板からなる外装材を、内装材と化粧エッジ材に対し積層状態で、接着させており、上記外装材と化粧エッジ材からなるパネル小口をアール形状に構成していることを特徴とする内装建材用パネル。
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JP2000109888A JP3550340B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 内装建材用パネル |
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JP2001295392A JP2001295392A (ja) | 2001-10-26 |
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ID=18622500
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Country | Link |
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2000
- 2000-04-11 JP JP2000109888A patent/JP3550340B2/ja not_active Expired - Lifetime
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