JPH0647297B2 - 感熱転写階調制御装置 - Google Patents

感熱転写階調制御装置

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JPH0647297B2
JPH0647297B2 JP61221634A JP22163486A JPH0647297B2 JP H0647297 B2 JPH0647297 B2 JP H0647297B2 JP 61221634 A JP61221634 A JP 61221634A JP 22163486 A JP22163486 A JP 22163486A JP H0647297 B2 JPH0647297 B2 JP H0647297B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は感熱転写階調制御装置に係り、特にラインサー
マルヘッドを構成する複数の発熱用抵抗体に流す一定電
流の通電時間により印刷ドットの大きさを制御し、階調
を制御する感熱転写階調制御装置に関する。
従来の技術 従来より、例えば複写器及びファクシミリ等の業務用又
は民生用の静止画像のハードコピー装置として、熱転写
型の印刷装置が使用されている。この熱転写型印刷装置
は、例えば厚さ5〜6μmのポリエステルフィルムの一
面に熱溶融性インク又は熱昇華性インクが塗布されたイ
ンクフィルムを用い、このインクフィルムの表側のイン
ク面を記録用紙に対接させ、裏面にラインサーマルヘッ
ドを当て、このラインサーマルヘッドに電流を流して発
熱させ、このラインサーマルヘッドに対応する位置のイ
ンクフィルムのインクを溶融させて記録用紙に転写する
構成とされている。このラインサーマルヘッドは一列に
複数の発熱用抵抗体が配列されてなり、この各発熱用抵
抗体に電流が順次印加される。
プリントされた文字、図形、絵等の階調を決める濃度は
溶融インクが転写された記録用紙上の各ドットの面積に
応じて決まる。そして溶融インクドットの面積は各発熱
抵抗体に印加する電流に応じて決まる。一般に発熱用抵
抗体に流す電流の通電時間が大なるほど、発熱量が多く
なり、溶融インクドットの面積が大となり、プリント濃
度が大となり、階調が飽和濃度に近くなる。そこで、従
来の感熱転写階調制御装置では、プリントの階調を制御
するのに、各発熱用抵抗体に流す電流の通電時間を制御
していた。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記従来の感熱転写階調制御装置では、転写
時においてラインサーマルヘッドに大電流が供給され、
電源の供給電圧及びラインサーマルヘッドに印加される
端子電圧間に電圧降下(本明細書では、電源及びライン
サーマルヘッド間の電圧降下というものとする)が発生
してしまう。この場合、ラインサーマルヘッドに一時に
供給される電流の値は記録データによって異なり、この
ため電圧降下量も変化する。この結果、本来一定である
べき発熱用抵抗体の通電電流値が変化し、記録データ内
容により本来得たい濃度と実際の記録濃度との間に誤差
を生じてしまい、よって、ラインサーマルヘッドの副走
査方向での濃度ムラが発生してしまうという問題点があ
った。
上記問題点を解決するために、従来より電源には大容量
のものが必要とされていたが、このことは逆に実用化の
障害となっていた。また、電源の小型化のために、ライ
ンサーマルヘッドを複数のサーマルヘッドに分割して駆
動し、一時に通電する電流値を減らす方法も実施されて
いるが、各サーマルヘッド間の通電タイミングの遅れに
よる段差(印刷ずれ)を生じ、実用的ではない。さら
に、電源及びラインサーマルヘッド間の前記電圧降下に
対しては、例えばリモートセンシングによる電源電圧補
正が一般的に行なわれるが、特にパルス状の電流により
通電を行なう場合には応答速度の問題もあり、その効果
は充分でない等の問題点があった。
そこで、本発明は一階調毎に電源及びラインサーマルヘ
ッド間の電圧降下を検出し、一階調データ記録終了時間
を設定し、多階調記録時の一階調毎の電圧降下に応じて
各発熱用抵抗体の通電時間を一階調毎に断続して、一階
調毎に制御したことにより、前記電圧降下に起因するラ
インサーマルヘッドの副走査方向での濃度ムラのない感
熱転写階調制御装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明はラインサーマルヘッドを構成する複数個一列に
配設された発熱用抵抗体に個々に流す各電流の時間を、
前記発熱用抵抗体により転写すべきインクの濃度に対応
した濃度データに応じて個々に制御する感熱転写階調制
御装置において、 転写すべき画像入力データと前記濃度の一階調毎に順次
増加する基準濃度データとの比較を行ない、前記濃度の
一階調毎に、前記発熱用抵抗体への通電の可否を決める
制御データを生成する制御データ生成手段と、 前記濃度の一階調毎に、前記ラインサーマルヘッドに供
給される電源電圧の電圧降下量を検出して、電圧降下デ
ータを生成出力する検出手段と、 前記電圧降下データに応じて記録濃度と前記濃度データ
との関係が直線又は所定の曲線となるように設定された
補正データがあらかじめ記憶されており、前記電圧降下
データを供給されて各階調毎に前記補正データを出力す
るメモリと、 前記メモリの出力と、一階調印字期間を一周期とし、順
次増加する比較データをレベル比較して、パルス幅が前
記濃度の一階調毎に流す電流の時間を示し、かつ、一階
調印字期間毎に断続するパルスを発生する比較手段と、 前記パルスと前記制御データとを供給され、前記パルス
の前記パルス幅に応じた時間、前記発熱用抵抗体に電流
を流す手段とを具備してなる。
作用 本発明によれば、一階調毎に電圧降下を検出し、検出し
た電圧降下量に応じて一階調毎に断続して一階調毎の通
電時間が制御され、電圧降下の影響を一階調毎に細かく
補正できるため、電圧降下に起因するラインサーマルヘ
ッドの副走査方向での濃度ムラを大幅に低減できる。
また、一階調毎に断続して発熱抵抗体に電流が流れるた
め、高階調ドットの記録時にも各階調毎に断続して電流
が供給され、発熱抵抗体が冷却されつつ、高階調の記録
が行なわれ、発熱抵抗体内部の場所による温度分布がゆ
るやかになり、局所的に過熱されることがなく、記録紙
や転写紙を変質させたり、発熱抵抗体を焼損させること
がない。
また、電流及びラインサーマルヘッド間の電圧降下に応
じて、各発熱体への通電は、一階調毎に断続的に、その
通電時間(デューティー、パルス幅)が変わるだけであ
るから、一ライン(全階調)の記録時間を一定に保持す
ることができるので、副走査方向の制御を容易に行なう
ことができるので、熱転写印刷装置の回転駆動系を簡単
かつ安価に構成することが出来る。
実施例 第1図は本発明になる感熱転写階調制御装置の一実施例
の回路系統図を示す。同図中、ラインサーマルヘッド6
はセラミック基板上にn個の発熱用抵抗体R〜Rnが
一列に形成されてなる。このラインサーマルヘッド6の
構成は従来の熱転写型印刷装置のそれと同一であり、第
12図に示す如く、インクフィルム1の幅方向に延在し
ている。同図において、転写紙としてのインクフィルム
1はポリエステルフィルム2の表面に熱溶融性インク3
が所定厚で塗布されている。記録用紙4は記録面をイン
クフィルム1のインク3の面に対接させて、ローラ5に
よりインクフィルム1と共に矢印A方向に送られる。ロ
ーラ5に対向してラインサーマルヘッド6が設けられて
おり、インクフィルム1の裏面に当接している。
ラインサーマルヘッド6の発熱用抵抗体R〜Rnのう
ち通電された発熱用抵抗体に対応する部分のインクフィ
ルム1のインク3が溶融し、記録用紙4に転写される。
インクフィルム1はラインサーマルヘッド6を通過後、
ローラ7に案内されて記録用紙4からは離間され、巻取
スプール(図示せず)に使用済インクフィルム1aとし
て巻取られる。プリント済記録用紙4a上には転写され
たインク3aが残っている。図示の便宜上、転写された
インク3aは大きな面積のものとして示されているが、
実際は小さなドットの集まりよりなる。
一つのドットは一の発熱用抵抗体素子により形成され、
その一ドットの大きさは発熱用抵抗体素子に流される電
流値又は通電時間により決まる。そして各ドットの大き
さに応じてプリントされた図形等の濃淡即ち階調が決ま
る。
本発明はこのような熱転写型印刷装置に適用しうる階調
制御装置であって、次に、第1図について説明するに、
TV信号発生装置8から供給されるアナログ映像信号は
A/D変換装置9でディジタル信号に変換されて、デー
タ記録装置10に送られて記憶される。一方、アドレス
カウンタ11は端子12よりの基準クロック信号と、端
子13よりのスタートパルスとを供給されて、1回目の
アドレスをデータ記憶装置10に送る。データ記録装置
10はこの1回目のアドレスに応じた画像入力データ
(A/D変換装置9よりの画像データの最初のデータ)
を濃淡データ比較回路14へ送出する。この時、データ
カウンタ15のカウントを例えば「1」としておき、こ
のカウント数に応じて順次増加してゆく基準濃度データ
cがデータカウンタ15から濃淡データ比較回路14へ
供給される。濃淡データ比較回路14は特許請求の範囲
の制御データ生成手段に相当し、画像入力データと前記
濃度の一階調毎に順次増加する基準濃度データcとの比
較を行ない、前記濃度の一階調毎に、前記発熱用抵抗体
への通電の可否を決める制御データを生成する。ここで
は、上記画像入力データと最小発色濃度を示す基準濃度
データcの値「1」とを比較して、画像データが基準濃
度データcの値「1」と等しいか又は大きければシフト
レジスタ16に制御データ「1」を送り、小さければシ
フトレジスタ16に制御データ「0」を送る。
このようにして、1回目のアドレスにおける処理を終了
すると、アドレスカウンタ11は順次2,3,…,n回
目のアドレスをデータ記憶装置10へ送り、データ記憶
装置10はその都度2〜n回目のアドレスに夫々応じた
画像入力データを濃淡データ比較回路14へ順次送出す
る。ここで、1〜n回目のアドレスからの画像入力デー
タは夫々ラインサーマルヘッド6の各発熱用抵抗体R
〜Rnにより印刷される画像入力データに相当する。濃
淡データ比較回路14は、上記2〜n回目のアドレスに
夫々対応する画像入力データと基準濃度データcの値
「1」とを比較して、上記と同様に制御データ「0」又
は「1」をシフトレジスタ16へ送る。n段のシフトレ
ジスタ16は、濃淡データ比較回路14より供給される
1〜n回目のアドレスに夫々対応したnビットの制御デ
ータを順次取り込み、ラッチ回路17へ送出する。
アドレスカウンタ11は上記1〜n回目のアドレスをカ
ウントし終ると、データ転送パルスbをデータカウンタ
15及びラッチ回路17及び端子19を介して補正回路
18へ送る。データカウンタ15はこのデータ転送パル
スbが送られると同時に、加熱パルスを端子20を介し
て補正回路18,アドレスカウンタ11及びAND回路
21へ供給すると共に、それまで「1」であった基準濃
度データcを小さい方から2番目の発色濃度を示す値
「2」に増加する。一方、AND回路21の一端には端
子12より基準クロック信号が供給されており、上記加
熱パルスの入来と同時にパルスをシフトレジスタ16へ
出力して、上記アドレスカウンタ11の1〜n回目のア
ドレスに対応するnビットの制御データがシフトレジス
タ16からラッチ回路17へ転送される。ラッチ回路1
7は、上記データ転送パルスbが入来した時点で、シフ
トレジスタ16より供給された制御データをラッチし
て、ゲート回路G〜Gnの各一方の入力端子の夫々に
送出する。
次に、アドレスカウンタ11は、上記加熱パルス入来に
よりリセットされて、再び1〜n個のアドレスを順次カ
ウントしてゆき、n個の画像入力データが上記値「2」
の基準濃度データcと、濃淡データ比較回路14におい
て順次大小比較される。基準濃度データcが「2」の場
合もデータカウンタ15,シフトレジスタ16,ラッチ
回路17,AND回路21等は上記と同様の動作を行な
い、ゲート回路G〜Gnの夫々に、ラッチされた制御
データを送出する。ゲート回路G〜Gnの各他方の入
力端子には後述する補正回路18の端子により加熱パル
スeが印加され、その各出力信号は対応するNPN型ト
ランジスタT〜Tnのベースに印加され、これをスイ
ッチング制御する。トランジスタT〜Tnのうちオン
されたトランジスタのコレクタ側に接続されている発熱
用抵抗体のみに電流が流され、発熱する。
次に、特許請求の範囲の検出手段に相当し、本実施例の
要部になる電圧降下検出回路22について詳細に説明す
る。第2図は電圧降下検出回路22の第1実施例のブロ
ック系統図を示す。同図中、入力端子31には固定の電
圧源(図示せず)より、あるいは無印刷時のラインサー
マルヘッド用電源電圧をホールドすることにより得られ
た一定の電圧値を有する基準電圧Vが供給される。簡
単には、ラインサーマルヘッド用電源出力端子より入力
端子31に基準電圧Vを供給すれば、後述する如く電
源及びラインサーマルヘッド間の伝送路における電圧降
下を一階調毎に検出することができる。
一方、入力端子32には、ラインサーマルヘッド6のヘ
ッド端子電圧Vが供給される。このヘッド端子電圧V
は第3図に示す如く、前記したようにラインサーマル
ヘッド6への通電に起因して変化する。従って、第3図
において斜線部で示すVとVとの差が電圧降下分と
して発生する。
差動増幅器33は、上記基準電圧V及びヘッド端子電
圧Vの差電圧を増幅して、第4図(A)に示す如き、
前記電源電圧及びラインサーマルヘッド6間の電圧降下
に相当する降下電圧Vを積分回路34へ出力する。積
分回路34には第4図(B)に示す如き、例えば15μ
s〜100μs程度の1ライン(1階調)印字期間を1
周期とするリセット信号が入力端子35より供給されて
いる。従って、積分回路34は、降下電圧Vをリセッ
ト信号の1周期区間毎に積分して第4図(A)に示す如
き、通電期間内の累積電圧降下量に相当する電圧V
発生してサンプルホールド回路(S/H回路)36へ出
力する。
S/H回路36には、端子37より電圧変動が平衡に達
した時点、すなわち電圧Vが略一定に達した時点でサ
ンプリングが行なわれるようなタイミングを有し、か
つ、上記1ライン(1階調)印字期間を1周期とする第
4図(C)に示す如きサンプリングパルスが供給され
る。これにより、S/H回路36は入来する電圧V
サンプリングパルスのタイミングでサンプリングしてそ
のサンプリング電圧を例えば1ライン(1階調)印字期
間ホールドしてアナログ−ディジタル変換器(A/D変
換器)38へ出力する。
A/D変換器38は入力端子39よりの第4図(D)に
示す如きクロックに基づいて、入来する上記サンプリン
グ電圧を第4図(E)に示す如き電圧降下データに変換
して出力する。
第5図は、電圧降下検出回路22の第2実施例のブロッ
ク系統図を示す。同図中、第2図と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。ここで、差動増幅
器33は、第6図(A)に実線で示す如き降下電圧V
を発生してピーク検出器又はS/H回路40へ出力す
る。
ピーク検出器又はS/H回路40は、入力端子41より
入来する例えば1ライン(1階調)印字期間周期の第6
図(B)に示す如きピーク検出信号に基づいて、降下電
圧Vのピーク電圧値を検出して第6図(A)に破線で
示す如きピーク電圧をA/D変換器42へ出力する。
A/D変換器42は、入力端子43より供給される第6
図(C)に示す如きクロックに基づいて、入来するピー
ク電圧を電圧降下データに変換して出力する。
ところで、上記電圧降下検出回路22の第2実施例は、
前記第1実施例に比べて積分回路34を含んでいないの
で、回路構成は簡単になるが、降下電圧Vのピーク値
は、その時の外部条件や配線容量等に応じて時々刻々変
動するため、汎用性に乏しい。これに対して、前記第1
実施例は、降下電圧Vを積分して電圧降下データを得
ているので、第2実施例に比べて安定性が良く、かつ、
汎用性があるといえる。
次に、前記第1図中の補正回路18の構成について第7
図と共に説明する。第7図において、補正回路18は、
カウンタ51,特許請求の範囲のメモリに相当するリー
ド・オンリ・メモリ(ROM)52,特許請求の範囲の
比較手段に相当する比較器53及びAND回路54より
構成される。ここで、ROM52には、前記データカウ
ンタ15から端子23を介して基準濃度データc(第8
図(C))が供給される一方、電圧降下検出回路22か
ら端子24を介して電圧降下データが供給される。
ここで、例えば本実施例による最大階調数を64階調と
すると、例えば6ビットの上記基準濃度データcに基づ
いて記録濃度と濃度データとの関係が直線又は所定の曲
線となるような1種類の補正データが作成される。一
方、電圧降下データを4ビットとすると、電圧降下が1
6段階に分けて検出されることになる。この場合、上記
4ビットの電圧降下データに応じて上記基準濃度データ
cに基づいた補正データが16種類作成されて、ROM
52に格納される。
従って、ROM52内において、入来する電圧降下デー
タに応じて上記16種類の補正データのうち1種類の補
正データが選択され、さらに、基準濃度データcに応じ
てこの1種類の補正データのうち各階調レベルに対応し
た補正データが第10図(A)にfで示す如く一階調毎
に順次読み出される。
一方、カウンタ51には端子19よりデータ転送パルス
b(第8図(B))及び、アドレスカウンタ11より端
子25を介してクロック信号a(同図(A))が供給さ
れており、上記データ転送パルスbのパルス入来時点よ
りのクロック信号が入来する毎に、例えば「0」から順
次増加する比較データd(同図(D))を発生して比較
器53の一端へ供給する。なお、この比較データdは、
データ転送パルスbの次のパルス入来時点でリセットさ
れて、再び「0」に戻る。一方、比較器53の他端に
は、ROM52の出力補正データfが供給され、上記比
較データdとディジタル比較される。
比較器53は、ROM52の出力補正データfの値と比
較データdの値とをデータ転送パルスb(第8図(B)
及び第9図(B))の一パルス区間単位毎すなわち、パ
ルス同期毎つまり一階調毎に比較し、ROM52の出力
データのレベルが大きい場合にはハイレベルとなり、小
さくなるとローレベルとなる第8図(E)及び第9図
(C)に示す如きパルスeを出力する。すなわち、この
パルスeは、第8図に示すように、その周期は、データ
転送パルスbの周期(1階調印字期間である)に一致
し、そのデューティー(この場合、ハイレベルの期間の
長さをいい、以下パルス幅ともいう)は、上述したよう
に補正データfの値によって決められる。このパルスe
は、ラインサーマルヘッド6の蓄熱による記録濃度の上
昇を防止するためにそのパルス幅が高い階調レベルにな
るに従って、例えば徐々に小さくなってゆく。
一方、第7図に示すAND回路54の一端には、端子2
0を介してハイレベルの加熱パルス(ストローブ信号)
が供給されており、その他端に供給されるパルスeは、
AND回路54をそのまま通過して端子26へ出力され
る。
従って、上記パルスeは端子26を介してゲート回路G
〜Gnの各他方の入力端子の夫々に加熱パルスとして
供給される。ゲート回路G〜Gnの夫々は、このパル
スeとラッチ回路17より供給される制御データとをゲ
ート処理して得たゲート信号をNPN型トランジスタT
〜Tnの夫々のベースへ供給する。トランジスタT
〜Tnはそのベースに供給されるゲート信号がハイレベ
ルの間オンされて、前記ヘッド端子電圧Vにより、加
熱電流が発熱用抵抗体R〜Rnのうちオンとされたト
ランジスタのコレクタに接続されている発熱用抵抗体の
みに流される。
このようにして、記録されるべき部分に対応した発熱用
抵抗体R〜Rn中のいくつかの発熱用抵抗体へ、その
発色濃度に応じて通電時間の変化する加熱電流を流し
て、また、データカウンタ15が1〜m回(mは最大発
色濃度の値)のカウントを終了する毎に、前記記録用紙
4へ1ライン(全階調)の記録が行なわれ、この1ライ
ン(全階調)の記録終了後、タイミングパルスg(第9
図(A))の発生により再びデータカウンタ15が1〜
m回のカウントを開始する。
第11図は、電圧降下データによる通電時間の補正例を
示したものである。ここで、全発熱用抵抗体の数n個の
うちの通電された発熱用抵抗体の数の割合をヘッド通電
率というものとすると、第11図(B)中のIIは平均的
ヘッド通電率(例えば、50%)の場合、Iは低いヘッ
ド通電率(例えば、1%)の場合、IIIは高いヘッド通
電率(例えば、100%)の場合のパルスeの補正され
たパルス幅を夫々示す。
第11図から解るように、ヘッド通電率が高く、前記電
源及びラインサーマルヘッド6間の電圧降下の大きい場
合にはパルスeのパルス幅は大となるよう補正され、こ
れにより各発熱用抵抗体の温度をヘッド端子電圧V
低下に拘らず所望の記録濃度が得られるように通電時間
が制御される。一方、ヘッド通電率が低く、上記電圧降
下の小さい場合には、パルスeのパルス幅は小となるよ
う補正され、これにより各発熱用抵抗体の温度が上昇し
すぎず、所望の記録濃度が得られるように通電時間が制
御される。
また、本実施例によれば、一階調毎に電圧降下に応じた
補正が行なわれるため、きめの細かい補正が行なえ、し
たがって、ラインサーマルヘッド6の副走査方向での濃
度ムラを大幅に低減できる。
なお、前記電圧降下検出回路22の構成は前記第2図及
び第5図に示したものに限定されず、電圧降下を検出す
るようなものであれば他の構成としてもよい。また、電
圧降下データに基づく各発熱用抵抗体の通電時間も第1
1図に示した補正例に限定されるものではない。さら
に、TV信号発生装置8から供給されるアナログ映像信
号は、他の文字,図形等の像の情報信号でもよいことは
勿論である。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、一階調毎に電源及びライ
ンサーマルヘッド間の電圧降下を検出し、これにより、
多階調記録時の各発熱用抵抗体の通電時間を一階調毎に
断続させつつ、一階調毎に細かく補正することができる
ため、前記電圧降下に起因するラインサーマルヘッドの
副走査方向での濃度ムラを大幅に低減でき、電源及びラ
インサーマルヘッド間の電圧降下に応じて、各発熱抵抗
体への通電は、一階調毎に断続的に行なわれるため、高
階調ドットを記録する場合においても、各発熱抵抗体
は、一階調毎に断続して通電されない期間で冷却され
(熱の分数、放散がおこる)、各発熱抵抗体内部の場所
による温度分布は、ゆるやかなものとなり、局所的に過
熱されることがなく、したがって記録紙や転写紙を変質
させたり、各発熱抵抗体が焼損することもない等の特長
を有する。
また、電源及びラインサーマルヘッド間の電圧降下に応
じて、各発熱体への通電は一階調毎に断続的に、その通
電時間(デューティー、パルス幅)が変わるだけである
から、一ライン(全階調)の記録時間を一定に保持する
ことができるので、副走査方向の制御を容易に行うこと
ができるので、熱転写印刷装置の回転駆動系を簡単か
つ、安価に構成することが出来る等の特長を有する。ま
た電源及びラインサーマルヘッド間の電圧降下に応じて
且つ発熱用抵抗体の通電時間を制御したもので、電圧降
下分を考慮して電源を大容量化する必要がなく、しか
も、各発熱抵抗体への通電が、一階調毎に断続的に行な
われるので、最大負荷電流は連続通電に比べて一層少く
てすみ、よって、電源を小型化でき、さらに、例えば電
圧降下分吸収用(又は電源電圧平滑用)の大容量のコン
デンサ等を設ける必要がないため、熱転写型印刷装置全
体の小型化及び低価格化を図ることができる等の特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる感熱転写階調制御装置の一実施例
を示す回路系統図、第2図及び第5図は夫々本発明装置
の要部になる電圧降下検出回路の第1及び第2実施例を
示すブロック系統図、第3図は電圧降下を示す図、第4
図及び第6図は夫々第2図及び第5図図示ブロック系統
の動作説明用信号波形図、第7図は第1図図示ブロック
系統中の補正回路の一実施例を示すブロック系統図、第
8図〜第10図は第7図図示補正回路の動作説明用信号
波形図、第11図は本発明による通電時間の補正例を示
す図、第12図は本発明装置を適用しうる熱転写型印刷
装置の要部の一例の概略斜視図である。 6……ラインサーマルヘッド、11……アドレスカウン
タ、12……基準クロック信号入力端子、13……スタ
ートパルス入力端子、14……濃淡データ比較回路、1
5……データカウンタ、18……補正回路、19……デ
ータ転送パルス入力端子、20……加熱パルス(ストロ
ーブ信号)入力端子、22……電圧降下検出回路、23
……基準濃度データ入力端子、24……電圧降下データ
入力端子、25……クロック信号入力端子、26……加
熱パルス出力端子、31……基準電圧入力端子、32…
…ヘッド端子電圧入力端子、33……差動増幅器、34
……積分回路、35……リセット信号入力端子、36…
…S/H回路、37……サンプリング信号入力端子、3
8,42……A/D変換器、39,43……クロック入
力端子、40……ピーク検出器又はS/H回路、41…
…ピーク検出信号入力端子、51……カウンタ、52…
…ROM、53……比較器、54……AND回路、G
〜Gn……ゲート回路、R〜Rn……発熱用抵抗体、
〜Tn……トランジスタ。
フロントページの続き (72)発明者 宮崎 健一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 高橋 利典 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 北村 宏記 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 新屋 忠雄 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 溝口 豊 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−286765(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラインサーマルヘッドを構成する複数個一
    列に配設された発熱用抵抗体に個々に流す各電流の時間
    を、前記発熱用抵抗体により転写すべきインクの濃度に
    対応した濃度データに応じて個々に制御する感熱転写階
    調制御装置において、 転写すべき画像入力データと前記濃度の一階調毎に順次
    増加する基準濃度データとの比較を行ない、前記濃度の
    一階調毎に、前記発熱用抵抗体への通電の可否を決める
    制御データを生成する制御データ生成手段と、 前記濃度の一階調毎に、前記ラインサーマルヘッドに供
    給される電源電圧の電圧降下量を検出して、電圧降下デ
    ータを生成出力する検出手段と、 前記電圧降下データに応じて記録濃度と前記濃度データ
    との関係が直線又は所定の曲線となるように設定された
    補正データがあらかじめ記憶されており、前記電圧降下
    データを供給されて一階調毎に前記補正データを出力す
    るメモリと、 前記メモリの出力と、一階調印字期間を一周期とし、順
    次増加する比較データとをレベル比較して、パルス幅が
    前記濃度の一階調毎に流す電流の時間を示し、一周期が
    一階調印字期間であり、かつ、一階調印字期間毎に断続
    するパルスを発生する比較手段と、 前記パルスと前記制御データとを供給され、前記パルス
    の前記パルス幅に応じた時間、前記発熱用抵抗体に電流
    を流す手段とを具備したことを特徴とする感熱転写階調
    制御装置。
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