JPH07112541A - 感熱転写記録における自動レイアウト機構 - Google Patents
感熱転写記録における自動レイアウト機構Info
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- JPH07112541A JPH07112541A JP28391093A JP28391093A JPH07112541A JP H07112541 A JPH07112541 A JP H07112541A JP 28391093 A JP28391093 A JP 28391093A JP 28391093 A JP28391093 A JP 28391093A JP H07112541 A JPH07112541 A JP H07112541A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱転写記録プリンタのサーマルヘッドに異
常が生じた時にこれを検知して所望の記録画像が得られ
るようにする。 【構成】 サーマルヘッド14における各発熱抵抗体の
異常検知手段(ヘッド切れ検知回路14)を設け、正常
な発熱抵抗体のみで所望の画像を記録するよう画像処理
回路15にて画像の印画位置を変える。異常発熱抵抗体
による印画方向のズジ状の濃度変化、印画抜けのない所
望の記録画像が得られる。
常が生じた時にこれを検知して所望の記録画像が得られ
るようにする。 【構成】 サーマルヘッド14における各発熱抵抗体の
異常検知手段(ヘッド切れ検知回路14)を設け、正常
な発熱抵抗体のみで所望の画像を記録するよう画像処理
回路15にて画像の印画位置を変える。異常発熱抵抗体
による印画方向のズジ状の濃度変化、印画抜けのない所
望の記録画像が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写記録プリンタ
のサーマルヘッドに異常が生じた時にこれを検知して所
望の記録画像が得られるようにした感熱転写記録におけ
る自動レイアウト機構に関する。
のサーマルヘッドに異常が生じた時にこれを検知して所
望の記録画像が得られるようにした感熱転写記録におけ
る自動レイアウト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に感熱転写記録プリンタとしては溶
融転写方式と昇華転写方式とがあり、このうち昇華転写
方式の方が階調表現に適しており、その転写機構は例え
ば図7に示すようなものである。
融転写方式と昇華転写方式とがあり、このうち昇華転写
方式の方が階調表現に適しており、その転写機構は例え
ば図7に示すようなものである。
【0003】転写フィルム(熱転写シート)21は、耐
熱滑性層21a、転写ベース材21b、昇華転写層21
cを、塗工材の基材への接着を良くするためにプライマ
を介在させて積層したものである。なお、易接着処理を
施したフィルムでもよい。耐熱滑性層21aとしては、
ポリビニールブチラール、ポリイソシアネート、りん酸
エステルの混合物、転写ベース材21bとしてはポリエ
チレンテレフタレート、ポリイミド等、昇華転写層21
cとしては、インドアニリン系、ピラゾロン系、アゾ系
等の昇華性染料、ポリビニールアセタール、セルロース
系等のバインダーからなっている。
熱滑性層21a、転写ベース材21b、昇華転写層21
cを、塗工材の基材への接着を良くするためにプライマ
を介在させて積層したものである。なお、易接着処理を
施したフィルムでもよい。耐熱滑性層21aとしては、
ポリビニールブチラール、ポリイソシアネート、りん酸
エステルの混合物、転写ベース材21bとしてはポリエ
チレンテレフタレート、ポリイミド等、昇華転写層21
cとしては、インドアニリン系、ピラゾロン系、アゾ系
等の昇華性染料、ポリビニールアセタール、セルロース
系等のバインダーからなっている。
【0004】また受像紙(被熱転写シート)22は、受
像層22b、受像紙ベース材22aをプライマを介在さ
せて積層したもので、受像層22bは飽和ポリエステ
ル、塩化ビニール等、ベース材22aは合成紙、発泡ポ
リエステル、発泡ポリプロピレン等、裏面層はバイン
ダ、滑剤、塗工剤等からそれぞれなっている。また、塩
化ビニル樹脂自身を受容層としてもよい。
像層22b、受像紙ベース材22aをプライマを介在さ
せて積層したもので、受像層22bは飽和ポリエステ
ル、塩化ビニール等、ベース材22aは合成紙、発泡ポ
リエステル、発泡ポリプロピレン等、裏面層はバイン
ダ、滑剤、塗工剤等からそれぞれなっている。また、塩
化ビニル樹脂自身を受容層としてもよい。
【0005】プラテンローラ23とサーマルヘッド24
の間に転写フィルム21と受像紙22を圧接し、サーマ
ルヘッド24を転写フィルム21の耐熱滑性層21aが
設けられた面に当接して加熱することにより、昇華転写
染料を加熱移行させ、受像層22bに付着させて染め付
ける。昇華転写記録装置は、加えた熱量だけ染料が受像
層22bへ移るので、各画素ドット毎に熱量に応じた階
調の記録ができる。
の間に転写フィルム21と受像紙22を圧接し、サーマ
ルヘッド24を転写フィルム21の耐熱滑性層21aが
設けられた面に当接して加熱することにより、昇華転写
染料を加熱移行させ、受像層22bに付着させて染め付
ける。昇華転写記録装置は、加えた熱量だけ染料が受像
層22bへ移るので、各画素ドット毎に熱量に応じた階
調の記録ができる。
【0006】このような昇華転写方式による感熱転写記
録プリンタは、例えば、画素単位で8ビットの多値デー
タを基に、対応するサーマルヘッドの発熱抵抗体に印加
するパルスの回数によって階調(濃度)を制御してい
る。この階調制御の例について図8を参照して概略説明
する。
録プリンタは、例えば、画素単位で8ビットの多値デー
タを基に、対応するサーマルヘッドの発熱抵抗体に印加
するパルスの回数によって階調(濃度)を制御してい
る。この階調制御の例について図8を参照して概略説明
する。
【0007】例えば、ホストコンピュータ等外部機器よ
りI/F1を介して入力された画像データはバッファメ
モリ2に書き込まれる。バッファメモリ2に書き込まれ
たデータはサーマルヘッド制御回路3により1ラインず
つ読み込まれ、各画素毎に順次1〜255までの値と比
較される。まず、各画素の濃度データと「1」とが比較
され、「1」と等しいか「1」よりも大きい濃度データ
についてはその位置に「1」が、「1」よりも小さい濃
度データについてはその位置に「0」が配置された1ラ
イン分の各画素についてのパルス列が出力される。
りI/F1を介して入力された画像データはバッファメ
モリ2に書き込まれる。バッファメモリ2に書き込まれ
たデータはサーマルヘッド制御回路3により1ラインず
つ読み込まれ、各画素毎に順次1〜255までの値と比
較される。まず、各画素の濃度データと「1」とが比較
され、「1」と等しいか「1」よりも大きい濃度データ
についてはその位置に「1」が、「1」よりも小さい濃
度データについてはその位置に「0」が配置された1ラ
イン分の各画素についてのパルス列が出力される。
【0008】即ち、サーマルヘッド制御回路3からの出
力は、「1」よりも大きいか「1」と等しい濃度データ
の位置に「1」が、その他の位置には「0」が配置され
ることになる。このパルス列はタイミング制御されてサ
ーマルヘッド4内のシフトレジスタ41にセットされ
る。ラッチ回路42はサーマルヘッド制御回路3からの
ラッチ信号によってシフトレジスタ41内のデータをラ
ッチする。ゲート回路43に対してイネーブル信号が与
えられている期間、ラッチ回路42のビットのうち
「1」をラッチしたビットに対応した発熱抵抗体44の
みが選択的に駆動されて発熱し記録が行われる。次い
で、サーマルヘッド制御回路3は転写データと「2」と
を比較し、濃度データが「2」と等しいか大きい濃度デ
ータについてはその位置に「1」を、「2」よりも小さ
い濃度データについてはその位置に「0」が配置された
1ライン分の各画素についてのパルス列を出力する。こ
うしてサーマルヘッド制御回路3から出力されたパルス
列は、タイミング制御されてシフトレジスタ41にセッ
トされ、ラッチ回路42によってラッチされ、前述した
のと同様にラッチ回路42のビットのうち「1」がセッ
トされているビットに対応した発熱抵抗体44が駆動さ
れ記録が行われる。以下、比較値が最大濃度データ「2
55」になるまで同様の動作が繰り返され1ラインの転
写が終了する。
力は、「1」よりも大きいか「1」と等しい濃度データ
の位置に「1」が、その他の位置には「0」が配置され
ることになる。このパルス列はタイミング制御されてサ
ーマルヘッド4内のシフトレジスタ41にセットされ
る。ラッチ回路42はサーマルヘッド制御回路3からの
ラッチ信号によってシフトレジスタ41内のデータをラ
ッチする。ゲート回路43に対してイネーブル信号が与
えられている期間、ラッチ回路42のビットのうち
「1」をラッチしたビットに対応した発熱抵抗体44の
みが選択的に駆動されて発熱し記録が行われる。次い
で、サーマルヘッド制御回路3は転写データと「2」と
を比較し、濃度データが「2」と等しいか大きい濃度デ
ータについてはその位置に「1」を、「2」よりも小さ
い濃度データについてはその位置に「0」が配置された
1ライン分の各画素についてのパルス列を出力する。こ
うしてサーマルヘッド制御回路3から出力されたパルス
列は、タイミング制御されてシフトレジスタ41にセッ
トされ、ラッチ回路42によってラッチされ、前述した
のと同様にラッチ回路42のビットのうち「1」がセッ
トされているビットに対応した発熱抵抗体44が駆動さ
れ記録が行われる。以下、比較値が最大濃度データ「2
55」になるまで同様の動作が繰り返され1ラインの転
写が終了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した如き感熱転写
記録プリンタに使用されるサーマルヘッドは、使用中に
様々な原因により、発熱抵抗体の抵抗値が高くなったり
断線したりする場合があり、このような事態になった時
には印画方向にスジ状の濃度変化、印画抜けが生じてし
まい、所望の画像が記録できない。このため、無駄な印
画が続行され、熱転写シート及び被熱転写シートの消耗
が増えてしまうという問題点があった。
記録プリンタに使用されるサーマルヘッドは、使用中に
様々な原因により、発熱抵抗体の抵抗値が高くなったり
断線したりする場合があり、このような事態になった時
には印画方向にスジ状の濃度変化、印画抜けが生じてし
まい、所望の画像が記録できない。このため、無駄な印
画が続行され、熱転写シート及び被熱転写シートの消耗
が増えてしまうという問題点があった。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、感熱転写記録プリンタのサーマルヘッ
ドに異常が生じた時にこれを検知して所望の記録画像が
得られるようにした感熱転写記録における自動レイアウ
ト機構を提供することを目的とする。
れたものであり、感熱転写記録プリンタのサーマルヘッ
ドに異常が生じた時にこれを検知して所望の記録画像が
得られるようにした感熱転写記録における自動レイアウ
ト機構を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動レイアウト機構は、少なくとも、熱転
写シート及び被熱転写シートを搬送するそれぞれの搬送
手段と、少なくともプラテンローラと複数の発熱抵抗体
が画像情報に応じて発熱し被熱転写シート上に画像を記
録するためのサーマルヘッドからなり、熱転写シートと
被熱転写シートをプラテンローラとサーマルヘッドの間
に圧接して、熱転写シート上に設けられた色材層中の色
材を被熱転写シートに転写する印画機構部と、サーマル
ヘッドに画像データを転送するサーマルヘッド駆動手段
を備えた感熱転写記録プリンタにおいて、サーマルヘッ
ドの各発熱抵抗体の異常検知手段を設け、異常が検知さ
れた際に正常な発熱抵抗体のみで所望の画像を記録する
よう画像の印画位置を変えることを特徴としている。
に、本発明の自動レイアウト機構は、少なくとも、熱転
写シート及び被熱転写シートを搬送するそれぞれの搬送
手段と、少なくともプラテンローラと複数の発熱抵抗体
が画像情報に応じて発熱し被熱転写シート上に画像を記
録するためのサーマルヘッドからなり、熱転写シートと
被熱転写シートをプラテンローラとサーマルヘッドの間
に圧接して、熱転写シート上に設けられた色材層中の色
材を被熱転写シートに転写する印画機構部と、サーマル
ヘッドに画像データを転送するサーマルヘッド駆動手段
を備えた感熱転写記録プリンタにおいて、サーマルヘッ
ドの各発熱抵抗体の異常検知手段を設け、異常が検知さ
れた際に正常な発熱抵抗体のみで所望の画像を記録する
よう画像の印画位置を変えることを特徴としている。
【0012】
【作用】上述の構成からなる本発明の自動レイアウト機
構は、サーマルヘッドにおける発熱抵抗体の抵抗値が増
大したり断線が発生した場合に、当該発熱抵抗体による
印画を避けるように画像の印画位置を変えるので、異常
発生後も濃度変化や印画抜けのない所望の画像を記録す
ることができる。
構は、サーマルヘッドにおける発熱抵抗体の抵抗値が増
大したり断線が発生した場合に、当該発熱抵抗体による
印画を避けるように画像の印画位置を変えるので、異常
発生後も濃度変化や印画抜けのない所望の画像を記録す
ることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の自動レイアウト機構を説明す
るためのブロック図であり、図8に示した従来例と比べ
れば分かるように、I/F11、バッファメモリ12、
サーマルヘッド制御回路13、サーマルヘッド14に加
えて、ヘッド切れ検知回路15、画像処理回路16、印
字機構制御回路17が設けられている。
るためのブロック図であり、図8に示した従来例と比べ
れば分かるように、I/F11、バッファメモリ12、
サーマルヘッド制御回路13、サーマルヘッド14に加
えて、ヘッド切れ検知回路15、画像処理回路16、印
字機構制御回路17が設けられている。
【0014】ヘッド切れ検知回路15は、例えばサーマ
ルヘッドにおける各発熱抵抗体の抵抗値を測定する抵抗
値測定手段及び抵抗値異常判別手段を備え、測定した抵
抗値と予め設定した基準値及び隣接する発熱抵抗体同士
の抵抗値をそれぞれ比較し、比較結果に基づいて異常を
検知するなどして、異常が発生した発熱抵抗体位置を画
像処理回路16へ入力する。図2はこのヘッド切れ検知
回路15における抵抗値測定回路を示す図である。
ルヘッドにおける各発熱抵抗体の抵抗値を測定する抵抗
値測定手段及び抵抗値異常判別手段を備え、測定した抵
抗値と予め設定した基準値及び隣接する発熱抵抗体同士
の抵抗値をそれぞれ比較し、比較結果に基づいて異常を
検知するなどして、異常が発生した発熱抵抗体位置を画
像処理回路16へ入力する。図2はこのヘッド切れ検知
回路15における抵抗値測定回路を示す図である。
【0015】サーマルヘッド100には、複数の発熱抵
抗体と各発熱抵抗体を駆動制御する回路が内蔵されてお
り、駆動用電源113から電源供給され、クロック発生
回路110で発生させたクロックに同期して駆動され
る。データ発生回路109は1つの発熱抵抗体のみ発熱
させるデータを発生させて転送し、ラッチ発生回路11
1は、サーマルヘッドに転送されたデータをラッチする
ラッチ信号を発生する。ラッチしたビットに対応する発
熱抵抗体は、イネーブル信号発生回路112からのイネ
ーブル信号が与えられている期間、選択的に駆動されて
発熱する。これらデータ発生回路109、ラッチ発生回
路111、イネーブル信号発生回路112はクロック発
生回路110からのクロックに同期して抵抗値測定用制
御回路108で制御されている。
抗体と各発熱抵抗体を駆動制御する回路が内蔵されてお
り、駆動用電源113から電源供給され、クロック発生
回路110で発生させたクロックに同期して駆動され
る。データ発生回路109は1つの発熱抵抗体のみ発熱
させるデータを発生させて転送し、ラッチ発生回路11
1は、サーマルヘッドに転送されたデータをラッチする
ラッチ信号を発生する。ラッチしたビットに対応する発
熱抵抗体は、イネーブル信号発生回路112からのイネ
ーブル信号が与えられている期間、選択的に駆動されて
発熱する。これらデータ発生回路109、ラッチ発生回
路111、イネーブル信号発生回路112はクロック発
生回路110からのクロックに同期して抵抗値測定用制
御回路108で制御されている。
【0016】そして、サーマルヘッド100には、定電
圧電源101よりVH 、VL 端子から一定電圧が供給さ
れ、発熱抵抗体を通して流れる電流は電流測定器102
で測定され、差動増幅器103で増幅し、レベルシフト
回路104で所定の電圧レベルに調整される。レベルシ
フトされた信号は、クロック発生回路110からのクロ
ックに同期した抵抗値測定用制御回路108からのサン
プリングタイミング信号で駆動されるA/D変換器10
5でデジタル信号に変換され、バッファメモリ106に
取り込まれ、ROM107に予め設定記録されている基
準値と比較される。
圧電源101よりVH 、VL 端子から一定電圧が供給さ
れ、発熱抵抗体を通して流れる電流は電流測定器102
で測定され、差動増幅器103で増幅し、レベルシフト
回路104で所定の電圧レベルに調整される。レベルシ
フトされた信号は、クロック発生回路110からのクロ
ックに同期した抵抗値測定用制御回路108からのサン
プリングタイミング信号で駆動されるA/D変換器10
5でデジタル信号に変換され、バッファメモリ106に
取り込まれ、ROM107に予め設定記録されている基
準値と比較される。
【0017】抵抗値の測定は次のように行われる。ま
ず、データ発生回路109で1つの発熱抵抗体のみ発熱
させるデータを発生させてサーマルヘッド100に転送
し、ラッチ発生回路111からのラッチ信号でラッチを
かけ、このときサーマルヘッド100にイネーブル信号
発生回路112からのイネーブル信号を与えて着目する
発熱抵抗体のみ発熱させる。この時に流れる電流を電流
測定器102で測定し、増幅、レベル調整した後、サン
プリングしてA/D変換し、測定値をバッファメモリ1
06に書き込む。そして、データ発生回路109で各発
熱抵抗体を発熱させるデータを順次発生させ、そのとき
の各測定値を順次バッファメモリ106に書き込むこと
により、全発熱抵抗体の抵抗値を測定する。
ず、データ発生回路109で1つの発熱抵抗体のみ発熱
させるデータを発生させてサーマルヘッド100に転送
し、ラッチ発生回路111からのラッチ信号でラッチを
かけ、このときサーマルヘッド100にイネーブル信号
発生回路112からのイネーブル信号を与えて着目する
発熱抵抗体のみ発熱させる。この時に流れる電流を電流
測定器102で測定し、増幅、レベル調整した後、サン
プリングしてA/D変換し、測定値をバッファメモリ1
06に書き込む。そして、データ発生回路109で各発
熱抵抗体を発熱させるデータを順次発生させ、そのとき
の各測定値を順次バッファメモリ106に書き込むこと
により、全発熱抵抗体の抵抗値を測定する。
【0018】次いで、各発熱抵抗体に関して、 ROM107に記録されている基準値と比較して、所
定値以上に変化していないか否か 且つ発熱抵抗体の測定値が、隣接する発熱抵抗体の測
定値と所定値以上変化していないか否か を検査する。、のどちらかに該当する場合には、当
該発熱抵抗体に異常が発生したと判断し、ヘッド切れ信
号を図1の画像処理回路16へ入力する。
定値以上に変化していないか否か 且つ発熱抵抗体の測定値が、隣接する発熱抵抗体の測
定値と所定値以上変化していないか否か を検査する。、のどちらかに該当する場合には、当
該発熱抵抗体に異常が発生したと判断し、ヘッド切れ信
号を図1の画像処理回路16へ入力する。
【0019】なお、上記説明ではサーマルヘッドに定電
圧電源より一定電圧を供給するようにしたが、定電流電
源で一定電流を供給し、VH 、VL 端子間の電圧を測定
するようにしてもよい。また、測定用の電源は印字用の
電源と共用してもよく、別に準備しておいて切り替え使
用するようにしてもよい。また、レベルシフトは、測定
する抵抗値のレンジに合わせて適宜の値を用いればよ
く、またクロック発生回路、ラッチ回路、イネーブル信
号発生回路は印字用の回路と共用してもよいし、別に準
備しておいて切り替え使用するようにしてもよい。
圧電源より一定電圧を供給するようにしたが、定電流電
源で一定電流を供給し、VH 、VL 端子間の電圧を測定
するようにしてもよい。また、測定用の電源は印字用の
電源と共用してもよく、別に準備しておいて切り替え使
用するようにしてもよい。また、レベルシフトは、測定
する抵抗値のレンジに合わせて適宜の値を用いればよ
く、またクロック発生回路、ラッチ回路、イネーブル信
号発生回路は印字用の回路と共用してもよいし、別に準
備しておいて切り替え使用するようにしてもよい。
【0020】ヘッド切れ検知信号が入力された画像処理
回路16では、異常発熱抵抗体を使用しないで最も効率
よく印画できるレイアウトを算出し、それに基づいた画
像信号をバッファメモリ12に配置する。また同時に、
それに基づいた印画制御信号を印字機構制御回路17に
入力し、熱転写シート用モータやプラテンローラなどの
制御を変更する。なお、ヘッド切れ検知回路15からの
ヘッド切れ検知信号をI/F11を介してホストコンピ
ュータへ戻す方式を採用してもよい。
回路16では、異常発熱抵抗体を使用しないで最も効率
よく印画できるレイアウトを算出し、それに基づいた画
像信号をバッファメモリ12に配置する。また同時に、
それに基づいた印画制御信号を印字機構制御回路17に
入力し、熱転写シート用モータやプラテンローラなどの
制御を変更する。なお、ヘッド切れ検知回路15からの
ヘッド切れ検知信号をI/F11を介してホストコンピ
ュータへ戻す方式を採用してもよい。
【0021】次に、図3に示す4つの印画位置a1 〜a
4 に2×2コマの4枚組み証明写真を印画する場合を例
に採ってレイアウトの変更例について説明する。異常発
熱抵抗体が例えば図3ののように主走査方向に2コマ
並ぶ画像間の非印画領域に近い位置に発生した場合、図
4に示す如く2×2コマのまま画像間の非印画領域に異
常発熱抵抗体がくるように左へシフトして印画位置b1
〜b4 で印画を行う。図3ののように非印画領域から
離れた位置に発生した場合には、図5に示すように左側
のみで1×4コマの印画を行うよう並び変えて印画位置
c1 〜c4 で印画する。また、図3ので示す位置に発
生した場合、図6に示すように右側のみで1×4コマの
印画を行うよう並び変えて印画位置d1 〜d4 で印画す
る。図3の(又は)で示す位置に異常が発生した場
合であって、熱転写シートの1色当りの送り方向の長さ
が図4のLのように2画面分になっている時は、図5の
c1 とc2 (又は図6のd1 とd2 )をまず画像形成し
た後、被熱転写シートを排紙することなく、c3 とc4
(又は図6のd3 とd4 )を形成するように印字機構制
御回路を機能させる。このように印画位置を変えること
で、異常発熱抵抗体の印画方向に沿った部分が画像の部
分から除外され、所望の画像が記録されることになる。
4 に2×2コマの4枚組み証明写真を印画する場合を例
に採ってレイアウトの変更例について説明する。異常発
熱抵抗体が例えば図3ののように主走査方向に2コマ
並ぶ画像間の非印画領域に近い位置に発生した場合、図
4に示す如く2×2コマのまま画像間の非印画領域に異
常発熱抵抗体がくるように左へシフトして印画位置b1
〜b4 で印画を行う。図3ののように非印画領域から
離れた位置に発生した場合には、図5に示すように左側
のみで1×4コマの印画を行うよう並び変えて印画位置
c1 〜c4 で印画する。また、図3ので示す位置に発
生した場合、図6に示すように右側のみで1×4コマの
印画を行うよう並び変えて印画位置d1 〜d4 で印画す
る。図3の(又は)で示す位置に異常が発生した場
合であって、熱転写シートの1色当りの送り方向の長さ
が図4のLのように2画面分になっている時は、図5の
c1 とc2 (又は図6のd1 とd2 )をまず画像形成し
た後、被熱転写シートを排紙することなく、c3 とc4
(又は図6のd3 とd4 )を形成するように印字機構制
御回路を機能させる。このように印画位置を変えること
で、異常発熱抵抗体の印画方向に沿った部分が画像の部
分から除外され、所望の画像が記録されることになる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感熱転写記録プリンタのサーマルヘッドに異常が発生し
た場合に、異常発熱抵抗体を使用せず正常な発熱抵抗体
のみで画像の記録が行えるように画像のレイアウトが変
わるので、異常発生後も所望の画像を連続して記録する
ことができ、したがって熱転写シート及び被熱転写シー
トの無駄を少なくすることが可能となる。特に、感熱転
写記録プリンタを無人の撮影ボックスに配置した場合、
印画不良の発生によるクレームをなくすことができる。
感熱転写記録プリンタのサーマルヘッドに異常が発生し
た場合に、異常発熱抵抗体を使用せず正常な発熱抵抗体
のみで画像の記録が行えるように画像のレイアウトが変
わるので、異常発生後も所望の画像を連続して記録する
ことができ、したがって熱転写シート及び被熱転写シー
トの無駄を少なくすることが可能となる。特に、感熱転
写記録プリンタを無人の撮影ボックスに配置した場合、
印画不良の発生によるクレームをなくすことができる。
【図1】本発明の自動レイアウト機構を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】ヘッド切れ検知回路における抵抗値測定回路を
示す図である。
示す図である。
【図3】異常の発生した発熱抵抗体の位置を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】画像のレイアウトの変更例を示す図である。
【図5】画像のレイアウトの変更例を示す図である。
【図6】画像のレイアウトの変更例を示す図である。
【図7】昇華転写方式の転写機構を示す図である。
【図8】サーマルヘッドの制御方法を説明するための図
である。
である。
11 I/F 12 バッファメモリ 13 サーマルヘッド制御回路 14 サーマルヘッド 15 ヘッド切れ検知回路 16 画像処理回路 17 印字機構制御回路 21 熱転写シート 22 被熱転写シート 23 プラテンローラ 24 サーマルヘッド a1 〜a4 ,b1 〜b4 ,c1 〜c4 ,d1 〜d4 印
画位置
画位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 114 A
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも、熱転写シート及び被熱転写
シートを搬送するそれぞれの搬送手段と、少なくともプ
ラテンローラと複数の発熱抵抗体が画像情報に応じて発
熱し被熱転写シート上に画像を記録するためのサーマル
ヘッドからなり、熱転写シートと被熱転写シートをプラ
テンローラとサーマルヘッドの間に圧接して、熱転写シ
ート上に設けられた色材層中の色材を被熱転写シートに
転写する印画機構部と、サーマルヘッドに画像データを
転送するサーマルヘッド駆動手段を備えた感熱転写記録
プリンタにおいて、サーマルヘッドの各発熱抵抗体の異
常検知手段を設け、異常が検知された際に正常な発熱抵
抗体のみで所望の画像を記録するよう画像の印画位置を
変えることを特徴とする感熱転写記録における自動レイ
アウト機構。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28391093A JPH07112541A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 感熱転写記録における自動レイアウト機構 |
EP94108093A EP0626611B1 (en) | 1993-05-25 | 1994-05-25 | Photographing box |
US08/248,977 US5805780A (en) | 1993-05-25 | 1994-05-25 | Photographing box |
DE69419826T DE69419826T2 (de) | 1993-05-25 | 1994-05-25 | Photographische Kabine |
US09/099,780 US6118545A (en) | 1993-05-25 | 1998-06-19 | Photographing box |
US09/607,924 US6373512B1 (en) | 1993-05-25 | 2000-06-30 | Photographing box |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28391093A JPH07112541A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 感熱転写記録における自動レイアウト機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07112541A true JPH07112541A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17671777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28391093A Pending JPH07112541A (ja) | 1993-05-25 | 1993-10-19 | 感熱転写記録における自動レイアウト機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07112541A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009160808A (ja) * | 2008-01-04 | 2009-07-23 | Toshiba Tec Corp | プリンタ装置 |
CN111959129A (zh) * | 2020-08-04 | 2020-11-20 | 厦门汉印电子技术有限公司 | 打印头的坏点检测方法、装置及热敏打印机 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP28391093A patent/JPH07112541A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009160808A (ja) * | 2008-01-04 | 2009-07-23 | Toshiba Tec Corp | プリンタ装置 |
CN111959129A (zh) * | 2020-08-04 | 2020-11-20 | 厦门汉印电子技术有限公司 | 打印头的坏点检测方法、装置及热敏打印机 |
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