JPH0647104Y2 - 落し棒のがたつき防止構造 - Google Patents

落し棒のがたつき防止構造

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JPH0647104Y2
JPH0647104Y2 JP4225790U JP4225790U JPH0647104Y2 JP H0647104 Y2 JPH0647104 Y2 JP H0647104Y2 JP 4225790 U JP4225790 U JP 4225790U JP 4225790 U JP4225790 U JP 4225790U JP H0647104 Y2 JPH0647104 Y2 JP H0647104Y2
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JP
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drop
guide
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drop rod
insertion hole
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JP4225790U
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Inventor
真一 八幡
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、門扉などの各種扉に取り付けられて、当該
扉を施錠するのに利用される落し錠に係わり、さらに詳
しくは落し棒とホルダとの間のがたつきを解消する落し
棒のがたつき防止構造に関するものである。 (従来の技術) 従来、上記のような落し錠としては、例えば第11図ない
し第13図に示すものがあった。 すなわち、第11図に示す門扉100は、錠側竪框101内の下
方位置に落し錠102を設けており、アルミニウム形材か
らなる落し棒ガイド103に上下動自在に保持された落し
棒104を地面に設けた受け金具内に落し込むことによっ
て当該門扉100を施錠するようにしていた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来の落し錠102にあってては、第1
2図および第13図に示すように、前記落し棒104が該落し
棒104の長さに概略等しい落し棒ガイド103内に収容され
て上下動するようになっており落し棒104に多少の曲が
りが生じた場合にも当該落し棒104が落し棒ガイド103内
を円滑に摺動するように、前記落し棒ガイド103と落し
棒104との間に適当なクリアランスが設けてあるために
落し棒104が落し棒ガイド103の中でがたつくという問題
点があり、とくに大型形材門扉においては、落し棒104
が落してある場合に落し棒104のがたつき音が大きく反
響して製品の品質上の課題となっていた。 (考案の目的) 本考案は、従来の落し錠における上記課題に着目してな
されたものであって、落し棒の上下動が円滑にでき、し
かも落し棒ホルダとの間でがたつきが生じることのない
落し棒のがたつき防止構造を提供することを目的として
いる。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) 本考案に係わる落し棒のがたつき防止構造は、落し棒
と、扉に取り付けられて前記落し棒の上下動を案内する
上部ガイドと、前記上部ガイドの下方に所定の間隔をお
いて取り付けられ、前記落し棒の外径寸法と略同一の内
径寸法を有し上下方向に貫通する落し棒挿通孔を備えた
下部ガイドとからなる落し錠において、前記下部ガイド
にはおねじ部を設け、前記落し棒挿通孔が前記おねじ部
を軸方向に貫通する中空ボルト状となし、扉の下端部に
設けた下部ガイド取付孔に挿通したおねじ部にナット部
材を螺着することによって当該下部ガイドを取り付ける
と共に、前記下部ガイドの落し棒挿通孔の内周面には複
数の凸条部を軸方向に沿って設け、さらに前記落し棒挿
通孔の上端部および前記落し棒の下端部の少なくとも一
方に傾斜面を設け、それぞれ漏斗状ないし尖頭状にして
なる構成としたものであって、落し錠における上記構成
を前述の課題を解決するための手段としたことを特徴と
している。 (作用) 本考案に係わる落し棒のがたつき防止構造において、落
し棒は、上下に分割されそれぞれ所定の間隔をおいて扉
に取り付けられた上部ガイドおよび下部ガイドによって
保持されるようになっており、落し棒に比較的大きな曲
がりが生じた場合でもその最大変形部が落し棒ガイドに
当接する面積が小さくなるので摩擦抵抗が少なくなり落
し棒の上下動が円滑なものとなる。また、下部ガイドに
設けた落し棒挿通孔の内径寸法を落し棒の外径寸法と略
同一にすると共に、前記落し棒挿通孔の内周面には上下
方向に複数の凸条部が設けてあり、この凸条部分で落し
棒と当接するようにしてあるので下部ガイドとの間の落
し棒のがたつきが抑えられると共に摩擦抵抗が減少する
ようになっている。さらに、前記下部ガイドの落し棒挿
通孔の入口側上端部および落し棒の下端部の一方または
双方には傾斜面を設けて挿通孔は漏斗状に、落し棒は尖
頭状にしてあるので、落し棒に曲がりがある場合や落し
棒の中心と落し棒挿通孔の中心とがずれて組立てられた
場合にも落し棒の挿通が容易かつ円滑となり、これによ
って落し棒のがたつきがさらに減少する結果にもなる。 (実施例) 以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 第1図ないし第7図は、本考案に係わる落し棒のがたつ
き防止構造の一実施例を示すものであって、本考案に係
わる落し棒のがたつき防止構造を備えた落し錠1は、第
1図に示す門扉10の錠側竪框11の下方位置に取り付けら
れている。 前記落し錠1は、落し棒2と、第2図に示す形状のアル
ミニウム形材からなる上部ガイド3と、第3図(a)
(b)に示す、この実施例では合成樹脂製の下部ガイド
4とから主に構成されており、前記上部ガイド3は、第
5図の縦断面図および第6図の横断面図に示すように、
前記錠側竪框11の敷地側見付面の内部側に取り付けら
れ、ガイド孔3a内に落し棒2を上下動自在に収容してい
る。 この実施例では、前記落し棒2は、下端部に傾斜面2aを
設けて尖頭状にしていると共に、上端近傍部につまみ部
2bを備え、前記竪框11および落し棒台座5に設けたスロ
ット11aおよび5aから突出させた前記つまみ部2bを上下
動させることによって当該落し棒2を前記上部ガイド3
および後述する下部ガイド4内で摺動させるようになっ
ており、つまみ部2aを押し下げ、当該落し棒2の下端部
を地面に設置した図示しない受け金具内に落し込むと共
に落し棒ストッパー6を締め付けることによって門扉10
を施錠するようになっている。 前記下部ガイド4は、第3図(a)(b)に示すよう
に、おねじ部4aと該おねじ部4aを軸方向に貫通する落し
棒挿通孔4bを備えた中空ボルト状のものであって、前記
落し棒挿通孔4bの内径は前記落し棒2の外径寸法と略同
一であり、その内周面には、この実施例では24本の凸条
部4cが上下方向(軸方向)に形成してある。そして当該
下部ガイド4は、第5図および第7図に示すように、前
記竪框11の下端部に装着された竪框キャップ7に設けた
下部ガイド取付孔7aに当該下部ガイド4のおねじ部4aを
挿通したうえで、前記おねじ部4aに螺合するめねじ部8a
を有するナット部材8によって前記竪框キャップ7に螺
着さており、前記上部ガイド3から所定の間隔をおいて
竪框11の下端部に取り付けられている。 前記ナット部材は、第4図(a)(b)にも示すよう
に、前述のめねじ部8(a)を備えた合成樹脂製のリン
グ状のもので、その周囲には締め付けを容易にするため
にローレット部8bを備えている。 このように構成された落し錠1は、落し棒2が間隔をお
いて竪框11に取り付けられた上部ガイド3および下部ガ
イド4によって上下動自在に保持されているため、前記
落し棒2に比較的大きな曲がりが生じた場合でも、従来
の落し錠のように長尺の落し棒ガイドを用いたときにく
らべて落し棒2と上部ガイド3および下部ガイド4との
当接面積が小さくなって摩擦抵抗が少なくなるので、上
部ガイド3と落し棒2との間のクリアランスを小さくす
ることができ、上部ガイド3に対する落し棒2のがたつ
きを抑えることができる。 また、下部ガイド4の落し棒挿通孔4bは、その内径寸法
を落し棒2の外径寸法と略同一にすると共に、その内周
面に凸条部4cが設けてあるため、落し棒2と下部ガイド
4との間のがたつきと摩擦抵抗を減少させることができ
る。加えて、当該下部ガイド4はナット部材8との螺着
によって竪框11の下端部に取り付けられるようになって
いるため、取り付ける部材の肉厚が異っても強固に取り
付けることができ、この実施例では合成樹脂製となって
いるので、落し棒2との間のがたつき音を防止すること
ができる。 さらに、この実施例では落し棒2の下端部に傾斜面2aが
設けてあって尖頭状となっているため、落し棒2の中心
と落し棒挿通孔4aの中心とがずれて組立てられた場合や
落し棒2に曲がりが生じた場合でも落し棒2の挿通が容
易かつ円滑となるようになっており、これによって落し
棒2のがたつきがさらに少なくなる効果もある。なお、
この場合、前記落し棒挿通孔4bの上端部に傾斜面を設け
ることによって前記挿通孔4bの入口側を漏斗状にして落
し棒2の受け入れを円滑にするようにしてもよい。 第8図ないし第10図は、前記落し錠1をパネルタイプの
門扉20に取り付けた例を示すものであり、落し錠1を構
成する落し棒2,上部ガイド3および下部ガイド4は、第
8図に示す門扉20の表面パネル21内に設けた錠側竪框22
の内側に、第9図および第10図に示すように取り付けら
れている。 すなわち、落し棒2は、錠側竪框22の内側に前記実施例
と同様に取り付けられた上部ガイド3に保持され、前記
上部ガイド3のガイド孔3aと扉の下端部に取り付けられ
た下部ガイド4の落し棒挿通孔4b内を上下方向に摺動す
るようになっている。 前記下部ガイド4は、この例では第10図に示すように、
扉の下端部に装着された下框カバー9に設けた下部ガイ
ド取付孔9aに当該下部ガイド4のおねじ部4aを挿通し、
ナット部材8を螺着することによって前記下框カバー9
に固定されており、前記実施例と全く同様の作用効果を
発揮するものである。
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案に係わる落し棒のがた
つき防止構造においては、落し棒が所定の間隔をおいて
扉に取り付けられた上部ガイドおよび下部ガイドによっ
て保持され、その上下動を案内されるようになっている
ため、落し棒と上部および下部ガイドとの当接面積が小
さくなり、落し棒に比較的大きな曲がりが生じた場合で
も摩擦抵抗が少なくなるので上部ガイドと落し棒との間
のクリアランスを小さくすることができ、下部ガイドの
落し棒挿通孔の内径が落し棒の外径と略同一になってい
ると共に、前記挿通孔の内周面には複数の凸条部が設け
てあって、この凸条部で落し棒と当接するようになって
いるので、落し棒と前記上部および下部ガイドとの間の
がたつきと摩擦抵抗を抑えることがえき、落し棒の上下
動を円滑に行うことができるという優れた効果がもたら
される。また、前記下部ガイドはナット部材との螺着に
よって扉の下端部の取付孔に固定されるようになってい
るため、取り付ける部材の肉厚が異っても強固に取り付
けることができると共に、当該下部ガイドの落し棒挿通
孔の上端部および落し棒の下端部の少なくとも一方には
傾斜面が設けられ、挿通孔は漏斗状に、落し棒は尖頭状
にしてあるので落し棒に曲がりがある場合や落し棒の組
立てにずれが生じた場合にも落し棒の挿通が容易かつ円
滑になるという効果をも得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる落し棒のがたつき
防止構造を備えた落し錠を取り付けた門扉を示す外観
図、第2図はこの考案の前記実施例における上部ガイド
の形状を示す斜視図、第3図(a)および(b)は前記
実施例における下部ガイドの形状を示すそれぞれ上面図
および正面図、第4図(a)および(b)は同じく前記
実施例において用いるナット部材の形状を示すそれぞれ
上面図および正面図、第5図および第6図は第1図に示
した門扉の落し錠取り付け部分におけるそれぞれ縦断面
図および横断面図、第7図は第5図の下部ガイド取り付
け部分の拡大図、第8図は前記実施例に係わる落し錠を
取り付けた他の門扉を示す外観図、第9図は第8図に示
した門扉の落し錠取り付け部分における横断面図、第10
図は第8図の下部ガイド取り付け部分の拡大断面図、第
11図は従来の落し錠を取り付けた門扉を示す外観図、第
12図および第13図は第11図にした門扉における落し錠取
り付け部分のそれぞれ縦断面図および横断面図である。 1…落し錠、 2…落し棒、 2a…傾斜面、 3…上部ガイド、 4…下部ガイド、 4a…おねじ部、 4b…落し棒挿通孔、 4c…凸条部、 7a,9a…下部ガイド取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】落し棒と、扉に取り付けられて前記落し棒
    の上下動を案内する上部ガイドと、前記上部ガイドの下
    方に所定の間隔をおいて取り付けられ、前記落し棒の外
    径寸法と略同一の内径寸法を有し上下方向に貫通する落
    し棒挿通孔を備えた下部ガイドとからなる落し錠におい
    て、前記下部ガイドにはおねじ部を設け、前記落し棒挿
    通孔が前記おねじ部を軸方向に貫通する中空ボルト状と
    なし、扉の下端部に設けた下部ガイド取付孔に挿通した
    おねじ部にナット部材を螺着することによって当該下部
    ガイドを取り付けると共に、前記下部ガイドの落し棒挿
    通孔の内周面には複数の凸条部を軸方向に沿って設け、
    さらに前記落し棒挿通孔の上端部および前記落し棒の下
    端部の少なくとも一方に傾斜面を設け、それぞれ漏斗状
    ないし尖頭状にしてなることを特徴とする落し棒のがた
    つき防止構造。
JP4225790U 1990-04-20 1990-04-20 落し棒のがたつき防止構造 Expired - Lifetime JPH0647104Y2 (ja)

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JPH041970U JPH041970U (ja) 1992-01-09
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