JPH0646929U - 射出圧縮成形装置 - Google Patents

射出圧縮成形装置

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JPH0646929U
JPH0646929U JP8504492U JP8504492U JPH0646929U JP H0646929 U JPH0646929 U JP H0646929U JP 8504492 U JP8504492 U JP 8504492U JP 8504492 U JP8504492 U JP 8504492U JP H0646929 U JPH0646929 U JP H0646929U
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實 大市
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮装置を、通常の射出成形機に対してその
まま装着することができる、簡単な構成の射出圧縮成形
装置を得る。 【構成】 圧縮装置32を、可動板16と可動金型14
の間に配設するベースブロック34内に内装する。圧縮
装置32は、ベースブロックの穴部34a内に固定的に
配設される圧縮シリンダ36と、この圧縮シリンダおよ
び前記穴部に対して摺動可能に配設される圧縮ピストン
38とからなる。シリンダは、その受圧部36aを台形
状に形成すると共に、2つの圧油供給口36c、36c
を設ける。ピストンは、シリンダ案内部36dおよびベ
ースブロック中央穴部34aに摺接する本体部38a
と、この本体部38aから突出してキャビティ穴部22
a内に嵌入するロッド部38bとから構成し、その中央
部には穴部38cを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、充填樹脂材料の圧縮装置を備えた、いわゆる射出圧縮成形装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、射出圧縮成形装置は、通常の射出成形機に対して圧縮装置を備え、金 型キャビティ内に充填された樹脂材料を所定の状態に圧縮することにより、成形 品の内部歪みを減少するように構成されている。従って、例えば光学レンズ等の ような高精度成形品の製造に賞用されている。
【0003】 そして、このような圧縮装置は、通常金型の内部に設けられる(例えば、特開 昭61ー229520号公報参照)か、あるいは可動板の内部に設けられる(例 えば、特開昭59ー9034号公報参照)構成からなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した形式の圧縮装置は、いずれも以下に述べるような難点 を有していた。
【0005】 すなわち、先ず前者(金型内装形)は、金型が固有となる(成形品の種類毎に 特定の金型が必要となる)ため、一方、後者(板内装形)は、射出成形機本体の 改造が必要となるため、両者共に、装置費用が増大する欠点を有していた。そし て、更に前記圧縮装置は、通常油圧シリンダピストン手段で構成されているが、 前記手段は、両者共に1個の圧油ポートを有するシリンダと、中実のピストンか ら構成されている。このため、ピストンの作動が、その推進力が全体的に平均化 されないために円滑を欠くと同時に、この作動時にピストンが傾斜し、また、樹 脂材料の射出ノズルまたは圧縮成形品の突き出しピンの装着が、ピストンにより 装着位置を制約されるために困難となる等の欠点を有していた。
【0006】 そこで、本考案の目的は、圧縮装置を、通常の射出成形機に対してそのまま、 すなわち金型を固有化することなく、あるいは射出成形機本体を改造することな く装着することができ、しかも簡単な構成の射出圧縮成形装置を提供することに ある。従って、また、本考案の目的は、圧縮成形にも一般成形にも同様に適用す ることができる射出圧縮成形装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
先の目的を達成するために、本考案に係る射出圧縮成形装置は、金型と可動板 もしくは金型と固定板の間に、金型キャビティ内のコアを押圧して充填樹脂材料 を圧縮成形する圧縮シリンダを内装したベースブロックを設けると共に、このベ ースブロックの前記圧縮シリンダのピストン中央部に、樹脂材料の射出ノズルま たは圧縮成形品の突き出しピンを貫通する穴部を設けることを特徴とする。
【0008】 この場合、圧縮シリンダの受圧部の形状は台形状に形成し、また圧縮シリンダ の圧油供給口は2個所に構成すると共に、これらをそれぞれ180°離間した対 称位置に配置することができる。
【0009】
【作用】
圧縮装置(油圧シリンダピストン手段)は、金型と板の間に設けられるベース ブロック内に内装されている。すなわち、圧縮装置は、金型を固有化することな く、あるいは射出成形機本体を改造することなく、言い換えれば、通常の射出成 形機に対してそのまま容易に装着することができる。
【0010】 また、圧縮装置のピストンは、その中央部に貫通穴部を有し、一方シリンダは 、その受圧部を台形状に形成すると共に、2つの圧油供給口を有する。従って、 ピストンの作動が円滑にかつ傾斜することなく行われると共に、射出ノズルまた は突き出しピンの装着も制約されることがない。
【0011】
【実施例】
次に、本考案に係る射出圧縮成形装置の実施例につき、添付図面を参照しなが ら以下詳細に説明する。
【0012】 先ず初めに、本考案の射出圧縮成形装置における圧縮装置(油圧シリンダピス トン手段)は、前述したように、通常の射出成形機に対してそのまま装着される 。そこで先ず、射出成形機そのものについて簡単に説明する。図1において、射 出成形機は、基本的には、固定金型10を取付ける固定板12と可動金型14を 取付ける可動板16とからなり、可動板16を型締めシリンダ18によりタイバ ー20を介して進退させることにより、両金型10、14を型締め(図示状態) および型開きするよう構成されている。なお、図中、参照符号22は、両金型1 0、14内に金型コア24を介して画定される金型キャビティを示し、参照符号 26は、成形品突き出しシリンダ28により操作される突き出しピンを示し、参 照符号30は、金型キャビティ22内へ溶融樹脂材料を充填する射出ノズルをそ れぞれ示す。
【0013】 しかるに、本考案においては、圧縮装置32は、板(この場合、可動板)と金 型(この場合、可動金型14)との間に配設されるベースブロック34内に内装 するよう構成される。なお、ベースブロック34は、図2にも示すように、可動 板16の略全面を覆い、そしてその中央部には可動金型14のキャビティ穴部2 2aより大きな穴部34aが形成されていると共に、可動金型14との対接面に は多数のタップ穴34bが穿設されて、大きさおよび種類の異なる金型でも固定 ボルト14aを介して容易に取り付け得るよう構成されている。
【0014】 そして、圧縮装置32は、基本的には、ベースブロック34の穴部34a内に 固定的に配設される圧縮シリンダ36と、この圧縮シリンダ36および前記穴部 34aに対して摺動可能に配設される圧縮ピストン38とから構成される。なお ここで、シリンダ36は、その受圧部36aの形状を台形状に形成して、軸方向 の厚みを短縮すると同時に軸方向案内部36dの長さを延長するよう構成されて いる。
【0015】 また、更にその受圧室36bに対して2つの圧油供給口36c、36c、すな わち分配器40(図2)を介してそれぞれ180°離間した対称位置に設け、前 記案内部36dの延長と協働することにより、ピストン38の作動を円滑にかつ 傾斜することなく、行わせるよう構成されている。
【0016】 なお、参照符号36e、36fは、ピストン38の後進(図において左進)用 の圧油供給口および受圧室を示す。
【0017】 一方、ピストン38は、シリンダ案内部36dおよびベースブロック中央穴部 34aに摺接する本体部38aと、この本体部38aから突出してキャビティ穴 部22a内に嵌入するロッド部38bとから形成され、そして、圧縮装置32の 圧縮作用下(ピストン38が前進した図示の状態)では、ロッド部頂面38b´ が金型コア24に対接し、一方圧縮装置32の非作用下(ピストン38が後進し た状態)では、本体部底面38a´が可動板16に対接するように構成されてい る。なお、ピストン38は、中央穴部38cを有する中空軸状に形成されており 、従って突き出しピン26の装着が妨げられることはない。
【0018】 このように構成した本考案の射出圧縮成形装置の作動は、前述した各構成部分 の説明から既に理解されるところであるが、改めて簡単に説明する。すなわち、 射出圧縮成形に際しては、先ず両板12、16上の両金型10、14が型締めシ リンダ18により型締めされて、それらの間に金型キャビティ22が形成され、 次いでこのキャビティ22内に射出ノズル30から溶融樹脂材料が充填される。 すると、圧縮装置32に対してその圧油供給口36c、36cから圧油が供給さ れ、圧縮ピストン38が圧縮作用位置(図示状態)に前進して金型コア24を所 定の状態に圧縮する。この時、ピストン38は傾斜することなく、円滑に作動す るので、樹脂材料が均一に圧縮され、成形品の内部歪みが確実に除去される。次 いで、所定の冷却時間の後、両金型10、14が型締めシリンダ18により型開 きされ、成形品が突き出しピン26により突き出され、そして最後に、圧縮装置 32が、その圧油供給口36eから圧油を供給されて、シリンダ本体部底面38 a´が可動板16に対接する非作用位置へ後退(図において左進)し、次の射出 圧縮成形に備えられる。
【0019】 このように、本考案によれば、射出圧縮成形を高品質で達成することができる 。しかも、本考案装置は、その圧縮装置を、通常の射出成形機に対してそのまま 、すなわち金型を固有化することなくあるいは射出成形機本体を改造することな く、装着することができる。しかも、この場合樹脂材料の射出ノズルあるいは圧 縮成形品の突き出しピンの装着が、妨げられることはない。従って、射出圧縮成 形装置を簡単かつ低コストに提供することができる。また、更に本考案の射出圧 縮成形装置は、圧縮成形にも通常一般の成形にも同時に適用することができる利 点を有する。
【0020】 図3は、本考案に係る射出圧縮成形装置の別の実施例を示すものである。本実 施例は、先の実施例において、圧縮装置(ベースブロック)を固定板と固定金型 の間に設けるよう構成したものである。すなわち、圧縮装置32(圧縮シリンダ 36および圧縮ピストン38)を内装したベースブロック34は、固定板12と 固定金型10の間に配設されており、そしてこれに従い、射出ノズル30は、金 型コア24内に配設されるホットランナ42を介して金型キャビティ22内へ溶 融樹脂を射出するよう構成されている。
【0021】 しかるに、本実施例においても、先の実施例と同様な作用、効果が発揮される ことは明らかであるので、詳細な説明は省略する。
【0022】 以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考案は前記実施例に限定 されることなく、その精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更が可能で ある。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る射出圧縮成形装置は、金型と可動板もしく は金型と固定板の間に、金型キャビティ内のコアを押圧して充填樹脂材料を圧縮 成形する圧縮シリンダを内装したベースブロックを設けると共に、このベースブ ロックの前記圧縮シリンダのピストン中央部に、樹脂材料の射出ノズルまたは圧 縮成形品の突き出しピンを貫通する穴部を設けた構成としたことにより、射出圧 縮成形装置を構成する圧縮装置(圧縮シリンダおよびピストン)を、通常の射出 成形機に対してそのまま、すなわち、金型を固有化することなくあるいは射出成 形機本体を改造することなく、装着することができる。しかも、この場合、射出 ノズルあるいは突き出しピンの装着が、妨げられることはない。従って、射出圧 縮成形装置を簡単かつ低コストに提供することができる。
【0024】 また、本考案の射出圧縮成形装置は、圧縮成形にも通常一般の成形にも同時に 適用することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる射出圧縮成形装置の一実施例を
示す要部断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視端面図である。
【図3】本考案に係る射出圧縮成形装置の別の実施例を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 固定金型 12 固定板 14 可動金型 16 可動板 18 型締めシリンダ 20 タイバー 22 金型キャビティ 22a キャビティ穴部 24 金型コア 26 突き出しピン 28 突き出しシリンダ 30 射出ノズル 32 圧縮装置 34 ベースブロック 34a 中央穴部 34b タップ穴 36 圧縮シリンダ 36a 受圧部 36b,36f 受圧室 36c,36e 圧油供給口 36d 案内部38 圧縮ピストン 38a 本体部 38a´ 底面 38b ロッド部 38b´ 頂面 38c 中央穴部 40 分配器 42 ホットランナ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型と可動板もしくは金型と固定板の間
    に、金型キャビティ内のコアを押圧して充填樹脂材料を
    圧縮成形する圧縮シリンダを内装したベースブロックを
    設けると共に、このベースブロックの前記圧縮シリンダ
    のピストン中央部に、樹脂材料の射出ノズルまたは圧縮
    成形品の突き出しピンを貫通する穴部を設けることを特
    徴とする射出圧縮成形装置。
  2. 【請求項2】 圧縮シリンダの受圧部は、その形状を台
    形状に形成してなる請求項1記載の射出圧縮成形装置。
  3. 【請求項3】 圧縮シリンダの圧油供給口は、2個所か
    らなり、それぞれ180°離間した対称位置に配置して
    なる請求項1記載の射出圧縮成形装置。
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