JPH064670Y2 - 作業車輌 - Google Patents
作業車輌Info
- Publication number
- JPH064670Y2 JPH064670Y2 JP1986070885U JP7088586U JPH064670Y2 JP H064670 Y2 JPH064670 Y2 JP H064670Y2 JP 1986070885 U JP1986070885 U JP 1986070885U JP 7088586 U JP7088586 U JP 7088586U JP H064670 Y2 JPH064670 Y2 JP H064670Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- continuously variable
- sub
- clutch
- traveling
- Prior art date
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輛に係り、詳しくは無
段変速プーリを支持するサブケースの補強構造に関す
る。
段変速プーリを支持するサブケースの補強構造に関す
る。
(ロ)従来の技術 一般に、コンバインの走行系におけるサブケースはその
下部をミッションケースに固定されており、かつ該サブ
ケースには走行クラッチを備えた無段変速プーリが支持
されている。
下部をミッションケースに固定されており、かつ該サブ
ケースには走行クラッチを備えた無段変速プーリが支持
されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところで、上述コンバインの場合、サブケースは下部の
細い部分を介してのみミッションケースに固定されてい
るので、サブケースによりシャフトを介して支持されて
いる無段変速プーリにベルトにより偏荷重が作用する関
係上、特に該無段変速プーリが高速回転する際に、サブ
ケースが振動を起こすという欠点があった。
細い部分を介してのみミッションケースに固定されてい
るので、サブケースによりシャフトを介して支持されて
いる無段変速プーリにベルトにより偏荷重が作用する関
係上、特に該無段変速プーリが高速回転する際に、サブ
ケースが振動を起こすという欠点があった。
そこで、本考案は、サブケースを補強部材により機体フ
レームに橋絡したことにより上述問題点を解消したコン
バインを提供することを目的とするものである。
レームに橋絡したことにより上述問題点を解消したコン
バインを提供することを目的とするものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図及び第2図に示すように、サブケース51と機
体フレーム2bとを、該サブケースが無段変速用ベルト
bの走行平面に直交する方向の力に対して支持されるよ
うにロッド90にて橋絡し、また、無段変速プーリ56
の先端部分と機体フレーム2bとを、サブケース51が
前記無段変速用ベルトbの走行平面に平行する方向に対
して支持されるようにブラケット58にて連結し、そし
て該ロッド90を、走行クラッチ97を操作するリンク
96の回動支点としたことを特徴とする。
ば第1図及び第2図に示すように、サブケース51と機
体フレーム2bとを、該サブケースが無段変速用ベルト
bの走行平面に直交する方向の力に対して支持されるよ
うにロッド90にて橋絡し、また、無段変速プーリ56
の先端部分と機体フレーム2bとを、サブケース51が
前記無段変速用ベルトbの走行平面に平行する方向に対
して支持されるようにブラケット58にて連結し、そし
て該ロッド90を、走行クラッチ97を操作するリンク
96の回動支点としたことを特徴とする。
(ホ)作用 上述構成に基づき、エンジンの回転はベルトbを介して
無段変速プーリ56に伝達され、更に走行クラッチ97
を介してサブケース51内のミッションに伝達され、そ
してメインミッションケース6内のミッションを介して
走行車軸49,49rに伝達される。そして、クラッ
チペダル8を踏むと、リンク96を介して走行クラッチ
97を操作し、該クラッチを切作動する。この際、該リ
ンク96の回動支点となるロッド90によりサブケース
51と機体フレーム2bとを橋絡しているので、サブケ
ース51を、ベルトbの走行平面に直交する方向に対し
て支持し、かつブラケット58がベルトの走行平面に平
行する方向に対して支持し、これらが相俟って、無段変
速プーリ56が高速回転する際に生じるサブケース51
の機体横方向の振動が阻止される。
無段変速プーリ56に伝達され、更に走行クラッチ97
を介してサブケース51内のミッションに伝達され、そ
してメインミッションケース6内のミッションを介して
走行車軸49,49rに伝達される。そして、クラッ
チペダル8を踏むと、リンク96を介して走行クラッチ
97を操作し、該クラッチを切作動する。この際、該リ
ンク96の回動支点となるロッド90によりサブケース
51と機体フレーム2bとを橋絡しているので、サブケ
ース51を、ベルトbの走行平面に直交する方向に対し
て支持し、かつブラケット58がベルトの走行平面に平
行する方向に対して支持し、これらが相俟って、無段変
速プーリ56が高速回転する際に生じるサブケース51
の機体横方向の振動が阻止される。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例につて説明す
る。
る。
コンバインCは、第3図に示すように、クローラ1にて
支持されている機体2を有しており、該機体2には一側
後方にエンジン3が搭載されていると共に、一側前方に
運転席5が配置されており、更にその下方にミッション
ケース6が搭載されている。また、機体2の前方には前
処理部7が昇降自在に配設されている。
支持されている機体2を有しており、該機体2には一側
後方にエンジン3が搭載されていると共に、一側前方に
運転席5が配置されており、更にその下方にミッション
ケース6が搭載されている。また、機体2の前方には前
処理部7が昇降自在に配設されている。
そして、運転席5は、機体フレーム2a上に運転席フレ
ーム9が固定されてなり、更に該フレーム9上における
前方部にはステップ面10が固定され、かつ後方部には
シート11が設置されており、更にステップ面前方に突
出して走行クラッチペダル8が配設されている。また、
運転席フレーム9の前部上方には、操作台12が立設さ
れており、該操作台12の上面は操作パネル13になっ
ている。
ーム9が固定されてなり、更に該フレーム9上における
前方部にはステップ面10が固定され、かつ後方部には
シート11が設置されており、更にステップ面前方に突
出して走行クラッチペダル8が配設されている。また、
運転席フレーム9の前部上方には、操作台12が立設さ
れており、該操作台12の上面は操作パネル13になっ
ている。
そして、第4図に示すように、該操作パネル13にはそ
の右側方部にモノレバー15が立設されていると共に、
各種操作スイッチ、メーター及び表示ランプが配設され
ている。一方、運転席5の機体内側方に隣接して、サイ
ド操作パネル16が配設されており、該パネル16上に
は油圧レバー17、無段変速レバー19及び副変速レバ
ー20が配置され、更に該パネル16上の前方端部にエ
ンジンコントロールレバー21が配置され、更に該エン
ジンコントロールレバー21の後方には、押しボタンス
イッチからなる車速記録スイッチ22が配設されてお
り、またシート11側方の遠い部分に並んで脱穀クラッ
チレバー23及び前処理部クラッチレバー25が配置さ
れている。
の右側方部にモノレバー15が立設されていると共に、
各種操作スイッチ、メーター及び表示ランプが配設され
ている。一方、運転席5の機体内側方に隣接して、サイ
ド操作パネル16が配設されており、該パネル16上に
は油圧レバー17、無段変速レバー19及び副変速レバ
ー20が配置され、更に該パネル16上の前方端部にエ
ンジンコントロールレバー21が配置され、更に該エン
ジンコントロールレバー21の後方には、押しボタンス
イッチからなる車速記録スイッチ22が配設されてお
り、またシート11側方の遠い部分に並んで脱穀クラッ
チレバー23及び前処理部クラッチレバー25が配置さ
れている。
また、前記ミッションケース6は、第1図に示すよう
に、走行系伝動部26、サイドクラッチ・ブレーキ装置
27、走行系駆動部29からなるメイントランスミッシ
ョン30を収納している。そして、走行伝動部26はそ
れぞれミッションケース6に回転自在に支持されたクラ
ッチシャフト31,32及びセンタシャフト33を有し
ており、該クラッチシャフト31,32には直進用油圧
クラッチ35及び後進用油圧クラッチ36がそれぞれ設
置されている。更に、該前進用クラッチ35は機体前方
側にかつ後進用クラッチ36は機体後方側に位置してそ
れぞれ水平に配置されており、前記センタシャフト33
がこれらクラッチ35,36の中央下部に回転自在に設
置されている。また、前記前進用油圧クラッチ35及び
後進用油圧クラッチ36は全く同一の形状からなってお
り、これらクラッチ35,36はそれぞれクラッチシャ
フト31,32に固設したギヤ34,38を備えてい
る。更に、クラッチシャフト31,32にはスリーブ状
のギヤ37,39がそれぞれ回転のみ自在に嵌合されて
おり、これらギヤ37,39はそれぞれの端部に多数の
摩擦板を設置され、かつ該摩擦板は前記前進用及び後進
用油圧クラッチ35,36のケース35a,36a内に
設置した多数の摩擦板と交互に組合わされている。ま
た、前記センタシャフト33には小径ギヤ40及び大径
ギヤ41が固設されており、該大径ギヤ41には前記ス
リーブ状のギヤ37,39がそれぞれ噛合している。な
お、前記シャフト31の一端にはギヤ42がスプライン
結合されており、伝動上流側に回転自在に配置されたア
イドルギヤ43に噛合されている。一方、サイドクラッ
チ・ブレーキ装置27は左右サイドクラッチCL,CR
及び左右サイドブレーキBL,BRを有しており、該左
右サイドクラッチCL,CRは、ケース6に回転自在に
設置された左右操向軸45,45rの一端に摺動のみ
自在に嵌合されたドックギヤ46,46r及び該操向
軸45,45rの中間部分に回転自在に設置されたセ
ンタギヤ47から構成されている。そして、該センタギ
ヤ47は前記ギヤ40に噛合されてエンジン3(第3図
参照)の回転を伝達されており、左右ドックギヤ46
,46rに適宜係合されることによりその回転を左右
操向軸45,45rに伝達している。また、走行径駆
動部29はミッションケース6の下部から一端にスプロ
ケットSを固設した車軸49,49rが左右に突出し
て設けられており、更にこれら車軸49,49rそれ
ぞれの他端には大径ギヤ50,50が固設され、かつこ
れらギヤ50,50はドックギヤ46,46rにそれ
ぞれ噛合されている。
に、走行系伝動部26、サイドクラッチ・ブレーキ装置
27、走行系駆動部29からなるメイントランスミッシ
ョン30を収納している。そして、走行伝動部26はそ
れぞれミッションケース6に回転自在に支持されたクラ
ッチシャフト31,32及びセンタシャフト33を有し
ており、該クラッチシャフト31,32には直進用油圧
クラッチ35及び後進用油圧クラッチ36がそれぞれ設
置されている。更に、該前進用クラッチ35は機体前方
側にかつ後進用クラッチ36は機体後方側に位置してそ
れぞれ水平に配置されており、前記センタシャフト33
がこれらクラッチ35,36の中央下部に回転自在に設
置されている。また、前記前進用油圧クラッチ35及び
後進用油圧クラッチ36は全く同一の形状からなってお
り、これらクラッチ35,36はそれぞれクラッチシャ
フト31,32に固設したギヤ34,38を備えてい
る。更に、クラッチシャフト31,32にはスリーブ状
のギヤ37,39がそれぞれ回転のみ自在に嵌合されて
おり、これらギヤ37,39はそれぞれの端部に多数の
摩擦板を設置され、かつ該摩擦板は前記前進用及び後進
用油圧クラッチ35,36のケース35a,36a内に
設置した多数の摩擦板と交互に組合わされている。ま
た、前記センタシャフト33には小径ギヤ40及び大径
ギヤ41が固設されており、該大径ギヤ41には前記ス
リーブ状のギヤ37,39がそれぞれ噛合している。な
お、前記シャフト31の一端にはギヤ42がスプライン
結合されており、伝動上流側に回転自在に配置されたア
イドルギヤ43に噛合されている。一方、サイドクラッ
チ・ブレーキ装置27は左右サイドクラッチCL,CR
及び左右サイドブレーキBL,BRを有しており、該左
右サイドクラッチCL,CRは、ケース6に回転自在に
設置された左右操向軸45,45rの一端に摺動のみ
自在に嵌合されたドックギヤ46,46r及び該操向
軸45,45rの中間部分に回転自在に設置されたセ
ンタギヤ47から構成されている。そして、該センタギ
ヤ47は前記ギヤ40に噛合されてエンジン3(第3図
参照)の回転を伝達されており、左右ドックギヤ46
,46rに適宜係合されることによりその回転を左右
操向軸45,45rに伝達している。また、走行径駆
動部29はミッションケース6の下部から一端にスプロ
ケットSを固設した車軸49,49rが左右に突出し
て設けられており、更にこれら車軸49,49rそれ
ぞれの他端には大径ギヤ50,50が固設され、かつこ
れらギヤ50,50はドックギヤ46,46rにそれ
ぞれ噛合されている。
また、前記ミッションケース6の上部にはサブケース5
1が複数のボルトB…により一体に固定されており、該
ケース51には前処理伝動部52及び走行系副変速部5
3が内蔵され、且つ該ケース51からは無段変速機55
の被動側プーリ56を支持しているシャフト57が一端
をケース51に回転自在に支持されて突出しており、ま
た該プーリ56の機体外側部分は機体フレーム2aに固
定されたブラケット58により回動自在に支持されてい
る。従って、該ブラケット58は、プーリ56及びシャ
フト57を介してサブケース51を、ベルトbの走行方
向に平行する方向に対して支持している。更に、前処理
伝動部52は、一端をケース51外部に突出しかつ他端
をケース51内部にて回転自在に支持された伝動シャフ
ト59を有しており、該シャフト59のケース51から
突出した部分には前処理伝動プーリ60が固設されてい
る。また該プーリ60にはベルト61が張設されてお
り、前記シャフト59のケース51内側部分にはそれぞ
れ歯数の異なるギヤ62,63が回転自在に設置されか
つこれらギヤ62,63の間にはシフタ65が摺動のみ
自在に嵌合されている。また、前記走行系副変速部53
はケース51に回転自在に支持されたシャフト66を有
しており、該シャフト66には変速ギヤ67,69がそ
れぞれ回転自在に設置され、かつこれらギヤ67,69
の間にはシフタ70が摺動のみ自在に嵌合されている。
また、前記シャフト57のサブケース51内側部分に
は、歯数の異なるギヤ71,72,73がそれぞれ固設
されており、これらギヤ71,72はそれぞれ前記変速
ギヤ67及びギヤ62に噛合され、かつギヤ73は前記
ギヤ63及び変速ギヤ69に同時に噛合されている。な
お、前記シャフト66の端部にはギヤ75が固設されて
おり、該ギヤ75は前記アイドルギヤ43に噛合して、
走行系副変速部53にて適宜変速された回転を走行系伝
動部26に伝達している。
1が複数のボルトB…により一体に固定されており、該
ケース51には前処理伝動部52及び走行系副変速部5
3が内蔵され、且つ該ケース51からは無段変速機55
の被動側プーリ56を支持しているシャフト57が一端
をケース51に回転自在に支持されて突出しており、ま
た該プーリ56の機体外側部分は機体フレーム2aに固
定されたブラケット58により回動自在に支持されてい
る。従って、該ブラケット58は、プーリ56及びシャ
フト57を介してサブケース51を、ベルトbの走行方
向に平行する方向に対して支持している。更に、前処理
伝動部52は、一端をケース51外部に突出しかつ他端
をケース51内部にて回転自在に支持された伝動シャフ
ト59を有しており、該シャフト59のケース51から
突出した部分には前処理伝動プーリ60が固設されてい
る。また該プーリ60にはベルト61が張設されてお
り、前記シャフト59のケース51内側部分にはそれぞ
れ歯数の異なるギヤ62,63が回転自在に設置されか
つこれらギヤ62,63の間にはシフタ65が摺動のみ
自在に嵌合されている。また、前記走行系副変速部53
はケース51に回転自在に支持されたシャフト66を有
しており、該シャフト66には変速ギヤ67,69がそ
れぞれ回転自在に設置され、かつこれらギヤ67,69
の間にはシフタ70が摺動のみ自在に嵌合されている。
また、前記シャフト57のサブケース51内側部分に
は、歯数の異なるギヤ71,72,73がそれぞれ固設
されており、これらギヤ71,72はそれぞれ前記変速
ギヤ67及びギヤ62に噛合され、かつギヤ73は前記
ギヤ63及び変速ギヤ69に同時に噛合されている。な
お、前記シャフト66の端部にはギヤ75が固設されて
おり、該ギヤ75は前記アイドルギヤ43に噛合して、
走行系副変速部53にて適宜変速された回転を走行系伝
動部26に伝達している。
一方、前記一体のミッションケース6及び51の上方に
はカウンタケース76が配設されており、該カウンタケ
ース76にはシャフト77が貫通して支持されていると
共に、その外側には油圧ポンプPがボルト止めされてい
る。更に、シャフト77はその一端に駆動側割プーリ7
8が支持されかつその先端が機体に固定されたブラケッ
ト79にて支持されており、該駆動側割プーリ78は前
記被動側割プーリ56との間に無端ベルトbが巻掛けら
れて無段変速機55を構成している。また、シャフト7
7はその他端に伝動プーリ80が、またカウンタケース
76内側部分にはギヤ81がそれぞれ固設されている。
更に、伝動プーリ80には無端ベルトdが巻掛けられて
おり、該プーリ80は該ベルトdを介してエンジン3
(第3図参照)の回転が伝達されている。また、前記油
圧ポンプPはその駆動用シャフト82をカウンタケース
76内側にて回転自在に支持されており、該シャフト8
2の一端部にはギヤ83が固設され、かつ該ギヤ83は
ギヤ81と噛合されている。
はカウンタケース76が配設されており、該カウンタケ
ース76にはシャフト77が貫通して支持されていると
共に、その外側には油圧ポンプPがボルト止めされてい
る。更に、シャフト77はその一端に駆動側割プーリ7
8が支持されかつその先端が機体に固定されたブラケッ
ト79にて支持されており、該駆動側割プーリ78は前
記被動側割プーリ56との間に無端ベルトbが巻掛けら
れて無段変速機55を構成している。また、シャフト7
7はその他端に伝動プーリ80が、またカウンタケース
76内側部分にはギヤ81がそれぞれ固設されている。
更に、伝動プーリ80には無端ベルトdが巻掛けられて
おり、該プーリ80は該ベルトdを介してエンジン3
(第3図参照)の回転が伝達されている。また、前記油
圧ポンプPはその駆動用シャフト82をカウンタケース
76内側にて回転自在に支持されており、該シャフト8
2の一端部にはギヤ83が固設され、かつ該ギヤ83は
ギヤ81と噛合されている。
また、第2図に示すように、サブミッションケース51
をメインミッションケース6に固定している複数のボル
トB…は、該サブケース51に穿設された複数の長孔5
1aにそれぞれ挿通して前記メインケース6に締結され
ており、ボルトB…を緩めてサブケース51を揺動する
ことにより長孔51aがそれぞれボルトB…に案内さ
れ、サブケース51は、第1図に示すクラッチシャフト
31を中心として回動し得る。これにより、サブケース
51に設置された被動側割プーリ56を移動し得、従っ
て該プーリ56と駆動側割プーリ78との軸間距離を変
えて、無段変速機55の無端ベルトbの張度を調節する
ことができる。
をメインミッションケース6に固定している複数のボル
トB…は、該サブケース51に穿設された複数の長孔5
1aにそれぞれ挿通して前記メインケース6に締結され
ており、ボルトB…を緩めてサブケース51を揺動する
ことにより長孔51aがそれぞれボルトB…に案内さ
れ、サブケース51は、第1図に示すクラッチシャフト
31を中心として回動し得る。これにより、サブケース
51に設置された被動側割プーリ56を移動し得、従っ
て該プーリ56と駆動側割プーリ78との軸間距離を変
えて、無段変速機55の無端ベルトbの張度を調節する
ことができる。
一方、第1図に示すようにステップ面10の下部にはロ
ッド85が機体フレーム2bへほぼ水平に固定されてお
り、該ロッド85にはスリーブ86が回動自在に嵌合さ
れている。また、該スリーブ86には側面視L形のアー
ム87が固定されており、該アーム87の上部にはクラ
ッチペダル8がステップ面10より突出して固定されて
おり、また該スリーブ86の他端にはアーム88が固定
されている。そして、前記サブケース51の頭部89と
機体フレーム2bとにはロッド90が橋絡・支持されて
おり、該ロッド90はロックナット91,91により左
右位置を調節するように構成されている。従って、該ロ
ッド90は、サブケース51をベルトbの走行平面に対
して直交する方向に対して支持している。更に、該ロッ
ド90には回動自在にスリーブ92が嵌合されており、
該スリーブ92の一端にはアーム93が固定されてお
り、他端にはアーム94が固定されている。また、該ア
ーム93は前記アーム88とアジャスター95を介して
連接している。そして、前記被動側プーリ56の機体内
側には走行クラッチ97が付設されており、かつ機体外
側には押圧スプリング98が付設されており、該クラッ
チ97の機体内側にはクラッチカム99及びレリーズベ
アリング100が配設されている。また、該クラッチカ
ム99と前記アーム94とをアーム101により連結
し、これによりリンク96を構成している。
ッド85が機体フレーム2bへほぼ水平に固定されてお
り、該ロッド85にはスリーブ86が回動自在に嵌合さ
れている。また、該スリーブ86には側面視L形のアー
ム87が固定されており、該アーム87の上部にはクラ
ッチペダル8がステップ面10より突出して固定されて
おり、また該スリーブ86の他端にはアーム88が固定
されている。そして、前記サブケース51の頭部89と
機体フレーム2bとにはロッド90が橋絡・支持されて
おり、該ロッド90はロックナット91,91により左
右位置を調節するように構成されている。従って、該ロ
ッド90は、サブケース51をベルトbの走行平面に対
して直交する方向に対して支持している。更に、該ロッ
ド90には回動自在にスリーブ92が嵌合されており、
該スリーブ92の一端にはアーム93が固定されてお
り、他端にはアーム94が固定されている。また、該ア
ーム93は前記アーム88とアジャスター95を介して
連接している。そして、前記被動側プーリ56の機体内
側には走行クラッチ97が付設されており、かつ機体外
側には押圧スプリング98が付設されており、該クラッ
チ97の機体内側にはクラッチカム99及びレリーズベ
アリング100が配設されている。また、該クラッチカ
ム99と前記アーム94とをアーム101により連結
し、これによりリンク96を構成している。
ついで、本実施例の作用について説明する。
コンバインCにて作業する際、エンジン3の回転は無端
ベルトdを介して伝導プーリ80に伝達され、更にシャ
フト77を介して駆動側割プーリ78に伝達される。そ
して、該駆動側割プーリ78の回転は無端ベルトbを介
して被動側割プーリ56に伝達されるが、この際、被動
側割プーリ56は無端ベルトbにより引っ張られながら
回転して上下振動力を発生すると共に、サブケース51
のミッションケース6への固定部分を軸としてサブケー
ス51、シャフト57及び被動側プーリ56を機体左右
方向への振動力を発生する。ところが、上記上下振動力
は主にプーリ56を支持するブラケット58により受け
られ、かつ上記該サブケース51と機体フレーム2bと
を橋絡するロッド90がサブケース51の左右振動を減
少し、被動側割プーリ56の回転はシャフト57及び走
行系副変速部53を介して走行系伝達部26へ伝達さ
れ、更に、メイントランスミッション30内の各シャフ
ト及び各歯車を介して車軸49,49rへ伝達され
る。そして、車軸49,49rの回転はスプロケット
Sを介してクローラ1へ伝達され、これによりコンバイ
ンCは前進し、作業を行う。
ベルトdを介して伝導プーリ80に伝達され、更にシャ
フト77を介して駆動側割プーリ78に伝達される。そ
して、該駆動側割プーリ78の回転は無端ベルトbを介
して被動側割プーリ56に伝達されるが、この際、被動
側割プーリ56は無端ベルトbにより引っ張られながら
回転して上下振動力を発生すると共に、サブケース51
のミッションケース6への固定部分を軸としてサブケー
ス51、シャフト57及び被動側プーリ56を機体左右
方向への振動力を発生する。ところが、上記上下振動力
は主にプーリ56を支持するブラケット58により受け
られ、かつ上記該サブケース51と機体フレーム2bと
を橋絡するロッド90がサブケース51の左右振動を減
少し、被動側割プーリ56の回転はシャフト57及び走
行系副変速部53を介して走行系伝達部26へ伝達さ
れ、更に、メイントランスミッション30内の各シャフ
ト及び各歯車を介して車軸49,49rへ伝達され
る。そして、車軸49,49rの回転はスプロケット
Sを介してクローラ1へ伝達され、これによりコンバイ
ンCは前進し、作業を行う。
また、オペレータがクラッチペダル8を踏むとアーム8
7が回転し、該アーム87の回転はスリーブ86を介し
てアーム88に伝達される。そして、該アーム88の回
転はアジャスター95を介してアーム93に伝達され、
該アーム93の回転は、サブケース51の補強材及びリ
ンク支点となるロッド90に嵌合されたスリーブ92を
介してアーム94に伝達される。また、該アーム94の
回転はアーム101を介してカム99に伝達され、該カ
ム99が作動することにより走行クラッチ97が切れ、
これにより走行系へは回転が伝達されず、コンバインC
は停止する。
7が回転し、該アーム87の回転はスリーブ86を介し
てアーム88に伝達される。そして、該アーム88の回
転はアジャスター95を介してアーム93に伝達され、
該アーム93の回転は、サブケース51の補強材及びリ
ンク支点となるロッド90に嵌合されたスリーブ92を
介してアーム94に伝達される。また、該アーム94の
回転はアーム101を介してカム99に伝達され、該カ
ム99が作動することにより走行クラッチ97が切れ、
これにより走行系へは回転が伝達されず、コンバインC
は停止する。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、ロッド90によ
りサブケース51と機体フレーム2bとを橋絡し、該ロ
ッド90にて、サブケース51を無段変速用ベルトbの
走行平面に直交する方向に対して支持すると共に、ブラ
ケット58にて、サブケース51をベルトbの走行平面
に平行する方向に対して支持するので、極めて簡単な構
造にて、無段変速用ベルトbの張力変化に起因してサブ
ケース51に作用する力を支持することができ、サブケ
ース51の振動、特に機体横方向の振動を減少すること
ができる。また、該ロッド90をリンク96の回動支点
としたので、簡単な構造によりサブケース51の補強を
することができる。
りサブケース51と機体フレーム2bとを橋絡し、該ロ
ッド90にて、サブケース51を無段変速用ベルトbの
走行平面に直交する方向に対して支持すると共に、ブラ
ケット58にて、サブケース51をベルトbの走行平面
に平行する方向に対して支持するので、極めて簡単な構
造にて、無段変速用ベルトbの張力変化に起因してサブ
ケース51に作用する力を支持することができ、サブケ
ース51の振動、特に機体横方向の振動を減少すること
ができる。また、該ロッド90をリンク96の回動支点
としたので、簡単な構造によりサブケース51の補強を
することができる。
第1図は本考案に係るサブケースを示す断面図、第2図
はその側面図、第3図は本考案を適用したコンバインを
示す全体側面図、第4図はその運転席を示す平面図であ
る。 6…メインミッションケース、2a,2b…機体フレー
ム、51…サブケース、56…無段変速プーリ、58…
ブラケット、90…ロッド、96…リンク、97…走行
クラッチ、C…作業車輛(コンバイン)、b…無段変速
用ベルト。
はその側面図、第3図は本考案を適用したコンバインを
示す全体側面図、第4図はその運転席を示す平面図であ
る。 6…メインミッションケース、2a,2b…機体フレー
ム、51…サブケース、56…無段変速プーリ、58…
ブラケット、90…ロッド、96…リンク、97…走行
クラッチ、C…作業車輛(コンバイン)、b…無段変速
用ベルト。
Claims (1)
- 【請求項1】メインミッションケースにサブケースを取
付け、かつ該サブケースに、走行クラッチを備えた無段
変速プーリを支持し、エンジンからの動力を無段変速用
ベルト、前記無段変速プーリ、前記走行クラッチ、前記
サブケース内のミッション及びメインケース内のミッシ
ョンを介して走行装置に伝達してなる作業車輛におい
て、 前記サブケースと機体フレームとを、該サブケースが無
段変速用ベルトの走行平面に直交する方向の力に対して
支持されるようにロッドにて橋絡し、 前記無段変速プーリの先端部分と前記機体フレームと
を、前記サブケースが前記無段変速用ベルトの走行平面
に平行する方向に対して支持されるようにブラケットに
て連結し、 前記ロッドを、前記走行クラッチを操作するリンクの回
動支点としたこと を特徴とする作業車輛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986070885U JPH064670Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | 作業車輌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986070885U JPH064670Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | 作業車輌 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181127U JPS62181127U (ja) | 1987-11-17 |
JPH064670Y2 true JPH064670Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30912931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986070885U Expired - Lifetime JPH064670Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | 作業車輌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064670Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928910Y2 (ja) * | 1978-11-02 | 1984-08-20 | 井関農機株式会社 | コンバインの走行操作装置 |
JPS5752321U (ja) * | 1980-09-11 | 1982-03-26 |
-
1986
- 1986-05-12 JP JP1986070885U patent/JPH064670Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62181127U (ja) | 1987-11-17 |
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