JPH0414978Y2 - - Google Patents

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JPH0414978Y2
JPH0414978Y2 JP1671086U JP1671086U JPH0414978Y2 JP H0414978 Y2 JPH0414978 Y2 JP H0414978Y2 JP 1671086 U JP1671086 U JP 1671086U JP 1671086 U JP1671086 U JP 1671086U JP H0414978 Y2 JPH0414978 Y2 JP H0414978Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、コンバインにおけるミツシヨンケー
スに係り、詳しくは、前処理部及び該前処理部を
支持する支持フレームを備え、更にミツシヨンケ
ースに前処理伝動プーリを備えてなるコンバイン
におけるミツシヨンケースの構造に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、コンバインにおいて、機体の右側即ち
運転席及びグレンタンク又はホツパーがある側
は、オペレータが乗降し、かつグレンタンク又は
ホツパーに籾を収容したり排出したりするので、
その重量が常に変動して機体バランスが不安定に
なる虞れがある。そこで、コンバインは、前処理
部をなるべく機体左側に寄せて設置し、更にミツ
シヨンケースを左側に寄せて搭載すること等によ
り機体を左側重心とし、これにより前述した機体
右側の重量変動の影響を減少して機体バランスを
安定させるのが好ましい。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、コンバインの重心を機体左側に寄せ
るためには、機体におけるかなりの重量を占める
トランスミツシヨンを機体左側に寄せて搭載する
ことが必要であるが、該トランスミツシヨンを収
容するミツシヨンケースは前処理部に駆動力を伝
達する前処理伝動プーリが前処理部を支持する支
持フレーム側に突出して設置されており、ミツシ
ヨンケースを該支持フレーム側に寄せると前記伝
動プーリが該フレームに接触して、ミツシヨンケ
ースを支持フレーム側に寄せて機体を左側重心と
することが困難になつている。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述問題点を解消することを目的と
するものであつて、例えば第1図に示すように、
ミツシヨンケース26の支持フレーム10と隣接
する側に、凹状となる段差部12を設け、該段差
部12に前処理伝動プーリ73を配置して、前記
ミツシヨンケース26を前記支持フレーム10に
近接して設置することを特徴とするものである。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、前処理伝動プーリ73はミ
ツシヨンケース26の支持フレーム10に隣接す
る側の上方に形成された凹状段差部12に設置さ
れて、前記ミツシヨンケース26と同一幅内に収
められる。従つて、該ミツシヨンケース26は、
前記伝動プーリ73が配置された側を支持フレー
ム10に近接して搭載されても伝動プーリ73を
支持フレーム10に干渉することが無い。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
コンバインCは、第2図に示すように、左右の
スプロケツトSR,SLにより駆動する左右のクロ
ーラ15L,15Rにて(第1図参照)支持され
ている機体17を有しており、該機体17の一側
には後方にエンジン19が搭載されていると共に
前方に運転席7が配置され、かつその間にグレン
タンク29が設置されており、また機体17の前
方には前処理部23が昇降自在に配設されてい
る。そして、運転席7は、機体フレーム17a上
に運転席フレーム13が固定されてなり、更に該
フレーム13上における前方部にはステツプ面2
5が固定されており、その前端にはブレーキ兼用
走行クラツチペダル55が設置されている。ま
た、運転席フレーム13の前部上方には、操作台
11が立設されており、該操作台11の上面は操
作パネル9になつている。そして、該操作パネル
9にはモノレバー1が立設されていると共に、各
種操作スイツチ、メータ及び表示ランプが配設さ
れている。そして、前記操作台11内に支持され
ているシヤフトには左右サイドクラツチレバー5
L,5Rが前後方向に回動自在に支持されてお
り、更に運転席7の機体内側方に隣接して、サイ
ド操作パネルが配設されており、該パネル上には
油圧レバー2、F・R無段変速レバー4及び副変
速レバー6が配置されている。更に、第1図に示
すように、機体17の左側方には脱穀機6が配置
されており、該脱穀機6はその一側上方にフイー
ドチエンを備えた穀稈入口部6aを有している。
また、脱穀機6の前方には支持フレーム10が設
置されており、該フレーム10は前記前処理部2
3を支持していると共に、油圧シリンダ装置によ
りその上部を支点として揺動し得る。更に、機体
17下方の略々中央に位置してミツシヨンケース
26が搭載されており、該ミツシヨンケース26
はその支持フレーム10に隣接する側の上方に凹
状の段差部12を形成されている。そして、該段
差部12には、前処理部23に無端ベルトを介し
て駆動力を伝達する前処理伝動プーリ73が、前
処理伝動軸66及び一方向クラツチ74を介して
配置されている。
また、前記ミツシヨンケース26にはエンジン
19の回転が無段変速機57を介して伝達されて
おり、該無段変速機57は、第3図に示すよう
に、駆動側割プーリ33及び被駆動側割プーリ3
5との間に無端ベルトdが巻掛けられて構成され
ている。そして、前記駆動側割プーリ33は、第
4図に示すように、可動シーブ36及び固定シー
ブ37からなり、可動シーブ36のボス部36a
はシヤフト40に摺動自在に嵌合されている。更
に、可動シーブ36の背面には油圧アクチユエー
タ3がベアリング30を介して当接しており、ま
た固定シーブ37の外周には無端ベルトeを巻掛
ける溝37bが形成されている。また、シヤフト
40の端部は、カウンタケース16に回転自在に
嵌入され、かつ該ケース16に固定された油圧ポ
ンプPに連結されており、該油圧ポンプPは前記
シヤフト40の回転にて駆動するように構成され
ている。
一方、前記被動側割プーリ35は、第5図に示
すように、可動シーブ41及び固定シーブ42か
らなり、該固定シーブ42のボス部42aはシヤ
フト43にスプライン結合されていると共に可動
シーブ41のボス部41aを摺動自在に嵌合して
いる。更に、該可動シープ41はその背面41b
を戻しスプリングsにて押圧されており、可動シ
ーブ41と固定シーブ42の間に介在する無端ベ
ルdを圧接している。そして、前記戻しスプリン
グsの一端が当接されているカバー45は、ミツ
シヨンケース26上部の一側面に穿設された嵌入
孔26aに嵌入・固定されたスリーブ46の外周
に固定され、また前記シヤフト43はミツシヨン
ケース26内にてベアリングにより回転自在に支
持されている。また、第3図に示すように、前記
駆動側割プーリ33は、ミツシヨンケース26の
上方にボルト止めされたブラケツト14にボルト
20,21,22により固定されており、該ボル
ト20,21は、ブラケツト14に前記ボルト2
2を曲率中心として穿設された円弧状の長孔14
a及び14bに挿入されている。更に、ボルト2
2は、駆動側割プーリ33の中心点O1と、伝動
上流側に配置されたプーリ54の中心点O2を結
ぶO1−O2線に近接して配置されており、該ボル
ト22と共に前記ボルト20,21を緩めて駆動
側割プーリ33を回動することにより、無段変速
機57の無端ベルトdの緊張度をベルトeの緊張
度に影響を与えることなく調節し得る。
また、第5図に示すように、ミツシヨンケース
26には前処理系駆動部64、前後進用油圧クラ
ツチ部75、サイドクラツチ・ブレーキ装置94
等からなるトランスミツシヨン24を収納してい
る。そして、前記シヤフト43にはギヤ47がス
プライン結合されていると共に、スリーブシヤフ
ト49がニードルを介して嵌挿されている。更
に、該スリーブシヤフト49は歯数の相違する3
枚のギヤ50a,50b,51を有している。ま
た、前処理系駆動部64には、前処理伝動軸66
がその一端部をミツシヨンケース26外部に突出
し、またその他端部をベアリングにより回転自在
に支持されてミツシヨンケース26に配置されて
いる。更に、前記伝動軸66の一端部には一方向
クラツチ74を介在した前処理伝動プーリ73が
設けられており、前処理部23に無端ベルトを介
して伝動軸66の正逆回転における正回転のみを
伝達している。また、前記伝動軸66のミツシヨ
ンケース26内部側には、該伝動軸66に摺動の
み自在に嵌合・配置された変速シフタ68を挾ん
で、前処理部変速ギヤ67,72が回転自在に配
置されており、これら変速ギヤ67,72は前処
理部変速レバーの操作により、前記変速シフタ6
8に適宜係合されるようになつておりかつ前記ギ
ヤ50a,50bとそれぞれ噛合している。
一方、前記シヤフト43の下方に位置して、前
進用油圧クラツチ75f及び後進用油圧クラツチ
75rを備えた油圧クラツチ部75が、その回転
軸gの両端をベアリングに支持されて配置されて
いる。更に、該回転軸gの一端部には大径のギヤ
76がスプライン結合されており、また前進用ク
ラツチ75fには前進ギヤ77及びギヤ78が、
後進用クラツチ75rにはバツクギヤ79がそれ
ぞれ固定・配置されている。また。前記ギヤ78
は前記ギヤ51に噛合されており、前記前進ギヤ
77はシヤフト80の一端部にスプライン結合さ
れたギヤ81に噛合されている。更に、該シヤフ
ト80の他端部にはギヤ82がスプライン結合さ
れかつアイドルギヤ83がニードルを介して支持
されており、更に該ギヤ83は前記バツクギヤ7
9に噛合されていると共に、シヤフト80の下段
に位置したシヤフト85に固定されているギヤ8
7と噛合されている。更に、前記シヤフト85に
隣接して配置されたシヤフト89には、その中央
部に小径ギヤ90a及び大径ギヤ90bからなる
変速ギヤ90が摺動のみ自在に支持されており、
かつその両端部にギヤ91,92がスプライン結
合されており、ギヤ91は前記シヤフト80のギ
ヤ82とまたギヤ92は前記シヤフト85のギヤ
86とそれぞれ噛合して、シヤフト89には前進
用又は後進用油圧クラツチ75f,75rに基づ
く正逆転が伝達される。
そして、前記シヤフト89の下段には左右操向
軸93,93rが回転自在に配置されており、
かつその中間には、大径ギヤ96a及び小径ギヤ
96bからなるセンターギヤ96が回転自在に配
置されている。そして、これら大径ギヤ96a及
び小径ギヤ96bは前記変速ギヤ90の小径ギヤ
90a及び大径ギヤ90bと適宜切換えられて噛
合される。また、左右操向軸93,93rは、
それぞれの端部に左右多板ブレーキBL及びBRを
有していると共に、その中央部分をベアリングに
て回転自在に支持されている。そして、前記左操
向軸93には、左ドツクギヤ99が摺動のみ
自在に支持され、かつギヤ97が嵌合・固着さ
れている。また、該左ドツクギヤ99はその外
周全域に亘つて溝99aを有していると共にその
背面を戻しスプリングpにて押圧されており、前
記センターギヤ96の中央部に形成されたドツク
爪に係合されている。更に、前記左右操向軸93
,93rの下方には、これら操向軸93,9
3rと直交する平面に延びてクラツチシフタシヤ
フト100,120が両端をケース26に回転自
在に支持されて配置されており、該シヤフト10
0の中央部には、先端部にカギ状の爪部を設けた
シフタアーム101及び102が向い合つて固定
されており、これらアーム101,102はその
爪部にて前記ドツクギヤ99を両側から挾持す
るようにして溝99aに嵌入しており、モノレバ
ー1の傾動操作により該ドツクギヤ99をセン
ターギヤ96のドツク爪から外すように構成され
ている。また、左多板ブレーキBLに近接してブ
レーキ操作シヤフト107が回動自在に配設され
ており、該操作シヤフト107の左多板ブレーキ
BLに隣接する位置には、二股状の押圧アーム1
12が固定されており、前記レバー1の傾動操作
に基づくシヤフト107の回動により左多板ブレ
ーキBLを押圧するようになつている。また、右
操向軸93r側も同様に、右多板ブレーキBRに
隣接して、該ブレーキBRを押圧する二股状の押
圧アーム113がブレーキ操作シヤフト115に
固定されており、更に前記クラツチシフタシヤフ
ト120には、前記クラツチシフタシヤフト10
0同様にアーム124,128が設けられてい
る。そして、これらアーム124,128及び押
圧アーム113は、モノレバー1の傾動操作に基
づいて作動し、それぞれサイドクラツチ(ドツク
ギヤ99r、センターギヤ96)及び右多板ブレ
ーキBRを、切断又は制動・作動する。また、左
右の操向軸93,93rに隣接してシヤフト1
41,141rがそれぞれ回転自在に配設され
ており、これらシヤフト141及び141rの
それぞれの両端部には、ギヤ142,143
及びギヤ142r,143rが固着されている。
更に、該ギヤ143は前記ギヤ97と噛合さ
れており、また該ギヤ143rは、前記ギヤ97
と同様に右操向軸93rに嵌合・固着されたギ
ヤ97rに噛合している。更に、該右操向軸93
rのセンターギヤ96に隣接する位置には、右ド
ツクギヤ99rが摺動のみ自在にかつ戻しスプリ
ングqにてセンターギヤ96に圧接されて設けら
れている。そして、左右のクローラ15L及び1
5Rを駆動する左右スプロケツトSL及びSRは、
前記シヤフト141及び141rに隣接して回
動自在に配設された左右の車軸145,145
rのそれぞれの一端部にスプライン結合されてい
る。更に、これら左右車軸145及び145r
のそれぞれの他端部には同歯数からなるギヤ14
6,146rが固設されており、これらギヤ1
46,146rはそれぞれ前記ギヤ142,
142rに噛合されている。
また、前記ミツシヨンケース26は機体左側に
寄せて配置されると共に、左右シヤフト141
,141rの伝動後流側に左右車軸145,
145rを設ける等により、その底部26aを左
右車軸ケース147,147rより底上げして
形成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
エンジン出力に基づく無端ベルトeの駆動によ
り駆動側割プーリ33の固定シーブ37に伝達さ
れる回転は、該駆動側割プーリ33、無端ベルト
d及び被動側割プーリ35からなる無段変速機5
7を介してシヤフト43に伝達される。そして、
該シヤフト43の回転はギヤ47により油圧クラ
ツチ部75の回転軸gにギヤ76を介して伝達さ
れる。そして、F・R無段変速レバー4の前進域
への操作に基づき、前進用クラツチ75fが接続
されると、前記回転軸gの回転は前進用クラツチ
75fを介して前処理系駆動部64及び走行系に
同時に伝達される。そして、該前処理系駆動部6
4へは、まず、ギヤ78によりギヤ51に正回転
として伝達され、更に該ギヤ51によりスリーブ
シヤフト49が回転され、ギヤ50a及び50b
が同時に正回転される。そして、これらギヤ50
a及び50bにより前処理系駆動部64の前処理
部変速ギヤ67,72が同時に回転される。ま
た、これらギヤ67,72は、前処理部変速レバ
ーの操作にて切換えられるシフタ68に適時係合
されることにより、回転を前処理伝動軸66に伝
達する。そして、前進用油圧クラツチ75fから
の正回転を伝達された前処理伝動軸66は、一方
向クラツチ74を介して前処理伝動プーリ73を
回転し、更に該回転を無端ベルトにより前処理部
23に伝達して駆動する。また、走行系へは、エ
ンジン19の回転が前進用クラツチ75fと共に
回転する前進ギヤ77よりギヤ81に伝達され、
更にギヤ82を介してギヤ91に伝達される。そ
して、該ギヤ91と共に変速ギヤ90が回転さ
れ、副変速レバーに基づく該ギヤ90の適時切換
えにより、その小径ギヤ90aからセンターギヤ
96の大径ギヤ96aに、またその大径ギヤ96
bからセンターギヤ96の小径ギヤ96bに、そ
れぞれ回転が伝達される。
また、無段変速レバー4の後進域への操作に基
づき、後進用クラツチ75rが接続すると、エン
ジン19の回転はバツクギヤ79にてアイドルギ
ヤ83に伝達され、更にギヤ87を介して同軸上
のギヤ86に伝達される。そして、該ギヤ86か
らギヤ92に回転が伝達されて変速ギヤ90が回
転され、更に該変速ギヤ90の適時切換えにより
その小径ギヤ90aからセンターギヤ96の大径
ギヤ96aに、また大径ギヤ90bからセンター
ギヤ96の小径ギヤ96bにそれぞれ回転が伝達
される。そして、前記変速ギヤ90を介してエン
ジン19からの正転又は逆転を伝達されたセンタ
ーギヤ96は、その両側から戻しスプリングp,
qにて圧接されたドツクギヤ99及び99r
に、ドツク爪を介して回転を伝達する。また、前
記変速ギヤ90に逆回転が伝達された際、シヤフ
ト89を介してギヤ91が同時に回転され、該回
転はギヤ82を介してシヤフト80に伝達され、
更に該シヤフト80と共にギヤ81が回転され
る。そして、前進ギヤ77を介して切断状態の前
進用油圧クラツチ75fに回転が伝達され、それ
によりギヤ78が空転する油圧クラツチ75fと
共に回転され、該ギヤ78を介してエンジン19
からの回転が逆回転としてギヤ51に伝達され
る。そして、ギヤ51の逆回転に伴いギヤ50
a,50bが共に回転され、これらギヤ50a,
50bを介して前処理系駆動部64の前処理部変
速ギヤ67,72が回転され、該回転はシフタ6
8の切換えにより、ギヤ67にて又は72にて適
時前処理伝動軸66に伝達される。そして、該伝
動軸66の逆回転は、一方向クラツチ74が空転
することにより前処理伝動プーリ73に伝達され
ない。従つて、前処理部23にエンジン19から
の逆回転が伝達されることは無い。
そして、モノレバー1が左右どちらにも傾動操
作されない場合、左ドツクギヤ99はセンター
ギヤ96からドツク爪を介して回転を伝達され、
更に左ドツクギヤ99と共に回転されるギヤ9
7を介して大径ギヤ143が回転される。そ
して、該ギヤ143の回転はシヤフト141
を介してギヤ142及び146に伝えられ、
更に該ギヤ146にて車軸145、左スプロ
ケツトSLが回転されて、左クローラ15Lが駆
動される。また、右ドツクギヤ99rも左ドツク
ギヤ99同様に、センターギヤ96のドツク爪
にて回転され、該回転はギヤ97r、大径ギヤ1
43r、ギヤ142r及びギヤ146rを介して
右スプロケツトSRに伝達されて、右クローラ1
5Rが駆動される。
また、前記前処理伝動プーリ73はミツシヨン
ケース26の上方の段差部12に収容されている
ので、支持フレーム10に接触することがなく、
従つて前記ミツシヨンケース26は、支持フレー
ム10に近接して機体左側に寄せて搭載し得、こ
れにより機体17の重心は左側に寄せられる。更
に、前処理伝動プーリ73がミツシヨンケース2
6の幅内に収められているため、刈取作業の際、
上方からの藁屑等がミツシヨンケース26に引つ
掛かるのを減少し得る。
また、該ミツシヨンケース26の底部26a
は、左右の車軸ケース147,147rより底
上げされていることにより、走行中の該ケース2
6下方の泥はけを良くすることができ、コンバイ
ンCの操作性が向上される。更に、前記ミツシヨ
ンケース26が支持フレーム10側に寄せて配置
されていることにより、該ケース26と運転席7
との間には余裕のある空間が形成される。
一方、前記無段変速機57の無端ベルトdが緩
んだ場合、ボルト20,21,22を緩めて駆動
側割プーリ33を、該ボルト22を中心としかつ
ボルト20及び21をそれぞれ長孔14a及び1
4b内にて移動しながら回動すると、前記割プー
リ33は割プーリ35から離間され、更に適宜の
位置で前記ボルト20,21,22を締めて固定
することにより、前記無端ベルトdの緩みを解消
することができる。この際、駆動側割プーリ33
はボルト22を中心に、被動側割プーリ35から
は離間しかつプーリ54に近接しないように回動
するので、前記無端ベルトeを緩めることなく無
端ベルトdのみを張度調節することができる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によると、ミツシ
ヨンケース26の支持フレーム10と隣接する側
に、凹状の段差部12を設け、該段差部12に前
処理伝動プーリ73を配置したので、ミツシヨン
ケース26は伝動プーリ73を前記支持フレーム
10に接触することなく近接して配置され、これ
により、機体17における相当数の重量を占めて
いるミツシヨンケース26を容易に片側(例えば
左側)に寄せて片側重心とすることができ、機体
バランスを確保して安定した操作性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るミツシヨンケースを示す
コンバインの横断面図、第2図はそのコンバイン
の全体を示す側面図、第3図は無段変速機とエン
ジン側からの伝動との関係を示す側面図、第4図
は無段変速機の駆動側割プーリを示す断面図、第
5図は本考案を適用し得るトランスミツシヨン全
体を示す断面図である。 10……支持フレーム、12……段差部、23
……前処理部、26……ミツシヨンケース、73
……前処理伝動プーリ、C……コンバイン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前処理部及び該前処理部を支持する支持フレー
    ムを備え、更に前記前処理部に回転を伝達する前
    処理伝動プーリをミツシヨンケースに備えてなる
    コンバインにおいて、 前記ミツシヨンケースの前記支持フレームと隣
    接する側に、凹状となる段差部を設け、該段差部
    に前記前処理伝動プーリを配置して、前記ミツシ
    ヨンケースを前記支持フレームに近接して設置し
    てなるコンバインにおけるミツシヨンケース。
JP1671086U 1986-02-06 1986-02-06 Expired JPH0414978Y2 (ja)

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