JPH0646438A - コンバーゼンス補正装置 - Google Patents

コンバーゼンス補正装置

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JPH0646438A
JPH0646438A JP19937992A JP19937992A JPH0646438A JP H0646438 A JPH0646438 A JP H0646438A JP 19937992 A JP19937992 A JP 19937992A JP 19937992 A JP19937992 A JP 19937992A JP H0646438 A JPH0646438 A JP H0646438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
deflection
current
diodes
convergence
Prior art date
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Pending
Application number
JP19937992A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Harada
光則 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0646438A publication Critical patent/JPH0646438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 S字ミスコンバーゼンスをより完全に補正す
る。 【構成】 水平偏向コイルのインダクタンスを垂直偏向
電流で変調するための垂直偏向電流を流す補助コイルL
V3を備えたものにおいて、ダイオードD1とダイオー
ドD2を逆方向に並列に接続して成るダイオード部を、
垂直偏向コイルLv1,Lv2と前記補助コイルLV3
に直列に接続する。ダイオード部の端子電圧V1がダイ
オードD1,D2の順電圧VF以下では、補助コイルL
V3に電流IV3が供給されず、コンバーゼンス補正は
行われない。端子電圧V1がダイオードD1,D2の順
電圧VF以上になると、ダイオードD1,D2がオンし
て補助コイルLV3に電流IV3が供給される。 【効果】 Y軸方向のS字ミスコンバーゼンスの補正が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機等に
使用される陰極線管に組み合わせる偏向ヨークのコンバ
ーゼンス補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、偏向ヨークにおいて水平偏向コ
イルのインダクタンスを垂直偏向周波数で可変するコン
バーゼンス補正装置は、図6、図7のように構成された
ものがある。LH1およびLH2は水平偏向コイルであ
り、水平偏向コイルLH1は上側に配置され、水平偏向
コイルLH2は下側に配置される。フェライトコア(以
下;コア)に巻線した補助コイルLH3〜LH6がそれ
ぞれ上下の水平偏向コイルLH1,LH2に直列に配さ
れ、同じくフェライトコアに巻線した補助コイルLV3
が垂直偏向コイルに直列に配されている。
【0003】上記補正装置において、水平偏向電流IH
1およびIH2が流れた時、コア1、コア2、コア3、
コア4には各々磁束ΦH1、ΦH2、ΦH3、ΦH4が
発生する。また垂直偏向電流IVが流れた時、コア5に
はΦvが発生する。
【0004】ここでフェライトマグネット6、7(以
下;マグネット)を図6のように配したとき、コア1を
貫通する磁束Φ1はΦH1+Φm+Φv、コア2を貫通
する磁束Φ2はΦH2−Φm−Φv、コア3を貫通する
磁束Φ3はΦH3+Φm−Φv、コア4を貫通する磁束
Φ4はΦH4−Φm+Φvとなる(Φmはマグネットの
磁束)。
【0005】いま、垂直偏向電流IVが変化するとき、
Φvが変化するため各コア(コア1〜4)を貫通する磁
束(前述のΦ1,Φ2,Φ3,Φ4)が変化する。ここ
で、水平偏向コイルLH1に直列に接続された2個の補
助コイルのインダクタンスL1はL1=K(Φ1+Φ
2)、水平偏向コイルLH2に直列に接続された2個の
補助コイルのインダクタンスL2はL2=K(Φ3+Φ
4)である(Kは比例定数)。
【0006】また、コア1〜4に巻線されている条件が
同じであるから、ΦH1=ΦH2=ΦH3=ΦH4であ
る。またコア1〜4は予めΦH1+Φmの近傍で飽和す
るようなものを選定しているので、コア1を貫通する磁
束Φ1は垂直偏向電流IVが増加してもある点で過飽和
状態になるため磁束は増加しない。
【0007】すなわち図8に示すように、垂直偏向電流
IVがまだ小さい段階では垂直偏向電流IVの増加(Φ
vの増加)に伴って磁束Φ1と磁束Φ4は正の方へ増加
し、磁束Φ2と磁束Φ3は負の方へ増加する。点Aにて
コア1が過飽和状態になると、磁束Φ1はほぼ一定とな
り、前述のようにL1=K(Φ1+Φ2)なので、補助
コイルのインダクタンスL1のみ低下し、従ってインダ
クタンスL1とL2に差が生じる事となる。すなわち垂
直偏向電流IVの増加(Φvの増加)が上下の水平偏向
コイルに流れる電流に差を生じさせることとなる。
【0008】CRTのセンター(Y=0)では、垂直偏
向電流IV=0であるから、水平偏向コイルLH1,L
H2のインダクタンス差は生じないため、コンバーゼン
スの補正量はゼロである。ところが、垂直偏向電流IV
が大きくなるCRTの上部及び下部では、Φvが大きく
なるので、補正量は大きくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術では、
垂直偏向電流に比例してコンバーゼンスの補正量が線形
的に決まるので、例えばハイビジョンテレビ等に使用さ
れる広偏向の大型CRTの場合、CRTの上部および下
部の1/2付近以下では補正が過剰になり、Y軸方向の
S字ミスコンバーゼンスが正しく補正ができなかった。
【0010】また、従来技術では各コイルの巻線仕様、
コアの形状、特性を変化させない限り補正量を変化させ
ることはできなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコンバーゼンス補正装置は、従来のコンバー
ゼンス補正装置の垂直偏向コイルの補助コイルに直列に
お互い逆極性のダイオードを接続した。
【0012】さらに、上記補助コイルに並列に可変抵抗
器を接続し、補助コイルに流れる電流値を調整可能にし
た。
【0013】
【作用】補助コイルに直列に接続したダイオードの電流
電圧特性は非線形であり、補正量が非線形となるので、
CRTの中央部では補正量を軽減する事が出来る。従っ
て、上記ダイオードの特性と上記補助コイルの直流抵抗
及びこれと並列に接続された固定抵抗とのパラメータを
適正に選ぶことにより、広偏向大型陰極線管用偏向ヨー
クのY軸方向のS字ミスコンバーゼンスの補正が可能で
ある。
【0014】また可変抵抗器を上記補助コイルに並列に
接続して補正量を変化させることで、偏向コイルの巻線
のバラツキによるCRT周辺部のY軸方向の色ずれを補
正することができる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0016】図1は本発明のコンバーゼンス補正装置の
構造図、図2は本発明コンバーゼンス補正装置の回路図
である。図3は端子電圧V1と垂直偏向電流IVの関係
を示す図である。図4は垂直偏向電流IVとY軸方向の
コンバーゼンス補正量の関係を示す図である。図5は、
広偏向大型陰極線管の第一象元のクロスハッチパターン
の一部である。
【0017】図1中、1〜5はフェライトコア、6,7
は永久磁石である。LH1は上側に配置された水平偏向
コイル、LH2は下側に配置された水平偏向コイルであ
る。LH3,LH4,LH5,LH6は水平偏向コイル
の補助コイルであり、図6の従来例のものと同様にフェ
ライトコア1〜5に巻線されている。LV3は垂直偏向
コイルの補助コイルであり、これらから成るコンバーゼ
ンス補正装置の基本的な動作は図6に示す従来例のもの
と同様である。
【0018】図2に示す偏向コイルの回路図において、
Lv1およびLv2は垂直偏向コイル、D1およびD2
はダイオードである。ダイオードD1とダイオードD2
を互いに逆方向に並列に接続し、このダイオード部を垂
直偏向コイルLv1,Lv2と補助コイルLV3に直列
に接続している。V1はダイオード部の端子電圧を示
し、IV3は補助コイルLV3に流れる電流を示す。こ
の端子電圧V1がダイオードD1,D2の順電圧VF以
下では、補助コイルLV3に電流IV3が供給されず、
コンバーゼンス補正は行われない。そして、端子電圧V
1がダイオードD1,D2の順電圧VF以上になると、
ダイオードD1,D2がオンして補助コイルLV3に電
流IV3が供給され、コンバーゼンス補正が行われる。
【0019】また、ダイオードD1,D2と補助コイル
LV3に並列に接続された抵抗R3の抵抗値を変化させ
ることで、Y軸方向のコンバーゼンス補正量を変化させ
ることができる。
【0020】また、補助コイルLV3に可変抵抗VR1
を並列に接続することによりIV3を変化させられるよ
うに配してあるので、偏向コイルの巻線等によるCRT
の周辺部でのY軸方向のミスコンバーゼンスを補正する
ことができる。
【0021】図3において明らかなように端子電圧V1
がVFに達したら補助コイルに電流IV3が供給され
る。また、図4のように電流IV3によりコンバーゼン
ス補正がきまる。
【0022】図5は広偏向大型陰極線管におけるコンバ
ーゼンスのパターンである。CRTのY軸方向上部、下
部のコンバーゼンスを合わせてくると従来はCRTの上
部、下部1/2付近のコンバーゼンスがずれてくるのに
対して、本発明ではCRT上部、下部1/2付近のコン
バーゼンスが殆ど変化しないためコンバーゼンスのずれ
が殆どない。
【0023】また本実施例のように、可変抵抗器VR1
を補助コイルLV3に並列に接続して、補正量を変化さ
せることで、偏向コイルの巻線のバラツキによるCRT
周辺部のY軸方向の色ずれを補正することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、垂直偏向コイル
の補助コイルに直列にお互い逆極性に接続したダイオー
ドを接続することにより、Y軸方向のS字ミスコンバー
ゼンスをより完全に補正する事ができる。また、可変抵
抗器を補助コイルに並列に接続することで個々の偏向コ
イルをばらつきを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における補正装置の構造図
【図2】本発明の一実施例における補正装置の回路図
【図3】本発明の一実施例の補正装置における端子電圧
V1と垂直偏向電流IVの関係を示す図
【図4】本発明の一実施例の補正装置における垂直偏向
電流IV、と補正量の関係を示す図
【図5】広偏向陰極線管をコンバーゼンス補正したパタ
ーン図
【図6】従来の補正装置の構造図
【図7】従来の補正装置の回路図
【図8】コンバーゼンス補正装置の動作原理図
【符号の説明】
1,2,3,4,5 フェライトコア 6,7 永久磁石 LH1,LH2 水平偏向コイル LH3,LH4,LH5,LH6,LV3 補助コイル Lv1,Lv2 垂直偏向コイル D1,D2 ダイオード VR1 可変抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管の電子ビームを偏向するための偏
    向磁界を発生する偏向ヨークにおいて、水平偏向コイル
    のインダクタンスを垂直偏向電流で変調する装置の垂直
    コイル部巻線に直列にお互い逆極性に接続したダイオー
    ドを接続したコンバーゼンス補正装置。
  2. 【請求項2】陰極線管の電子ビームを偏向するための偏
    向磁界を発生する偏向ヨークにおいて水平偏向コイルの
    インダクタンスを垂直偏向周波数で変調する装置の垂直
    コイル部巻線に並列に可変抵抗器を接続し、電子ビーム
    のスクリーン上でのY軸方向の色ずれを補正することが
    可能なコンバーゼンス補正装置。
JP19937992A 1992-07-27 1992-07-27 コンバーゼンス補正装置 Pending JPH0646438A (ja)

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