JPH0646283B2 - 光学系切換式カメラ - Google Patents
光学系切換式カメラInfo
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- JPH0646283B2 JPH0646283B2 JP23088383A JP23088383A JPH0646283B2 JP H0646283 B2 JPH0646283 B2 JP H0646283B2 JP 23088383 A JP23088383 A JP 23088383A JP 23088383 A JP23088383 A JP 23088383A JP H0646283 B2 JPH0646283 B2 JP H0646283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- sub
- switch
- optical axis
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/12—Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B19/00—Cameras
- G03B19/02—Still-picture cameras
- G03B19/04—Roll-film cameras
- G03B19/07—Roll-film cameras having more than one objective
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、主光学系と副光学系とを備え、主光学系のみ
で撮影する態様と、両光学系を合わせた合成光学系で撮
影する態様とを持つ光学系切換式カメラに関する。
で撮影する態様と、両光学系を合わせた合成光学系で撮
影する態様とを持つ光学系切換式カメラに関する。
(発明の背景) 従来この種のカメラとして、特開昭58−145930
号公報に開示されたものがある。このカメラは、主光学
系の光路に挿入した位置と該光路から退避した位置との
間で、副光学系を主光学系の光軸と直交する平面内で揺
動させる駆動部材を有していた。この駆動部材は、一端
を固定軸に揺動可能に軸支されており、他端に副光学系
を一体的に保持していた。駆動部材は、固定的に設けら
れた位置決め部材に当接することにより、挿入位置で静
止し、副光学系の光軸を主光学系の光軸に一致させ、か
つ副光学系を該光軸方向の所定位置に位置づけるべく構
成されていた。ところが、位置決め部材が前記固定軸す
なわち駆動部材の揺動中心と主光学系の光軸との間に配
設されているため、この位置決め部材の配設位置に誤差
があると、この誤差は拡大されて副光学系の位置決めに
影響することになり、副光学系の光軸と主光学系の光軸
とが合致しなくなった。また駆動部材と固定軸との間に
はガタが不可避的に存在するが、このガタにより、副光
学系が光軸方向の所定位置に位置づけられなかったり、
副光学系の光軸が主光学系の光軸に対して角度をもつと
いった不都合が生じた。
号公報に開示されたものがある。このカメラは、主光学
系の光路に挿入した位置と該光路から退避した位置との
間で、副光学系を主光学系の光軸と直交する平面内で揺
動させる駆動部材を有していた。この駆動部材は、一端
を固定軸に揺動可能に軸支されており、他端に副光学系
を一体的に保持していた。駆動部材は、固定的に設けら
れた位置決め部材に当接することにより、挿入位置で静
止し、副光学系の光軸を主光学系の光軸に一致させ、か
つ副光学系を該光軸方向の所定位置に位置づけるべく構
成されていた。ところが、位置決め部材が前記固定軸す
なわち駆動部材の揺動中心と主光学系の光軸との間に配
設されているため、この位置決め部材の配設位置に誤差
があると、この誤差は拡大されて副光学系の位置決めに
影響することになり、副光学系の光軸と主光学系の光軸
とが合致しなくなった。また駆動部材と固定軸との間に
はガタが不可避的に存在するが、このガタにより、副光
学系が光軸方向の所定位置に位置づけられなかったり、
副光学系の光軸が主光学系の光軸に対して角度をもつと
いった不都合が生じた。
(発明の目的) 本発明の目的は、副光学系の位置決めを、高精度にでき
るようにした光学系切換式カメラを得ることにある。
るようにした光学系切換式カメラを得ることにある。
(発明の概要) この目的を達成するために本発明の光学系切換式カメラ
は、 副光学系を、主光学系の光路に挿入した位置と該光路か
ら退避した位置との間で変位させる駆動手段と、 主光学系の光軸の周囲に設けられると共に副光学系が係
合可能であって、該係合時に副光学系の光軸を主光学系
の光軸に一致させ、かつ副光学系を光軸方向の所定位置
に位置づけて、主光学系と副光学系とで合成光学系を構
成させる位置決め手段とを有し、 駆動手段は、退避位置から挿入位置へ変位させる過程の
終端で副光学系を、位置決め手段に係合しない位置から
係合する位置へ向けて光軸方向に変位させることを特徴
とするものである。
は、 副光学系を、主光学系の光路に挿入した位置と該光路か
ら退避した位置との間で変位させる駆動手段と、 主光学系の光軸の周囲に設けられると共に副光学系が係
合可能であって、該係合時に副光学系の光軸を主光学系
の光軸に一致させ、かつ副光学系を光軸方向の所定位置
に位置づけて、主光学系と副光学系とで合成光学系を構
成させる位置決め手段とを有し、 駆動手段は、退避位置から挿入位置へ変位させる過程の
終端で副光学系を、位置決め手段に係合しない位置から
係合する位置へ向けて光軸方向に変位させることを特徴
とするものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
本実施例は、光学系の切換により焦点距離が変化するカ
メラである。
メラである。
第1図乃至第3図は、それぞれ本発明の一実施例の平面
図を示している。各図において、カメラ本体1の前面に
は、防塵カバー2が図中左右方向に、主光学系3がその
光軸方向(図中上下方向)に変位可能に、すなわち繰り
出し、繰り込み可能に設けられている。カメラ本体1の
内部には副光学系4が、主光学系3の光路すなわち撮影
光束に挿入した位置と該光束から退避した位置との間で
主光学系3の光軸を横切る方向(図中左右方向)に変位
可能に設けられている。カメラ本体1の上面には光学系
の焦点距離を切り換えるための焦点距離選択部材5か常
時操作可能に設けられている。
図を示している。各図において、カメラ本体1の前面に
は、防塵カバー2が図中左右方向に、主光学系3がその
光軸方向(図中上下方向)に変位可能に、すなわち繰り
出し、繰り込み可能に設けられている。カメラ本体1の
内部には副光学系4が、主光学系3の光路すなわち撮影
光束に挿入した位置と該光束から退避した位置との間で
主光学系3の光軸を横切る方向(図中左右方向)に変位
可能に設けられている。カメラ本体1の上面には光学系
の焦点距離を切り換えるための焦点距離選択部材5か常
時操作可能に設けられている。
第1図において、防塵カバー2は開位置にある。焦点距
離選択部材5は主光学系3の焦点距離を望遠の領域にす
る望遠位置にあり、カメラ本体1の上面に付された文字
「T」と対向している。主光学系3は、防塵カバー2の
前面より突出した繰出位置にあり、挿入位置にある副光
学系4と合成光学系を構成して望遠領域の焦点距離にな
っている。
離選択部材5は主光学系3の焦点距離を望遠の領域にす
る望遠位置にあり、カメラ本体1の上面に付された文字
「T」と対向している。主光学系3は、防塵カバー2の
前面より突出した繰出位置にあり、挿入位置にある副光
学系4と合成光学系を構成して望遠領域の焦点距離にな
っている。
第2図において、防塵カバー2は開位置にある。焦点距
離選択部材5は主光学系3の焦点距離を広角の領域にす
る広角位置にあり、カメラ本体1の上面に付された文字
「W」と対向している。この時、主光学系3は、繰出位
置よりカメラ本体1に繰り込まれた繰込位置にあり、上
記副光学系4は退避位置にある。主光学系3は広角領域
の焦点距離になっている。
離選択部材5は主光学系3の焦点距離を広角の領域にす
る広角位置にあり、カメラ本体1の上面に付された文字
「W」と対向している。この時、主光学系3は、繰出位
置よりカメラ本体1に繰り込まれた繰込位置にあり、上
記副光学系4は退避位置にある。主光学系3は広角領域
の焦点距離になっている。
第3図において、防塵カバー2は閉位置にあって、主光
学系3を覆っている。この時主光学系3は、焦点距離選
択部材5が望遠位置にあるにもかかわらず繰込位置にあ
り、副光学系4は、退避位置にある。防塵カバーがこの
閉位置にある時は、撮影が不可能であることをカメラ上
部から視認可能とするために、防塵カバー2の上面に付
された指標2aが、カメラ本体1の上面に付された文字
「OFF」と対向している。
学系3を覆っている。この時主光学系3は、焦点距離選
択部材5が望遠位置にあるにもかかわらず繰込位置にあ
り、副光学系4は、退避位置にある。防塵カバーがこの
閉位置にある時は、撮影が不可能であることをカメラ上
部から視認可能とするために、防塵カバー2の上面に付
された指標2aが、カメラ本体1の上面に付された文字
「OFF」と対向している。
第1図のカメラ本体を一部破断した部分には、摺動接片
が防塵カバー2に固着されたスイッチSw1と摺動接片
が焦点距離選択部材5に固着されたスイッチSw2とが
示されている。
が防塵カバー2に固着されたスイッチSw1と摺動接片
が焦点距離選択部材5に固着されたスイッチSw2とが
示されている。
スイッチSw1は、防塵カバー2が開位置にある時ON
となり、開位置から閉位置に向けて変位するとOFFと
なる。このスイッチSw1は、主光学系3を変位させる
後述のモータ12の回転方向を制御すると共に、後述の
シャッター制御回路31への給電を制御する。
となり、開位置から閉位置に向けて変位するとOFFと
なる。このスイッチSw1は、主光学系3を変位させる
後述のモータ12の回転方向を制御すると共に、後述の
シャッター制御回路31への給電を制御する。
スイッチSw2は、焦点距離選択部材5の位置に応じて
切り換わり、主光学系3を変位させる後述のモータ12
の回転方向を制御する。スイッチSw2は、焦点距離選
択部材5が望遠位置にある時ONとなり、広角位置にあ
る時OFFとなる。
切り換わり、主光学系3を変位させる後述のモータ12
の回転方向を制御する。スイッチSw2は、焦点距離選
択部材5が望遠位置にある時ONとなり、広角位置にあ
る時OFFとなる。
第4図は、本実施例の主光学系変位機構を示す斜視図で
ある。
ある。
同図は、主光学系3が繰出位置にある時の状態を示して
いる。台板10の中央部には撮影光束が通過する開口1
0aが設けられており、その前方には一点鎖線で示した
絞り兼シャッター装置11と主光学系3とが固設されて
いる。台板10の上方裏面にはモータ12が固設されて
いる。その回転軸の両端は、モータ12のケーシングの
両端面を貫通してそれぞれ突出している。回転軸の一端
にはベベルギヤ12a(第5図に図示)が固設されてい
る。このベベルギヤ12aには台板10に軸支されたベ
ベルギヤ13がかみ合い、このギヤ13の平歯の部分に
は同じく台板に軸支されたギヤ14がかみ合っている。
ギヤ14の中央には貫通孔が開けられており、この貫通
孔にはギヤ14の回転中心を軸心とするめねじが切られ
ている。このめねじには、案内軸15に切られたおねじ
が螺合している。案内軸15は、光軸方向に延びてお
り、末端はカメラ本体の基板1aに固設され、先端は台
板10の貫通孔10bに軸方向摺動可能に挿入されてい
る。モータ12の回転軸の他端にはベベルギヤ12bが
固設されている。このベベルギヤ12bには台板10に
軸支されたベベルギヤ16がかみ合い、このギヤ16の
平歯の部分には台板10に軸支されたギヤ列17の入力
ギヤ17aがかみ合っている。ギヤ列17の出力ギヤ1
7bの中央には貫通孔が開けられており、この貫通孔に
はギヤ17bの回転中心を軸心とするめねじが切られて
いる。このめねじには、案内軸18に切られたおねじが
螺合している。案内軸18は、光軸方向に延びており、
末端はカメラ本体の基板1aに固設され、先端は台板1
0の貫通孔10cに軸方向摺動可能に挿入されている。
モータの一定量回転に対するギヤ14、17bの回転の
量と方向は著しくなるように設定されており、またギヤ
14と案内軸15の螺合と、ギヤ17bと案内軸18の
螺合の条件も等しく設定されている。基板1aには光軸
方向に延びる案内軸19も植設されている。案内軸19
は、台板10の裏面に突設された張出部10dの貫通孔
10eと台板10の貫通孔10fとに軸方向摺動可能に
挿入されている。
いる。台板10の中央部には撮影光束が通過する開口1
0aが設けられており、その前方には一点鎖線で示した
絞り兼シャッター装置11と主光学系3とが固設されて
いる。台板10の上方裏面にはモータ12が固設されて
いる。その回転軸の両端は、モータ12のケーシングの
両端面を貫通してそれぞれ突出している。回転軸の一端
にはベベルギヤ12a(第5図に図示)が固設されてい
る。このベベルギヤ12aには台板10に軸支されたベ
ベルギヤ13がかみ合い、このギヤ13の平歯の部分に
は同じく台板に軸支されたギヤ14がかみ合っている。
ギヤ14の中央には貫通孔が開けられており、この貫通
孔にはギヤ14の回転中心を軸心とするめねじが切られ
ている。このめねじには、案内軸15に切られたおねじ
が螺合している。案内軸15は、光軸方向に延びてお
り、末端はカメラ本体の基板1aに固設され、先端は台
板10の貫通孔10bに軸方向摺動可能に挿入されてい
る。モータ12の回転軸の他端にはベベルギヤ12bが
固設されている。このベベルギヤ12bには台板10に
軸支されたベベルギヤ16がかみ合い、このギヤ16の
平歯の部分には台板10に軸支されたギヤ列17の入力
ギヤ17aがかみ合っている。ギヤ列17の出力ギヤ1
7bの中央には貫通孔が開けられており、この貫通孔に
はギヤ17bの回転中心を軸心とするめねじが切られて
いる。このめねじには、案内軸18に切られたおねじが
螺合している。案内軸18は、光軸方向に延びており、
末端はカメラ本体の基板1aに固設され、先端は台板1
0の貫通孔10cに軸方向摺動可能に挿入されている。
モータの一定量回転に対するギヤ14、17bの回転の
量と方向は著しくなるように設定されており、またギヤ
14と案内軸15の螺合と、ギヤ17bと案内軸18の
螺合の条件も等しく設定されている。基板1aには光軸
方向に延びる案内軸19も植設されている。案内軸19
は、台板10の裏面に突設された張出部10dの貫通孔
10eと台板10の貫通孔10fとに軸方向摺動可能に
挿入されている。
このような構成なので、モータ12が回転すると、ギヤ
14と案内軸15の螺合と、ギア17bと案内軸18の
螺合により、台板10は光軸に対して垂直を保ったまま
光軸方向に平行移動し、それに固設された主光学系3、
絞り兼シャッター装置11は、繰出位置と繰込位置との
間を光軸方向に変位する。
14と案内軸15の螺合と、ギア17bと案内軸18の
螺合により、台板10は光軸に対して垂直を保ったまま
光軸方向に平行移動し、それに固設された主光学系3、
絞り兼シャッター装置11は、繰出位置と繰込位置との
間を光軸方向に変位する。
台板10の右側面にはプリント基板20が固設されてい
る。このプリント基板20の表面には、導体ランド20
a〜20cが設けられており、これらにはカメラ本体に
固設された3つの摺動接片21〜23がそれぞれ摺接可
能となっている。摺動接片21と導体ランド20aとで
スイッチSw3を、摺動接片22と導体ランド20bと
でスイッチSw4を、摺動接片23と導体ランド20c
とでスイッチSw5をそれぞれ構成している。スイッチ
Sw3は主光学系3が繰込位置にある時、スイッチSw
4は繰出位置にある時、スイッチSw5は繰込位置と繰
出位置の中間にある時それぞれOFFとなる。スイッチ
Sw3、Sw4はリミットスイッチとして働き、主光学
系3が繰込位置または繰出位置まで変位していくるとモ
ータ12の給電を断つ。スイッチSw5は、主光学系3
が上記両位置の中間の位置にあって、フィルム面に被写
体像を形成不可能な時に、シャッターレリーズが出来な
いようにするためのスイッチであり、後述のシャッター
制御回路31(第6図に図示)への給電を断つためのス
イッチである。
る。このプリント基板20の表面には、導体ランド20
a〜20cが設けられており、これらにはカメラ本体に
固設された3つの摺動接片21〜23がそれぞれ摺接可
能となっている。摺動接片21と導体ランド20aとで
スイッチSw3を、摺動接片22と導体ランド20bと
でスイッチSw4を、摺動接片23と導体ランド20c
とでスイッチSw5をそれぞれ構成している。スイッチ
Sw3は主光学系3が繰込位置にある時、スイッチSw
4は繰出位置にある時、スイッチSw5は繰込位置と繰
出位置の中間にある時それぞれOFFとなる。スイッチ
Sw3、Sw4はリミットスイッチとして働き、主光学
系3が繰込位置または繰出位置まで変位していくるとモ
ータ12の給電を断つ。スイッチSw5は、主光学系3
が上記両位置の中間の位置にあって、フィルム面に被写
体像を形成不可能な時に、シャッターレリーズが出来な
いようにするためのスイッチであり、後述のシャッター
制御回路31(第6図に図示)への給電を断つためのス
イッチである。
尚フィルム24は、基板1aに開けられた撮影開口の後
方に配設される。
方に配設される。
第5図は、台板10の裏面に配設された副光学系装脱機
構の斜視図である。
構の斜視図である。
同図において、台板10の裏面には減速ギヤ列25とカ
ムギヤ26と駆動部材27とが軸支されており、駆動部
材27には副光学系4が保持されている。減速ギヤ列2
5の入力ギヤ25aは、上記ベベルギヤ13の平歯部分
とかみ合っており、減速ギヤ列25の最終ギヤ25bは
カムギヤ26とかみ合っている。カムギヤ26と駆動部
材27とは同軸であって、両者はカムギヤ26の端面に
設けられた正面カム26aを介して結合されている。
ムギヤ26と駆動部材27とが軸支されており、駆動部
材27には副光学系4が保持されている。減速ギヤ列2
5の入力ギヤ25aは、上記ベベルギヤ13の平歯部分
とかみ合っており、減速ギヤ列25の最終ギヤ25bは
カムギヤ26とかみ合っている。カムギヤ26と駆動部
材27とは同軸であって、両者はカムギヤ26の端面に
設けられた正面カム26aを介して結合されている。
減速ギヤ列25の減速比は、次のように設定されてい
る。すなわち主光学系3が繰出位置にある時は、副光学
系4を撮影光束中に挿入した挿入位置(実線で図示)に
置き、主光学系3が繰込位置にある時は、副光学系4を
撮影光束から退避させた退避位置(2点鎖線で図示)に
置くようになっている。
る。すなわち主光学系3が繰出位置にある時は、副光学
系4を撮影光束中に挿入した挿入位置(実線で図示)に
置き、主光学系3が繰込位置にある時は、副光学系4を
撮影光束から退避させた退避位置(2点鎖線で図示)に
置くようになっている。
第6図乃至第9図は、副光学系装脱機構の断面図を示し
ている。
ている。
同各図において、開口10aの前方の台板10には主光
学系3と絞り兼シャッター装置11が固設され、開口1
0aの後方には、副光学系4の位置決め手段28が形成
されている。位置決め手段28は、主光学系3の光軸を
軸心とする内筒面28a、すりばち状の案内面28b、
主光学系3の光軸と直交する当接面28cとから成る。
この位置決め手段28には、副光学系4を一体的に保持
する保持筒4aが係合可能であって、該係合時に副光学
系4の光軸は繰出位置にある主光学系3の光軸に合わせ
られ、かつ副光学系4は該光軸方向の所定位置に位置づ
けられる。この光軸合わせは保持筒4aの前側端面4b
から突設した小筒4cが位置決め手段28の内筒面28
aに挿入されることにより成され、光軸方向の位置づけ
は保持筒4aの端面4bが位置決め手段28の当接面2
8cに当接することにより成される。
学系3と絞り兼シャッター装置11が固設され、開口1
0aの後方には、副光学系4の位置決め手段28が形成
されている。位置決め手段28は、主光学系3の光軸を
軸心とする内筒面28a、すりばち状の案内面28b、
主光学系3の光軸と直交する当接面28cとから成る。
この位置決め手段28には、副光学系4を一体的に保持
する保持筒4aが係合可能であって、該係合時に副光学
系4の光軸は繰出位置にある主光学系3の光軸に合わせ
られ、かつ副光学系4は該光軸方向の所定位置に位置づ
けられる。この光軸合わせは保持筒4aの前側端面4b
から突設した小筒4cが位置決め手段28の内筒面28
aに挿入されることにより成され、光軸方向の位置づけ
は保持筒4aの端面4bが位置決め手段28の当接面2
8cに当接することにより成される。
駆動部材27は、台板10に植設された固定軸10g
に、軸受部27aを介して軸方向に摺動可能に軸支され
ている。駆動部材27には副光学系4を遊嵌状態で収容
する内周溝27bが形成されている。副光学系4の保持
筒4aの外周には全周にわたって鍔4dが設けられてお
り、内周溝27bと鍔4dとの間には、コイルばね29
が挿入されている。このばね29は、挿入位置にもたら
された副光学系4を位置決め手段28と当接する方向に
付勢する働きをする。軸10gにはカムギヤ26も軸支
されており、この端面に形成された正面カム26aには
駆動部材27の一端に設けられた摺接部27cが摺接可
能である。軸10gには駆動部材27の軸受部材27a
を挟む形で上下に一対の鍔10h、10iが固設され、
鍔10hと駆動部材27の後端面との間にばね30が挿
入されている。ばね30は、駆動部材27の摺接部27
cをカム26aに押しつけるか、または軸受部27aの
前端面を鍔10iに押しつける働きをする。台板10に
は駆動部材27の自由端27dを係止する係止部材10
j、10kが植設されており、係止部材10jは副光学
系4が挿入位置にもたらされた時に駆動部材27の揺動
を係止し、係止部材10kは副光学系4が退避位置にも
たらされた時に駆動部材27の揺動を係止する。また係
止部材10kの末端付近には、退避位置にもたらされた
副光学系4の小筒4cが遊嵌状態で落ち込む円孔101
が設けられている。
に、軸受部27aを介して軸方向に摺動可能に軸支され
ている。駆動部材27には副光学系4を遊嵌状態で収容
する内周溝27bが形成されている。副光学系4の保持
筒4aの外周には全周にわたって鍔4dが設けられてお
り、内周溝27bと鍔4dとの間には、コイルばね29
が挿入されている。このばね29は、挿入位置にもたら
された副光学系4を位置決め手段28と当接する方向に
付勢する働きをする。軸10gにはカムギヤ26も軸支
されており、この端面に形成された正面カム26aには
駆動部材27の一端に設けられた摺接部27cが摺接可
能である。軸10gには駆動部材27の軸受部材27a
を挟む形で上下に一対の鍔10h、10iが固設され、
鍔10hと駆動部材27の後端面との間にばね30が挿
入されている。ばね30は、駆動部材27の摺接部27
cをカム26aに押しつけるか、または軸受部27aの
前端面を鍔10iに押しつける働きをする。台板10に
は駆動部材27の自由端27dを係止する係止部材10
j、10kが植設されており、係止部材10jは副光学
系4が挿入位置にもたらされた時に駆動部材27の揺動
を係止し、係止部材10kは副光学系4が退避位置にも
たらされた時に駆動部材27の揺動を係止する。また係
止部材10kの末端付近には、退避位置にもたらされた
副光学系4の小筒4cが遊嵌状態で落ち込む円孔101
が設けられている。
第6図は、副光学系4が挿入位置にあって、かつ位置決
め手段28と係合した位置(以下完全挿入位置という)
にある時の状態を示している。第7図は、副光学系4が
挿入位置にはあるが、カム26aに押し上げられて位置
決め手段28には係合しない位置(以下不完全挿入位置
という)にある時の状態を示している。第8図、副光学
系4が退避位置にあるが、その小筒4cが円孔101に
落ち込まない位置(以下不完全退避位置という)にある
時の状態を示している。第9図は、副光学系4が退避位
置にあって、かつその小筒4cが円孔101に落ち込ん
だ位置(以下 完全退避位置という)にある時の状態を
示している。
め手段28と係合した位置(以下完全挿入位置という)
にある時の状態を示している。第7図は、副光学系4が
挿入位置にはあるが、カム26aに押し上げられて位置
決め手段28には係合しない位置(以下不完全挿入位置
という)にある時の状態を示している。第8図、副光学
系4が退避位置にあるが、その小筒4cが円孔101に
落ち込まない位置(以下不完全退避位置という)にある
時の状態を示している。第9図は、副光学系4が退避位
置にあって、かつその小筒4cが円孔101に落ち込ん
だ位置(以下 完全退避位置という)にある時の状態を
示している。
第10図は、カム26aのカム線図を示している。カム
26aは、回転角Θが0からΘ1にかけて揚程が0で変
化しない第1平坦区間Aと、Θ1からΘ2にかけて揚程
hが0からh1まで直線的に増加する第1斜面区間B
と、Θ2からΘ3にかけて揚程hがh1で変化しない第
2平坦区間Cと、Θ3から360°にかけて揚程hがh
1から0まで直線的に減少する第2斜面区間Dとから成
る。
26aは、回転角Θが0からΘ1にかけて揚程が0で変
化しない第1平坦区間Aと、Θ1からΘ2にかけて揚程
hが0からh1まで直線的に増加する第1斜面区間B
と、Θ2からΘ3にかけて揚程hがh1で変化しない第
2平坦区間Cと、Θ3から360°にかけて揚程hがh
1から0まで直線的に減少する第2斜面区間Dとから成
る。
カム26aは、副光学系4に対して3つの作用をする。
第1は、副光学系4を完全挿入位置と不完全挿入位置と
の間で主光学系3の光軸方向に変位させる作用である。
第2は、副光学系4を不完全挿入位置と不完全退避位置
との間で主光学系3の光軸を横切る方向に変位させる作
用である。第3は、副光学系4を不完全退避位置と完全
退避位置との間で主光学系3の光軸方向に変位させる作
用である。詳しくは後述する。
第1は、副光学系4を完全挿入位置と不完全挿入位置と
の間で主光学系3の光軸方向に変位させる作用である。
第2は、副光学系4を不完全挿入位置と不完全退避位置
との間で主光学系3の光軸を横切る方向に変位させる作
用である。第3は、副光学系4を不完全退避位置と完全
退避位置との間で主光学系3の光軸方向に変位させる作
用である。詳しくは後述する。
第11図は、本実施例の光学系3、4を駆動するための
モータ制御回路を示している。
モータ制御回路を示している。
同図において、モータ12は3つの給電経路で駆動され
る。
る。
第1の経路は、電源Eの正極−スイッチSw3−スイッ
チSw7a−モータ12−スイッチSw7B−電源Eの
負極の経路である。この経路で給電がなされることによ
り、モータ12は回転し、主光学系3を繰込位置へ変位
させると共に副光学系4を退避位置に変位させる。
チSw7a−モータ12−スイッチSw7B−電源Eの
負極の経路である。この経路で給電がなされることによ
り、モータ12は回転し、主光学系3を繰込位置へ変位
させると共に副光学系4を退避位置に変位させる。
第2の経路は、電源Eの正極−スイッチSw4−スイッ
チSw8a−モータ12−スイッチSw8b−電源Eの
負極の経路である。この経路で給電がなされることによ
り、モータ12は第1の経路の時とは逆方向に回転し
て、主光学系3を繰出位置へ変位させると共に副光学系
4を挿入位置に変位させる。
チSw8a−モータ12−スイッチSw8b−電源Eの
負極の経路である。この経路で給電がなされることによ
り、モータ12は第1の経路の時とは逆方向に回転し
て、主光学系3を繰出位置へ変位させると共に副光学系
4を挿入位置に変位させる。
ここでスイッチSw7a、Sw7b、Sw8a、Sw8
bは、後述の論理回路40(第12図に図示)によって
開閉制御される半導体スイッチである。
bは、後述の論理回路40(第12図に図示)によって
開閉制御される半導体スイッチである。
第3の経路は、自動焦点調節・シャッター制限回路31
とモータ12とを結ぶ経路であって、この制御回路31
の出力によりモータ12は正逆転して、光学系を光軸方
向に前後させ、焦点を合致させる。
とモータ12とを結ぶ経路であって、この制御回路31
の出力によりモータ12は正逆転して、光学系を光軸方
向に前後させ、焦点を合致させる。
この制御回路31の給電路には、直列接続されたスイッ
チSw1a、Sw5が挿入されている。スイッチSw1
aは、上記スイッチSw1によって制御され、これと同
相で開閉される半導体スイッチであって、防塵カバー2
が開位置にある時だけONとなる。スイッチSw5は主
光学系3が繰出位置と繰込位置とにある時(副光学系4
が完全挿入位置と完全退避位置とにある時)だけONと
なる。これらにより防塵カバー2や光学系3、4が撮影
に不適当な位置にある時に自動焦点調節がなされること
やシャッターが動作することが防がれる。
チSw1a、Sw5が挿入されている。スイッチSw1
aは、上記スイッチSw1によって制御され、これと同
相で開閉される半導体スイッチであって、防塵カバー2
が開位置にある時だけONとなる。スイッチSw5は主
光学系3が繰出位置と繰込位置とにある時(副光学系4
が完全挿入位置と完全退避位置とにある時)だけONと
なる。これらにより防塵カバー2や光学系3、4が撮影
に不適当な位置にある時に自動焦点調節がなされること
やシャッターが動作することが防がれる。
第12図は、第11図のモータ制御回路の動作を制御す
る論理回路40を示している。この論理回路40は、一
対の入力端子40a、40bと一対の出力端子40c、
40dとを備えている。入力端子40aは上記スイッチ
Sw1と接地抵抗の間に、入力端子40bは上記スイッ
チSw2と接地抵抗の間に、出力端子40cは上記スイ
ッチSw7a、Sw7bの制御端子に、出力端子40d
は上記スイッチSw8a、8bの制御端子にそれぞれ接
続されている。入力端子40aは、スイッチSw1がO
Nの時、すなわち防塵カバー2が開位置にある時にHigh
レベルとなり、スイッチSw1がOFFの時、すなわち
防塵カバー2が閉位置にある時にLowレベルとなる。入
力端子40bは、スイッチSw2がONの時、すなわち
焦点距離選択部材5が望遠位置にある時にHighレベルと
なり、スイッチSw2がOFFの時、すなわち焦点距離
選択部材5が広角位置にある時にLowレベルとなる。出
力端子40cは、Highレベルの時上記スイッチSw7
a、Sw7bを共にONにし、Lowレベルの時共にOF
Fにする。出力端子40dは、Highレベルの時上記スイ
ッチSw8a、Sw8bを共にONにし、Lowレベルの
時共にOFFにする。
る論理回路40を示している。この論理回路40は、一
対の入力端子40a、40bと一対の出力端子40c、
40dとを備えている。入力端子40aは上記スイッチ
Sw1と接地抵抗の間に、入力端子40bは上記スイッ
チSw2と接地抵抗の間に、出力端子40cは上記スイ
ッチSw7a、Sw7bの制御端子に、出力端子40d
は上記スイッチSw8a、8bの制御端子にそれぞれ接
続されている。入力端子40aは、スイッチSw1がO
Nの時、すなわち防塵カバー2が開位置にある時にHigh
レベルとなり、スイッチSw1がOFFの時、すなわち
防塵カバー2が閉位置にある時にLowレベルとなる。入
力端子40bは、スイッチSw2がONの時、すなわち
焦点距離選択部材5が望遠位置にある時にHighレベルと
なり、スイッチSw2がOFFの時、すなわち焦点距離
選択部材5が広角位置にある時にLowレベルとなる。出
力端子40cは、Highレベルの時上記スイッチSw7
a、Sw7bを共にONにし、Lowレベルの時共にOF
Fにする。出力端子40dは、Highレベルの時上記スイ
ッチSw8a、Sw8bを共にONにし、Lowレベルの
時共にOFFにする。
論理回路40の入力端子40aは、イクスクルーシブオ
ア回路40eの一方の入力端子とノア回路40fの一方
の入力端子とに接続されている。入力端子40bは、イ
クスクルーシブオア回路40eの他方の入力端子とノア
回路40fの他方の入力端子とに接続されている。両回
路40e、40fの出力端子は、オア回路40gの両入
力端子にそれぞれ接続されている。オア回路40gの出
力端子は、論理回路40の出力端子40cとインバータ
40hの入力端子とに接続され、インバータ40hの出
力端子は、論理回路40の出力端子40dに接続されて
いる。
ア回路40eの一方の入力端子とノア回路40fの一方
の入力端子とに接続されている。入力端子40bは、イ
クスクルーシブオア回路40eの他方の入力端子とノア
回路40fの他方の入力端子とに接続されている。両回
路40e、40fの出力端子は、オア回路40gの両入
力端子にそれぞれ接続されている。オア回路40gの出
力端子は、論理回路40の出力端子40cとインバータ
40hの入力端子とに接続され、インバータ40hの出
力端子は、論理回路40の出力端子40dに接続されて
いる。
下表には、防塵カバー2の位置、焦点距離選択部材5の
位置、これらの位置によって切り換わる、スイッチSw
1、Sw2の状態、論理回路40の入力端子40a、4
0b、出力端子40c、40dのレベル、スイッチSw
7a、Sw7b、Sw8a、Sw8bの状態、主光学系
3、副光学系4の位置の関係がまとめてある。
位置、これらの位置によって切り換わる、スイッチSw
1、Sw2の状態、論理回路40の入力端子40a、4
0b、出力端子40c、40dのレベル、スイッチSw
7a、Sw7b、Sw8a、Sw8bの状態、主光学系
3、副光学系4の位置の関係がまとめてある。
〔1〕第1図に示すように、防塵カバー2が開位置に、
焦点距離選択部材5が望遠位置にあって、主光学系3が
既に繰出位置にある時は、スイッチSw1、Sw2は共
にONの状態にあるので、論理回路40の入力端子40
a、40bは共にHighレベルとなる。イクスクルーシブ
オア回路40e、ノア回路40fの出力端子はLowレベ
ルとなり、オア回路40gの出力端子もLowレベルとな
る。論理回路40の出力端子40c、40dはそれぞれ
Low、Highレベルとなる。これにより第6図に示すスイッ
チSw7a、Sw7bはOFFとなり、スイッチSw8
a、Sw8bはONとなる。主光学系3は繰出位置にあ
るので、第4図に示すようにスイッチSw3、Sw4、
Sw5は、それぞれON、OFF、ONの状態にある。
スイッチSw7a、Sw7bがOFFであるから上記第
1の経路は形成されず、スイナッチSw4がOFFであ
るから上記第2の経路も形成されない。
焦点距離選択部材5が望遠位置にあって、主光学系3が
既に繰出位置にある時は、スイッチSw1、Sw2は共
にONの状態にあるので、論理回路40の入力端子40
a、40bは共にHighレベルとなる。イクスクルーシブ
オア回路40e、ノア回路40fの出力端子はLowレベ
ルとなり、オア回路40gの出力端子もLowレベルとな
る。論理回路40の出力端子40c、40dはそれぞれ
Low、Highレベルとなる。これにより第6図に示すスイッ
チSw7a、Sw7bはOFFとなり、スイッチSw8
a、Sw8bはONとなる。主光学系3は繰出位置にあ
るので、第4図に示すようにスイッチSw3、Sw4、
Sw5は、それぞれON、OFF、ONの状態にある。
スイッチSw7a、Sw7bがOFFであるから上記第
1の経路は形成されず、スイナッチSw4がOFFであ
るから上記第2の経路も形成されない。
この場合、主光学系3は繰出位置で、副光学系4は第6
図に示すように位置決め手段28と完全に係合した完全
挿入位置でそれぞれ静止しており、両光学系により合成
光学系が構成され、その焦点距離は望遠の領域になる。
またスイッチSw1a、Sw5は共にONであるから、
自動焦点調節・シャッター制御回路31は作動可能状態
にあり、望遠光学系での撮影が可能である。第1図は、
この時の状態を示している。
図に示すように位置決め手段28と完全に係合した完全
挿入位置でそれぞれ静止しており、両光学系により合成
光学系が構成され、その焦点距離は望遠の領域になる。
またスイッチSw1a、Sw5は共にONであるから、
自動焦点調節・シャッター制御回路31は作動可能状態
にあり、望遠光学系での撮影が可能である。第1図は、
この時の状態を示している。
撮影開始操作に伴いモータ12は第3の経路で給電を受
けて回転し、光学系3、4を望遠領域の至近から無限遠
の間で光軸方向に変位させ、焦点調節を行わせる。この
望遠領域における焦点調節のためのモータ12の回転の
間、駆動部材27の軸受部27aの前端面が、ばね30
の付勢力により鍔10iに当接しているため、駆動部材
27の摺接部27cは、カム26aの第1平坦区間Aと
対向しているだけで接触はしない。従って摺接部27c
がモータ12の負荷となることはない。
けて回転し、光学系3、4を望遠領域の至近から無限遠
の間で光軸方向に変位させ、焦点調節を行わせる。この
望遠領域における焦点調節のためのモータ12の回転の
間、駆動部材27の軸受部27aの前端面が、ばね30
の付勢力により鍔10iに当接しているため、駆動部材
27の摺接部27cは、カム26aの第1平坦区間Aと
対向しているだけで接触はしない。従って摺接部27c
がモータ12の負荷となることはない。
〔2〕第1図に示す状態から焦点距離選択部材5を広角
位置に切り換えると、スイッチSw2がOFFの状態に
なり、論理回路40の入力端子40bがLowレベルとな
る。イクスクルーシブオア回路40eの出力端子はHigh
レベルとなるので、オア回路40gの出力端子はHighレ
ベルに反転し、論理回路40の出力端子40c、40d
はそれぞれHigh、Lowレベルに反転する。これにより第6
図に示すスイッチSw7a、Sw7bはONとなり、ス
イッチSw8a、Sw8bはOFFとなる。主光学系3
は繰出位置にあるので、第4図に示すようにスイッチS
w3、Sw4、Sw5は、それぞれON、OFF、ON
の状態にあり、スイッチSw7a、Sw7bがONであ
るから上記第1の経路が形成されて、モータ12が起動
する。従って主光学系3は繰出位置から繰込位置に向け
て変位しはじめる。
位置に切り換えると、スイッチSw2がOFFの状態に
なり、論理回路40の入力端子40bがLowレベルとな
る。イクスクルーシブオア回路40eの出力端子はHigh
レベルとなるので、オア回路40gの出力端子はHighレ
ベルに反転し、論理回路40の出力端子40c、40d
はそれぞれHigh、Lowレベルに反転する。これにより第6
図に示すスイッチSw7a、Sw7bはONとなり、ス
イッチSw8a、Sw8bはOFFとなる。主光学系3
は繰出位置にあるので、第4図に示すようにスイッチS
w3、Sw4、Sw5は、それぞれON、OFF、ON
の状態にあり、スイッチSw7a、Sw7bがONであ
るから上記第1の経路が形成されて、モータ12が起動
する。従って主光学系3は繰出位置から繰込位置に向け
て変位しはじめる。
副光学系4は、このモータ12の初期の回転で位置決め
手段28と係合する完全挿入位置(第6図に図示)から
光軸方向に変位して係合しない不完全挿入位置(第7図
に図示)に変位する。この光軸方向の変位は、カム26
aが第5図に示す状態から時計方向に回転して第1斜面
区間Bで駆動部材27の摺接部27cを押し上げること
によるものである。副光学系4が不完全挿入位置に至を
て位置決め手段28との係合を解くと駆動部材27は、
光軸を横切る方向に揺動可能となるので、続くモータ1
2の回転に伴い、摺接部27cは第1斜面区間Bに押さ
れて主光学系3の光軸を横切る面内を時計方向に揺動
し、この際副光学系4の小筒4cの端面が台板10の裏
面上を滑る。主光学系3が繰込位置に近づくと、駆動部
材27の自由端27dは係合部材10kに当接し、その
揺動を阻止され、副光学系4は円孔101に挿入しない
不完全退避位置に到達する。その後もモータ12は回転
を継続するので、駆動部材27の摺接部27cは、カム
26aの第1斜面区間Bを昇りつめ、第2平坦区間Cに
到達する(第8図に図示)。引続いて摺接部27Cは、
第2斜面区間Dを滑り下りるが、その途中で軸受部27
aの前端面が鍔10iに当接するので、摺接部27c
は、カム26aから離れ、第1平坦区間Aと対向する
が、接触しない状態に至る。これに伴う駆動部材27の
光軸方向の変位により、副光学系4の小筒4cは、台板
10の円孔101に挿入され、保持筒4aの端面4bは
円孔101の縁に当接して完全退避位置(第9図に図
示)に至る。この時、主光学系3は、繰込位置に到達し
ている。
手段28と係合する完全挿入位置(第6図に図示)から
光軸方向に変位して係合しない不完全挿入位置(第7図
に図示)に変位する。この光軸方向の変位は、カム26
aが第5図に示す状態から時計方向に回転して第1斜面
区間Bで駆動部材27の摺接部27cを押し上げること
によるものである。副光学系4が不完全挿入位置に至を
て位置決め手段28との係合を解くと駆動部材27は、
光軸を横切る方向に揺動可能となるので、続くモータ1
2の回転に伴い、摺接部27cは第1斜面区間Bに押さ
れて主光学系3の光軸を横切る面内を時計方向に揺動
し、この際副光学系4の小筒4cの端面が台板10の裏
面上を滑る。主光学系3が繰込位置に近づくと、駆動部
材27の自由端27dは係合部材10kに当接し、その
揺動を阻止され、副光学系4は円孔101に挿入しない
不完全退避位置に到達する。その後もモータ12は回転
を継続するので、駆動部材27の摺接部27cは、カム
26aの第1斜面区間Bを昇りつめ、第2平坦区間Cに
到達する(第8図に図示)。引続いて摺接部27Cは、
第2斜面区間Dを滑り下りるが、その途中で軸受部27
aの前端面が鍔10iに当接するので、摺接部27c
は、カム26aから離れ、第1平坦区間Aと対向する
が、接触しない状態に至る。これに伴う駆動部材27の
光軸方向の変位により、副光学系4の小筒4cは、台板
10の円孔101に挿入され、保持筒4aの端面4bは
円孔101の縁に当接して完全退避位置(第9図に図
示)に至る。この時、主光学系3は、繰込位置に到達し
ている。
なお、軸受部27aの前端面が鍔10iに当接すること
により駆動部材27が光軸方向の変位を停止した後に、
副光学系4を円孔101に挿入させる付勢力は、ばね2
9が供給する。
により駆動部材27が光軸方向の変位を停止した後に、
副光学系4を円孔101に挿入させる付勢力は、ばね2
9が供給する。
主光学系3が繰込位置に到達すると、第4図に示すスイ
ッチSw3、Sw4、Sw5は、それぞれOFF、O
N、ONの状態になる。スイッチSw3がOFFになる
と、上記第1の経路は断たれ、モータ12への給電は停
止される。従って主光学系3は繰込位置で、副光学系4
は退避位置でそれぞれ静止するので、光学系は主光学系
3のみで構成され、その焦点距離は広角の領域になる。
またスイッチSw1a、Sw5は共にONであるから、
自動焦点調節・シャッター制御回路31は作動可能状態
にあり、広角光学系での撮影が可能である。第2図は、
この時の状態を示している。
ッチSw3、Sw4、Sw5は、それぞれOFF、O
N、ONの状態になる。スイッチSw3がOFFになる
と、上記第1の経路は断たれ、モータ12への給電は停
止される。従って主光学系3は繰込位置で、副光学系4
は退避位置でそれぞれ静止するので、光学系は主光学系
3のみで構成され、その焦点距離は広角の領域になる。
またスイッチSw1a、Sw5は共にONであるから、
自動焦点調節・シャッター制御回路31は作動可能状態
にあり、広角光学系での撮影が可能である。第2図は、
この時の状態を示している。
撮影開始装置に伴いモータ12は第3の経路で給電を受
けて回転し、光学系3を広角領域の至近から無限遠の間
で光軸方向に変位させ、焦点調節を行わせる。この広角
領域における焦点調節のためのモータ12の回転の間、
駆動部材27の摺接部27cは、第1平坦区間Aと対向
するだけで接触しないので駆動部材27が動くことはな
く、副光学系4は完全退避位置に留まっている。
けて回転し、光学系3を広角領域の至近から無限遠の間
で光軸方向に変位させ、焦点調節を行わせる。この広角
領域における焦点調節のためのモータ12の回転の間、
駆動部材27の摺接部27cは、第1平坦区間Aと対向
するだけで接触しないので駆動部材27が動くことはな
く、副光学系4は完全退避位置に留まっている。
〔3〕第1図に示す状態から防塵カバー2を開位置から
閉位置に向けて変位させると、スイッチSw1がOFF
になり、論理回路40の入力端子40aがLowレベルと
なり、イクスクルーシブオア回路40eの出力端子はHi
ghレベルとなる。以下の動作は〔2〕と同様で、焦点距
離選択部材5が望遠位置にあるにもかかわらず主光学系
3は繰出位置から繰込位置に向けて変位し、副光学系4
は完全挿入位置から完全退避位置に向けて変位する。主
光学系3が繰込位置にあるため、防塵カバー2を閉位置
まで変位させることが可能となる。防塵カバーが閉位置
に到達するとスイッチSw1と同相のスイッチSw1a
は、OFFとなるから、自動焦点調節・シャッター制御
回路31への給電は断たれ、撮影は不可能となる。第3
図は、この時の状態を示している。
閉位置に向けて変位させると、スイッチSw1がOFF
になり、論理回路40の入力端子40aがLowレベルと
なり、イクスクルーシブオア回路40eの出力端子はHi
ghレベルとなる。以下の動作は〔2〕と同様で、焦点距
離選択部材5が望遠位置にあるにもかかわらず主光学系
3は繰出位置から繰込位置に向けて変位し、副光学系4
は完全挿入位置から完全退避位置に向けて変位する。主
光学系3が繰込位置にあるため、防塵カバー2を閉位置
まで変位させることが可能となる。防塵カバーが閉位置
に到達するとスイッチSw1と同相のスイッチSw1a
は、OFFとなるから、自動焦点調節・シャッター制御
回路31への給電は断たれ、撮影は不可能となる。第3
図は、この時の状態を示している。
〔4〕第2図に示す状態から防塵カバー2を閉位置に変
位させると、スイッチSw1と同相のスイッチSw1a
は、OFFとなるから、自動焦点調節・シャッター制御
回路31への給電は断たれ、撮影は不可能となる。
位させると、スイッチSw1と同相のスイッチSw1a
は、OFFとなるから、自動焦点調節・シャッター制御
回路31への給電は断たれ、撮影は不可能となる。
〔5〕第2図に示す状態から焦点距離選択部材5を望遠
位置に切り換えると、スイッチSw2がONの状態にな
り、論理回路40の入力端子40a、40bは共にHigh
レベルとなる。イクスクルーシブオア回路40e、ノア
回路40fの出力端子は共にLowレベルとなるので、オ
ア回路40gの出力端子はLowレベルに反転し、論理回
路40の出力端子40c、40dはそれぞれLow、Highレ
ベルに反転する。これにより第6図に示すスイッチSw
7a、Sw7bはOFFとなり、スイッチSw8a、S
w8bはONとなる。主光学系3は繰込位置にあるの
で、スイッチSw3、Sw4、Sw5は、それぞれOF
F、ON、ONの状態にある。スイッチSw8a、Sw
8bがONであり、スイッチSw4がONであるから上
記第2の経路が形成されて、モータ12が〔2〕の時と
逆方向に回転しはじめる。従って主光学系3は繰込位置
から繰出位置に向けて変位しはじめる。
位置に切り換えると、スイッチSw2がONの状態にな
り、論理回路40の入力端子40a、40bは共にHigh
レベルとなる。イクスクルーシブオア回路40e、ノア
回路40fの出力端子は共にLowレベルとなるので、オ
ア回路40gの出力端子はLowレベルに反転し、論理回
路40の出力端子40c、40dはそれぞれLow、Highレ
ベルに反転する。これにより第6図に示すスイッチSw
7a、Sw7bはOFFとなり、スイッチSw8a、S
w8bはONとなる。主光学系3は繰込位置にあるの
で、スイッチSw3、Sw4、Sw5は、それぞれOF
F、ON、ONの状態にある。スイッチSw8a、Sw
8bがONであり、スイッチSw4がONであるから上
記第2の経路が形成されて、モータ12が〔2〕の時と
逆方向に回転しはじめる。従って主光学系3は繰込位置
から繰出位置に向けて変位しはじめる。
このモータ12の初期の回転で、副光学系4は、完全退
避位置(第9図に図示)から光軸方向に変位して円孔1
01から脱し不完全退避位置(第8図に図示)に変位す
る。この光軸方向の変位は、カム26aが回転して第2
斜面区間Dで駆動部材27の摺接部27cを押し上げる
ことによるものである。副光学系4が円孔101から脱
すると駆動部材27は、主光学系3の光軸を横切る方向
に揺動可能となる。続くモータ12の回転に伴い摺接部
27cは、第2斜面区間Dにより該光軸を横切る方向に
押されるので、駆動部27は同方向に揺動し、副光学系
4の小筒4cの端面が台板10の裏面上を滑って、不完
全退避位置から不完全挿入位置(第7図に図示)に向か
う。主光学系3が繰出位置に近づくと、駆動部材27の
自由端27dは係止部材10jに当接し、その揺動を阻
止され、副光学系4は不完全挿入位置で停止する。その
後もモータ12は回転を継続するので、駆動部材27の
摺接部27cは、カム26aの第2斜面区間Dを昇りつ
め、第2平坦区間Cに到達する(第7図に図示)。引続
いて摺接部27cは、第1斜面区間Bを滑り下りるが、
その途中で軸受部27aの前端面が鍔10iに当接する
ので、摺接部27cは、カム26aから離れ、第1平坦
区間Aに対向するが、接触しない状態に至る。これに伴
う駆動部材27の光軸方向の変位により、副光学系4の
保持筒4aの小筒4cは、位置決め手段28の案内面2
8bに当接した後、これに案内されて内筒面28aに挿
入され、保持筒4aの端面4bは位置決め手段28の当
接面28cに当接し、第6図に示す完全挿入位置に至っ
て副光学系4の位置決めが完了する。この時主光学系3
は、繰出位置に到達している。
避位置(第9図に図示)から光軸方向に変位して円孔1
01から脱し不完全退避位置(第8図に図示)に変位す
る。この光軸方向の変位は、カム26aが回転して第2
斜面区間Dで駆動部材27の摺接部27cを押し上げる
ことによるものである。副光学系4が円孔101から脱
すると駆動部材27は、主光学系3の光軸を横切る方向
に揺動可能となる。続くモータ12の回転に伴い摺接部
27cは、第2斜面区間Dにより該光軸を横切る方向に
押されるので、駆動部27は同方向に揺動し、副光学系
4の小筒4cの端面が台板10の裏面上を滑って、不完
全退避位置から不完全挿入位置(第7図に図示)に向か
う。主光学系3が繰出位置に近づくと、駆動部材27の
自由端27dは係止部材10jに当接し、その揺動を阻
止され、副光学系4は不完全挿入位置で停止する。その
後もモータ12は回転を継続するので、駆動部材27の
摺接部27cは、カム26aの第2斜面区間Dを昇りつ
め、第2平坦区間Cに到達する(第7図に図示)。引続
いて摺接部27cは、第1斜面区間Bを滑り下りるが、
その途中で軸受部27aの前端面が鍔10iに当接する
ので、摺接部27cは、カム26aから離れ、第1平坦
区間Aに対向するが、接触しない状態に至る。これに伴
う駆動部材27の光軸方向の変位により、副光学系4の
保持筒4aの小筒4cは、位置決め手段28の案内面2
8bに当接した後、これに案内されて内筒面28aに挿
入され、保持筒4aの端面4bは位置決め手段28の当
接面28cに当接し、第6図に示す完全挿入位置に至っ
て副光学系4の位置決めが完了する。この時主光学系3
は、繰出位置に到達している。
なお軸受部27aが鍔10iと当接することにより駆動
部材27が光軸方向の変位を停止した後に、副光学系4
を位置決め手段28に係合させる付勢力は、ばね29が
供給する。
部材27が光軸方向の変位を停止した後に、副光学系4
を位置決め手段28に係合させる付勢力は、ばね29が
供給する。
主光学系3が繰出位置に到達すると、〔1〕で説明した
ようにスイッチSw3、Sw4、Sw5は、それぞれO
N、OFF、ONの状態になる。スイッチSw4がOF
Fになると、上記第2の経路は断たれ、モータ12への
給電は停止される。従って第1図に示すように、主光学
系3は繰出位置で、副光学系4は完全挿入位置でそれぞ
れ静止し、合成光学系が構成され、その焦点距離は望遠
の領域になる。またスイッチSw1a、Sw5は共にO
Nであるから、自動焦点調節・シャッター制御回路31
は作動可能状態にあり、望遠光学系での撮影が可能であ
る。
ようにスイッチSw3、Sw4、Sw5は、それぞれO
N、OFF、ONの状態になる。スイッチSw4がOF
Fになると、上記第2の経路は断たれ、モータ12への
給電は停止される。従って第1図に示すように、主光学
系3は繰出位置で、副光学系4は完全挿入位置でそれぞ
れ静止し、合成光学系が構成され、その焦点距離は望遠
の領域になる。またスイッチSw1a、Sw5は共にO
Nであるから、自動焦点調節・シャッター制御回路31
は作動可能状態にあり、望遠光学系での撮影が可能であ
る。
〔6〕第3図に示す状態から防塵カバー2を開位置に向
けて変位させると、スイッチSw1がONの状態にな
り、論理回路40の入力端子40a、40bは共にHigh
レベルとなる。以下は〔5〕で述べた動作と同じであ
る。
けて変位させると、スイッチSw1がONの状態にな
り、論理回路40の入力端子40a、40bは共にHigh
レベルとなる。以下は〔5〕で述べた動作と同じであ
る。
本実施例のカム26a、駆動部材27、ばね30、係止
部材10jの各部材は、副光学系4を不完全退避位置と
不完全挿入位置との間で主光学系3の光軸を横切る方向
に揺動させる第1駆動手段として機能し、カム26a、
駆動部材27、ばね30、係止部材10j、ばね29の
各部材は、挿入位置において、副光学系4を完全挿入位
置と不完全挿入位置との間で主光学系3の光軸方向に変
位させる第2の駆動手段として機能する。第1駆動手段
は、駆動部材27が係止部材10jに係止されることに
より副光学系4を不完全挿入位置で保持するが、これは
副光学系4の粗い位置決めでる。正確な位置決めは、第
2駆動手段が副光学系を光軸方向に変位させて位置決め
手段28と係合させて完全挿入位置にもたらすことによ
りなされる。この副光学系4の光軸方向の変位は、2つ
の段階がある。第1は、揺動して来た駆動部材27が、
係止部材10jで係止された後、カム26aに従動して
光軸方向に変位し、軸受部27aの端面がギヤ26の端
面に当接して停止するまでの段階であり、第2は副光学
系が停止した駆動部材27とは別体的に光軸方向に変位
して、最終的に位置決め手段28と完全に係合する位置
に至る段階である。位置決め手段28には、案内面28
bが設けてあり、副光学系4は駆動部材27に遊嵌状態
で保持されているので、第1駆動手段による副光学系4
の位置決めに多少狂いがあっても、副光学系4は第2駆
動段階による光軸方向変位の過程で案内面28bに案内
されて、位置決め手段28に正確に係合する。完全に係
合した後は、いかなる外力が加わっても副光学系4は、
光軸を横切る方向に変位することはない。また副光学系
4は、ばね29によりその端面4bを当接面28cに均
等に押しつけられるので、光軸に対して傾くようなこと
もない。
部材10jの各部材は、副光学系4を不完全退避位置と
不完全挿入位置との間で主光学系3の光軸を横切る方向
に揺動させる第1駆動手段として機能し、カム26a、
駆動部材27、ばね30、係止部材10j、ばね29の
各部材は、挿入位置において、副光学系4を完全挿入位
置と不完全挿入位置との間で主光学系3の光軸方向に変
位させる第2の駆動手段として機能する。第1駆動手段
は、駆動部材27が係止部材10jに係止されることに
より副光学系4を不完全挿入位置で保持するが、これは
副光学系4の粗い位置決めでる。正確な位置決めは、第
2駆動手段が副光学系を光軸方向に変位させて位置決め
手段28と係合させて完全挿入位置にもたらすことによ
りなされる。この副光学系4の光軸方向の変位は、2つ
の段階がある。第1は、揺動して来た駆動部材27が、
係止部材10jで係止された後、カム26aに従動して
光軸方向に変位し、軸受部27aの端面がギヤ26の端
面に当接して停止するまでの段階であり、第2は副光学
系が停止した駆動部材27とは別体的に光軸方向に変位
して、最終的に位置決め手段28と完全に係合する位置
に至る段階である。位置決め手段28には、案内面28
bが設けてあり、副光学系4は駆動部材27に遊嵌状態
で保持されているので、第1駆動手段による副光学系4
の位置決めに多少狂いがあっても、副光学系4は第2駆
動段階による光軸方向変位の過程で案内面28bに案内
されて、位置決め手段28に正確に係合する。完全に係
合した後は、いかなる外力が加わっても副光学系4は、
光軸を横切る方向に変位することはない。また副光学系
4は、ばね29によりその端面4bを当接面28cに均
等に押しつけられるので、光軸に対して傾くようなこと
もない。
上記実施例で第1駆動手段は、副光学系を不完全挿入位
置と不完全退避位置との間で主光学系の光軸と平行な軸
を中心に揺動させたが、本発明はこれに限ることはな
く、例えば該光軸と直交する面内を直線的に変位させて
も良く、また該光軸と直交する軸を中心に揺動させても
良い。
置と不完全退避位置との間で主光学系の光軸と平行な軸
を中心に揺動させたが、本発明はこれに限ることはな
く、例えば該光軸と直交する面内を直線的に変位させて
も良く、また該光軸と直交する軸を中心に揺動させても
良い。
上記実施例で主、副両光学系の駆動は、電動機構でなし
たが、本発明はこれに限ることはなく、例えば焦点距離
撰択部材5へ加えられる操作力、あるいは防塵カバー2
へ加えられる操作力を原動力にして両光学系を機械的に
駆動しても良い。
たが、本発明はこれに限ることはなく、例えば焦点距離
撰択部材5へ加えられる操作力、あるいは防塵カバー2
へ加えられる操作力を原動力にして両光学系を機械的に
駆動しても良い。
(発明の効果) 本発明によれば、副光学系が、主光学系の光軸の周りに
配設された位置決め手段に直接係合されるので、副光学
系の位置決めを高精度にしかも簡単な構成で行うことが
できる。
配設された位置決め手段に直接係合されるので、副光学
系の位置決めを高精度にしかも簡単な構成で行うことが
できる。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例の平面図、第4図
は同実施例の主光学系の変位機構の斜視図、第5図は同
実施例の副光学系の装脱機構を示す斜視図、第6図乃至
第9図は第5図の断面図、第10図はカム線図、第11
図は同実施例の光学系駆動用モータ制御回路図、第12
図は同モータ制御回路の動作を制御する論理回路図であ
る。 〔主要部分の符号の説明〕 3……主光学系 4……副光学系 28……位置決め手段 26a、27、30、 10j、29……駆動手段。
は同実施例の主光学系の変位機構の斜視図、第5図は同
実施例の副光学系の装脱機構を示す斜視図、第6図乃至
第9図は第5図の断面図、第10図はカム線図、第11
図は同実施例の光学系駆動用モータ制御回路図、第12
図は同モータ制御回路の動作を制御する論理回路図であ
る。 〔主要部分の符号の説明〕 3……主光学系 4……副光学系 28……位置決め手段 26a、27、30、 10j、29……駆動手段。
Claims (1)
- 【請求項1】主光学系と、 副光学系と、 該副光学系を、前記主光学系の光路に挿入した位置と該
光路から退避した位置との間で変位させる駆動手段と、 前記主光学系の光軸の周囲に設けられると共に前記副光
学系が係合可能であって、該係合時に該副光学系の光軸
を前記主光学系の光軸に一致させ、かつ該副光学系を該
光軸方向の所定位置に位置づけて、前記主光学系と副光
学系とで合成光学系を構成させる位置決め手段とを有
し、 前記駆動手段は、前記退避位置から挿入位置へ変位させ
る過程の終端で前記副光学系を、前記位置決め手段に係
合しない位置から係合する位置へ向けて光軸方向に変位
させることを特徴とする光学系切換式カメラ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23088383A JPH0646283B2 (ja) | 1983-12-07 | 1983-12-07 | 光学系切換式カメラ |
US06/677,516 US4669848A (en) | 1983-12-07 | 1984-12-03 | Camera having partially retractable taking optical system |
US07/008,321 US4768048A (en) | 1983-12-07 | 1987-01-29 | Camera having partially retractable taking optical system |
US07/206,043 US4864338A (en) | 1983-12-07 | 1988-06-13 | Camera having partially retractable picture taking optical system with dust cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23088383A JPH0646283B2 (ja) | 1983-12-07 | 1983-12-07 | 光学系切換式カメラ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3158629A Division JP2532771B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | カメラの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60122930A JPS60122930A (ja) | 1985-07-01 |
JPH0646283B2 true JPH0646283B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=16914796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23088383A Expired - Lifetime JPH0646283B2 (ja) | 1983-12-07 | 1983-12-07 | 光学系切換式カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646283B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216942U (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-31 | ||
JP2638790B2 (ja) * | 1986-12-01 | 1997-08-06 | 株式会社ニコン | 光学系付加装置 |
JP2907467B2 (ja) * | 1989-12-08 | 1999-06-21 | キヤノン株式会社 | 光学装置 |
JP4667911B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2011-04-13 | 株式会社リコー | レンズ鏡胴、撮像装置および携帯型情報端末装置 |
JP4667917B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-04-13 | 株式会社リコー | レンズ鏡胴、撮像装置および携帯型情報端末装置 |
JP2008170650A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Olympus Imaging Corp | レンズ鏡筒 |
JP6395424B2 (ja) * | 2014-04-08 | 2018-09-26 | オリンパス株式会社 | 光調節装置 |
-
1983
- 1983-12-07 JP JP23088383A patent/JPH0646283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60122930A (ja) | 1985-07-01 |
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