JPH0646251Y2 - 植付機の苗縦送り装置 - Google Patents
植付機の苗縦送り装置Info
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- JPH0646251Y2 JPH0646251Y2 JP3467091U JP3467091U JPH0646251Y2 JP H0646251 Y2 JPH0646251 Y2 JP H0646251Y2 JP 3467091 U JP3467091 U JP 3467091U JP 3467091 U JP3467091 U JP 3467091U JP H0646251 Y2 JPH0646251 Y2 JP H0646251Y2
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- Japan
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- arm
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、田植機、その他植付機
の苗縦送り装置に関するものである。
の苗縦送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機等の、苗取出口を低位にし
て、取出されるマツト苗を載置しながら植付の進行に応
じて順次苗を下方に送る苗載台には、苗載台表面側に露
出してマツト苗の底面に回転接触しながら苗を縦送りす
るローラやベルト等からなる縦送り装置が付設されてい
る。該縦送り装置は、苗載台が左右移動端部に至ったと
き、所定の円弧を描いて回転している縦送り駆動レバー
が縦送り装置の駆動アームと接当し、駆動アームを揺動
させ、縦送り装置を所定量駆動させるようになつてい
る。そして、縦送り量を調節するときは、前記駆動アー
ムの待機位置を変位させて、前記縦送り駆動レバーとの
接当による揺動量を調節することで行うようになつてい
る。
て、取出されるマツト苗を載置しながら植付の進行に応
じて順次苗を下方に送る苗載台には、苗載台表面側に露
出してマツト苗の底面に回転接触しながら苗を縦送りす
るローラやベルト等からなる縦送り装置が付設されてい
る。該縦送り装置は、苗載台が左右移動端部に至ったと
き、所定の円弧を描いて回転している縦送り駆動レバー
が縦送り装置の駆動アームと接当し、駆動アームを揺動
させ、縦送り装置を所定量駆動させるようになつてい
る。そして、縦送り量を調節するときは、前記駆動アー
ムの待機位置を変位させて、前記縦送り駆動レバーとの
接当による揺動量を調節することで行うようになつてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、駆動アームの
待機位置の変更を、駆動アームに直接ワイヤを連結し、
該ワイヤの引っ張り操作にて行うものでは、前記ワイヤ
が長尺なものとなるうえに、縦送り駆動時に駆動アーム
が揺動するとワイヤが駆動アーム部分で大きく撓み、こ
の撓んだワイヤが縦送り装置の作動部に巻き込まれた
り、ワイヤが前記作動部に接触し破損等が発生するなど
の問題がある。
待機位置の変更を、駆動アームに直接ワイヤを連結し、
該ワイヤの引っ張り操作にて行うものでは、前記ワイヤ
が長尺なものとなるうえに、縦送り駆動時に駆動アーム
が揺動するとワイヤが駆動アーム部分で大きく撓み、こ
の撓んだワイヤが縦送り装置の作動部に巻き込まれた
り、ワイヤが前記作動部に接触し破損等が発生するなど
の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点を
解消する植付機の苗縦送り装置を提供することを目的と
して創案されたものであって、苗取出口側を低位にして
斜設された苗載台の下方にマツト苗の縦送り装置を位置
させる切欠窓を設けると共に、前記苗載台の背面には、
横送り駆動用のスライドバー17の両端を連結した左右
一対のブラケツト33と、縦送り装置駆動機構の駆動ア
ーム55を突出配設した植付機において、前記スライド
バーと苗載台との間で且つ前記駆動アームの上方部位
に、両端を前記ブラケツト33に固定した横通し杆31
を設け、該横通し杆に、前記駆動アームの待機位置を規
制するプレート状の揺動リンク67を連結した縦送り量
調節アーム77の基端部を設けると共に、前記縦送り量
調節アームに縦送り量調節の操作ワイヤ75を連結した
ことを特徴とするものである。
解消する植付機の苗縦送り装置を提供することを目的と
して創案されたものであって、苗取出口側を低位にして
斜設された苗載台の下方にマツト苗の縦送り装置を位置
させる切欠窓を設けると共に、前記苗載台の背面には、
横送り駆動用のスライドバー17の両端を連結した左右
一対のブラケツト33と、縦送り装置駆動機構の駆動ア
ーム55を突出配設した植付機において、前記スライド
バーと苗載台との間で且つ前記駆動アームの上方部位
に、両端を前記ブラケツト33に固定した横通し杆31
を設け、該横通し杆に、前記駆動アームの待機位置を規
制するプレート状の揺動リンク67を連結した縦送り量
調節アーム77の基端部を設けると共に、前記縦送り量
調節アームに縦送り量調節の操作ワイヤ75を連結した
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】苗載台の縦送り装置の縦送り量を調節するとき
は、縦送り装置駆動機構の駆動アーム55の上方部位の
横通し杆31に基端部が設けられた縦送り量調節アーム
77を縦送り量調節の操作ワイヤ75で回動調節する、
このときワイヤ75の先端は駆動アーム55部分から上
方に離れた前記縦送り量調節アーム77部分で支持され
ている。
は、縦送り装置駆動機構の駆動アーム55の上方部位の
横通し杆31に基端部が設けられた縦送り量調節アーム
77を縦送り量調節の操作ワイヤ75で回動調節する、
このときワイヤ75の先端は駆動アーム55部分から上
方に離れた前記縦送り量調節アーム77部分で支持され
ている。
【0006】
【考案の効果】このように、本考案は縦送り量の調節
を、スライドバーと苗載台との間で且つ前記駆動アーム
の上方部位に、両端を前記ブラケツト33に固定した横
通し杆31を設け、該横通し杆に、前記駆動アームの待
機位置を規制するプレート状の揺動リンク67を連結し
た縦送り量調節アーム77の基端部を設けると共に、前
記縦送り量調節アームに縦送り量調節の操作ワイヤ75
を連結したものであるから、駆動アームの待機位置を変
位させて縦送り量の変更を行うときにも、操作ワイヤ7
5の先端は縦送り駆動アーム55とは上方に離れた所に
位置する縦送り量調節アーム77に連結支持されている
ので、前述従来のもののように揺動アーム55に直接ワ
イヤ75を連結したものに比して、縦送り駆動時に駆動
アーム55が揺動してワイヤ75に撓みが生じても、こ
の撓みは前記縦送り量調節アーム77に支持されている
ことで吸収され大きく撓むことがなく、ワイヤ75が駆
動アーム55等の縦送り装置の作動部に巻き込まれた
り、ワイヤが前記作動部に接触し破損したりすることを
防止できるものである。
を、スライドバーと苗載台との間で且つ前記駆動アーム
の上方部位に、両端を前記ブラケツト33に固定した横
通し杆31を設け、該横通し杆に、前記駆動アームの待
機位置を規制するプレート状の揺動リンク67を連結し
た縦送り量調節アーム77の基端部を設けると共に、前
記縦送り量調節アームに縦送り量調節の操作ワイヤ75
を連結したものであるから、駆動アームの待機位置を変
位させて縦送り量の変更を行うときにも、操作ワイヤ7
5の先端は縦送り駆動アーム55とは上方に離れた所に
位置する縦送り量調節アーム77に連結支持されている
ので、前述従来のもののように揺動アーム55に直接ワ
イヤ75を連結したものに比して、縦送り駆動時に駆動
アーム55が揺動してワイヤ75に撓みが生じても、こ
の撓みは前記縦送り量調節アーム77に支持されている
ことで吸収され大きく撓むことがなく、ワイヤ75が駆
動アーム55等の縦送り装置の作動部に巻き込まれた
り、ワイヤが前記作動部に接触し破損したりすることを
防止できるものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図7は歩行型田植機の全体側面図で、機体1に
は走行車輪3と共にフロート5が付設され、機体1の後
方には作業部のフレーム7を介して植付作業部9が取付
けられている。上記フレーム7の後方には、ドライブケ
ース並びに操向ハンドル11が設けられ、またその前方
には苗載台13が斜設され、その上下二ヶ所をレール部
材等にて横方向に滑動自在に支持され、苗載台13の下
部前方には苗載台13の下端よりマツト苗を順次掻取つ
て植付ける植付部15が一定の軌跡を画いて回転するよ
うに取付けられている。
明する。図7は歩行型田植機の全体側面図で、機体1に
は走行車輪3と共にフロート5が付設され、機体1の後
方には作業部のフレーム7を介して植付作業部9が取付
けられている。上記フレーム7の後方には、ドライブケ
ース並びに操向ハンドル11が設けられ、またその前方
には苗載台13が斜設され、その上下二ヶ所をレール部
材等にて横方向に滑動自在に支持され、苗載台13の下
部前方には苗載台13の下端よりマツト苗を順次掻取つ
て植付ける植付部15が一定の軌跡を画いて回転するよ
うに取付けられている。
【0008】図2、図3、図4に示すように上記苗載台
13は、フレーム7及びハンドル11上において、フレ
ーム7よりその両端を突出して左右動するスライドバー
17に連結され、左右動自在に取付けられており、スラ
イドバー17はドライブケース内に平行に軸支された螺
旋軸19上を左右動するブロツク21に固着され、螺旋
軸19の回転によつて左右方向にスライドされる。又、
苗載台13は、縦長方向の複数の樹脂製の底板23、2
3を下方開放形のコ字形又はU字形等の断面部25a
と、その開放端両側に突設されたフランジ部25bとか
らなるガイドリブ25によつて一体的に連結し、各底板
23の他の側端にも同様にガイドリブ25が固着され、
底板23上に載置したマツト苗(図示しない)が各底板
23と両側のガイドリブ25とによつて下方に縦送り案
内される構造となつている。
13は、フレーム7及びハンドル11上において、フレ
ーム7よりその両端を突出して左右動するスライドバー
17に連結され、左右動自在に取付けられており、スラ
イドバー17はドライブケース内に平行に軸支された螺
旋軸19上を左右動するブロツク21に固着され、螺旋
軸19の回転によつて左右方向にスライドされる。又、
苗載台13は、縦長方向の複数の樹脂製の底板23、2
3を下方開放形のコ字形又はU字形等の断面部25a
と、その開放端両側に突設されたフランジ部25bとか
らなるガイドリブ25によつて一体的に連結し、各底板
23の他の側端にも同様にガイドリブ25が固着され、
底板23上に載置したマツト苗(図示しない)が各底板
23と両側のガイドリブ25とによつて下方に縦送り案
内される構造となつている。
【0009】上記各ガイドリブ25の背面側の要所に
は、ガイドリブ25の背面側のフランジ部25b、25
b間を覆い、且つフランジ部背面に重合するように補強
プレート27が設けられ、リベツト等により底板23、
ガイドリブ25と一体固着されている。該各補強プレー
ト27の背面にはL字形断面のブラケツト29a、29
a、29bがボルト28により締着して突設されてお
り、各ブラケツトはそのボルト孔26を大きめにして左
右移動調節自在な構造となつている。苗載台13の両端
側の背面のブラケツト29a、29aの突出端間には、
スライドバー17及び苗載台13と平行に横設された丸
棒あるいはパイプ等からなる横通し杆31の両端が端板
30及びボルト32により取付固定され、中間部のブラ
ケツト29bにおいてもボルト32で締着固定されてお
り、横通し杆31は後述するローラ軸35、37間にあ
つて縦送りベルト49内に挿通されている。さらに上記
両側のブラケツト29a、29aの端部には横通し杆3
1と共に、もう一つのブラケツト33、33が固定され
て突設され、各ブラケツト33、33はスライドバー1
7の両端に連結固着されており、苗載台13はブラケツ
ト33、29aを介してスライドバー17により左右方
向に左右駆動される。
は、ガイドリブ25の背面側のフランジ部25b、25
b間を覆い、且つフランジ部背面に重合するように補強
プレート27が設けられ、リベツト等により底板23、
ガイドリブ25と一体固着されている。該各補強プレー
ト27の背面にはL字形断面のブラケツト29a、29
a、29bがボルト28により締着して突設されてお
り、各ブラケツトはそのボルト孔26を大きめにして左
右移動調節自在な構造となつている。苗載台13の両端
側の背面のブラケツト29a、29aの突出端間には、
スライドバー17及び苗載台13と平行に横設された丸
棒あるいはパイプ等からなる横通し杆31の両端が端板
30及びボルト32により取付固定され、中間部のブラ
ケツト29bにおいてもボルト32で締着固定されてお
り、横通し杆31は後述するローラ軸35、37間にあ
つて縦送りベルト49内に挿通されている。さらに上記
両側のブラケツト29a、29aの端部には横通し杆3
1と共に、もう一つのブラケツト33、33が固定され
て突設され、各ブラケツト33、33はスライドバー1
7の両端に連結固着されており、苗載台13はブラケツ
ト33、29aを介してスライドバー17により左右方
向に左右駆動される。
【0010】上記横通し杆31は、上記駆動力伝達時に
苗載台13の底板23やガイドリブ25が曲げ方向の荷
重による湾曲変形や破損等を防止すべく剛性を保つ作用
をし、両端のブラケツト29a、29a間の底板23に
形成された縦送り装置取付用の切欠窓(後述する)によ
る苗載台13の強度補強を行う補強杆の役目も果たして
いる。
苗載台13の底板23やガイドリブ25が曲げ方向の荷
重による湾曲変形や破損等を防止すべく剛性を保つ作用
をし、両端のブラケツト29a、29a間の底板23に
形成された縦送り装置取付用の切欠窓(後述する)によ
る苗載台13の強度補強を行う補強杆の役目も果たして
いる。
【0011】前記ブラケツト29a、29a間には上下
に一定の間隔を介し、横通し杆31の上下に位置するよ
うに縦送り駆動用のローラ軸35、37が横設され、こ
の内下方に位置するローラ軸35は縦送り駆動軸として
回転自在にブラケツト29a、29a、29bに軸支さ
れ、上方のローラ軸37は各ブラケツト29a、29b
に穿設された上下方向の長孔39に挿通され、スプリン
グ41によりガイドリブ25の上方位置方向に常時牽引
付勢されている。一方、各底板23のローラ軸35、3
7の対応位置には長方形の切欠窓43がそれぞれ2個左
右に並設されており、各切欠窓43と対応する駆動側の
ローラ軸35にはローラ45が一体的に、また従動側の
ローラ軸37にはローラ47が回転自在に各嵌合されて
いる。そして各切欠窓43には上下のローラ45、47
間に巻掛けられる突起付の縦送りベルト49が、苗載台
13の表面側に突出するように収容され、苗載台13上
のマツト苗の底面に接触回転して苗の縦送りを行う構造
となつている。
に一定の間隔を介し、横通し杆31の上下に位置するよ
うに縦送り駆動用のローラ軸35、37が横設され、こ
の内下方に位置するローラ軸35は縦送り駆動軸として
回転自在にブラケツト29a、29a、29bに軸支さ
れ、上方のローラ軸37は各ブラケツト29a、29b
に穿設された上下方向の長孔39に挿通され、スプリン
グ41によりガイドリブ25の上方位置方向に常時牽引
付勢されている。一方、各底板23のローラ軸35、3
7の対応位置には長方形の切欠窓43がそれぞれ2個左
右に並設されており、各切欠窓43と対応する駆動側の
ローラ軸35にはローラ45が一体的に、また従動側の
ローラ軸37にはローラ47が回転自在に各嵌合されて
いる。そして各切欠窓43には上下のローラ45、47
間に巻掛けられる突起付の縦送りベルト49が、苗載台
13の表面側に突出するように収容され、苗載台13上
のマツト苗の底面に接触回転して苗の縦送りを行う構造
となつている。
【0012】上記縦送りベルト49はローラ軸35の回
転によつてその表面側が下向き方向に駆動されるが、こ
の駆動はローラ軸35と一体回転するラチエツトホイー
ル51の一方向回転によつて行われる。即ち、図1、図
5、図6に示すように苗載台13中央のガイドリブ25
の背面下部位置には縦送り駆動機構が設けてある。(図
1は図5のA−A断面図である。)51はラチエツトホ
イールで、ローラ軸35上に左右の位置決めされて嵌合
され、ローラ軸35に差し込まれるピン52により該ロ
ーラ軸35と一体回転する機構となつている。このラチ
エツトホイール51の側方には背面視でL字形をなすよ
うに折り曲げ形成された駆動アーム55が回動自在に嵌
合され、該駆動アーム55には常にラチエツトホイール
51の周面と回転力伝達方向に噛み合う2個のラチエツ
ト爪57a、57bが軸支されている。そして駆動アー
ム55はラチエツトホイール51の回転方向とは逆向き
に回転力を受け、常に定位置に停止して待機するよう
に、ローラ軸35に軸装されたスプリング59で付勢さ
れており、ラチエツト爪57a、57bは常にラチエツ
トホイール51と単一方向で噛み合うように他のスプリ
ングで付勢されている。さらに上記駆動アーム55の端
部側面にはローラピン61、61が突設されている。
転によつてその表面側が下向き方向に駆動されるが、こ
の駆動はローラ軸35と一体回転するラチエツトホイー
ル51の一方向回転によつて行われる。即ち、図1、図
5、図6に示すように苗載台13中央のガイドリブ25
の背面下部位置には縦送り駆動機構が設けてある。(図
1は図5のA−A断面図である。)51はラチエツトホ
イールで、ローラ軸35上に左右の位置決めされて嵌合
され、ローラ軸35に差し込まれるピン52により該ロ
ーラ軸35と一体回転する機構となつている。このラチ
エツトホイール51の側方には背面視でL字形をなすよ
うに折り曲げ形成された駆動アーム55が回動自在に嵌
合され、該駆動アーム55には常にラチエツトホイール
51の周面と回転力伝達方向に噛み合う2個のラチエツ
ト爪57a、57bが軸支されている。そして駆動アー
ム55はラチエツトホイール51の回転方向とは逆向き
に回転力を受け、常に定位置に停止して待機するよう
に、ローラ軸35に軸装されたスプリング59で付勢さ
れており、ラチエツト爪57a、57bは常にラチエツ
トホイール51と単一方向で噛み合うように他のスプリ
ングで付勢されている。さらに上記駆動アーム55の端
部側面にはローラピン61、61が突設されている。
【0013】縦送り装置の駆動レバー63は、ドライブ
ケース内より突出した駆動シヤフト65の端部に固定的
に軸装されていて、植付作動中は常時駆動シヤフト65
と共に回転しているが、これに対して苗載台13が植付
作動に伴って順次横送りされて左右移動端部(マツト苗
の1回の掻取り終了位置)まで移動した後から次の植付
(掻取り)が開始されるまでの間に、図1に示すように
反時計方向に回転している駆動レバー63が、駆動アー
ム55のローラピン61に下側から掬い上げるように接
当して駆動アーム55を一定角度だけ揺動せしめ、ラチ
エツト爪57a、57b、ラチエツトホイール51、ロ
ーラ45を介して他方のローラ47及びベルト49を所
定量駆動させる。この駆動終了後は駆動アーム55は元
位置に復帰し次の作動に備えて待機している。
ケース内より突出した駆動シヤフト65の端部に固定的
に軸装されていて、植付作動中は常時駆動シヤフト65
と共に回転しているが、これに対して苗載台13が植付
作動に伴って順次横送りされて左右移動端部(マツト苗
の1回の掻取り終了位置)まで移動した後から次の植付
(掻取り)が開始されるまでの間に、図1に示すように
反時計方向に回転している駆動レバー63が、駆動アー
ム55のローラピン61に下側から掬い上げるように接
当して駆動アーム55を一定角度だけ揺動せしめ、ラチ
エツト爪57a、57b、ラチエツトホイール51、ロ
ーラ45を介して他方のローラ47及びベルト49を所
定量駆動させる。この駆動終了後は駆動アーム55は元
位置に復帰し次の作動に備えて待機している。
【0014】また、上記駆動アーム55の揺動端にはプ
レート状の揺動リンク67の下端がピン69によつて連
結され、該揺動リンク67の上端は、揺動リンク67に
上下方向に穿設されている長孔71に挿通されるピン7
3により、上方から延びている操作ワイヤ75の下端と
連結されている。この機構により操作ワイヤ75が操作
レバー等(図示しない)により上方に引かれると駆動ア
ーム55が時計方向回転し、ワイヤ操作によつてもマツ
ト苗の縦送りができ、操作ワイヤ75を開放すると駆動
アーム55は元位置に復帰する。
レート状の揺動リンク67の下端がピン69によつて連
結され、該揺動リンク67の上端は、揺動リンク67に
上下方向に穿設されている長孔71に挿通されるピン7
3により、上方から延びている操作ワイヤ75の下端と
連結されている。この機構により操作ワイヤ75が操作
レバー等(図示しない)により上方に引かれると駆動ア
ーム55が時計方向回転し、ワイヤ操作によつてもマツ
ト苗の縦送りができ、操作ワイヤ75を開放すると駆動
アーム55は元位置に復帰する。
【0015】上記ピン73には、さらに苗の縦送り量を
調節するプレート状の調節アーム77の一端が連結され
てナツト79によつてセツトされており、調節アーム7
7の基端部は横通し杆31に回動自在に枢支保持されて
設けられている。即ち、操作ワイヤ75の先端はピン7
3により調節アーム77に支持されており、前記操作ワ
イヤ75を上方に引くと揺動リンク67を介して調節ア
ーム77が回動され、駆動アーム55が時計方向に回動
し、駆動アーム55の待機位置が変更され、縦送り駆動
レバー63との接当による駆動量が変わり、縦送り量の
調整ができるようになつている。
調節するプレート状の調節アーム77の一端が連結され
てナツト79によつてセツトされており、調節アーム7
7の基端部は横通し杆31に回動自在に枢支保持されて
設けられている。即ち、操作ワイヤ75の先端はピン7
3により調節アーム77に支持されており、前記操作ワ
イヤ75を上方に引くと揺動リンク67を介して調節ア
ーム77が回動され、駆動アーム55が時計方向に回動
し、駆動アーム55の待機位置が変更され、縦送り駆動
レバー63との接当による駆動量が変わり、縦送り量の
調整ができるようになつている。
【0016】本実施例では、苗載台下端のエプロン87
位置の前後調節の操作系とワイヤ75の作動とが別駆動
であるが、これらが連動するものでは上記調節アーム7
7によりエプロン前後に応じてローラピン61の待機位
置が連動して調節され、苗の掻取り量の調節が同時に行
われるという作用がある。
位置の前後調節の操作系とワイヤ75の作動とが別駆動
であるが、これらが連動するものでは上記調節アーム7
7によりエプロン前後に応じてローラピン61の待機位
置が連動して調節され、苗の掻取り量の調節が同時に行
われるという作用がある。
【0017】上述した苗縦送り装置の軸装部品は、予め
駆動側ローラ軸35の所定位置に位置決めピン81及び
セツトボルト83等により位置決めされて取付けられて
いるが、この内ローラ45、47やベルト49等は苗載
台13側の切欠窓43の側辺との間に左右調整代となる
間隔が設けられているので、取付時に左右移動の調整が
可能である。
駆動側ローラ軸35の所定位置に位置決めピン81及び
セツトボルト83等により位置決めされて取付けられて
いるが、この内ローラ45、47やベルト49等は苗載
台13側の切欠窓43の側辺との間に左右調整代となる
間隔が設けられているので、取付時に左右移動の調整が
可能である。
【0018】尚、本案の説明では2条用の歩行型田植機
のものの構造を例示したが、4条用、5条用、6条用等
多条用の田植機に応用できることは勿論のこと、乗用型
の田植機にも援用できる。また、苗載台の構造において
も、ガイドリブ部と底板部とが別部材のもので説明した
が、これらを一体成型したものに応用できること勿論で
ある。
のものの構造を例示したが、4条用、5条用、6条用等
多条用の田植機に応用できることは勿論のこと、乗用型
の田植機にも援用できる。また、苗載台の構造において
も、ガイドリブ部と底板部とが別部材のもので説明した
が、これらを一体成型したものに応用できること勿論で
ある。
【図1】苗縦送り装置を示す要部の断面図。
【図2】苗載台の要部の断面図。
【図3】田植機の作業部側面図。
【図4】苗載台の横送り機構を示す展開断面図。
【図5】苗載台の下部の背面部分図。
【図6】苗縦送り装置の背面部分図。
【図7】田植機の全体側面図。
13 苗載台 17 スライドバー 31 横通し杆 77 縦送り調節アーム 63 縦送り駆動レバー 67 揺動リンク 55 駆動アーム
Claims (1)
- 【請求項1】 苗取出口側を低位にして斜設された苗載
台の下方にマツト苗の縦送り装置を位置させる切欠窓を
設けると共に、前記苗載台の背面には、横送り駆動用の
スライドバー17の両端を連結した左右一対のブラケツ
ト33と、縦送り装置駆動機構の駆動アーム55を突出
配設した植付機において、前記スライドバーと苗載台と
の間で且つ前記駆動アームの上方部位に、両端を前記ブ
ラケツト33に固定した横通し杆31を設け、該横通し
杆に、前記駆動アームの待機位置を規制するプレート状
の揺動リンク67を連結した縦送り量調節アーム77の
基端部を設けると共に、前記縦送り量調節アームに縦送
り量調節の操作ワイヤ75を連結したことを特徴とする
植付機の苗縦送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3467091U JPH0646251Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 植付機の苗縦送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3467091U JPH0646251Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 植付機の苗縦送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497516U JPH0497516U (ja) | 1992-08-24 |
JPH0646251Y2 true JPH0646251Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31769773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3467091U Expired - Lifetime JPH0646251Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 植付機の苗縦送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646251Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP3467091U patent/JPH0646251Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0497516U (ja) | 1992-08-24 |
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