JP7142594B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
電動モータにより回転体が一方側及び他方側に回転駆動され、右及び左のワイヤが回転体に引かれ及び回転体から押し出されて、作業装置がローリング操作される。
以上のように、単一の停止センサーにより、回転体が右及び左のローリング限度に達したことを検出し、電動モータを停止させる構成の簡素化を図ることができる。
電動モータにより回転体が一方側に回転駆動されて、回転体が右及び左の一方のローリング限度に達すると、回転体の凸部が一方のリミットスイッチに接触して、電動モータが停止する。電動モータにより回転体が他方側に回転駆動されて、回転体が右及び左の他方のローリング限度に達すると、回転体の凸部が他方のリミットスイッチに接触して、電動モータが停止する。
これによって、回転体が右のローリング限度に達したことを検出するリミットスイッチと、回転体が左のローリング限度に達したことを検出するリミットスイッチとが必要となっており、2個のリミットスイッチが回転体の回転方向に沿って間隔を開けて配置されている。
回転体が他方側に回転駆動されて、右及び左の他方のローリング限度に達すると、停止操作部における回転体の回転方向の他方側の端部が、停止センサーの接触部に接触して、電動モータが停止する。
本発明によると、板バネにより弾性体を容易に得ることができるので、ローリング機構の構成の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
電動モータの影響を受けること少なく、停止センサーのメンテナンス作業が行い易くなるのであり、停止センサーの影響を受けること少なく、電動モータのメンテナンス作業が行い易くなる。
図1,2,3に示すように、乗用型田植機は、前輪1及び後輪2が設けられた機体3の後部に、リンク機構4が上下に揺動可能に支持されて後側に延出されており、リンク機構4を昇降操作する油圧シリンダ5が設けられている。
図1,2,3に示すように、苗植付装置6に、支持フレーム8、フィードケース14、植付伝動ケース9、回転ケース10、植付アーム11、フロート12、苗のせ台13等が設けられている。
図1及び図2に示すように、施肥装置7に、ホッパー15、繰り出し部16、ブロア17、作溝器18及びホース19等が設けられている。
図1及び図2に示すように、支持フレーム8に対して前側に位置するように、田面Gを整地する整地装置23が、苗植付装置6の前部の下部に支持されている。
図2,3,4に示すように、植付伝動ケース9の上部に、支持レール21が左右方向に沿って支持されている。苗のせ台13の下部が、左右方向に沿って移動可能に支持レール21に支持されており、側面視で、苗のせ台13が、植付伝動ケース9から斜め前側の上側に延出されている。
図1,2,3に示すように、ローリング機構31が、リンク機構4の縦リンク4aの上部に連結されている。
図2~図7に示すように、基板32は金属製の板材が折り曲げられて構成されており、チャンネル状に折り曲げられた下側の部材である連結部33と、上側の部材である支持部34(支持部材に相当)とが設けられて、連結部33の下部がリンク機構4の縦リンク4aの上部に連結されている。
基板32の支持部34に、2個の開口部34a,34bが、上下方向に並ぶように開口されており、基板32の支持部34の外周部に、取付部34cが設けられている。
図6及び図7に示すように、支持ブラケット37の開口部37aに、第1軸支持部41が前後方向に取り付けられており、基板32の支持部34の開口部34aに、第2軸支持部42が前後方向に取り付けられている。第1軸支持部41及び第2軸支持部42は、前後方向に亘る貫通孔が設けられて、同じ形状となっており、合成樹脂により一体的に構成されている。
図3,6,7に示すように、回転体39は、外周部に2つの溝部39a,39bが形成されたプーリー形状であり、合成樹脂により一体的に構成されている。
図6,7,8に示すように、リミットスイッチ型式の単一の停止センサー50が、支持ブラケット37の連結部37dにおける後側(基板32の支持部34側)の部分に設けられて連結されている。
図6,7,8に示すように、金属製の板バネで構成された弾性体52が、回転体39の回転軸芯P2の方向(前後方向)から視て、回転体39と停止センサー50の接触部50aとの間に、回転体39の回転方向(左右方向)に沿って配置されている。
図6,7,8に示すように、合成樹脂製の停止操作部51が、側面視で、回転体39の外周部における回転体39の回転軸芯P2の方向(前後方向)での一方側(前側)の部分に設けられ、回転体39の溝部39bに対して前側の部分に設けられ、回転体39における第1軸支持部41側の部分に設けられており、回転体39に一体で回転可能に設けられている。
図11に示すように、苗植付装置6の水平面に対する左右方向の傾斜角度を検出する傾斜センサー57が、フィードケース14に取り付けられており、傾斜センサー57の検出値が、機体3に設けられた制御装置60に入力されている。停止センサー50の検出信号が、ハーネス53から制御装置60に入力される。
例えば、設定スイッチ58により設定傾斜角度が水平位置に設定された状態において、苗植付装置6(傾斜センサー57の検出値)が水平位置であり、機体3が左右方向で水平位置であると、駆動軸38及び回転体39が、図3,6,8に示すように、回転範囲(右及び左のローリング限度の間)の中央位置で停止している。
前述のように、電動モータ45により駆動軸38及び回転体39が一方側A1及び他方側A2に回転駆動されると、停止操作部51が一方側A1及び他方側A2に回転して弾性体52に接近する。
弾性体52の一方側及び他方側の両方の部分が、支持ブラケット37に支持される両持ち状に、弾性体52が支持されてもよい。
弾性体52が、板バネではなく、金属製の細長い丸棒で構成されてもよい。
停止操作部51が、側面視で、回転体39の外周部における回転体39の回転軸芯P2の方向(前後方向)での他方側(後側)の部分に設けられ、回転体39の溝部39aに対して後側の部分に設けられ、回転体39における第2軸支持部42側の部分に設けられてもよい。この場合、停止センサー50(弾性体52)は、基板32の支持部34に設けられるとよい。
図7に示す構成において、駆動軸38が、第1軸支持部41を貫通して回転体39の反対側(前側)に突出して、駆動ギヤ40が、駆動軸38における第1軸支持部41から回転体39の反対側(前側)に出た部分に連結されてもよい。この構成において、電動モータ45及びギヤ機構46が、支持ブラケット37に設けられるとよい。
前述の(発明の実施の第2別形態)において、駆動ギヤ40、電動モータ45及びギヤ機構46が、図7に示すように配置されてもよい。
前述の(発明の実施の第2別形態)において、駆動ギヤ40、電動モータ45及びギヤ機構46が、前述の(発明の実施の第3別形態)に記載のように配置されてもよい。
第1軸支持部41及び第2軸支持部42が、合成樹脂ではなく、金属製のベアリングにより構成されてもよい。
駆動軸38及び回転体39が一方側A1に回転駆動されて、左のローリング限度で電動モータ45が停止操作された場合、駆動軸38及び回転体39が停止位置から少し他方側A2に回転駆動されて、停止操作部51の端部51aが弾性体52から離れた位置で、駆動軸38及び回転体39が停止するように、電動モータ45が作動操作されてもよい。
23 整地装置(作業装置)
31 ローリング機構
34 支持部(支持部材)
37 支持ブラケット(支持部材)
37c 受け止め部
39 回転体
45 電動モータ
47 ワイヤ(連係部材)
48 ワイヤ(連係部材)
50 停止センサー
50a 接触部
51 停止操作部
51a 端部
51b 端部
52 弾性体
54 当たり部
55 ストッパー部
57 傾斜センサー
61 ローリング制御部
A1 一方側
A2 他方側
L1 所定長さ
P1 軸芯
P2 回転軸芯
Claims (8)
- 前後方向の軸芯周りにローリング可能に機体に支持された作業装置と、前記作業装置の左右方向での傾斜角度を検出する傾斜センサーと、前記作業装置をローリング操作するローリング機構とが備えられて、
前記ローリング機構に、
回転可能に支持された回転体と、前記回転体を一方側及び他方側に回転駆動する電動モータと、
前記回転体から右側及び左側に延出されて、前記作業装置における前記回転体に対して右側及び左側の部分に接続された右及び左の連係部材と、
前記回転体に一体で回転可能に設けられた停止操作部と、
単一の停止センサーとが設けられており、
前記傾斜センサーの検出値及び前記停止センサーの検出信号に基いて、前記電動モータを作動させるローリング制御部が備えられて、
前記停止操作部は、前記回転体の回転方向に沿った所定長さを有して、
前記ローリング制御部は、
前記電動モータにより前記回転体を一方側及び他方側に回転駆動して、右及び左の前記連係部材が前記回転体に引かれ及び前記回転体から押し出されることにより、前記傾斜センサーの検出値が設定傾斜角度となるように、前記作業装置をローリング操作し、
前記回転体が一方側に回転駆動されて、前記停止操作部における前記回転体の回転方向の一方側の端部が、前記停止センサーの接触部に接触すると、前記電動モータを停止させ、
前記回転体が他方側に回転駆動されて、前記停止操作部における前記回転体の回転方向の他方側の端部が、前記停止センサーの接触部に接触すると、前記電動モータを停止させ、
前記回転体の回転軸芯の方向から視て、前記回転体と前記停止センサーの接触部との間に、前記回転体の回転方向に沿って配置された弾性体が備えられ、
前記回転体が一方側に回転駆動されて、前記停止操作部における前記回転体の回転方向の一方側の端部が前記弾性体に接触すると、前記弾性体が弾性変形して前記停止センサーの接触部に接触し、
前記回転体が他方側に回転駆動されて、前記停止操作部における前記回転体の回転方向の他方側の端部が前記弾性体に接触すると、前記弾性体が弾性変形して前記停止センサーの接触部に接触する作業機。 - 前記弾性体が、前記回転体の回転軸芯の方向から視て、前記停止センサーの接触部に対して前記回転体側に出た円弧状に形成されている請求項1に記載の作業機。
- 前記弾性体における前記回転体の回転方向に沿った一方側の部分が、前記ローリング機構の支持部材に支持され、前記弾性体における前記回転体の回転方向に沿った他方側の部分が、自由状態となるように、前記弾性体が片持ち状に支持されている請求項1又は2に記載の作業機。
- 前記弾性体における前記回転体の回転方向に沿った他方側の部分が、前記回転体に接近するのを所定の位置で止め、前記所定の位置から前記回転体に対して離れることを許容する受け止め部が備えられている請求項3に記載の作業機。
- 前記弾性体が、板バネである請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の作業機。
- 前記回転体に一体で回転可能に設けられて、前記停止操作部の前記回転体の回転方向に沿った所定長さよりも狭い当たり部と、
前記ローリング機構の支持部材に設けられたストッパー部とが備えられて、
前記停止操作部における前記回転体の回転方向の一方側の端部が、前記停止センサーの接触部に接触しても、前記回転体が一方側に回転すると、前記当たり部が前記ストッパー部に当たって、前記回転体が停止させられ、
前記停止操作部における前記回転体の回転方向の他方側の端部が、前記停止センサーの接触部に接触しても、前記回転体が他方側に回転すると、前記当たり部が前記ストッパー部に当たって、前記回転体が停止させられる請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の作業機。 - 前記停止操作部が、前記回転体における前記回転体の回転軸芯の方向での一方側の部分に設けられ、
前記当たり部が、前記回転体における前記回転体の回転軸芯の方向での他方側の部分に設けられている請求項6に記載の作業機。 - 前記電動モータが、前記回転体の回転軸芯の方向での他方側に配置されている請求項7に記載の作業機。
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