JP3143442B2 - 苗植付け装置の苗縦送り構造 - Google Patents
苗植付け装置の苗縦送り構造Info
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- JP3143442B2 JP3143442B2 JP11011882A JP1188299A JP3143442B2 JP 3143442 B2 JP3143442 B2 JP 3143442B2 JP 11011882 A JP11011882 A JP 11011882A JP 1188299 A JP1188299 A JP 1188299A JP 3143442 B2 JP3143442 B2 JP 3143442B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、苗のせ台に載置された
苗を苗のせ台の下部側に縦送りするように構成された苗
植付け装置の苗縦送り構造に関する。
苗を苗のせ台の下部側に縦送りするように構成された苗
植付け装置の苗縦送り構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】苗植付け装置の苗縦送り構造としては、
例えば実開平３−９２９１７号公報に開示されているよ
うに、所定の横幅を持つ苗送りベルトを苗のせ台に縦送
り方向に沿って配置し、苗送りベルトを縦送り方向に沿
って回転駆動することにより、苗のせ台に載置された苗
の底面に苗送りベルトが接触して、苗が苗のせ台の下部
側に縦送りされるように構成されたものがある。これに
より、植付け機構が苗のせ台の下部から苗を取り出して
田面に植え付ける。
例えば実開平３−９２９１７号公報に開示されているよ
うに、所定の横幅を持つ苗送りベルトを苗のせ台に縦送
り方向に沿って配置し、苗送りベルトを縦送り方向に沿
って回転駆動することにより、苗のせ台に載置された苗
の底面に苗送りベルトが接触して、苗が苗のせ台の下部
側に縦送りされるように構成されたものがある。これに
より、植付け機構が苗のせ台の下部から苗を取り出して
田面に植え付ける。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】苗送りベルトは駆動ロ
ーラ及び従動ローラに巻回された状態で回転駆動されて
おり、駆動ローラ及び従動ローラの間において、苗送り
ベルトの苗に接触する部分が苗の重量で下方に撓み易い
ので、苗送りベルトの苗に接触する部分を支持する必要
がある。本発明は苗植付け装置の苗縦送り構造におい
て、苗送りベルトの苗に接触する部分を、適切に支持す
ることができるように構成することを目的としており、
苗送りベルトによる苗の縦送りが、適切に行われるよう
に構成することを目的としている。
ーラ及び従動ローラに巻回された状態で回転駆動されて
おり、駆動ローラ及び従動ローラの間において、苗送り
ベルトの苗に接触する部分が苗の重量で下方に撓み易い
ので、苗送りベルトの苗に接触する部分を支持する必要
がある。本発明は苗植付け装置の苗縦送り構造におい
て、苗送りベルトの苗に接触する部分を、適切に支持す
ることができるように構成することを目的としており、
苗送りベルトによる苗の縦送りが、適切に行われるよう
に構成することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、苗植付
装置の苗縦送り構造において、次のように構成すること
にある。苗を載置する苗のせ台と、苗のせ台の下部から
苗を取出して田面に植付ける植付け機構とを備えて、外
周表面に複数の搬送用の小突起及び内周背面の左右中間
部に駆動用のラック部を形成した所定の横幅を持つ苗送
りベルトを、苗のせ台に縦送り方向に沿って配置し、苗
送りベルトを縦送り方向に沿って回転駆動することによ
り、苗の底面に苗送りベルトが接触するとともに、搬送
用の小突起が苗に作用して、苗が苗のせ台の下部側に縦
送りされるように構成すると共に、苗送りベルトの苗に
接触する部分の背面に接触して苗送りベルトの苗に接触
する部分を支持する複数の突条を、縦送り方向に沿って
備え、苗送りベルトの横縁部よりも左右中央側に、苗送
りベルトの右側部及び左側部に対応する突条を位置さ
せ、 複数の小突起の一部を、苗送りベルトの外周表面に
おけるラック部に対応する部分に形成するとともに、左
右側部に設けた突条よりも更に苗送りベルトの横縁部側
に小突起を設けてある。
装置の苗縦送り構造において、次のように構成すること
にある。苗を載置する苗のせ台と、苗のせ台の下部から
苗を取出して田面に植付ける植付け機構とを備えて、外
周表面に複数の搬送用の小突起及び内周背面の左右中間
部に駆動用のラック部を形成した所定の横幅を持つ苗送
りベルトを、苗のせ台に縦送り方向に沿って配置し、苗
送りベルトを縦送り方向に沿って回転駆動することによ
り、苗の底面に苗送りベルトが接触するとともに、搬送
用の小突起が苗に作用して、苗が苗のせ台の下部側に縦
送りされるように構成すると共に、苗送りベルトの苗に
接触する部分の背面に接触して苗送りベルトの苗に接触
する部分を支持する複数の突条を、縦送り方向に沿って
備え、苗送りベルトの横縁部よりも左右中央側に、苗送
りベルトの右側部及び左側部に対応する突条を位置さ
せ、 複数の小突起の一部を、苗送りベルトの外周表面に
おけるラック部に対応する部分に形成するとともに、左
右側部に設けた突条よりも更に苗送りベルトの横縁部側
に小突起を設けてある。
【０００５】
【作用】［Ｉ］ 請求項１の特徴によると、苗送りベルトの苗に接触する
部分が突条によって背面側から支持されるので、苗送り
ベルトの苗に接触する部分が苗の重量で下方に撓もうと
する状態が防止される。これにより、苗送りベルトの苗
に接触する部分が苗と一緒に下方に撓んで、苗送りベル
トによる苗の縦送りに支障を来すと言う状態が未然に防
止される。
部分が突条によって背面側から支持されるので、苗送り
ベルトの苗に接触する部分が苗の重量で下方に撓もうと
する状態が防止される。これにより、苗送りベルトの苗
に接触する部分が苗と一緒に下方に撓んで、苗送りベル
トによる苗の縦送りに支障を来すと言う状態が未然に防
止される。
【０００６】請求項１の特徴によると、苗送りベルトの
苗に接触する部分の背面に接触する突条が、比較的幅狭
であり縦送り方向に沿って配置されているので、苗送り
ベルトが縦送り方向に回転駆動された場合、苗送りベル
トへの突条の接触面積が小さく、且つ、苗送りベルトの
回転方向（移動方向）に突条が沿った状態となってい
る。これにより、突条から大きな抵抗を受けることな
く、苗送りベルトが円滑に回転駆動されるようになる。
苗に接触する部分の背面に接触する突条が、比較的幅狭
であり縦送り方向に沿って配置されているので、苗送り
ベルトが縦送り方向に回転駆動された場合、苗送りベル
トへの突条の接触面積が小さく、且つ、苗送りベルトの
回転方向（移動方向）に突条が沿った状態となってい
る。これにより、突条から大きな抵抗を受けることな
く、苗送りベルトが円滑に回転駆動されるようになる。
【０００７】［ＩＩ］ 請求項１の特徴によると、苗送りベルトの横縁部よりも
左右中央側に、苗送りベルトの右側部及び左側部に対応
する突条が位置しているので、苗送りベルトの位置が全
体的に少し横側に移動したとしても、苗送りベルトの右
側部及び左側部に対応する突条が苗送りベルトの苗に接
触する部分から外れることは少ない。
左右中央側に、苗送りベルトの右側部及び左側部に対応
する突条が位置しているので、苗送りベルトの位置が全
体的に少し横側に移動したとしても、苗送りベルトの右
側部及び左側部に対応する突条が苗送りベルトの苗に接
触する部分から外れることは少ない。
【０００８】請求項１の特徴によると、ラック部によっ
て保形性の高くなったベルトの部分に小突起を設けてあ
るので、その小突起の姿勢もしっかりし、苗に対する食
い込み性能が良好であり、苗を強固に掴んで確実に送る
ことができる。
て保形性の高くなったベルトの部分に小突起を設けてあ
るので、その小突起の姿勢もしっかりし、苗に対する食
い込み性能が良好であり、苗を強固に掴んで確実に送る
ことができる。
【０００９】請求項１の特徴によると、突条より更に横
側方に小突起が設けてあるので、その突起を通してベル
トの横側端部にも下向き力が働き、ベルトが下向き勝手
となってベルトの背面側に床土や苗根が入り込むのを防
止しやすくなる。また、ベルトの横側端部が上向きに捲
り上がることがなくなるので、所期の送り機能が維持で
きるようになった。
側方に小突起が設けてあるので、その突起を通してベル
トの横側端部にも下向き力が働き、ベルトが下向き勝手
となってベルトの背面側に床土や苗根が入り込むのを防
止しやすくなる。また、ベルトの横側端部が上向きに捲
り上がることがなくなるので、所期の送り機能が維持で
きるようになった。
【００１０】
【発明の効果】請求項１の特徴によると、苗植付け装置
の苗縦送り構造において、苗送りベルトの苗に接触する
部分を、突条によって背面側から支持するように構成す
ることによって、苗送りベルトの苗に接触する部分が苗
の重量で下方に撓もうとする状態が防止され、苗送りベ
ルトによる苗の縦送りに支障を来すと言う状態が未然に
防止されるようになるので、植付け機構による苗のせ台
の下部からの苗の取り出し及び田面への植え付けが円滑
に行われるようになって、苗植付け装置の植付け性能を
向上させることができた。
の苗縦送り構造において、苗送りベルトの苗に接触する
部分を、突条によって背面側から支持するように構成す
ることによって、苗送りベルトの苗に接触する部分が苗
の重量で下方に撓もうとする状態が防止され、苗送りベ
ルトによる苗の縦送りに支障を来すと言う状態が未然に
防止されるようになるので、植付け機構による苗のせ台
の下部からの苗の取り出し及び田面への植え付けが円滑
に行われるようになって、苗植付け装置の植付け性能を
向上させることができた。
【００１１】請求項１の特徴によると、苗送りベルトの
苗に接触する部分の背面に接触する突条が、比較的幅狭
であり縦送り方向に沿って配置され、突条から大きな抵
抗を受けることなく、苗送りベルトが円滑に回転駆動さ
れて苗の縦送りが行われるようになるので、植付け機構
による苗のせ台の下部からの苗の取り出し及び田面への
植え付けが円滑に行われるようになって、苗植付け装置
の植付け性能を向上させることができた。
苗に接触する部分の背面に接触する突条が、比較的幅狭
であり縦送り方向に沿って配置され、突条から大きな抵
抗を受けることなく、苗送りベルトが円滑に回転駆動さ
れて苗の縦送りが行われるようになるので、植付け機構
による苗のせ台の下部からの苗の取り出し及び田面への
植え付けが円滑に行われるようになって、苗植付け装置
の植付け性能を向上させることができた。
【００１２】請求項１の特徴によると、苗送りベルトの
横縁部よりも左右中央側に、苗送りベルトの右側部及び
左側部に対応する突条が位置しており、苗送りベルトの
右側部及び左側部に対応する突条が苗送りベルトの苗に
接触する部分から外れることは少ないので、突条によっ
て苗送りベルトの苗に接触する部分が背面側から安定し
て支持されるようになる。
横縁部よりも左右中央側に、苗送りベルトの右側部及び
左側部に対応する突条が位置しており、苗送りベルトの
右側部及び左側部に対応する突条が苗送りベルトの苗に
接触する部分から外れることは少ないので、突条によっ
て苗送りベルトの苗に接触する部分が背面側から安定し
て支持されるようになる。
【００１３】請求項１の特徴によると、ラック部によっ
て保形性の高くなったベルトの部分 に小突起を設けると
ともに突条より更に横側方に小突起を設けて、苗送りベ
ルトを受け止めるための突条とベルト駆動のために設け
てあるラック部との位置関係を考慮して、ベルトの外周
表面に複数個形成された小突起の配置構成を合理的に設
定することができる。これによって、苗を強固に掴んで
確実に送ることができるとともにベルトの背面側に床土
や苗根が入り込むのを防止しやすく、より苗送りベルト
の送り作用が円滑になった。
て保形性の高くなったベルトの部分 に小突起を設けると
ともに突条より更に横側方に小突起を設けて、苗送りベ
ルトを受け止めるための突条とベルト駆動のために設け
てあるラック部との位置関係を考慮して、ベルトの外周
表面に複数個形成された小突起の配置構成を合理的に設
定することができる。これによって、苗を強固に掴んで
確実に送ることができるとともにベルトの背面側に床土
や苗根が入り込むのを防止しやすく、より苗送りベルト
の送り作用が円滑になった。
【００１４】
【実施例】図５に、乗用型田植機の機体の後部に連結さ
れる苗植付け装置の側面が示されている。この苗植付け
装置は、図外左方の機体に油圧駆動式のリンク機構（図
示せず）を介して昇降可能に連結支持されており、機体
から動力を受ける植付けミッションケース１、複数条分
の苗Ｎを載置して一定ストロークで左右に横送り移動可
能な苗のせ台２、苗のせ台２の下部から苗Ｎを取り出し
て田面に植え付ける複数条分のロータリー式の植付け機
構３、苗のせ台２が横送りのストロークエンドに達する
度に苗Ｎを下方に縦送りする苗縦送り機構４、及び田面
を整地するフロート５等を備えて構成されている。
れる苗植付け装置の側面が示されている。この苗植付け
装置は、図外左方の機体に油圧駆動式のリンク機構（図
示せず）を介して昇降可能に連結支持されており、機体
から動力を受ける植付けミッションケース１、複数条分
の苗Ｎを載置して一定ストロークで左右に横送り移動可
能な苗のせ台２、苗のせ台２の下部から苗Ｎを取り出し
て田面に植え付ける複数条分のロータリー式の植付け機
構３、苗のせ台２が横送りのストロークエンドに達する
度に苗Ｎを下方に縦送りする苗縦送り機構４、及び田面
を整地するフロート５等を備えて構成されている。
【００１５】図５及び図２に示すように苗縦送り機構４
は、各条毎に広幅の苗送りベルト６を左右一対ずつ苗の
せ台２の下半部に配置して構成されており、苗送りベル
ト６は下方の駆動ローラ７と上方のテンションローラ８
とに亘って巻回されている。図１，２，３に示すように
苗送りベルト６は、外周の表面に苗Ｎの搬送用の小突起
６ａを備え、内周の背面の左右中間部に駆動ローラ７に
係合する駆動用ラック部６ｂを備えて広幅のゴムベルト
で構成されており、テンションローラ８がバネ９により
上方に付勢されることで、苗送りベルト６が所定の張力
で緊張されている。
は、各条毎に広幅の苗送りベルト６を左右一対ずつ苗の
せ台２の下半部に配置して構成されており、苗送りベル
ト６は下方の駆動ローラ７と上方のテンションローラ８
とに亘って巻回されている。図１，２，３に示すように
苗送りベルト６は、外周の表面に苗Ｎの搬送用の小突起
６ａを備え、内周の背面の左右中間部に駆動ローラ７に
係合する駆動用ラック部６ｂを備えて広幅のゴムベルト
で構成されており、テンションローラ８がバネ９により
上方に付勢されることで、苗送りベルト６が所定の張力
で緊張されている。
【００１６】駆動ローラ７とテンションローラ８との間
隔、言い換えると苗送りベルト６の長さは、一般のマッ
ト状の苗を植え付ける苗植付け装置に装備された苗送り
ベルトよりも長いものが用いられている。図１，２，３
に示すように、苗送りベルト６が苗Ｎの重量によって撓
むのを防止する為に、苗送りベルト６の苗Ｎに接触する
部分を背面Ｓから支持するベルト支持部材１０が、駆動
ローラ７とテンションローラ８との間に配置されて苗の
せ台３に連結固定されている。
隔、言い換えると苗送りベルト６の長さは、一般のマッ
ト状の苗を植え付ける苗植付け装置に装備された苗送り
ベルトよりも長いものが用いられている。図１，２，３
に示すように、苗送りベルト６が苗Ｎの重量によって撓
むのを防止する為に、苗送りベルト６の苗Ｎに接触する
部分を背面Ｓから支持するベルト支持部材１０が、駆動
ローラ７とテンションローラ８との間に配置されて苗の
せ台３に連結固定されている。
【００１７】ベルト支持部材１０は金属板材を屈曲して
苗送りベルト６と略同幅に構成されており、ベルト支持
部材１０の左右両端近くに、苗送りベルト６の背面Ｓを
支持する複数の突条１０ａが縦送り方向に沿って突設さ
れ、苗送りベルト６の駆動用ラック部６ｂの先端部を受
け止める案内面１０ｂが、突条１０ａの間に形成されて
いる。図３に示すように苗送りベルト６の横縁部から左
右中央側に、突条１０ａが位置している。
苗送りベルト６と略同幅に構成されており、ベルト支持
部材１０の左右両端近くに、苗送りベルト６の背面Ｓを
支持する複数の突条１０ａが縦送り方向に沿って突設さ
れ、苗送りベルト６の駆動用ラック部６ｂの先端部を受
け止める案内面１０ｂが、突条１０ａの間に形成されて
いる。図３に示すように苗送りベルト６の横縁部から左
右中央側に、突条１０ａが位置している。
【００１８】ベルト支持部材１０の上下２箇所に、ベル
ト支持部材１０の左右の側板１０ｃを貫通する連結棒１
１が備えられ、連結棒１１が苗のせ台２の下部ブラケッ
ト１２と上部金具１３とに支持されて、ベルト支持部材
１０が苗のせ台２の背部に連結固定されている。苗送り
ベルト６の成型時にブラッシング処理した金型を用いる
ことで、苗送りベルト６の背面Ｓに微細な凹凸が形成さ
れており、突条１０ａが苗送りベルト６の背面Ｓに接触
したまま長時間停止していても、突条１０ａが苗送りベ
ルト６の背面Ｓに粘着してしまうことがないように考慮
されている。
ト支持部材１０の左右の側板１０ｃを貫通する連結棒１
１が備えられ、連結棒１１が苗のせ台２の下部ブラケッ
ト１２と上部金具１３とに支持されて、ベルト支持部材
１０が苗のせ台２の背部に連結固定されている。苗送り
ベルト６の成型時にブラッシング処理した金型を用いる
ことで、苗送りベルト６の背面Ｓに微細な凹凸が形成さ
れており、突条１０ａが苗送りベルト６の背面Ｓに接触
したまま長時間停止していても、突条１０ａが苗送りベ
ルト６の背面Ｓに粘着してしまうことがないように考慮
されている。
【００１９】図４及び図１に、苗縦送り機構４における
駆動ローラ７の回転駆動構造が示されている。図４及び
図１に示すように、植付けミッションケース１の左右側
面に支持されて紙面反時計方向に回転する駆動カム１
４、植付けミッションケース２に貫通支持されて一定ス
トロークで左右に横送り移動する横送り軸１５、横送り
軸１５の両端と苗のせ台２とを連結する連結アーム１
６、連結アーム１６に回転可能で紙面反時計方向に付勢
されて支持された縦送り軸１７、縦送り軸１７に固定さ
れた縦送りアーム１８、縦送り軸１７に固定されて縦送
りアーム１８と一体で回転する接当アーム１９、接当ア
ーム１９を受け止めて縦送りアーム１８の待機位置を規
制するストッパーピン２０が備えられている。
駆動ローラ７の回転駆動構造が示されている。図４及び
図１に示すように、植付けミッションケース１の左右側
面に支持されて紙面反時計方向に回転する駆動カム１
４、植付けミッションケース２に貫通支持されて一定ス
トロークで左右に横送り移動する横送り軸１５、横送り
軸１５の両端と苗のせ台２とを連結する連結アーム１
６、連結アーム１６に回転可能で紙面反時計方向に付勢
されて支持された縦送り軸１７、縦送り軸１７に固定さ
れた縦送りアーム１８、縦送り軸１７に固定されて縦送
りアーム１８と一体で回転する接当アーム１９、接当ア
ーム１９を受け止めて縦送りアーム１８の待機位置を規
制するストッパーピン２０が備えられている。
【００２０】これによって、横送り軸１５が一方の横送
りのストロークエンドに達すると、一方の縦送りアーム
１８が一方の駆動カム１４の回転軌跡内に入り、駆動カ
ム１４との接当によって、縦送りアーム１８が紙面時計
方向に所定角度だけ回転させられ、縦送りアーム１８の
回転が駆動ローラ７の駆動軸２１に、チェーン伝動機構
２２及び一方向回転クラッチ２３を介して、紙面時計方
向の回転として伝達され、苗送りベルト６が所定量だけ
回転駆動されて、苗Ｎが縦送りされるように構成されて
いる。次に縦送りアーム１８が駆動カム１４から外れる
と、予め与えられている付勢力で縦送りアーム１８が接
当アーム１９と一緒に紙面反時計方向に回転し、接当ア
ーム１９がストッパーピン２０で受け止められて元の待
機位置に達する。又、横送り軸１５が他方の横送りのス
トロークエンドに達すると、他方の縦送りアーム１８と
他方の駆動カム１４とが、前述と同様に作動して苗Ｎの
縦送りが行われる。
りのストロークエンドに達すると、一方の縦送りアーム
１８が一方の駆動カム１４の回転軌跡内に入り、駆動カ
ム１４との接当によって、縦送りアーム１８が紙面時計
方向に所定角度だけ回転させられ、縦送りアーム１８の
回転が駆動ローラ７の駆動軸２１に、チェーン伝動機構
２２及び一方向回転クラッチ２３を介して、紙面時計方
向の回転として伝達され、苗送りベルト６が所定量だけ
回転駆動されて、苗Ｎが縦送りされるように構成されて
いる。次に縦送りアーム１８が駆動カム１４から外れる
と、予め与えられている付勢力で縦送りアーム１８が接
当アーム１９と一緒に紙面反時計方向に回転し、接当ア
ーム１９がストッパーピン２０で受け止められて元の待
機位置に達する。又、横送り軸１５が他方の横送りのス
トロークエンドに達すると、他方の縦送りアーム１８と
他方の駆動カム１４とが、前述と同様に作動して苗Ｎの
縦送りが行われる。
【００２１】図４に示すように、苗のせ台２は下部を支
持する摺動レール２４と一緒に縦送り方向に位置調節可
能である。例えば苗のせ台２の位置が下方に変更される
と、植付け機構３による苗取り量が増加するのであり、
苗のせ台２の位置が下方に変更されることによって、支
持アーム２５が支点軸２６を中心に紙面時計方向に回転
し、ストッパーピン２０の位置が図４の紙面右上方に変
更される。これによって、縦送りアーム１８の待機位置
が紙面反時計方向に移動して、駆動カム１４が縦送りア
ーム１８に接触している間の角度が大きくなり、苗Ｎの
縦送り量が大きくなる。逆に苗のせ台２の位置が上方に
変更されると、植付け機構３による苗取り量が減少する
のであり、苗のせ台２の位置が上方に変更されることに
よって、支持アーム２５が支点軸２６を中心に紙面反時
計方向に回転し、ストッパーピン２０の位置が図４の紙
面左下方に変更される。これによって、縦送りアーム１
８の待機位置が紙面時計方向に移動して、駆動カム１４
が縦送りアーム１８に接触している間の角度が小さくな
り、苗Ｎの縦送り量が小さくなる。
持する摺動レール２４と一緒に縦送り方向に位置調節可
能である。例えば苗のせ台２の位置が下方に変更される
と、植付け機構３による苗取り量が増加するのであり、
苗のせ台２の位置が下方に変更されることによって、支
持アーム２５が支点軸２６を中心に紙面時計方向に回転
し、ストッパーピン２０の位置が図４の紙面右上方に変
更される。これによって、縦送りアーム１８の待機位置
が紙面反時計方向に移動して、駆動カム１４が縦送りア
ーム１８に接触している間の角度が大きくなり、苗Ｎの
縦送り量が大きくなる。逆に苗のせ台２の位置が上方に
変更されると、植付け機構３による苗取り量が減少する
のであり、苗のせ台２の位置が上方に変更されることに
よって、支持アーム２５が支点軸２６を中心に紙面反時
計方向に回転し、ストッパーピン２０の位置が図４の紙
面左下方に変更される。これによって、縦送りアーム１
８の待機位置が紙面時計方向に移動して、駆動カム１４
が縦送りアーム１８に接触している間の角度が小さくな
り、苗Ｎの縦送り量が小さくなる。
【００２２】この場合、苗のせ台２が縦送り方向の中央
位置（苗取り量の調節範囲の中央位置）にある時、接当
アーム１９とストッパーピン２０との接当位置ａが、縦
送り軸１７の軸心と支点軸２６の軸心とを結ぶ線Ｌ又は
その極近くにあるように、支持アーム２５の基準位置が
設定されている。このように設定することで、苗のせ台
２の位置（苗取り量）と、駆動カム１４が縦送りアーム
１８に接触している間の角度（苗Ｎの縦送り量）とを、
略同じにすることができる。
位置（苗取り量の調節範囲の中央位置）にある時、接当
アーム１９とストッパーピン２０との接当位置ａが、縦
送り軸１７の軸心と支点軸２６の軸心とを結ぶ線Ｌ又は
その極近くにあるように、支持アーム２５の基準位置が
設定されている。このように設定することで、苗のせ台
２の位置（苗取り量）と、駆動カム１４が縦送りアーム
１８に接触している間の角度（苗Ｎの縦送り量）とを、
略同じにすることができる。
【００２３】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】苗のせ台における苗縦送り機構付近の側面図
【図２】苗のせ台における苗縦送り機構付近の平面図
【図３】苗縦送り機構の縦断正面図
【図４】苗縦送り機構の駆動部付近を示す側面図
【図５】苗植付け装置の全体側面図
２ 苗のせ台 ３ 植付け機構 ６ 苗送りベルト １０ａ 突条 Ｓ 苗送りベルトの苗に接触する部分の背面 Ｎ 苗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児島 祥之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平５−192019（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01C 11/02
Claims (1)
- 【請求項１】 苗（Ｎ）を載置する苗のせ台（２）と、
前記苗のせ台（２）の下部から苗（Ｎ）を取出して田面
に植付ける植付け機構（３）とを備えて、外周表面に複数の搬送用の小突起（６ａ）及び内周背面
の左右中間部に駆動用のラック部（６ｂ）を形成した 所
定の横幅を持つ苗送りベルト（６）を、前記苗のせ台
（２）に縦送り方向に沿って配置し、前記苗送りベルト
（６）を縦送り方向に沿って回転駆動することにより、
苗（Ｎ）の底面に前記苗送りベルト（６）が接触すると
ともに、前記搬送用の小突起（６ａ）が苗（Ｎ）に作用
して、苗（Ｎ）が前記苗のせ台（２）の下部側に縦送り
されるように構成すると共に、 前記苗送りベルト（６）の苗（Ｎ）に接触する部分の背
面（Ｓ）に接触して前記苗送りベルト（６）の苗（Ｎ）
に接触する部分を支持する複数の突条（１０ａ）を、縦
送り方向に沿って備え、 前記苗送りベルト（６）の横縁部よりも左右中央側に、
前記苗送りベルト（６）の右側部及び左側部に対応する
突条（１０ａ）を位置させ、 前記複数の小突起（６ａ）の一部を、前記苗送りベルト
（６）の外周表面における前記ラック部（６ｂ）に対応
する部分に形成するとともに、前記左右側部に設けた突
条（１０ａ）よりも更に前記苗送りベルト（６）の横縁
部側に前記小突起（６ａ）を設けてある苗植付け装置の
苗縦送り構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011882A JP3143442B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 苗植付け装置の苗縦送り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011882A JP3143442B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 苗植付け装置の苗縦送り構造 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4007143A Division JP3051245B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 苗植付け装置の苗縦送り構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11243732A JPH11243732A (ja) | 1999-09-14 |
| JP3143442B2 true JP3143442B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=11790108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11011882A Expired - Fee Related JP3143442B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 苗植付け装置の苗縦送り構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3143442B2 (ja) |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11011882A patent/JP3143442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11243732A (ja) | 1999-09-14 |
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