JPH073856Y2 - 田植機の苗送り装置 - Google Patents

田植機の苗送り装置

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JPH073856Y2
JPH073856Y2 JP522087U JP522087U JPH073856Y2 JP H073856 Y2 JPH073856 Y2 JP H073856Y2 JP 522087 U JP522087 U JP 522087U JP 522087 U JP522087 U JP 522087U JP H073856 Y2 JPH073856 Y2 JP H073856Y2
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vertical feed
seedling
vertical
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feed lever
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JP522087U
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富保 中井
安司 和田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は田植機における苗送り装置の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来田植機においては、実開昭61−105423号公報・実開
昭61−182220号公報に示されるように、苗縦送り装置を
作動させる縦送りレバーを苗載台の左右移動端で常時回
転するアーム状の回転体や往復揺動するアーム等からな
る縦送り駆動体で押し当て強制揺動させることにより苗
の縦送りを行なうと共に、上記縦送り駆動体に対する縦
送りレバーのセット位置を変えられるようにワイヤやロ
ッド等の連結具を介して苗掻取り量調整用の操作具に連
結し、該操作具の操作により苗の掻取り量を調整した
際、苗の掻取り量に応じて苗の繰出し量を変化させ、も
って苗掻取り量の変化にかかわらず掻取られる苗の密度
を常に一定に保持するようにしたものが提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような構成のものにおいては、長期間使
用しているとワイヤやロッド等の連結具が伸びたり緩ん
だりすることは否めず、これにより縦送り駆動体に対す
る縦送りレバーのセット位置がズレてしまうため縦送り
駆動体が縦送りレバーに対し頭突き状態で突き当ってロ
ック状態となり縦送り装置各部や動力伝達系を破損して
しまう等の問題があった。
このため、例えば実開昭60−179121号公報・特公昭55−
15963号公報に示されるように縦送りレバーの戻り位置
を規制するストッパを設けることが考えられるが、従来
のストッパはいずれも専用部品で構成されており、その
ためストッパを取付けるために部材を新たに設けたり、
特別のストッパ構成を施す必要があり、苗縦送り装置部
分の構成が複雑となり部品点数が増えて組立性・コスト
面で悪化する欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、苗縦送り装置を、苗載台の裏面側に固
定した取付ブラケットに取付ボルトを介して装着し、該
苗縦送り装置の縦送りレバーを苗載台の左右移動端で縦
送り駆動体により強制揺動させて苗の縦送りを行なうと
共に、該縦送りレバーと操作具とをワイヤやロッド等の
連結具を介して連結し、該操作具の設定位置変更により
前記縦送り駆動体に対する縦送りレバーのセット位置を
変えて苗の縦送り量調整又は苗縦送り停止を行なうよう
にした田植機において、前記苗縦送り装置の取付ボルト
の先端を縦送りレバーの揺動軌跡線上に臨ませて設け、
縦送りレバーの最大戻り位置近傍で縦送りレバーが当接
するストッパに構成したことにより上記の問題点を解消
しようとするものである。
〔作用〕
苗縦送り装置の取付ボルトの先端を縦送りレバーの揺動
軌跡線上に臨ませて設けてあるので、長期間使用して縦
送りレバーと操作具とを連結するワイヤやロッド等の連
結具に緩み等が起っても、縦送りレバーがその最大戻り
位置近傍で苗縦送り装置の取付ボルト先端に当接してス
トッパ作用を受け、縦送りレバーが最大戻り位置以上に
移動することがなく縦送り駆動体が縦送りレバーに突き
当ってロック状態になることが防止される。
〔実施例〕
Aは前輪1及び後輪2を有する機体フレーム3の前部に
エンジン4を搭載し、前輪1と後輪2間に運転席5を設
けてなる乗用田植機の走行部で、6はミッションケース
である。Bは走行部Aの後方に3点リンク機構7を介し
て上下動自在に装着した植付部で、ドライブケース8の
下方には田面滑走用のフロート9を有し、またドライブ
ケース8の上方にはマット苗(図示せず)を載置する苗
載台10が左右往復動自在に且つ前高後低状に架設されて
いて、その後方には複数の植付杆11,11…が上下回動自
在に設けられている。
上記苗載台10の裏面側には、苗縦送り装置の取付ブラケ
ット14が固定されており、該取付ブラケット14には繰出
方向前方に位置して駆動ローラ12が軸受部14aを介して
回転自在に横架された軸15にネジ止め等の手段で一体に
固着されていて、軸受部14aは密閉箱状に形成され、内
部にグリースが充填してある。13は従動ローラで、取付
ブラケット14に取付けられた軸16に遊嵌され、これらロ
ーラ12,13間には苗繰出し用の突起突きベルト17が捲回
されており、一方の軸15にはラチェット車18が一体に設
けられている。15aは後述する苗縦送り装置における作
動アーム20の復帰用弾機である。
ところで上記軸15にはラチェット車18の歯に係合する爪
19を有する縦送り装置Mの作動アーム20が回動可能に装
着されており、該作動アーム20の苗繰出方向後方の苗載
台10の背面側には、苗載台10に固定された取付ブラケッ
ト14に取付ボルト43を介して縦送り装置Mの単一の縦送
り軸21が枢支連結され装着されている。縦送り軸21には
縦送りレバー22,23が平面視においてベルト17を挟んだ
状態で左右に固着されて設けられており、そして取付ボ
ルト43は長尺ボルトでその先端側は後述する縦送り駆動
体35により強制的に回動され揺動する縦送りレバー23の
揺動軌跡線上に臨んでおり、この取付ボルト43の先端が
縦送りレバー23の最大戻り位置近傍に位置してストッパ
を構成している。
24は縦送り装置Mの作動伝動体で長手方向の融通機構
(長孔)24aとピン孔25aが設けられており、ピン孔25a
には作動アーム20に突設の連結部材(ピン)25が嵌挿
し、長孔24aには縦送りレバー23に突設の連結部材(ピ
ン)26が遊嵌している。27は融通機構(長孔)27aを有
する縦送り停止具で、その一端は長孔27aに遊嵌された
連結部材25を介して作動アーム20に連結され、他端は縦
送り停止用の操作具28にワイヤ29を介して連結されてい
る。30は取付ブラケット14に固定されたガイドピン30a
の取付金具で、ガイドピン30aは縦送り停止具27に設け
たガイド孔27bに遊嵌している。
このようにして、各縦送り停止具27は縦送りレバー23の
連結部材26とは無関係に独立的に作動すべく各作動アー
ム20の夫々に融通機構27aを介して連結された構造とな
っている。
31は従動ローラ13の軸16端部に固着された回り止め部材
で、この回り止め部材31は折曲部(図示せず)を有する
正面L字形状を呈し、折曲部を取付ブラケット14を係止
させることにより、軸16の回動を規制してベルト17の逆
転を防止すると共に取付ブラケット14の軸受部(長孔)
14b及び引張り弾機32のフック部32aの摩耗を防止し得る
ようになっている。33は植付杆駆動停止用のワイヤで、
一端は操作具28に、他端は植付クラッチ停止作動アーム
34に夫々止着されている。35は伝動軸36の一端に固定さ
れた縦送り駆動体で、常時第1図における矢印方向に回
転駆動されるようになっていて、苗載台10が左右移動端
にきて移動行程最終の1株を掻取った後、縦送り駆動体
35に枢支されたローラ35a又は35bが縦送りレバー22に当
接して該レバー22を矢印方向に強制的に回動させるよう
になっている。
37は苗載台10に載置されたマット苗の前端縁を受止める
エプロンで、該エプロン37は苗掻取量調整用の操作具38
を操作することにより、苗繰出し方向前後に移動して単
位植付株あて苗の掻取量を自由に調整でき、また苗掻取
量に応じた苗の縦送り量が得られるようになっており、
その具体的構造は第4図乃至第6図に示されている。即
ち、掻取量調整用の操作具38の基端側に止着されたワイ
ヤ39の他端はピンaを介して苗載台10の裏面に回動自在
に枢支されたリンク40に止着され、該リンク40はピンb
及び長孔cを介して連結プレート41に連結されており、
該連結プレート41は縦送り軸21と一体のプレート42にピ
ンdを介して枢結されている。
上記の構成において、植付作業中、苗載台10が左右移動
端にきて移動行程最終の1株を掻取った後、縦送り駆動
体35のローラ35a又は35bが縦送りレバー22に当接して該
縦送りレバー22を縦送り軸21を中心にして第1図におけ
る矢印方向に所定角度強制回動させるため縦送り軸21を
介して縦送りレバー22と一体の他方の縦送りレバー23も
同方向に同一角度回動する。このため該縦送りレバー23
に突設された連結部材26が長孔24aの端縁を押し縦送り
装置Mの作動伝動体24を第1図における左方向に移動
(退行)させるので駆動レバー20が時計方向に回動する
と共に、ラチェット車18,軸15及び駆動ローラ12が同方
向に回動するため突起付きベルト17が苗繰出方向に回動
移動し、これにより苗載台10上のマット苗はエプロン37
側に所定ピッチ繰出される。
一方、畦際植え等に際し、植付不要条の植付杆11を停止
すべく対応する操作具28を「切」側に傾動操作すると、
ワイヤ33が引張られて植付クラッチが切れるため当該植
付杆11が停止する。また、上記操作具28の操作によりワ
イヤ29も同時に引張られるため操作具28に対応する縦送
り停止具27が退行し、これにより縦送り停止具27の長孔
27a端縁に係合しているピン25が引張られて縦送り装置
Mの作動伝動体24及び該作動伝動体24に設けた長孔24a
も同時に退行変位する。このため、苗載台10が左右移動
端にきて縦送りレバー22が縦送り駆動体35に当接して強
制回動させられても縦送りレバー23に突設したピン26は
長孔24a内を空移動するだけなので苗の縦送り作用は停
止(条止め)される。条止めを解除する場合には操作具
28を「入〕側に傾動する。これによりワイヤ33,29が緩
むため植付杆11のクラッチがONとなると共に駆動レバー
20の復帰用弾機15aの復元力で縦送り停止具27、駆動レ
バー20、作動伝動体24等が夫々上記とは逆方向に移動
し、縦送りレバー22が復帰方向(第1図における反時計
方向)に引張られて元位置に復帰して条止めが解除され
る。
一方、掻取量調整用の操作具38を操作することによりエ
プロン37が前後動して苗掻取量が調整されると共に、ワ
イヤ39、リンク40、連結プレート41、プレート42を順次
介して縦送りレバー22,23の縦送り駆動体35に対するセ
ット位置が変えられるため苗掻取量に最も適応した苗の
縦送り量に調整される。
ところで、長期間使用していると掻取量調整用の操作具
38と縦送り軸21とを連結するワイヤ39が伸びたり各連結
部等にガタがきたりすると縦送りレバー22,23が下方
(戻り方向)に変位し、これにより縦送り駆動体35に対
する縦送りレバー22,23のセット位置がズレてしまうた
め縦送り駆動体35が縦送りレバー22に対し頭突き状態で
突き当ってロック状態となり縦送り装置Mの各部や動力
伝達系を破損してしまったり、点検整備時不測の事故等
が発生する虞があるが、縦送りレバー23の最大戻り位置
近傍で縦送りレバー23が当接するように、取付ボルト43
の先端が位置してストッパ作用をするので、上記不都合
は解消される。
また、この取付ボルト43は、苗縦送り装置Mを取付プレ
ート14へ取付けるための取付用のボルトと、縦送りレバ
ー23のストッパとに兼用したものであるから、部品点数
を削減し得て組立性の向上とコストの低減が図られる。
更に、この取付ボルト43のストッパを各縦送りレバー23
に対応して複数個設けることにより縦送り軸21の捩じれ
を防止でき、幅方向全域にわたって均一な縦送り量が保
持される。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように、苗縦送り装置の取付ボルトの先
端を縦送りレバーの揺動軌跡線上に臨ませて設け、縦送
りレバーの最大戻り位置近傍で縦送りレバーが当接する
ストッパに構成したので、長期間使用して縦送りレバー
と操作具とを連結するワイヤやロッド等の連結具に緩み
等が起っても、取付ボルト先端に当接してストッパ作用
を受けるため、縦送りレバーが最大戻り位置以上に移動
することがないので縦送り駆動体が縦送りレバーに突き
当ってロック状態になることを防止し得て、縦送り装置
の耐久性を大幅に高めることができる。
しかも、縦送りレバーのストッパを縦送り装置の取付ボ
ルトと兼用することで、部品点数を削減し得て構造の簡
素化並びに組立性の向上とコスト低減が図れるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は苗送り停止装置の一部切欠側面図、第2図は同
上の背面図、第3図は縦送り装置の作動伝動体と縦送り
停止具の斜視図、第4図は掻取量調整用の操作具の作動
状態図、第5図はエプロンの平面図、第6図は要部の背
面図、第7図は植付部の側面図、第8図は乗用田植機の
側面図である。 図中10は苗載台、14は縦送り装置取付ブラケット、22,2
3は縦送りレバー、28,38は操作具、35は縦送り駆動体、
43は取付ボルト(ストッパ)、Mは苗縦送り装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗縦送り装置を、苗載台の裏面側に固定し
    た取付ブラケットに取付ボルトを介して装着し、該苗縦
    送り装置の縦送りレバーを苗載台の左右移動端で縦送り
    駆動体により強制揺動させて苗の縦送りを行なうと共
    に、該縦送りレバーと操作具とをワイヤやロッド等の連
    結具を介して連結し、該操作具の設定位置変更により前
    記縦送り駆動体に対する縦送りレバーのセット位置を変
    えて苗の縦送り量調整又は苗縦送り停止を行なうように
    した田植機において、前記苗縦送り装置の取付ボルトの
    先端を縦送りレバーの揺動軌跡線上に臨ませて設け、縦
    送りレバーの最大戻り位置近傍で縦送りレバーが当接す
    るストッパに構成したことを特徴とする田植機の苗送り
    装置。
JP522087U 1987-01-17 1987-01-17 田植機の苗送り装置 Expired - Lifetime JPH073856Y2 (ja)

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