JPH0645730Y2 - 手動変速機のリバ−スギヤ鳴り防止装置 - Google Patents

手動変速機のリバ−スギヤ鳴り防止装置

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JPH0645730Y2
JPH0645730Y2 JP2489487U JP2489487U JPH0645730Y2 JP H0645730 Y2 JPH0645730 Y2 JP H0645730Y2 JP 2489487 U JP2489487 U JP 2489487U JP 2489487 U JP2489487 U JP 2489487U JP H0645730 Y2 JPH0645730 Y2 JP H0645730Y2
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JP
Japan
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gear
idler
slide bush
reverse
idler gear
Prior art date
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JP2489487U
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JPS63132146U (ja
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真治 小川
達也 大岩
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車等の車両の手動変速機のリバースギヤ
鳴り防止装置に関するものである。
(従来技術) 従来リバースが選択摺動式の手動変速機では、車を停止
させた後クラッチを踏んでエンジンと手動変速機との接
続を断ちシフトレバーをリバースにシフトしているが、
手動変速機のカウンタギヤが慣性力で回転しているため
ギヤ鳴りを生ずる場合がある。これを防止する方法とし
て (イ)シフトレバーをリバースシフトした時リバースカ
ウンタギヤ以外のギヤのシンクロ機構を軽く押し付けそ
の引きずりトルクによりカウンタギヤの回転を低下させ
る。
(ロ)実開昭59-68849号公報のようにシフトレバーをリ
バースにシフトした時にアイドラギヤに引きずりトルク
を与えカウンタギヤの回転を低下させる。
の方法が一般に採用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら前記(イ)の場合はインタロックが作動す
る前に押し付け力(引きずり力)を解除する必要があ
る。然し部品精度にばらつきがあるとギヤ鳴り防止効果
は小さく又シフトフィーリングにも悪影響を及ぼすこと
がある。又 (ロ)の場合はアイドラギヤのテーパーコーン部を2本
のピンで固定しているので大きなスペースが必要であ
り、又十分な強度を与える必要がある。
なお、本願の先行技術資料として前記の実開昭59-68849
号公報の他に実開昭59-118842号公報及び実開昭60-1627
58号公報がある。
この考案はリバースシフトの際簡素な構造にも係わらず
手動変速機のギヤ鳴りを有効に防止する装置の提供を課
題とする。
(問題点を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本考案における手動変速機
のリバースギヤ鳴り防止装置はつぎのように構成されて
いる。
すなわち変速機ケースに固定されたアイドラシャフトの
軸線に沿ってアイドラギヤを摺動操作することにより、
このアイドラギヤがカウンタギヤに噛合った後にリバー
スギヤに噛合ってリバースシフトが達成される形式の手
動変速機において、前記アイドラシャフトの外周に対し
てスライドブッシュが軸線方向へ摺動可能で、かつ相対
回転不能に設けられているとともに、このスライドブッ
シュの外周には前記アイドラギヤが相対回転可能に設け
られ、これらのスライドブッシュ及びアイドラギヤは相
互に接触可能なテーパーコーン面をそれぞれ有し、また
前記アイドラシャフトに対してその径方向に貫通して形
成されたボール孔の中にはロックボールが外向きに付勢
された状態で組付けられ、しかも前記スライドブッシュ
の内周面には前記ロックボールと係合した内溝が軸線に
沿って形成され、この内溝の軸線方向の長さは、前記ア
イドラギヤがスライドブッシュと共にアイドラシャフト
の軸線に沿って摺動操作されたときに、このアイドラギ
ヤが前記カウンタギヤと噛合った後で、かつ前記リバー
スギヤと噛合う前に前記ロックボールが内溝の端部に達
する寸法に設定されている。
(作用) この構成によれば、リバースシフトの操作によって前記
アイドラギヤがスライドブッシュと共にアイドラシャフ
トの軸線に沿って摺動し、まずこのアイドラギヤが前記
カウンタギヤと噛合う。これによりアイドラギヤは慣性
力によるカウンタギヤの回転を受けて前記スライドブッ
シュの外周で回転する。
一方、前記スライドブッシュが軸線方向へ摺動すること
に伴い、その内溝に沿って相対的に移動していた前記ロ
ックボールがこの内溝の端部に達し、そこを乗り越えよ
うとする。このときのスライドブッシュに作用する軸線
方向の抵抗力により、このスライドブッシュとアイドラ
ギヤとの前記テーパーコーン面が互いに接触し、これら
両テーパーコーン面の間で生じる回転摩擦力に基づき、
アイドラギヤを通じて前記カウンタギヤの回転が止めら
れる。この後にアイドラギヤが前記リバースギヤに噛合
ってリバースシフトが達成される。
(実施例の説明) 以下実施例を示す第1〜3図によりこの考案を説明す
る。手動変速機の図示しないケースにアイドラシャフト
1が固定され、このアイドラシャフト1に第2図に示す
ようにスライドブッシュ2がアイドラシャフト1の軸方
向に摺動可能にスプライン結合されている。スライドブ
ッシュ2はその一端(第1図では左端)に段差部2aを有
し、その外周面はスライドブッシュ2の他端(第1図で
右端)に向って先細となるテーパーコーン面2bとなって
いる。又スライドブッシュ2の内周面には一端から他端
に向って2条の所定長の内溝2cが対向して設けられてい
る。スライドブッシュ2の外周面にはアイドラギヤ3が
メタル11を介して回転可能にスライドブッシュ2と同心
に取り付けられ、同ギヤの一端の内面にはスライドブッ
シュ2のテーパーコーン面2bに摺接可能のテーパーコー
ン面3aが設けられている。アイドラギヤ3の右端部には
図示しないシフトフォークと係合するリング状の係合溝
3bが設けられている。アイドラギヤ3はその右端におい
てスライドブッシュ2に嵌め込んだスナップリング7及
び円板8によりスライドブッシュ2からの脱落を防止さ
れている。アイドラギヤ3がその最右端に位置する時は
同ギヤとスライドブッシュ2の段差部2aとの間に隙間が
あり、又両テーパーコーン2b、3aは摺接していない。ア
イドラシャフト1にはその軸心を通る横方向のボール孔
10が設けられ、この中に2個のロックボール4が圧縮ス
プリング9を介して相対して挿入されている。2個のロ
ックボール4の一部はスライドブッシュ2の内溝2cに係
合し、アイドラシャフト1の外周面より突出している。
5及び6はそれぞれ手動変速機のケースに取りつけたカ
ウンタギヤ及びリバースギヤである。
上記の構成において図示しないシフトレバーをリバース
へシフトすると、アイドラギヤ3とスライドブッシュ2
が第1図で左方に移動してアイドラギヤ3が先ず回転し
ているカウンタギヤ5と噛合して回転する。このとき、
アイドラシャフト1の前記ボール孔10に組込まれている
前記ロックボール4は、前記のリバースシフト操作に伴
うスライドブッシュ2の移動により、このスライドブッ
シュ2の内溝2cに沿って相対的に移動して溝端に達して
いる。そしてこのロックボール4が内溝2cの端部を乗り
越えようとするとき、スライドブッシュ2の摺動に対す
る抵抗力が一時的に高まり、アイドラシャフト1に対し
て回転不能なスライドブッシュ2と、前記カウンタギヤ
5の回転を受けてすでに回転しているアイドラギヤ3と
の相互のテーパーコーン面2b,3aが互いに接触し、これ
らの相互間で回転摩擦力が生じる。この摩擦力に基づい
てアイドラギヤ3、つまりカウンタギヤ5の回転が止め
られる。
この後にアイドラギヤ3とスライドブッシュ2とがアイ
ドラシャフト1の軸線に沿ってさらに摺動操作される
と、前記ロックボール4はボール孔10の中に押し沈めら
れて前記内溝2cの端部を乗り越え、最終的にはアイドラ
ギヤ3が前記リバースギヤ6に噛合ってリバースシフト
が達成される。
リバースシフトを解除する時は図示しないシフトレバー
によりアイドラギヤ3を右方に移動させる。アイドラギ
ヤ3はスナップリング7及び円板8によりスライドブッ
シュ2からの脱落を防止されているのでスライドブッシ
ュ2はアイドラギヤ3とともに右方に動き、このアイド
ラギヤ3は先ずリバースギヤ6から次いでカウンタギヤ
5から離れる。なお、アイドラギヤ3がカウンタギヤ5
から離れる前にロックボール4はスライドブッシュ2の
内溝2cに係合する。
(考案の効果) 本考案は、リバースシフト時にアイドラギヤがカウンタ
ギヤと噛合った後で、かつリバースギヤと噛合う前にこ
のカウンタギヤの回転を止めることができ、しかもその
ための装置がアイドラシャフトの軸上に設けられている
ので、変速機ケース内のスペースを有効に利用したコン
パクトな設計によってリバースシフト時のギヤ鳴りを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の縦断正面図を示す。第2図は第1図
のA−A線断面図を示す。第3図は第1図のB−B線断
面図を示す。 1……アイドラシャフト 2……スライドブッシュ 2b……テーパーコーン 2c……内溝 3……アイドラギヤ 3a……テーパーコーン 4……ロックボール 5……カウンタギヤ 6……リバースギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機ケースに固定されたアイドラシャフ
    トの軸線に沿ってアイドラギヤを摺動操作することによ
    り、このアイドラギヤがカウンタギヤに噛合った後にリ
    バースギヤに噛合ってリバースシフトが達成される形式
    の手動変速機において、 前記アイドラシャフトの外周に対してスライドブッシュ
    が軸線方向へ摺動可能で、かつ相対回転不能に設けられ
    ているとともに、このスライドブッシュの外周には前記
    アイドラギヤが相対回転可能に設けられ、これらのスラ
    イドブッシュ及びアイドラギヤは相互に接触可能なテー
    パーコーン面をそれぞれ有し、また前記アイドラシャフ
    トに対してその径方向に貫通して形成されたボール孔の
    中にはロックボールが外向きに付勢された状態で組付け
    られ、しかも前記スライドブッシュの内周面には前記ロ
    ックボールと係合した内溝が軸線に沿って形成され、こ
    の内溝の軸線方向の長さは、前記アイドラギヤがスライ
    ドブッシュと共にアイドラシャフトの軸線に沿って摺動
    操作されたときに、このアイドラギヤが前記カウンタギ
    ヤと噛合った後で、かつ前記リバースギヤと噛合う前に
    前記ロックボールが内溝の端部に達する寸法に設定され
    ていることを特徴とする手動変速機のリバースギヤ鳴り
    防止装置。
JP2489487U 1987-02-21 1987-02-21 手動変速機のリバ−スギヤ鳴り防止装置 Expired - Lifetime JPH0645730Y2 (ja)

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JP2489487U JPH0645730Y2 (ja) 1987-02-21 1987-02-21 手動変速機のリバ−スギヤ鳴り防止装置

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JP2489487U JPH0645730Y2 (ja) 1987-02-21 1987-02-21 手動変速機のリバ−スギヤ鳴り防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63132146U JPS63132146U (ja) 1988-08-30
JPH0645730Y2 true JPH0645730Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=30824537

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JP2489487U Expired - Lifetime JPH0645730Y2 (ja) 1987-02-21 1987-02-21 手動変速機のリバ−スギヤ鳴り防止装置

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KR20040046485A (ko) * 2002-11-27 2004-06-05 현대자동차주식회사 수동변속기의 후진변속시 울림방지수단

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JPS63132146U (ja) 1988-08-30

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