JPH0645677B2 - 熱互変性芳香族コポリエステル及びその製造法 - Google Patents

熱互変性芳香族コポリエステル及びその製造法

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JPH0645677B2
JPH0645677B2 JP61002306A JP230686A JPH0645677B2 JP H0645677 B2 JPH0645677 B2 JP H0645677B2 JP 61002306 A JP61002306 A JP 61002306A JP 230686 A JP230686 A JP 230686A JP H0645677 B2 JPH0645677 B2 JP H0645677B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、一方において少なくとも1種の置換ヒドロキ
ノン(又は誘導体)から、他方において芳香族ジカルボ
ン酸(又はそれらの誘導体)から、そして最後に少なく
とも1種の芳香族オキシカルボン酸(又は誘導体)から
誘導される成形可能な熱互変性芳香族コポリエステルに
関するものである。
発明の背景 一方において1種以上のジフエノールからそして他方に
おいて1種以上の芳香族及び(又は)シクロ脂肪族ジカ
ルボン酸から誘導される熱互変性ポリエステルは既に知
られている。この種のポリエステルは、例えば、フラン
ス特許第2,270,282号に開示されており、そしてこゝに
記載されるポリエステルの中では、特に置換ヒドロキノ
ン(又は誘導体)から、テレフタル酸(又は誘導体)か
らそして4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル
(又は誘導体)から得られるものが極めて興味のある種
類である。原料の高いコストに関する経済上の理由のた
めに、本発明者等は、最もコストの高い反応体即ち置換
ヒドロキノン(又はその誘導体)及び4,4′−ジカル
ボキシジフエニルエーテル(又はその誘導体)の一部分
を、それよりもコストが低く且つ斯界において入手容易
なヒドロキシ酸型の化合物で置き換えることを試みた。
更に、本発明者等は、これらの特定のコポリエステルの
不利益(即ち、得られる機械的特性が不適当であるので
改善する必要があること、これは、特に捩り及び(又
は)引張及び(又は)曲げ弾性率の値及び(又は)レジ
リエンスの値について言える)を打破することを試み
た。
発明の概要 こゝに本発明において、これらの目的は、パラヒドロキ
シ安息香酸又はその誘導体によりなる追加的な反応体の
使用によつて達成できることがわかつた。
より具体的に言えば、本発明は、成形することが可能で
且つ分子量の最低値が0.3dlg-1の内部粘度に相当す
るような高い分子量を有する熱互変性芳香族コポリエス
テルにおいて、次の点、即ち、 それらが、式(I)、(III)及び(IV)の反復単位を
含み、そして任意に式(II)の反復単位を含み、 (I)は、構造 (こゝで、Rはメチル若しくはエチル基又は塩素若し
くは臭素原子を表わす)、を表わし、単位(I)は互い
に同じ又は異なるものであり、 (II)は構造 を表わし、 (III)は構造 を表わし、 (IV)は構造 を表わすこと、 単位(II)+(III)の合計に対する単位(I)のモル
比が0.95〜1.05の範囲内にあること、 単位(II)+(III)の混合物中における単位(III)の
量が0〜70モル%の範囲内にありそして単位(III)
の量が100〜30モル%の範囲内にあること、 単位(I)の量に関して表わされる単位(IV)の量が1
0〜300モル%の範囲内にあること、及び これらのコポリエステルが200〜350℃の範囲内に
ある流れ温度を有すること、 を特徴とする熱互変性芳香族コポリエステルに関するも
のである。
発明の詳細な既述 式(I)の単位は、モノ置換(メチル若しくはエチル基
によつて又は塩基若しくは臭素原子によつて)されたヒ
ドロキノンから又はその誘導体から誘導される。また、
単位(I)は、2種以上のモノ置換ヒドロキノン又はそ
れらのジエステル(本発明によつて提供される化合物の
群に属する)の混合物から誘導することもできることを
理解されたい。
式(II)の単位は、テレフタル酸から又は例えばジハラ
イド若しくはジエステルの如き誘導体から生じる。
式(III)の単位は、4,4′−ジカルボキシジフエニ
ルエーテルから又は例えばジハライド若しくはジエステ
ルの如き誘導体から生じる。
式(IV)の単位は、パラヒドロキシ安息香酸から、又
は、例えば、フエノール基をエステル化することによつ
て得られる化合物若しくは酸基をエステル化することに
よつて得られる化合物若しくは酸基のハライドの如き誘
導体から誘導される。
好ましい具体例に従えば、本発明のコポリエステルは、
先に規定した如き構造において、 単位(II)+(III)の混合物中における単位(II)の
量が20〜60モル%の範囲内にありそして単位(II
I)の量が80〜40モル%の範囲内にあり、そして 単位(I)の量に関して表わされる単位(IV)の量が3
0〜200モル%の範囲内にある、 ところの構造を有する。
この好ましい群の一部分を構成する芳香族コポリエステ
ルの中で、特に最も好適なものは、単位(I)が同じも
のでありそして置換基Rがメチル基又は塩素原子を表
わすところの構造をもつ重合体である。かゝる単位
(I)は、メチルヒドロキノンから又はクロルヒドロキ
ノンから又はそれらのジエステルから誘導される。
内部粘度について言えば、それは、パラクロルフエノー
ル/1,2−ジクロルエタン(50/50容量比)溶剤
混合物100cm3当り0.5gのコポリエステルを含有
する溶液について25℃で測定されると説明される。本
発明に従つたコポリエステルは、少なくとも0.3dlg
-1の内部粘度を有する。好ましくは、それらは、少なく
とも0.5dlg-1の内部粘度(これは、より正確には、
0.5〜4.0dlg-1の範囲内にあつてよい)を有す
る。
流れ温度について言えば、これはより好ましくは260
〜330℃の範囲内にある。“流れ温度”は、重合体細
片又は切断繊維の形態にある試験片の縁が丸くなり始め
るときの温度を意味すると理解されたい。この温度は登
録商標“Thermopan”の下に斯界において知られた加熱
段階を備えた顕微鏡の下に試験片をカバースリツプ上に
おいて一般には10〜20℃/分程度の適当な温度上昇
速度で視覚的に観察することによつて測定される。
また、本発明に従つたコポリエステルは、単位(I)、
(II)、(III)及び(IV)の構造とは別の構造を有す
るエステル基を生じる芳香族単位(ジオキシ単位及び
(又は)ジカルボニル単位及び(又は)混成オキシ/カ
ルボニル単位)を追加的に含んでよい構造を有し、しか
もこれらの追加的な単位が本発明のコポリエステルの重
要な特性である熱互変性に悪影響を及ぼさないように選
定される割合で存在するような構造を有する重合体も包
含する。これらの追加的な単位の例としては、限定する
ものではないが、次の通りである。
及び(又は) 〔こゝで、R及びRは同じ又は異なるものであつて
よく、それぞれRについて先に記載した定義を有し、
そして単位(I″)は互いに同じ又は異なるものであ
る。〕、 及び(又は) 及び(又は) 式(I′)の単位は、非置換ヒドロキノンから又はその
ジエステルから誘導される。
式(I″)の単位は、ジ置換ヒドロキノンから又はその
ジエステルから又はジ置換ヒドロキノンの混合物から又
はそれらのジエステルから誘導される。
式(II′)の単位は、イソフタル酸から又は例えばジハ
ライド若しくはジエステルの如き誘導体から誘導され
る。
一般には、存在してよい追加的な単位の総量特に単位
(I′)及び(又は)(I″)及び(又は)(II′)及
び(又は)(IV′)の総量は、単位(I)の量に関して
10モル%を越えない。もちろん、コポリエステル中に
存在するすべてのジオキシ単位及びすべてのジカルボニ
ル単位の総量は、ジオキシ単位の総量+ジカルボニル単
位の総量に対するジオキシ単位の総量のモル比が0.9
5〜1.05の範囲内になるようにしなければならな
い。
本発明に従つたコポリエステルは、熱互変性であるとい
う重要な特性、即ち、紡糸、フイルムへの転換又は成形
によつて付形するのが容易な異方性メルト(溶融体)を
形成することができるという特性を有する。この熱互変
性は、2つの直交偏光子(90°)を備えた光学系にお
いて重合体を溶融状態で観察するときに容易に証明され
る。即ち、異方性試験片に複屈折が生じそして直交偏光
子を通して偏光が伝導される。本発明に従つたポリエス
テルの異方性の証明は、フランス特許第2270282
号に記載される熱光学的方法TOTによつて実施された。
この結果として、異方性状態にあるメルトは特定の配向
現象及び比較的高い有機度を有し、そしてこれらの特性
は繊維、フイルム及び成形品の如き造形品においても再
び見い出され、これによつて造形品は弾性率及び靱性の
如き改良された特性を有するようになり(粗状態におい
てさえ)、これに対してこれは等方性粗生成物では通常
観察されない。
これらの異方性メルトは、少なくとも30℃におよぶ異
方性範囲を有する。“異方性範囲”とは、2つの直交偏
光子を通る光の複屈折及び透過が現われるときの温度で
始まって該温度から上方に及ぶ温度間隔であつて、可変
の上限を有する温度間隔を意味するものと理解された
い。この間隔内においてメルトは、コポリエステルの分
解の危険性なしに異方性である。
本発明に従つたコポリエステルは、成形、紡糸又はフイ
ルム形成の如き公知の方法によつてそしてもちろん異方
性範囲において操作することによつて造形されて満足な
特性を有する製品を生成することができる。本発明に従
つたコポリエステルの構造中に混成オキシ/カルボニル
単位(IV)を存在させることによつて、原料の平均コス
トを下げることが可能になり、従つてこれらのコポリエ
ステルから誘導される成形品の製造コストを最少限にす
ることが可能になる。更に、例えば、成形品の場合に
は、ある種の機械的特性の値特に捩り及び(又は)引張
及び(又は)曲げ弾性率の値及び(又は)レジリエンス
の値において著しい向上を認めることができる(かゝる
混成単位の不在下に生じるものに比較して)。加えて、
様々な温度に対応した機械的特性の良好な保持が認めら
れる。
重合体の融点よりも低い高められた温度での熱処理によ
つて機械的特性特に薄形製品の特性を更に向上させるこ
とが可能である。
適用しようとする用途に応じて、本発明に従つたコポリ
エステルは、特に着色剤、光酸素及び熱の作用に対する
安定剤、押出剤又は補強充填剤及び難燃剤の如き添加剤
を受け入れることができる。
本発明に従つたコポリエステルは、様々な周知の重合法
によつて製造することができる。
例えば、これは、 (1)メチル−及び(又は)エチル−及び(又は)クロ
ル−及び(又は)ブロムヒドロキノンに任意に他のジフ
エノール例えば非置換ヒドロキノン及び(又は)上記基
によつてジ置換された1種以上のヒドロキノンを混合し
たものを、 (2)任意成分としての、テレフタル酸の誘導体それ自
体、又は例えばイソフタル酸の如き他の芳香族ジカルボ
ン酸の誘導体を任意に混合したものと、 (3)4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテルの誘
導体と、そして (4)酸基に関する場合にはパラヒドロキシ安息香酸の
誘導体それ自体、又は例えばメタヒドロキシ安息香酸の
如き他の芳香族ヒドロキシ酸の同じ形式の誘導体を任意
に混合したものと、 反応させることによつて製造することができる。かゝる
酸誘導体は、例えば塩化物の如きハライドか、又は例え
ばフエニル、トルイル若しくはナフチルエステルの如き
アリールエステルのどちらかである(もちろん、該誘導
体は、ジカルボン酸の場合にはジハライド又はジエステ
ルである)。反応は、一般には、カナダ特許第7355
43号に記載されるものの如き触媒の存在下に実施され
る。
この方法では、各反応体は、 ジフエノール/ジ酸誘導体のモル比が0.95〜1.0
5の範囲内にあり、 テレフタル酸+4.4′−ジカルボキシジフエニルエー
テルの誘導体から誘導される混合物中のテレフタル酸誘
導体の量が0〜70モル%好ましくは20〜60モル%
の範囲内にあり、 パラヒドロキシ安息香酸誘導体の量がモノ置換ヒドロキ
ノンの量に関して10〜300モル%好ましくは30〜
200モル%の範囲内にあり、そして モノ置換ヒドロキノン、テレフタル酸誘導体、4.4′
−ジカルボキシジフエニルエーテル誘導体及びパラヒド
ロキシ安息香酸誘導体以外の反応体の総使用量がモノ置
換ヒドロキノンの量に関して10モル%を越えない、 ような割合で用いられる。
この第一の方法に従つて得られるコポリエステルは、一
般には、一方においてフエノール性H型のそして他方に
おいてハロ又はアリールオキシ型の末端基を有する。
また、意図するジフエノール、芳香族ジカルボン酸及び
芳香族ヒドロキシ酸の間の直接エステル化によつて本発
明に従つたコポリエステルを製造することも可能であ
る。この態様で得られたコポリエステルは、一般には、
フエノール性H及び酸OH型の末端基を有する。
しかしながら、好ましくは、アミドリシス反応を使用す
る第三の方法が用いられる。この好ましい方法に従え
ば、各反応体は、 (1)メチル−及び(又は)エチル−及び(又は)クロ
ル−及び(又は)ブロムヒドロキノンのジエステルに任
意に他のジフエノール例えば非置換ヒドロキノン及び
(又は)上記基によつてジ置換された1種以上のヒドロ
キノンのジエステルを混合したもの、 (2)任意成分としての、テレフタル酸それ自体、又は
例えばイソフタル酸の如き他の芳香族ジカルボン酸を任
意に混合したもの、 (3)4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル、及
び (4)パラヒドロキシ安息香酸のエステル(エステル結
合はフエノール基にある)それ自体、又は例えばメタヒ
ドロキシ安息香酸の如き他の芳香族ヒドロキシ酸の同じ
形式のエステルを任意に混合したもの、 であり、そして該ジフエノールジエステル及び該ヒドロ
キシ酸エステル(エステル結合はフエノール基にある)
は、2〜6個の炭素原子を含有するアルカン酸から形成
され、例えば酢酸エステルである。
この場合においても亦、反応は、一般には、特にナトリ
ウム、マグネシウム、マンガン及び亜鉛の酢酸塩、チタ
ン酸ブチル又は三酸化アンチモンの如き触媒の存在下に
実施される。一般には、それは250℃よりも高い温度
で始まり、その後に形成された酸が留出する。蒸留しよ
うとする酸の理論量の約80%が集められた後、温度は
徐々に280℃よりも上の値に上昇され、これに対して
圧力は徐々に下げられる。酸の蒸留が完了したときに、
重縮合が高い真空下において30分までに及んでよい期
間続けられる。
このアミドリシス法においては、各反応体は、ジフエノ
ールのジエステル/全ジ酸のモル比が0.95〜1.0
5の範囲内にあり、 テレフタル酸+4,4′−ジカルボキシジフエニルエー
テルの混合物中におけるテレフタル酸の量が0〜70モ
ル%好ましくは20〜60モル%の範囲内にあり、 パラヒドロキシ安息香酸のエステル(エステル結合はフ
エノール基にある)の量がモノ置換ヒドロキノンのジエ
ステルの量に関して10〜300モル%好ましくは30
〜200モル%の範囲内にあり、そして モノ置換ヒドロキノンのジエステル、テレフタル酸、
4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル及びパラヒ
ドロキシ安息香酸のエステル以外の反応体の総使用量が
モノ置換ヒドロキノンのジエステルの量に関して10モ
ル%を越えない、 ような割合で用いられる。
この第三の方法に従つて製造されたコポリエステルは、
一般には、一方においてアルコキシ型のそして他方にお
いて酸OH型の末端基を有する。
以下の実施例は、本発明を限定するものではなく、本発
明を実施する方法を例示するものである。
これらの例では、得られたコポリエステルに対して多数
の対照試験が実施されている。これらの対照試験を実施
した操作手順及び(又は)基準を以下に示す。
捩り弾性率 これは、ISO基準R537方法Bに従つて1ヘルツ程
度の周波数において自動捩れ振子を使用することによつ
て様々な温度で測定される。試験片は、フランス規準N
FT51014に従つて50のRHにおいてコンデイシ
ヨニングされる。結果はMpaで表わされる。
引張試験 引張強度及び弾性率は、フランス基準NFT51,03
4における手順に従つて、50のRHコンデイシヨニン
グされた幅4mmで厚さ2mmのダンベル形式試験片に対し
て23℃で測定される。結果は、MPaで表わされる。
曲げ弾性率 この測定は、フランス基準NFT51,001における
手順に従つて、50のRHでコンデイシヨニングされた
80×8×4mm寸法の棒形試験片に対して23℃で実施
される。結果は、Mpaで表わされる。
チヤルビー衝撃強度 これは、フランス基準NFT51,035における手順
に従つて、U形ノツチ付きでそして50のRHでコンデ
イシヨニングされた60×10×4mm寸法の棒形試験片
に対して23℃で測定される。結果はkj/m2で表わされ
る。
例1 蒸留装置及び不活性ガス掃気装置を備えた攪拌機付きの
加熱された重総合反応機に、次の反応体及び触媒を導入
する。
1.メチルヒドロキノンジアセテート:52.05g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:3
8.7g 〔混合物(2)+(3)において60モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:27g 〔(1)に関して60モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.067g 〔500ppm〕 反応器を窒素でパージし、次いで265℃で制御した金
属浴で加熱する。数分後、酢酸は留出し始める。18分
後、23cm3の酢酸が集められる(理論量の62%)。
次いで、金属浴の温度を39分にわたつて330℃まで
徐々に上げ、同時に圧力を1,010×10Paから1
3.3×10Paに下げる。加熱を330℃において2
0分間続け、同時に圧力を0.39×10Paに下げ
る。留出する酢酸の総容量は36cm3である(即ち、理
論量の97.3%)。
得られた重合体は、白色で外観が繊維状である。これ
は、2.27dlg-1の内部粘度を有する。流れ温度は2
90℃である。異方性範囲は、300℃から360℃よ
りも上までに及ぶ。
温度の函数としての捩り弾性率の値を以下の表1に示
す。
引張、曲げ及び衝撃値の測定結果を以下の表2に示す。
機械的特性を測定することができる成形試験片に関して
言えば、これらは、商品名「KAP」の下に業界に知ら
れたスクリユープレスによつて製造される。この目的に
対して、得られたコポリエステルは粉砕され次いで15
0℃で4時間乾燥され、そして得られた顆粒物が次の条
件。
溶融チヤンバー温度:350℃ 型温度:50℃ 射出圧:22.5Mpa 下に射出成形される。
比較試験(試験A)として、先に記載したと同じ条件が
反復されるが、しかしこの場合にはパラアセトキシ安息
香酸は全く使用されない。それ故に、用いる反応体及び
触媒は次の通りである。
1.メチルヒドロキノンジアセテート:52.05g 〔モル比:(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−シカルボキシジフエニルエーテル:3
8.7g 〔混合物(2)+(3)において60モル%〕 4.酢酸マグネシウム:0.054g 〔500ppm〕 この試験では、27Cm3容量の酢酸が回収される(即
ち、理論量の94.4%)。得られた重合体は、白色で
外観が繊維状である。これは、1.78dlg-1の内部粘
度を有する。流れ温度は280℃である。異方性範囲
は、280℃から360℃よりも上に及ぶ。
表1から理解できるように、本発明に従つた重合体は、
種々の温度に対応して良好な弾性率を保持することが分
かる。20℃での弾性率/200℃での弾性率の比率は
例1の重合体では3.57に等しく、これに対して試験
Aの重合体では6.92に等しい。
例2 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.メチルヒドロキノンジアセテート:50.05g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:3
8.7g 〔混合物(2)+(3)におて60モル%〕 4.酢酸マグネシウム:0.077g 〔500ppm〕 しかる後、例1の操作に従う。42cm3容量の酢酸が回
収される(理論量の98%)。得られる重合体は、白色
で外観が繊維状である。これは、2.15dlg-1の内部
粘度を有する。流れ温度は、290℃である。異方性範
囲は、300℃から360℃よりも上に及ぶ。引張、曲
げ及び衝撃の測定結果を以下の表2に示す。
例3 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.メチルヒドロキノンジアセテート:52.02g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:3
8.7g 〔混合物(2)+(3)において60モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:67.5g 〔(1)に関して150モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.088g 〔500ppm〕 しかる後、例1の操作に従う。53cm3容量の酢酸が回
収される(理論量の95.4%)。得られる重合体は、
白色で外観が繊維状である。これは、2.25dlg-1
内部粘度を有する。流れ温度は、300℃である。異方
性範囲は、300℃から360℃よりも上に及ぶ。引
張、曲げ及び衝撃の測定結果を以下の表2に示す。
例4 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.メチルヒドロキノンジアセテート:52.05g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:3
8.7g 〔混合物(2)+(3)において60モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:90g 〔(1)に関して200モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.099g 〔500ppm〕 しかる後、例1の操作に従う。58cm3容量の酢酸が回
収される(理論量の96.7%)。得られる重合体は、
白色で外観が繊維状である。これは、1.81dlg-1
内部粘度を有する。流れ温度は、310℃である。異方
性範囲は、315℃から360℃よりも上に及ぶ。引
張、曲げ及び衝撃の測定結果を以下の表2に示す。
例5 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.クロルヒドロキノンジアセテート:45.7g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物(2)+(3)において50モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:2
5.8g 〔混合物(2)+(3)において50モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:12.24g 〔(1)に関して34モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.0502g 〔500ppm〕 反応器を窒素でパージし、次いで260℃で制御した金
属浴で2時間30分間加熱する。留出する酢酸の容量
は、22cm3(即ち、理論量の81.5%)である。次
いで、金属浴の温度を40分にわたつて330℃まで徐
々に上げ、同時に圧力を1,010×10paから0.
39×10paに下げる。酢酸の蒸留が止んだ後、温度
をなお330℃に維持し、そして圧力を0.39×10
paで12分30秒間維持する。集められた酢酸の総量
は27cm3(即ち、理論量の100%)である。得られ
る重合体は、灰色で外観が繊維状である。これは、1.
98dlg-1の内部粘度を有する。流れ温度は、280℃
である。異方性範囲は、280℃から360℃よりも上
に及ぶ。引張、曲げ及び衝撃の測定結果を以下の表3に
示す。
例6 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.クロルヒドロキノンジアセテート:45.7g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:13.21g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:3
0.80g 〔混合物(2)+(3)において60モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:48.82g 〔(1)に関して135モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.0693g 〔500ppm〕 しかる後、例5の操作に従う。酢酸の蒸留が止んだ後、
温度をなお330℃に維持し、そして圧力を0.39×
10paで8分45秒間維持する。
37cm3容量の酢酸が回収される。(即ち、理論量の9
7%)。得られる重合体は、灰色で外観が繊維状であ
る。流れ温度は、275℃である。異方性範囲は、27
5℃から360℃よりも上に及ぶ。
引張、曲げ及び衝撃の測定値を以下の表3に示す。
例7 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.クロルヒドロキノンジアセテート:45.7g 〔モル比(1)/(2)+(3)=0.991〕 2.テレフタル酸:16.74g 〔混合物(2)+(3)において40モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:2
6.02g 〔混合物(2)+(3)において50モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:22.28g 〔(1)に関して62モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.055g 〔500ppm〕 しかる後、例5の操作に従う。酢酸の蒸留が止んだ後、
温度をなお330℃に維持し、そして圧力を0.39×
10paで12分30秒間維持する。30cm3容量の酢
酸が回収される(即ち、理論量の100%)。得られる
重合体は、灰色で外観が繊維状である。流れ温度は、2
90℃である。異方性範囲は、290℃から360℃よ
りも上に及ぶ。
引張、曲げ及び衝撃の測定値を以下の表3に示す。
例8 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.クロルヒドロキノンジアセテート:45.7g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1.008〕 2.テレフタル酸:16.46g 〔混合物(2)+(3)において50モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:2
5.58g 〔混合物(2)+(3)において50モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:22.28g 〔(1)に関して62モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.055g 〔500ppm〕 しかる後、例5の操作に従う。酢酸の蒸留が止んだ後、
温度をなお330℃に維持し、そして圧力を0.39×
10paで12分30秒間維持する。39cm3容量の酢
酸が回収される(即ち、理論量の96.9%)。得られ
る重合体は、灰色で外観が繊維状である。これは、2.
06dlg-1の内部粘度を有する。流れ温度は、285℃
である。異方性範囲は、290℃から360℃よりも上
に及ぶ。
引張、曲げ及び衝撃の測定値を以下の表3に示す。
例9 例1に記載したと同じ装置に次のものを導入する。
1.クロルヒドロキノンジアセテート:45.7g 〔モル比(1)/(2)+(3)=1〕 2.テレフタル酸:16.6g 〔混合物2+3において50モル%〕 3.4,4′−ジカルボキシジフエニルエーテル:2
5.8g 〔混合物(2)+(3)において50モル%〕 4.パラアセトキシ安息香酸:37.8g 〔(1)に関して105モル%〕 5.酢酸マグネシウム:0.063g 〔500ppm〕 しかる後、例5の操作に従う。酢酸の蒸留が止んだ後、
温度をなお330℃に維持し、そして圧力を0.39×
10paで12分30秒間維持する。34cm3容量の酢
酸が回収される(即ち、理論量の97.6%)である。
得られる重合体は、灰色で外観が繊維状である。流れ温
度は、290℃である。異方性範囲は、290℃から3
60℃よりも上に及ぶ。
引張、曲げ及び衝撃の測定値を以下の表3に示す。
上記の例5〜9において、KAPプレスの溶融チヤンバ
ーの温度は、例5では320℃、例6では380℃、例
7では330℃、例8では350℃、例9では390℃
である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形することが可能で且つ分子量の最低値
    が0.3dlg-1の内部粘度に相当するような高い分子量
    を有する熱互変性芳香族コポリエステルにおいて、次の
    点、即ち、 ・それらが式(I)、(III)及び(IV)の反復単位を
    含み、そして任意に式(II)の反復単位を含み、 (I)は、構造 (ここで、Rはメチル若しくはエチル基又は塩素若し
    くは臭素原子を表わす)を表わし、単位(I)は互いに
    同じ又は異なるものであり、 (II)は構造 を表わし、 (III)は構造 を表わし、 (IV)は構造 を表わすこと、 ・単位(II)+(III)の合計に対する単位(I)のモ
    ル比が0.95〜1.05の範囲内にあること、 ・単位(II)+(III)の混合物中における単位(II)
    の量が0〜70モル%の範囲内にありそして単位(II
    I)の量が100〜30モル%の範囲内にあること、 ・単位(I)の量に関して表わされる単位(IV)の量が
    10〜300モル%の範囲内にあること、及び ・これらのコポリエステルが200〜350℃の範囲内
    にある流れ温度を有すること、 を特徴とする熱互変性芳香族コポリエステル。
  2. 【請求項2】・単位(II)+(III)の混合物中におけ
    る単位(II)の量が20〜60モル%の範囲にありそし
    て単位(III)の量が80〜40モル%の範囲内にあ
    り、そして ・単位(I)の量に関して表わした単位(IV)の量が3
    0〜200モル%の範囲内である、 ところの構造を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のコポリエステル。
  3. 【請求項3】単位(I)が同じものでありそして置換基
    がメチル基又は塩素原子を表わすところの構造を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のコポ
    リエステル。
  4. 【請求項4】260〜330℃の範囲内にある流れ温度
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項の
    いずれか一項記載のコポリエステル。
  5. 【請求項5】成形することが可能で且つ分子量の最低値
    が0.3dlg-1の内部粘度に相当するような高い分子量
    を有する熱互変性芳香族コポリエステルにおいて、次の
    点、即ち、 ・それらが式(I)、(III)及び(IV)の反復単位を
    含み、そして任意に式(II)の反復単位を含み、更に反
    復単位(I)、(II)、(III)及び(IV)の構造とは
    別の構造を有する芳香族ジオキシ単位及び(又は)芳香
    族ジカルボニル単位及び(又は)芳香族混成オキシ/カ
    ルボニル単位を追加的に含有し、 (I)は、構造 (ここで、Rはメチル若しくはエチル基又は塩素若し
    くは臭素原子を表わす)を表わし、単位(I)は互いに
    同じ又は異なるものであり、 (II)は構造 を表わし、 (III)は構造 を表わし、 (IV)は構造 を表わすこと、 ・単位(II)+(III)の合計に対する単位(I)のモ
    ル比が0.95〜1.05の範囲内にあること、 ・単位(II)+(III)の混合物中における単位(II)
    の量が0〜70モル%の範囲内にありそして単位(II
    I)の量が100〜30モル%の範囲内にあること、 ・単位(I)の量に関して表わされる単位(IV)の量が
    10〜300モル%の範囲内にあること、及び ・芳香族ジオキシ単位及び(又は)芳香族ジカルボニル
    単位及び(又は)芳香族混成オキシ/カルボニル単位の
    総量が単位(I)の量に関して10モル%を越えないこ
    と、 ・これらのコポリエステルが200〜350℃の範囲内
    にある流れ温度を有すること、 を特徴とする熱互変性芳香族コポリエステル。
  6. 【請求項6】追加的な単位が、次の単位 及び(又は) [ここで、R及びRは、同じ又は異なるものであっ
    てよく、それぞれ特許請求の範囲第1項においてR
    対して与えた定義を有し、そして単位(I″)は互いに
    同じ又は異なるものであってよい]、及び(又は) 及び(又は) であることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のコ
    ポリエステル。
  7. 【請求項7】式(I)、(III)及び(IV)の反復単位
    を含み、そして任意に式(II)の反復単位を含み、成形
    することが可能で且つ分子量の最低値が0.3dlg-1
    内部粘度に相当するような高い分子量を有する熱互変性
    芳香族コポリエステルであって、 ・(I)が、構造 (ここで、Rはメチル若しくはエチル基又は塩素若し
    くは臭素原子を表わす)を表わし、単位(I)は互いに
    同じ又は異なるものであり、 (II)が構造 を表わし、 (III)が構造 を表わし、 (IV)が構造 を表わすこと、 ・単位(II)+(III)の合計に対する単位(I)のモ
    ル比が0.95〜1.05の範囲内にあること、 ・単位(II)+(III)の混合物中における単位(II)
    の量が0〜70モル%の範囲内にありそして単位(II
    I)の量が100〜30モル%の範囲内にあること、 ・単位(I)の量に関して表わされる単位(IV)の量が
    10〜300モル%の範囲内にあること、及び ・これらのコポリエステルが200〜350℃の範囲内
    にある流れ温度を有すること、 からなる熱互変性芳香族コポリエステルの製造法におい
    て、 (a)メチル−及び(又は)エチル−及び(又は)クロル
    −及び(又は)ブロムヒドロキノンのジエステルに任意
    に非置換ヒドロキノン及び(又は)上記基によってジ置
    換した1種以上のヒドロキノンの如き他のジフェノール
    のジエステルを混合したものを、 (b)任意成分としての、テレフタル酸それ自体、又はイ
    ソフタル酸の如き他の芳香族ジカルボン酸を任意に混合
    したものと、 (c)4,4′−ジカルボキシジフェニルエーテルと、そ
    して (d)パラヒドロキシ安息香酸のエステル(エステル結合
    はフェノール基にある)それ自体、又はメタヒドロキシ
    安息香酸の如き他の芳香族ヒドロキシ酸の同じ形式のエ
    ステルを任意に混合したものと、 反応させ、該ジフェノールジエステル及び該ヒドロキシ
    酸エステル(エステル結合はフェノール基にある)は2
    〜6個の炭素原子を含有するアルカン酸から形成される
    ものとし、しかも各反応体が、 ジフェノールのジエステル/全ジ酸のモル比が0.95
    〜1.05の範囲内にあり、 テレフタル酸+4,4′−ジカルボキシジフェニルエー
    テルの混合物中におけるテレフタル酸の量が0〜70モ
    ル%の範囲内にあり、 パラヒドロキシ安息香酸のエステル(エステル結合はフ
    ェノール基にある)の量がモノ置換ヒドロキノンのジエ
    ステルの量に関して10〜300モル%の範囲内にあ
    り、そして モノ置換ヒドロキノン、テレフタル酸、4,4′−ジカ
    ルボキシジフェニルエーテル及びパラヒドロキシ安息香
    酸のエステル以外の反応体の総使用量がモノ置換ヒドロ
    キノンのジエステルの量に関して10モル%を越えな
    い、 ような割合で使用される、 ことを特徴とする熱互変性芳香族コポリエステルの製造
    法。
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