JPH064497Y2 - ワイヤ−ハ−ネス - Google Patents
ワイヤ−ハ−ネスInfo
- Publication number
- JPH064497Y2 JPH064497Y2 JP1987088018U JP8801887U JPH064497Y2 JP H064497 Y2 JPH064497 Y2 JP H064497Y2 JP 1987088018 U JP1987088018 U JP 1987088018U JP 8801887 U JP8801887 U JP 8801887U JP H064497 Y2 JPH064497 Y2 JP H064497Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- wire harness
- diameter
- circuit
- electric wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車内に配設されるワイヤーハーネスのなか
で、とくに径が肥大化、重量化している部分を細径化、
軽量化して配線を容易に行なえるようにした、ワイヤー
ハーネスに関する。
で、とくに径が肥大化、重量化している部分を細径化、
軽量化して配線を容易に行なえるようにした、ワイヤー
ハーネスに関する。
〔従来の技術〕 ワイヤーハーネスは一般に回路を構成する複数の電線を
テープ巻きして集束した形状を有し、従来は第3図およ
び第4図に示す如く、電源1から負荷2まですべて同サ
イズの電線が使用されていた。当然のことながら、電線
は各種のアクチュエータ(パワーウィンドモータ、ワイ
パーモータ、ブロワモータなど)、メータ、スイッチそ
の他の電装品が多数存在する部分に集中する。
テープ巻きして集束した形状を有し、従来は第3図およ
び第4図に示す如く、電源1から負荷2まですべて同サ
イズの電線が使用されていた。当然のことながら、電線
は各種のアクチュエータ(パワーウィンドモータ、ワイ
パーモータ、ブロワモータなど)、メータ、スイッチそ
の他の電装品が多数存在する部分に集中する。
図において、Aはエンジンルーム、Bはカウル、Cはフ
ロア、Dはトランクルームにそれぞれ配線されたワイヤ
ーハーネスを示す。B部は他のA,C,D部に比較する
と、各種の電装品やスイッチ類が運転席に集中するか
ら、非常に太いワイヤーハーネスになる。
ロア、Dはトランクルームにそれぞれ配線されたワイヤ
ーハーネスを示す。B部は他のA,C,D部に比較する
と、各種の電装品やスイッチ類が運転席に集中するか
ら、非常に太いワイヤーハーネスになる。
従来の同サイズの電線を使用した集束形状のワイヤーハ
ーネスでは、電装品の集中するカウルサイド、ダッシュ
ボード部分で径が肥大化、重量化を来たし、その配線が
困難となり、電装品とワイヤーハーネスとの干渉が生じ
る点が問題となっていた。
ーネスでは、電装品の集中するカウルサイド、ダッシュ
ボード部分で径が肥大化、重量化を来たし、その配線が
困難となり、電装品とワイヤーハーネスとの干渉が生じ
る点が問題となっていた。
本考案の目的は、上記の問題を解決し、ワイヤーハーネ
スのとくに肥大化、重量化している部分を細径化、軽量
化し、配線を容易にできるようにするにある。
スのとくに肥大化、重量化している部分を細径化、軽量
化し、配線を容易にできるようにするにある。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 複数の回路電線で構成されるワイヤーハーネスにおい
て、回路電線の集中する部位に細径の電線を接続し、他
の部位に太径の電線を接続して回路を形成することによ
り回路全体の電気抵抗を増加させることなくワイヤーハ
ーネスの細径化および軽量化を施したことを特徴とす
る。
て、回路電線の集中する部位に細径の電線を接続し、他
の部位に太径の電線を接続して回路を形成することによ
り回路全体の電気抵抗を増加させることなくワイヤーハ
ーネスの細径化および軽量化を施したことを特徴とす
る。
第1図において、Eはエンジンルーム内に配設されてい
るワイヤーハーネスを示し、F,G,Hは、インストル
メントパネル付近、車室内フロアサイド、トランクルー
ムに、それぞれ配設されているワイヤーハーネスを示
す。また、第2図はトランクルームランプ2の回路を例
にした、車室内に配設されている電線e,f,g,hに
よる回路図である。図中、3はワイヤーハーネスE〜H
相互間または電線e〜h相互間を接続するコネクタであ
る。
るワイヤーハーネスを示し、F,G,Hは、インストル
メントパネル付近、車室内フロアサイド、トランクルー
ムに、それぞれ配設されているワイヤーハーネスを示
す。また、第2図はトランクルームランプ2の回路を例
にした、車室内に配設されている電線e,f,g,hに
よる回路図である。図中、3はワイヤーハーネスE〜H
相互間または電線e〜h相互間を接続するコネクタであ
る。
第1図に示すように、多数の電線が集中して比較的ワイ
ヤーハーネス径の太くなる部分Fは、電線サイズの細い
ものが使用され、全体としてワイヤーハーネス径がそれ
程太くならないようにしてある。
ヤーハーネス径の太くなる部分Fは、電線サイズの細い
ものが使用され、全体としてワイヤーハーネス径がそれ
程太くならないようにしてある。
これと同時に、回路全体の抵抗増加を抑えるため、電線
の集中度が比較的低い部分E,GおよびH部分は電線サ
イズの太いものが使用されている。
の集中度が比較的低い部分E,GおよびH部分は電線サ
イズの太いものが使用されている。
このように、ワイヤーハーネスにおける電線集中本数が
多く、径が肥大化する部分(F)では、電線サイズの細
いものを使用し、ワイヤーハーネス径を細くしている。
多く、径が肥大化する部分(F)では、電線サイズの細
いものを使用し、ワイヤーハーネス径を細くしている。
たとえば、第2図において、電線e,f,gおよびhを
同じサイズの電線を使用し、その断面積をS0=πd
0 2(d0;電線の半径)、長さをL0、その電線の比抵抗
をkとすれば、全抵抗R0は R0=k・L0/S0……(1) で表わされる。
同じサイズの電線を使用し、その断面積をS0=πd
0 2(d0;電線の半径)、長さをL0、その電線の比抵抗
をkとすれば、全抵抗R0は R0=k・L0/S0……(1) で表わされる。
いま、電線fの部分の全長に対する割合をn、同サイズ
の電線に対する線径の倍率をx、同じく残りの電線e,
g,hの線径の倍率をyとすれば であるから、 が得られる。
の電線に対する線径の倍率をx、同じく残りの電線e,
g,hの線径の倍率をyとすれば であるから、 が得られる。
(2)式で、n=0.3、x=0.67とすれば、y≒1.5と
なる。
なる。
すなわち、電線fの部分を全長の約3割として、その線
径を0.67倍(1/1.5)に細くすることによって、多
数の電線が集中する部分のワイヤーハーネスFの全体の
径も細く、しかも軽量化され、配線がしやすくなる。
径を0.67倍(1/1.5)に細くすることによって、多
数の電線が集中する部分のワイヤーハーネスFの全体の
径も細く、しかも軽量化され、配線がしやすくなる。
電線fの線径を細くすることによって増加する電気抵抗
は、他の電線e,g,hを約1.5の線径にして抵抗値を
減少させて、全体としてのバランスを保つ。電線の線径
を太くすることにより、ワイヤーハーネスの径および重
量が増加するが、ワイヤーハーネスE,G,Hの部分は
もともと電線本数が少なく、軽いので、配線には支障を
来たさない。
は、他の電線e,g,hを約1.5の線径にして抵抗値を
減少させて、全体としてのバランスを保つ。電線の線径
を太くすることにより、ワイヤーハーネスの径および重
量が増加するが、ワイヤーハーネスE,G,Hの部分は
もともと電線本数が少なく、軽いので、配線には支障を
来たさない。
考案の効果 以上説明したように、本考案によればワイヤーハーネス
を構成する複数の回路電線に対し部分的に細い径の電線
と太い径の電線を接続して回路を形成することによっ
て、全体の電気抵抗値を変えることなく、とくに電線が
多数集中するワイヤーハーネスの肥大化部分の細径化お
よび軽量化が達成され配線作業がしやすくなり、コスト
低減に寄与する。
を構成する複数の回路電線に対し部分的に細い径の電線
と太い径の電線を接続して回路を形成することによっ
て、全体の電気抵抗値を変えることなく、とくに電線が
多数集中するワイヤーハーネスの肥大化部分の細径化お
よび軽量化が達成され配線作業がしやすくなり、コスト
低減に寄与する。
第1図は本考案のワイヤーハーネスの一実施例を示す説
明図、 第2図は第1図のワイヤーハーネスにおけるトランクル
ームランプの回路図、 第3図は従来のワイヤーハーネスの説明図、 第4図は第3図のワイヤーハーネスにおける回路図であ
る。 E,F,G,H…ワイヤーハーネス、e,f,g,h…
電線、1…電源、2…負荷(トランクルームランプ)。
明図、 第2図は第1図のワイヤーハーネスにおけるトランクル
ームランプの回路図、 第3図は従来のワイヤーハーネスの説明図、 第4図は第3図のワイヤーハーネスにおける回路図であ
る。 E,F,G,H…ワイヤーハーネス、e,f,g,h…
電線、1…電源、2…負荷(トランクルームランプ)。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の回路電線で構成されるワイヤーハー
ネスにおいて、回路電線の集中する部位に細径の電線を
接続し、他の部位に太径の電線を接続して回路を形成す
ることにより回路全体の電気抵抗を増加させることなく
ワイヤーハーネスの細径化および軽量化を施したことを
特徴とするワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987088018U JPH064497Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | ワイヤ−ハ−ネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987088018U JPH064497Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | ワイヤ−ハ−ネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196515U JPS63196515U (ja) | 1988-12-19 |
JPH064497Y2 true JPH064497Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=30945759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987088018U Expired - Lifetime JPH064497Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | ワイヤ−ハ−ネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064497Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3702743B2 (ja) * | 2000-03-16 | 2005-10-05 | 住友電装株式会社 | 自動車用ワイヤハーネス |
JP4880216B2 (ja) * | 2004-12-06 | 2012-02-22 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネスの組立方法 |
JP4783008B2 (ja) * | 2004-12-06 | 2011-09-28 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネスの組立方法 |
JP2012206616A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電線配策構造および電力線搬送通信ケーブル |
JP6154112B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2017-06-28 | 矢崎総業株式会社 | 車両用電源回路 |
JP6876598B2 (ja) * | 2017-12-08 | 2021-05-26 | 矢崎総業株式会社 | 車両ワイヤハーネスの分岐コネクタ及び車両ワイヤハーネスの配索構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555453Y2 (ja) * | 1976-09-20 | 1980-12-22 | ||
JPS60174010U (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-18 | 株式会社 ユ−シン | ハ−ネスの接続構造 |
JPS60174011U (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-18 | 株式会社 ユ−シン | ハ−ネスの接続構造 |
JPS62247940A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-29 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 自動車用ワイヤハ−ネス |
JPH082663B2 (ja) * | 1990-05-25 | 1996-01-17 | 三菱電機株式会社 | プリンタ |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP1987088018U patent/JPH064497Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63196515U (ja) | 1988-12-19 |
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