JPH0644412A - カード取引処理装置 - Google Patents

カード取引処理装置

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JPH0644412A
JPH0644412A JP8350491A JP8350491A JPH0644412A JP H0644412 A JPH0644412 A JP H0644412A JP 8350491 A JP8350491 A JP 8350491A JP 8350491 A JP8350491 A JP 8350491A JP H0644412 A JPH0644412 A JP H0644412A
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Hitoshi Takenouchi
均 竹之内
Kazuo Ogasawara
一男 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2枚のカード取引時に残額に応じてカードの返
却順序を変更することができ、またカード処理時間の短
縮およびカードの取忘れを防止することができる点。 【構成】カード挿入口に挿入されたカードを内部に取込
んでデータ処理し、このデータ処理後にカードを元のカ
ード挿入口に返却処理するカード搬入出処理系と、取引
データに基づいて新カードを発行するカード発行処理系
と、旧カードを回収処理するカード回収処理系とを備え
たカード取引処理装置であって、前記カード搬入出処理
系とカード発行処理系とカード回収処理系との3つの処
理系をループ状に接続して可逆搬送許容して設け、前記
3つの処理系の各搬送路上には、カードを一時保留する
保留部を少なくとも一箇所以上設けたことを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば駅務の自動券売
機に内部構成されるようなカード取引処理装置に関し、
さらに詳しくは2枚のカードを効率よく取引処理するこ
とができるカード取引処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のカード取引処理装置
は、カード挿入口に挿入されたカードを内部に取込ん
で、磁気データ処理、パンチ穴処理、印字処理等のカー
ドデータ処理を施した後、カードを元のカード挿入口に
返却している。また、このとき必要に応じて新カードを
発行し、旧カードを回収するなどカードの処理性能を高
めた装置が知られている(例えば特願平1ー18340
5号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このカード
で乗車券等を購入する場合、残額の少ない1枚のカード
では取引できないので、これと残額の多いカードとの2
枚のカードを使って取引している。
【0004】しかし、この2枚のカードを使用した時、
カード搬送通路がカード挿入口に対してカードを進退さ
せるだけの直線的な搬送構成のため、先に挿入した先カ
ードは内部の奥方に位置し、後から挿入した後カードは
手前に位置して、カードの返却順序としては、後カード
→先カードの順となり、またこのとき後カードを返却し
終わってから先カードのデータ処理を施し、その後に返
却する1枚毎の処理構成のために、2枚使用時はカード
の処理時間が長くなり、特に2枚カード返却時の待機間
隔が長くなり、これが2枚目のカードの取忘れを誘起す
る原因となっていた。
【0005】この発明は、2枚のカード取引時に残額に
応じてカードの返却順序を変更することができ、またカ
ード処理時間の短縮およびカードの取忘れを防止するこ
とができるカード取引処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、カード挿入
口に挿入されたカードを内部に取込んでデータ処理し、
このデータ処理後にカードを元のカード挿入口に返却処
理するカード搬入出処理系と、取引データに基づいて新
カードを発行するカード発行処理系と、旧カードを回収
処理するカード回収処理系とを備えたカード取引処理装
置であって、前記カード搬入出処理系とカード発行処理
系とカード回収処理系との3つの処理系をループ状に接
続して可逆搬送許容して設け、前記3つの処理系の各搬
送路上には、カードを一時保留する保留部を少なくとも
一箇所以上設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明によれば、2枚のカードが挿入された
時、先カードと後カードはループ状に設けられた搬送系
上のいずれかの保留部に別々に一時保留して、これらル
ープ状の搬送系上を可逆搬送して2枚共に内部で効率よ
くデータ処理し、さらに返却時は2枚のカードを連続し
て返却する。また、この連続返却時は、ループ状に構成
された搬送系から挿入順序に支障なく、データ内容に応
じて一方を選択して先に返却することができる。
【0008】
【発明の効果】このように、2枚のデータ処理に適した
ループ状の搬送系を有しているため、挿入された2枚の
カードを共に内部で効率よくデータ処理でき、このため
カードの処理時間を短縮でき、また2枚のカードを連続
して返却できるため、カードの返却間隔を短縮して2枚
目のカードの取忘れを確実に防止でき、またループ状の
搬送系のために搬送路を短縮して装置を小型化でき、さ
らに残額の多いカード順に選択して返却させることがで
きる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は自動券売機に内部構成されるカード取引
処理装置11であって、このカード取引処理装置11
は、前面のカード挿入口12に連通する内方に、カード
搬入出路L1 と、カード発行路L2 と、カード回収路L
3 との3つの搬送路L1 〜L3 をループ状に可逆搬送許
容して接続構成している。
【0010】上述のカード搬入出路L1 には、磁気ヘッ
ド13とパンチユニット14とからなるエンコード部
と、サーマルヘッド15,15を備えた表裏対応用の印
刷部16とが装備され、ここでカード挿入口12から挿
入されたカードCの磁気情報の読取りと該磁気情報の書
直し、カード穿孔を司り、他方発行される新カードCの
穿孔と磁気情報の書込みとを行い、また印刷部16でカ
ードに対する所定データの感熱印刷を行う。そして、こ
のカード搬入出路L1 の外端をカード挿入口12に接続
してカードCの搬入出を許容し、内端を第2フラッパF
2 を介してカード発行路L2 に接続し、中間部を第1フ
ラッパF1 を介してカード回収路L3 に接続している。
【0011】また、カード発行路L2 には、第1カード
発行部17と、第2カード発行部18が装備され、この
カード発行路L2 の始端部と中間部に対して、上下に配
置された第1カード発行部17と、第2カード発行部1
8との第1、第2繰出し部17a,18aおよび第1、
第2繰出し搬送路L4 ,L5 が第2フラッパF2 、第3
フラッパF3 を介してそれぞれ接続され、該カード発行
路L2 の一端が既述したカード搬入出路L1 に第2フラ
ッパF2 を介して接続され、他端がカード回収路L3 に
第4フラッパF4 を介して接続される。
【0012】さらに、カード回収路L3 には、一端がカ
ード搬入出路L1 の中間部に接続され、他端が用済みと
なったカードCを回収するカード回収部19と取忘れカ
ードを回収する取忘れ回収部20に接続され、カード回
収部19は廃券回収通路L6および既述した第4フラッ
パF4 を介してカード回収路L3 に接続され、ここにカ
ード挿入口12から挿入されたカードC、例えば金額が
零となった金券カード、使用回数が零となった回数カー
ドが回収される。さらに、取忘れ回収部20は取忘れ回
収通路L7 および第5フラッパF5 を介してカード回収
路L3 に接続され、ここにカード挿入口12で取忘れら
れたカードを回収するように構成している。
【0013】また、図2に示すように、既述した搬送路
上には、カード挿入口12に2枚受付けた時の先カード
を後カードを一時保留して効率よく内部処理するための
第1〜第4保留部H1 〜H4 を設けている。
【0014】第1保留部H1 は、カード搬入出路L1 と
カード発行路L2 と繰出し搬送路L4 とを接続する第2
フラッパF2 の位置に設定し、第2保留部H2 はカード
発行路L2 上の繰出し搬送路L5 を接続する第3フラッ
パF3 の位置に設定し、第3保留部H3 はカード回収路
L3 上の中間位置に設定し、第4保留部H4 は廃券回収
通路L6 上に設定している。
【0015】図3はカード取引処理装置11の制御回路
ブロック図を示し、CPU31はROM32に格納され
ているプログラムに従って各回路装置を制御し、その制
御データをRAM33に記憶する。
【0016】第1モータM1 は、カード搬入出路L1 を
正逆転駆動して、該搬入出路L1 上にカードCを進退さ
せて、カードの読取り書込み、穿孔、印刷処理等を実行
させる。
【0017】第2モータM2 は、それ以外の搬送路L2
〜L7 を正逆転駆動してカードを搬送処理し、またこの
駆動出力をクラッチ34を介してカードの繰出し動作や
回収動作を実行させるように設けている。
【0018】また、これら搬送路L1 〜L7 上に対して
は、多数のカード検知センサS…を配置しており、カー
ドの搬入、搬出、搬送位置、待機位置の確認を行う。
【0019】次に、カード取引処理装置の処理動作を図
4〜図20のフローチャートおよびその動作説明図を参
照して説明する。
【0020】図4と図5はカード発行処理動作を示し、
今、CPU31がカード発行信号を出力して、第1カー
ド発行部17より新カードを発行するときは、このカー
ドをカード搬入出路L1 側に導くよう第2フラッパF2
を振分け操作し(ステップn1 〜n2 )、また、第2カ
ード発行部18より新カードを発行するときは、同じく
カードをカード搬入出路L1 側に導くよう第3フラッパ
F3 を振分け操作し(ステップn3 〜n5 )、繰出され
た新カードは振分けられてカード発行路L2 からカード
搬入出路L1側へと搬送され、このとき印刷部16で新
カード情報が印刷され、さらに磁気ヘッド13で新カー
ド情報が記録および読取り確認された後、カード挿入口
12より放出されて新カードCが発行される(ステップ
n6 〜n8 )。
【0021】図6〜図8はカード受付け処理動作を示
し、1枚のカード受付け時は、カード挿入口20より挿
入されたカードデータを磁気ヘッド13で読取った後、
カード発行路L2 側に導いてその第1保留部H1 で一時
待機させ、これより所定のカードデータ処理を実行する
ようにする(ステップn11〜n12)。
【0022】また、2枚のカード受付け時は、カード挿
入口20より挿入された先カードのデータを磁気ヘッド
13で読取った後、カード発行路L2 に導いて、その搬
送途中の第2保留部H2 で一時待機させ(ステップn21
〜n23)、続いて挿入された後カードのデータを磁気ヘ
ッド13で読取った後、同じくカード発行路L2 側に導
いてその第1保留部H1 で一時待機させ、これら2枚を
同搬送方向に直列状態で保持する。そして、これより一
方の先カードを保持した状態で、他方の後カードから順
次個別搬送してデータ処理を実行するようにしている
(ステップn24〜n25)。
【0023】図9と図10は1枚のカード返却処理動作
を示し、第1保留部H1 で一時待機させたカードを返却
方向のカード搬入出路L1 に導いて取引データに基づい
た残額データ等を印刷部16で印刷し、またパンチユニ
ット14および磁気ヘッド13の位置に導いて、穿孔処
理、読取り・書込み処理等のエンコード処理を施した
後、カード挿入口12より放出する(ステップn31〜n
33)。
【0024】図11と図12は2枚のカード返却処理動
作を示し、先ず、第1保留部H1 で一時待機させた後カ
ードを返却方向のカード搬入出路L1 に導いて取引デー
タに基づいた残額データ等を印刷部16で印刷し、また
パンチユニット14および磁気ヘッド13の位置に導い
て、穿孔処理、読取り・書込み処理等のエンコード処理
を施した後、カード回収路L3 上の第3保留部H3 で一
時待機させ(ステップn41〜n44)、次に、第2保留部
H2 で一時待機させた先カードの保留支持を解いて、こ
の先カードを同様に印刷部16およびエンコード部に導
いて印刷処理およびエンコード処理し、このとき先カー
ドの残額が多ければ、このエンコード処理後に先カード
をカード挿入口12より返却する(ステップn45〜n4
9)。
【0025】そして、残額の多い先カードが抜取られた
ことを確認すると、続いて第3保留部H3 で一時待機さ
せておいた後カードの保留支持を解いて、この後カード
を返却方向に導いてカード挿入口12より返却する(ス
テップn50〜n53)。
【0026】ところで、上述のステップn48で後カード
の残額が多いと判定された場合は、この後カードを先に
返却させるように、該後カードをエンコード処理後にカ
ード発行路L2 側に導いて第2保留部H2 で一時待機さ
せ(ステップn54)、第3保留部H3 で一時待機させて
おいた後カードの保留支持を解いて、この後カードを返
却方向に導いて、カード挿入口12より返却する(ステ
ップn55〜n57)。
【0027】そして、残額の多い後カードが抜取られた
ことを確認すると、続いて第2保留部H2 で一時待機さ
せておいた先カードの保留支持を解いて、この先カード
を返却方向に導いてカード挿入口12より返却する(ス
テップn58〜n60)。
【0028】図13と図14はカード切替え処理動作を
示し、今、CPU31が新カード切替え信号を出力する
と、第1保留部H1 で待機させておいたカードを印刷部
16、パンチユニット14および磁気ヘッド13の位置
に導いてそれぞれ廃券処理を施した後、カード回収路L
3 上の第3保留部H3 で一時待機させ(ステップn61〜
n64)、この待機状態で第1カード発行部17あるいは
第2カード発行部18から新カードを繰出して、印刷部
16で新カード情報を印刷し、また磁気ヘッド13で新
カード情報を記録した後、この新カードをカード挿入口
12より放出する(ステップn65〜n68)。
【0029】そして、新カードが抜取られたことを確認
すると、先に第3保留部H3 で一時待機させておいた旧
カードの保留支持を解いて、この旧カードを廃券回収通
路L6 に導き、これよりカード回収部19に回収する
(ステップn69〜n73)。
【0030】図15と図16は2枚受付け時の先カード
を廃券にしたときのカード切替え処理動作を示し、今、
CPU31が新カードへの切替え信号を出力すると、第
1保留部H1 で待機させておいた後カードを印刷部16
および磁気ヘッド13の位置に導いてカードデータ処理
を施した後、カード回収路L3 上の第3保留部H3 で一
時待機させ(ステップn81〜n84)、続いて、第2保留
部H2 で待機させておいた先カードを印刷部16、パン
チユニット14および磁気ヘッド13の位置に導いて廃
券処理を施した後、カード発行路L2 を介して廃券回収
通路L6 上の第4保留部H4 で一時待機させ(ステップ
n85〜n88)、この待機状態で第1カード発行部17あ
るいは第2カード発行部18から新カードを繰出して、
印刷部16で新カード情報を印刷し、また磁気ヘッド1
3で新カード情報を読取り書込み処理し、この新カード
の残額が後カードの残額より多ければ、この新カードを
優先的にカード挿入口12より放出する(ステップn89
〜n93)。
【0031】そして、この新カードが抜取られたことを
確認すると、先に第3保留部H3 で一時待機させておい
た後カードの保留支持を解いて、この後カードをカード
挿入口12より返却し(ステップn94〜n97)、この後
カードが抜取られたことを確認すると、第4保留部H4
で一時待機させておいた先カードの保留支持を解いて、
この廃券となった先カードを廃券回収通路L6 よりカー
ド回収部19に回収する(ステップn98〜n100 )。
【0032】ところで、上述のステップn92で新カード
の残額より後カードの残額が多いと判定された場合は、
新カードをエンコード処理後にカード発行路L2 の第2
保留部H2 に導いて一時待機させ(ステップn101 )、
第3保留部H3 に一時待機させておいた後カードの保留
支持を解いて、この後カードを返却方向に導いて、カー
ド挿入口12より返却する(ステップn102 〜n104
)。
【0033】そして、残額の多い後カードが抜取られた
ことを確認すると、続いて第2保留部H2 で一時待機さ
せておいた新カードの保留支持を解いて、この新カード
を返却方向に導いてカード挿入口12より返却する(ス
テップn105 〜n107 )。
【0034】この新カードが抜取られたことを確認する
と、第4保留部H4 で一時待機させておいた先カードの
保留支持を解いて、この廃券となった先カードを廃券回
収通路L6 よりカード回収部19に回収する(ステップ
n108 〜n110 )。
【0035】図17と図18は2枚受付け時の後カード
を廃券にしたときのカード切替え処理動作を示し、今、
CPU31が新カードへの切替え信号を出力すると、第
1保留部H1 で待機させておいた後カードを印刷部1
6、パンチユニット14および磁気ヘッド13の位置に
導いて廃券処理を施した後、カード回収路L3 を介して
廃券回収通路上の第4保留部H4 に導いて一時待機させ
(ステップn111 〜n116 )、続いて、第2保留部H2
に待機させておいた先カードを印刷部16およびエンコ
ード部に導いてカードデータ処理を施した後、カード回
収路L3 上の第3保留部H3 に導いて一時待機させ(ス
テップn117 〜n121 )、この待機状態で第1カード発
行部17あるいは第2カード発行部18から新カードを
繰出して、印刷部16で新カード情報を印刷し、また磁
気ヘッド13で新カード情報を読取り書込み処理し、こ
の新カードの残額が先カードの残額より多ければ、この
新カードを優先的にカード挿入口12より放出する(ス
テップn122 〜n126 )。
【0036】そして、この新カードが抜取られたことを
確認すると、先に第3保留部H3 で一時待機させておい
た先カードの保留支持を解いて、この先カードをカード
挿入口12より返却し(ステップn127 〜n130 )、こ
の先カードが抜取られたことを確認すると、第4保留部
H4 で一時待機させておいた後カードの保留支持を解い
て、この廃券となった後カードを廃券回収通路L6 より
カード回収部19に回収する(ステップn131 〜n133
)。
【0037】ところで、上述のステップn125 で新カー
ドの残額より先カードの残額が多いと判定された場合
は、これらカードの取扱いは図15のステップn101 〜
n110で説明した新カードと後カードの処理動作と同じ
取扱い動作のため、その説明を省略する。
【0038】図19と図20は取忘れカードの回収処理
動作を示し、今、所定のデータ処理が終了してカードC
をカード挿入口12に返却あるいは発行したとき、この
カード挿入口12の位置で一定時間経過しても、このカ
ードが抜取られない場合(ステップn141 〜n143 )、
その取忘れられたカードCを、カード搬入出路L1 およ
びカード回収路L3 を介して取込み、その内方の取忘れ
回収通路L7 より取忘れ回収部20へと回収する(ステ
ップn144 〜n147 )。
【0039】上述のように、2枚のデータ処理に適した
ループ状の搬送系を有しているため、先カードと後カー
ドの2枚を共に内部で効率よくデータ処理することがで
きる。このため、カードの処理時間を短縮でき、また2
枚のカードを連続して返却できるため、カードの返却間
隔を短縮して2枚目のカードの取忘れを確実に防止で
き、またループ状の搬送系のために搬送路を短縮して装
置を小型化でき、さらに残額の多いカード順に選択して
返却させることができる。
【0040】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明のカード搬入出処理系は、実施例
のカード搬入出路L1 に対応し、以下同様に、カード発
行処理系は、カード発行路L2 に対応し、カード回収処
理系は、カード回収路L3 に対応し、保留部は、第1保
留部H1 と、第2保留部H2 と、第3保留部H3 と、第
4保留部H4 とに対応するも、この発明は、上述の一実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカード取引処理装置の内部構成図。
【図2】この発明のカード保留位置を示す説明図。
【図3】この発明のカード取引処理装置の制御回路ブロ
ック図。
【図4】この発明のカード発行処理動作を示すフローチ
ャート。
【図5】この発明のカード発行処理動作を示す搬送説明
図。
【図6】この発明の1枚のカード受付け処理動作を示す
フローチャート。
【図7】この発明の2枚のカード受付け処理動作を示す
フローチャート。
【図8】この発明のカード受付け処理動作を示す搬送説
明図。
【図9】この発明の1枚のカード返却処理動作を示すフ
ローチャート。
【図10】この発明の1枚のカード返却処理動作を示す
搬送説明図。
【図11】この発明の2枚のカード返却処理動作を示す
フローチャート。
【図12】この発明の2枚のカード返却処理動作を示す
搬送説明図。
【図13】この発明のカード切替え処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図14】この発明のカード切替え処理動作を示す搬送
説明図。
【図15】この発明の先カード廃券時のカード切替え処
理動作を示すフローチャート。
【図16】この発明の先カード廃券時のカード切替え処
理動作を示す搬送説明図。
【図17】この発明の後カード廃券時のカード切替え処
理動作を示すフローチャート。
【図18】この発明の後カード廃券時のカード切替え処
理動作を示す搬送説明図。
【図19】この発明の取忘れカードの回収処理動作を示
すフローチャート。
【図20】この発明の取忘れカードの回収処理動作を示
す搬送説明図。
【符号の説明】
11…カード取引処理装置 12…カード挿入口 L1 …カード搬入出路 L2 …カード発行路 L3 …カード回収路 H1 〜H4 …保留部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カード取引処理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば駅務の自動券売
機に内部構成されるようなカード取引処理装置に関し、
さらに詳しくは2枚のカードを効率よく取引処理するこ
とができるカード取引処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のカード取引処理装置
は、カード挿入口に挿入されたカードを内部に取込ん
で、磁気データ処理、パンチ穴処理、印字処理等のカー
ドデータ処理を施した後、カードを元のカード挿入口に
返却している。また、このとき必要に応じて新カードを
発行し、旧カードを回収するなどカードの処理性能を高
めた装置が知られている(例えば特願平1ー18340
5号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このカード
で乗車券等を購入する場合、残額の少ない1枚のカード
では取引できないので、これと残額の多いカードとの2
枚のカードを使って取引している。
【0004】しかし、この2枚のカードを使用した時、
カード搬送通路がカード挿入口に対してカードを進退さ
せるだけの直線的な搬送構成のため、先に挿入した先カ
ードは内部の奥方に位置し、後から挿入した後カードは
手前に位置して、カードの返却順序としては、後カード
→先カードの順となり、またこのとき後カードを返却し
終わってから先カードのデータ処理を施し、その後に返
却する1枚毎の処理構成のために、2枚使用時はカード
の処理時間が長くなり、特に2枚カード返却時の待機間
隔が長くなり、これが2枚目のカードの取忘れを誘起す
る原因となっていた。
【0005】この発明は、2枚のカード取引時に残額に
応じてカードの返却順序を変更することができ、またカ
ード処理時間の短縮およびカードの取忘れを防止するこ
とができるカード取引処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、カード挿入
口に挿入されたカードを内部に取込んでデータ処理し、
このデータ処理後にカードを元のカード挿入口に返却処
理するカード搬入出処理系と、取引データに基づいて新
カードを発行するカード発行処理系と、旧カードを回収
処理するカード回収処理系とを備えたカード取引処理装
置であって、前記カード搬入出処理系とカード発行処理
系とカード回収処理系との3つの処理系をループ状に接
続して可逆搬送許容して設け、前記3つの処理系の各搬
送路上には、カードを一時保留する保留部を少なくとも
一箇所以上設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明によれば、2枚のカードが挿入された
時、先カードと後カードはループ状に設けられた搬送系
上のいずれかの保留部に別々に一時保留して、これらル
ープ状の搬送系上を可逆搬送して2枚共に内部で効率よ
くデータ処理し、さらに返却時は2枚のカードを連続し
て返却する。また、この連続返却時は、ループ状に構成
された搬送系から挿入順序に支障なく、データ内容に応
じて一方を選択して先に返却することができる。
【0008】
【発明の効果】このように、2枚のデータ処理に適した
ループ状の搬送系を有しているため、挿入された2枚の
カードを共に内部で効率よくデータ処理でき、このため
カードの処理時間を短縮でき、また2枚のカードを連続
して返却できるため、カードの返却間隔を短縮して2枚
目のカードの取忘れを確実に防止でき、またループ状の
搬送系のために搬送路を短縮して装置を小型化でき、さ
らに残額の多いカード順に選択して返却させることがで
きる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は自動券売機に内部構成されるカード取引
処理装置11であって、このカード取引処理装置11
は、前面のカード挿入口12に連通する内方に、カード
搬入出路L1 と、カード発行路L2 と、カード回収路L
3 との3つの搬送路L1 〜L3 をループ状に可逆搬送許
容して接続構成している。
【0010】上述のカード搬入出路L1 には、磁気ヘッ
ド13とパンチユニット14とからなるエンコード部
と、サーマルヘッド15,15を備えた表裏対応用の印
刷部16とが装備され、ここでカード挿入口12から挿
入されたカードCの磁気情報の読取りと該磁気情報の書
直し、カード穿孔を司り、他方発行される新カードCの
穿孔と磁気情報の書込みとを行い、また印刷部16でカ
ードに対する所定データの感熱印刷を行う。そして、こ
のカード搬入出路L1 の外端をカード挿入口12に接続
してカードCの搬入出を許容し、内端を第2フラッパF
2 を介してカード発行路L2 に接続し、中間部を第1フ
ラッパF1 を介してカード回収路L3 に接続している。
【0011】また、カード発行路L2 には、第1カード
発行部17と、第2カード発行部18が装備され、この
カード発行路L2 の始端部と中間部に対して、上下に配
置された第1カード発行部17と、第2カード発行部1
8との第1、第2繰出し部17a,18aおよび第1、
第2繰出し搬送路L4 ,L5 が第2フラッパF2 、第3
フラッパF3 を介してそれぞれ接続され、該カード発行
路L2 の一端が既述したカード搬入出路L1 に第2フラ
ッパF2 を介して接続され、他端がカード回収路L3 に
第4フラッパF4 を介して接続される。
【0012】さらに、カード回収路L3 には、一端がカ
ード搬入出路L1 の中間部に接続され、他端が用済みと
なったカードCを回収するカード回収部19と取忘れカ
ードを回収する取忘れ回収部20に接続され、カード回
収部19は廃券回収通路L6および既述した第4フラッ
パF4 を介してカード回収路L3 に接続され、ここにカ
ード挿入口12から挿入されたカードC、例えば金額が
零となった金券カード、使用回数が零となった回数カー
ドが回収される。さらに、取忘れ回収部20は取忘れ回
収通路L7 および第5フラッパF5 を介してカード回収
路L3 に接続され、ここにカード挿入口12で取忘れら
れたカードを回収するように構成している。
【0013】また、図2に示すように、既述した搬送路
上には、カード挿入口12に2枚受付けた時の先カード
を後カードを一時保留して効率よく内部処理するための
第1〜第4保留部H1 〜H4 を設けている。
【0014】第1保留部H1 は、カード搬入出路L1 と
カード発行路L2 と繰出し搬送路L4 とを接続する第2
フラッパF2 の位置に設定し、第2保留部H2 はカード
発行路L2 上の繰出し搬送路L5 を接続する第3フラッ
パF3 の位置に設定し、第3保留部H3 はカード回収路
L3 上の中間位置に設定し、第4保留部H4 は廃券回収
通路L6 上に設定している。
【0015】図3はカード取引処理装置11の制御回路
ブロック図を示し、CPU31はROM32に格納され
ているプログラムに従って各回路装置を制御し、その制
御データをRAM33に記憶する。
【0016】第1モータM1 は、カード搬入出路L1 を
正逆転駆動して、該搬入出路L1 上にカードCを進退さ
せて、カードの読取り書込み、穿孔、印刷処理等を実行
させる。
【0017】第2モータM2 は、それ以外の搬送路L2
〜L7 を正逆転駆動してカードを搬送処理し、またこの
駆動出力をクラッチ34を介してカードの繰出し動作や
回収動作を実行させるように設けている。
【0018】また、これら搬送路L1 〜L7 上に対して
は、多数のカード検知センサS…を配置しており、カー
ドの搬入、搬出、搬送位置、待機位置の確認を行う。
【0019】次に、カード取引処理装置の処理動作を図
4〜図24のフローチャートおよびその動作説明図を参
照して説明する。
【0020】図4と図5はカード発行処理動作を示し、
今、CPU31がカード発行信号を出力して、第1カー
ド発行部17より新カードを発行するときは、このカー
ドをカード搬入出路L1 側に導くよう第2フラッパF2
を振分け操作し(ステップn1 〜n2 )、また、第2カ
ード発行部18より新カードを発行するときは、同じく
カードをカード搬入出路L1 側に導くよう第3フラッパ
F3 を振分け操作し(ステップn3 〜n5 )、繰出され
た新カードは振分けられてカード発行路L2 からカード
搬入出路L1側へと搬送され、このとき印刷部16で新
カード情報が印刷され、さらに磁気ヘッド13で新カー
ド情報が記録および読取り確認された後、カード挿入口
12より放出されて新カードCが発行される(ステップ
n6 〜n8 )。
【0021】図6〜図8はカード受付け処理動作を示
し、1枚のカード受付け時は、カード挿入口20より挿
入されたカードデータを磁気ヘッド13で読取った後、
カード発行路L2 側に導いてその第1保留部H1 で一時
待機させ、これより所定のカードデータ処理を実行する
ようにする(ステップn11〜n12)。
【0022】また、2枚のカード受付け時は、カード挿
入口20より挿入された先カードのデータを磁気ヘッド
13で読取った後、カード発行路L2 に導いて、その搬
送途中の第2保留部H2 で一時待機させ(ステップn21
〜n23)、続いて挿入された後カードのデータを磁気ヘ
ッド13で読取った後、同じくカード発行路L2 側に導
いてその第1保留部H1 で一時待機させ、これら2枚を
同搬送方向に直列状態で保持する。そして、これより一
方の先カードを保持した状態で、他方の後カードから順
次個別搬送してデータ処理を実行するようにしている
(ステップn24〜n25)。
【0023】図9と図10は1枚のカード返却処理動作
を示し、第1保留部H1 で一時待機させたカードを返却
方向のカード搬入出路L1 に導いて取引データに基づい
た残額データ等を印刷部16で印刷し、またパンチユニ
ット14および磁気ヘッド13の位置に導いて、穿孔処
理、読取り・書込み処理等のエンコード処理を施した
後、カード挿入口12より放出する(ステップn31〜n
33)。
【0024】図11、図12および図13は2枚のカー
ド返却処理動作を示し、先ず、第1保留部H1 で一時待
機させた後カードを返却方向のカード搬入出路L1 に導
いて取引データに基づいた残額データ等を印刷部16で
印刷し、またパンチユニット14および磁気ヘッド13
の位置に導いて、穿孔処理、読取り・書込み処理等のエ
ンコード処理を施した後、カード回収路L3 上の第3保
留部H3 で一時待機させ(ステップn41〜n44)、次
に、第2保留部H2 で一時待機させた先カードの保留支
持を解いて、この先カードを同様に印刷部16およびエ
ンコード部に導いて印刷処理およびエンコード処理し、
このとき先カードの残額が多ければ、このエンコード処
理後に先カードをカード挿入口12より返却する(ステ
ップn45〜n49)。
【0025】そして、残額の多い先カードが抜取られた
ことを確認すると、続いて第3保留部H3 で一時待機さ
せておいた後カードの保留支持を解いて、この後カード
を返却方向に導いてカード挿入口12より返却する(ス
テップn50〜n53)。
【0026】ところで、上述のステップn48で後カード
の残額が多いと判定された場合は、この後カードを先に
返却させるように、該後カードをエンコード処理後にカ
ード発行路L2 側に導いて第2保留部H2 で一時待機さ
せ(ステップn54)、第3保留部H3 で一時待機させて
おいた後カードの保留支持を解いて、この後カードを返
却方向に導いて、カード挿入口12より返却する(ステ
ップn55〜n57)。
【0027】そして、残額の多い後カードが抜取られた
ことを確認すると、続いて第2保留部H2 で一時待機さ
せておいた先カードの保留支持を解いて、この先カード
を返却方向に導いてカード挿入口12より返却する(ス
テップn58〜n60)。
【0028】図14と図15はカード切替え処理動作を
示し、今、CPU31が新カード切替え信号を出力する
と、第1保留部H1 で待機させておいたカードを印刷部
16、パンチユニット14および磁気ヘッド13の位置
に導いてそれぞれ廃券処理を施した後、カード回収路L
3 上の第3保留部H3 で一時待機させ(ステップn61〜
n64)、この待機状態で第1カード発行部17あるいは
第2カード発行部18から新カードを繰出して、印刷部
16で新カード情報を印刷し、また磁気ヘッド13で新
カード情報を記録した後、この新カードをカード挿入口
12より放出する(ステップn65〜n68)。
【0029】そして、新カードが抜取られたことを確認
すると、先に第3保留部H3 で一時待機させておいた旧
カードの保留支持を解いて、この旧カードを廃券回収通
路L6 に導き、これよりカード回収部19に回収する
(ステップn69〜n73)。
【0030】図16、図17、図18および図19は2
枚受付け時の先カードを廃券にしたときのカード切替え
処理動作を示し、今、CPU31が新カードへの切替え
信号を出力すると、第1保留部H1 で待機させておいた
後カードを印刷部16および磁気ヘッド13の位置に導
いてカードデータ処理を施した後、カード回収路L3上
の第3保留部H3 で一時待機させ(ステップn81〜n8
4)、続いて、第2保留部H2 で待機させておいた先カ
ードを印刷部16、パンチユニット14および磁気ヘッ
ド13の位置に導いて廃券処理を施した後、カード発行
路L2 を介して廃券回収通路L6 上の第4保留部H4 で
一時待機させ(ステップn85〜n88)、この待機状態で
第1カード発行部17あるいは第2カード発行部18か
ら新カードを繰出して、印刷部16で新カード情報を印
刷し、また磁気ヘッド13で新カード情報を読取り書込
み処理し、この新カードの残額が後カードの残額より多
ければ、この新カードを優先的にカード挿入口12より
放出する(ステップn89〜n93)。
【0031】そして、この新カードが抜取られたことを
確認すると、先に第3保留部H3 で一時待機させておい
た後カードの保留支持を解いて、この後カードをカード
挿入口12より返却し(ステップn94〜n97)、この後
カードが抜取られたことを確認すると、第4保留部H4
で一時待機させておいた先カードの保留支持を解いて、
この廃券となった先カードを廃券回収通路L6 よりカー
ド回収部19に回収する(ステップn98〜n100 )。
【0032】ところで、上述のステップn92で新カード
の残額より後カードの残額が多いと判定された場合は、
新カードをエンコード処理後にカード発行路L2 の第2
保留部H2 に導いて一時待機させ(ステップn101 )、
第3保留部H3 に一時待機させておいた後カードの保留
支持を解いて、この後カードを返却方向に導いて、カー
ド挿入口12より返却する(ステップn102 〜n104
)。
【0033】そして、残額の多い後カードが抜取られた
ことを確認すると、続いて第2保留部H2 で一時待機さ
せておいた新カードの保留支持を解いて、この新カード
を返却方向に導いてカード挿入口12より返却する(ス
テップn105 〜n107 )。
【0034】この新カードが抜取られたことを確認する
と、第4保留部H4 で一時待機させておいた先カードの
保留支持を解いて、この廃券となった先カードを廃券回
収通路L6 よりカード回収部19に回収する(ステップ
n108 〜n110 )。
【0035】図20、図21および図22は2枚受付け
時の後カードを廃券にしたときのカード切替え処理動作
を示し、今、CPU31が新カードへの切替え信号を出
力すると、第1保留部H1 で待機させておいた後カード
を印刷部16、パンチユニット14および磁気ヘッド1
3の位置に導いて廃券処理を施した後、カード回収路L
3 を介して廃券回収通路上の第4保留部H4 に導いて一
時待機させ(ステップn111 〜n116 )、続いて、第2
保留部H2 に待機させておいた先カードを印刷部16お
よびエンコード部に導いてカードデータ処理を施した
後、カード回収路L3 上の第3保留部H3 に導いて一時
待機させ(ステップn117 〜n121 )、この待機状態で
第1カード発行部17あるいは第2カード発行部18か
ら新カードを繰出して、印刷部16で新カード情報を印
刷し、また磁気ヘッド13で新カード情報を読取り書込
み処理し、この新カードの残額が先カードの残額より多
ければ、この新カードを優先的にカード挿入口12より
放出する(ステップn122 〜n126 )。
【0036】そして、この新カードが抜取られたことを
確認すると、先に第3保留部H3 で一時待機させておい
た先カードの保留支持を解いて、この先カードをカード
挿入口12より返却し(ステップn127 〜n130 )、こ
の先カードが抜取られたことを確認すると、第4保留部
H4 で一時待機させておいた後カードの保留支持を解い
て、この廃券となった後カードを廃券回収通路L6 より
カード回収部19に回収する(ステップn131 〜n133
)。
【0037】ところで、上述のステップn125 で新カー
ドの残額より先カードの残額が多いと判定された場合
は、これらカードの取扱いは図18のステップn101 〜
n110で説明した新カードと後カードの処理動作と同じ
取扱い動作のため、その説明を省略する。
【0038】図23と図24は取忘れカードの回収処理
動作を示し、今、所定のデータ処理が終了してカードC
をカード挿入口12に返却あるいは発行したとき、この
カード挿入口12の位置で一定時間経過しても、このカ
ードが抜取られない場合(ステップn141 〜n143 )、
その取忘れられたカードCを、カード搬入出路L1 およ
びカード回収路L3 を介して取込み、その内方の取忘れ
回収通路L7 より取忘れ回収部20へと回収する(ステ
ップn144 〜n147 )。
【0039】上述のように、2枚のデータ処理に適した
ループ状の搬送系を有しているため、先カードと後カー
ドの2枚を共に内部で効率よくデータ処理することがで
きる。このため、カードの処理時間を短縮でき、また2
枚のカードを連続して返却できるため、カードの返却間
隔を短縮して2枚目のカードの取忘れを確実に防止で
き、またループ状の搬送系のために搬送路を短縮して装
置を小型化でき、さらに残額の多いカード順に選択して
返却させることができる。
【0040】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明のカード搬入出処理系は、実施例
のカード搬入出路L1 に対応し、以下同様に、カード発
行処理系は、カード発行路L2 に対応し、カード回収処
理系は、カード回収路L3 に対応し、保留部は、第1保
留部H1 と、第2保留部H2 と、第3保留部H3 と、第
4保留部H4 とに対応するも、この発明は、上述の一実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカード取引処理装置の内部構成図。
【図2】この発明のカード保留位置を示す説明図。
【図3】この発明のカード取引処理装置の制御回路ブロ
ック図。
【図4】この発明のカード発行処理動作を示すフローチ
ャート。
【図5】この発明のカード発行処理動作を示す搬送説明
図。
【図6】この発明の1枚のカード受付け処理動作を示す
フローチャート。
【図7】この発明の2枚のカード受付け処理動作を示す
フローチャート。
【図8】この発明のカード受付け処理動作を示す搬送説
明図。
【図9】この発明の1枚のカード返却処理動作を示すフ
ローチャート。
【図10】この発明の1枚のカード返却処理動作を示す
搬送説明図。
【図11】この発明の2枚のカード返却処理動作を示す
フローチャート。
【図12】図11の続きを示すフローチャート。
【図13】 この発明の2枚のカード返却処理動作を示す
搬送説明図。
【図14】 この発明のカード切替え処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図15】 この発明のカード切替え処理動作を示す搬送
説明図。
【図16】 この発明の先カード廃券時のカード切替え処
理動作を示すフローチャート。
【図17】図16の続きを示すフローチャート。
【図18】図17の続きを示すフローチャート。
【図19】 この発明の先カード廃券時のカード切替え処
理動作を示す搬送説明図。
【図20】 この発明の後カード廃券時のカード切替え処
理動作を示すフローチャート。
【図21】図20の続きを示すフローチャート。
【図22】 この発明の後カード廃券時のカード切替え処
理動作を示す搬送説明図。
【図23】 この発明の取忘れカードの回収処理動作を示
すフローチャート。
【図24】 この発明の取忘れカードの回収処理動作を示
す搬送説明図。
【符号の説明】 11…カード取引処理装置 12…カード挿入口 L1 …カード搬入出路 L2 …カード発行路 L3 …カード回収路 H1 〜H4 …保留部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図6】
【図2】
【図3】
【図5】
【図8】
【図9】
【図4】
【図10】
【図7】
【図12】
【図11】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図19】
【図17】
【図21】
【図22】
【図18】
【図24】
【図20】
【図23】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカード取引処理装置の内部構成図。
【図2】この発明のカード保留位置を示す説明図。
【図3】この発明のカード取引処理装置の制御回路ブロ
ック図。
【図4】この発明のカード発行処理動作を示すフローチ
ャート。
【図5】この発明のカード発行処理動作を示す搬送説明
図。
【図6】この発明の1枚のカード受付け処理動作を示す
フローチャート。
【図7】この発明の2枚のカード受付け処理動作を示す
フローチャート。
【図8】この発明のカード受付け処理動作を示す搬送説
明図。
【図9】この発明の1枚のカード返却処理動作を示すフ
ローチャート。
【図10】この発明の1枚のカード返却処理動作を示す
搬送説明図。
【図11】この発明の2枚のカード返却処理動作を示す
フローチャート。
【図12】図11の続きを示すフローチャート。
【図13】 この発明の2枚のカード返却処理動作を示す
搬送説明図。
【図14】 この発明のカード切替え処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図15】 この発明のカード切替え処理動作を示す搬送
説明図。
【図16】 この発明の先カード廃券時のカード切替え処
理動作を示すフローチャート。
【図17】図16の続きを示すフローチャート。
【図18】図17の続きを示すフローチャート。
【図19】 この発明の先カード廃券時のカード切替え処
理動作を示す搬送説明図。
【図20】 この発明の後カード廃券時のカード切替え処
理動作を示すフローチャート。
【図21】図20の続きを示すフローチャート。
【図22】 この発明の後カード廃券時のカード切替え処
理動作を示す搬送説明図。
【図23】 この発明の取忘れカードの回収処理動作を示
すフローチャート。
【図24】 この発明の取忘れカードの回収処理動作を示
す搬送説明図。
【符号の説明】 11…カード取引処理装置 12…カード挿入口 L1 …カード搬入出路 L2 …カード発行路 L3 …カード回収路 H1 〜H4 …保留部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図6】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図15】
【図14】
【図19】
【図16】
【図22】
【図17】
【図21】
【図24】
【図18】
【図20】
【図23】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口に挿入されたカードを内部に
    取込んでデータ処理し、このデータ処理後にカードを元
    のカード挿入口に返却処理するカード搬入出処理系と、
    取引データに基づいて新カードを発行するカード発行処
    理系と、旧カードを回収処理するカード回収処理系とを
    備えたカード取引処理装置であって、前記カード搬入出
    処理系とカード発行処理系とカード回収処理系との3つ
    の処理系をループ状に接続して可逆搬送許容して設け、
    前記3つの処理系の各搬送路上には、カードを一時保留
    する保留部を少なくとも一箇所以上設けたカード取引処
    理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265136A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Nidec Sankyo Corp 媒体発行装置
JP2007272453A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Nidec Sankyo Corp 使用済み媒体廃棄装置及び媒体発行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265136A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Nidec Sankyo Corp 媒体発行装置
JP2007272453A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Nidec Sankyo Corp 使用済み媒体廃棄装置及び媒体発行装置

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