JPH064411B2 - アンチロック制動装置 - Google Patents

アンチロック制動装置

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JPH064411B2
JPH064411B2 JP60012127A JP1212785A JPH064411B2 JP H064411 B2 JPH064411 B2 JP H064411B2 JP 60012127 A JP60012127 A JP 60012127A JP 1212785 A JP1212785 A JP 1212785A JP H064411 B2 JPH064411 B2 JP H064411B2
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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、車輪ブレーキと;この車輪ブレーキへの制動
油圧の供給を制御する油圧制御回路と;車輪速度検出器
と;この車輪速度検出器から出力される車輪速度信号に
基づいて車両速度を推定する演算回路を含み、その推定
車両速度に基づいて設定される基準車輪速度と、前記車
輪速度信号との比較により車輪がロックしそうな状態に
あるかどうかを判断し車輪がロックしそうであるときに
前記車輪ブレーキへの制動油圧を減少させるべく前記油
圧制御回路を制御する制御手段と;を備えるアンチロッ
ク制動装置に関する。
(2)従来の技術 従来、斯かるアンチロック制動装置では、車輪速度検出
器から出力された車輪速度信号Vwから車輪加速度w
および推定車両速度Vvを算出するとともに、基準車輪
加速度および推定車両速度Vvに適正スリップ率を加味
した基準車輪速度Vrを設定し、車輪速度信号Vwと基
準車輪速度Vrとの比較ならびに車輪加速度wと基準
車輪加速度との比較を行ない、その結果を総合的に判断
して車輪がロックしそうであるかどうかを判断し、各車
輪ブレーキの制動油圧を制御している。しかも、車輪速
度信号Vwから車両速度Vvの推定にあたっては、第7
図に示すように、理想ダイオード44、記憶用コンデン
サ45および定電流放電回路46から成る演算回路を用
いており、第8図に示すように車輪速度信号Vwの谷を
一定の下り勾配で接続することにより、仮の車両速度V
vを推定している。
(3)発明が解決しようとする課題 上記従来のアンチロック制動装置では、駆動輪に適用す
る場合に次のような問題が生じる。すなわち雪路や凍結
路等の滑り易い路面での急発進時には、第9図で示すよ
うに、駆動輪の車輪速度信号Vwが実車両速度Vv
り大幅に大となる現象すなわちホイルスピンが発生す
る。このため推定車両速度Vvが実車両速度Vvより
も大幅に大となるとともにホイルスピンがなくなってか
らも同様の状態が暫時継続し、ホイルスピンが収まる直
前には大きな車輪減速度も発生する。したがってホイル
スピン発生中およびその直後(第9図の期間A)に制動
操作をした場合には、車輪速度信号Vwが基準車輪速度
Vrよりも低く且つ車輪加速度wが基準車輪加速度よ
りも低くなる状態が一時的に生じ、その状態では上記制
御手段が、車輪がロックしそうになったものと判断して
油圧制御回路をアンチロック制御しようとするが、上記
のような状態は、実際には車輪がロックする虞れのある
状態(即ち制御手段が油圧制御回路をアンチロック制御
すべき状態)ではないので、油圧制御回路のアンチロッ
ク制御により制動油圧を低下させてしまうばかりか、そ
の制御系の作動音が不必要に発生したり耐久性が低下す
るといった問題を生じさせる虞れがある。また以上の問
題は、滑り易い路面を走行中の急加速時にも同様であ
り、ホイルスピン発生中およびその直後(第10図の期
間A)に制動操作をした場合には、上記と同様に油圧制
御回路が不必要にアンチロック制御される虞れがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、滑
り易い路面での急発進や急加速時のホイルスピン中また
はその直後の制動時に制御手段が油圧制御回路を不必要
にアンチロック制御するのを回避することができるアン
チロック制動装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明によれば、車輪ブレー
キと;この車輪ブレーキへの制動油圧の供給を制御する
油圧制御回路と;車輪速度検出器と;この車輪速度検出
器から出力される車輪速度信号に基づいて車両速度を推
定する演算回路を含み、その推定車両速度に基づいて設
定される基準車輪速度と、前記車輪速度信号との比較に
より車輪がロックしそうな状態にあるかどうかを判断し
車輪がロックしそうであるときに前記車輪ブレーキへの
制動油圧を減少させるべく前記油圧制御回路を制御する
制御手段と;を備えるアンチロック制動装置において、
車輪のスピン状態を検知するスピン検知手段が前記演算
回路に接続され、その演算回路は、車輪のスピン発生時
に前記車輪がロックしそうであると前記制御手段が判断
するのを回避すべく、前記スピン検知手段によりスピン
状態が検地されている間前記車輪速度信号の増加に拘わ
らず前記推定車両速度の増加を抑制する推定車両速度増
加抑制手段を備える。
(2)作用 雪路や凍結路等の滑り易い路面での急発進や急加速時に
ホイルスピンが生じて車輪速度が急増しても、そのスピ
ン状態の間は、演算回路により求められる推定車両速度
の増加が、上記スピン検知手段に応動する推定車両速度
増加抑制手段によって抑えられるから、そのホイルスピ
ン時に推定車両速度の過度の増加に因り車輪がロックし
そうだとアンチロック制御手段が判断するのを未然に防
止でき、その結果、該ホイルスピン中ないしはその直後
に制動操作した場合でも、油圧制御回路は不必要にアン
チロック制御されないから、制動油圧は制動操作に応じ
て迅速に上昇し、これに伴いブレーキは速やかに作動状
態に移行する。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、先ず第1図においてブレーキペダル1はマスタシリ
ンダMに対して作動的に連結されており、運転者がブレ
ーキペダル1を踏むと、マスタシリンダMは油路2に油
圧を発生する。この油路2は油圧制御回路3に連結され
ており、前記油圧に応じた制動油圧が油圧制御回路3か
ら出力される。
車両の左右駆動輪および左右被動輪には車輪ブレーキが
それぞれ装着されており、それらの車輪ブレーキに油圧
制御回路3から制動油圧が供給さる。たとえば前輪駆動
車両において、駆動輪としての左右前輪には左前輪用ブ
レーキBlfおよび右前輪用ブレーキBrfが装着され
ており、被動輪としての左右後輪には左後輪用ブレーキ
Blrおよび右後輪用ブレーキBrrが装着される。各
ブレーキBlf,Brf,Blr,Brrはたとえばド
ラムブレーキであり、左前輪用および右前輪用ブレーキ
Blf,Brfの制動油室4には油圧制御回路3からの
油路5が連通され、左後輪用および右後輪用ブレーキB
lr,Brrの制動油室4には油圧制御回路3からの油
路5′が連通される。
各ブレーキBlf,Brf,Blr,Brrにおいて、
各制動油室4に制動油圧が供給されると、ピストン7,
8が相互に離反する方向に作動して、ブレーキシュー
9,10がそれぞれブレーキドラム(図示せず)に接触
して制動トルクが発生する。また各制動油室4内の制動
油圧が大き過ぎると、各ブレーキシュー9,10とブレ
ーキドラムとの間に発生する制動トルクが大きくなり過
ぎ、その結果、車輪がロック状態となる。このため、車
輪がロック状態に入りそうになると、油圧制御回路3に
より制動油圧が減圧され、これにより車輪がロック状態
となることが回避される。
油圧制御回路3は、左右前輪用ブレーキBlf,Brf
に対応したモジュレータ11と、左右後輪用ブレーキB
lr,Brrに対応したモジュレータ11′とを備えて
おり、両モジュレータ11,11′は基本的に同一の構
成を有するので、一方のモジュレータ11についてのみ
その構造を詳述する。
すなわち、モジュレータ11は両端が閉塞されかつその
途中が隔壁13で仕切られたシリンダ部14と、両端部
にそれぞれ一対のピストン15,16を有して各ピスト
ン15,16間の部分で隔壁13を軸方向に滑接自在に
貫通するロッド17とを備える。隔壁13と一方のピス
トン15との間のシリンダ室は1次制動油圧室18とし
て、油路2を介してマスタシリンダMに連通される。ま
た前記隔壁13と他方のピストン16との間のシリンダ
室は2次制動油圧室19として、油路5を介して左右前
輪用ブレーキBlf,Brfの制動油室4に連通され
る。シリンダ部14の一方の端壁と一方のピストン15
との間にはアンチロック制御油圧室20が画成され、シ
リンダ部14の他方の端壁と他方のピストン16との間
には、解放油室21が画成され、解放油室21はマスタ
シリンダMのリザーバRに連通される。また2次制動油
圧室19にはピストン16を隔壁13から離反する方向
に付勢するばね22が収納され、アンチロック制御油圧
室20にはピストン15を隔壁13側に向けて付勢する
ばね23が収納される。
アンチロック制御油圧室20には油路24が接続されて
おり、この油路24は常時閉のインレットバルブViを
介して油圧ポンプPに接続されるとともに、常時開のア
ウトレットバルブVoを介して油タンクTに接続され
る。またインレットバルブViおよび油圧ポンプP間に
はアキュムレータAcが接続される。
他方のモジュレータ11′においても、1次制動油圧室
18′はマスタシリンダMに連通され、2次制動油圧室
19′は油路5′を介して左右後輪用ブレーキBlr,
Brrの制動油室4に連通され、解放油室21′はリザ
ーバRに連通される。さらにアンチロック制御油圧室2
0′は、常時閉のインレットバルブVi′を介して油圧
ポンプPに接続されるとともに、常時開のアウトレット
バルブVo′を介して油タンクTに接続される。
前記両インレットバルブVi,Vi′および両アウトレ
ットバルブVo,Vo′はソレノイド弁であり、制御手
段32によってその開閉作動を制御される。
インレットバルブVi,Vi′が閉弁し且つアウトレッ
トバルブVo,Vo′が開弁している状態では、アンチ
ロック制御油圧室20,20′は油タンクTに解放され
ており、ブレーキペダル1を踏んで1次制動油圧室1
8,18′にマスタシリンダMからの油圧を供給する
と、2次制動油圧室19,19′の容積は減少し、各車
輪ブレーキBlf,Brf,Blr,Brrの制動油室
4には、マスタシリンダMからの油圧に応じた制動油圧
が供給される。したがって、制動時のトルクは運転者の
制動操作に応じて自由に増大する。
インレットバルブVi,Vi′が閉弁した状態でアウト
レットバルブVo,Vo′を閉弁すると、アンチロック
制御油圧室20,20′の制御油はロックされた状態と
なるので、各モジュレータ11,11′の2次制動油圧
室19,19′は1次制動油圧室18,18′に供給さ
れる油圧の増減に拘らず、その容積は不変であり、した
がって制動時のトルクは運転者の制動操作と無関係に一
定の大きさに保持される。このような作動状態は車輪の
ロックの可能性が生じたときに適合する。
またインレットバルブVi,Vi′を開弁し、かつアウ
トレットバルブVo,Vo′を閉弁すると、アンチロッ
ク制御油圧室20,20′にアンチロック制御油圧が供
給されるので、マスタシリンダMからの油圧が1次制動
油圧室18,18′に作用しているにも拘らず、2次制
動油圧室19,19′の容積が増大し、各車輪ブレーキ
Blf,Brf,Blr,Brrの制動油室4の油圧が
減少し、制動トルクが弱められる。したがって、車輪が
ロック状態に入ろうとするときに、インレットバルブV
i,Vi′を開弁し、アウトレットバルブVo,Vo′
を閉弁することにより、車輪がロック状態に入ることを
回避できる。
第2図において、制御手段32の構成を説明するが、一
方の組の車輪ブレーキBlf,Brfに対応するインレ
ットバルブViおよびアウトレットバルブVoを制御す
るための構成と、他方の組の車輪ブレーキBlr,Br
rに対応するインレットバルブVi′およびアウトレッ
トバルブVo′を制御するための構成とは基本的に同一
であるので、ここでは一方のインレットバルブViおよ
びアウトレットバルブVoを制御するための構成につい
てのみ述べることにする。
制御手段32は、マイクロコンピュータなどの判断回路
33を備え、この判断回路33は車輪がロック状態にあ
るかどうかを判断し、その判断結果に基づいて、インレ
ットバルブViおよびアウトレットバルブVoを開閉作
動させるための信号を出力する。
ここで、どのような条件が成立したときにアンチロック
制御のための信号を出力するかを決定する判断基準につ
いて考えてみると、一般的には次の(a)〜(d)の4通りの
方式が提案されている。
(a)車輪加速度w<基準車輪減速度−w0が成立する
ときに信号βを出力して、制動圧力を緩める方式。
(b)車輪速度Vw<第1基準車輪速度Vr1が成立したと
きに信号S1を出力して、制動油圧を緩める方式。ただ
し、この場合車両速度をVv、車輪のスリップ率をλ1
としたときにVr1=Vv・(1−λ1)であるので、車
輪のスリップ率をλとしたときに、Vw<Vr1はλ>
λ1と同意であり、Vw<Vr1またはλ>λ1が成立す
るときに信号S1が出力される。
(c)前記(a),(b)のいずれか一方が成立したときに制動
油圧を緩める方式。
(d)前記(a),(b)が同時に成立したときに制動油圧を緩
める方式。
前記(a)の方式では、基準車輪減速度−w0を、通常の
走行路面での制動時に車輪がロックに向かう際に発生す
る値、たとえば通常−2.0〜−1.2Gに設定している。と
ころが雪路やアイスバーン等の低μの路面で行なわれる
制動操作においては、僅か−1.0〜−0.5G程度の車輪減
速度で車輪がロックに向かうことがあるため、上記方式
によると、制動時の後半に車輪速度が車両速度Vvとか
け離れて車輪ロックが実際に生じているにも拘らず制動
油圧を緩めるための信号が出力されないことがある。ま
た、悪路走行時には、通常制動時にも車輪加速度wが
細かく脈動し、車輪ロックの心配のないときにも、信号
βが出力されて、制動効率が低下する。
また前記(b)の方式では、スリップ率λが高くなってい
ても、すなわち、信号S1が出力されていても、車輪速
度Vwが増加中であれば、制動油圧は充分緩められてい
ると判断されるが、この期間内でも制動油圧を緩めるこ
とになり、制動効率が低下する。
前記(c)の方式では、前記(a)の欠点および(b)の欠点が
あることは明白である。
最後に前記(d)の方式では、悪路走行時の制動効率の低
下の問題や、車輪速度Vwが増加中に制動油圧を緩めて
制動効率を低下させると言った問題が解消される。さら
に基準車輪減速度−w0を、通常路面走行状態で制動
時に発生する車輪減速度の範囲内でたとえば−0.3〜−
0.6Gに設定すると、雪路やアイスバーン等の低μの路
面で行なわれる制動操作においては、上記設定値未満で
且つ−1.0G以上の程度の車輪減速度で車輪がロックし
そうになるような場合でもその状態を的確に検出して制
動油圧を緩めることができる。
そこで本実施例においては、判断回路33には、駆動輪
に装着された車輪速度検出器34から車輪速度に対応し
た信号Vw(以下、車輪速度信号Vwという)が入力さ
れ、その車輪速度信号Vwと、その車輪速度信号Vwに
基づいて演算される車輪加速度wとが、前述のように
第1基準車輪速度Vr1、基準車輪減速度−w0とにそ
れぞれ比較され、 w<−w0 Vw<Vr1 がそれぞれ成立したときに、判断回路33からハイレベ
ルの信号β、S1がそれぞれ出力される。
これらの信号β、S1はANDゲート35に入力され、
両信号がハイレベルであるときにトランジスタ36が導
通し、ソレノイド38が励磁され、インレットバルブV
iが開弁される。またハイレベルの信号S1が出力され
たときに、トランジスタ37が導通し、ソレノイド39
が励磁され、アウトレットバルブVoが閉弁される。
ところで、上述のように信号β、S1で制動トルクを弱
めるようにしたときに、車輪速度はまだ減速中であり、
これは制動トルクが路面の駆動トルクよりもまだ大きい
状態であり、この時点で車輪ロックの心配が完全に解消
された訳ではない。ただし、一般的にはシステムに10
ms程度の作動遅れがあるために、緩め信号が消滅してか
らもさらに制動油圧が緩められるので、高μの通常路面
での制動時においてはこの方式で良好な制動結果が得ら
れ、車輪ロックの虞れはない。しかしながら低μの路面
での制動時においては上記方式では制動油圧の緩め方が
不十分で、車輪がそのままロックに向かうこともある。
そこでこのような問題を解決するために、λ>λ1のと
きには車輪速度信号Vwが確実に増速に転じるまで(即
ち車輪加速度が正に転じるまで)緩め信号を発生させる
ようにすればよいが、そのようにすると、上記高μの通
常路面での制動時においては前述の如くW>−wで
緩め信号を停止しても良好な制動結果が得られるにも拘
らず、w>0になるまで緩め信号を持続することにな
るので、制動トルクの緩め過ぎ、延いては制動効率の低
下が問題となる。ただしこれは制動荷重配分の小さい方
の車輪については実用上問題のないものである。
そこで、λ2>λ1となる第2基準スリップ率λ2に相当
する第2基準車輪速度Vr2を設定し、Vw<Vr2すな
わちλ>λ2となってロックの可能性が大きくなったと
きだけ、車輪速度信号Vwが増速に転ずるまで、緩め信
号を持続させるようにする。すなわち判断回路33で
は、Vw<Vr2またはλ>2であるか否かを判断し、そ
の条件が成立したときに信号S2を出力する。また車輪
速度信号Vwが増速中であることを判断するために、増
速度基準値+w0を設定し、Vw>+w0であるとき
に信号αを出力する。
信号S2はANDゲート40の一方の入力端に入力され
るとともにORゲート41に入力され、信号αはORゲ
ート41に入力されるとともに反転してANDゲート4
0に入力される。さらに前記信号S1もORゲート41
に入力され、ORゲート41の出力はトランジスタ37
のベースに与えられる。また両ANDゲート35,40
の出力はORゲート42に入力され、ORゲート42の
出力はトランジスタ36のベースに与えられる。
このような制御手段32によれば、信号S1,α,S2
いずれかがハイレベルとなればトランジスタ37が導通
してアウトレットバルブVoが閉弁し、信号β,S1
ともにハイレベルであるか、信号S2がハイレベルであ
って信号αがローレベルであるときにインレットバルブ
Viが開弁する。
次に、第1および第2基準車輪速度Vr1,Vr2の設定
方法について説明すると、これらは、車両速度Vを検出
し、これに適正な基準スリップ率λ1,λ2を加味して次
式のように決定するのが理想である。
Vr1=V(1−λ1) Vr2=V(1−λ2) ところが、車両速度Vを検出する実用的な手段は今のと
ころ見当たらない。そこで、車輪速度信号Vwの変化状
況から仮の車両速度Vvを推定する方式が一般的であ
り、その演算回路を第3図に示す。
第3図において、演算回路49は制御手段32に含まれ
ており、理想ダイオード44、記憶用コンデンサ45お
よび定電流放電回路46を備える。理想ダイオード44
は車輪速度信号Vwを入力するための入力端43に接続
され、理想ダイオード44及び記憶用コンデンサ45間
には常閉のリレースイッチ48が介装され、記憶用コン
デンサ45および定電流放電回路46は仮の車両速度V
vを出力するための出力端47に接続される。
このような演算回路49によれば、リレースイッチ48
が導通しているときには、第8図で示したように、アン
チロック作動中の車輪速度信号Vwのピーク値を実際の
車両速度Vvに近いものとし、車輪速度信号Vwの谷
を一定の下り勾配で接続して仮の車両速度Vvが出力さ
れる。
雪路や凍結路等の滑り易い路面での急発進あるいは急加
速度のホイルスピンを検出して、車輪速度信号Vwの増
加に拘らず推定車両速度Vvの増加を抑制すべく、前記
演算回路49にはスピン検知手段25が接続される。
ここで、ホイルスピンを如何にして検知するかについて
検討すると、先ず非制動中には車両増加速度が1.0Gを
超えることはないので、ホイルスピンが発生しない限り
車輪増速度wも1.0G以下である。このため、車輪増
速度wに対して一定の比較基準値+w1を設定し、
非制動時にw>+w1となったときに、ホイルスピ
ンが発生したと判断することができる。またホイルスピ
ン終了時には車輪速度信号Vwが実際の車両速度Vv
を大きく超える(Vw>Vv)値となっていたのが、
急速に実際の車両速度Vvに近付くために、大きな車
輪減速度が発生し、この車輪減速度は車輪速度信号Vw
が実際の車両速度Vvにほぼ等しくなったときに消滅
する。したがって、車輪減速度に対して一定の基準値−
1を設定しておけば、車輪減速度が一旦w<−
1となってから再びw>−wとなる時点をホイル
スピンの終了時期と判断することもできるが、システム
には若干の作動遅れがあるため、図示例では、車輪減速
度がw>+w1を超えた後、最初にw<−wと
なる時点をホイルスピンの終了時期と判断する。
スピン検知手段25は、上述の観点に基づいて構成され
たものであり、車輪速度信号Vwを微分して車輪増速度
あるいは車輪減速度を算出する微分回路26と、車輪増
速度と基準値+w1との比較をする第1比較器27
と、車輪減速度と基準値−w1との比較をする第2比
較器28と、両比較器27,28からの入力信号の切換
りに応じて出力信号を切換えるフリップフロップ29
と、フリップフロップ29のセット出力端Qに接続され
前記演算回路49のリレースイッチ48とともにリレー
を構成するリレーコイル30とを備える。
微分回路26は入力端43に接続されおり、該微分回路
26の出力端は第1比較器27の非反転入力端に接続さ
れるとともに、第2比較器28の反転入力端に接続され
る。また第1比較器27の反転入力端には基準値+w
1を示す信号が入力され、第2比較器28の非反転入力
端には基準値−w1を示す信号が入力される。さらに
第1比較器27の出力端はフリップフロップ29のセッ
ト入力端Sに接続され、第2比較器28の出力端はフリ
ップフロップ29のリセット入力端Rに接続される。
このようなスピン検知手段25によれば、w>+w
1となるのに応じて第1比較器27からハイレベルの信
号がフリップフロップ29のセット入力端Sに入力さ
れ、リレーコイル30が励磁されることにより演算回路
49のリレースイッチ48が遮断する。この状態は、第
2比較器28の出力がハイレベルとなるまで、すなわち
w<−w1となるまで持続する。したがって、演算
回路49のリレースイッチ48は、w>+w1とな
ってからw<−w1となるまでの間、遮断する。こ
れにより、スピン検知手段25は車輪加速度wがw
>w1となってからw<−w1となるまでをホイル
スピンの発生期間と判断する。而して前記リレースイッ
チ48は、後述するようにスピン検知手段25によりス
ピン状態が検知されている間、車輪速度信号Vwの増加
に拘わらず推定車両速度Vvの増加を抑制する、本発明
の推定車両速度増加抑制手段を構成する。
次に第4図を参照しながらこの実施例の作用について説
明する。この第4図はアンチロック制動装置の作動態様
の一例を示すものであり、横軸は制動開始後の時間経過
を示し、縦軸には、その最上部に実際の車両速度V
、車輪速度信号Vw、第1基準車輪速度Vr1およ
び第2基準車輪速度Vr2が示され、その下方位置には
車輪加速度w、増速度基準値+W0および基準車輪
減速度−w0が示され、さらにその下方に信号α,
β,S1,S2およびソレノイド38,39の作動状態が
示され、最下部に制動油圧Pbが示されている。
先ず時刻t=0において、制動を開始した直後には各信
号α,β,S1,S2の出力はローレベルであり、制動油
圧Pbは次第に増大し、これに伴って車輪速度信号Vw
および車輪加速度wは共に次第に減少する。
時刻t1において車輪加速度wが基準車輪減速度−
0よりも小さくなる(w<−w0)と、信号βがハ
イレベルとなるが、このとき車輪速度信号Vwは第1基
準車輪速度Vr1よりも大きいので信号S1はローレベル
のままである。したがって、制動油圧Pbは増大し続
け、車輪速度信号Vwおよび車輪加速度wも低下し続
ける。
時刻t2において、車輪速度信号Vwが第1基準車輪速
度Vr1よりも低下すると、信号S1がハイレベルとな
り、ANDゲート35の出力がハイレベルとなるのに応
じてORゲート42の出力がハイレベルとなるとともに
ORゲート41の出力がハイレベルとなる。これにより
ソレノイド38,39が励磁され、インレットバルブV
iが開弁されるとともにアウトレットバルブVoが閉弁
される。これにより、制動油圧Pbが低下し始め、車輪
加速度wが増速側に転じる。このとき車輪速度信号V
wは低下し続ける。
時刻t3において、車輪加速度wが基準車輪減速度−
wよりも大(w>−W0)となると、信号βがロ
ーレベルとなり、これに応じてANDゲート35の出力
がローレベルとなる。このためインレットバルブViの
ソレノイド38が消磁され、インレットバルブViが閉
弁され、制動油圧Pbが一定に保たれるようになる。す
なわち制動トルクが略一定に保たれる。この後、車輪速
度信号Vwは増大し始める。
時刻t4において、車輪加速度wが増速度基準値+
0より大(w>+w0)となると、信号αがハイレ
ベルとなる。また時刻t5において、車輪速度信号Vw
が第1基準車輪速度Vr1を超えると、信号S1がローレ
ベルとなる。さらに時刻t6において、車輪加速度w
が増速度基準値+w0より低下すると、信号αがロー
レベルとなり、アウトレットバルブVoが開弁する。こ
れに応じて制動油圧Pbが増大する。
時刻t7において、車輪加速度wが基準車輪減速度−
0よりも小(w<−w0)となると、信号βがハ
イレベルとなり、時刻t8において、車輪速度信号Vw
が第1基準車輪速度Vr1よりも低下(Vw<Vr1)す
ると、信号S1がハイレベルとなり、これに応じてAN
Dゲート35の出力がハイレベルとなってインレットバ
ルブViが閉弁するとともに、アウトレットバルブVo
が開弁し、制動油圧Pbが低下し始める。次いで時刻t
9で車輪速度信号Vwが第2基準車輪速度Vr2よりも低
下(Vw<Vr2)して車輪ロックの可能性が大きくな
ると、信号S2がハイレベルとなる。
時刻t10で車輪加速度wが基準車輪減速度−wより
も大となると、信号βがローレベルとなるが、制動油圧
Pbはさらに低下し、車輪速度信号Vwは増速に転じ
る。時刻t11で車輪加速度wが増速度基準値+w0
と超えると、信号αがハイレベルとなり、ANDゲート
40の出力がローレベルとなる。この際、ANDゲート
35の出力はローレベルであるので、ORゲート42の
出力はローレベルであり、したがってソレノイド38は
消磁され、インレットバルブViは閉弁する。この結
果、制動油圧Pbは一定に維持されるようになる。
時刻t12において、車輪速度信号Vwが第2基準車輪速
度Vr2を超えると、信号S2がローレベルとなり、時刻
13で車輪速度信号Vwが第1基準車輪速度Vr1を超
えると、信号S1がローレベルとなるが制動油圧Pbは
ほぼ一定に保たれており、ロック状態が回避される。ま
た時刻t14において車輪加速度wが増速度基準値+
0よりも低下すると、信号αがローレベルとなり、こ
れに応じてアウトレットバルブVoが開弁する。このた
め制動油圧Pbは増加し始める。
時刻15で車輪加速度wが基準車輪減速度−w0より
も小さくなると、信号βがハイレベルとなり、次の時刻
16で車輪速度信号Vwが第1基準車輪速度Vr1より
も低下して信号S1がハイレベルとなるのに応じてイン
レットバルブViが開弁するとともに、アウトレットバ
ルブVoが閉弁する。したがって、制動油圧Pbが低下
し始める。さらに時刻t17で車輪加速度wが基準車輪
減速度−w0を超えると、信号βがローレベルとなる
のに応じてアウトレットバルブVoが開弁し、制動油圧
Pbが一定に維持される。
時刻18で車輪加速度wが増速度基準値+w0を超え
ると、信号αがハイレベルとなり、時刻19で車輪速度信
号Vwが第1基準車輪速度Vr1を超えると、信号S1
ローレベルとなる。さらに時刻t20で車輪加速度wが
増速度基準値+w0よりも低下すると、信号αがロー
レベルとなり、それに応じてアウトレットバルブVoが
開弁し制動油圧Pbが低下し始める。
以後は、以上のような過程が同様に繰返されながら車輪
がロックすることなく車両速度が低下していく。
次に雪路や凍結路等の滑り易い路面で急発進操作をした
ときを想定する。この急発進時にホイルスピンが生じる
と、第5図で示すように車輪速度信号Vwは実際の車両
速度Vvよりも大幅に大となる。しかるにその車輪加
速度wが基準値+Vw1を超えると、リレーコイル3
0が励磁され、リレースイッチ48が遮断する。したが
って、演算回路49では、記憶用コンデンサ45への充
電が停止して放電による出力が出力端47から出力され
ることになり、推定車両速度Vvが減少し始める。これ
は、車輪加速度wが基準値−w1よりも低下するま
で持続し、その後リレーコイル30が消磁されるのに応
じて、リレースイッチ48が導通する。これにより、演
算回路49では記憶用コンデンサ45への充電が再び始
まり、その充電特性に対応した比較的大きな勾配で推定
車両速度Vvが、減少途中の車輪速度信号Vwと合致す
るまで立ち上がり、その後はその車輪速度信号の谷を埋
めるように一定の下り勾配で減少するので、第9図に示
す従来例と比べホイルスピン後半および直後における推
定車両速度Vvと車輪速度信号Vwとのギャップが小さ
くなり、これに伴い、車輪速度信号Vwが第1基準車輪
速度Vr1よりも大きくなる(即ちスリップ信号S1が出
力されなくなる)ので、判断回路33において車輪がロ
ックしそうであると判断することが避けられる。かくし
て、滑り易い路面での急発進によりホイルスピンが生じ
た場合において、そのホイルスピン後半ないしはその直
後に制動操作がなされた時には、前記従来例(第9図参
照)のものと比べ推定車両速度Vvが低下するので、判
断回路33において車輪がロックしそうであると判断す
ることが避けられ、制動圧が低下することを防止するこ
とができる。
また雪路やアイスバーン等の滑り易い路面を走行中に急
加速操作を行なった場合にホイルスピンが生じたときの
動作は第6図に示すようになり、上述の急発進時と同様
に、ホイルスピン後半ないしはその直後においては従来
例(第10図参照)のものと比べ推定車輪速度Vvが低
下されるので、判断回路33が車輪がロックしそうであ
ると判断することが回避される。
なお、前記実施例では、スピン検知手段25においてホ
イルスピンにより車輪減速度がW>+w1を超えた
後、最初にw<−wとなる時点をホイルスピンの終
了時期と判断したものを示したが、システムの作動遅れ
を無視すれば、車輪減速度が一旦w<−w1となっ
てから再びw>−wとなる時点をホイルスピンの終
了時期と判断することも可能である。
なおまた、車両速度Vvの推定精度向上のために、駆動
輪および被動輪の車輪速度を用いることもあるが、この
場合も駆動輪側の車輪加速度によりホイルスピンを検知
し、駆動輪側の車輪速度推定のための演算回路における
コンデンサへの充電回路を遮断すればよい。
また本発明においてスピン検知手段は、前記実施例のも
のに限定されず、従来公知の他のスピン検知手段、例え
ば被動輪速度に対する駆動輪速度の比が所定値を超えた
ときにスピンが生じたものとしてスピン検知信号を出力
する構造のものを使用することも可能である。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、雪路や凍結路等の滑り易
い路面での急発進や急加速時にホイルスピンが生じて車
輪速度が急増しても、そのスピン状態の間は、演算回路
により求められる推定車両速度の増加を、スピン検知手
段に応動する推定車両速度増加抑制手段によって抑える
ことができるので、そのホイルスピン時に推定車両速度
の過度の増加に因り車輪がロックしそうだとアンチロッ
ク制御手段が判断するのを未然に防止することができ、
従ってホイルスピン中ないしはその直後に制動操作した
場合でも油圧制御回路が不必要にアンチロック制御され
ないから、その制動操作に応じて制動油圧を迅速に上昇
させることができて、車輪を的確に制動することができ
る。しかも上記のように不必要なアンチロック制御が回
避されることで、それだけアンチロック制御系の作動音
の発生を抑えることができると共にその耐久性向上にも
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第6図は本発明の一実施例を示すもの
で、第1図は油圧制御回路図、第2図は制御手段の構成
を示す簡略化した回路図、第3図は演算回路およびスピ
ン検知手段の構成を示す回路図、第4図はアンチロック
作動状態を示す特性図、第5図は急発進時にホイルスピ
ンが生じたときの特性図、第6図は急加速度にホイルス
ピンが生じたときの特性図、第7図〜10図は従来技術
を示すもので、第7図は演算回路を示す回路図、第8図
はその演算回路による特性図、第9図は急発進時にホイ
ルスピンが生じたときの特性図、第10図は急加速時に
ホイルスピンが生じたときの特性図である。 3…油圧制御回路、25…スピン検知手段、32…制御
回路、34…車輪速度検出器、48…推定車両速度増加
抑制手段としてのリレースイッチ、49…演算回路、B
lf,Brf,Blr,Brr…車輪ブレーキ、V
1,Vr2…基準車輪速度、Vv…推定車輪速度、Vw
…車輪速度信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪ブレーキ(Blf,Brf,Blr,
    Brr)と;この車輪ブレーキ(Blf,Brf,Bl
    r,Brr)への制動油圧の供給を制御する油圧制御回
    路(3)と;車輪速度検出器(34)と;この車輪速度
    検出器(34)から出力される車輪速度信号(Vw)に
    基づいて車両速度(Vv)を推定する演算回路(49)
    を含み、その推定車両速度(Vv)に基づいて設定され
    る基準車輪速度(Vr1,Vr2)と、前記車輪速度信号
    (Vw)との比較により車輪がロックしそうな状態にあ
    るかどうかを判断し車輪がロックしそうであるときに前
    記車輪ブレーキ(Blf,Brf,Blr,Brr)へ
    の制動油圧を減少させるべく前記油圧制御回路(3)を
    制御する制御手段(32)と;を備えるアンチロック制
    動装置において、車輪のスピン状態を検知するスピン検
    知手段(25)が前記演算回路(49)に接続され、そ
    の演算回路(49)は、車輪のスピン発生時に前記車輪
    がロックしそうであると前記制御手段(32)が判断す
    るのを回避すべく、前記スピン検知手段(25)により
    スピン状態が検知されている間前記車輪速度信号(V
    w)の増加に拘わらず前記推定車両速度(Vv)の増加
    を抑制する推定車両速度増加抑制手段(48)を備える
    ことを特徴とするアンチロック制動装置。
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