JPH064379B2 - 自動車の窓ガラス用周縁モ−ル - Google Patents

自動車の窓ガラス用周縁モ−ル

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JPH064379B2
JPH064379B2 JP61290441A JP29044186A JPH064379B2 JP H064379 B2 JPH064379 B2 JP H064379B2 JP 61290441 A JP61290441 A JP 61290441A JP 29044186 A JP29044186 A JP 29044186A JP H064379 B2 JPH064379 B2 JP H064379B2
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JP
Japan
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molding
window glass
peripheral
head
decorative tape
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JP61290441A
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徹 杉田
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Nifco Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車の窓ガラスの周縁に沿って装着される
飾り用の周縁モールに関する。
[従来の技術] 自動車の窓ガラス用周縁モールは窓の開口部とこれに収
まる窓ガラスの周縁との間隙を被い雨水、塵埃等の侵入
を防ぐと共に、この窓ガラスの収まり状態を被い隠し外
観を整える意味をもっている。
従来、この周縁モールは一般に金属帯板を断面弧状に曲
成したものが使用されていたが、装着に別体に成形する
クリップを用いて装着しなければならなかったり、モー
ル自体の成形が厄介であることに加えて腐蝕の問題等が
あることから最近では合成樹脂製のモールが開発され広
く使用されるようになった。
この合成樹脂の周縁モールは押出成形によって連続的に
製造することができ、また適当な弾性、柔軟性があり、
しかもモール自体に装着のためクリップに代る脚片係止
手段を一体に有することから作業性が良く金属製モール
に比較して実用性に優れたのとなっている。
しかし、その一方この合成樹脂製モールは全体が合成樹
脂であることから自動車のボディに装着したとき重量感
に乏しく、このため車種によっては金属素材の重量感、
高級感を出すため合成樹脂モールの表面に帯板上の装飾
用金属板を付設したものが使用される場合があった。
この金属板を付設した飾り周縁モールは従来の金属製モ
ールの長所と合成樹脂製モールの長所を合せたもので、
この意味で従来の欠陥を解消するものではあるが、この
装飾用金属板を付設した周縁モールは一体成形に当って
の工程が複雑となり製造性が悪く、また付設した金属板
が真直な姿勢を保持するため窓ガラス周縁部が弧状をな
すところは使用し苦く、ことにコーナー部においては金
属板が妨げとなって使用できない等の問題があった。
[発明が解消しようとする問題点] 本発明は上述従来の問題点に鑑み、これを改善すべく研
究開発されたもので、その目的とするところは合成樹脂
を材料に一体成形される周縁モール本体に対し、その表
面,即ち帯板状をなす頭部の上面にモール本体と同一素
材の合成樹脂フィルムに接着剤を介して金属箔を積層成
形した装飾テープを一体に埋設し、これによって金属同
等の輝きを与えると共に、この装飾テープの柔軟性を利
用してモール本体を自由に屈曲させられるようにして窓
ガラスの弧状をなす周縁部にも、またコーナー部にも容
易に装着できる製造性に優れた自動車の窓ガラス用周縁
モールを提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る周縁モールはモール本体を柔軟性を有した
合成樹脂,即ち熱可塑性の合成樹脂を材料に一体成形す
ると同時に、このモール本体の成形時に同一素材の合成
樹脂のフィルムを裏付にした金属箔の装飾テープをモー
ル本体の頭部表面に金属箔を露出させて埋設し、外観上
あたかもこのモール本体が金属素材製のモールであるよ
うにして高級感を引き出し、且つモールを接続するコー
ナー部の金属製モールとも一体化して外観を保つ一方、
耐候性に優れた自動車の窓ガラス用周縁モールを提供せ
んとするものである。
更にこれを詳述すると、本発明は自動車の窓開口部とこ
の窓開口部に装着されるガラスの周縁部との間に跨がる
帯板状をなす頭部と、頭部の下面から長さ方向に沿って
垂下し上記窓開口部とガラスの周縁部間に挿入され接着
固定される係止脚片とを有してなる自動車の窓ガラス用
周縁モールにおいて、 上記頭部の上面表層部に合成樹脂フィルムに接着剤を介
して金属と箔を成層せしめた可撓性の帯板状装飾テープ
を上記金属舶を露出させて長さ方向に沿って埋設したこ
とを特徴とする窓ガラス用周縁モールを提供することに
ある。
以下、本発明を図示する実施例について説明し、その特
徴とするところを詳述する。
[実施例] 図面第1図は本発明に係る周縁モールの斜視図であり、
第2図は使用状態を示す縦断面図である。
周縁モール1は帯板状をなす頭部1aと、この頭部の下
面ほぼ中央部から垂下する係止脚片1bと、係止脚片1
bの下端から肉薄にした屈曲部1cを介して一側面に沿
って折り返し状に延設される第1の係止片1dと、同じ
く脚端から反対方向に突き出す如く延設される第2の係
止片1eを一体に備えてなり、上記頭部1aの上面には
装飾テープ2が長さ方向に沿って埋設される。
周縁モール1はここでは適度の弾性を有した塩化ビニル
樹脂を材料に押出し成形によって一体に成形し、この成
形時に装飾テープ2を頭部1aに埋設するようにしてい
る。
装飾テープ2は第3図に拡大して示したように、上記周
縁モール1と同一素材の塩化ビニル樹脂のフィルム2a
を基材にこの一面に接着剤2bを介して光沢を有する金
属箔2c(ここではステンレス箔)を積層して成形した
ものであり、この装飾テープは予じめ所要の幅に形成
し、前記周縁モール1を押出し成形機を使って押出し成
形する際そのダイスから同時に吐出させ、頭部1aの上
面に沿って金属箔2c面が露出するように埋設される。
ここではこの成形時テープの両縁を折り曲げて頭部1a
内に突き入れ頭部との一体化を強めてある。
ところで、この装飾テープ2の合成樹脂フィルム2aは
金属箔2cを補強し、周縁モール1との成形時にはこの
金属箔2cを一体に接合させるための接合媒体となるも
ので、ことに周縁モールとの一体性を図る上で前述した
様に例えば周縁モールを塩化ビニル樹脂にしたとき、こ
れに合せてフィルム2aを同質の塩化ビニル樹脂にする
とよい。
また、この装飾テープは主として周縁モールの頭部の装
飾にあり、実際には基材となる樹脂フィルム2aを200
μ程度にしてこれに接着剤を介して20μ程度の金属箔2
cを積層させ全体として250μ程度の厚みを有したテー
プにして柔軟性をもたせ周縁モール1の曲げに対して自
由に追随することができ、また折れ曲がったり、雛を生
じないものとすることが適当である。
本発明に係る周縁モールは上述した如く構成に係るもの
で、このモールは第2図に示した如く窓の開口部3と窓
ガラス4との間に介挿され、これを被覆することにな
る。
このガラス周縁部に対する装着は、この実施例の場合、
開口部3に沿って窓ガラスの縁を収め、この両者間に介
挿する接着剤5で窓ガラス4を止着するとき、両者の間
隙6を通して周縁モール1の係止脚片1bを差し入れ、
この脚端部を上記接着剤中に押入れることによって行わ
れる。
係止脚片1bの押し入れに伴って第1,第2の係止片1
d,1eは間隙6中に入り、第1の係止片1dは先端の
爪部7を窓ガラス4の縁に掛止め、他方の第2の係止片
1eは開口部3の起上り壁8に先端を当接させ上記第1
の係止片1dを窓ガラス方向に押出すように付勢し、そ
の掛止めを補強することになる。
この様にして係止脚片1bを接着剤中に突き入れた周縁
モール1は接着剤の固化によって固定され、その頭部1
aを窓ガラス4の周縁部と開口部3の間に渡し間隙6を
被い隠す状態で装着される。
[発明の効果] 本発明は上述実施例につき説明したように構成され使用
されるもので、この発明の周縁モールによれば、頭部1
aの表面に埋設され固定された装飾テープ2が柔軟性を
有し周縁モールと一体に自由に折り曲げることが可能で
あることから、従来の金属製装飾帯板を付設してなるモ
ールの様に屈曲部分に使用ができなかったり、修正を加
えたりする必要がなくそのまゝ窓の開口部の曲がりに沿
って使用できる利点がある。
そして、本発明の周縁モールは装飾テープの表面が金属
箔2cによって光沢を出し、またこの光沢が窓のコーナ
ー部等に使用される金属製接続部材等と一致するもので
あることから従来の合成樹脂素材のみからなる周縁モー
ルに比較して重厚感があり装飾部材として充分機能する
利点がある。
また、本発明の周縁モールは頭部の上面に沿って金属箔
を表面に出した装飾テープを張付けることによってこれ
の表面を被覆することから耐候性に優れたものとするこ
とができ、これによって周縁モール本体の合成樹脂の劣
化を防止する効果がある。
そして、この周縁モールの装飾テープは金属箔を裏打ち
する合成樹脂フィルムが周縁モール本体と一体をなすこ
とから強力に結合し、剥離等の問題を起すことなく長期
に亘る使用が可能である。
また、本発明の周縁モールは周縁モール1本体に対する
装飾テープ2の組合せが周縁モールの押出し成形時に同
時に行え、且つ連続して製造できるため生産性に優れ量
産が可能であると共に、金属製装飾帯板を接着してなる
従来のモールに比較して廉価に提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示したもので、第1図は本発
明に係る周縁モールの斜視図、第2図は使用状態を示す
縦断面図、第3図は装飾テープの拡大図である。 1…周縁モール、1a…頭部、1b…係入脚片、2…装
飾テープ、2a…合成樹脂フィルム、2b…接着剤、2
c…金属箔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の窓開口部(3)とこの窓開口部に
    装着される窓ガラス(4)の周縁部との間に跨がる帯板
    状をなす頭部(1a)と、頭部の下面から長さ方向に沿って
    垂下し上記窓開口部(3)と窓ガラス(4)の周縁部間
    に挿入され接着固定される係止脚片(1b)とを有してなる
    自動車の窓ガラス用周縁モール(1)において、 上記周縁モール(1)を塩化ビニル樹脂を材料に成形す
    ると共に、その前記頭部(1a)の上面表層部に塩化ビニル
    樹脂フィルム(2a)を基材にしてその一面に接着剤(2b)を
    介してステンレススチール箔(2c)を積層し形成してなる
    可撓性を有した帯板状装飾テープ(2)を上記ステンレ
    ススチール箔(2c)を露出させて長さ方向に沿って埋設
    し、且つ該装飾テープ(2)の両縁を折り曲げ状に前記
    頭部(1a)内に突き入れ一体化してなることを特徴とした
    自動車の窓ガラス用周縁モール。
JP61290441A 1986-12-08 1986-12-08 自動車の窓ガラス用周縁モ−ル Expired - Lifetime JPH064379B2 (ja)

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JPS63145120A JPS63145120A (ja) 1988-06-17
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JPS5538739U (ja) * 1978-09-06 1980-03-12
JPS573980A (en) * 1980-06-04 1982-01-09 Kinugawa Rubber Ind Peripheral construction of window glass
JPS60203523A (ja) * 1984-03-01 1985-10-15 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 合成樹脂製自動車用モ−ルデイング

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