JP3224428B2 - 車体開口部構造 - Google Patents

車体開口部構造

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JP3224428B2
JP3224428B2 JP25031392A JP25031392A JP3224428B2 JP 3224428 B2 JP3224428 B2 JP 3224428B2 JP 25031392 A JP25031392 A JP 25031392A JP 25031392 A JP25031392 A JP 25031392A JP 3224428 B2 JP3224428 B2 JP 3224428B2
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体開口部と
りわけ車体開口部の底壁側の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の車体開口部構造として
は、例えば図8〜図9に示すようなものが知られてい
る。
【0003】即ち、自動車1のフロントドア2で開閉さ
れる車体開口部を構成する底壁側シル3は、インナーパ
ネル4とアウターパネル5を接合してなり、該立上がり
接合フランジ部6から車外側のアウターパネル5の平坦
状の上面5aが外方へ略水平に延設している。
【0004】また、前記接合フランジ部6には、ウェザ
ーストリップ7が嵌着していると共に、両パネル4,5
の各上面4a,5a及びウェザーストリップ7の外周に
キッキングプレート8が被装されている。
【0005】前記ウェザーストリップ7は、接合フラン
ジ部6に外方から嵌着固定されるウエルト部9と、該ウ
エルト部9の車外側一側片9aに一体に設けられて、閉
時にフロントドア2の下端部2aに当接して開口縁をシ
ールする中空シール部10とから主として構成されてい
る。
【0006】一方、前記キッキングプレート8は、長手
方向から2分割された車内側の被装部11と、車外側の
プレート部12とによって構成されている。被装部11
は、略クランク状に折曲形成され、インナーパネル4に
クリップ等で固定されており、立上り部位11aがウエ
ルト部9の車内側他側片9bの外周面を覆い、水平部1
1bがインナーパネル4の上面4aを覆うようになって
いる。一方、プレート部12は、平板状を呈し、アウタ
ーパネル5にクリップ等で固定されつつ該アウターパネ
ル5の上面5aを覆うようになっている。したがって、
被装部11と、プレート部12間の開口部から前記中空
シール部10が車外方向に臨み、フロントドア2の下端
部2aとの当接を確保するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の車体
開口部構造にあっては、キッキングプレート8が被装部
11とプレート部12とに2分割されているため、部品
点数が多くなり、その製造作業や両パネル4,5に対す
るクリップ等による取付作業が煩雑になる。
【0008】また、被装部11とプレート部12との分
割化により、製造後から各パネル4,5への取付時まで
の管理が煩雑になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、車体開口部の底壁に立
設された接合フランジ部に嵌着するウエルト部と該ウエ
ルト部の車外側一側面に設けられてドアの周縁部に当接
するシール部とを有するウェザーストリップと、前記底
壁の上面一側部を被う平坦部と前記ウエルト部の外面を
被う折曲状の被装部とを有するキッキングプレートとを
備えた車体開口部構造において、前記ウエルト部とシー
ル部との接合部に、前記キッキングプレートが挿通可能
なスリットを部分的に形成する一方、前記平坦部と被装
部とを一体に形成したことを特徴としている。
【0010】
【作用】前記構成の本発明によれば、ウェザーストリッ
プのウエルト部とシール部との間に形成されたスリット
内に、キッキングプレートを平坦部から差し込んで、被
装部によりウエルト部の頂部及び車内側他側片の外周面
を覆いながら位置決めする。これによって、キッキング
プレートは、ウェザーストリップに予め保持される。そ
の後、キッキングプレートを車体開口部の底壁所定位置
に位置決めしつつウエルト部を接合フランジ部に嵌着固
定する。
【0011】そして、キッキングプレートを、所定のク
リップによって前記底壁に固定すれば、該キッキングプ
レートの被装部によってウエルト部を確実に隠蔽しつつ
シール部を車外側へ臨ませることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0013】図1は本発明に係る車体開口部構造の第1
実施例を示し、図中2は該車体開口部を開閉するフロン
トドア、3は車体開口部の底壁を構成するシルであっ
て、該シル3は、インナーパネル4とアウターパネル5
とを接合してなり、両パネル4,5の接合フランジ部6
から車外側のアウターパネル5の比較的広面積な平坦状
の上面5aが外方へ略水平に延設されている。
【0014】また、図中21は前記接合フランジ部6に
嵌着されるウェザーストリップ、22は前記両パネル
4,5の上面4a,5a及びウェザーストリップ21の
一部を被うキッキングプレートである。
【0015】前記ウェザーストリップ21は、接合フラ
ンジ部6に嵌着固定されるソリッドゴム製の逆U字形の
ウエルト部23と、該ウエルト部23の車外側一側片2
3aの外側面に固定され、閉時にフロントドア2の周縁
部たる下端部2aに当接するスポンジゴム製の中空シー
ル部24とから主として構成されている。
【0016】また、前記ウエルト部23と中空シール部
24とは、図1及び図5にも示すように互いに別個に押
出成形されており、該押出成形後に、中空シール部24
の基部24aがウエルト部23の車外側一側片23aに
接着剤25によって一体的に接合されていると共に、該
接合部位の所定位置にキッキングプレート22が差し込
まれるスリット26が切欠形成されている。このスリッ
ト26は、長手方向の長さがキッキングプレート22の
長さよりも若干長く設定されており、両者23,24間
に予め接着剤25を塗付しないことによって形成されて
いる。
【0017】更に、前記ウエルト部23は、車内外側両
側片23a,23bの対向する内面に接合フランジ部6
の両面に圧接する挾持リップが設けられていると共に、
キッキングプレート22に覆われる長手方向の一部が切
除されている。また、内部に補強用の芯金27が埋設さ
れている。一方、中空シール部24は、基部24aの上
下端に横断面略L字形の係止溝24b,24cが長手方
向に沿って形成されている。
【0018】前記キッキングプレート22は、合成樹脂
材で一体に形成され、ウエルト部23及びインナーパネ
ル4上面4aの各一部を被覆する被装部28と、該被覆
部28の車外側端縁28dに一体に結合されて、アウタ
ーパネル5の上面5aを覆う平坦部29とから構成され
ている。
【0019】前記被装部28は、横断面略コ字形に折曲
形成され、車外側一側壁28aから上壁28cに亘って
ウエルト部23の頂部23c形状に馴染むように湾曲状
に形成されていると共に、車内側他側壁28bがウエル
ト部23の車内側一側片23bから離れたインナーパネ
ル4の内端縁近傍に垂設配置されている。また、車外側
一側壁28aの外周面上下端には、前記中空シール部2
4の係止溝24b,24cに係止する夫々フック状の係
止突部30,31が長手方向に沿って設けられている。
【0020】一方、前記平坦部29は、被装部28の端
縁28aからアウターパネル5の上面5aに沿って若干
下方へ傾斜状に形成されていると共に、車外前端部29
aが下方に折曲されて全体がアウターパネル5から若干
離間している。また、平坦部29は、図3に示すように
車体前後方向の両側端部29bが先細り状に形成されて
いる。また、この平坦部29は、下面の所定位置に設け
られた複数のクリップによってアウターパネル5の係止
孔に取り付けられるようになっている。
【0021】以下、本実施例の作用について説明する。
即ち、キッキングプレート22をシル3上に取り付ける
には、まず予めウェザーストリップ21のスリット26
にキッキングプレート22を平坦部29の前端部29a
から差し込んで、被装部28の車外側一側壁28aが中
空シール部24の基部24aに対向する位置にスリット
26内を移動させる。これによって、被装部28がウエ
ルト部23全体を隠蔽する。続いて、各係止溝24b,
24c内に係止突部30,31を夫々係止させ、これに
よって、キッキングプレート22がウェザーストリップ
21に保持される。
【0022】その後、キッキングプレート22をシル3
上の所定位置に載置しつつウェザーストリップ21のウ
エルト部23を、車体開口部の接合フランジ部6に沿っ
て嵌着固定する。そして、キッキングプレート22の平
坦部29をクリップを介してアウターパネル5に取り付
け固定すれば、被装部28によってウエルト部23を確
実に隠蔽しつつ中空シール部24を車外側に臨ませるこ
とができる。したがって、該中空シール部24のシール
機能を阻害することなく、ウエルト部23を隠蔽するこ
とにより芯金27の凹凸の露呈が防止されて見映えが良
好となり、外観品質の向上が図れる。
【0023】また、スリット26の存在によって、キッ
キングプレート22の被装部28と平坦部29を分割す
ることなく、連続一体に形成できるため、製造作業が容
易になると共に、シル3に対するクリップによる取付作
業も良好になる。さらに、キッキングプレート22の一
体化により製造から取り付けまでの取り扱いや管理が容
易になる。
【0024】しかも、キッキングプレート22の係止突
部30,31を中空シール部24の係止溝24b,24
cに係止させたため、ウェザーストリップ21に対して
キッキングプレート22を確実に保持することが可能に
なる。
【0025】更に、キッキングプレート22で隠蔽され
るウエルト部23の長手方向の一部を切除したため、材
料コストの低廉化と製造作業能率の向上が図れる。
【0026】図6及び図7はウェザーストリップ21の
他例を示し、図6に示す例では予め別個に押出成形され
たウエルト部23の車外側一側片23aに中空シール部
24の基部24aを両面テープ32で接着したものであ
る。また、スリット26を形成する部位は両面テープ3
2で接着しないようになっている。
【0027】また、図7に示す例では、両者23,24
を同時押出成形により一体に形成し、その後、スリット
26をナイフ等で切欠形成するようになっている。この
ように、ウェザーストリップ21を一体成形してナイフ
でスリット26を形成する場合は、接着剤等による接着
剤作業が不要になるため、製造作業がさらに容易にな
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る車体開口部構造によれば、キッキングプレートの被
装部によってウエルト部を隠蔽することにより、見映え
が良好となり外観品質の向上が図れることは勿論のこ
と、スリットの存在によって前記被装部と平坦部とを一
体に形成できるため、部品点数が削減され、製造作業や
車体開口部に対する取付作業が簡単かつ容易になる。
【0029】しかも、被装部と平坦部との一体化によ
り、製造から取り付けまでの管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図2のA−A線断面
図。
【図2】本実施例の要部斜視図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC矢視図。
【図5】本実施例に供されるウェザーストリップの横断
面図。
【図6】ウェザーストリップの他例を示す横断面図。
【図7】ウェザーストリップの更に異なる例を示す横断
面図。
【図8】本発明及び従来例が適用される自動車の側面
図。
【図9】従来の車体開口部を示す図8のD−D線断面
図。
【符号の説明】
1…自動車 2…フロントドア 2d…下端部 3…シル(底壁) 21…ウェザーストリップ 22…キッキングプレート 23…ウエルト部 23a…車外側一側片 24…中空シール部 26…スリット 28…被装部 29…平坦部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体開口部の底壁に立設された接合フラ
    ンジ部に嵌着するウエルト部と該ウエルト部の車外側一
    側面に設けられてドアの周縁部に当接するシール部とを
    有するウェザーストリップと、前記底壁の上面一側部を
    被う平坦部と前記ウエルト部の外面を被う折曲状の被装
    部とを有するキッキングプレートとを備えた車体開口部
    構造において、前記ウエルト部とシール部との接合部
    に、前記キッキングプレートが挿通可能なスリットを部
    分的に形成する一方、前記平坦部と被装部とを一体に形
    成したことを特徴とする車体開口部構造。
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