JPH0643228U - ディーゼルエンジンのカム駆動機構 - Google Patents

ディーゼルエンジンのカム駆動機構

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JPH0643228U
JPH0643228U JP7827492U JP7827492U JPH0643228U JP H0643228 U JPH0643228 U JP H0643228U JP 7827492 U JP7827492 U JP 7827492U JP 7827492 U JP7827492 U JP 7827492U JP H0643228 U JPH0643228 U JP H0643228U
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JP
Japan
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drive
cam
gear
shaft
fuel injection
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Application number
JP7827492U
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Inventor
省吾 辻
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンの全高を低く押えつつ燃料噴射ポンプ
のドライブシャフトベアリングのエッジ荷重を低減して
ポンプ耐久性を向上させる。 【構成】クランク軸の回転動力を、クランクギヤからア
イドラギヤを介して燃料噴射ポンプのドライブギヤ24に
伝達する構成とし、ドライブギヤ24と同軸上に、カム軸
側のカムドリブンギヤとチェーンを介して連結されるカ
ムドライブスプロケット25をドライブギヤ24に固定して
配置し、動力伝達機構を覆うカバー34のシャフト部35に
ボールベアリング33を介してカムドライブスプロケット
25を軸支する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディーゼルエンジンのカム駆動機構に関し、特に、オーバーヘッド カム(OHC)方式に有効なカム駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
カム軸をシリンダヘッド側に配置したオーバーヘッドカム方式を採用したディ ーゼルエンジンにおける従来のカム駆動機構としては、例えば図3〜図5に示す ようものがある。 図3では、クランク軸に設けたクランクプーリ1、燃料噴射ポンプのドライブ プーリ2及びカム軸に設けたカムプーリ3を図のように配置し、テンションプー リ4によりベルト5の張力を調整するようにして、ベルト5により燃料噴射ポン プ及びカム軸にクランク軸の回転動力を伝達する構成である。
【0003】 図4では、クランク軸にクランクギヤ6を設け、アイドラギヤ7を介して燃料 噴射ポンプのポンプシャフトに設けたドライブギヤ8に伝達すると共に、前記ド ライブギヤ8と同軸に設けた前記カムプーリより小径のカムドライブプーリ2′ とカム軸側のカムドリブンプーリ3′とをベルト5によって連結し、燃料噴射ポ ンプを介在してクランク軸の回転動力をカム軸に伝達する構成である。尚、ベル トの代わりにチェーンを用いてもよい。この場合は、前記各プーリ2′,3′は スプロケットに置き換えられる。
【0004】 図5では、クランクギヤ6の回転動力をアイドラギヤ7を介して燃料噴射ポン プのドライブギヤ8に伝達する構成は図4と同様であるが、ポンプシャフトでは なくクランク軸側にカムドライブスプロケット9を設け、カム軸側のカムドリブ ンスプロケット10とをチェーン11によって連結して、クランク軸から直接にカム 軸を駆動する構成である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3及び図5の構成では、クランク軸の回転を1/2に減速し てポンプシャフト及びカム軸側に伝達する必要があり、カム軸側のカムプーリ3 やカムドリブンスプロケット10の径が大きくなるため、エンジンの全高が高くな る。また、図4の構成では、カム軸側のドリブンプーリ3′の径は図3及び図5 に比べて小さくできエンジンの全高を低くできるという利点はあるが、以下のよ うな問題を有している。
【0006】 即ち、図4のものでは、ベルト張力Tとアイドラギヤ7からの燃料噴射ポンプ のドライブギヤに作用するポンプギヤ駆動力FG とが同じ方向に作用するため、 燃料噴射ポンプのドライブシャフトを軸支しているベアリングのエッジ部におけ る荷重が大きくなり、燃料噴射ポンプの寿命が低下するという欠点がある。 尚、ディーゼルエンジンのカム駆動機構としては、例えば実開昭60−103 755号公報に開示されたものがあるが、これはオーバーヘッドカム方式ではな い。
【0007】 本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、OHC方式を採用したディ ーゼルエンジンのカム駆動機構において、エンジンの全高を低く押えつつ燃料噴 射ポンプのドライブシャフトベアリングのエッジ荷重を低減して燃料噴射ポンプ の耐久性を向上させることのできるカム駆動機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、シリンダヘッド側に設けたカム軸をクランク軸の回転動 力によって駆動するオーバーヘッドカム方式のディーゼルエンジンのカム駆動機 構において、クランク軸の回転動力を、クランクギヤからアイドラギヤを介して 燃料噴射ポンプのドライブギヤに伝達する構成とすると共に、前記燃料噴射ポン プのドライブギヤと同軸上に当該ドライブギヤに固定してドライブ側回転体を配 設し、該ドライブ側回転体と前記カム軸側に設けたドリブン側回転体とを巻掛け 伝動要素を介して連結する一方、これら動力伝達機構を覆うカバーの内壁に前記 燃料噴射ポンプのドライブギヤを設けたドライブシャフトと同軸にシャフト部を 設け、該シャフト部に前記ドライブ側回転体を軸受を介して軸支する構成とした 。
【0009】
【作用】
かかる構成によれば、燃料噴射ポンプのドライブシャフトに、ポンプのドライ ブギヤと同軸上に配置したドライブ側回転体とカム軸側のドリブン側回転体との 連結する巻掛け伝動要素の張力が作用したとき、ドライブシャフトの軸受と共に ドライブ側回転体を軸支する軸受が前記張力による荷重を支えるので、ドライブ シャフトの軸受のエッジ荷重を低減できるようになる。
【0010】 また、カム軸側のドリブン側回転体の径を小さくできるのでエンジンの全高を 低くできる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。 図において、本実施例のクランク軸、燃料噴射ポンプ及びカム軸のレイアウト は、図4の従来例と略同様で、図2に示すように、クランク軸のエンジン後端側 に設けたクランクギヤ21に、アイドラギヤ22を介して燃料噴射ポンプのドライブ シャフト23(図1に示す)に設けたドライブギヤ24にクランク軸側からの回転動 力を伝達する。また、前記ドライブギヤ24と一体に回転するカム軸駆動用のドラ イブ側回転体としてのカムドライブスプロケット25とカム軸側のドリブン側回転 体としてのカムドリブンスプロケット26とを巻掛け伝動要素であるチェーン27に よって連結し、燃料噴射ポンプを介在させてクランク軸の回転動力をカム軸に伝 達する構成である。
【0012】 ここで、本実施例の特徴である前記カムドライブスプロケット25の取付け構造 を図1に基づいて説明する。 図において、燃料噴射ポンプのドライブシャフト23にナット31によって締め付 け固定されたドライブギヤ24に、カム軸を駆動するための前記カムドライブスプ ロケット25を同軸上に配置し、ボルト32によってドライブギヤ24側面部に固定し てある。そして、前記ドライブスプロケット25の反固定側を軸受であるボールベ アリング33によって軸支してある。このボールベアリング33のインナレース側は 、図2に示す動力伝達機構を覆うカバー34の内壁に突出形成したシャフト部35に 取り付け、該シャフト部35にボールベアリング33を介してカムドライブスプロケ ット25を軸支する構成としている。
【0013】 尚、前記カバー34は、エンジン後端面に設けたエンドプレート36にボルト37に よって固定され動力伝達機構の周囲を覆う第1の部材34Aと、該第1の部材34A にボルト38で固定され動力伝達機構の前面側を覆う第2の部材34Bと、該第2の 部材34Bにボルト39で固定され前記シャフト部35が形成される第3の部材34Cで 構成されている。図1中、40は燃料噴射ポンプのフランジ部を示し、41はワッシ ャーである。
【0014】 かかる構成において、アイドラギヤ22からポンプ燃料噴射のドライブギヤ24に ポンプギヤ駆動力FG が作用し、また、チェーン27からカムドライブスプロケッ ト25に張力Tが作用すると、燃料噴射ポンプのドライブシャフト23を軸支してい るボールベアンリグ(図示せず)のエッジ部に荷重がかかる。この際に、カムス プロケット25をボールベアリング33を介してカバー34のシャフト部35が支持して おり、カムスプロケット25が燃料噴射ポンプのドライブギヤ24に固定されるので 、実質的に燃料噴射ポンプのドライブシャフト23も前記ボールベアンリグ33で支 持されていることになり、燃料噴射ポンプのボールベアンリグエッジ部に作用す る荷重が低減される。
【0015】 従って、燃料噴射ポンプの寿命を向上できる。また、カム軸に設けるカムドリ ブンスプロケット26の径も、図3及び図5に示す従来例に比べて小さくできるの で、エンジンの全高も低くできる。 尚、本実施例では、燃料噴射ポンプ側とカム軸側とを連結する巻掛け伝動要素 としてチェーンを用いたが、これに限らずベルトを用いてもよく、この場合には 、スプロケットに代えてプーリを設ける。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、燃料噴射ポンプのドライブギヤと同軸上 にカムドライブ側回転体を配置し、このカムドライブ側回転体を動力伝達機構を 覆うカバーに形成したシャフト部に軸受を介して軸支する構成としたので、エン ジンの全高を低く押えられると共に、燃料噴射ポンプの軸受エッジ部の荷重を低 減でき、燃料噴射ポンプの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部断面図
【図2】同上実施例のカム駆動機構のレイアウトを示す
簡略図
【図3】カム駆動機構の従来例を示す簡略図
【図4】カム駆動機構の別の従来例を示す簡略図
【図5】カム駆動機構の別の従来例を示す簡略図
【符号の説明】
21 クランクギヤ 22 アイドラギヤ 23 ドライブシャフト 24 ドライブギヤ 25 カムドライブスプロケット 26 カムドリブンスプロケット 27 チェーン 33 ボールベアリング 34 カバー 35 シャフト部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッド側に設けたカム軸をクラン
    ク軸の回転動力によって駆動するオーバーヘッドカム方
    式のディーゼルエンジンのカム駆動機構において、クラ
    ンク軸の回転動力を、クランクギヤからアイドラギヤを
    介して燃料噴射ポンプのドライブギヤに伝達する構成と
    すると共に、前記燃料噴射ポンプのドライブギヤと同軸
    上に当該ドライブギヤに固定してドライブ側回転体を配
    設し、該ドライブ側回転体と前記カム軸側に設けたドリ
    ブン側回転体とを巻掛け伝動要素を介して連結する一
    方、これら動力伝達機構を覆うカバーの内壁に前記燃料
    噴射ポンプのドライブギヤを設けたドライブシャフトと
    同軸にシャフト部を設け、該シャフト部に前記ドライブ
    側回転体を軸受を介して軸支する構成としたことを特徴
    とするディーゼルエンジンのカム駆動機構。
JP7827492U 1992-11-13 1992-11-13 ディーゼルエンジンのカム駆動機構 Pending JPH0643228U (ja)

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JP7827492U JPH0643228U (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ディーゼルエンジンのカム駆動機構

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JP7827492U JPH0643228U (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ディーゼルエンジンのカム駆動機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0643228U true JPH0643228U (ja) 1994-06-07

Family

ID=13657403

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7827492U Pending JPH0643228U (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ディーゼルエンジンのカム駆動機構

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JP (1) JPH0643228U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100538A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のブリーザ構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007100538A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のブリーザ構造

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