JP3146649B2 - エンジンのチエン伝達装置 - Google Patents

エンジンのチエン伝達装置

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JP3146649B2
JP3146649B2 JP18576492A JP18576492A JP3146649B2 JP 3146649 B2 JP3146649 B2 JP 3146649B2 JP 18576492 A JP18576492 A JP 18576492A JP 18576492 A JP18576492 A JP 18576492A JP 3146649 B2 JP3146649 B2 JP 3146649B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンのチエン伝達
装置に係り、特にエンジンのシリンダブロックに軸支さ
れるクランク軸に取り付けられたクランクスプロケット
にタイミングチエンを介して連絡される中間スプロケッ
トとエンジンのシリンダヘッドに軸支される第1・第2
カム軸に夫々取り付けられた第1・第2カムスプロケッ
トにカムチエンを介して連絡されるカム用スプロケット
とからなる中間アイドラと中間アイドラを軸支するアイ
ドラシャフトとを有するエンジンのチエン伝達装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンには、シリンダを直列に
配設したエンジンや、シリンダを対向して配設したエン
ジン、シリンダをV字形状に配設したエンジン等があ
る。シリンダをV字形状に配設したエンジンは、V字形
状のシリンダブロックの一側・他側シリンダバンクに、
夫々一側・他側シリンダヘッドを搭載して設けている。
このようなエンジンには、一側シリンダヘッドに夫々吸
気用及び排気用の2本の一側第1・第2カム軸を軸支す
るとともに他側シリンダヘッドに夫々吸気用及び排気用
の2本の他側第1・第2カム軸を軸支して設け、シリン
ダブロックに軸支されるクランク軸の回転を中間軸を介
してタイミングチエン及び一側・他側カムチエンにより
前記一側第1・第2カム軸及び他側第1・第2カム軸に
伝達して駆動するものがある。
【0003】また、エンジンのチエン伝達装置として
は、実開平2−141603号公報に開示される如く、
クランクスプロケットとカムスプロケットの間にタイミ
ングチエンを介して回転力を伝達するアイドラスプロケ
ットを備え、アイドラスプロケットを回転自在に支持す
るアイドラシャフトをエンジンブロックの前壁にボルト
によって締結するとともに、エンジンブロックとアイド
ラシャフトの間に固定ピンを埋設してアイドラシャフト
の回転止めを行うエンジンのチエン伝達装置において、
固定ピンをボルトの中心よりクランクスプロケット側に
近接させて配設し、且つアイドラシャフトの組付時にタ
イミングチエンとアイドラスプロケットを噛み合わせた
状態でアイドラシャフトを固定ピンを中心としてカムス
プロケット側に回動させて所定位置にセットしたものが
あった。
【0004】また、エンジンのチエン伝達装置として
は、図7、図8に示すものがある。図において、102
はエンジンである。このエンジン102は、V字形状の
シリンダブロック104の2つの一側・他側シリンダバ
ンク106・108に、夫々一側・他側シリンダヘッド
110・112を搭載し、これら一側・他側シリンダヘ
ッド110・112に一側・他側ヘッドカバー114・
116を取り付けている。このエンジン102のシリン
ダブロック104の下部には、ベアリングキャップ11
8を取り付け、図示しないオイルパンを取り付けてい
る。なお、符号120は、オイルポンプである。
【0005】エンジン102は、シリンダブロック10
4にベアリングキャップ118により軸支されるクラン
ク軸122の軸線方向一端側に、クランクスプロケット
124を取り付けて設けている。前記一側シリンダヘッ
ド110と他側シリンダヘッド112とには、夫々一側
第1・第2カム軸126・128と他側第1・第2カム
軸130・132とを軸支して設けている。一側第1・
第2カム軸126・128には、軸線方向他端側に夫々
一側第1・第2カムスプロケット134・136を取り
付けて設けている。他側第1・第2カム軸130・13
2には、軸線方向一端側に夫々他側第1・第2カムスプ
ロケット138・140を取り付けて設けている。
【0006】前記一側第1・第2カム軸126・128
の一方、図において吸気用の一側第1カム軸126に
は、軸線方向一端側にクランクスプロケット124より
も径大の一側中間スプロケット142を取り付けて設け
ている。前記他側シリンダヘッド112には、軸線方向
一端側に他側アイドラシャフト144をボルト146に
より取り付けて設けている。この他側アイドラシャフト
144には、他側中間アイドラ160を軸支して設けて
いる。この他側中間アイドラ160は、他側中間スプロ
ケット162と他側カム用スプロケット164とからな
り、この他側中間スプロケット162と他側カム用スプ
ロケット164とは、一体的に設けられている。
【0007】前記シリンダブロック104には、一側・
他側シリンダバンク106・108間に位置させて、軸
線方向一端側にアイドル軸166をアイドル軸取付ボル
ト168により取り付けて設けている。このアイドル軸
166には、アイドルスプロケット170を軸支して設
けている。
【0008】前記クランクスプロケット124と一側中
間スプロケット142と他側中間スプロケット162と
アイドルスプロケット170とには、タイミングチエン
172を巻き掛けて設けている。前記一側第1・第2カ
ムスプロケット134・136には、一側カムチエン1
74を巻き掛けて設ける。前記他側第1・第2カムスプ
ロケット138・140と他側カム用スプロケット16
4とには、他側カムチエン176を巻き掛けて設けてい
る。
【0009】前記タイミングチエン172には、一定の
張力を与えるタイミングテンショナ178を設けてい
る。前記一側カムチエン174及び他側カムチエン17
6には、一定の張力を与える一側カムチエンテンショナ
180及び他側カムチエンテンショナ154を設けてい
る。なお、符号182はタイミングチエン172を案内
するタイミングガイド、184はチエンカバーである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジンのチエン伝達装置においては、中間アイドラの摺動
部位の潤滑を行うために、エンジン側からオイルを他側
アイドラシャフト144の内部部位を通して前記中間ア
イドラの摺動部位に送給する必要がある。
【0011】このため、図5〜図8に示す如く、前記他
側アイドラシャフト144には、他側アイドラシャフト
144に設けられる挿通孔部150とエンジン102側
のオイル通路102aとを連絡するオイル連絡溝部15
2が前記挿通孔部150の一部にのみ形成されていた。
【0012】また、前記他側アイドラシャフト144の
半径方向に延び、前記挿通孔部150と他側中間アイド
ラ160を軸支する他側アイドラシャフト144外周と
を連絡するオイル供給孔部158が設けられている。
【0013】前記オイル連絡溝部152は、前記挿通孔
部150の一部にしか形成されてなかったので、他側ア
イドラシャフト144の回転によるオイル連絡溝部15
2の閉塞を防止すべくノックピン192により前記他側
アイドラシャフト144の回転を阻止していた。このノ
ックピン192は、前記他側アイドラシャフト144に
設けられたシャフト側嵌入穴部194とエンジン102
に設けられたエンジン側嵌入穴部196に嵌入されてい
る。
【0014】更に、前記他側アイドラシャフト144
は、他側シリンダヘッド112に他側アイドラシャフト
用の取付ボルト198により片持ち支持されている。
【0015】このような方策では、ノックピン192を
使用するため他側中間アイドラ160の取付用部品定数
の増加を招き、前記他側中間アイドラ160の取付工程
に手間がかかり、実用上不利であるとともに、他側アイ
ドラシャフト144の加工工数の増加を招き、製造コス
トを増加させて経済的に不利であるという不都合があっ
た。
【0016】また、前記他側アイドラシャフト144用
の取付ボルト198による片持ち支持では、他側アイド
ラシャフト144の取付剛性が不十分であり、前記他側
中間アイドラ160の中間スプロケット162に巻き掛
けられるタイミングチエン172と他側カム用スプロケ
ット164に巻き掛けられる他側カムチエン176との
張力により変形され、前記他側中間アイドラ160の滑
らかな回転が阻害される惧れがあり、実用上不利である
という不都合があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去すべく、エンジンのシリンダブロックに
軸支されるクランク軸に取り付けられたクランクスプロ
ケットにタイミングチエンを介して連絡される中間スプ
ロケットと前記エンジンのシリンダヘッドに軸支される
第1・第2カム軸に夫々取り付けられた第1・第2カム
スプロケットにカムチエンを介して連絡されるカム用ス
プロケットとからなる中間アイドラとこの中間アイドラ
を軸支するアイドラシャフトとを有するエンジンのチエ
ン伝達装置において、前記アイドラシャフトの中央部位
にシリンダヘッドに取り付けられる固定用スタッドボル
トを挿通する挿通孔部を設け、この挿通孔部の周縁部位
にアイドラシャフトの取付時にエンジン側のオイル通路
に連絡する環状のオイル溝部を設け、前記固定用スタッ
ドボルトに所定部材から支持腕部を延長して設けるとと
もに前記固定用スタッドボルトの両端を前記シリンダヘ
ッドと支持腕部とにより支持する構成としたことを特徴
とする。
【0018】
【作用】上述の如く発明したことにより、エンジンの駆
動時には、クランク軸の回転力によってクランクスプロ
ケットが回転され、タイミングチエンを介してクランク
軸の回転力が中間アイドラに伝達され、その後にカムチ
エンと第1、第2カムスプロケットを介して第1、第2
カム軸にクランク軸の回転力が伝達されている。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0020】図1〜図4は、この発明の実施例を示すも
のである。図1、図2において、2はエンジンである。
このエンジン2は、V字形状のシリンダブロック4の2
つの一側・他側シリンダバンク6・8に、夫々一側・他
側シリンダヘッド10・12を搭載し、これら一側・他
側シリンダヘッド10・12に一側・他側ヘッドカバー
14・16を取り付けている。このエンジン2のシリン
ダブロック4の下部には、ベアリングキャップ18を取
り付け、図示しないオイルパンを取り付けている。な
お、符号20は、オイルポンプである。
【0021】このエンジン2は、シリンダブロック4に
ベアリングキャップ18により回転可能に軸支されるク
ランク軸22の軸線方向一端側に、クランクスプロケッ
ト24を取り付けて設けている。前記一側シリンダヘッ
ド10と他側シリンダヘッド12とには、夫々吸気用及
び排気用の一側第1・第2カム軸26・28と吸気用及
び排気用の他側第1・第2カム軸30・32とを回転可
能に軸支して設けている。一側第1・第2カム軸26・
28には、軸線方向他端側に夫々一側第1・第2カムス
プロケット34・36を取り付けて設けている。他側第
1・第2カム軸30・32には、軸線方向一端側に夫々
他側第1・第2カムスプロケット38・40を取り付け
て設けている。
【0022】前記一側シリンダヘッド10に軸支される
2本の一側第1・第2カム軸26・28の一方、図にお
いて吸気用の一側第1カム軸26には、軸線方向一端側
にクランクスプロケット24よりも径大の一側中間スプ
ロケット42を取り付けて設けている。
【0023】前記他側シリンダヘッド12の他側第1・
第2カム軸30・32とクランク軸22との中間部位且
つ軸線方向一端側には、他側アイドラシャフト44を支
持する固定用スタッドボルト46を固定するボルト固定
穴部48が形成されている。このボルト固定穴部48に
は、前記スタッドボルト46が固定されている。前記ボ
ルト固定穴部48近傍には、オイル通路2aが形成され
ている。
【0024】また、他側アイドラシャフト44の中央部
位に他側シリンダヘッド12に取り付けられる固定用ス
タッドボルト46を挿通する挿通孔部50を設け、この
挿通孔部50の周縁部位に他側アイドラシャフト44の
取付時にエンジン2側のオイル通路2aに連絡する環状
のオイル溝部52を設け、前記固定用スタッドボルト4
6に所定部材、例えば他側カムチエンテンショナ54か
ら支持腕部56を延長して設けるとともに、前記固定用
スタッドボルト46の両端を前記他側シリンダヘッド1
2と支持腕部56とにより支持する構成としている。
【0025】詳述すれば、前記他側アイドラシャフト4
4は、中央部位に挿通孔部50が設けられているととも
に、エンジン側端面(図3において下側)且つ、挿通孔
部50の周縁部位に環状のオイル溝部52が設けられて
いる。前記挿通孔部50の中間部位には、前記他側アイ
ドラシャフト44の外周面部位に開口するオイル供給孔
部58が設けられている。
【0026】この他側アイドラシャフト44は、挿通孔
部50に挿通された固定用スタッドボルト46により支
持されている。前記他側アイドラシャフト44の外周に
は、他側中間アイドラ60が軸支されている。この他側
中間アイドラ60は、他側中間スプロケット62と他側
カム用スプロケット64とから形成されている。
【0027】また、前記シリンダブロック4には、一側
・他側シリンダバンク6・8間の中央上方に位置させ
て、軸線方向一端側にアイドル軸66をアイドル軸取付
ボルト68により取り付けて設けている。このアイドル
軸66には、アイドルスプロケット70を回転可能に軸
支して設けている
【0028】前記クランクスプロケット24と一側中間
スプロケット42と他側中間アイドラ60の他側中間ス
プロケット62とアイドルスプロケット70とには、タ
イミングチエン72を巻き掛けて設けている。前記一側
第1・第2カムスプロケット34、36には、一側カム
チエン74を巻き掛けて設ける。前記他側第1・第2カ
ムスプロケット38、40と他側カム用スプロケット6
4とには、他側カムチエン76を巻き掛けて設けてい
る。
【0029】前記タイミングチエン72には、一定の張
力を与えるタイミングテンショナ78を設けている。前
記一側カムチエン74及び他側カムチエン76には、一
定の張力を与える一側カムチエンテンショナ80及び他
側カムチエンテンショナ54を設けている。なお、符号
82はタイミングチエン72を案内するタイミングガイ
ド、84はチエンカバーである。
【0030】また、前記他側カムチエンテンショナ54
から支持腕部56を前記スタッドボルト46部位まで延
長して設ける。この支持腕部56のスタッドボルト46
側端部には、ボルト用取付孔部86が設けられている。
【0031】更に、他側アイドラシャフト44の挿通孔
部50に挿通された固定用スタッドボルト46にスラス
トワッシャ88を取り付け、ボルト用孔部86に挿通
し、ナット90により締付固定し、前記固定用スタッド
ボルト46を他側シリンダヘッド12と支持腕部58と
により支持している。
【0032】次に作用を説明する。
【0033】エンジン2を駆動させた際には、クランク
軸22の回転によりこのクランク軸22に固設されるク
ランクスプロケット24が回転する。このクランクスプ
ロケット24の回転力は、タイミングチエン72を介し
て一側中間スプロケット42及び他側中間アイドラ60
の他側中間スプロケット62に伝達されている。
【0034】前記一側中間スプロケット42の回転によ
りこの一側中間スプロケット42が固設される一側第1
カム軸26を駆動させるとともに、この一側第1カム軸
26に固設された一側第1カムスプロケット34を回転
させる。この一側第1カムスプロケット34の回転は、
一側カムチエン74を介して一側第2カムスプロケット
36に伝達され、一側第2カム軸28に伝達されてい
る。
【0035】また、他側中間スプロケット62の回転に
より、この他側中間スプロケット62と一体的に形成さ
れた他側カム用スプロケット64が回転する。この他側
カム用スプロケット64の回転は、他側第1、第2カム
軸30、32を駆動させている。
【0036】更に、エンジン2のオイル通路2aのオイ
ルは、オイル溝部52を介して挿通孔部50に流入し、
この挿通孔部50からオイル供給孔部58を介して他側
アイドラシャフト44の外周部位に供給され、他側中間
アイドラ60と他側アイドラシャフト44とを潤滑して
いる。
【0037】これにより、前記他側アイドラシャフト4
4が回転した場合でも、エンジン2側のオイル通路2a
とオイル溝部52とを確実に連絡させることができ、従
来使用していた位置決め用ノックピン(図示せず)を省
略でき、他側中間アイドラ60の取付用部品点数と他側
アイドラシャフト44の加工工数とを減少でき、製造コ
ストを低減し得て、経済的に有利である。
【0038】また、他側アイドラシャフト44を支持す
る固定用スタッドボルト46を他側シリンダヘッド12
と支持腕部56とにより支持したことにより、他側アイ
ドラシャフト44の取付剛性を向上でき、他側中間アイ
ドラ60を滑らかに回転させ得て、実用上有利である。
【0039】なお、この発明の上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0040】例えば、この発明の実施例においては、固
定用スタッドボルトを他側シリンダヘッドと他側カムチ
エンテンショナから延長して設けた支持腕部とにより支
持する構成としたが、前記固定用スタッドボルトを他側
シリンダヘッドと固定用スタッドボルト近傍に配設され
たその他の部材とにより支持させて使用することも可能
である。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、アイドラシャフトの中央部位にシリンダヘッドに取
り付けられる固定用スタッドボルトを挿通する挿通孔部
を設け、挿通孔部の周縁部位にアイドラシャフトの取付
時にエンジン側のオイル通路に連絡する環状のオイル溝
部を設け、固定用スタッドボルトに所定部材から支持腕
部を延長して設けるとともに固定用スタッドボルトの両
端を前記シリンダヘッドと支持腕部とにより支持する構
成としたので、アイドラシャフトが回転した場合でもエ
ンジン側のオイル通路とオイル溝部とを確実に連絡させ
ることができ、従来使用していた位置決め用ノックピン
を省略でき、中間アイドラ取付用部品点数とアイドラシ
ャフトの加工工数とを減少でき、製造コストを低減し得
て、経済的に有利であるとともに、アイドラシャフトを
支持する固定用スタッドボルトをシリンダヘッドと支持
腕部とにより支持したことにより、アイドラシャフトの
取付剛性を向上でき、中間アイドラを滑らかに回転させ
得て、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンジンのチエン伝達
装置の拡大断面図である。
【図2】エンジンのチエン伝達装置の正面図である。
【図3】アイドラシャフトの概略断面図である。
【図4】アイドラシャフトの概略底面図である。
【図5】この発明の従来の技術を示すアイドラシャフト
の概略断面図である。
【図6】アイドラシャフトの概略底面図である。
【図7】エンジンのチエン伝達装置の正面図である。
【図8】エンジンのチエン伝達装置の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】 2 エンジン 4 シリンダブロック 12 他側シリンダヘッド 16 他側ヘッドカバー 22 クランク軸 24 クランクスプロケット 30 他側第1カム軸 32 他側第2カム軸 38 他側第1カムスプロケット 40 他側第2カムスプロケット 44 他側アイドラシャフト 46 固定用スタッドボルト 48 ボルト固定穴部 50 挿通孔部 52 オイル溝部 54 他側カムチエンテンショナ 56 支持腕部 58 オイル供給孔部 60 他側中間アイドラ 62 他側中間スプロケット 64 他側カム用スプロケット 72 タイミングチエン 76 他側カムチエン 78 タイミングテンショナ 84 チエンカバー 86 ボルト用取付孔部 88 スラストワッシャ 90 ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックに軸支され
    るクランク軸に取り付けられたクランクスプロケットに
    タイミングチエンを介して連絡される中間スプロケット
    と前記エンジンのシリンダヘッドに軸支される第1・第
    2カム軸に夫々取り付けられた第1・第2カムスプロケ
    ットにカムチエンを介して連絡されるカム用スプロケッ
    トとからなる中間アイドラとこの中間アイドラを軸支す
    るアイドラシャフトとを有するエンジンのチエン伝達装
    置において、前記アイドラシャフトの中央部位にシリン
    ダヘッドに取り付けられる固定用スタッドボルトを挿通
    する挿通孔部を設け、この挿通孔部の周縁部位にアイド
    ラシャフトの取付時にエンジン側のオイル通路に連絡す
    る環状のオイル溝部を設け、前記固定用スタッドボルト
    に所定部材から支持腕部を延長して設けるとともに前記
    固定用スタッドボルトの両端を前記シリンダヘッドと支
    持腕部とにより支持する構成としたことを特徴とするエ
    ンジンのチエン伝達装置。
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