JPH0643164B2 - 作業車両 - Google Patents
作業車両Info
- Publication number
- JPH0643164B2 JPH0643164B2 JP60251748A JP25174885A JPH0643164B2 JP H0643164 B2 JPH0643164 B2 JP H0643164B2 JP 60251748 A JP60251748 A JP 60251748A JP 25174885 A JP25174885 A JP 25174885A JP H0643164 B2 JPH0643164 B2 JP H0643164B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- body frame
- seat
- intake
- height
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、掘削機等の作業車両であって、特に、エン
ジン及び座席の配置構造に関するものである。
ジン及び座席の配置構造に関するものである。
従来の技術 従来におけるこの種の作業車両では、機体フレームに搭
載されるエンジンを座席の後部に配置している(例え
ば、実開昭57−17881号公報及び実開昭56−1
58323号公報等参照)。
載されるエンジンを座席の後部に配置している(例え
ば、実開昭57−17881号公報及び実開昭56−1
58323号公報等参照)。
発明が解決しようとする問題点 上記の如く座席の後方にエンジンを配置した作業車両に
おいては、これら座席とエンジンが前後方向に並ぶた
め、相対的に機体の全長が長くなり、全旋回型の作業車
両では旋回半径が大きくなり、或いは、旋回時に後方へ
突出するエンジンが障害物に衝突する等の不都合を生ず
る。
おいては、これら座席とエンジンが前後方向に並ぶた
め、相対的に機体の全長が長くなり、全旋回型の作業車
両では旋回半径が大きくなり、或いは、旋回時に後方へ
突出するエンジンが障害物に衝突する等の不都合を生ず
る。
この発明は、かかる欠点を解消することを目的としてな
されたものであり、更に、この発明では、上記の欠点を
解消するためエンジンの上方に座席を配設したものにお
いて、床面に対して座席の位置が高くなり過ぎることが
なく、しかも、エンジンのオイルパンが機体フレームに
よって保護されて安全性が高く、その他エンジンカバー
の剛性をも向上させることのできる作業車両のエンジン
配置構造を提供することを目的としている。
されたものであり、更に、この発明では、上記の欠点を
解消するためエンジンの上方に座席を配設したものにお
いて、床面に対して座席の位置が高くなり過ぎることが
なく、しかも、エンジンのオイルパンが機体フレームに
よって保護されて安全性が高く、その他エンジンカバー
の剛性をも向上させることのできる作業車両のエンジン
配置構造を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、まず、機体
フレーム(5)によって支持されるエンジン(10)の上方
に座席(11)が配設される。そして、エンジン(10)の下端
部(10a)は、前記機体フレーム(5)の下端若しくは下
端近くに配設され、該エンジン(10)の下部部分がこの機
体フレーム(5)によって囲まれる。
フレーム(5)によって支持されるエンジン(10)の上方
に座席(11)が配設される。そして、エンジン(10)の下端
部(10a)は、前記機体フレーム(5)の下端若しくは下
端近くに配設され、該エンジン(10)の下部部分がこの機
体フレーム(5)によって囲まれる。
作 用 エンジン(10)の上方に座席(11)を配置しているため、エ
ンジン(10)と座席(11)が上下に配設され、従来の前後に
配設したものと異なって全長がそれだけ短縮化される。
更に、エンジン(10)の下端を機体フレーム(5)の下端
若しくは下端近くに配置して、該機体フレーム(5)に
よってエンジン(10)の下部部分を囲んでいることから、
エンジン(10)の下部に位置するオイルパンが機体フレー
ム(5)によって保護され、或いは、エンジン(10)を囲
むカバー(9)が相対的に小さくて済むことになる。
ンジン(10)と座席(11)が上下に配設され、従来の前後に
配設したものと異なって全長がそれだけ短縮化される。
更に、エンジン(10)の下端を機体フレーム(5)の下端
若しくは下端近くに配置して、該機体フレーム(5)に
よってエンジン(10)の下部部分を囲んでいることから、
エンジン(10)の下部に位置するオイルパンが機体フレー
ム(5)によって保護され、或いは、エンジン(10)を囲
むカバー(9)が相対的に小さくて済むことになる。
実施例 以下、この発明の構成を図示の実施例に基づいて説明す
ると、第5図において、(1)は、クローラ走行装置
(2)を備えた下部走行体であり、この下部走行体
(1)には、作業用のブレード(3)が取付けられてい
る。また、この下部走行体(1)上に、上部旋回体
(4)が360゜旋回自在として搭載されている。
(5)が、この上部旋回体(4)の機体フレームを示し
ており、この機体フレーム(5)には、その前端部に、
各種の操作レバー(6)(6)を支持するレバー取付け
台(7)が取付けられている。このレバー取付け台
(7)の後方部に、オペレータの足を置く空間部(8)
を残してエンジンカバー(9)が取付けられている。(1
0)は、このエンジンカバー(9)によって覆われるエン
ジンであり、該エンジン(10)は、第1図で示すように、
その下端(10a)が、機体フレーム(5)の下端もしくは
下端近傍位置に配置されている。そして、このエンジン
(10)の上方において、エンジンカバー(9)の上面に座
席(11)が配置されている。
ると、第5図において、(1)は、クローラ走行装置
(2)を備えた下部走行体であり、この下部走行体
(1)には、作業用のブレード(3)が取付けられてい
る。また、この下部走行体(1)上に、上部旋回体
(4)が360゜旋回自在として搭載されている。
(5)が、この上部旋回体(4)の機体フレームを示し
ており、この機体フレーム(5)には、その前端部に、
各種の操作レバー(6)(6)を支持するレバー取付け
台(7)が取付けられている。このレバー取付け台
(7)の後方部に、オペレータの足を置く空間部(8)
を残してエンジンカバー(9)が取付けられている。(1
0)は、このエンジンカバー(9)によって覆われるエン
ジンであり、該エンジン(10)は、第1図で示すように、
その下端(10a)が、機体フレーム(5)の下端もしくは
下端近傍位置に配置されている。そして、このエンジン
(10)の上方において、エンジンカバー(9)の上面に座
席(11)が配置されている。
機体フレーム(5)は、第4図で示すように、平面から
見て概略方形の枠状に形成された外側板(13)と、この外
側板(13)の内側において、該外側板(13)の内側面に沿っ
て取付けられ、かつ、該外側板(13)よりも高さの低い据
付け台(14)とからなり、この据付け台(14)の中間部分に
は、左右方向の桟材(15)が架設されている。そして、前
記エンジン(10)は、後端部の据付け台(14)と桟材(15)と
に跨って、防振ゴム(16)を介して取付けられる据付けプ
レート(17)により、その下端が支持されている。
見て概略方形の枠状に形成された外側板(13)と、この外
側板(13)の内側において、該外側板(13)の内側面に沿っ
て取付けられ、かつ、該外側板(13)よりも高さの低い据
付け台(14)とからなり、この据付け台(14)の中間部分に
は、左右方向の桟材(15)が架設されている。そして、前
記エンジン(10)は、後端部の据付け台(14)と桟材(15)と
に跨って、防振ゴム(16)を介して取付けられる据付けプ
レート(17)により、その下端が支持されている。
上記において、運転席の床面である機体フレーム(5)
の上端(5a)から座席(11)の腰掛面(11a)までの高さx
は、余り高くなるとオペレータが楽に腰を掛けることが
できず、その高さには自ずと制限がある。従って、この
場合、従来のように、エンジン(10)の下端(10a)を機体
フレーム(5)の上端部近傍に位置させると、エンジン
カバー(9)の高さlもこれに伴って高くなり(第5図
参照)、該エンジンカバー(9)の上面に載置される座
席(11)も高くなって必然的にxが大きくなるが、エンジ
ン(10)の下端(10a)を、第5図及び第1図の如く、機体
フレーム(5)の下端若しくは下端近傍まで下げること
によって、座席(11)の高さxを小さくでき、オペレータ
が腰掛けられるような高さに座席(11)を配置することが
できる。また、この場合、機体フレーム(5)における
外側板(13)の高さyは、従来のものよりも大きくなって
おり、これによって、前記床面(5a)から座席(11a)まで
の高さxを最適な高さに設定できるとともに、併せて、
このように機体フレーム(5)の高さを大きくすること
によって、エンジン(10)の下部部分を囲む範囲が大きく
なり、エンジン(10)の下部に位置するオイルパンの保護
を充分なものにしている。更に、機体フレーム(5)の
下端からエンジンカバー(9)上面までの高さLは、エ
ンジン(10)の全高によって決まるが、上記の如く機体フ
レーム(5)の高さyが相対的に大きくなることによっ
て、エンジンカバー(9)の高さ寸法lを小さくでき
る。このようなエンジンカバー(9)は、一般に薄肉の
板金加工によって製作されており、従って、強度の弱い
部分であって、このエンジンカバー(9)の占める面積
を小さくすることが望ましいが、上記の如く、該エンジ
ンカバー(9)の高さ寸法lが小さくなることから、相
対的に該エンジンカバー(9)部分の剛性を増大させる
ことができる。なお、この実施例において用いられるエ
ンジン(10)は、空冷のディーゼルエンジンであり、従っ
て、ラジエータが不要で、エンジン(10)部分の全高が小
さく、これによっても、エンジンカバー(9)までの全
高l或いは床面(5a)から座席(11)までの高さxを小さく
できるようになっている。
の上端(5a)から座席(11)の腰掛面(11a)までの高さx
は、余り高くなるとオペレータが楽に腰を掛けることが
できず、その高さには自ずと制限がある。従って、この
場合、従来のように、エンジン(10)の下端(10a)を機体
フレーム(5)の上端部近傍に位置させると、エンジン
カバー(9)の高さlもこれに伴って高くなり(第5図
参照)、該エンジンカバー(9)の上面に載置される座
席(11)も高くなって必然的にxが大きくなるが、エンジ
ン(10)の下端(10a)を、第5図及び第1図の如く、機体
フレーム(5)の下端若しくは下端近傍まで下げること
によって、座席(11)の高さxを小さくでき、オペレータ
が腰掛けられるような高さに座席(11)を配置することが
できる。また、この場合、機体フレーム(5)における
外側板(13)の高さyは、従来のものよりも大きくなって
おり、これによって、前記床面(5a)から座席(11a)まで
の高さxを最適な高さに設定できるとともに、併せて、
このように機体フレーム(5)の高さを大きくすること
によって、エンジン(10)の下部部分を囲む範囲が大きく
なり、エンジン(10)の下部に位置するオイルパンの保護
を充分なものにしている。更に、機体フレーム(5)の
下端からエンジンカバー(9)上面までの高さLは、エ
ンジン(10)の全高によって決まるが、上記の如く機体フ
レーム(5)の高さyが相対的に大きくなることによっ
て、エンジンカバー(9)の高さ寸法lを小さくでき
る。このようなエンジンカバー(9)は、一般に薄肉の
板金加工によって製作されており、従って、強度の弱い
部分であって、このエンジンカバー(9)の占める面積
を小さくすることが望ましいが、上記の如く、該エンジ
ンカバー(9)の高さ寸法lが小さくなることから、相
対的に該エンジンカバー(9)部分の剛性を増大させる
ことができる。なお、この実施例において用いられるエ
ンジン(10)は、空冷のディーゼルエンジンであり、従っ
て、ラジエータが不要で、エンジン(10)部分の全高が小
さく、これによっても、エンジンカバー(9)までの全
高l或いは床面(5a)から座席(11)までの高さxを小さく
できるようになっている。
さて、上記の如く空冷ディーゼルエンジンを採用したこ
とによって、この実施例では、該エンジン(10)へ供給す
るための冷却風及び吸気の取入れ方法を次のようにして
いる。
とによって、この実施例では、該エンジン(10)へ供給す
るための冷却風及び吸気の取入れ方法を次のようにして
いる。
機体フレーム(5)には、その左右一方即ち右側の側面
内側部に、第3図の如く概略コ字形の内側板(18)が固着
され、これによって、断面ロ字形の空気取入れダクト(1
9)が、外側板(13)の内側面に沿って前後方向に形成され
ている。この取入れダクト(19)の前端には、前記エンジ
ン(10)よりも前方の部分において、吸気及び冷却風の取
入れ口(20)が開設されている。他方、取入れダクト(19)
内は、前記エンジン(10)の側方において、防音板(21)が
設けられ、この取入れダクト(19)を前後に仕切るととも
に、防音板(21)の一方の側である前部側に吸気及び冷却
風の空気出口(22)が前記取入れ口(20)とともに、同じく
防音板(21)の後部側に冷却風連絡口(23)が、共に機体フ
レーム(5)上面に設けられている。また、この冷却風
連絡口(23)を設けた防音板(21)の後部側には、取入れダ
クト(19)の側面部即ち内側板(18)に、第3図でも示すよ
うに、冷却風出口(24)がエンジン(10)側面部の冷却ファ
ンケース(25)へ向けて開口されている。
内側部に、第3図の如く概略コ字形の内側板(18)が固着
され、これによって、断面ロ字形の空気取入れダクト(1
9)が、外側板(13)の内側面に沿って前後方向に形成され
ている。この取入れダクト(19)の前端には、前記エンジ
ン(10)よりも前方の部分において、吸気及び冷却風の取
入れ口(20)が開設されている。他方、取入れダクト(19)
内は、前記エンジン(10)の側方において、防音板(21)が
設けられ、この取入れダクト(19)を前後に仕切るととも
に、防音板(21)の一方の側である前部側に吸気及び冷却
風の空気出口(22)が前記取入れ口(20)とともに、同じく
防音板(21)の後部側に冷却風連絡口(23)が、共に機体フ
レーム(5)上面に設けられている。また、この冷却風
連絡口(23)を設けた防音板(21)の後部側には、取入れダ
クト(19)の側面部即ち内側板(18)に、第3図でも示すよ
うに、冷却風出口(24)がエンジン(10)側面部の冷却ファ
ンケース(25)へ向けて開口されている。
(26)は、この冷却ファンケース(25)の入口部と冷却風出
口(24)間の空間部を囲むようにして、内側板(18)と冷却
ファンケース(25)の間に介装したスポンジ製の防振材で
あって、エンジン(10)の防振支持と空気通路形成の双方
を兼ねている。
口(24)間の空間部を囲むようにして、内側板(18)と冷却
ファンケース(25)の間に介装したスポンジ製の防振材で
あって、エンジン(10)の防振支持と空気通路形成の双方
を兼ねている。
一方、エンジンカバー(9)は、第4図で示すように、
下端を開放した箱状であるが、そのカバー(9)内の右
側面部には、前記取入れダクト(19)に対応して、小さな
箱状の連絡室(27)が形成されており、エンジンカバー
(9)を機体フレーム(5)上へ取付けると、この連絡
室(27)が、前記取入れダクト(19)の吸気及び冷却風の出
口(22)と冷却風の連絡口(23)とを覆うようになってい
る。連絡室(27)の天井壁(27a)には、その前端部分に吸
気出口(28)が形成され、この吸気出口(28)は、エンジン
カバー前面板(29)と1つの仕切板(30)とによって形成さ
れる吸気室(31)部分へ開口している。更に、この吸気室
(31)内は、左右方向の遮蔽(32)によって前後に仕切ら
れ、この遮板(32)によって仕切られた前後の通路が、遮
板(32)左端の連絡部(33)(第2図参照)によって連絡
し、これによってU字形の吸気通路(34)を形成してい
る。また、エンジン(10)の吸気取入れ部分であるエアク
リーナ(35)は、該エンジン(10)の右側上方部に取付けら
れており、このエアクリーナ(35)の吸気口(35a)に対応
して、吸気出口(36)が、前記吸気室(31)を形成する仕切
板(30)の右側上方部に開口してある。エンジンカバー
(9)の後壁板(37)には、第1図、第6図で示すよう
に、排風出口(38)が開口されている。
下端を開放した箱状であるが、そのカバー(9)内の右
側面部には、前記取入れダクト(19)に対応して、小さな
箱状の連絡室(27)が形成されており、エンジンカバー
(9)を機体フレーム(5)上へ取付けると、この連絡
室(27)が、前記取入れダクト(19)の吸気及び冷却風の出
口(22)と冷却風の連絡口(23)とを覆うようになってい
る。連絡室(27)の天井壁(27a)には、その前端部分に吸
気出口(28)が形成され、この吸気出口(28)は、エンジン
カバー前面板(29)と1つの仕切板(30)とによって形成さ
れる吸気室(31)部分へ開口している。更に、この吸気室
(31)内は、左右方向の遮蔽(32)によって前後に仕切ら
れ、この遮板(32)によって仕切られた前後の通路が、遮
板(32)左端の連絡部(33)(第2図参照)によって連絡
し、これによってU字形の吸気通路(34)を形成してい
る。また、エンジン(10)の吸気取入れ部分であるエアク
リーナ(35)は、該エンジン(10)の右側上方部に取付けら
れており、このエアクリーナ(35)の吸気口(35a)に対応
して、吸気出口(36)が、前記吸気室(31)を形成する仕切
板(30)の右側上方部に開口してある。エンジンカバー
(9)の後壁板(37)には、第1図、第6図で示すよう
に、排風出口(38)が開口されている。
なお、エアクリーナ(35)の吸入口(35a)と吸気出口(36)
間にも、前記と同様の役割を備えたスポンジ製の防振材
(39)が設けられている(第2図)。
間にも、前記と同様の役割を備えたスポンジ製の防振材
(39)が設けられている(第2図)。
上記の構成において、機体フレーム(5)側面部の取入
れ口(20)より入った吸気及び冷却風は、該機体フレーム
(5)内の取入れダクト(19)内を通って、空気出口(22)
より連絡室(27)内に入る。この連絡室(27)内に入った空
気は、その一部が冷却風として防音板(21)後部の連絡口
(23)より再びダクト(19)内を通って、冷却風出口(24)よ
りエンジン(10)へ供給される。同じく連絡室(27)内で別
れた吸気は、連絡室(27)天井部の吸気連絡口(28)より連
絡通路(34)内に入り、ここでU字形に屈曲して、吸気出
口(36)よりエアクリーナ(35)側へ供給される。この連絡
室(27)を通ることによって冷却風は逆U字形に屈曲して
流れ、これによって空気の波と波を干渉させることによ
り、音を減衰させ騒音を低減するものである。また、吸
気通路(34)内においても、この通路(34)が遮板(32)によ
りU字形に屈曲されていることから、同様にして吸気騒
音が低減される効果がある。また、エンジン(10)側へ供
給された冷却風は、その一部は、前記エンジンカバー
(9)の後部の排風出口(38)より外部に排出され、他の
一部は、第2図で示すように、エンジン(10)の左側方か
ら機体フレーム(5)内を前方へ迂回して、該機体フレ
ーム(5)の前方へ排出され、このように、冷却風を拡
散させることにより音の分散を図り、かつ、排風の熱バ
ランスの向上を図っている。
れ口(20)より入った吸気及び冷却風は、該機体フレーム
(5)内の取入れダクト(19)内を通って、空気出口(22)
より連絡室(27)内に入る。この連絡室(27)内に入った空
気は、その一部が冷却風として防音板(21)後部の連絡口
(23)より再びダクト(19)内を通って、冷却風出口(24)よ
りエンジン(10)へ供給される。同じく連絡室(27)内で別
れた吸気は、連絡室(27)天井部の吸気連絡口(28)より連
絡通路(34)内に入り、ここでU字形に屈曲して、吸気出
口(36)よりエアクリーナ(35)側へ供給される。この連絡
室(27)を通ることによって冷却風は逆U字形に屈曲して
流れ、これによって空気の波と波を干渉させることによ
り、音を減衰させ騒音を低減するものである。また、吸
気通路(34)内においても、この通路(34)が遮板(32)によ
りU字形に屈曲されていることから、同様にして吸気騒
音が低減される効果がある。また、エンジン(10)側へ供
給された冷却風は、その一部は、前記エンジンカバー
(9)の後部の排風出口(38)より外部に排出され、他の
一部は、第2図で示すように、エンジン(10)の左側方か
ら機体フレーム(5)内を前方へ迂回して、該機体フレ
ーム(5)の前方へ排出され、このように、冷却風を拡
散させることにより音の分散を図り、かつ、排風の熱バ
ランスの向上を図っている。
なお、この実施例は、全旋回形のバックホーであり、機
体フレーム(5)の前方に突出するブラケット(40)に
は、掘削作業機が取付けられるが、図面では、その掘削
作業機部分を省略している。
体フレーム(5)の前方に突出するブラケット(40)に
は、掘削作業機が取付けられるが、図面では、その掘削
作業機部分を省略している。
発明の効果 この発明によれば、エンジンの上方に座席を配置してお
り、そのため、従来の如くエンジンと座席が前後方向に
並列されたものに比較して、機体の全長が短く、旋回半
径が小さくなって作業性が向上するとともに、旋回時に
エンジンの後端部分が障害物に衝突したり、或いは、エ
ンジンに邪魔されて後方視界が悪くなるといった欠点が
解消される。そして、本発明では、このように、エンジ
ンの上方に座席を配置したものにおいて、該エンジンの
下端を機体フレームの下端若しくは下端近くに配置し
て、該エンジンの下部部分をこの機体フレームで囲むよ
うにしており、運転席の床面である機体フレームの上端
から座席の腰掛部までの高さxが高くなり過ぎることが
なく、オペレータが腰掛けるのに最も適した高さに設定
することができるとともに、エンジンの下部部分が機体
フレームによって覆われるため、該エンジン下部に配置
されるオイルパン部分がこの機体フレームによって保護
され、障害物に衝突した場合であっても、油漏れを生ず
る虞れが少ない。同様に、エンジンの下端が機体フレー
ムの下端近くに位置していることから、機体フレーム上
部に取付けられて該エンジンを囲むエンジンカバー自身
の高さはそれだけ低くて済むから、比較的強度の弱いエ
ンジンカバーの面積を小さくできて該カバー自身の剛性
を向上できる。更に、エンジンの下部部分が機体フレー
ムの内側に位置していることから、該エンジンによって
駆動される油圧ポンプからこの機体フレーム側への油圧
配管が容易となる効果が得られる。
り、そのため、従来の如くエンジンと座席が前後方向に
並列されたものに比較して、機体の全長が短く、旋回半
径が小さくなって作業性が向上するとともに、旋回時に
エンジンの後端部分が障害物に衝突したり、或いは、エ
ンジンに邪魔されて後方視界が悪くなるといった欠点が
解消される。そして、本発明では、このように、エンジ
ンの上方に座席を配置したものにおいて、該エンジンの
下端を機体フレームの下端若しくは下端近くに配置し
て、該エンジンの下部部分をこの機体フレームで囲むよ
うにしており、運転席の床面である機体フレームの上端
から座席の腰掛部までの高さxが高くなり過ぎることが
なく、オペレータが腰掛けるのに最も適した高さに設定
することができるとともに、エンジンの下部部分が機体
フレームによって覆われるため、該エンジン下部に配置
されるオイルパン部分がこの機体フレームによって保護
され、障害物に衝突した場合であっても、油漏れを生ず
る虞れが少ない。同様に、エンジンの下端が機体フレー
ムの下端近くに位置していることから、機体フレーム上
部に取付けられて該エンジンを囲むエンジンカバー自身
の高さはそれだけ低くて済むから、比較的強度の弱いエ
ンジンカバーの面積を小さくできて該カバー自身の剛性
を向上できる。更に、エンジンの下部部分が機体フレー
ムの内側に位置していることから、該エンジンによって
駆動される油圧ポンプからこの機体フレーム側への油圧
配管が容易となる効果が得られる。
第1図はこの発明の実施例を示すエンジンカバー部分の
縦断面図、第2図は同じく横断平面図、第3図は第1図
のA−A線断面図、第4図はエンジンカバーと機体フレ
ームの斜視図、第5図は作業車両の側面図、第6図は同
じく背面図である。 (5)……機体フレーム、(10)……エンジン、(10a)…
…エンジンの下端、(11)……座席。
縦断面図、第2図は同じく横断平面図、第3図は第1図
のA−A線断面図、第4図はエンジンカバーと機体フレ
ームの斜視図、第5図は作業車両の側面図、第6図は同
じく背面図である。 (5)……機体フレーム、(10)……エンジン、(10a)…
…エンジンの下端、(11)……座席。
Claims (1)
- 【請求項1】機体フレームによって支持されるエンジン
の上方に座席を配設し、このエンジンの下端部を前記機
体フレームの下端若しくは下端近くに配置するととも
に、該機体フレームによってエンジンの下部部分を囲ん
だことを特徴とする作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251748A JPH0643164B2 (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251748A JPH0643164B2 (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | 作業車両 |
Related Child Applications (5)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17016795A Division JPH0848155A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 作業車両 |
JP17016895A Division JPH0848156A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 作業車両 |
JP17016695A Division JPH0848154A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 作業車両 |
JP23587097A Division JPH1095240A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 作業車両 |
JP23586997A Division JPH1095239A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 作業車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62113616A JPS62113616A (ja) | 1987-05-25 |
JPH0643164B2 true JPH0643164B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17227338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60251748A Expired - Lifetime JPH0643164B2 (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | 作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643164B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724442Y2 (ja) * | 1989-10-17 | 1995-06-05 | 株式会社小松製作所 | 建設機械のフレーム装置 |
JP7230567B2 (ja) * | 2019-02-15 | 2023-03-01 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51158601U (ja) * | 1975-06-12 | 1976-12-17 | ||
JPS595619Y2 (ja) * | 1979-07-20 | 1984-02-20 | トヨタ自動車株式会社 | エンジン揺動抑止装置 |
JPS56171333U (ja) * | 1980-05-21 | 1981-12-17 | ||
JPS56171334U (ja) * | 1980-05-22 | 1981-12-17 | ||
JPS5820410U (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | 松下電工株式会社 | 照明器具の吊り構造 |
JPS58188220U (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-14 | 三菱農機株式会社 | 作業用走行機体における騒音防止装置 |
JPS61135719U (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-23 |
-
1985
- 1985-11-09 JP JP60251748A patent/JPH0643164B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62113616A (ja) | 1987-05-25 |
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