JP2020172124A - 走行車両におけるボンネット内部配置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラジエータ背後でシュラウドの側方及び後方に形成される隙間を、エンジン補機としての連結管によって塞ぐように配置することにより、手の差し込みを規制すると共に、ボンネットの左右方向の膨出を抑制する走行車両におけるボンネット内部配置構造を提供する。【解決手段】エンジンルーム6の前後に配置されるラジエータ8とエンジンEを覆うと共に、マフラの排気管12及びラジエータ8のラジエータ配管19等の連結管と前記エンジンルーム6の上方及び左右両側方を覆うボンネット7を備えるボンネット内部配置構造であって、前記エンジンEとラジエータ9との間に形成するラジエータ背後空間の左右位置に、ラジエータ8のラジエータ配管19及びマフラ11の排気管12を配置した構成にする。【選択図】図8
Description
本発明は、トラクタ等走行車両におけるボンネット内部配置構造に関する。
一般的なトラクタは、エンジンルームに収容されるエンジンと、該エンジンの排気音を消音するマフラと、該マフラから延出する排気管と、エンジンの前方に配置される冷却ファン及びラジエータと、エンジンルームの少なくとも上方及び左右両側方を覆うボンネットとを備えており、ボンネットには、エンジンの下部外側方を開放する開放部が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
上記トラクタのボンネット開放部は、冷却ファンが起風したエンジン冷却風をエンジンルームから排出する機能を有し、ボンネットの開放部全体を多数の排気孔を有するサイドカバーで覆っている。
一方、エンジンの後方上部に配置されるマフラの排気管をラジエータ背後空間の一側を上下方向に通して排気するトラクタは、特許文献2で示されるように既に公知である。
上記トラクタのボンネット内部配置構造は、エンジンに対しラジエータを一側部が他側部よりも前方に離間した傾斜状に配置して、ラジエータがエンジンに近接した側のボンネット側板に、ラジエータの冷却風取入れ口を設けると共に、エンジンから離間した側のラジエータとエンジンとの間に形成された空間にマフラからの排気管を臨ませた構成にしている。
上記トラクタのボンネット開放部は、冷却ファンが起風したエンジン冷却風をエンジンルームから排出する機能を有し、ボンネットの開放部全体を多数の排気孔を有するサイドカバーで覆っている。
一方、エンジンの後方上部に配置されるマフラの排気管をラジエータ背後空間の一側を上下方向に通して排気するトラクタは、特許文献2で示されるように既に公知である。
上記トラクタのボンネット内部配置構造は、エンジンに対しラジエータを一側部が他側部よりも前方に離間した傾斜状に配置して、ラジエータがエンジンに近接した側のボンネット側板に、ラジエータの冷却風取入れ口を設けると共に、エンジンから離間した側のラジエータとエンジンとの間に形成された空間にマフラからの排気管を臨ませた構成にしている。
上記特許文献1に示されるトラクタは、ボンネットの開放部全体をサイドカバーで覆う場合、大型のサイドカバーが必要になるだけでなく、サイドカバーを支持するための支持構造が必要になるため、コストが上昇するという問題がある。
そこで、サイドカバーを省略することも考えられるが、この場合には、高温になる排気管が露出状態になり、作業者が誤って排気管に触れて火傷等をもたらす懸念があるため、メンテナンス作業を行い難くする欠点を生ずることになる。
また特許文献2に示されるトラクタは、機体全長が拡大することを抑制しながら、エンジンから離間した側(左側)のラジエータ背後空間に排気管を通すことができる利点がある一方で、ボンネット左側板を外してメンテナンス作業を行う際に、大きく形成されるマフラとエンジンとの間の隙間に、手を不用意に差し込むことから冷却ファンに接触し易いこと、及び右側のラジエータ背後空間が狭くなるため、この部の空間を利用して行いたい、例えばラジエータホース等のエンジン補機の連結管の配置を困難にする等の問題がある。
そこで、サイドカバーを省略することも考えられるが、この場合には、高温になる排気管が露出状態になり、作業者が誤って排気管に触れて火傷等をもたらす懸念があるため、メンテナンス作業を行い難くする欠点を生ずることになる。
また特許文献2に示されるトラクタは、機体全長が拡大することを抑制しながら、エンジンから離間した側(左側)のラジエータ背後空間に排気管を通すことができる利点がある一方で、ボンネット左側板を外してメンテナンス作業を行う際に、大きく形成されるマフラとエンジンとの間の隙間に、手を不用意に差し込むことから冷却ファンに接触し易いこと、及び右側のラジエータ背後空間が狭くなるため、この部の空間を利用して行いたい、例えばラジエータホース等のエンジン補機の連結管の配置を困難にする等の問題がある。
上記課題を解決するため本発明に係る走行車両におけるボンネット内部配置構造は、第1に、エンジンルーム6の前後に配置されるラジエータ8とエンジンEを覆うと共に、エンジン補機としての、マフラから延出する排気管12及びラジエータ8のラジエータ配管19等の連結管と前記エンジンルーム6の少なくとも上方及び左右両側方を覆うボンネット7を備える走行車両におけるボンネット内部配置構造において、
前記エンジンEとラジエータ9との間に形成するラジエータ背後空間の左右位置に、エンジン補機としての連結管を上下方向に配置したことを特徴としている。
第2に、前記エンジン補機の連結管は、ラジエータ8のラジエータ配管19及びマフラ11の排気管12であることを特徴としている。
第3に、前記マフラ11の排気管12に、該排気管12の外方に沿ってコ字状又はU字状に拡開する断面形状を有して覆う排気管カバー13を設けることを特徴としている。
第4に、前記ボンネット7の後方下部側に、エンジンEの後部外側方を開放する開放部7eを形成すると共に、該ボンネット7の開放部7eによって開放される開放部高さの約半分位置から下方に、前記排気管カバー13によって覆われる排気管12又は油圧ホース20や燃料ホース21からなる連結管を配置することを特徴としている。
前記エンジンEとラジエータ9との間に形成するラジエータ背後空間の左右位置に、エンジン補機としての連結管を上下方向に配置したことを特徴としている。
第2に、前記エンジン補機の連結管は、ラジエータ8のラジエータ配管19及びマフラ11の排気管12であることを特徴としている。
第3に、前記マフラ11の排気管12に、該排気管12の外方に沿ってコ字状又はU字状に拡開する断面形状を有して覆う排気管カバー13を設けることを特徴としている。
第4に、前記ボンネット7の後方下部側に、エンジンEの後部外側方を開放する開放部7eを形成すると共に、該ボンネット7の開放部7eによって開放される開放部高さの約半分位置から下方に、前記排気管カバー13によって覆われる排気管12又は油圧ホース20や燃料ホース21からなる連結管を配置することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、エンジンルームの前後に配置されるラジエータとエンジンを覆うと共に、エンジン補機としての、マフラマフラから延出する排気管及びラジエータのラジエータ配管等の連結管と前記エンジンルームの少なくとも上方及び左右両側方を覆うボンネットを備える走行車両におけるボンネット内部配置構造において、前記エンジンとラジエータとの間に形成するラジエータ背後空間の左右位置に、エンジン補機としての連結管を上下方向に配置したことにより、
ラジエータ背後に設置されるシュラウドの側方及び後方に平面視凹状に形成される隙間を、連結管によって上下方向に塞ぐように配置して手の差し込みを規制するため、冷却ファンと手の接触を懸念することなくメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
またラジエータ背後空間内に上下方向に配置される連結管は、外方への大きな突出を規制しながらコンパクトに纏めて配置できるので、ボンネットの左右方向の膨出を抑制することができ簡潔で安価な構成によって製作することができる。
請求項2に係る発明によれば、前記エンジン補機の連結管は、ラジエータのラジエータ配管及びマフラの排気管であることにより、
これによるラジエータ配管は、ラジエータ背後空間の左側でシュラウドの側方及び後方に沿って平面視凹状に形成される隙間を上下方向に塞ぐと共に、外方への大きな突出を規制したコンパクトで防振性に優れた連結配置をすることができる。
従って、このラジエータ配管は、メンテナンス作業時に作業者が不慮に冷却ファンに手を触れようとする場合に、手の差し込みを不能にする規制部材として構成されるため、追加の規制カバー部材を不要にすることができる。
またラジエータ背後空間を埋めるように配置されるラジエータ配管は、シュラウド側からの外方突出を最小限にできるため、この外方に前後方向に重ねて配管されるエアーパイプの外方突出も規制することができ、ボンネットの躯体幅を抑制し機体の小型化を簡潔で安価な構成にすることができる等の利点がある。
請求項3に係る発明によれば、前記マフラの排気管に、該排気管の外方に沿ってコ字状又はU字状に拡開する断面形状を有して覆う排気管カバーを設けることにより、
拡開する断面形状を有する排気管カバーは、エンジン側面を簡潔安価な構成によって覆うことができる火傷防止用のカバー構造にすることができると共に、樋状の凹部内にエンジン冷却風を集めながら排気管の冷却作用を行い所定位置に効率よく排出案内をすることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記ボンネットの後方下部側に、エンジンの後部外側方を開放する開放部を形成すると共に、該ボンネットの開放部によって開放される開放部高さの約半分位置から下方に、前記排気管カバーによって覆われる排気管又は油圧ホースや燃料ホースからなる連結管を配置することにより、
エンジンの中腹部及び上方側に配置されるメンテナンス頻度の高い箇所のメンテナンス作業を、上記連結管類に支障されることなく上方の広いスペースから能率よく行うことができると共に、連結管類は作業者が上方の開放部から手を差し入れて行う点検操作や各種のメンテナンス作業を行う際のガード部材になるため、人や物がエンジン本体との直接的な接当を防止することができる。
ラジエータ背後に設置されるシュラウドの側方及び後方に平面視凹状に形成される隙間を、連結管によって上下方向に塞ぐように配置して手の差し込みを規制するため、冷却ファンと手の接触を懸念することなくメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
またラジエータ背後空間内に上下方向に配置される連結管は、外方への大きな突出を規制しながらコンパクトに纏めて配置できるので、ボンネットの左右方向の膨出を抑制することができ簡潔で安価な構成によって製作することができる。
請求項2に係る発明によれば、前記エンジン補機の連結管は、ラジエータのラジエータ配管及びマフラの排気管であることにより、
これによるラジエータ配管は、ラジエータ背後空間の左側でシュラウドの側方及び後方に沿って平面視凹状に形成される隙間を上下方向に塞ぐと共に、外方への大きな突出を規制したコンパクトで防振性に優れた連結配置をすることができる。
従って、このラジエータ配管は、メンテナンス作業時に作業者が不慮に冷却ファンに手を触れようとする場合に、手の差し込みを不能にする規制部材として構成されるため、追加の規制カバー部材を不要にすることができる。
またラジエータ背後空間を埋めるように配置されるラジエータ配管は、シュラウド側からの外方突出を最小限にできるため、この外方に前後方向に重ねて配管されるエアーパイプの外方突出も規制することができ、ボンネットの躯体幅を抑制し機体の小型化を簡潔で安価な構成にすることができる等の利点がある。
請求項3に係る発明によれば、前記マフラの排気管に、該排気管の外方に沿ってコ字状又はU字状に拡開する断面形状を有して覆う排気管カバーを設けることにより、
拡開する断面形状を有する排気管カバーは、エンジン側面を簡潔安価な構成によって覆うことができる火傷防止用のカバー構造にすることができると共に、樋状の凹部内にエンジン冷却風を集めながら排気管の冷却作用を行い所定位置に効率よく排出案内をすることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記ボンネットの後方下部側に、エンジンの後部外側方を開放する開放部を形成すると共に、該ボンネットの開放部によって開放される開放部高さの約半分位置から下方に、前記排気管カバーによって覆われる排気管又は油圧ホースや燃料ホースからなる連結管を配置することにより、
エンジンの中腹部及び上方側に配置されるメンテナンス頻度の高い箇所のメンテナンス作業を、上記連結管類に支障されることなく上方の広いスペースから能率よく行うことができると共に、連結管類は作業者が上方の開放部から手を差し入れて行う点検操作や各種のメンテナンス作業を行う際のガード部材になるため、人や物がエンジン本体との直接的な接当を防止することができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すトラクタTの走行機体1は、機体前部に設けられ、エンジンEをエンジン台フレーム1aに搭載するエンジン搭載部2と、機体中間部に設けられ、作業者が乗車する運転部3と、機体後部に設けられ、各種の作業機(図示せず)を連結可能な作業機連結部4と、走行機体1を走行可能に支持する前輪5F及び後輪5Rとを備えている。
エンジン搭載部2には図2,図3に示すように、機体前部のエンジン台フレーム1aに載置されるエンジンEを収容するエンジンルーム6が構成されると共に、エンジンルーム6を開閉自在に覆うボンネット7が設けられている。ボンネット7は、エンジンルーム6の上方を覆う上面部7aと、エンジンルーム6の左右側方を覆う左右の側面部7bと、エンジンルーム6の前方を覆う前面部7cとからなる。そして、ボンネット7の前面部7cには、パンチングメタルなどのスクリーン部材で形成されるエンジン冷却風の吸気口7d等が設けられている。
またボンネット7の側面部7bには、その下端側においてエンジンEの下部外側方を開放する開放部7eが、逆L字状の縁部を有するように切欠状に形成され、実施形態におけるボンネット7の開放部7eの開放部高さは、エンジンEの高さの半分程度の高さとなるように開口させている。
これによるボンネット7の開放部7eは、エンジン冷却風をエンジンルーム6から排出する機能を有しており、従来のトラクタでは、ボンネット7の開放部7e全体を多数の排気孔を有するサイドカバーで覆っているが、本発明の実施形態に係るトラクタTは、このようなサイドカバーを省略可能な構造によって構成している。
そして、ボンネット7の後部は、運転部3の前部に位置しメータパネルを有してハンドル基部側を囲う運転部カバー7fに対し、前部を支点に開閉回動可能に接続してエンジンルーム6の後部を閉鎖する構成になっている。
これによるボンネット7の開放部7eは、エンジン冷却風をエンジンルーム6から排出する機能を有しており、従来のトラクタでは、ボンネット7の開放部7e全体を多数の排気孔を有するサイドカバーで覆っているが、本発明の実施形態に係るトラクタTは、このようなサイドカバーを省略可能な構造によって構成している。
そして、ボンネット7の後部は、運転部3の前部に位置しメータパネルを有してハンドル基部側を囲う運転部カバー7fに対し、前部を支点に開閉回動可能に接続してエンジンルーム6の後部を閉鎖する構成になっている。
上記エンジンEの前面部には図4〜図6に示すように、エンジンE(又は電動モータ)によって回転駆動される冷却ファンE1(図6)が設けられると共に、冷却ファンE1の前方にはラジエータ8が後述する構成によって立設され、且つ該ラジエータ8の前方には導風間隔(空間部)を有してバッテリ9が搭載されている。
そして、ラジエータ8とバッテリ9との間に形成される上記空間部には、オイルクーラ10と燃料クーラ10aがラジエータ外枠構造を利用して上下間隔を有し、冷却効率を高めるように配置されている。
そして、ラジエータ8とバッテリ9との間に形成される上記空間部には、オイルクーラ10と燃料クーラ10aがラジエータ外枠構造を利用して上下間隔を有し、冷却効率を高めるように配置されている。
これによりエンジンEの運転時には冷却ファンE1の回転により、機体前方からボンネット7の吸気口7dを介してエンジンルーム6内にエンジン冷却風が導入される。
導入されたエンジン冷却風は、オイルクーラ10と燃料クーラ10a等を効率よく冷却しながらエラジエータ9を通過することで、ラジエータ9内を流れるエンジン冷却水を冷却すると共に、エンジンEの前面及び周囲を通って、エンジンルーム6の下方やボンネット7の開放部7eから機外に排出される。
導入されたエンジン冷却風は、オイルクーラ10と燃料クーラ10a等を効率よく冷却しながらエラジエータ9を通過することで、ラジエータ9内を流れるエンジン冷却水を冷却すると共に、エンジンEの前面及び周囲を通って、エンジンルーム6の下方やボンネット7の開放部7eから機外に排出される。
またエンジンルーム6には、エンジンEとラジエータ9との間に形成されるラジエータ背後空間の左右に、エンジンEに連結されるエンジン補機としてのラジエータ8の連結管(ラジエータ配管)19を後述するように配置すると共に、同じくエンジン補機としてのマフラ11の連結管(排気管)12を、各振り分けた状態で上下方向に配置するボンネット内部配置構造にしている。尚、エンジンEとエンジンアクセルレバーを連結するエンジンコントロールワイヤE2は、運転部3のフロアステップの下方を通して配索している。(図2)
ここで、図4,図5,図6を参照し前記ラジエータ8について説明する。
図示例のラジエータ8は、ラジエータ外枠8a内に冷却フィンを有する冷却水管構造等を備えるラジエータ本体の底部側を、エンジン台フレーム1aの前部左右に敷設されるベースプレート15の後部上面に立設している。
そして、ラジエータ外枠8aの後部外周に、後方に向けて内向き斜面によって収束する方形状の筒枠として形成されるシュラウド16を設け、該シュラウド16の内方に冷却ファンE1を臨ませている。(図6)
図示例のラジエータ8は、ラジエータ外枠8a内に冷却フィンを有する冷却水管構造等を備えるラジエータ本体の底部側を、エンジン台フレーム1aの前部左右に敷設されるベースプレート15の後部上面に立設している。
そして、ラジエータ外枠8aの後部外周に、後方に向けて内向き斜面によって収束する方形状の筒枠として形成されるシュラウド16を設け、該シュラウド16の内方に冷却ファンE1を臨ませている。(図6)
これによるラジエータ9は、ボンネット7の装着状態で形成されるエンジンルーム6内を、ラジエータ外枠8aとその外周に鍔状に張り出す板状の上隔壁8b及び縦向き左右の側隔壁8cとによって、前側ルームと後側ルームとに仕切り形成している。
そして、後側ルームでは、ラジエータ8の背後とエンジンEの前部との間に形成されるラジエータ背後空間において、シュラウド16の収束する内向き斜面によって筒枠左右の外方側スペースを可及的に大きくするようにしている。
そして、後側ルームでは、ラジエータ8の背後とエンジンEの前部との間に形成されるラジエータ背後空間において、シュラウド16の収束する内向き斜面によって筒枠左右の外方側スペースを可及的に大きくするようにしている。
一方、前側ルームにおいて、エンジン本体下部に固設し前方に向けて延長しているエンジン台フレーム1aの前部には、左右に取付固定される補強プレート15aを介し前後方向に長いベースプレート15を敷設しており(図6,図10)、該ベースプレート15の後部にラジエータ8を立設し、前部に通風間隔を有してバッテリ9を着脱交換可能に設置し、且つバッテリ9の上方スペースには、電装用ハーネス9aのコネクタ9b(図8)及びエアクリーナ18等をラジエータ外枠8a側から取付支持している。
次に、トラクタTのボンネット内部配置構造について、先ず、エンジン右側の内部配置構造の要部を占める排気装置について図3〜図7を参照し詳述する。
排気装置は、エンジンEのエグゾースト部に設置されて排気ガスを消音排出するマフラ11と、該マフラ11の排出口に連結されて排気をエンジン台フレーム1aの前部側に排気するテールパイプである排気管12と、該排気管12が前記開放部7eに臨む部位を覆う排気管カバー13等から構成している。
排気装置は、エンジンEのエグゾースト部に設置されて排気ガスを消音排出するマフラ11と、該マフラ11の排出口に連結されて排気をエンジン台フレーム1aの前部側に排気するテールパイプである排気管12と、該排気管12が前記開放部7eに臨む部位を覆う排気管カバー13等から構成している。
これによる排気装置は、エンジンEの右側方上方から排出される排気ガスを、マフラ11と排気管12の屈曲排出形状を介して機体前方下方に誘導排出するまでの過程で消音し排出すると共に、後述する排気管カバー13のカバー構造によってエンジン冷却風の有効利用と、メンテナンス時に加熱状態にある排気管12との直接的な接触を防止し、火傷等の懸念を回避したメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
即ち、上記排気装置を構成する排気管12は図5, 図7に示すように、マフラ11の排出口から外側に延出する外方延出部12aと、側面視で外方延出部12aの外端部から前方に延出する第1前方延出部12bと、第1前方延出部12bの前端部から下方に延出する下方延出部12cと、下方延出部12cの下端部から前方に延出する第2前方延出部12d等を有して構成する。
上記第1前方延出部12b及び下方延出部12cは、図5, 図7に示すように、側面視でボンネット7の開放部7eに配置する。そして、第2前方延出部12dは、エンジンルーム6の下方空間に前後方向に沿うように配置されており、エンジン排気を前端の排気口12eから機体前方に向けて排出する。
これによる排気管12では、第1前方延出部12b及び下方延出部12cが側面視で前記開放部7eのスペースを有効利用して配置することができる。
これによる排気管12では、第1前方延出部12b及び下方延出部12cが側面視で前記開放部7eのスペースを有効利用して配置することができる。
然しながら、排気管12の第1前方延出部12b及び下方延出部12cが露出状態になるため、作業者が誤って高温状態の排気管12に触れる虞がある。
そこで、本発明によればこのような問題を解決するために、先ず、排気管12の第1前方延出部12b及び下方延出部12cは、排気管カバー13で覆っている。
この排気管カバー13は、機体内方に向かって開口する断面コ字状を有すると共に、下方延出部12cを覆う第1カバー部13aと、第1前方延出部12bを覆う第2カバー部13b等からなり、各カバーは排気管12の所定部に突設される取付部材12fにボルト締結している。
そこで、本発明によればこのような問題を解決するために、先ず、排気管12の第1前方延出部12b及び下方延出部12cは、排気管カバー13で覆っている。
この排気管カバー13は、機体内方に向かって開口する断面コ字状を有すると共に、下方延出部12cを覆う第1カバー部13aと、第1前方延出部12bを覆う第2カバー部13b等からなり、各カバーは排気管12の所定部に突設される取付部材12fにボルト締結している。
そして、排気管カバー13を備える排気管12は、第2前方延出部12d側に下向きに突設される取付片14aをエンジン台フレーム1aの側面にボルト締結し取付け、また第2前方延出部12dの後端側の曲り部は、エンジン台フレーム1aにボルト締結される第3カバー部13cによって上向き傾斜で覆うことにより、該第3カバー部13cの傾斜に沿って誘導されるエンジン冷却風を後方上方の油圧ポンプ20a側に向け効率よく吹き付けるようにしている。
これによる排気装置は、排気管12の第1前方延出部12b及び下方延出部12cがボンネット7の開放部7eに配置されていても、第2カバー部13bが油圧ポンプ20aの上方とボンネット7の縁部との間の開放部7eの隙間を覆うと共に、第1カバー部13aが開放部7eのラジエータ背後空間を外方から覆うカバー構造体を兼用する態様になっているので、作業者が誤って排気管12に直接的に触れることを回避することができる。
また排気装置のコ字状をなす各カバーは、その両辺部を拡開した形状にすることが望ましく、この場合には簡潔安価な構成によって開放部7eのエンジン側面を広く覆うカバー構造にすることができると共に、両辺部が樋状の凹部内にエンジン冷却風を集めながら排気管12の冷却作用を行い、カバー方向に整流状態で誘導しカバー端部から所定位置に効率よく排出案内をする等の利点がある。
さらに、上記構成による右側のボンネット内部配置構造によれば、ボンネット7の側面視形状による開放部7eの前部側を、排気管12の上下方向配置を介し第2カバー部13b乃至は第1カバー部13aによってラジエータ背後空間を右外方から上下方向に覆うため、該ラジエータ背後空間内に配設されている冷却ファンE1側に向けての、手の差込みを確実に規制すると共に、手の差込み規制部材用の追加カバー等も要することなく簡潔で安価な構成によって最小限のカバー構造にすることができる。
また上記構成による排気管12の下方延出部12cは、その上部の屈曲部12eから下部屈曲部12f側を正面視で内向きに傾けることが望ましく、この場合には、縦向き姿勢になる下部屈曲部12f側を、前記エンジンEとラジエータ9との間に形成される平面視凹状に形成される隙間の右側に、エンジン補機としての連結管(排気管)12を上下方向に合致するように入り込ませて隙間を塞いだ態様で配置することができる。
従って、この場合のシュラウド16に排気管12をより近接した配置を可能にするため、排気装置を左右方向に大きく張り出させることなく、ラジエータ背後空間スペースの有効活用をしながら配管配置をすることができ、またボンネット7の外方に向けての膨出拡大を規制して、小型シンプル構造のボンネット製作ができるメリットがある。
従って、この場合のシュラウド16に排気管12をより近接した配置を可能にするため、排気装置を左右方向に大きく張り出させることなく、ラジエータ背後空間スペースの有効活用をしながら配管配置をすることができ、またボンネット7の外方に向けての膨出拡大を規制して、小型シンプル構造のボンネット製作ができるメリットがある。
以上のように構成される右側の内部配置構造及び排気構造は、エンジンルーム6の右側に後方から前方に配設される排気管12を、側面視でマフラ11から前方に延出する第1前方延出部12bと、側面視で第1前方延出部12bの前端部から下方に延出する下方延出部12cとを備え、第1前方延出部12b及び下方延出部12cは、側面視で開放部7eに配置されるものの、機体内方に向かって開口する断面コ字状の排気管カバー13で覆われるので、ボンネット7の開放部7e全体をサイドカバーで覆わなくても、作業者が誤って排気管12に触れることを防止でき、ボンネット7の開放部7e全体をサイドカバーで覆う従来に比してコストダウンが図れると共に、メンテナンス作業を容易にすることができる等の特徴がある。
つまり、排気管カバー13のうち下方延出部12cを覆う第1カバー部13aは、前記ラジエータ背後空間の右側で上下方向に配置された状態で、その内向きコ字状の樋型をなすカバー形状によって、エンジン冷却風を収集して第1前方延出部12bを覆う第2カバー部13bに導くので、排気管カバー13自体の温度上昇も抑制することができる。また、第1カバー部13aは、側面視で上側ほど後方に位置するように傾斜しているので、収集したエンジン冷却風を確実に第2カバー部13bに導くことができる。
そして、第2カバー部13bは、第1前方延出部12bの後端よりも後方に延出する後方延長部13cを備え、後方延長部13cは、平面視で後側ほど機体内方に位置するように傾斜しているので、第2カバー部13bを通って後方に排出されるエンジン冷却風がエンジンルーム6の後方に乗車する作業者に直接当たることを防止できる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、前記実施形態の排気管カバーは、断面コ字状であるが、断面U字状であってもよい。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、前記実施形態の排気管カバーは、断面コ字状であるが、断面U字状であってもよい。
次に、上記エンジンルーム6の左側におけるボンネット内部配置構造について、図3,図8〜図10を参照し説明する。尚、前記右側のボンネット内部配置構造と同一構造及び作用については同一符号を付して説明を省略する。
先ず、前記エンジン補機としてのラジエータ8は、その冷却水を通す連結管であるラジエータ配管19を、ラジエータ背後空間の左側において該ラジエータ9の下部からシュラウド16の左側壁上下方向に沿わせエンジンEの上部に連結配管し、且つ管中途部をバンド等の取付手段16aによってシュラウド16の側壁に締結している。
またラジエータ配管19の下側曲げ部の後部は、エンジン台フレーム1aからボルト締結される平面視Z型のカバー19aによって覆っている。
先ず、前記エンジン補機としてのラジエータ8は、その冷却水を通す連結管であるラジエータ配管19を、ラジエータ背後空間の左側において該ラジエータ9の下部からシュラウド16の左側壁上下方向に沿わせエンジンEの上部に連結配管し、且つ管中途部をバンド等の取付手段16aによってシュラウド16の側壁に締結している。
またラジエータ配管19の下側曲げ部の後部は、エンジン台フレーム1aからボルト締結される平面視Z型のカバー19aによって覆っている。
そして、前記エアクリーナ18は、エンジンEに吸気側からエアーを送るエアーパイプ18aの中途部を、ラジエータ外枠8aの縦向き左側隔壁8cの上部に嵌挿し、ラジエータ背後空間の上部でシュラウド16及びラジエータ配管19の外方を通して後方のエンジンEに連結している。またエアクリーナ18の吸気温度を検知する吸気温度センサ18bは、左側隔壁8cから前方位置に臨むエアーパイプ18aの上部に設置している。
これによるラジエータ配管19は、ラジエータ背後空間の左側でシュラウド16の側方及び後方に沿って平面視凹状に形成される隙間を上下方向に塞ぐと共に、外方への大きな突出を規制したコンパクトで防振性に優れた連結配置構造にする。
従って、このラジエータ配管19は、メンテナンス作業時に作業者が不慮に冷却ファンE1に手を触れようとする場合に、手の差込みを不能にする規制部材になるように構成されるため、追加の規制カバー部材を不要にすることができる。
従って、このラジエータ配管19は、メンテナンス作業時に作業者が不慮に冷却ファンE1に手を触れようとする場合に、手の差込みを不能にする規制部材になるように構成されるため、追加の規制カバー部材を不要にすることができる。
またラジエータ背後空間を埋めるように配置されるラジエータ配管19は、シュラウド16側からの配管突出を最小限にできるので、この外方に前後方向に重ねて配管されるエアーパイプ18aの外方突出を規制することができるため、ボンネット7の躯体幅を抑制し機体の小型化を簡潔安価な構成によって製作可能にする等の特徴がある。
次に、エンジンルーム6の左側におけるラジエータ9の前部側から、開放部7eに臨ませながら後方に向けて配置される、油圧ホース20と燃料ホース21、及びバッテリ9とスタータモータ等電気機器を繋ぐハーネスとしてのプラスコード22等のボンネット内部配置構造について図3,図8〜図10を参照し説明する。
上記ホース及びコードは、いずれもボンネット7で覆われる前方側中途位置において、前記ラジエータ8の左側隔壁8cに穿設される各通し孔8dに対し、所定の配置高さを有して位置決め支持されている。尚、開放部7eに臨ませないでボンネット内に配索されるエンジンハーネス類については説明を省略する。
上記ホース及びコードは、いずれもボンネット7で覆われる前方側中途位置において、前記ラジエータ8の左側隔壁8cに穿設される各通し孔8dに対し、所定の配置高さを有して位置決め支持されている。尚、開放部7eに臨ませないでボンネット内に配索されるエンジンハーネス類については説明を省略する。
先ず、オイルクーラ10から後方の油圧ポンプ20a及び作業機器部(図示せず)に連結されて上下の油往復路を形成する鋼管等硬質パイプからなる油圧ホース20は、前記ラジエータ8の左側隔壁8cに沿って複数穿設される通し孔8dのうち最下位の通し孔8dを通し、開放部7eに臨む位置において、基部側を下向きに大きく屈曲させたのち各パイプの中途部をエンジン台フレーム1aに沿わせ、最下位部を取付部材20bによって締結し、後方の油圧ポンプ20a並びに作業機器部に接続している。
一方、前記燃料クーラ10aから後方上部のボンネット内に設置されるメインフィルタ25とプレフィルタ25aとエンジンEとを往復路を形成して繋ぐ燃料ホース21は、油圧ホース20の上方の通し孔8dを通して開放部7eに臨むパイプ中途を、図8,図10に示すように下向き谷折り状に曲げた下曲げ部を形成し、該下曲げ部をバンド状の固定部材21eによって、前記エアーパイプ18aの後端連結部の下方でエンジン腹部に設置されるオイルゲージ26の下方に締結固定している。
上記構成により配置される燃料ホース21は、下曲げ部を介しオイルゲージ26の上方周り及びラジエータ配管19の取付け部周りを開放するので、この部の点検及び整備等のメンテナンス作業を容易にする。尚、上記メインフィルタ25とプレフィルタ25aとは、開放部7eに大きく露出することなく連結パイプ25bによって連結して並列配置すると共に、両者間に形成されるスペースに燃料タンク側の送油パイプ25cを嵩張ることなく配管している。
他方、プラスコード22は、上記管類に近接させた最上位の通し孔8dから後部を大きく緩やかに下向き湾曲させることにより、上記燃料ホース21の内方で且つ油圧ホース20との間を経て後方の電気機器と接続する配線構造にしている。
つまり、プラスコード22は燃料ホース21の内方へ配線するので、上記開放部7eでの直接的な露出配線を避けると共に、開放部7eでのメンテナンス作業用空間を狭くすることなく、且つ人や物との外部接触を防止することができる。
つまり、プラスコード22は燃料ホース21の内方へ配線するので、上記開放部7eでの直接的な露出配線を避けると共に、開放部7eでのメンテナンス作業用空間を狭くすることなく、且つ人や物との外部接触を防止することができる。
従って、ボンネット左側の開放部7eでは、開放部高さの約半分位置から下方に、前記油圧ホース20と燃料ホース21とプラスコード22等を集束状に纏めて配置しているため、エンジンEの中腹部及び上方側に専ら配置されるメンテナンス頻度の高い箇所のメンテナンス作業を上記配管類に支障されることなく広いスペースによって能率よく行うことができる。
また特に、開放部7eを有するボンネット7である場合には、約半分位置から下方に纏めて配置される前記油圧ホース20と燃料ホース21とプラスコード22等が、横向きネット状の通風可能な壁体になるので、人や物がエンジン本体下腹部との直接的な接当を回避することができると共に、作業者が上方の開放部7eから手を差し入れて行うオイルゲージ26の点検操作や各種のメンテナンス作業を行う際のガード部材にすることができる等の利点がある。
以上のように、このトラクタTのボンネット内部配置構造は、ボンネット7によってラジエータ8とエンジンEを覆うと共に、エンジン補機としての、排気消音用のマフラから延出する排気管12及びラジエータ8のラジエータ配管19等の連結管等を覆うに、前記エンジンEとラジエータ9との間に形成するラジエータ背後空間の左右位置に、エンジン補機としての連結管であるラジエータ8のラジエータ配管19又はマフラ11の排気管12を上下方向に配置した構成を可能にする。
これによるトラクタTは、ラジエータ背後空間の左又は右側でシュラウド16の側方及び後方に平面視凹状に形成される隙間を、上記連結管によって上下方向に沿って塞ぐように配置するので、エンジンEの側方からメンテナンス作業を行う際に作業者が不慮に隙間内に手を入れようとしても、連結管によって手の差し込みを規制することができるので、メンテナンス作業を能率よく行うことができる。
またラジエータ背後空間を埋めるように上下方向に配置される連結管は、外方への大きな突出を規制しコンパクトに纏めて設置されるので、ボンネット7の躯体幅を徒に膨出形状にすることなく小型化を図ると共に、簡潔で安価な構成によって製作することができる。
またラジエータ背後空間を埋めるように上下方向に配置される連結管は、外方への大きな突出を規制しコンパクトに纏めて設置されるので、ボンネット7の躯体幅を徒に膨出形状にすることなく小型化を図ると共に、簡潔で安価な構成によって製作することができる。
そして、上記トラクタTは、その小型軽量化又は構造簡潔化を図る上で、エンジンEの下部外側方を開放する開放部7eを形成したボンネット7にする場合に、前記連結管としての排気管12は、その排気管形状並びに該排気管12を覆うように設けられる排気管カバー13を介して、エンジンEの高さ半分程度を覆うようにカバー部材として配置できるため、ボンネット7の追加カバー部材を要することなくカバー構造を最小限にすることができ、簡潔で安価な構成によって機体の小型化を図ることができると共に、開放される開放部分からのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また排気管12は、前記ラジエータ背後空間のスペースを有効活用して外方への突出を抑制し前記隙間を塞ぐように配置するので、ボンネットの開放部の全体を覆うサイドカバーを要することなく、作業者が誤って排気管に触れることを防止できボンネットの開放部全体をサイドカバーで覆うものに比してメンテナンス作業容易に低コスト化することができる。
尚、実施形態では、小型トラクタ用のボンネット内部配置構造について説明したが、これに限ることなく、大型トラクタや建設作業機等にも適用することができる。
尚、実施形態では、小型トラクタ用のボンネット内部配置構造について説明したが、これに限ることなく、大型トラクタや建設作業機等にも適用することができる。
1 走行機体
1a エンジン台フレーム
6 エンジンルーム
7 ボンネット
7e 開放部
8 ラジエータ
11 マフラ
12 排気管
13 排気管カバー
16 シュラウド
18a エアーパイプ
19 ラジエータ配管
20 油圧ホース
21 燃料ホース
T トラクタ(走行車両)
E エンジン
E1 冷却ファン
1a エンジン台フレーム
6 エンジンルーム
7 ボンネット
7e 開放部
8 ラジエータ
11 マフラ
12 排気管
13 排気管カバー
16 シュラウド
18a エアーパイプ
19 ラジエータ配管
20 油圧ホース
21 燃料ホース
T トラクタ(走行車両)
E エンジン
E1 冷却ファン
Claims (4)
- エンジンルーム(6)の前後に配置されるラジエータ(8)とエンジン(E)を覆うと共に、エンジン補機としての、マフラから延出する排気管(12)及びラジエータ(8)のラジエータ配管(19)等の連結管と前記エンジンルーム(6)の少なくとも上方及び左右両側方を覆うボンネット(7)を備える走行車両におけるボンネット内部配置構造において、
前記エンジン(E)とラジエータ(8)との間に形成するラジエータ背後空間の左右位置に、エンジン補機としての連結管を上下方向に配置したことを特徴とする走行車両におけるボンネット内部配置構造。 - 前記エンジン補機の連結管は、ラジエータ(8)のラジエータ配管(19)及びマフラ(11)の排気管(12)である請求項1記載の走行車両におけるボンネット内部配置構造。
- 前記マフラ(11)の排気管(12)に、該排気管(12)の外方に沿ってコ字状又はU字状に拡開する断面形状を有して覆う排気管カバー(13)を設ける請求項1又は2記載の走行車両におけるボンネット内部配置構造。
- 前記ボンネット(7)の後方下部側に、エンジン(E)の後部外側方を開放する開放部(7e)を形成すると共に、該ボンネット(7)の開放部(7e)によって開放される開放部高さの約半分位置から下方に、前記排気管カバー(13)によって覆われる排気管(12)又は油圧ホース(20)や燃料ホース(21)からなる連結管を配置する請求項1又は2又は3記載の走行車両におけるボンネット内部配置構造。
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JP2019073516A JP2020172124A (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 走行車両におけるボンネット内部配置構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024090006A1 (ja) * | 2022-10-28 | 2024-05-02 | 株式会社クボタ | 作業車 |
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-
2019
- 2019-04-08 JP JP2019073516A patent/JP2020172124A/ja active Pending
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