JP2008298060A - 排気管の遮熱構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両、特に中大型トラック・バス等の車両に搭載されたエンジンに接続された排気管の屈曲部を遮熱するための低コストな遮熱構造を実現する。
【解決手段】排気管4の屈曲部4a及び該屈曲部の前後の排気管4bの周囲に遮熱板を装着する排気管の遮熱構造において、両端を円周外方向に折り曲げたフランジ部8aを有した半円状の一対のクランプ片8を対向させ該フランジ部を結合させて排気管4の外周面に環状に取り付けられ屈曲部4aの前後の排気管4bに配設される複数のクランプ7と、クランプ7の曲率半径より大きな曲率半径を有し両側縁部6aがフランジ部8aで結合されることにより排気管4の外周面と隙間sを生じた状態でクランプ片8に固定される遮熱カバー6と、屈曲部4aの外周面に遊嵌され柔軟性を有した織布製の筒状遮熱チューブ12と、を備え、筒状遮熱チューブ12の両端縁をクランプ7に当接させてなる。
【選択図】図2
【解決手段】排気管4の屈曲部4a及び該屈曲部の前後の排気管4bの周囲に遮熱板を装着する排気管の遮熱構造において、両端を円周外方向に折り曲げたフランジ部8aを有した半円状の一対のクランプ片8を対向させ該フランジ部を結合させて排気管4の外周面に環状に取り付けられ屈曲部4aの前後の排気管4bに配設される複数のクランプ7と、クランプ7の曲率半径より大きな曲率半径を有し両側縁部6aがフランジ部8aで結合されることにより排気管4の外周面と隙間sを生じた状態でクランプ片8に固定される遮熱カバー6と、屈曲部4aの外周面に遊嵌され柔軟性を有した織布製の筒状遮熱チューブ12と、を備え、筒状遮熱チューブ12の両端縁をクランプ7に当接させてなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両のエンジンに接続された排気管から生じる熱害を防ぐために、排気管の周囲に遮熱カバーを装着するようにした遮熱構造に関し、特に、排気管の屈曲部を遮熱可能で、取り付けが容易な低コストの遮熱構造に関する。
図8は、従来の中大型バスの車両の後部に設けられたエンジンルームの平面図、図9は図8中のD−D断面図である。図8及び図9において、後部カバー01の内側に設けられたエンジンルーム02にエンジン03が配置されている。エンジン03には排気管04が接続され、エンジン03の排気ガスが排出される。排気管04には、途中マフラー05が介設され、マフラー05の下流側でエンジン03の下方を通り、後部カバー01付近に排気口04dが配置されている。なお、図中、01aはバンパラインである。
排気管04は排気ガスが通ることで高温になるため、排気管04から放熱が起こり、排気管周辺の搭載機器類への熱害を起こす。例えば、図6を参照して説明すると、エンジン3の下部にはオイルパン3aがあり、排気管4がオイルパンの下方を通るとき、排気管4から発する熱によりオイルパンを暖め、これによって、エンジンの性能に悪影響を及ぼす。
そのため、図8に示すように、排気管04と搭載機器類との間、即ち、排気管04の上方に断面が半円形状の遮熱カバー06を配設して、排気管04からの放熱を遮熱カバー06で遮断している。
そのため、図8に示すように、排気管04と搭載機器類との間、即ち、排気管04の上方に断面が半円形状の遮熱カバー06を配設して、排気管04からの放熱を遮熱カバー06で遮断している。
図9において、遮熱カバー06は、その両側縁部が外方に折り曲げられたフランジ部06aが形成され、フランジ部06aが排気管04の下側外周面に巻装されるクランプ片07のフランジ部07aとボルト08及びナット09で結合されることにより、排気管04に装着される。図8に示すように、排気管04の屈曲部04aには、該屈曲部04aの曲がり形状に合った複雑な形状の遮熱カバーを製作する必要があるため、遮熱カバーを装着していない。
特許文献1(実開昭61−51433号公報)及び特許文献2(実開平2−62194号公報)には、エンジンに接続された排気管の曲がり形状に合致した形状の遮熱カバーを製作し、その遮熱カバーを屈曲部を含む該排気管の外周面に装着することが開示されている。
中大型トラック・バス等の車両では、ユーザの使用目的によってエンジンの大きさ及び形状等が異なり、少量多種生産となっている。従って、排気管の配管形状も多種類あり、排気管の屈曲部の形状も多岐に亘るため、排気管からの放熱を遮断する遮熱カバーも多種類に亘っている。乗用車等のように同一車種を大量生産する場合には、プレス成形により、排気管の屈曲部及びその前後に連なる直線部を遮蔽する遮熱カバーを一体成形すれば、低コストとなるが、少量多種生産の中大型トラック・バス等の場合、一体物で製作すると、少量のため、非常に高価なものとなっていた。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、車両、特に中大型トラック・バス等の車両に搭載されたエンジンに接続された排気管の屈曲部を遮熱するための低コストな遮熱構造を実現することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の排気管の遮熱構造は、
排気管の屈曲部及び該屈曲部の前後の排気管の周囲に遮熱板を装着する排気管の遮熱構造において、
両端を円周外方向に折り曲げたフランジ部を有した半円状の一対のクランプ片を対向させ該フランジ部を結合させて前記排気管外周面に環状に取り付けられ前記屈曲部の前後の排気管に配設される複数のクランプと、
該クランプの曲率半径より大きな曲率半径を有し両側縁部が該フランジ部で結合されることにより該排気管外周面と隙間を生じた状態で該クランプ片に固定される遮熱カバーと、
該屈曲部の外周面に遊嵌され柔軟性を有した織布製の筒状遮熱チューブと、を備え、
該筒状遮熱チューブの両端縁を該クランプに当接させた構成を有するものである。
排気管の屈曲部及び該屈曲部の前後の排気管の周囲に遮熱板を装着する排気管の遮熱構造において、
両端を円周外方向に折り曲げたフランジ部を有した半円状の一対のクランプ片を対向させ該フランジ部を結合させて前記排気管外周面に環状に取り付けられ前記屈曲部の前後の排気管に配設される複数のクランプと、
該クランプの曲率半径より大きな曲率半径を有し両側縁部が該フランジ部で結合されることにより該排気管外周面と隙間を生じた状態で該クランプ片に固定される遮熱カバーと、
該屈曲部の外周面に遊嵌され柔軟性を有した織布製の筒状遮熱チューブと、を備え、
該筒状遮熱チューブの両端縁を該クランプに当接させた構成を有するものである。
本発明の遮熱構造では、排気管の屈曲部の前後の直線部に装着される遮熱カバーと、屈曲部用の柔軟性を有する織布製の遮熱チューブとを組み合わせて適用する。この組み合わせにより、排気管の多種類の屈曲形状に対し、柔軟性を有する織布製の1種類の遮熱チューブで対応可能となり、低コストで遮熱効果の高い遮熱構造を実現できる。
また、遮熱チューブの両端縁は、クランプに当接されただけで排気管の軸方向の動きを阻止され、排気管の外周面に安定して固定できる。また、遮熱チューブの装着も容易である。また、遮熱チューブの両側縁が自由端となっているので、遮熱チューブと排気管外周面との隙間に介在する空気は、車両の振動により換気される。このように、遮熱チューブと排気管外周面との隙間に介在する空気が外部の冷えた空気と入れ替わることができるので、排気管の冷却効果を増大させることができる。
また、遮熱カバーは、クランプの曲率半径より大きな曲率半径を有し、このため、排気管外周面と隙間を生じた状態で該クランプ片に固定される。該隙間によって排気管外周面と遮熱カバーとの間に空気層が形成されるため、この空気層によって断熱層が形成されるので、遮熱効果をさらに向上させることができる。
なお、本発明の遮熱構造において、遮熱チューブの両端縁をクランプで排気管外周面との間に挟み込んで固定するようにしてもよい。これによって、遮熱チューブを排気管の屈曲部の外周面により確実に固定することができる。
また、本発明の遮熱構造において、排気管の屈曲部の前後の直線部に同一形状及び同一大きさの遮熱カバーを装着するようにするとよい。かかる構成とすれば、遮熱カバーを同一のプレス型を有する単一のプレス機械を用いて大量生産することができるので、遮熱カバーの製造コストを低減することができる。
本発明の排気管の遮熱構造は、両端を円周外方向に折り曲げたフランジ部を有した半円状の一対のクランプ片を対向させ該フランジ部を結合させて排気管外周面に環状に取り付けられ屈曲部の前後の排気管に配設される複数のクランプと、該クランプの曲率半径より大きな曲率半径を有し両側縁部が該フランジ部で結合されることにより該排気管外周面と隙間を生じた状態で該クランプ片に固定される遮熱カバーと、該屈曲部の外周面に遊嵌され柔軟性を有した織布製の遮熱チューブと、を備え、該遮熱チューブの両端縁を該クランプに当接させた構成を有するものであり、これにより、排気管の屈曲部の前後の直線部に装着される遮熱カバーと、屈曲部に装着される柔軟性を有する織布製の筒状遮熱チューブとの組み合わせにより、排気管の屈曲部の多岐に亘る屈曲形状に対し、1種類の遮熱チューブで対応可能となり、そのため、低コストで遮熱効果の高い遮熱構造を実現できる。
また、筒状遮熱チューブの両端縁は、クランプに当接されただけで固定され、排気管外周面にクランプで挟まれていないので、筒状遮熱チューブと排気管外周面との隙間に介在する空気は、車両の振動により、換気され、これによって、排気管の冷却効果を増大させることができる。あるいは、筒状遮熱チューブの両端縁をクランプで排気管外周面との間に挟み込んで固定するようにすれば、遮熱チューブを排気管の屈曲部の外周面により確実に固定することができる。
また、遮熱カバーは、クランプとの曲率半径の違いから、排気管外周面と隙間を生じた状態で該クランプ片に固定されるので、排気管外周面と遮熱カバーとの間に空気層が形成され、これによって、該空気層からなる断熱層が形成されるので、遮熱効果をさらに向上させることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
(実施形態1)
次に本発明を中大型バスの車両に適用した一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る車両上方から視た排気管の遮熱構造を示す平面図、図2は該遮熱構造の車両後方から視た側面図、図3は図2中のA部拡大図、図4は図3中のB−B線に沿う断面図、図5は図3中のC部拡大図である。
図1及び図2において、排気管4は、図8に示すように、車両後部に設けられたエンジンルーム02において、エンジン03の下方を通るように配設され、後部カバー01に開口する排気口04dを有する。排気管4を通る排気ガスは高温であり、排気管4から高温の放熱が起こるので、エンジン03の下部に配置されるオイルパンを暖め、エンジン03に悪影響を与える。従って、排気管4からの放熱を遮断するため、オイルパンの下方に位置する排気管4に遮熱カバー6及び遮熱チューブ12を装着した遮熱構造を設けている。
オイルパンの下方に位置する排気管4には屈曲部4aがあり、屈曲部4aを挟む前後の直線部4bに2個の遮熱カバー6が装着されている。遮熱カバー6は、断面が半円形状をなし、両側縁部に円周外方向に折り曲げたフランジ部6aを有する。該フランジ部6aには遮熱カバー6の両端近傍に片側2個のボルト結合用孔が設けられている。
2個の遮熱カバー6は同一形状及び同一大きさをなす。このように排気管4の直線部4bに装着される遮熱カバー6を同一形状及び同一大きさとすることにより、単一のプレス型をもつプレス機械で大量生産することができるので、遮熱カバー6を低コストで製造することができる。
図3及び図4において、排気管4の直線部4bの外周面には、クランプ7が装着される位置に半球状の突起4cが突設される。クランプ7は2個の半円形状をなすクランプ片8で構成されている。クランプ片8は円周外方向の折り曲げられたフランジ部8aを有し、フランジ部8aにはボルト結合用孔が穿設されている。また、クランプ片8の円周方向中央部には、排気管4の外周面に設けられた突起4cが嵌合するための孔8bが穿設されている。
クランプ片8も同一形状及び同一大きさで製作されているので、1個のプレス型で大量生産でき、これによって、クランプ片8の製造コストを低減することができる。
クランプ片8も同一形状及び同一大きさで製作されているので、1個のプレス型で大量生産でき、これによって、クランプ片8の製造コストを低減することができる。
次に、本実施形態における遮熱構造を排気管4に取り付けるに際しては、クランプ7は、排気管4の屈曲部4aの前後両側に連なる直線部4bの位置であって、遮熱カバー6の両端近傍に位置する部位に装着される。即ち、夫々の直線部4bで2箇所の部位に装着される。また、排気管4の夫々の直線部4bで1箇所ずつ、クランプ7が装着される位置の底部には、排気管4の外周面から位置決め用の突起4cが突設されており、該突起4cがクランプ片8に穿設された孔8bに嵌合することにより、遮熱カバー6に結合される2個のクランプ7のうちの一方のクランプ7を位置決めすることができる。該突起4cは直線部4bにそれぞれ1個設けられておれば、屈曲部4aの前後の直線部4bにおける遮熱カバー6の位置決めが可能になる。
このように位置決めされた位置で、2個のクランプ片8を排気管4の外周面に巻装し、遮熱カバー6を上側クランプ片8の上方に配置した状態で、ボルト9を上下クランプ片8のフランジ部8aに設けられたボルト結合用孔、及び遮熱カバー6の両側縁部に形成されたフランジ部6aに設けられたボルト結合用孔に通してナット10で締結する。これによって、遮熱カバー6と2個のクランプ7とが排気管4の直線部4bの外周面に固定される。なお、ボルト9と遮熱カバー6のフランジ部6aとの間、及びナット10とクランプ片8のフランジ部8aとの間にはワッシャ11が介装されている。
図4及び図5に示すように、遮熱カバー6はクランプ片8より大きな曲率半径を有するので、遮熱カバー6と排気管4の外周面との間には隙間sが形成される。このように、隙間sが形成されることにより、遮熱カバー6と排気管4との間に空気層が形成されるため、遮熱カバー6による遮熱効果に加えて、該空気層による遮熱効果を得ることができる。
一方、ガラス繊維等でできた織布製で柔軟性を有する円筒形状の遮熱チューブ12が製作される。遮熱チューブ12は排気管4の外周面に遊嵌でき、かつクランプ7に当接する大きさに製作される。そして、遮熱カバー6がクランプ7を介して排気管4に装着される前に、予め排気管4の屈曲部4aの外周面に被覆される。従って、図5に示すように、遮熱カバー6及びクランプ7が該屈曲部4aの前後両側の直線部4bに装着されることにより、遮熱チューブ12の両端縁がクランプ7に当接した状態となる。そして、遮熱チューブ12はその状態で位置決めされ保持される。
本実施形態によれば、排気管4の屈曲部4aはガラス繊維等でできた断熱性を有する円筒形状の遮熱チューブ12で覆われているため、屈曲部4aからの放熱を防止することができる。しかも、織布製の遮熱チューブ12は可撓性であるため、任意の曲率半径を有する屈曲部4aに対して同一寸法の遮熱チューブ12を装着することができる。従って、異なる曲率半径の屈曲部4aごとに異なる形状の遮熱チューブ12を製作する必要がないので、製作費が安価となる。
また、排気管4の直線部4bには、遮熱カバー6が装着されることにより、遮熱効果を得ることができる。さらに、クランプ7の曲率半径より遮熱カバー6の曲率半径が大きいため、排気管4の外周面と遮熱カバー6との間に隙間sを形成することができる。これによって、該隙間sに空気層が形成されるので、遮熱カバー6による断熱効果に加えて、該空気層による断熱効果を得ることができる。
さらに、排気管4の直線部4bに装着される遮熱カバー6及びクランプ7は、同一形状及び同一大きさで構成されるので、単一のプレス型をもつプレス装置で大量生産できるので、製造コストを低減することができる。
また、遮熱チューブ12の両端部は、クランプ7でクランプされていないので、遮熱チューブ12の両端部が排気管4の外周面に密着されていない。従って、遮熱チューブ12と排気管外周面との隙間に介在する空気は、車両の振動等により換気されるため、これによって、排気管4の冷却効果を得ることができる。
また、クランプ7を構成するクランプ片8の円周方向中央部に孔8bを穿設し、一方排気管4の底部のクランプ装着位置に半球状の位置決め用突起4cを突設し、孔8bに位置決め用突起4cを嵌合させることにより、クランプ7の位置決めが容易になるとともに、クランプ7が突起4cに係止されるため、クランプ7及びクランプ7に固定される遮熱カバー6を排気管4に対して相対的な位置ずれを起こすことがない。従って、遮熱カバー6を排気管4の外周面に確実に固定することができる。
図6に示すように、排気管4の上方近傍にはエンジン3の底部に配置されるオイルパン3aのほかに、ファンベルト20a〜cが配設されており、本実施形態によれば、排気管4の屈曲部4aに円筒状の遮熱チューブ12を設け、直線部4bに遮熱カバー6を設けることにより、オイルパン3aのみならず、ファンベルト20a〜cに対する熱害をも効率的に防止することができる。
(実施形態2)
(実施形態2)
次に本発明の第2実施形態を図7に基づいて説明する。図7において、本実施形態は、排気管4の一方の直線部4bに2個の遮熱カバー6を並べて装着したものであり、その他の構成は前記第1実施形態と同一である。図示された3個の遮熱カバー6は同一の形状及び大きさを有する。このように、排気管4の直線部4bには、該直線部4bの長さに応じて同一形状及び大きさの遮熱カバー6を複数装着することで、該直線部4bの全長からの放熱を防止することができる。
また、2個の遮熱カバー6の間に隙間が出来ないように、遮熱カバー6同士を一部重合しても良い。
また、2個の遮熱カバー6の間に隙間が出来ないように、遮熱カバー6同士を一部重合しても良い。
本実施形態によれば、前記第1実施形態で得られる作用効果に加えて、排気管4の直線部4bに対して該直線部4bの長さに応じて複数の遮熱カバー6を並べて装着するようにしているので、遮熱カバー6を単一のプレス型をもつプレス装置で低コストで大量生産が可能になる。
なお、前記第1実施形態及び第2実施形態とは別の実施形態として、遮熱チューブ12の両端部をクランプ7で排気管4の外周面との間にクランプするように構成してもよい。かかる構成によって、遮熱チューブ12を排気管4の屈曲部4aにより確実に固定することができる。
本発明によれば、排気管の直線部に装着される遮熱カバーと屈曲部に装着される織布製で柔軟性を有する遮熱チューブとの組み合わせにより、排気管の放熱に対して十分な遮熱効果を得ることができるとともに、排気管の多種類の屈曲部形状に対して低コストな遮熱構造を実現することができる。
03,3 エンジン
3a オイルパン
4 排気管
4a 屈曲部
4b 直線部
4c 位置決め用突起
6 遮熱カバー
6a フランジ部
7 クランプ
8 クランプ片
8a フランジ部
9 ボルト
12 遮熱チューブ
s 隙間
3a オイルパン
4 排気管
4a 屈曲部
4b 直線部
4c 位置決め用突起
6 遮熱カバー
6a フランジ部
7 クランプ
8 クランプ片
8a フランジ部
9 ボルト
12 遮熱チューブ
s 隙間
Claims (3)
- 排気管の屈曲部及び該屈曲部の前後の排気管の周囲に遮熱板を装着する排気管の遮熱構造において、
両端を円周外方向に折り曲げたフランジ部を有した半円状の一対のクランプ片を対向させ該フランジ部を結合させて前記排気管外周面に環状に取り付けられ前記屈曲部の前後の排気管に配設される複数のクランプと、
該クランプの曲率半径より大きな曲率半径を有し両側縁部が該フランジ部で結合されることにより該排気管外周面と隙間を生じた状態で該クランプ片に固定される遮熱カバーと、
該屈曲部の外周面に遊嵌され柔軟性を有した織布製の遮熱チューブと、を備え、
該遮熱チューブの両端縁を該クランプに当接させたことを特徴とする排気管の遮熱構造。 - 前記遮熱チューブの両端縁を前記クランプで前記排気管外周面との間に挟んで固定したことを特徴とする請求項1に記載の排気管の遮熱構造。
- 前記排気管の屈曲部の前後の直線部に同一形状及び同一大きさの前記遮熱カバーを装着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の排気管の遮熱構造。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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