JP2010164211A - 蓄冷熱器付き熱交換器構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】通風抵抗の増大を抑制出来る蓄冷熱器付き熱交換器構造を提供する。
【解決手段】
エバポレータ3の各チューブ部材3b,3bの間に、金属製の放熱フィン5…が、介装されて固定されることにより、各チューブ部材3b…間のピッチが、等間隔に構成されている。
保冷器6は、エバポレータ3の一側面3aに近接配置されて、通風方向に直列に位置している。
この保冷器6は、扁平状に形成された中空の複数のチューブ部材7…を有していて、これらのチューブ部材7…の内部空間7a…に、前記蓄冷熱材が、各々保持される。
チューブ部材7の端縁7bには、チューブ部材3bの対向端縁3dに、係合するように係合凹部7cが、凹設形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】
エバポレータ3の各チューブ部材3b,3bの間に、金属製の放熱フィン5…が、介装されて固定されることにより、各チューブ部材3b…間のピッチが、等間隔に構成されている。
保冷器6は、エバポレータ3の一側面3aに近接配置されて、通風方向に直列に位置している。
この保冷器6は、扁平状に形成された中空の複数のチューブ部材7…を有していて、これらのチューブ部材7…の内部空間7a…に、前記蓄冷熱材が、各々保持される。
チューブ部材7の端縁7bには、チューブ部材3bの対向端縁3dに、係合するように係合凹部7cが、凹設形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に、自動車等、車両に用いられる蓄冷熱器付き熱交換器構造で、特に、通風抵抗の増大を抑えることが出来る蓄冷熱器付き熱交換器構造に関するものである。
従来、図8に示すような自動車の空調装置に用いられる蓄冷熱器付き熱交換器構造が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
まず、構成から説明すると、この従来の蓄冷熱器付き熱交換器構造では、空調装置1を構成するケーシング2の内部には、冷凍サイクルを構成する蒸発器としてのエバポレータ3の下流側に、蓄冷熱材を保持した蓄冷熱器としての保冷器4が、設けられている。
この保冷器4は、格子形状を呈して、前記エバポレータの一側面3aに近接配置されている。
次に、この従来の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果について説明する。
この従来の蓄冷熱器付き熱交換器構造では、前記エバポレータ3を通過した空気の通風方向に、前記保冷器4が位置している。
このため、前記冷凍サイクルが、停止しても、車室内に送風される空気が、この保冷器4内に保持された蓄冷熱材によって、冷却される。
よって、車室内に送風される空気の温度の上昇が抑制される。
しかしながら、このように構成された従来の蓄冷熱器付き熱交換器構造では、前記保冷器4の格子の目の大きさや、格子の幅方向寸法が、近接配置される前記エバポレータ3の通風路と一致しない場合、通風抵抗が増大してしまい、空冷性能を低下させてしまう虞があった。
そこで、この発明は、通風抵抗の増大を抑制出来る蓄冷熱器付き熱交換器構造を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、第1熱交換器と、該第1熱交換器の通風方向に直列に近接配置される第2熱交換器とを有して、前記第2熱交換器に蓄冷熱材を保持させた蓄冷熱器付き熱交換器構造であって、前記第1熱交換器又は第2熱交換器のうち、何れか一方を構成するチューブ部材の端縁には、他方を構成するチューブ部材の対向端縁に、係合する係合凹部を有するチューブピッチ適合手段を設けた蓄冷熱器付き熱交換器構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段は、前記一方のチューブ部材の端部の対向側面を凹状に形成して、前記他方のチューブ部材の対向端部の形状に沿わせて、該端面に一体に形成された係合凹部であることを特徴とする請求項1記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段は、前記一方のチューブ部材の両側面を構成する側面部材のうち、少なくとも一方を延設して、前記他方のチューブ部材の側面に当接させる延設片により構成する請求項1又は2記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造を特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段の延設片は、前記一方のチューブ部材の両側面から、一対延設されて、前記対向端縁を両側から挟持するように設けられている請求項3記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造を特徴としている。
更に、請求項5に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段は、前記第1熱交換器又は、第2熱交換器の両側部を構成するチューブ部材に、設けられている請求項1乃至4記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、前記チューブピッチ適合手段として、一方を構成するチューブ部材に設けられた係合凹部が、他方を構成するチューブ部材の対向端縁に、係合されると、両チューブ部材を、空気の流れ方向に沿って、直列に並べることが出来る。
このため、通風抵抗の増大が抑制されて、空冷性能を低下させる虞を減少させることができる。
しかも、複数のチューブ部材に設けられた係合凹部を、他方を構成するチューブ部材の対向端縁に係合させることにより、各チューブ部材同士が直列に揃うので、ピッチが整い、更に、通風抵抗の増大が抑制される。
更に、該第1熱交換器と、第2熱交換器とが、前記係合凹部を介して接触しているので、良好な熱伝導性を持たせて、効率良く、蓄冷熱を行わせることができる。
また、請求項2に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段としての端面に一体に係合凹部が設けられることによって、両チューブ部材を、空気の流れ方向に沿って、直列に並べることが出来る。
このため、別部材を設ける必要が無いと共に、該別部材を固定したり、或いは、該別部材を用いて、係合させる等の組立工数も減少させることができるので、製造コストの増大を抑制することができる。
しかも、前記端面一体係合凹部が、前記チューブ部材の端縁に一体に形成されることにより、端縁までの内部中空空間が拡開されて、多くの蓄冷材を保持させることができる。
更に、請求項3に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段としての延設片が、前記他方のチューブ部材の側面に当接されて、係合される。
このため、両チューブ部材を、空気の流れ方向に沿って、直列に並べることが出来る。
しかも、前記延設片は、一方のチューブ部材の両側面を構成する側面部材のうち、少なくとも一方が延設されて、構成されている。
このため、別部材を設ける必要が無いと共に、該別部材を固定したり、或いは、該別部材を用いて、係合させる等の組立工数も減少させることができるので、製造コストの増大を抑制することができる。
そして、請求項4に記載されたものは、前記チューブピッチ適合手段の延設片が、前記一方のチューブ部材の両側面から、一対延設されいるので、前記対向端縁が両側から挟持される。
このため、更に、確実に、両チューブ部材を、空気の流れ方向に沿って、直列に並べることが出来る。
更に、一対の延設片間に、生じる弾性反力によって、係合される他方のチューブ部材の対向端縁の両側が、挟持されることにより、確実に、前記第1熱交換器と、第2熱交換器との間を、通風方向に直列に近接配置させた状態で連結させることができる。
また、請求項5に記載されたものは、前記第1熱交換器又は、第2熱交換器のチューブ部材に、設けられている前記チューブピッチ適合手段が、対向する前記第1熱交換器又は、第2熱交換器の両側部を連結するので、前記第1熱交換器及び、第2熱交換器のチューブ部材は、空気の流れ方向に揃い、通風抵抗の増大が抑制されて、空冷性能を低下させる虞を減少させることができる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の蓄冷熱器付き熱交換器構造について、図1乃至図7を用いて、説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施の形態の蓄冷熱器付き熱交換器構造は、図3に示すような自動車Cの空調装置1のエアコンサイクルに用いられて、空調装置1を構成するケーシング2の内部には、冷凍サイクルを構成する蒸発器として、第1熱交換器であるエバポレータ3が、設けられている。
このエバポレータ3は、図1及び図2に示す様に、2本の扁平状に形成された中空のチューブ部3c,3cが、直列に接続されたチューブ部材3b…を複数設け、これらの各チューブ部材3b,3bの間に、金属製の放熱フィン5…が、介装されて固定されることにより、各チューブ部材3b…間のピッチが、等間隔となるように構成されている。
このエバポレータ3の下流側には、蓄冷熱材を内部空間に保持した第2熱交換器である蓄冷熱器としての保冷器6が、設けられている。
この保冷器6は、前記エバポレータ3の一側面3aに近接配置されて、通風方向に直列に位置している。
また、この保冷器6は、扁平状に形成された中空の複数のチューブ部材7…を有していて、これらのチューブ部材7…の内部空間7a…に、前記蓄冷熱材が、各々保持されるように構成されている。
更に、この実施の形態の保冷器6では、これらのチューブ部材7,7間に、金属製の放熱フィン8…が、介装されて固定されることにより、各チューブ部材7,7間のピッチが、前記エバポレータ3のチューブ部材3b,3b間のピッチと、等間隔となるように構成されている。
これらの各チューブ部材7の端縁7bには、他方を構成するチューブ部材3bの対向端縁3dに、係合するように係合凹部7cが、設けられている。
この実施の形態の係合凹部7cは、前記対向端縁3dの水平断面半円形状に合わせて、半円弧状の断面形状を呈して構成されている。
次に、この従来の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果について説明する。
この従来の蓄冷熱器付き熱交換器構造では、図1に示す様に、前記エバポレータ3の一側面3aに、前記保冷器6が、連設される際、前記保冷器6を構成するチューブ部材7に設けられた係合凹部7cが、エバポレータ3を構成するチューブ部材3b…の各対向端縁3dに、係合されると、両チューブ部材3b…及びチューブ部材7…を、図2に示す様に、各々空気の流れ方向に沿って、直列に並べることが出来る。
この実施の形態では、チューブ部材3b…の各外側面3e…と、及びチューブ部材7…の各外側面7eとが、面一に揃う。
このため、更に、凹凸が、連設部分で殆ど発生しないので、通風抵抗の増大が抑制されて、空冷性能を低下させる虞を減少させることができる。
しかも、複数のチューブ部材7に設けられた係合凹部7cを、他方を構成するチューブ部材3bの対向端縁3dに係合させることにより、各チューブ部材3b,7同士が直列に揃うので、前記エバポレータ3と、前記保冷器6との間で、ピッチが整い、更に、通風抵抗の増大が抑制される。
更に、この実施の形態では、前記エバポレータ3を通過した空気の通風方向(図2中紙面向かって右方向から左方向)に、前記保冷器6が、位置している。
このため、前記冷凍サイクルが、停止しても、車室内に送風される空気が、この保冷器6内に保持された蓄冷熱材によって、冷却される。
この実施の形態では、更に、前記チューブ部材7の端面に一体に凹設されて設けられる係合凹部7cが、前記チューブ部材7の端縁7bに一体に形成されることにより、端縁7bまでの内部中空空間が拡開されて、多くの蓄冷材を保持させることができる。
よって、車室内に送風される空気の温度の上昇が抑制される。
更に、エバポレータ3と、保冷器6とが、前記半円弧状の断面を有する係合凹部7cを介して、比較的大きな面積で接触しているので、良好な熱伝導性を持たせて、効率良く、蓄冷熱を行わせることができる。
しかも、エバポレータ3と、保冷器6とを連設させる為に、連結部材等の別部材を設ける必要が無い。
このため、別部材を固定したり、或いは、別部材を用いて、係合させる等の組立工数も減少させることができるので、製造コストの増大を抑制することができる。
図4は、この実施の形態の実施例1の蓄冷熱器付き熱交換器構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例1の蓄冷熱器付き熱交換器構造は、図4に示すような第2熱交換器としての保冷器11のチューブ部材12の端部12aには、一対の延設片12b,12bが、両側壁面を構成する部材を、前記第1熱交換器としてのエバポレータ3方向に向けて、一体に延設されている。
この延設片12b,12間には、前記エバポレータ3の対向端縁3dを、図4中二点鎖線で示すように介装させた際に、弾性反力で、この対向端縁3dを、両側から挟持するように、一定の間隔が形成されている。
次に、この実施例1の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果について説明する。
この実施例1では、前記実施の形態の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果に加えて、更に、前記各チューブ部材12の一対の延設片12b,12bの各内側面が、前記他方のチューブ部材3bの両側各側面に各々当接されて、係合される。
このため、両チューブ部材3b及びチューブ部材12を、空気の流れ方向に沿って、直列に並べることが出来る。
しかも、この実施例1の前記延設片12b,12bは、前記チューブ部材12の両側面を構成する側面部材の双方が、各々延設されて、構成されている。
このため、別部材を設ける必要が無いと共に、別部材を固定したり、或いは、別部材を用いて、係合させる等の組立工数も減少させることができるので、製造コストの増大を抑制することができる。
そして、図4中、二点鎖線で示す様に、前記エバポレータ3の一側面3aに、前記保冷器11が、連設される際、前記各延設片12b,12b間に、前記対向端縁3dが挿入されて、前記対向端縁3dが、これらの延設片12b,12bの両内側面によって、挟持される。
このため、更に、確実に、各チューブ部材3b…及びチューブ部材12が、空気の流れ方向に沿って、各々直列に並べられる。
更に、この実施例1では、一対の延設片12b,12b間に、生じる弾性挟持力によって、係合される他方のチューブ部材3bの対向端縁3dが、挟持されることにより、確実に、前記エバポレータ3と、前記保冷器11との間を、通風方向に直列に近接配置させた状態で連結させることができる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
図5は、この実施の形態の実施例2の蓄冷熱器付き熱交換器構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例2の蓄冷熱器付き熱交換器構造では、図5に示すような延設片17b,17bが、第2熱交換器としての保冷器16の両側部を構成するチューブ部材17,17にのみ、一片づつ設けられて、端部17a,17aに一体に延設形成されている。
これらの端部17a,17aの内側面17d,17d間の間隔は、前記第1熱交換器としてのエバポレータ3の両側縁に位置するチューブ部材3b,3bの両外側面3e,3e間の寸法と、略同一若しくは、やや小さくなるように設定されて形成されている。
次に、この実施例2の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果について説明する。
この実施例2では、前記実施の形態及び実施例1の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果に加えて、更に、前記保冷器16の両側部を構成するチューブ部材17,17の両外側面17eから、一体に延設形成された延設片17b,17bが、エバポレータ3の両側縁に位置するチューブ部材3b,3bの両外側面3e,3eに当接されて、両側から、挟持することにより、係合される。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
図6は、この実施の形態の実施例3の蓄冷熱器付き熱交換器構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例3の保冷器21では、図6に示すような係合凹部7c,7cが、第2熱交換器としての保冷器21の両側部を構成するチューブ部材7,7の端縁7b,7bにのみに、設けられて、一体に凹設形成されている。
これらの端縁7b,7bの係合凹部7c,7c間の間隔は、前記第1熱交換器としてのエバポレータ3の両側縁に位置するチューブ部材3b,3bの間の寸法間隔と、同一となるように設定されると共に、前記放熱フィン8…を介装させて固定される各チューブ部材18…間の間隔を、前記エバポレータ3のチューブ部材3b,3b間の各間隔と一致させて、形成されている。
次に、この実施例3の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果について説明する。
この実施例3では、前記実施の形態及び実施例1及び2の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果に加えて、更に、前記保冷器21の両側部を構成するチューブ部材7,7の端縁7b,7bに形成された係合凹部7c,7cが、エバポレータ3の両側縁に位置するチューブ部材3b,3bの対向端縁3d,3dに、各々当接されて、係合される。
このため、前記エバポレータ3のチューブ部材3b,3b間の各間隔と一致させて、前記放熱フィン8…を介装させて、固定された前記保冷器21の各チューブ部材7,7及び18…が、各々前記エバポレータ3のチューブ部材3b…と、各々直列に連設される。
通風方向に直列に近接配置させた状態で連結された各チューブ部材7,7及び18…及びチューブ部材3b…間では、空気の流れ方向に、各チューブ部材7,18及び3bの最小閉断面方向が揃い、通風抵抗の増大が抑制されて、空冷性能を低下させる虞を減少させることができる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1乃至3と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
図7は、この実施の形態の実施例4の蓄冷熱器付き熱交換器構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例4の第2熱交換器としての保冷器31の両側部が、左,右側壁部材31a,31aによって、構成されている。
これらの左,右側壁部材31a,31a間には、等間隔、等ピッチで支持されているチューブ部材7…が設けられている。
そして、これらの各チューブ部材7…の各端部7d…には、係合凹部7c…が、各々凹設形成されている。
これらのチューブ部材7…の間隔は、前記第1熱交換器としてのエバポレータ13の筐体14の両側面を構成する左,右側壁15,15に支持された各チューブ部材3b,3bの間の寸法間隔と、同一となるように設定されている。
次に、この実施例4の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果について説明する。
この実施例4では、前記実施の形態及び実施例1乃至3の蓄冷熱器付き熱交換器構造の作用効果に加えて、更に、この実施例4では、前記エバポレータ13が、各チューブ部材3b,3bを支持する左,右側壁15,15によって、前記実施の形態等に記載された各放熱フィン8…を必要としないで、等各間隔、等ピッチで固定されている。
また、前記保冷器31の両側部に設けられた左,右側壁部材31a,31aによって、チューブ部材7…が等間隔、等ピッチで支持されて、固定されている。
このため、前記エバポレータ13の一側面に、前記保冷器31が、連設される際、前記保冷器31を構成するチューブ部材7に設けられた係合凹部7cが、エバポレータ13を構成するチューブ部材3b…の各対向端縁3dに、係合されると、両チューブ部材3b…及び7…が、図7に示す様に、各々空気の流れ方向に沿って、直列に並べられる。
この実施例4では、チューブ部材3b…の各外側面側と、及びチューブ部材7…の各外側面側とが、面一に揃う。
しかも、前記エバポレータ13及び保冷器31は、前記実施の形態のような放熱フィン5…及び8…を設けていないので、各チューブ部材7,7間及びチューブ部材3b,3b間を、空気が円滑に流通する。
前記各チューブ部材7,7間及びチューブ部材3b,3b間を、通過する空気の流れが速くても、直列に連設される各チューブ部材7及びチューブ部材3b間の連結部分に凹凸が、殆ど発生しないので、通風抵抗の増大が抑制されて、空冷性能を低下させる虞を減少させることができる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1乃至実施例3と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1乃至実施例4を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例1乃至実施例4に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態及び実施例1乃至実施例4の蓄冷熱器付き熱交換器構造では、前記保冷器6,11,16,21,31側の扁平状に形成された中空の複数本のチューブ部材7…,17…若しくは18…に係合凹部が設けられたものを例示して、説明してきたが、特にこれに限らず、対向端縁に、係合する係合凹部を有するものであれば、エバポレータ3側に、係合凹部が設けられていても良く、また、交互等、前記第1熱交換器又は第2熱交換器のうち、何れか一方を構成するチューブ部材の端縁の順序も特に限定されるものではなく、形状、数量、材質、及びこれらの組み合わせが特に限定されるものではない。
第1熱交換器の通風方向に直列に近接配置される第2熱交換器を有していれば、第1熱交換器又は、第2熱交換器が、どのようなエバポレータであってもよい。
3,13 エバポレータ(第1熱交換器)
3b,7,18 チューブ部材
3d 対向端縁
5,8 放熱フィン
6,11,16,21,31
保冷器(第2熱交換器)
7b 端縁
7c 係合凹部(チューブピッチ適合手段)
12b,12b 延設片(チューブピッチ適合手段)
3b,7,18 チューブ部材
3d 対向端縁
5,8 放熱フィン
6,11,16,21,31
保冷器(第2熱交換器)
7b 端縁
7c 係合凹部(チューブピッチ適合手段)
12b,12b 延設片(チューブピッチ適合手段)
Claims (5)
- 第1熱交換器と、該第1熱交換器の通風方向に直列に近接配置される第2熱交換器とを有して、前記第2熱交換器に蓄冷熱材を保持させた蓄冷熱器付き熱交換器構造であって、
前記第1熱交換器又は第2熱交換器のうち、何れか一方を構成するチューブ部材の端縁には、他方を構成するチューブ部材の対向端縁に、係合する係合凹部を有するチューブピッチ適合手段を設けたことを特徴とする蓄冷熱器付き熱交換器構造。 - 前記チューブピッチ適合手段は、前記一方のチューブ部材の端部の対向側面を凹状に形成して、前記他方のチューブ部材の対向端部の形状に沿わせて、該端面に一体に形成された係合凹部であることを特徴とする請求項1記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造。
- 前記チューブピッチ適合手段は、前記一方のチューブ部材の両側面を構成する側面部材のうち、少なくとも一方を延設して、前記他方のチューブ部材の側面に当接させる延設片により構成することを特徴とする請求項1又は2記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造。
- 前記チューブピッチ適合手段の延設片は、前記一方のチューブ部材の両側面から、一対延設されて、前記対向端縁を両側から挟持するように設けられていることを特徴とする請求項3記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造。
- 前記チューブピッチ適合手段は、前記第1熱交換器又は、第2熱交換器の両側部を構成するチューブ部材に、設けられていることを特徴とする請求項1乃至4記載の蓄冷熱器付き熱交換器構造。
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JP2016200313A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
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2009
- 2009-01-13 JP JP2009005008A patent/JP2010164211A/ja not_active Withdrawn
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