JPH0642980Y2 - 段ボール箱 - Google Patents
段ボール箱Info
- Publication number
- JPH0642980Y2 JPH0642980Y2 JP8315992U JP8315992U JPH0642980Y2 JP H0642980 Y2 JPH0642980 Y2 JP H0642980Y2 JP 8315992 U JP8315992 U JP 8315992U JP 8315992 U JP8315992 U JP 8315992U JP H0642980 Y2 JPH0642980 Y2 JP H0642980Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- plates
- locking pieces
- triangular locking
- folding flaps
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、もち帰り時に手提げ箱
となる商品梱包用段ボール箱に関する。
となる商品梱包用段ボール箱に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、商品梱包用段ボール箱は輸送時の
積載効率を高めるために、積み重ねが容易な直方体に形
成してある。このため、消費者等が商品を段ボールに収
容した状態で持ち帰る場合に持ちにくいため、紐掛けし
たうえで提げ手を取り付けるようにしていた。
積載効率を高めるために、積み重ねが容易な直方体に形
成してある。このため、消費者等が商品を段ボールに収
容した状態で持ち帰る場合に持ちにくいため、紐掛けし
たうえで提げ手を取り付けるようにしていた。
【0003】そこで従来、輸送時には直方体でありなが
ら、持ち帰り時に手提げ箱となる包装箱が提案されてい
る(実開昭59−126923号公報)。これは、箱体の
前後側板の一方を形成する側板の上縁から蓋板を連設す
るとともに、他方の側板の上縁から手提板を連設し、手
提板を二つ折可能に形成するとともに、手提板に形成し
た手提部を蓋板の中央部に形成した切溝から上方に起立
露出した構成となっている。
ら、持ち帰り時に手提げ箱となる包装箱が提案されてい
る(実開昭59−126923号公報)。これは、箱体の
前後側板の一方を形成する側板の上縁から蓋板を連設す
るとともに、他方の側板の上縁から手提板を連設し、手
提板を二つ折可能に形成するとともに、手提板に形成し
た手提部を蓋板の中央部に形成した切溝から上方に起立
露出した構成となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが従来の包装箱
では、輸送時やストック時には、蓋板から上方に露出し
ている手提部を押しつぶして偏平としているが、手提部
の厚みの分が蓋板の上面に突出する。この結果、包装箱
の上面がフラットにならず、積み重ねた際に不安定にな
るという問題がある。
では、輸送時やストック時には、蓋板から上方に露出し
ている手提部を押しつぶして偏平としているが、手提部
の厚みの分が蓋板の上面に突出する。この結果、包装箱
の上面がフラットにならず、積み重ねた際に不安定にな
るという問題がある。
【0005】また、蓋板に手提部挿通用の切溝が設けて
あることから、切溝の端部から蓋板端縁迄の距離が短
く、手提姿勢で蓋板のこの距離の短い部分に力が集中し
破断しやすいという問題がある。さらに、手提げ時の重
量は手提げ板の折り曲げ部分に集中し、折り曲げ部分が
破断しやすいという問題がある。本考案はこのような点
に着目してなされたものであり、ストック時や輸送時に
は安定して積み重ねることができるものでありながら、
持ち帰り時には十分な強度を有する手提箱になる梱包用
ダンボール箱を提供することを目的とする。
あることから、切溝の端部から蓋板端縁迄の距離が短
く、手提姿勢で蓋板のこの距離の短い部分に力が集中し
破断しやすいという問題がある。さらに、手提げ時の重
量は手提げ板の折り曲げ部分に集中し、折り曲げ部分が
破断しやすいという問題がある。本考案はこのような点
に着目してなされたものであり、ストック時や輸送時に
は安定して積み重ねることができるものでありながら、
持ち帰り時には十分な強度を有する手提箱になる梱包用
ダンボール箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、前側板の左右両側に左右妻板を連設し、左
右妻板のいずれか一方の妻板に後側板を連設し、他方の
妻板と後側板のいずれか一方の側端縁に連結片を連設
し、前後側板の下縁から底板をそれぞれ連設するととも
に、左右妻板の下縁から下耳片をそれぞれ連設し、前側
板の上縁から内蓋板を連設するとともに、後側板の上縁
から外蓋板を連設し、両蓋板の上縁から折曲フラップを
それぞれ連設し、両妻板の上縁から三角係止片をそれぞ
れ連設し、内外蓋板の上縁寄り部分及び両折曲フラップ
にそれぞれ手指挿通孔を透設するとともに、内外蓋板と
両折曲フラップとの接続稜線での両端部にそれぞれ切り
込みを形成し、両三角係止片に立て向きのスリット孔を
透設し、内蓋板の前側板への接続稜線の近傍に該接続稜
線に沿うスリット溝孔を透設し、両三角係止片及び内蓋
板を内側に折り込み、内蓋板の外側を外蓋板で覆い、外
蓋板に連設した折曲フラップをスリット溝孔に差し込ん
で上面をフラットにした積み重ね可能姿勢と、両三角係
止片を箱外に残した状態で内外蓋板をその奥行き方向中
央部でそれぞれ立ち上げて両蓋板の立ちあげ部分での内
面同士が接当するとともに、各折曲フラップを折り返し
て4つの手指挿通孔が重なり合うように組み立て、内外
蓋板の立ち上げ部分を三角係止片のスリット孔に挿入さ
せて係止した手提げ可能姿勢とに組み立て可能に構成し
たことを特徴としている。
に本考案は、前側板の左右両側に左右妻板を連設し、左
右妻板のいずれか一方の妻板に後側板を連設し、他方の
妻板と後側板のいずれか一方の側端縁に連結片を連設
し、前後側板の下縁から底板をそれぞれ連設するととも
に、左右妻板の下縁から下耳片をそれぞれ連設し、前側
板の上縁から内蓋板を連設するとともに、後側板の上縁
から外蓋板を連設し、両蓋板の上縁から折曲フラップを
それぞれ連設し、両妻板の上縁から三角係止片をそれぞ
れ連設し、内外蓋板の上縁寄り部分及び両折曲フラップ
にそれぞれ手指挿通孔を透設するとともに、内外蓋板と
両折曲フラップとの接続稜線での両端部にそれぞれ切り
込みを形成し、両三角係止片に立て向きのスリット孔を
透設し、内蓋板の前側板への接続稜線の近傍に該接続稜
線に沿うスリット溝孔を透設し、両三角係止片及び内蓋
板を内側に折り込み、内蓋板の外側を外蓋板で覆い、外
蓋板に連設した折曲フラップをスリット溝孔に差し込ん
で上面をフラットにした積み重ね可能姿勢と、両三角係
止片を箱外に残した状態で内外蓋板をその奥行き方向中
央部でそれぞれ立ち上げて両蓋板の立ちあげ部分での内
面同士が接当するとともに、各折曲フラップを折り返し
て4つの手指挿通孔が重なり合うように組み立て、内外
蓋板の立ち上げ部分を三角係止片のスリット孔に挿入さ
せて係止した手提げ可能姿勢とに組み立て可能に構成し
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案では、前側板の左右両側に左右妻板を連
設し、左右妻板のいずれか一方の妻板に後側板を連設
し、他方の妻板と後側板のいずれか一方の側端縁に連結
片を連設し、前後側板の下縁から底板をそれぞれ連設す
るとともに、左右妻板の下縁から下耳片をそれぞれ連設
し、前側板の上縁から内蓋板を連設するとともに、後側
板の上縁から外蓋板を連設し、両蓋板の上縁から折曲フ
ラップをそれぞれ連設し、両妻板の上縁から三角係止片
をそれぞれ連設し、内外蓋板の上縁寄り部分及び両折曲
フラップにそれぞれ手指挿通孔を透設するとともに、内
外蓋板と両折曲フラップとの接続稜線での両端部にそれ
ぞれ切り込みを形成し、両三角係止片に立て向きのスリ
ット孔を透設し、内蓋板の前側板への接続稜線の近傍に
該接続稜線に沿うスリット溝孔を透設し、両三角係止片
及び内蓋板を内側に折り込み、内蓋板の外側を外蓋板で
覆い、外蓋板に連設した折曲フラップをスリット溝孔に
差し込んで上面をフラットにした積み重ね可能姿勢と、
両三角係止片を箱外に残した状態で内外蓋板をその奥行
き方向中央部でそれぞれ立ち上げて両蓋板の立ちあげ部
分での内面同士が接当するとともに、各折曲フラップを
折り返して4つの手指挿通孔が重なり合うように組み立
て、内外蓋板の立ち上げ部分を三角係止片のスリット孔
に挿入させて係止した手提げ可能姿勢とに組み立て可能
に構成しているので、積み重ね可能姿勢では、上面が偏
平な外蓋板で覆われるから、上面に突出物がない箱体を
形成することができる。また、手提げ可能姿勢にした場
合には、外蓋板と内蓋板とを折り曲げて提手を形成し、
内外蓋板の立ちあげ部分を三角係止片で保持するように
してあるから、手提げ時の重量は立ちあげ部分を保持し
ている三角係止片で支持することになり、箱体に作用す
る重量を分散させることができる。
設し、左右妻板のいずれか一方の妻板に後側板を連設
し、他方の妻板と後側板のいずれか一方の側端縁に連結
片を連設し、前後側板の下縁から底板をそれぞれ連設す
るとともに、左右妻板の下縁から下耳片をそれぞれ連設
し、前側板の上縁から内蓋板を連設するとともに、後側
板の上縁から外蓋板を連設し、両蓋板の上縁から折曲フ
ラップをそれぞれ連設し、両妻板の上縁から三角係止片
をそれぞれ連設し、内外蓋板の上縁寄り部分及び両折曲
フラップにそれぞれ手指挿通孔を透設するとともに、内
外蓋板と両折曲フラップとの接続稜線での両端部にそれ
ぞれ切り込みを形成し、両三角係止片に立て向きのスリ
ット孔を透設し、内蓋板の前側板への接続稜線の近傍に
該接続稜線に沿うスリット溝孔を透設し、両三角係止片
及び内蓋板を内側に折り込み、内蓋板の外側を外蓋板で
覆い、外蓋板に連設した折曲フラップをスリット溝孔に
差し込んで上面をフラットにした積み重ね可能姿勢と、
両三角係止片を箱外に残した状態で内外蓋板をその奥行
き方向中央部でそれぞれ立ち上げて両蓋板の立ちあげ部
分での内面同士が接当するとともに、各折曲フラップを
折り返して4つの手指挿通孔が重なり合うように組み立
て、内外蓋板の立ち上げ部分を三角係止片のスリット孔
に挿入させて係止した手提げ可能姿勢とに組み立て可能
に構成しているので、積み重ね可能姿勢では、上面が偏
平な外蓋板で覆われるから、上面に突出物がない箱体を
形成することができる。また、手提げ可能姿勢にした場
合には、外蓋板と内蓋板とを折り曲げて提手を形成し、
内外蓋板の立ちあげ部分を三角係止片で保持するように
してあるから、手提げ時の重量は立ちあげ部分を保持し
ている三角係止片で支持することになり、箱体に作用す
る重量を分散させることができる。
【0008】
【実施例】図面は本考案の実施例を示し、図1は展開
図、図2は積み重ね可能姿勢での組み立て図、図3は手
提げ可能姿勢出の組み立て図である。この梱包用段ボー
ル箱は、立折り曲げ線を介して右妻板(1)、前側板(2)
の左妻板(3)、後側板(4)、連結片(5)がそれぞれ順に
連設し、前後側板(2)(4)の下縁から底板(6)(7)をそ
れぞれ連設するとともに、左右妻板(1)(3)の下縁から
下耳片(8)(9)がそれぞれ連設してある。
図、図2は積み重ね可能姿勢での組み立て図、図3は手
提げ可能姿勢出の組み立て図である。この梱包用段ボー
ル箱は、立折り曲げ線を介して右妻板(1)、前側板(2)
の左妻板(3)、後側板(4)、連結片(5)がそれぞれ順に
連設し、前後側板(2)(4)の下縁から底板(6)(7)をそ
れぞれ連設するとともに、左右妻板(1)(3)の下縁から
下耳片(8)(9)がそれぞれ連設してある。
【0009】また、前側板(2)の上縁から内蓋板(10)を
連設するとともに、後側板(4)の上縁から外蓋板(11)を
連設し、両蓋板(10)(11)の上縁から折曲フラップ(12)(1
3)をそれぞれ連設し、内外蓋板(10)(11)の上縁寄り部分
及び両折曲フラップ(12)(13)にそれぞれ手指挿通孔(14)
を透設形成し、内外蓋板(10)(11)と両折曲フラップ(1
2)(13)との接続稜線での両端部にそれぞれ切り込
み(15)が形成してある。さらに、両妻板(1)(3)の上縁
から三角係止片(16)をそれぞれ連設するとともに、両三
角係止片(16)に立て向きのスリット孔(17)を透設し、内
蓋板(10)の前側板(2)への接続稜線の近傍に該接続稜線
に沿うスリット溝孔(18)が透設してある。
連設するとともに、後側板(4)の上縁から外蓋板(11)を
連設し、両蓋板(10)(11)の上縁から折曲フラップ(12)(1
3)をそれぞれ連設し、内外蓋板(10)(11)の上縁寄り部分
及び両折曲フラップ(12)(13)にそれぞれ手指挿通孔(14)
を透設形成し、内外蓋板(10)(11)と両折曲フラップ(1
2)(13)との接続稜線での両端部にそれぞれ切り込
み(15)が形成してある。さらに、両妻板(1)(3)の上縁
から三角係止片(16)をそれぞれ連設するとともに、両三
角係止片(16)に立て向きのスリット孔(17)を透設し、内
蓋板(10)の前側板(2)への接続稜線の近傍に該接続稜線
に沿うスリット溝孔(18)が透設してある。
【0010】前側板(2)から連出した底板(6)はその下
縁部分を中央に差し込み片(19)を残した状態で両端部を
傾斜状に切欠いてある。また、後側板(4)から連出した
底板(7)はその下縁部分を左右両端部に差し込み片(20)
を残した状態で中央部分を細幅に切り欠いてある。下耳
片(8)(9)はそれぞれその下縁部分に前側板(2)から連
出した底板(6)側から一定長さの差し込み片(21)が残る
状態に傾斜状に切り欠いてある。
縁部分を中央に差し込み片(19)を残した状態で両端部を
傾斜状に切欠いてある。また、後側板(4)から連出した
底板(7)はその下縁部分を左右両端部に差し込み片(20)
を残した状態で中央部分を細幅に切り欠いてある。下耳
片(8)(9)はそれぞれその下縁部分に前側板(2)から連
出した底板(6)側から一定長さの差し込み片(21)が残る
状態に傾斜状に切り欠いてある。
【0011】このような展開図となる箱体の組み立て
は、図2または図3に示すように、前後側板(2)(4)と
左右妻板(1)(3)との間を山折りした後、連結片(5)を
右妻板(1)の内面に固着し、両底板(6)(7)と両下耳片
(8)(9)とを内側に折り込み、常法に従い両底板(6)
(7)と両下耳片(8)(9)とを組み合わせることにより、
箱体の底壁を構成する。
は、図2または図3に示すように、前後側板(2)(4)と
左右妻板(1)(3)との間を山折りした後、連結片(5)を
右妻板(1)の内面に固着し、両底板(6)(7)と両下耳片
(8)(9)とを内側に折り込み、常法に従い両底板(6)
(7)と両下耳片(8)(9)とを組み合わせることにより、
箱体の底壁を構成する。
【0012】そして、箱の内部に被包装物を収容した
後、積み重ね可能姿勢(A)にする場合には図2に示すよ
うに、左右の三角係止片(16)を内側に折り込み、その上
に内蓋板(10)を折り込み、内蓋板(10)の上縁から連出し
た折り曲げフラップ(12)を後側板(4)の内面に沿わせて
折り込む。次に外蓋板(11)を内蓋板(10)の外側に重ね合
わせ、外蓋板(11)の上縁から連出した折り曲げフラップ
(13)を内蓋板(10)の前側板(2)への接続稜線に沿って配
置したスリット溝孔(18)に突入係止させることにより、
箱を直方体に形成する。
後、積み重ね可能姿勢(A)にする場合には図2に示すよ
うに、左右の三角係止片(16)を内側に折り込み、その上
に内蓋板(10)を折り込み、内蓋板(10)の上縁から連出し
た折り曲げフラップ(12)を後側板(4)の内面に沿わせて
折り込む。次に外蓋板(11)を内蓋板(10)の外側に重ね合
わせ、外蓋板(11)の上縁から連出した折り曲げフラップ
(13)を内蓋板(10)の前側板(2)への接続稜線に沿って配
置したスリット溝孔(18)に突入係止させることにより、
箱を直方体に形成する。
【0013】一方、箱の内部に被包装物を収容した後、
手提げ可能姿勢(B)にする場合には図3及び図4に示す
ように、左右の三角係止片(16)を残した状態で、内外蓋
板(10)(11)をその奥行き方向中央部に前後側壁(2)(4)
の上縁に沿って設けた折り曲げガイド線(L)をそれぞれ
谷折りして内外蓋板(10)(11)の上半部分を両蓋板(10)(1
1)の内面同士が当接する状態で立ち上げ、両蓋板(10)(1
1)の上端に連設してある折曲フラップ(12)(13)をそれぞ
れ内側に折り返して、4つの手指挿通孔(14)を重ね合わ
せる。その後、左右の三角係止片(16)を内側に折り曲
げ、両蓋板(10)(11)の立ち上がり部分を各三角係止片(1
6)のスリット孔(17)に挿入させ、両蓋板(10)(11)と折曲
げフラップ(12)(13)の接続縁部分に形成した切り込み(1
5)に各三角係止片(16)のスリット孔(17)の端縁部分を係
止する。
手提げ可能姿勢(B)にする場合には図3及び図4に示す
ように、左右の三角係止片(16)を残した状態で、内外蓋
板(10)(11)をその奥行き方向中央部に前後側壁(2)(4)
の上縁に沿って設けた折り曲げガイド線(L)をそれぞれ
谷折りして内外蓋板(10)(11)の上半部分を両蓋板(10)(1
1)の内面同士が当接する状態で立ち上げ、両蓋板(10)(1
1)の上端に連設してある折曲フラップ(12)(13)をそれぞ
れ内側に折り返して、4つの手指挿通孔(14)を重ね合わ
せる。その後、左右の三角係止片(16)を内側に折り曲
げ、両蓋板(10)(11)の立ち上がり部分を各三角係止片(1
6)のスリット孔(17)に挿入させ、両蓋板(10)(11)と折曲
げフラップ(12)(13)の接続縁部分に形成した切り込み(1
5)に各三角係止片(16)のスリット孔(17)の端縁部分を係
止する。
【0014】このように、本考案の段ボール箱は積み重
ね可能姿勢にした際には、上下いずれの面にも突出部が
生じないことから、複数段に積み重ねても安定する。さ
らに、手提げ可能姿勢にした際には、内外蓋板(10)(11)
と左右三角係止片とでしっかりと提げ手部分を形成する
ことから、被包装物の重量が特定の個所に集中すること
なく、全体に分散されることになるから、十分な強度を
有する手提箱になる。
ね可能姿勢にした際には、上下いずれの面にも突出部が
生じないことから、複数段に積み重ねても安定する。さ
らに、手提げ可能姿勢にした際には、内外蓋板(10)(11)
と左右三角係止片とでしっかりと提げ手部分を形成する
ことから、被包装物の重量が特定の個所に集中すること
なく、全体に分散されることになるから、十分な強度を
有する手提箱になる。
【0015】
【考案の効果】本考案では、前側板の上縁から内蓋板を
連設するとともに、後側板の上縁から外蓋板を連設し、
両蓋板の上縁から折曲フラップをそれぞれ連設し、両妻
板の上縁から三角係止片をそれぞれ連設し、内外蓋板の
上縁寄り部分及び両折曲フラップにそれぞれ手指挿通孔
を透設し、両三角係止片に立て向きのスリット孔を透設
し、内蓋板の前側板への接続稜線の近傍に該接続稜線に
沿うスリット溝孔を透設しているので、積重可能姿勢で
は、両三角係止片及び内蓋板を内側に折り込み、内蓋板
の外側を外蓋板で覆い、外蓋板に連設した折曲フラップ
をスリット溝孔に差し込むことにより、上面に突出物の
ないフラットな直方体に形成することができるうえ、手
提げ可能姿勢では、収容物の重量を箱体構成壁部分に分
散させた強度のある包装箱にすることができる。
連設するとともに、後側板の上縁から外蓋板を連設し、
両蓋板の上縁から折曲フラップをそれぞれ連設し、両妻
板の上縁から三角係止片をそれぞれ連設し、内外蓋板の
上縁寄り部分及び両折曲フラップにそれぞれ手指挿通孔
を透設し、両三角係止片に立て向きのスリット孔を透設
し、内蓋板の前側板への接続稜線の近傍に該接続稜線に
沿うスリット溝孔を透設しているので、積重可能姿勢で
は、両三角係止片及び内蓋板を内側に折り込み、内蓋板
の外側を外蓋板で覆い、外蓋板に連設した折曲フラップ
をスリット溝孔に差し込むことにより、上面に突出物の
ないフラットな直方体に形成することができるうえ、手
提げ可能姿勢では、収容物の重量を箱体構成壁部分に分
散させた強度のある包装箱にすることができる。
【図1】梱包用段ボール箱の展開図である。
【図2】積み重ね可能姿勢での組み立て図である。
【図3】手提げ可能姿勢での組み立て図である。
【図4】図3のL−L線断面図である。
1…右妻板、 2…前側板、 3…左妻板、 4…後側
板、 5…連結片、6・7…底板、 8・9…下耳片、
10…内蓋板、 11…外蓋板、 12・13…折曲フラッ
プ、 14…手指挿通孔、 15…切り込み、 16…三角
係止片、 17…スリット孔、 18…スリット溝孔、 A
…積み重ね可能姿勢、 B…手提げ可能姿勢。
板、 5…連結片、6・7…底板、 8・9…下耳片、
10…内蓋板、 11…外蓋板、 12・13…折曲フラッ
プ、 14…手指挿通孔、 15…切り込み、 16…三角
係止片、 17…スリット孔、 18…スリット溝孔、 A
…積み重ね可能姿勢、 B…手提げ可能姿勢。
Claims (1)
- 【請求項1】 前側板(2)の左右両側に左右妻板(1)
(3)を連設し、左右妻板(1)(3)のいずれか一方の妻板
(3)に後側板(4)を連設し、他方の妻板(1)と後側板
(4)のいずれか一方の側端縁に連結片(5)を連設し、前
後側板(2)(4)の下縁から底板(6)(7)をそれぞれ連設
するとともに、左右妻板(1)(3)の下縁から下耳片(8)
(9)をそれぞれ連設し、前側板(2)の上縁から内蓋板(1
0)を連設するとともに、後側板(4)の上縁から外蓋板(1
1)を連設し、両蓋板(10)(11)の上縁から折曲フラップ(1
2)(13)をそれぞれ連設し、両妻板(1)(3)の上縁から三
角係止片(16)をそれぞれ連設し、内外蓋板(10)(11)の上
縁寄り部分及び両折曲フラップ(12)(13)にそれぞれ手指
挿通孔(14)を透設するとともに、内外蓋板(10)(11)と両
折曲フラップ(12)(13)との接続稜線での両端部にそれぞ
れ切り込み(15)を形成し、両三角係止片(16)に立て向き
のスリット孔(17)を透設し、内蓋板(10)の前側板(2)へ
の接続稜線の近傍に該接続稜線に沿うスリット溝孔(18)
を透設し、両三角係止片(16)及び内蓋板(10)を内側に折
り込み、内蓋板(10)の外側を外蓋板(11)で覆い、外蓋板
(11)に連設した折曲フラップ(13)をスリット溝孔(18)に
差し込んで上面をフラットにした積み重ね可能姿勢(A)
と、両三角係止片(6)を箱外に残した状態で内外蓋板(1
0)(11)をその奥行き方向中央部でそれぞれ立ち上げて両
蓋板(10)(11)の立ちあげ部分での内面同士が接当すると
ともに、各折曲フラップ(12)(13)を折り返して4つの手
指挿通孔(14)が重なり合うように組み立て、内外蓋板(1
0)(11)の立ち上げ部分を三角係止片(16)のスリット孔(1
7)に挿入させて係止した手提げ可能姿勢(B)とに組み立
て可能に構成した段ボール箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315992U JPH0642980Y2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315992U JPH0642980Y2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 段ボール箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642640U JPH0642640U (ja) | 1994-06-07 |
JPH0642980Y2 true JPH0642980Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=13794474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8315992U Expired - Lifetime JPH0642980Y2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 段ボール箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642980Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP8315992U patent/JPH0642980Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642640U (ja) | 1994-06-07 |
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