JPH0642468U - 車両用シートのシートベルト格納構造 - Google Patents
車両用シートのシートベルト格納構造Info
- Publication number
- JPH0642468U JPH0642468U JP7996192U JP7996192U JPH0642468U JP H0642468 U JPH0642468 U JP H0642468U JP 7996192 U JP7996192 U JP 7996192U JP 7996192 U JP7996192 U JP 7996192U JP H0642468 U JPH0642468 U JP H0642468U
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- JP
- Japan
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- seat
- pocket member
- seat belt
- seat back
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートの外観品質を損なうことなく、しか
も、安価に得られる車両用シートのシートベルト格納構
造を提供する。 【構成】 シートバックに埋設したポケット部材にシー
トベルトのバックルを格納するものにおいて、上記ポケ
ット部材を押出成形により形成して開口縁に内側に折曲
する係止部を設け、かつ、上記シートバックの表皮に上
記ポケット部材を被覆する蓋体を延長形成するととも
に、この蓋体に設けたフック部材を上記ポケット部材の
係止部に係止するようにしたことを特徴とする。
も、安価に得られる車両用シートのシートベルト格納構
造を提供する。 【構成】 シートバックに埋設したポケット部材にシー
トベルトのバックルを格納するものにおいて、上記ポケ
ット部材を押出成形により形成して開口縁に内側に折曲
する係止部を設け、かつ、上記シートバックの表皮に上
記ポケット部材を被覆する蓋体を延長形成するととも
に、この蓋体に設けたフック部材を上記ポケット部材の
係止部に係止するようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、車両用シートのシートベルト格納構造に関するものである。
【0002】
従来の車両用シートのシートベルト格納構造を図3および図4に基づいて説明 する。
【0003】 図3および図4において、(1)はリアシートで、シートクッション(2)と シートバック(3)とからなり、乗員の腰部を支持するシートベルト(4)がシ ートクッション(2)とシートバック(3)との間に一端を固定して設けられて いる。(5)はシートバック(3)に埋設されたシートベルト(4)のバックル (4a)を格納するためのポケット部材で、合成樹脂を素材として一面に開口を 有する箱体形状に射出成形され、開口縁にラップフランジ(5a)が周設されて いる。このポケット部材(5)はシートバック(3)の表皮(3a)およびパッ ド(3b)をくりぬいて形成したポケット孔(3c)にラップフランジ(5a) で表皮(3a)およびパッド(3b)の開口端末を被覆するように嵌入され、後 面部(5b)をシートバック(3)のバックフレーム(3d)に止めビス(6) で固定して取り付けられている。尚、車両用シートのシートベルト格納構造の公 知の技術としては、実開昭64−16952号等に記載のものがある。
【0004】
上記の車両用シートのシートベルト格納構造では、シートバック(3)の表皮 (3a)およびパッド(3b)の一部がポケット孔(3c)により開口され、こ の開口端末を被覆するためにポケット部材(5)にラップフランジ(5a)が必 要になり、その分だけポケット部材(5)が大きくならざるを得ない。このよう にポケット部材(5)が大きくなると、リアシート(1)の外観品質が損なわれ るとともに、コスト面でも高くなるという問題があった。しかも、ポケット部材 (5)内にシートベルト(4)のバックル(4a)を固定する固定具が必要であ り、構造が複雑になる傾向にある。
【0005】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、シートの外観品質を損なう ことなく、しかも、安価に得られる車両用シートのシートベルト格納構造を提供 することを目的とする。
【0006】
本考案は上記目的を達成するため、シートバックに埋設したポケット部材にシ ートベルトのバックルを格納するものにおいて、上記ポケット部材を押出成形に より形成して開口縁に内側に折曲する係止部を設け、かつ、上記シートバックの 表皮に上記ポケット部材を被覆する蓋体を延長形成するとともに、この蓋体に設 けたフック部材を上記ポケット部材の係止部に係止するようにした。
【0007】
本考案によれば、シートバックに埋設されたポケット部材が蓋体に被覆されて 露出しないとともに、ポケット部材内に格納されたシートベルトのバックルを蓋 体により保持することができる。
【0008】
図1および図2に基づいて本考案の一実施例を説明する。
【0009】 図1および図2において、(11)はリアシートで、シートクッション(12)と シートバック(13)とからなり、乗員の腰部を支持するシートベルト(14)がシ ートクッション(12)とシートバック(13)との間に一端を固定して設けられて いる。(15)はシートバック(13)に埋設されたシートベルト(14)のバックル (14a)を格納するためのポケット部材で、合成樹脂を素材として一面に開口を 有する断面コ字状に押出成形され、開口縁に内周フランジ(15a)が周設される とともに、この内周フランジ(15a)の上方部に係止部(15b)が内側に折曲形 成されている。このポケット部材(15)はシートバック(13)のパッド(13a) をくりぬいて形成したポケット孔(13b)に嵌入され、後面部(15c)をシート バック(13)のバックフレーム(13c)に止めビス(16)で固定して取り付けら れている。(17)はシートバック(13)の表皮(13d)の下部に形設されたポケ ット部材(15)を被覆するための蓋体で、シートバック(15)の表皮(15d)の 下端部を延長して、この延長部分を合成樹脂等からなる芯材(18)を挿み込んで 折り返して袋帯状に縫合して形成され、その内側上端部に取り付けたフック部材 (19)をポケット部材(15)の係止部(15b)に係止して固定されている。
【0010】 上記構成に係る車両用シートのシートベルト格納構造は、シートバック(13) のパッド(13a)に埋設されたポケット部材(15)が、シートバック(13)の表 皮(13d)を延長して形設された蓋体(17)に被覆されているため、リアシート (11)の外観品質を損なわない。また、ポケット部材(15)の内部へのシートベ ルト(14)のバックル(14a)の格納は、蓋体(17)を上方へ反転して開らいて 行なわれ、格納後に蓋体(17)を再び閉じると、シートベルト(14)のバックル (14a)は蓋体(17)によってポケット部材(15)内に保持されて外部に出るこ とがない。従って、ポケット部材(15)の内部にシートベルト(14)のバックル (14a)を固定するための固定具を設ける必要がない。更に、蓋体(17)をその フック部材(19)をポケット部材(15)の係止部(15b)に係止して固定させる ため、シートバック(13)の表皮(13d)に張りを与えることができ、シートバ ック(13)の表皮(13d)にシワが発生し難い。
【0011】
本考案は、以上説明したように押出成形により形成したポケット部材に係止部 を設け、かつ、シートバックの表皮に該シートバックのパッドに埋設された上記 ポケット部材を被覆する蓋体を延長形成するとともに、この蓋体に設けたフック 部材を上記ポケット部材の係止部に係止するようにしたから、シートバックに埋 設されたポケット部材が蓋体に被覆されて露出しないため、リアシートの外観品 質を損なわない。また、ポケット部材内にシートベルトのバックルを格納後に当 該ポケット部材を蓋体により閉口することにより、シートベルトのバックルを保 持することができ、これによりポケット部材の内部に固定具を設ける必要がない から、構造が極めて簡単で、しかも、安価に製造することができる。
【図1】本考案の一実施例を示すリアシートの斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図3】従来例を示すリアシートの斜視図である。
【図4】図3のB−B線における拡大断面図である。
11 リアシート 13 シートバック 13a パッド 13d 表皮 14 シートベルト 14 バックル 15 ポケット部材 15a 内周フランジ 15b 係止部 17 蓋体 19 フック部材
Claims (1)
- 【請求項1】 シートバックに埋設したポケット部材に
シートベルトのバックルを格納するものにおいて、 上記ポケット部材を押出成形により形成して開口縁に内
側に折曲する係止部を設け、かつ、上記シートバックの
表皮に上記ポケット部材を被覆する蓋体を延長形成する
とともに、この蓋体に設けたフック部材を上記ポケット
部材の係止部に係止するようにしたことを特徴とする車
両用シートのシートベルト格納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7996192U JPH0642468U (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 車両用シートのシートベルト格納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7996192U JPH0642468U (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 車両用シートのシートベルト格納構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642468U true JPH0642468U (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=13704909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7996192U Withdrawn JPH0642468U (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 車両用シートのシートベルト格納構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642468U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11268612A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-05 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車輌用シート |
JP2006182070A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Nhk Spring Co Ltd | 車両用シート |
JP2009539691A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | イノベーション アンド セーフティ エス エル | 車輌用解体可能座席 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP7996192U patent/JPH0642468U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11268612A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-05 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車輌用シート |
JP2006182070A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Nhk Spring Co Ltd | 車両用シート |
JP2009539691A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | イノベーション アンド セーフティ エス エル | 車輌用解体可能座席 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |