JPH0642272Y2 - フォークリフトの荷役操作装置 - Google Patents

フォークリフトの荷役操作装置

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JPH0642272Y2
JPH0642272Y2 JP4984089U JP4984089U JPH0642272Y2 JP H0642272 Y2 JPH0642272 Y2 JP H0642272Y2 JP 4984089 U JP4984089 U JP 4984089U JP 4984089 U JP4984089 U JP 4984089U JP H0642272 Y2 JPH0642272 Y2 JP H0642272Y2
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JP
Japan
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cargo handling
spool
pin
elongated hole
handling lever
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JP4984089U
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Inventor
靖彦 成瀬
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フオークリフトの荷役操作装置に係り、詳し
くは荷役レバーの微操作性を改良した荷役操作装置に関
する。
[従来の技術] フオークリフトの荷役機能は油圧装置によって支配さ
れ、荷台の昇降、マストの傾動のほか、各種アタッチメ
ント作動用のアクチュエータへ圧力油を供給するため、
制御弁手段と連動連節した数個の荷役レバーを備えてい
る。
第4図は例えば中立状態にあるリフトシリンダ制御用の
荷役レバーを略示したものであって、荷役レバーaは図
示しないブラケットなどに装着された枢軸bに、他の荷
役レバーと並列する形態で回動可能に支承され、荷役レ
バーaのアームc端はリンクロッドdを介して制御弁手
段eのスプールe′と連節されている。
したがって、荷役レバーaを前後(図示左右)方向へ回
動操作すれば、アームc端とリンクロッドdとの連節点
fは、枢軸bとの心心距離L1を半径として同枢軸bの回
りを運動し、追従するスプールe′の上下動によりリフ
トシリンダに対する圧力油の給排が行われて荷台の昇降
が制御される。
[考案が解決しようとする課題] 上述した荷役操作装置によれば、荷役レバーaの操作に
伴って連節点fがスプールe′の軸心から外れる向きに
運動するため、スプールe′には常に斜め方向の力が作
用し、動作不良や嵌合摺動部に偏摩耗を生じさせる不具
合がある。
しかも荷役レバーaの操作角θに対するスプールe′の
動作量は、第3図のM線にみられるように中立位置付近
でもっとも大きく、以後漸減する傾向を有しており、こ
のことはインチング領域である中立位置付近ほど操作角
θに対するスプールの動作反応が敏感であることを意味
し、とくに微小な制御が要求されるリフト及びティルト
用の荷役レバーにあっては、微操作性の面からとくにそ
の難点が指摘されていた。
本考案は、荷役レバーとリンクロッドとの遊動連節によ
って上記不具合を一掃することを、解決すべき技術課題
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題解決のため、一端が制御弁手段のスプ
ールに連節され、他端にピンを植設したリンクロッド
と、縦長孔を介して該ピンをスプール軸心と平行する向
きに誘導する案内板と、円筒状基部が枢軸に回動可能に
支承され、該円筒状基部から延びる連節用のアーム部を
備えた荷役レバーとを有し、該アーム部には荷役レバー
の中立時に上記縦長孔とほぼ直交する向きに延在する横
長孔を設けて上記ピンと係合せしめるという新規な構成
を採用している。
[作用] したがって、例えばスプールを昇動させるべく荷役レバ
ーを操作すると、リンクロッドは上記ピンが案内板の縦
長孔に誘導されてスプール軸心と平行する向きに引き上
げられ、同時に荷役レバーの横長孔とピンとの間には相
対的な遊動を生じ、上記枢軸とピンとの心心距離は中立
位置のもっとも小さい状態から操作角が増すにつれて次
第に拡大される。つまり従来装置とは逆に、荷役レバー
がインチング領域である中立位置付近に存在するときほ
ど、荷役レバー比(枢軸とノブとの間の距離に対する枢
軸とピンとの心心距離の比)が大きくなって、操作角に
対するスプールの動作反応が鈍くなるため、荷台の微動
制御を迅速、かつ正確に遂行することができる。
[実施例] 以下、第1図及び第2図に基づいて本考案の実施例を説
明する。
図において、10は車体(フロントプロテクタ)に取付け
られた対のブラケットで、図では一方のみが示されてお
り、該ブラケット10には枢軸12が装着されている。14は
各アクチュエータに対して圧力油を給排する制御弁手段
で、そのうち例えばリフトシリンダ制御用のスプール16
と連節18されたリンクロッド20の上端にはピン22が植設
されている。上記ブラケット10と対峙する形で同様に車
体に取付けられた案内板24には、上記ピン22と整合する
縦長孔26が穿設されており、ピン22が該縦長孔26に嵌入
誘導されることによって、リンクロッド20は常にスプー
ル16軸心と平行する向きに運動するよう矯正されてい
る。28は円筒状基部28aが上記枢軸12に回動可能に支承
されたリフトシリンダ制御用の荷役レバーで、先端にノ
ブを配した操作部28bと、該円筒状基部28aから延びる連
接用のアーム部28cが一体的に形成されており、該アー
ム部28cには第1図に示す荷役レバー28の中立時に、上
記縦長孔26とほぼ直交する向きに延在する横長孔30が穿
設されていて、該横長孔30に上記ピン22が相対遊動可能
に係合されている。なお、枢軸12に並列的に支承される
他の荷役レバーについては、重複を避けるためその図
示、説明を省略する。
本実施例は上述のように構成されており、例えば荷台を
上昇させるべく荷役レバー28の操作部28bを図示右方へ
回動操作すると、荷役レバー28の横長孔30との間に相対
的な遊動を生じながら引き上げられるピン22は、同時に
案内板24の縦長孔26によっても誘導されるので、リンク
ロッド20はスプール16軸心と平行する向きに引き上げら
れる。すなわち、連節従動するスプール16もなんら偏荷
重を受けることなくきわめて円滑に上昇し、制御弁手段
14の油路の切換えによりリフトシリンダへ圧力油が供給
される。
この場合、枢軸12とピン22との心心距離L2は、第1図に
示す荷役レバー28が中立状態に位置するときがもっとも
小さく、以後操作角θが増すのに伴いL2Secθとなって
次第に拡大される。つまり荷役レバー28が中立位置付近
に存在するときほど荷役レバー比が大きくなって、操作
角θに対するスプール16の動作反応は鈍くなる。このよ
うな荷役レバー28の操作角θに対するスプール動作量の
変化は、従来装置と比較した第3図にN線として明瞭に
示されている。したがって、とくに荷台の微小な制御が
要求されるリフト用やティルト用の荷役レバーでは、中
立位置近傍に限られたインチング領域におけるスプール
16の動作反応程度が、そのまま微動制御の難易度を左右
することになるので、中立位置付近で巧みに生じる上記
スプール16の動作反応の鈍化は、インチングに対する荷
役レバーの微操作性を確実に向上させる。
[考案の効果] 以上、詳述したように本考案は、一端が制御弁手段のス
プールと連節したリンクロッドの他端にピンを植設し、
該ピンをスプール軸心と平行する向きに案内すると同時
に、荷役レバーのアーム部と相対遊動可能に連節したも
のであるから、荷役レバーの操作角に対するスプールの
動作量が、とくにインチング領域において効果的に小さ
くなるため、荷役レバーの微操作性が向上して、荷台の
微動制御を迅速、かつ正確に遂行することができる。
しかもリンクロッドを介してスプールに働く力は、常に
スプール軸心と平行する向きに作用するため、嵌合摺動
部の偏摩耗や傾ぎによるスプールの動作不良なども全く
生ぜず、常に円滑な制御動作が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図は第1図
のII-II線断面図、第3図は荷役レバーの操作角に対す
るスプールの動作量を比較した線図、第4図は従来装置
を示す側面図である。 10……ブラケット、12……枢軸 16……スプール、20……リンクロッド 22……ピン、24……案内板 26……縦長孔、28……荷役レバー 28a……円筒状基部、28c……アーム部 30……横長孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が制御弁手段のスプールに連節され、
    他端にピンを植設したリンクロッドと、縦長孔を介して
    該ピンをスプール軸心と平行する向きに誘導する案内板
    と、円筒状基部が枢軸に回動可能に支承され、該円筒状
    基部から延びる連節用のアーム部を備えた荷役レバーと
    を有し、該アーム部には荷役レバーの中立時に上記縦長
    孔とほぼ直交する向きに延在する横長孔を設けて上記ピ
    ンと係合せしめたことを特徴とするフオークリフトの荷
    役操作装置。
JP4984089U 1989-04-27 1989-04-27 フォークリフトの荷役操作装置 Expired - Lifetime JPH0642272Y2 (ja)

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JPH02143618U JPH02143618U (ja) 1990-12-05
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JP6530040B1 (ja) * 2017-11-13 2019-06-12 三菱ロジスネクスト株式会社 フォークリフトのインチング機構およびフォークリフト

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JPH02143618U (ja) 1990-12-05

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