JP2537793Y2 - フロントローダの降下速度制御装置 - Google Patents

フロントローダの降下速度制御装置

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JP2537793Y2
JP2537793Y2 JP8105290U JP8105290U JP2537793Y2 JP 2537793 Y2 JP2537793 Y2 JP 2537793Y2 JP 8105290 U JP8105290 U JP 8105290U JP 8105290 U JP8105290 U JP 8105290U JP 2537793 Y2 JP2537793 Y2 JP 2537793Y2
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茂生 野呂
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バケット内の荷の荷重が大きい場合に降下
スピードを自動制御できるようにしたフロントローダの
降下速度制御装置に関する。
[従来の技術] 従来は、先端側にバケットを有するアームをアームシ
リンダにより昇降自在にして構成するフロントローダに
おいて、バケットに所定以上の負荷がかかったことを検
出する圧力スイッチを設けることは、例えば特開昭62−
244929号公報に見られるように知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この圧力スイッチはバケット停止手段
を作動させるためのスイッチであり、この種のフロント
ローダでは、バルブのスプールの動き量は荷重に関係な
く一定となっており、そのため、バケット内の荷の荷重
が大きい場合には、降下スピードが早くなり、従来形で
は制御が難しく、危険でもある、といった不具合を呈し
ていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、簡単な構造に
して好適に実施できるよう提供するものであり、そのた
め、アームシリンダとバルブの間の両油路中にはそれぞ
れ圧力センサを介装するとともに、前記アームシリンダ
の側方にはストロークセンサを配備し、コントローラと
前記各センサを接続して荷重大の際には前記バルブのス
プールの変位量が小となるよう制御可能にして構成した
ものである。
[作用] したがって、バケット内の荷の荷重が大きい場合、両
圧力センサおよびストロークセンサがシリンダ圧力を適
確に検出し、コントローラによりバルブのスプールの変
位量が小となるよう自動制御しながら、荷重によるスピ
ード差がなくなるよう降下スピードを安全状態に制御で
きることになる。
[実施例] 次に、図面に示す実施例について説明する。
第2図はフロントローダの側面図を示し、トラクタ
(A)の前後方向中間部両側に架着した両ブラケット
(9)の上部には両アーム(2)の基部をそれぞれ枢着
し、両アーム(2)の先端部間にはバケット(1)を枢
着し、アーム(2)(2)の中間部間に連結したバケッ
トシルンダ(10)と前記バケット(1)とをリンク(1
1)および連動アーム(12)を介して連結し、前記アー
ム(2)の途中下部に固設した連結板(13)と前記ブラ
ケット(9)との間にアームシルンダ(3)を介装して
従来形構造同様に構成する。
前記トラクタ(A)に装備したバルブ(4)と前記ア
ームシリンダ(3)およびバケットシリンダ(10)とは
油路(5a)(5b)および(14a)(14b)を介してそれぞ
れ連通連設するが、両油路(5a)(5b)中には圧力セン
サ(6a)(6b)をそれぞれ介装し、前記アームシリンダ
(3)の両端側に連結した支持片(15)(16)にはスラ
イドして抵抗値を検出できるストロークセンサ(7)の
両端部を連結して構成する。
また、機体に装備したコントローラ(8)と前記両圧
力センサ(6a)(6b)おおびストロークセンサ(7)と
を第1図に矢印で示すように接続して、荷重大の際に
は、コントローラ(8)からバルブ(4)へ第1図に矢
印で示すように送信しながらバルブ(4)のスプールの
変位量が小となるよう制御可能にして構成する。
したがって、バケット内の荷の荷重が大きい場合、両
圧力センサ(6a)(6b)がアームシルンダ(3)のシリ
ンダ圧力を検出することができることになるが、アーム
(2)の高さが高くてシリンダストロークが大きく圧力
が高くなる状態ではストロークセンサ(7)により適確
に検出することになって、コントローラによりバルブ
(4)のスプールの変位量が小となるよう自動制御でき
ることになり、荷重によるスピード差がなくなるよう降
下スピードを安全状態に制御できることになる。
[考案の効果] このように本考案は、バケット(1)内の荷の荷重が
大きい場合、両圧力センサ(6a)(6b)およびストロー
クセンサ(7)がシリンダ圧力を適確に検出し、コント
ローラ(8)によりバルブ(4)のスプールの変位量が
小となるよう自動制御しながら、荷重によるスピード差
がなるよう降下スピードを自動的に制御できることにな
って、ローダを安全に作動させることができるとともに
ローダに姿勢制御を良好容易に行うことができることに
なり、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である要部を示し、第2図はフ
ロントローダの側面図、第3図はその一部を示す。 (1)……バケット、(2)……アーム (3)……アームシリンダ、(4)……バルブ (5a)(5b)……油路 (6a)(6b)……圧力センサ (7)……ストロークセンサ (8)……コントローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端側にバケット(1)を有するアーム
    (2)をアームシリンダ(3)により昇降自在にして構
    成するフロントローダにおいて、前記アームシリンダ
    (3)とバルブ(4)の間の両油路(5a)(5b)中には
    それぞれ圧力センサ(6a)(6b)を介装するとともに、
    前記アームシリンダ(3)の側方にはストロークセンサ
    (7)を配備し、コントローラ(8)と前記各センサ
    (6a)(6b)(7)を接続して荷重大の際には前記バル
    ブ(4)のスプールの変位量が小となるよう制御可能に
    して構成したことを特徴とする降下速度制御装置。
JP8105290U 1990-07-30 1990-07-30 フロントローダの降下速度制御装置 Expired - Lifetime JP2537793Y2 (ja)

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JPH0441544U JPH0441544U (ja) 1992-04-08
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