JPH0641861Y2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH0641861Y2
JPH0641861Y2 JP8186989U JP8186989U JPH0641861Y2 JP H0641861 Y2 JPH0641861 Y2 JP H0641861Y2 JP 8186989 U JP8186989 U JP 8186989U JP 8186989 U JP8186989 U JP 8186989U JP H0641861 Y2 JPH0641861 Y2 JP H0641861Y2
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JP
Japan
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door
screw
sleeve
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茂 小松
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は自動車用ドアトリムに関するもので、特にドア
ポケット,ドアグリップ等の付属部品を確実かつ堅固に
取り付けることを可能にした自動車用ドアトリムに関す
る。
《従来の技術》 通常、自動車用ドアトリムには、ドアトリム本体の表面
所要部位にドアポケット,ドアグリップ等の付属部品が
組み付けられて、製品の形態をなしている。
第9図は自動車用ドアトリム1の構成を示す断面図であ
り、所要形状に成形された芯材2と、この芯材2の表面
側に一体貼着される表皮材3とからドアトリム本体4が
形成され、このドアトリム本体4にドアポケット5,ドア
グリップ(図示せず)等の付属部品が装着され、芯材2
の裏面側からビス6によりこれら付属部品を固定してい
るのが実情である。
《考案が解決しようとする課題》 ところで、最近の傾向として、軽量化の促進,成形性な
らびに耐衝撃性の向上を狙いとして、硬質ウレタンフォ
ーム等の発泡体を芯材2として使用することが多い。
しかしながら、従来のようにドアポケット5等の付属部
品を芯材2の裏面側からビス止め固定する際、発泡体を
使用した場合では、ビス6を締め付けたとき、芯材2が
ツブレ易く、逆に、芯材2を保護するため、ビス6を緩
めに締めた場合では、付属部品がぐらつき、安定した取
り付けが望めないという不具合が指摘されている。
また、芯材2におけるビス6の取付箇所に前もってピア
ス加工で取付孔7を開設する必要があり、孔開け作業が
付加される関係で、工数が多くなり、製品のコストアッ
プに繋がるという欠点も指摘されている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、本考
案の目的とするところは、発泡体を芯材として使用した
自動車用ドアトリムにおいて、ドアポケット,ドアグリ
ップ等の付属部品を確実かつ堅固にビス止め固定できる
とともに、ビス止めに必要なビス止め孔の孔開け作業を
廃止して、作業工数を短縮化した自動車用ドアトリムを
提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、所要形状に成形
された発泡体からなる芯材の表面側に表皮材を一体貼着
してなるドアトリム本体と、このドアトリム本体の表面
所要部位に装着されるドアポケット,ドアグリップ等の
付属部品とから構成され、付属部品のビス止め孔に対応
して芯材に取付孔が開設されており、芯材裏面側からビ
スをねじ込んで付属部品を固定した自動車用ドアトリム
において、 前記芯材の取付孔には、芯材の成形時に、硬質のスリー
ブがインサートされていることにより、ビス止め部の剛
性が強化されていることを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案による自動車用
ドアトリムによれば、発泡体のモールド成形時、ビス止
め孔が同時に形成できるため、別途ビス止め孔の孔開け
作業が廃止できる。
さらに、芯材のビス止め部に硬質のスリーブが予めイン
サートされているため、芯材のビス止め部位の剛性がこ
のスリーブにより強化される。
《実施例》 以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案に係る自動車用ドアトリムを示す正面
図、第2図は同自動車用ドアトリムの要部を示す断面
図、第3図ないし第5図は同自動車用ドアトリムにおけ
る芯材の成形工程を説明する各断面図、第6図ないし第
8図は本考案に使用する樹脂製スリーブの別実施例を示
す各要部断面図である。
第1図,第2図において、符号10はドアインナーパネル
(図示せず)に内装される自動車用ドアトリムであり、
この自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形された発
泡体からなる芯材11と、この芯材11の表面に装飾性を付
与する表皮材12が貼着されてドアトリム本体13が形成さ
れている。
本実施例では発泡体として硬質ウレタンフォームが使用
されており、発泡体を芯材11として使用する理由として
は、軽量化が促進でき、成形性ならびに耐衝撃製に優れ
ているためである。
そして、ドアトリム本体13の表面適宜箇所にドアポケッ
ト14,ドアグリップ15等の付属部品が装着され、芯材11
の裏面側からビス16によりこれら付属部品をドアトリム
本体13に対して取付固定している。
ところで、本考案の特徴はビス16取付部位における芯材
11の剛性を強化することにあり、芯材11内にABS樹脂,
ポリプロピレン樹脂等の硬質の剛性樹脂製スリーブ17が
予めインサートされている。
従って、第2図から明らかなようにビス16をきつく締め
付けた場合でも、樹脂製スリーブ17が締め付け力を受け
るため、芯材11が変形あるいは、破損することがない。
次に第3図ないし第5図に基づいて芯材11の成形工程に
ついて説明すると、まず、第3図に示すようにモールド
成形用上型20の所定箇所にピン21が立設されており、こ
のピン21に樹脂製スリーブ17が嵌め込まれる。
そして、第4図に示すように表皮材12がセットされたモ
ールド成形用下型22とモールド成形用上型20との間に硬
質ウレタン樹脂液を注入し、所要の型形状にモールド成
形すれば所要形状の芯材11と表皮材12とが一体化される
とともに、ビス止め部位において樹脂製スリーブ17がイ
ンサートされる。
その後、第5図に示すように樹脂製スリーブ17の孔17a
内にビス16を捩じ込んで、図示するようにドアポケット
14のビス止め孔14aに螺着すればドアポケット14等の付
属部品が確実かつ堅固にドアトリム本体13に取付固定す
ることができる。
なお、本考案によれば、樹脂製スリーブ17を保持するピ
ン21があり、結果的にビス止め孔が形成されるため、別
途ビス止め孔を形成する必要がなく、従来のようにビス
止め孔をピアス加工する工数が省ける有利さがある。
次に、第6図ないし第8図は樹脂製スリーブの別実施例
を示すもので、第6図は樹脂製スリーブ23の外周に凹凸
部24を形成し、芯材11と樹脂製スリーブ23とを間をアン
カー効果でより強固に接合することができ、樹脂製スリ
ーブ23は芯材11から脱落しがたい。
また、第7図に示すものは樹脂製スリーブ25に抜け落ち
防止用のフランジ26を形成した実施例であり、本例にお
いても樹脂製スリーブ25はこのフランジ26により芯材11
から脱落することが確実に防止できる。
第8図に示す樹脂製スリーブ27は、ビス16のヘッド部16
aを受けるフランジ28を樹脂製スリーブ27に一体に設け
たもので、剛性がさらに強化される利点がある。
なお、上述した樹脂製スリーブ17,23,25,27に替えて、
金属製スリーブを用いても良い。
このように本考案による自動車用ドアトリム10によれ
ば、ドアポケット14,ドアグリップ15等の取り付けを確
実かつ堅固に行うことができるとともに、従来必要とし
ていたビス止め孔のピアス加工が不要となり、作業工数
も短縮化できる有利さがある。
なお、図示はしないがドアトリム10をドアパネルに対し
て共締めする際のビス止め孔にスリーブを適用しても良
い。
《効果》 以上の記載から明らかなように、本考案による自動車用
ドアトリムによれば以下の格別の作用効果を有する。
本考案によれば、ドアポケット,ドアグリップ等の付
属部品のビス止め箇所における芯材に予め硬質のスリー
ブがインサートされているため、付属部品のビス止め
時、締め付け力はスリーブで受けるため、ビスを強固に
締め付けることができ、ドアポケット,ドアグリップ等
の付属部品を確実かつ堅固に取り付けることができると
いう効果を有する。
本考案によれば、芯材の成形時にスリーブをインサー
トする構成であり、スリーブ保持用のピンが成形金型に
設けられているため、従来のビス止め孔のピアス加工が
不要となり、作業工数が短縮化され、コストダウンに大
きく寄与するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動車用ドアトリムを示す正面
図、第2図は第1図中II-II線断面図、第3図ないし第
5図は同自動車用ドアトリムに使用する芯材の成形工程
を説明する各断面図、第6図ないし第8図は本考案によ
る自動車用ドアトリムに使用する樹脂製スリーブの変形
実施例を示す各断面図、第9図は従来の自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図である。 10…自動車用ドアトリム 11…芯材 12…表皮材 13…ドアトリム本体 14…ドアポケット 15…ドアグリップ 16…ビス 17,23,25,27…樹脂製スリーブ 20…モールド成形用上型 21…ピン 22…モールド成形用下型 24…凹凸部 26,28…フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要形状に成形された発泡体からなる芯材
    (11)の表面側に表皮材(12)を一体貼着してなるドア
    トリム本体(13)と、このドアトリム本体(13)の表面
    所要部位に装着されるドアポケット,ドアグリップ等の
    付属部品(14,15)とから構成され、付属部品(14,15)
    のビス止め孔(14a)に対応して芯材(11)に取付孔が
    開設されており、芯材(11)裏面側からビス(17)をね
    じ込んで付属部品(14,15)を固定した自動車用ドアト
    リムにおいて、 前記芯材(11)の取付孔には、芯材(11)の成形時に、
    硬質のスリーブ(17,23,25,27)がインサートされてい
    ることにより、ビス止め部の剛性が強化されていること
    を特徴とする自動車用ドアトリム。
JP8186989U 1989-07-12 1989-07-12 自動車用ドアトリム Expired - Lifetime JPH0641861Y2 (ja)

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JP8186989U JPH0641861Y2 (ja) 1989-07-12 1989-07-12 自動車用ドアトリム

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Publication Number Publication Date
JPH0322921U JPH0322921U (ja) 1991-03-11
JPH0641861Y2 true JPH0641861Y2 (ja) 1994-11-02

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