JPH0641365Y2 - 自動アンテナ伸縮操作装置における回転力伝達系クラッチ機構 - Google Patents

自動アンテナ伸縮操作装置における回転力伝達系クラッチ機構

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JPH0641365Y2
JPH0641365Y2 JP1988041911U JP4191188U JPH0641365Y2 JP H0641365 Y2 JPH0641365 Y2 JP H0641365Y2 JP 1988041911 U JP1988041911 U JP 1988041911U JP 4191188 U JP4191188 U JP 4191188U JP H0641365 Y2 JPH0641365 Y2 JP H0641365Y2
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clutch
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光弘 菅
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は自動アンテナ回転力伝達系クラッチ機構に係
り、比較的簡易且つコンパクトな構成で、軽負荷条件で
の制動を図り、しかもクラッチ制動力の劣化が殆んど認
められない自動アンテナ回転力伝達系クラッチ機構を提
供しようとするものである。
(産業上の利用分野) 車載用アンテナのように自動的にアンテナを伸縮操作す
るための回転力伝達系クラッチ機構。
(従来の技術) 車載アンテナの如きにおいて自動的な伸縮をなすことは
運転室内にあってアンテナを伸縮し得ることであり、実
用的に頗る有用であって従来から広く採用されている。
ところでこのようなアンテナの自動的な伸縮操作をなす
に当っては、その伸出限、回転力伝達系のクラッチを作
用させ、アンテナ伸縮操作モータからの高抵抗条件で開
放することが必要であり、従来このようなクラッチ機構
としてはアンテナ伸縮操作ワイヤを巻取るドラムまたは
該ワイヤを直接駆動するギヤなどの回転体部分に所定値
以上の回転抵抗(負荷)で駆動源からの連動をオフする
クラッチを組込むことが一般的である。なお特開昭58−
72760号公報においては、上記のようにワイヤを伸縮操
作するギヤと係合しモータ駆動されるウオーム軸に摩擦
クラッチ板部材を対称的に組込むことが提案されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記したような従来一般のものにおいては、そのクラッ
チ力を得しめるための制動部材がワイヤを巻取るドラム
または直接駆動するギヤのような回転体部分、即ちワイ
ヤ操作のための最終出力部分に設けられるものであるか
ら、該クラッチ力もその最終出力に見合った強力なもの
とならざるを得ない。従って前記ワイヤに損傷、劣化を
与えない程度に大径とされたドラムまたはギヤのような
回転体の径に略相当した大型のクラッチ部材が必要で、
又これを弾圧する発条なども当然に大型強力なものとな
り、これらのものを上記のようなドラムまたはワイヤ駆
動ギヤ部分に組込むならばその軸方向において相当に崇
高なものとなり、それらを収容するケースなども含めて
機構全体が大型なものとなる。
又クラッチ機構としては所定のクラッチ作用を的確に得
るために相互に係合する凹凸構造を採用することが多い
が、このような凹凸構造を用いたクラッチ機構ではクラ
ッチ解放時に係合凹凸の嵌脱繰返しによる騒音が発生す
る。
更に該クラッチ機構が経年によっ摩耗すると共に弾性材
のへたりなどを生ずるが、斯うした摩耗ないしへたりは
クラッチ力の強さに比例することは当然で前記のように
強力なクラッチ力を用いたものでは必然的に大きな摩
耗、へたりを生じ、そうした摩耗、へたりに原因したク
ラッチ作用の変化が大で、クラッチ力が減少するものと
なる。
上記したような従来一般のものの不利を避けるべく提案
された前記特開昭58−72760号のものにおいてはモータ
駆動されるウオーム軸部分にクラッチ機構を対設するも
のであることから、その図示上においてそれなりのコン
パクト化を図り得る如く見えるが、この場合においても
最終出力部、即ちワイヤ駆動ギヤ直前の部分におけるク
ラッチであることから最終出力に相当したクラッチ力を
必要とし、その強力性などは前記した従来一般のものと
同然である。又摩擦クラッチ板を用いることも従来一般
と同じで、前記強力性などに原因したクラッチ作用の変
化も同然である。然してこのようなアンテナ自動伸縮装
置の耐用性については従来一般的に伸縮操作ワイヤ(ま
たはロープ)によって支配さていたが、この伸縮操作ワ
イヤについては本考案者等による実開昭60−184303号や
特開昭61−224602号および米国特許第4665406号によっ
て適切に改善され、大幅に向上された結果、今日におい
ては前記のようなクラッチ機構が耐用性を支配すること
になり、即ちクラッチ機構によって自動伸縮装置全般の
耐用性を決定している実情にある。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) アンテナ素子を伸縮操作するためのワイヤまたはロープ
を捲回するドラムをモータで駆動されるウオームにより
回動するようにした自動アンテナ伸縮操作装置におい
て、前記モータの回転軸に対し該モータ回転軸と同軸線
上に前記ウオームを有するウオーム軸を設け、該ウオー
ム軸に設けられた被動ギヤと上記モータ回転軸に設けら
れたピニオンとの間に遊星ギヤを介装し、該遊星ギヤの
取付けられたギヤボックスを前記したモータ回転軸およ
びウオーム軸に回動可能として設けると共に該ギヤボッ
クスに制動機構を設けたことを特徴とする自動アンテナ
伸縮操作装置回転が伝達系クラッチ機構。
作用 アンテナ素子の伸出または縮入可能な条件下においては
モータによる駆動が遊星ギヤを介してウオームおよびウ
オームホイールに伝達されこれらを回動してアンテナ素
子の伸出または縮入を行わせる。
アンテナ素子が伸出限または縮入限に達したならばウオ
ームホイールおよびウオームの回転が停止し、この状態
においてはモータによる駆動力が、停止したウオーム軸
における被動ギヤを中心として遊星ギヤの取付けられた
ギヤボックスをその制動機構による制動力に打勝って回
動する。
モータ回転軸のピニオンから遊星ギヤとウオーム軸の被
動ギヤを介してウオームに与えられる最終出力はそれら
のギヤ間におけるギヤ比で所定のワイヤまたはロープ操
作力となる。これに対しモータ軸ピニオンにより直接に
回動されるギヤボックスの回転力は遥かに小さく、従っ
て該ギヤボックスに対する制動機構の制動力を小さいも
のとする。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実施態様を
添付図面に示すものについて説明すると自動アンテナ伸
縮操作装置の全般的な構成関係は第1図に示す如くであ
って、アンテナ素子15を伸縮操作するためのワイヤまた
はロープ(図示せず)はケース10内のドラム12に捲回さ
れ、該ドラム12には大歯車13が一体的に組み付けられて
回動するように成っており、このような大歯車13はモー
タ8で駆動されるウオーム1と係合したウオームホイー
ル2と同軸の小歯車17と係合していることは従来から普
通に知られているところと同様のものである。本考案で
はこのような構成のものにおけるモータ回転軸18に対し
同軸線上にウオーム軸4を設け、前記モータ回転軸18の
ピニオン9とウオーム軸4の一端に設けられた被動ギヤ
14との間に大小のギヤ3a、3bより成る遊星ギヤ3を係合
させ、該遊星ギヤ3を前記したモータ回転軸18および前
記ウオーム1にワッシャ11を適宜に介装して装着するウ
オーム軸4を中心として回動可能なギヤボックス7内に
設け、該ギヤボックス7には制動機構6を設けてクラッ
チ力を設定する制動力を与えるようにしたものである。
即ちアンテナ素子15が伸出または縮入可能な条件下にお
いては制動機構6による制動でギヤボックス7が固定状
態となり、モータ8による回転作用はピニオン9、遊星
ギヤ3および被動ギヤ14を介してウオーム1を回動し、
ウオームホイール2を介してドラム13を回動せしめアン
テナ素子15の伸縮を行わせる。これに対しアンテナ素子
15が伸出限または縮入限に到達した場合にはウオームホ
イール2およびウオーム1の回動が停止することとな
り、しかもモータ8によるピニオン9の回転が継続する
こととなるが、斯うした場合には遊星ギヤ3が停止して
いる被動ギヤ14を中心として回動せしめられ、即ち制動
機構6による制動力に打勝ってギヤボックス7を上記の
ような被動ギヤ14の周囲において空転し、モータ8の駆
動力がウオーム1およびウオームホイール2部分に伝達
されないこととなる。
上記したような制動機構6として弾性材16による弾圧力
を用いた場合を示したが、このような制動機構6として
は永久磁石などによる吸着制動作用を利用することがで
き、この場合の保持力は不変に近いので、クラッチ力と
してもモータ8による動力伝達は不変状態となり、長期
に亘って安定した作動が得られる。何れにして本考案に
よるものでは制動機構6において必要とされる制動力は
小であって、既述したような従来のものにおいてはアン
テナ伸縮操作力自体と等しい最終出力部において形成さ
れたクラッチ機構であって、相当に大きなクラッチ力を
必要とし、クラッチ時間の長い場合におけるモータの異
常発熱、クラッチ部構成部材における摺動発熱が大き
く、摩耗などによる性能劣化が顕著であるが、本考案に
おいて制動機構6の設けられるギヤボックスは最終負荷
(アンテナ伸縮操作力)をギヤ比によって大とする以前
のモータ回転軸ピニオンで駆動される部体であって、最
も軽負荷の部位における制動操作であり、制動のための
弾圧力は最小状態である。制動操作力の小さいものでよ
いことは当然に摩耗などを小とし、クラッチ力の変動、
劣化も極小である。
アンテナの伸縮操作に関し、モータ回転軸ピニオンから
大ギヤと小ギヤより成る遊星ギヤを介してウオーム軸の
被動ギヤを回転する本考案のものはそれらギヤ間のギヤ
比により所定のアンテナ伸縮操作力を得るためのモータ
出力を比較的小さいものとすることが可能で、モータ自
体の小型化をもたらす。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときにはモータ軸とウ
オーム軸との間に設けられたギヤボックスによる比較的
簡易小型な構成でクラッチ作用を得しめることができ、
又クラッチ力としての作用関係が殆んど変化することな
く耐用性の高い機構を得しめるものであり、それによっ
てこの種自動アンテナ伸縮操作機構全般の耐用性ないし
機能を大幅に改善し得るものであるから実用上その効果
の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであって、第1図
は本考案により自動アンテナ伸縮操作装置の全般的な構
成関係を示した部分切欠側面図、第2図は本考案による
クラッチ機構部分の断面図、第3図はそのギヤボックス
の断面図である。 然してこれらの図面において、1はウオーム、2はウオ
ームホイール、3は遊星ギヤ、3aはその大ギヤ、3bはそ
の小ギヤ、4はウオーム軸、6は制動機構、7はギヤボ
ックス、8はモータ、9はそのピニオン、10はケース、
12はドラム、13は大歯車、14は被動ギヤ、15はアンテナ
素子、18はモータ回転軸を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ素子を伸縮操作するためのワイヤ
    またはロープを捲回するドラムをモータで駆動されるウ
    オームにより回動するようにした自動アンテナ伸縮操作
    装置において、前記モータの回転軸に対し該モータ回転
    軸と同軸線上に前記ウオームを有するウオーム軸を設
    け、該ウオーム軸に設けられた被動ギヤと上記モータ回
    転軸に設けられたピニオンとの間に遊星ギヤを介装し、
    該遊星ギヤの取付けられたギヤボックスを前記したモー
    タ回転軸およびウオーム軸に回動可能として設けると共
    に該ギヤボックスに制動機構を設けたことを特徴とする
    自動アンテナ伸縮操作装置における回転力伝達系クラッ
    チ機構。
JP1988041911U 1988-03-31 1988-03-31 自動アンテナ伸縮操作装置における回転力伝達系クラッチ機構 Expired - Lifetime JPH0641365Y2 (ja)

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JPH01146607U JPH01146607U (ja) 1989-10-09
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JPS5872760A (ja) * 1981-10-26 1983-04-30 Yokowo Mfg Co Ltd 電動伸縮駆動装置
JPS59104605U (ja) * 1982-12-28 1984-07-14 株式会社ヨコオ アンテナの昇降装置
JPS59147302U (ja) * 1983-03-22 1984-10-02 株式会社ヨコオ アンテナ駆動装置
JPS61232703A (ja) * 1985-04-08 1986-10-17 Nippon Denso Co Ltd 車両用電動アンテナ装置

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JPH01146607U (ja) 1989-10-09

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